JP2002035447A - 回転式電気かみそりの内刃と回転式電気かみそり - Google Patents

回転式電気かみそりの内刃と回転式電気かみそり

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JP2002035447A
JP2002035447A JP2000223914A JP2000223914A JP2002035447A JP 2002035447 A JP2002035447 A JP 2002035447A JP 2000223914 A JP2000223914 A JP 2000223914A JP 2000223914 A JP2000223914 A JP 2000223914A JP 2002035447 A JP2002035447 A JP 2002035447A
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    • B26B19/14Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the rotary-cutter type; Cutting heads therefor; Cutters therefor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B26B19/14Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the rotary-cutter type; Cutting heads therefor; Cutters therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内刃の内部に剃られた髭が進入しても内刃の
内部に髭が溜まりにくい回転式電気かみそりの内刃を提
供する。 【解決手段】 平板状に形成されたリング状体87aお
よびリング状体87aの外周縁から起立すると共に複数
並んで形成された支持用起立片87bとを有する刃支持
材87と、各支持用起立片87bの先端に形成された内
刃体85とを具備する回転式電気かみそりの内刃84に
おいて、各支持用起立片87bは、隣接する他の支持用
起立片87bとの間に隙間が生じるように互いに離間し
て形成され、隣接する支持用起立片87b同士がリング
状体87aから離間した位置でリブ87cによって連結
されている。これにより、隣接する支持用起立片87b
同士の対向する側面とリブ87cとリング状体87aの
上面との間に髭排出孔89が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転式電気かみそり
の内刃と回転式電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式電気かみそりについて図
7、図8を用いて説明する。まず、全体構成について説
明すると、電気かみそり10は、内部にモータ12や電
源スイッチ14やモータ12に電力を供給する電源部
(不図示)等が設けられ、髭を剃る場合には人が手で持
つ合成樹脂製の本体ケース16と、この本体ケース16
の上端に着脱自在に装着され、外刃18や内刃20や内
刃20用の内刃基台22等が組み込まれた刃ヘッド部2
4とから構成される。なお、図7、図8では、刃ヘッド
部24に3つの外刃18が、その中心が略正三角形の頂
点に位置するように設けられた電気かみそり10を示す
が、外刃18の数は限定されず、1つ、2つ、また4つ
以上の場合もある。本体ケース16上部の開口部分を覆
うように取り付けられた合成樹脂製の刃受け台26から
は、刃ヘッド部24の内刃20にモータ12の回転力を
伝達するための合成樹脂製の内刃駆動軸28が、内刃2
0の数だけ突出して設けられている。そして、刃ヘッド
部24が本体ケース16(詳細には本体ケース16の刃
受け台26)に取り付けられた際には、内刃20が取り
付けられた内刃基台22に内刃駆動軸28の先端が凹凸
嵌合により連結し、内刃20が内刃駆動軸28から回転
力を受けて内刃駆動軸28と一体に回転できる構成とな
っている。
【0003】次に、各部材の構成について詳細に説明す
る。まず、刃ヘッド部24について説明すると、刃ヘッ
ド部24は、合成樹脂製の刃枠30と、金属製の外刃1
8と、外刃18を保持する合成樹脂製の外刃ホルダ32
と、金属製の内刃20と、内刃20が取り付けられる合
成樹脂製の内刃基台22と、内刃20を回転自在に保持
する合成樹脂製の刃押さえ板34とから構成される。金
属製の外刃18は、全体形状が高さの低い有底の円筒体
が倒立した形状(逆皿状若しくはキャップ状)に形成さ
れ、肌と接触する上面部分には、円環状の外周髭導入領
域Vとこの内側に位置する円環状の内周髭導入領域Wと
が同心状に形成されている。そして、内周髭導入領域W
の内側の領域Xの下面には、後述する内刃基台の端部と
凹凸嵌合して外刃18に対する内刃20の回転軸のぶれ
を防止し、内刃20が外刃18と常に同軸で回転するよ
うにするための位置決め嵌合部36(一例として嵌合凹
部に形成)が形成されている。
【0004】これら髭導入領域V,Wには髭導入口40
が複数開口されている。図7では髭導入口40はそれぞ
れの髭導入領域V,Wの外周側から内周側に至るスリッ
ト状に形成されているが、円形や楕円や長穴形状の小さ
な穴が散在する構成の場合もある。そして、各髭導入領
域V,Wの表面はフラットな面に形成され、図8に示す
外刃18では一例として各髭導入領域V,Wは同一平面
内に位置するように形成されている。この外刃18は合
成樹脂製の外刃ホルダ32に、回転不能、かつ外刃ホル
ダ32からの突出量が変更自在に、かつ外刃ホルダ32
内で全方向へ所定の角度範囲内で傾倒可能に装着されて
いる。そして外刃18は外刃ホルダ32と共に刃枠30
内に、外刃18が刃枠30に形成された外刃用穴42か
らその先端が突出するように装着される。外刃用穴42
の内径は外刃18の外径よりも若干大径に形成されてい
るから、外刃18は、外刃用穴42の軸線に沿って移動
し刃枠30からの突出量が変化可能であるとともに、外
刃用穴42の軸線に対して全方向へ所定の角度範囲内で
傾倒可能に刃枠30に装着されることになる。
【0005】金属製の内刃20は、図8や図9に示すよ
うに、平板状に形成されたリング状体21aおよびこの
リング状体21aの外周縁から起立すると共に等角度間
隔で複数並んで形成された支持用起立片21bとを有す
る刃支持材21と、各支持用起立片21bの先端に形成
された複数の内刃体23とを有している。隣り合う各支
持用起立片21bのリング状体21a側の根元部分は、
リング状体21aの表面から所定の高さYの範囲内で互
いに連結されて全体形状が円筒状に形成されている。よ
って、円筒状に形成された各支持用起立片21bの根元
部分とリング状体21aとによって、内刃20の底面部
分が皿状に構成されることになる。また、内刃体23
は、各支持用起立片21bの一例として三角形に形成さ
れた上部の斜面に、内刃20の側方に向けて突出するよ
うに一体に連結されている。内刃体23の先端は、二股
形状に形成されて全体形状がU字状若しくはY字状に形
成されている。各内刃体23の二股に分かれた各先端の
内、外周側の先端は外刃18の外周髭導入領域Vの内面
に接し、内周側の先端は外刃18の内周髭導入領域Wの
内面に接する。そして内刃20が回転した際には、各内
刃体23の各先端はそれぞれ外刃18の各髭導入領域
V,Wの内面に摺接しつつ回転する。また、内刃20
は、そのリング状体21aの底面に開口する開口部内に
内刃基台22の先端が挿入されることによって、内刃基
台22に取り付けられる。このため、内刃20の当該開
口部は内刃基台22によって閉塞される。
【0006】刃押さえ板34は内刃20を保持する部材
であり、合成樹脂材料を用いて形成され、内刃20と同
数の取付用リング34aと、これら取付用リング34a
