JP2002030426A - 成膜方法及び装置 - Google Patents

成膜方法及び装置

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JP2002030426A
JP2002030426A JP2000207163A JP2000207163A JP2002030426A JP 2002030426 A JP2002030426 A JP 2002030426A JP 2000207163 A JP2000207163 A JP 2000207163A JP 2000207163 A JP2000207163 A JP 2000207163A JP 2002030426 A JP2002030426 A JP 2002030426A
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oxygen
film forming
layer
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JP2000207163A
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Ryoji Chikugo
了治 筑後
Toshiyuki Sakami
俊之 酒見
Takaaki Kuji
卓見 久慈
Takashi Isoda
高志 磯田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上の下地層を傷めず、下地層との関係で
良好な透明導電膜を形成することができる成膜方法及び
装置を提供すること。 【解決手段】 ハース51の材料ロッド53は、プラズ
マビームPBからの電流により加熱されて昇華する。こ
の蒸気は、プラズマビームPBによりイオン化され、基
板Wの表面に付着して被膜を形成する。成膜の初期段階
で、適正量より酸素が欠乏した雰囲気で、基板W上に初
期層を形成する。このように酸素が欠乏した状態では、
下地の基板Wにプラズマダメージを生じさせることがな
く、形成された初期層を低応力の膜とすることができ
る。その後の段階では、適正量の酸素を含有する雰囲気
で、初期層上に本体層を形成する。この場合、酸素が適
量であるため、得られた本体層は透明度が高く、かつ、
比抵抗が低く、良好な特性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、プラズマビーム
を用いて基板上に透明導電膜を形成するための成膜方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】透明導電膜用の成膜装置として、例えば
特開平9−194232号公報に開示のイオンプレーテ
ィング装置がある。このイオンプレーティング装置で
は、圧力勾配型のプラズマガンからのプラズマビームを
ハースに導き、ハース中に収容した透明導電膜の材料で
ある酸化インジウム及び酸化錫を含む蒸発物質を昇華さ
せてイオン化し、このように蒸発・イオン化した蒸着物
質の粒子をハースと対向して搬送される基板の表面に付
着させてここにITO膜を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
成膜装置では、成膜に際して基板上の下地層を傷めた
り、下地層との関係で良好な透明導電膜が得られなかっ
たりする場合がある。特にカラーフィルタ上への透明導
電膜の形成に際しては、プラズマダメージによってカラ
ーフィルタが劣化したり、膜応力によって透明導電膜に
割れや皺が生じることがあった。
【0004】なお、このような事情は、スパッタリング
を用いた透明導電膜の形成でも同様に生じていた。
【0005】そこで、本発明は、基板上の下地層を傷め
ず、良好な特性の透明導電膜を形成することができる成
膜方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の成膜方法は、成膜室中に配置された材料蒸
発源に向けてプラズマビームを供給しつつ材料蒸発源か
ら膜材料を蒸発させて、成膜室中において材料蒸発源に
対向して配置される基板の表面に付着させる成膜方法で
あって、基板の表面に適正量よりも酸素が欠乏した雰囲
気で初期層を形成する第1工程と、初期層上に適正量の
酸素を含有する雰囲気で本体層を形成する第2工程とを
備える。なお、蒸発させる膜材料としては、導電性若し
くは絶縁性の酸化物膜材料、具体的には酸化インジウム
及び酸化