を一体に連結する支持枠34bとによって構成される。
また、取付用リング34aの内周面には係止片48が取
付用リング34aの軸線方向に向けて突設されている。
また、刃押さえ板34のセンターには、刃枠30へ取り
付けるための取付用ネジ50が設けられている。
【0007】刃押さえ板34による内刃20の保持構造
について説明する。内刃20が固定される内刃基台22
は合成樹脂材料を用いて柱状に形成されている。そし
て、内刃基台22の一方の端部(図8中の上端部)には
内刃20が固定され、内刃基台22の他方の端部(図8
中の下端部)の外周面にはフランジ部52が形成されて
いる。また、内刃基台22の一方の端部の中心には外刃
18に形成された位置決め嵌合部36と嵌合する位置決
め被嵌合部38(一例として嵌合凸部に形成)が形成さ
れている。また、内刃基台22のフランジ部52の半径
は、取付用リング34aの軸線(中心)からその内周面
に形成された係止片48の内側先端までの距離よりも長
く、かつ内刃基台22のフランジ部52以外の部分の半
径は、取付用リング34aの軸線から係止片48の内側
先端までの距離よりも短い。また、内刃基台22の他方
の端部端面には、内刃駆動軸28の先端に形成された係
合凸部54が嵌まり込む係合凹部56が形成されてい
る。
【0008】そして、内刃基台22に内刃20を固定す
るに際して、まず内刃基台22の一方の端部に内刃20
のリング状体21aを内刃基台22に内刃20を固定す
る。これによりリング状体21aの内側から位置決め被
嵌合部38が突出する。その後、内刃基台22を、その
他方の端部から刃押さえ板34の取付用リング34a内
に挿入する。この際、取付用リング34aの係止片48
と内刃基台22のフランジ部52とが干渉するが、係止
片48を少し撓ませてフランジ部52を取付用リング3
4a内に挿入させる。これにより、取付用リング34a
を挟んでその両側に、取付用リング34aの軸線から係
止片48の内側先端までの距離よりも半径の大きな内刃
20と内刃基台22のフランジ部52が配置される。こ
のため、内刃20は取付用リング34aに、抜けないよ
うに保持されると共に、取付用リング34a内で回転自
在、かつ取付用リング34aの軸線に対して全方向へ傾
倒自在、かつその軸線方向へスライド自在に保持され
る。
【0009】次に、刃枠30への外刃18と内刃20の
取付構造について説明する。まず、刃枠30に、外刃1
8が取り付けられた外刃ホルダ32を装着する。その
後、内刃20を保持した刃押さえ板34を刃枠30に、
取付用ネジ50を刃枠30の内面に設けられた雌螺穴3
0aに螺合させて取り付ける。これによって、外刃ホル
ダ32は刃押さえ板34によって押さえられ、外刃18
と内刃20とが刃枠30に抜脱不能に取り付けられる。
また、取付用ネジ50を逆に回せば、内刃20は刃押さ
え板34と、また外刃18は外刃ホルダ32と一体にな
った形で刃枠30から取り外すことが可能である。
【0010】次に、内刃駆動軸28が配置された本体ケ
ース16について説明する。本体ケース16は、上部が
開口する有底の筒状に形成されている。この内部には、
モータ12、電池(不図示)、制御回路等が内蔵されて
いる。本体ケース16の開口口縁に近い内部には、歯車
軸受け板58が配置されている。歯車軸受け板58に
は、モータ12が出力軸12aを突出した状態で直角に
固定されている。また、出力軸12aに隣接して出力軸
12aと平行に支持軸60が外刃18に対応する位置に
固定されている。そして、出力軸12aにはモータ用歯
車62が取り付けられ、支持軸60にはモータ用歯車6
2と噛合するように合成樹脂製の内刃駆動歯車64が回
転自在に取り付けられている。この内刃駆動歯車64の
上面中央部分には、内刃駆動歯車64に挿通された支持
軸60を覆う円筒状のカバー部65が内刃駆動歯車64
と一体に立設され、さらにこのカバー部65を取り囲む
ように軸係止部70が形成されている。
【0011】また、本体ケース16の上端開口部分に
は、歯車軸受け板58の上方に位置してこの開口部分を
閉塞する刃受け台26が装着されている。この刃受け台
26の各支持軸60の軸線上には、駆動軸用穴66が同
軸に形成されている。そして、内刃駆動軸28は、この
駆動軸用穴66から先端が突出するように配置されてい
る。この内刃駆動軸28の下端外周面には係合突起68
が複数形成され、これら係合突起68が内刃駆動軸28
の下部を囲むように内刃駆動歯車64の上面に形成され
た複数の軸係止部70のそれぞれと係合する。詳細に
は、内刃駆動軸28は内刃駆動歯車64と一体に回転可
能、かつ内刃駆動歯車64の軸線(支持軸60の軸線で
もある)に対して全方向に傾倒可能、かつその軸線に沿
って所定距離だけ移動可能に係合している。また、内刃
駆動軸28は、閉塞された上端に係合凸部54が形成さ
れると共に、下端が開口する筒状体に形成され、その下
端開口部分から内刃駆動歯車64に形成されたカバー部
65が内部に挿入される。また、内刃駆動軸28の内部
には、カバー部65に外嵌された状態でコイルバネ72
が配置される。このコイルバネ72は内刃駆動軸28の
内部上面と内刃駆動歯車64の上面との間に縮長して配
置されるため、内刃駆動歯車64に対して内刃駆動軸2
8を常時上方へ付勢する。なお、コイルバネ72により
内刃駆動軸28は内刃駆動歯車64から離反する方向へ
付勢されるが、内刃駆動軸28が内刃駆動歯車64から
所定距離離間した際には、その下端外周面に形成された
係合突起68が内刃駆動歯車64の上面に形成された軸
係止部70と係合するから、内刃駆動歯車64はカバー
部65から外れない。
【0012】以上の、刃ヘッド部24と本体ケース16
の構造により、本体ケース16に刃ヘッド部24が取り
付けられた際には、内刃基台22の下端部端面に形成さ
れた係合凹部56内に内刃駆動軸28の先端に形成され
た係合凸部54が嵌まり込むと共に、内刃駆動軸28は
内刃基台22に押され、コイルバネ72の付勢力に抗し
て刃受け台26の内部に若干押し込まれた状態となる。
この状態では、内刃20には内刃基台22を介して内刃
駆動軸28からコイルバネ72の付勢力が伝わり、内刃
20は外刃18方向へ押圧される。その結果、内刃20
の内刃体23の先端は外刃18の内周面に密着し、さら
に外刃18は内刃20に押されて刃枠30から最も突出
した状態となる。
【0013】そして、この電気かみそり10を使用して
髭を剃る際には、本体ケース16を手で持ち、刃枠30
の表面から突出する外刃18を肌に当てるようにする。
この場合に肌の形状に対応して外刃18が刃枠30の内
方へ、コイルバネ72の付勢力や押さえ板34の弾性力
に抗して移動したり(つまり刃枠30からの突出量が変
わる)、また適宜傾くことにより、外刃18に形成され
た各髭導入領域V,Wが肌に密着するように維持され
る。なお、外刃18が刃枠30に対して傾いた場合で
も、内刃基台22の端部に形成された位置決め被嵌合部
38と外刃18に形成された位置決め嵌合部36が凹凸
嵌合しているため、内刃20も外刃18の傾きに応じて
傾き、内刃20の内刃体23の各先端は外刃18の各髭
導入領域V,Wの内面に密着した状態が保持される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内刃20と
外刃18とが相俟って切断した髭は、外刃18内方へ取
り込まれ、内刃体23の回転領域を抜けて下方に落下
し、最終的には本体ケース16上部の開口部分を覆うよ
うに取り付けられた合成樹脂製の刃受け台26の表面に
溜まる。
【0015】しかしながら、切断された髭は細かいた
め、全てが内刃体23の回転領域を抜けて下方に落下す
るのではなく、内刃20の回転によって外刃18の内部
で生ずる渦巻き状の風によってその中心側、つまり内刃
20の内部領域内に進入する場合が多い。そして進入し
た髭は、内刃20の底部側に向かうが、この内刃20の
底部の構造は前述したように、リング状体21aと互い
に連結されて円筒状に形成された各支持用起立片21b
の根元部分とによって皿形状に構成されるため、髭の逃
げ場がない。このため内刃20の内底面(リング状体2
1aの上面、とくに、図9(c)に示すようにその外周
縁側の支持用起立片21bとの隅部)に髭73が溜まっ
てしまう。そして、この髭73が溜まる内刃20の内側
は、本来的に髭をためるように設定された刃受け台26
の上面と異なり、清掃のしやすさを考慮したものになっ
ていないために、髭の清掃が行いにくいという課題があ
る。
【0016】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたものであり、その目的とするところは、内刃の内
部に剃られた髭が進入しても内刃の内部に髭が溜まりに
くい回転式電気かみそりの内刃と回転式電気かみそりを
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明に係
る請求項1記載の回転式電気かみそりの内刃は、平板状
に形成されたリング状体および該リング状体の外周縁か
ら起立すると共に複数並んで形成された支持用起立片と
を有する刃支持材と、前記各支持用起立片の先端に形成
された内刃体とを具備する回転式電気かみそりの内刃に
おいて、前記各支持用起立片は、隣接する他の支持用起
立片との間に隙間が生じるように互いに離間して形成さ
れ、隣接する支持用起立片同士が前記リング状体から離
間した位置でリブによって連結されていることを特徴と
する。これにより、内刃の内部に剃られた髭が進入して
リング状体の表面に落下しても、その髭は各支持用起立
片間に生じている隙間の内、リブとリング状体外縁との
間の隙間から内刃の外部領域に抜け出ることができる。
よって、内刃の内部に溜まりにくい。
【0018】また、前記各支持用起立片の幅は、前記リ
ブが接合された部位を挟んで前記リング状体側が前記内
刃体側よりも狭いことを特徴とする。これによれば、髭
が抜け出る隙間の面積が大きくなり、内刃の内部に髭が
一層溜まりにくくなる。
【0019】また、一枚の金属製平板からプレス加工お
よび曲げ加工によって形成され、前記リブは、曲げ加工
によって前記支持用起立片を前記リング状体から起立さ
せる際に中央部分から外方に向けて折曲されて断面V字
状に形成されていることを特徴とする。これによれば、
プレスで製造できるため製品コストが低減できる。
【0020】また、本発明に係る請求項4記載の回転式
電気かみそりは、電動モータを含む本体ケースと、該本
体ケースの上部に着脱自在に装着され、外刃および該外
刃に摺接しつつ回転し、外刃と相俟って髭を剃る内刃を
有する刃ヘッド部とを具備する回転式電気かみそりにお
いて、前記内刃は、請求項1乃至3記載の内刃であるこ
とを特徴とする。
【0021】また、本発明に係る請求項5記載の回転式
電気かみそりは、内周外刃と、該内周外刃を同心状に囲
み、刃枠に形成された外刃用孔から内周外刃と共に先端
が突出するように該刃枠内に装着された円筒状の外周外
刃と、前記内周外刃に摺接する内周内刃と、前記外周外
刃に摺接する外周内刃とを具備し、該外周内刃は、請求
項1乃至3記載の内刃であり、前記外周外刃は前記刃枠
内に前記外刃用穴の軸線に対して傾倒自在かつ該軸線に
沿って移動自在に装着されると共に、内周外刃は外周外
刃に外周外刃の軸線に対して傾倒自在、かつ該軸線に沿
って移動自在に連結され、前記内周内刃は前記内周外刃
に、互いの軸線が常に一致した状態で回転自在に嵌合さ
れ、前記外周内刃は前記外周外刃に、互いの軸線が常に
一致した状態で回転自在に嵌合されていることを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、従来例で
説明した回転式電気かみそり10と同じ構成については
同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。まず、全体の
外観は図7に示す従来のものと略同じであるが、内部構
造が異なる。このため、図1と共に従来例の説明で使用
した図7を用いて回転式電気かみそりの構成を説明す
る。電気かみそり110は、本体ケース16と、この本
体ケース16の上部に着脱自在に装着され、外刃18や
内刃20等が内蔵された刃ヘッド部24とから構成され
る。なお、本実施の形態では図7に示すように刃ヘッド
部24に3つの外刃18(内刃20も同数)が設けられ
た電気かみそり110を例に挙げて説明するが、外刃1
8の数は3つに限定されず、1つ、2つ、さらには4つ
以上の場合にも適用できることは言うまでもない。
【0023】また、本体ケース16の上部に取り付けら
れた刃受け台26からは、刃ヘッド部24の内刃20に
モータ12の回転力を伝達するための内刃駆動軸28
が、内刃20の数だけ突出している。そして刃ヘッド部
24が本体ケース16に取り付けられた際には、内刃2
0が固定された内刃基台22と内刃駆動軸28の先端が
係合することによって、内刃20が内刃駆動軸28と一
体に回転できる構成となっている。この基本構成は従来
例と同じである。
【0024】続いて、従来例の構成と異なる本実施の形
態の各構成について図1〜図6を用いて説明する。ま
ず、刃ヘッド部24について説明する。刃ヘッド部24
は、刃枠30と、外刃18と、外刃18が装着される外
刃ホルダ32と、内刃20と、内刃20が取り付けられ
る内刃基台22と、内刃20を回転自在に保持板34等
から構成される。そして、外刃18は、内周外刃74
と、この内周外刃74を同心状に囲み、刃枠30に形成
された外刃用穴42から内周外刃74と共に先端が突出
するように刃枠30内に装着された略円筒状の外周外刃
76の2つのそれぞれ独立した部材から構成されてい
る。さらに、この外刃18の構成に合わせて、内刃20
も、内周外刃74に摺接して回転する内周内刃82と、
外周外刃76に摺接して回転する外周内刃84の2つの
それぞれ独立した部材から構成されている。
【0025】さらに詳細な構造について説明する。 (外刃の構造)外周外刃76は図2に示すように、同心
状(同軸)に配置された内筒体76aと外筒体76bの
各々の一方の端面(図2では上端面)同士が円環状の板
体76cで連結され、この板体76cに外周髭導入領域
Vが形成されている。髭導入領域Vの髭導入口40は一
例として略放射状に延びるスリット状に形成されている
が、その形状は従来例でも述べたようにスリット状に限
定されるものではない。そして、この内筒体76aには
内筒体76aの軸線方向に沿って延びると共に、他方の
端面(図2では下端面)に達する切欠部76dが複数設
けられている。また、同じく内筒体76aの他方の端面
の、切欠部76dが設けられていない部位には複数の位
置決め用延出片76eが設けられている。
【0026】また、内筒体76aの下部の位置決め用延
出片76e間に固定されて切欠部76dを閉塞し、外刃
18に内刃20を遊びを持たせた状態で連結するための
固定用リング部材80も外周外刃76の一部を構成す
る。この固定用リング部材80の内周側は円筒状に形成
されており、この円筒状部分80aと後述する外周内刃
基台の先端部とが嵌合することによって外周外刃76の
軸線に対して外周内刃84の軸線が一致した状態で外周
内刃84が回転可能となる。なお、本実施の形態の嵌合
関係は、一例として円筒状部分80aに当該先端部が挿
入されて嵌合する関係であるが、構造を逆にして外周内
刃基台の先端部内に円筒状部分80aが挿入されて嵌合
する嵌合関係とすることも可能である。位置決め用延出
片76eはこの固定用リング部材80のための位置決め
手段として機能する。
【0027】内周外刃74は、全体形状が外周外刃76
よりも高さの低い、かつ外径が外周外刃76の内筒体7
6aの内径よりも若干小径な逆皿状(言い換えればキャ
ップ状)に形成されている。そしてその上面74aの外
縁部分に円環状の内周髭導入領域Wが形成されている。
髭導入領域Wの髭導入口40は一例として略放射状に延
びるスリット状に形成されている。また、内周外刃74
の外周面には、外刃18の内筒体76aに設けられた切
欠部76dに対応した位置に、切欠部76dと同数の連
結用突起74bが突設されている。連結用突起74bの
周方向の幅は、切欠部76dの周方向の幅よりも狭く形
成され、切欠部76d内に連結用突起74bが進入して
外周外刃76と内周外刃74が連結した際に外周外刃7
6の内周側で内周外刃74が外周外刃76に対して全方
向に傾倒でき、かつ突出入できるが、相対的な回転が規
制される構造となっている。また、内周外刃74の上面
74a中央部分には、後述する内周内刃基台の位置決め
被嵌合部と嵌合して内周内刃基台に取り付けられる内周
内刃の軸線を内周外刃74の軸線に一致させる位置決め
嵌合部74c(一例として円筒状の嵌合凹部に形成)が
形成されている。なお、図2の78は内周外刃74の上
面74a中央に装着されて位置決め嵌合部74cを覆い
隠すカバーである。
【0028】そして、外周外刃76に内周外刃74を連
結させる手順は、外周外刃76の内筒体76a内に内周
外刃74を、各切欠部76d内に各連結用突起74bを
嵌め込みながら挿入する。その後、固定用リング部材8
0を外周外刃76の位置決め用延出片76e間に配す
る。そして外周外刃76の内筒体76aの他方の端面に
固定用リング部材80の外周縁を溶接して固定用リング
部材80を外周外刃76に固定し、切欠部76dの開放
端部分を閉塞する。なお、内筒体76aの軸線と固定用
リング部材80の軸線は一致させた状態で固定する。こ
れにより、外周外刃76と内周外刃74とは分離不能
に、かつ相対的な回転が抑制された状態で連結される。
【0029】なお、外周外刃76の内側で内周外刃74
は、外周外刃76の軸線方向に沿って外周髭導入領域V
に対して内周髭導入領域Wが突出する位置と、外周髭導
入領域Vに対して内周髭導入領域Wが凹む位置との間で
移動可能である。そして、この外周外刃76と内周外刃
74とが一体に連結されて成る外刃18は、従来例と同
様に、合成樹脂製の外刃ホルダ32に、回転不能、かつ
軸線方向へ所定の範囲内で移動可能、かつ軸線に対して
所定の範囲内で傾倒可能に装着される。そして、外刃1
8は外刃ホルダ32と共に刃枠30内に、外刃18が刃
枠30に形成された外刃用穴42から先端が突出するよ
うに装着される。装着された外刃18の外周外刃76は
刃枠30に対して外刃用穴42の軸線方向へ移動可能、
かつこの軸線を中心に全方向へ傾倒自在であり、また内
周外刃74は外周外刃76に対して外周外刃76の軸線
方向へ移動可能、かつこの軸線を中心に全方向へ傾倒自
在である。
【0030】(内刃の構造)本実施の形態では、外刃1
8の構造に対応して内刃20、内刃基台22も独立した
2つの部材から構成されている点も従来例と相違する点
である。詳細には内刃20は、内周内刃82と外周内刃
84というそれぞれ独立した2つの部材から構成され
る。また、内刃20が取り付けられる内刃基台22も、
それぞれの内刃82,84に対応して内周内刃基台86
と外周内刃基台88の2つの部材から構成される。
【0031】各構成要素の詳細な構造について説明す
る。まず、内周内刃82は、内周髭導入領域Wに対応し
て、同一円周状に一列に等角度間隔で複数立設された内
周内刃体81が、リング状の内周刃支持材83によって
支持されて構成されており、基本的な構成は従来例の内
刃20と同じである。詳細には、内周刃支持材83は、
平板状に形成された内周リング状体83aおよびこの内
周リング状体83aの外周縁から起立すると共に等角度
間隔で複数並んで形成された内周刃支持用起立片83b
とを有している。そして、隣り合う各内周刃支持用起立
片83bの内周リング状体83a側の根元部分は互いに
連結されて全体形状が円筒状に形成されている。よっ
て、円筒状に形成された各内周刃支持用起立片83bの
根元部分と内周リング状体83aとによって、内周内刃
82の底面部分が皿状に構成されている。
【0032】次に、本発明の特徴点である外周内刃84
について詳細に説明する。外周内刃84は、外周髭導入
領域Vに対応して、同一円周状に一列に等角度間隔で複
数立設された外周内刃体85が、本発明に係る刃支持材
であるリング状の外周刃支持材87によって支持されて
構成されている。外周刃支持材87は、平板状に形成さ
れた外周リング状体87aおよびこの外周リング状体8
7aの外周縁から起立すると共に等角度間隔で複数並ん
で形成された外周刃支持用起立片87bと、隣接する外
周刃支持用起立片87b同士を連結するリブ87cとを
有している。
【0033】詳細には、各外周刃支持用起立片87b
は、隣接する他の外周刃支持用起立片87bとの間に隙
間が生じるように互いに離間して形成されている。つま
り、従来の内刃20の各支持用起立片21bのように根
元部分が互いに連結されている構成ではない。そして、
隣接する外周刃支持用起立片87b同士は外周リング状
体87aから離間した位置でリブ87cによって連結さ
れ、補強されている。このため、従来例の内刃20と異
なり、本実施の形態の外周内刃84には、外周リング状
体87aの外縁、隣接する2つの外周刃支持用起立片8
7bの対向する側面およびリブ87cの下面によって開
口縁が構成される髭排出孔89が、外周リング状体87
aの外周縁に沿って等角度間隔で形成される。よって、
髭が外周内刃84の内部に入っても、髭排出孔89から
外周内刃84の外部に排出され、外周内刃84の内部に
溜まりにくいという効果がある。また、外周刃支持用起
立片87b同士がリブ87cで連結され、補強されてい
るため、肉厚も薄くでき、内刃20の軽量化も可能とな
るという効果もある。
【0034】また、各外周刃支持用起立片87b同士を
連結するリブ87cの外周刃支持用起立片87bとの連
結部位は、各外周刃支持用起立片87bの強度を考慮す
ると、髭を切断する際に外力が加わる外周内刃体85が
取り付けられた先端にできる限り近い位置、つまりより
上方位置とすることが好ましい。そしてこのようにリブ
87cの位置をより上方とする、言い換えれば外周リン
グ状体87aの上面からより離間した位置とする。これ
によって、結果として外周刃支持用起立片87bの強度
を確保しつつ、髭排出孔89の開口高さL3も増え、よ
り一層髭が効率よく排出できるようになる。また、さら
に各外周刃支持用起立片87bの幅は、リブ87cが接
合された部位を挟んで外周リング状体87a側(下側)
の幅L1が内刃体である外周内刃体85側(上側)の幅
L2よりも狭くなる構成とすると、支持用起立片87c
の強度を確保しつつ、髭排出孔89の開口幅L4が広く
なって、髭の外周内刃84の内部からの外部への排出が
一層良好に行えるようになる。リブ87cによって連結
された各支持用起立片87cの下端は、当該リブ87c
と外周リング状体87aとに挟まれているため、幅L1
をある程度狭めても十分な強度が確保できるからであ
る。
【0035】本実施の形態のリブ87cは、中央部分か
ら外方に向けて折曲されて断面V字状に形成されてい
る。これは外周内刃84を製造する際に、まず金属平板
を打ち抜いて、外周リング状体87aと当該外周リング
状体87aの外縁から放射状に延びる複数の外周刃支持
材87と当該各外周刃支持材87の先端に連結された外
周内刃体85と各外周刃支持材87同士を連結する複数
のリブ87cとを平面的に形成する。その後、各外周刃
支持材87に対して曲げ加工を施し、外周リング状体8
7aの同じ面側に各外周刃支持材87を約90度曲げる
と共に、その際長さの余るリブ87cを前述のようにV
字状に折り曲げるからである。一枚の金属製平板からプ
レス加工および曲げ加工によって外周内刃84を製造出
来ることによって、製品コストが低減できるという効果
がある。
【0036】(内刃基台の構造)内周内刃基台86は合
成樹脂材料を用いて柱状に形成され、その一方の端部
(図2中の上端部)に内周内刃82が取り付けられる。
そして内周内刃82を貫通する内周内刃基台86の上端
面には、内周外刃74に形成された位置決め嵌合部74
c(一例として嵌合凹部に形成)に嵌合して、内周内刃
基台86の回転軸(軸線)を内周外刃74の軸線に一致
させる位置決め被嵌合部86c(一例として嵌合凸部に
形成)が形成されている。また、この内周内刃基台86
の中途部の外周面には、放射状に抜け止め片86aが突
設されている。また、内周内刃基台86の他方の端部
(図2中の下端部)には、内周内刃基台86の軸線と直
交する方向に沿った最大径部分の断面形状が非円形(本
実施の形態では一例として四角形等の多角形)の瘤状部
86bが形成されている。また、瘤状部86bの下端面
は、突出する曲面(例えば半球状)に形成されている。
この瘤状部86bは後述する内周駆動軸の連結凹部に収
容され、内周内刃基台86と内周駆動軸とが一体に回転
可能、かつ内周駆動軸の軸線に対して内周内刃基台86
が全方向へ傾倒可能に連結される。つまり、瘤状部86
bと連結凹部は自在軸継手を構成する。なお、逆に瘤状
部を内周駆動軸側に形成し、連結凹部を内周内刃基台側
に形成する構成としても良い。
【0037】外周内刃基台88は合成樹脂材料を用いて
円筒体に形成され、その一方の端部(図2中の上端部)
に外周内刃84が外嵌され、外嵌された外周内刃84は
この一方の端部側外周面に形成された固定用フランジ部
88aに取り付けられる。リング状の外周内刃84の内
側に位置する外周内刃基台88の一方の端部先端側88
bは、外周外刃76の固定用リング部材80の円筒状部
分80aに挿入されて嵌合する。これにより、外周内刃
基台88、つまり外周内刃84の軸線が常に外周外刃7
6の軸線に一致するように外周内刃基台88が回転自在
に支持される。よって、外周外刃76内で外周内刃84
の回転軸がぶれることはない。また、外周内刃基台88
の一方の端部側内周面には、中央に内周内刃基台86を
挿入するための基台挿入穴88cが開口された円板状部
材88dが形成されている。この基台挿入穴88cの半
径は内周内刃基台86の軸線から抜け止め片86aの先
端までの距離よりも若干小径に形成されている。また、
外周内刃84の他方の端部(図2中の下端部)の外周面
には抜け止め用フランジ部88eが形成されている。本
実施の形態の固定用フランジ部88aの外径は抜け止め
用フランジ部88eの外径と略同じに設定されている。
具体的には、取付用リング34aの中心から係止片48
の先端までの距離よりも、各フランジ部88a,88e
の半径が若干大径になるように設定される。
【0038】(刃押さえ板の構造)本実施の形態の内刃
20も従来例と同様に、刃押さえ板34に形成された取
付用リング34aに装着されて保持される構成をとる。
ここで、刃押さえ板34が合成樹脂材料を用いて形成さ
れ、内刃20の配置に対応して配置された内刃20と同
数の取付用リング34aが支持枠34bによって連結さ
れる構成は従来例と同じであり、さらに各取付用リング
34aの内周面に係止片48が突設される構成も同じで
ある。また、刃押さえ板34のセンターには取付用ネジ
50が設けられている点も同様である。
【0039】本実施の形態の刃押さえ板34の支持枠3
4bの具体的な構造について、刃押さえ板34の平面形
状を示す図4と刃ヘッド部24の内部構造が示された図
1を用いて説明する。支持枠34bは一例としてU字状
の3つの部材同士が、開口側を外側に向けた状態でY字
型に一体的に連結されて構成されている。また、取付用
ネジ50は、頭部50a、この頭部50aに続く柱状部
50bおよびこの柱状部50bの先端に突出する小径の
ネジ部50cとから構成されている。そして、この柱状
部50bが支持枠34bの中心部分に貫通されると共
に、ネジ部50cの根元部にCリング51等が嵌められ
て、取付用ネジ50は支持枠34bに対して相対回転可
能であるが、支持枠34bから抜脱不能になっている。
また、取付用ネジ50の柱状部50bには図1に示すよ
うにコイルバネ53が外嵌されており、取付用ネジ50
の頭部50aを基準として支持枠34bをCリング方向
へ常時付勢している。この構成にため、支持枠34bに
外力が加わらない状態では支持枠34bはCリングに密
着した状態にあるが、支持枠34bが取付用ネジ50の
頭部50a方向へコイルバネ53の付勢力に抗して均一
の力で押された際には、支持枠34bは取付用ネジ50
の柱状部50bに沿って取付用ネジ50の頭部50a方
向へ移動したり、また加わる力が均一でない場合には取
付用ネジ50の軸線に対して傾いたりする。
【0040】そして、支持枠34bの各U字状の部材の
内側に取付用リング34aが配置され、取付用リング3
4aとU字状の部材とは一例として3点で連結されてい
る。また、図4や図5に示すように、各U字状の部材の
端面には、取付用リング34aを挟んで略対称な位置に
支持片34cが一対形成されている。この支持片34c
は、刃押さえ板34が刃枠30内に装着された際に外刃
ホルダ32の内側に進入して、その先端が外周外刃76
の下端面に接触するものである。なお、支持片34cの
形成位置や数は特に限定されるものではない。
【0041】(刃押さえ板による内刃の保持構造)刃押
さえ板34による内刃20の保持構造について説明す
る。まず、一方の端部側(図1、図2では上端)に外周
内刃84を取り付けた外周内刃基台88を、その他方の
端部側(図1、図2では下端)から刃押さえ板34の取
付用リング34aに挿入して他方の端部側を突出させ
る。この際、外周内刃基台88の他方の端部側外周面に
形成された抜け止め用フランジ部88eは取付用リング
34aの内周面から突出する係止片48と干渉するが、
合成樹脂製の係止片48が弾性変形して撓むことを利用
して、抜け止めフランジ部88eを取付用リング34a
内に押入するようにする。これにより、係止片48を挟
むようにして外周内刃基台88の抜け止め用フランジ部
88eと固定用フランジ部88aとが位置する。また、
これにより従来の内刃20と内刃基台22の場合と同様
に、取付用リング34aの軸線に沿って外周内刃基台8
8が移動すると、係止片48が抜け止め用フランジ部8
8eや固定用フランジ部88aと係合する。よって、外
周内刃基台88は刃押さえ板34に、取付用リング34
aから抜けないで、かつ取付用リング34a内で傾倒自
在かつ回転自在に保持される。
【0042】次に、内周内刃基台86に取り付けた内周
内刃82を、内周内刃基台86の瘤状部86b側から外
周内刃基台88の基台挿入穴88c内に、内周内刃基台
86の外周面に形成された抜け止め片86aを弾性変形
させながら押し入れる。これにより、内周内刃82は、
外周内刃基台88の基台挿入穴88cから落下しない状
態で、かつ回転自在に外周内刃基台88に連結保持され
る。また、この連結された状態においては、内周内刃8
2は外周内刃84に略同心状に取り囲まれた状態とな
る。以上の連結構造によって、刃押さえ板34の取付用
リング34aに、外周内刃84と共に内周内刃82が互
いに独立して回転自在、かつ取付用リング34aの軸線
に対してそれぞれの軸線が独立して全方向へ傾倒自在、
かつ取付用リング34aの軸線方向へそれぞれ独立して
移動自在に保持される。
【0043】(刃枠への外刃、内刃の取付構造)刃枠3
0への外刃18と内刃20の取付構造は、従来例と略同
じである。つまり、まず、内周外刃74と外周外刃76
とが一体に連結されて成る外刃18が取り付けられた外
刃ホルダ32を刃枠30に装着する。その後内周内刃8
2と外周内刃84とが一体に連結されてなる内刃20を
保持した刃押さえ板34を、刃枠30に、コイルバネ5
3を外嵌させた取付用ネジ50を用いて取り付ける。こ
れによって、外刃ホルダ32は図1に示すように刃押さ
え板34の支持枠34bによって押さえられると共に、
外刃ホルダ32に保持された外刃18(詳細には外周外
刃76)は支持枠34bのU字状の部材から延出する支
持片34cによって押さえられ、外刃18と内刃20と
が刃枠30に抜脱不能に取り付けられる。
【0044】また、刃枠30へ刃押さえ板34が取り付
けられた際には、内周内刃基台86に形成された円柱状
の位置決め被嵌合部86cは、内周外刃74に形成され
た円筒状の位置決め嵌合部74c内に進入して嵌合し、
内周外刃74と内周内刃82の軸線が常に一致する状態
となる。また、外周内刃基台88の円筒状の先端部88
bは、外周外刃76の固定用リング部材80の円筒状部
分80a内に進入して嵌合し、外周外刃76と外周内刃
84の軸線が常に一致する状態となる。なお、本実施の
形態では一例として、位置決め被嵌合部86cを円柱状
とし、一方位置決め嵌合部74cを円筒状としている
が、逆に位置決め被嵌合部86cを円筒状とし、一方位
置決め嵌合部74cを円柱状として、位置決め嵌合部7
4cが位置決め被嵌合部86c内に進入して嵌合する構
造とすることも可能である。また、取付用ネジ50を逆
に回すことによって、内刃20は刃押さえ板34と、ま
た外刃18は外刃ホルダ32と一体になった形で刃枠3
0から取り外すことが可能である。
【0045】(本体ケースの構造)次に、内刃駆動軸2
8が配置された本体ケース16の構造について説明す
る。本体ケース16は、合成樹脂材料を用いて上部が開
口する有底の筒体に形成され、内部にはモータ12、電
池(不図示)、制御回路等が内蔵されている。本体ケー
ス16の開口口縁に近い内部には、歯車軸受け板58が
配置されている。歯車軸受け板58には、モータ12が
出力軸12aを突出した状態で固定され、また出力軸1
2aに隣接して出力軸12aと平行に第1支持軸60と
第2支持軸90とが互いに離間して固定されている。本
実施の形態の本体ケース16の特徴点は、前述した外刃
18や内刃20の構造に合わせて、内刃駆動歯車64
が、それぞれ独立した内周内刃駆動歯車(以下、単に内
周駆動歯車)92と、外周内刃駆動歯車(以下、単に外
周駆動歯車)94とから構成される点が特徴点となって
いる。また、内刃駆動軸28も、それぞれ独立した内周
内刃駆動軸(以下、単に内周駆動軸)96と、外周内刃
駆動軸(以下、単に外周駆動軸)98とから構成され
る。
【0046】そして、出力軸12aにはモータ用歯車6
2が取り付けられ、第1支持軸60には、内周内刃82
を回転駆動するための内周駆動歯車92と、この内周駆
動歯車92の上面に載置され、外周内刃84を回転駆動
するための外周駆動歯車94とが互いに独立して回転自
在に取り付けられている。また、第2支持軸90には逆
回転用歯車100が回転自在に取り付けられている。各
歯車62,92,94,100は合成樹脂材料を用いて
形成されている。
【0047】(駆動歯車の構造)さらに詳細に、内周駆
動歯車92と外周駆動歯車94の構造について説明する
と共に、各歯車92,94と、モータ用歯車62および
逆回転用歯車100との噛合関係について説明する。内
周駆動歯車92の構造は、その上面には内周駆動歯車9
2の軸線と同軸に延出する内周柱状体92aが形成され
ている。この内周柱状体92aの内部には、内周駆動歯
車92の下面に開口する第1支持軸用穴92bが、内周
駆動歯車92の軸線と同軸に形成されている。また、内
周柱状体92aの内刃20側の端部(図1や図2中の上
端部)外周面には、内軸係止部92cが突設されてい
る。外周駆動歯車94の構造は、中心に内周柱状体92
aと同軸に、内周柱状体92aが挿入可能な連結用穴9
4aが形成されている。また、上面には連結用穴94a
を囲むように、外周用係止部(以下、単に外軸係止部)
70が形成されている。また、この外軸係止部70は図
2に示すように、外周駆動歯車94の軸線を中心とした
同心円上に離間して突設されたフック片70aとガイド
片70bとから構成され、これらは図2では一例として
4対形成されている。また、外周駆動歯車94の歯部が
形成された外縁の直径は一例として、内周駆動歯車92
の歯部が形成された外縁の直径よりも大径に形成されて
いる。
【0048】そして、図3に示すようにモータ用歯車6
2は、各外周駆動歯車94および各逆回転用歯車100
と噛合する。また、各内周駆動歯車92はそれぞれに対
応した逆回転用歯車100と噛合する。この構成によ
り、モータ用歯車62の回転は直接各外周駆動歯車94
に伝達されると共に、各逆回転用歯車100を介して各
内周駆動歯車92に伝達される。そして、各内周駆動歯
車92の回転方向は、モータ用歯車62との間に逆回転
用歯車100が一つ介在するため、各外周駆動歯車94
の回転方向と逆方向になる。ここで、内周駆動歯車92
や外周駆動歯車94や逆回転用歯車100の歯数を適宜
設定することによって、内周駆動歯車92と外周駆動歯
車94の回転数、すなわち内周内刃82と外周内刃84
の各回転数を調節することができる。また、当然に内周
内刃82と外周内刃84のそれぞれの周速も調節するこ
とができる。従って、各内刃82,84の回転数や周速
を、実験や経験で求められた最適なものに独立して設定
することができ、剃り味の向上が図れるようになる。
【0049】(内刃駆動軸の構造)また、本体ケース1
6の開口部分には、この開口部分を閉塞するように、刃
受け台26が装着されている。この刃受け台26の第1
支持軸60に対応する部位(第1支持軸60の真上)に
は、同軸に駆動軸用穴66が形成され、この駆動軸用穴
66から先端が突出して内刃駆動軸28が配置されてい
る。この内刃駆動軸28は、モータ12の回転力を内刃
20に伝達するためのものであり、詳細には内周内刃8
2を回転駆動するための筒状の内周駆動軸96と、この
内周駆動軸96を取り囲むように配置され、外周内刃8
4を回転駆動するための筒状の外周駆動軸98とから構
成されている。これら駆動軸96,98は合成樹脂材料
を用いて形成されている。
【0050】さらに詳細に、各駆動軸96,98の構造
と、各駆動歯車92,94や各内刃基台86,88との
連結構造について説明する。内周駆動軸96は、内刃2
0側の端部(図1や図2中の上端部)が閉塞された筒状
に形成され、閉塞された端部には内周内刃基台86の瘤
状部86bとの連結凹部96aが形成されている。ま
た、内周駆動軸96の外周面には軸線方向に沿って下方
へ延びる一対のスリット96bが一例として2組形成さ
れ、各一対のスリット96bで挟まれた領域が弾性変形
可能な舌片96cに形成されている。そして、2つの舌
片96cには軸線方向に延びる係合用長穴96dがそれ
ぞれ形成されている。連結凹部96aは本実施の形態で
は、内周内刃基台86の瘤状部86bが挿入できる凹状
に形成され、内周駆動軸96の軸線と直角な平面で切断
した際の凹状の連結凹部96aの内周面の断面形状は、
瘤状部86bの軸線方向と直交する方向に沿った断面形
状に合わせて非円形(本実施の形態では一例として四角
形)となるように形成されている。
【0051】これにより、連結凹部96a内に瘤状部8
6bが挿入された内周内刃基台86は、内周駆動軸96
が回転すると内周駆動軸96の回転に伴って回転し、内
周内刃82に内周駆動軸96の回転力を伝達できる。ま
た、内周内刃基台86のこの瘤状部86bの上部側の直
径が、瘤状部86bと比べて結果的に絞りこまれて小径
に形成され、かつ連結凹部96aの内底面と当接する瘤
状部86bの下面の形状が凸状曲面に形成されているか
ら、内周内刃基台86は連結凹部96aの口縁部分が内
周内刃基台86の外周面と干渉しないで、瘤状部86b
を支点として内周駆動軸96の軸線に対して所定の角度
範囲内で全方向へスムーズに傾倒自在となる。
【0052】(内刃駆動歯車と内刃駆動軸の構造)そし
て、この内周駆動軸96は内部に内周バネ102(一例
としてコイルバネであるが、板バネ等でも良い)を収容
した状態で、外周駆動歯車94の上面から突出する内周
駆動歯車92の内周柱状体92aに、内周柱状体92a
の上方から被せて装着される。内周駆動軸96を内周駆
動歯車92の内周柱状体92aに被せる際、内周駆動軸
96に形成された舌片96cの下端は、内周柱状体92
aの先端外周面に形成された内軸係止部92cに一旦突
き当たるが、舌片96cが弾性変形して係合用長穴96
d内に内軸係止部92cが嵌まり込む。
【0053】そして、一旦係合用長穴96dに内軸係止
部92cが嵌まり込んだ後には、内周駆動軸96は縮長
された内周バネ102から受ける付勢力によって、内周
柱状体92aから離反する方向へ常時付勢されている
が、内軸係止部92cが係合用長穴96dの下方内周面
と係合することによって内周柱状体92aから外れるこ
とはない。これにより、内周駆動軸96は内周駆動歯車
92と相対回転不能に連結されて、内周駆動歯車92と
一体となって回転すると共に、係合用長穴96dの長さ
の範囲内で軸線方向に沿って移動可能となる。従って、
内周駆動軸96と連結された内周内刃基台86およびこ
の内周内刃基台86に取り付けられた内周内刃82は、
内周駆動歯車92と一体に回転できるようになる。
【0054】外周駆動軸98は筒状に形成され、上端面
には外周内刃基台88の下端部と係合する外基台係合片
98aが周方向に並んで複数(本実施の形態では4つ)
形成されている。また、外周駆動軸98の下端部外周面
には、外周駆動歯車94に形成された外軸係止部70と
係合する係合突起98bが、外軸係止部70と同数形成
されている。そして、この外周駆動軸98は、内部に外
周コイルバネ72を収容した状態で、外周コイルバネ7
2と共に内周駆動軸96に外嵌される。この際、外周駆
動軸98の下端部に形成された係合突起98bは、外軸
係止部70を構成するフック片70aとガイド片70b
との間に進入してフック片70aと係合する。
【0055】外周駆動軸98が内周駆動軸96に外嵌さ
れた際には、外周コイルバネ72は、その下端は外周駆
動歯車94の上面に当接し、その上端は外周駆動軸98
の内周面に形成された段差部分に当接して縮長した状態
となる。これにより、外周駆動軸98は外周駆動歯車9
4から常時離反する方向の付勢力を外周コイルバネ72
から受けるが、外周駆動軸98がガイド片70bに沿っ
て上方へ移動した場合でもその下端部の外周面に形成さ
れた係合突起98bが外軸係止部70のフック片70a
と係合した時点で上方への移動が規制され、内周駆動軸
96から外れることはない。
【0056】これにより、外周駆動軸98は外周駆動歯
車94と相対回転不能に連結され、外周駆動歯車94と
一体に回転できる。従って、外周駆動軸98と連結され
た外周内刃基台88およびこの外周内刃基台88に取り
付けられた外周内刃84は、外周駆動歯車94と一体に
回転できるようになる。
【0057】(刃ヘッド部と本体ケースとの連結構造)
以上の、刃ヘッド部24と本体ケース16の構造によ
り、本体ケース16に刃ヘッド部24が取り付けられた
際には、内周内刃基台86の瘤状部86bは内周駆動軸
96の連結凹部96aと連結する。また,外周内刃基台
88の下端部は外周駆動軸98に形成された外基台係合
片98aと係合する。また、内周駆動軸96は内周内刃
基台86によって内周バネ102の付勢力に抗して刃受
け台26の内側方向へ押され、また外周駆動軸98は内
周内刃基台86によって外周コイルバネ72の付勢力に
抗して刃受け台26の内側方向へ押された状態となる。
この状態では、内周内刃82には内周内刃基台86を介
して内周駆動軸96から内周バネ102の付勢力が伝わ
り、内周内刃82は内周外刃74方向へ押圧されて内周
外刃74の内周髭導入領域Wの内面と密着する。また、
外周内刃84には外周内刃基台88を介して外周駆動軸
98から外周コイルバネ72の付勢力が伝わり、外周内
刃84は外周外刃76方向へ押圧されて、外周外刃76
の外周髭導入領域Vの内面と密着する。そして、さらに
各外刃74,76は各内刃82,84に押されて刃枠3
0から最も突出した状態となる。また、外周外刃76は
前述のように、図5の如く刃押さえ板34の支持枠34
bに形成された支持片34cによって外刃ホルダ32の
上端側に押さえつけられた状態となっている。このた
め、外周外刃76が肌に触れて外周外刃76が刃枠30
内に移動する際には、外周コイルバネ72の付勢力と共
に取付用ネジ50に外嵌されたコイルバネ53の付勢力
に抗して移動することになる。なお、内周外刃74の場
合には、内周外刃74は内周バネ102の付勢力にのみ
抗して移動することになる。
【0058】そして、この電気かみそり110を使用し
て髭を剃る際には、本体ケース16を手で持ち、刃枠3
0の表面から突出する外刃18を肌に当てるようにす
る。外刃18が肌に接触していない状態では、外周外刃
76(外周内刃84)の軸線、内周外刃74(内周内刃
82)の軸線は、外周駆動軸98の軸線、内周駆動軸9
6の軸線と共に、第1支持軸60の軸線上に位置してい
る。そして髭を剃るために外刃18を肌に押し当てて肌
から外刃18に所定以上の外力が加わった場合には、肌
の形状に対応して、外周外刃76が刃枠30の内方へ、
外周コイルバネ72やコイルバネ53の付勢力に抗して
移動したり、また外刃用穴42の軸線に対して全方向へ
傾倒する。
【0059】さらには、刃枠30に対する外周外刃76
の動きとは独立して、内周外刃74が外周外刃76の内
方へ、内周バネ102の付勢力に抗して移動したり、ま
た外周外刃76の軸線に対して全方向へ傾倒する。肌か
らの外力が減少すると、内周外刃74や外周外刃76は
内周バネ102や外周コイルバネ72やコイルバネ53
の付勢力により元の位置に戻る。つまり、髭を剃る際に
は、内周駆動軸96の軸線は、内周駆動軸96が内周駆
動歯車92の内周柱状体92aに外嵌されて装着されて
いるため、第1支持軸60の軸線に対して傾倒しない
が、他の外周外刃76(外周内刃84)の軸線や内周外
刃74(内周内刃82)の軸線や外周駆動軸98の軸線
は、外刃18が肌から受ける外力の方向に従って第1支
持軸60の軸線に対して適宜傾倒する。従って、肌の形
状に対応して、外刃18の肌との接触面の形状が変化で
きる。具体的には外刃18の肌との接触面に形成された
内周髭導入領域Wと外周髭導入領域Vの位置関係が変化
して、肌の形状が種々変化しても各内周髭導入領域Wと
外周髭導入領域Vが共に肌へ面で密着できるようにで
き、髭剃りの効率が一層向上する。
【0060】また、本実施の形態では、内周内刃82と
外周内刃84を独立の部材として構成すると共に、その
駆動系、つまり駆動歯車92,94や内周駆動軸96,
98もそれぞれ専用に個別の構成としている。このた
め、逆回転用歯車100を介して内周駆動歯車92に回
転力を加え、内周内刃82と外周内刃84の回転方向を
逆にすることができる。これにより、内周内刃82と外
周内刃84が同じ回転方向に回転する場合の剃り味と異
なる剃り味をユーザーに提供することができる。すなわ
ち、各内刃82,84の回転方向が逆なため、肌からの
生え方向が異なる髭が混在する場合でも効率良く髭を剃
ることができる。なお、逆回転用歯車100を設けず、
各駆動歯車92,94の直径を同じにしてモータ用歯車
62で駆動することで同方向の回転とすることも可能で
ある。
【0061】また、外刃18が肌に触れていない状態に
おいて、内周外刃74の接触面と外周外刃76の接触面
のそれぞれの刃枠30の表面からの突出量は同じでも良
いが、内周外刃74の方が外周外刃76よりも突出して
いる構成としても良い。突出させた構成とすると、外周
外刃76の接触面の外周側の角部分だけでなく、内周外
刃74の接触面の外周側の角部分も肌に当たり易くな
る。従って、各角部分にまで延びるスリット40の開口
部分から髭がスリット40内に入り易くなるから髭剃り
効果が上がる。
【0062】また、内周外刃74が内周内刃82から受
ける付勢力の方が、外周外刃76が外周内刃84や刃押
さえ板34から受ける付勢力よりも強くしておくと良
い。なぜなら、外刃18を肌に当てた際には、肌からの
外力によって内周外刃74と外周外刃76はそれぞれ独
立して刃枠30の内方へ移動するが、内周外刃74が受
ける付勢力の方が、外周外刃76が受ける付勢力よりも
強いため、外周外刃76の方がより刃枠30の内方へ移
動し、結果として前述した「内周外刃74の方が外周外
刃76よりも突出している構成」となり、この構成に基
づく前記効果を得ることができるからである。このよう
に内周外刃74が内周内刃82から受ける付勢力の方
が、外周外刃76が外周内刃84や刃押さえ板34から
受ける付勢力よりも強するためには、内周バネ102の
付勢力の強さを、外周コイルバネ72の付勢力にコイル
バネ53の付勢力を加えた強さより大きく設定すること
が必要である。
【0063】なお、「内周外刃74の方が外周外刃76
よりも突出している構成」と「内周外刃74が内周内刃
82から受ける付勢力の方が、外周外刃76が外周内刃
84や刃押さえ板34から受ける付勢力よりも強い構
成」の両方の構成を併せ持つ構成とすると、ある程度強
く肌に当てた際にも、内周外刃74が外周外刃76より
も突出する状態を維持でき、上述したような両外刃7
4,76の角部分からの髭の取り込みが行える時間が長
くなって髭剃り効果が一層高まるから、より効果的であ
る。
【0064】また、上述した実施の形態では、外周内刃
84にのみ髭排出孔89を設ける構成としているが、内
周内刃82も同様の構成として髭排出孔を設けるように
しても良いし、また内周内刃82にのみ髭排出孔を設け
る構成としても良い。また、上述した実施の形態では、
各支持用起立片87bは、隣接する他の支持用起立片8
7bとの間に隙間が生じるように互いに離間して形成
し、隣接する支持用起立片87b同士をリング状体87
aから離間した位置でリブ87cで連結することによっ
て、リブ87cと隣接する支持用起立片87cの対向す
る各側面とリング状体87aの上面との間に髭排出孔8
9が形成される構成であったが、髭排出孔89を形成す
る構成はこれに限定されず、例えば従来例の図9に示す
内刃20において、リング状体21aの表面から所定の
高さYの範囲内で互いに連結する各支持用起立片21b
のリング状体21a側の根元部分に、一点鎖線で示すよ
うに孔を貫通して設け、髭排出孔89とする構成でも良
い。髭排出孔89の間隔は等角度間隔とすることが好ま
しいが、等角度間隔でない構成も可能である。なお、こ
の際髭排出孔89は内刃20の内部に入った髭が外部に
出やすいように、リング状体21aの表面から開口する
構成が望ましい。
【0065】また、上述した実施の形態では、外刃が接
触する肌の形状が変化しても、外刃を構成する外周外刃
と内周外刃がそれぞれ独立して動き、これら各外刃の各
接触面が共に肌に面で接触し易くなる。よって、髭の剃
り具合が良好になる。また、内周内刃と外周内刃を独立
の部材として構成すると共に、その駆動系もそれぞれ専
用の別系統の構成とすると、逆回転用歯車を介して内周
駆動歯車に回転力を加えることで、内周内刃と外周内刃
の回転方向を逆にすることができる。よって、肌からの
生え方向が異なる髭が混在する場合でも効率よく髭を剃
ることができるようにするという目的のために、内刃
を、外周内刃84と内周内刃82の2つで構成した電気
かみそりを例に挙げて説明してきたが、この構造の電気
かみそりに限らず、従来例で説明したような内刃が一つ
のものにも本発明を適用できることはもちろんである。
つまり、図8に示すように、電動モータ12を含む本体
ケース16と、本体ケース16の上部に着脱自在に装着
され、外刃18および外刃18に摺接しつつ回転し、外
刃18と相俟って髭を剃る内刃20を有する刃ヘッド部
24とを具備する回転式電気かみそり10において、当
該内刃20を、上述した外周内刃84のように構成し
て、髭が内刃20内に溜まりにくくすることも可能であ
る。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る回転式電気かみそりの内刃
や回転式電気かみそりによれば、内刃の内部に剃られた
髭が進入してリング状体の表面に落下しても、その髭は
各支持用起立片間に生じている隙間の内、リブとリング
状体外縁との間の隙間から内刃の外部領域に抜け出るこ
とができる。よって、内刃の内部に髭が溜まりにくくす
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気かみそりの刃ヘッド部内の構
造を示す要部断面図である。
【図2】外刃と内刃の構造およびそれらの駆動系の構造
を示す分解斜視図である。
【図3】内周駆動歯車、外周駆動歯車、モータ用歯車お
よび逆回転用歯車の噛合関係を説明するための平面図で
ある。
【図4】刃ヘッド部の底面図である。
【図5】刃ヘッド部が本体ケースに装着された状態での
図4におけるA−A部分の断面図である。
【図6】(a)は本実施の形態の外周内刃の斜視図、
(b)はその正面図、(c)はその平面図である。
【図7】電気かみそりの外観を示す斜視図である。
【図8】従来の電気かみそりの刃ヘッド部内の構造を示
す要部断面図である。
【図9】(a)は従来の内刃の斜視図、(b)はその正
面図、(c)はその平面図である。
【符号の説明】
84 外周内刃 85 外周内刃体 87 外周刃支持材 87a 外周リング状体 87b 外周刃支持用起立片 87c リブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状に形成されたリング状体および該
    リング状体の外周縁から起立すると共に複数並んで形成
    された支持用起立片とを有する刃支持材と、 前記各支持用起立片の先端に形成された内刃体とを具備
    する回転式電気かみそりの内刃において、 前記各支持用起立片は、隣接する他の支持用起立片との
    間に隙間が生じるように互いに離間して形成され、隣接
    する支持用起立片同士が前記リング状体から離間した位
    置でリブによって連結されていることを特徴とする回転
    式電気かみそりの内刃。
  2. 【請求項2】 前記各支持用起立片の幅は、前記リブが
    接合された部位を挟んで前記リング状体側が前記内刃体
    側よりも狭いことを特徴とする請求項1記載の回転式電
    気かみそりの内刃。
  3. 【請求項3】 一枚の金属製平板からプレス加工および
    曲げ加工によって形成され、前記リブは、曲げ加工によ
    って前記支持用起立片を前記リング状体から起立させる
    際に中央部分から外方に向けて折曲されて断面V字状に
    形成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の回転式電気かみそりの内刃。
  4. 【請求項4】 電動モータを含む本体ケースと、 該本体ケースの上部に着脱自在に装着され、外刃および
    該外刃に摺接しつつ回転し、外刃と相俟って髭を剃る内
    刃を有する刃ヘッド部とを具備する回転式電気かみそり
    において、 前記内刃は、請求項1乃至3記載の内刃であることを特
    徴とする電気かみそり。
  5. 【請求項5】 内周外刃と、 該内周外刃を同心状に囲み、刃枠に形成された外刃用孔
    から内周外刃と共に先端が突出するように該刃枠内に装
    着された円筒状の外周外刃と、 前記内周外刃に摺接する内周内刃と、 前記外周外刃に摺接する外周内刃とを具備し、 該外周内刃は、請求項1乃至3記載の内刃であり、 前記外周外刃は前記刃枠内に前記外刃用穴の軸線に対し
    て傾倒自在かつ該軸線に沿って移動自在に装着されると
    共に、内周外刃は外周外刃に外周外刃の軸線に対して傾
    倒自在、かつ該軸線に沿って移動自在に連結され、 前記内周内刃は前記内周外刃に、互いの軸線が常に一致
    した状態で回転自在に嵌合され、 前記外周内刃は前記外周外刃に、互いの軸線が常に一致
    した状態で回転自在に嵌合されていることを特徴とする
    回転式電気かみそり。
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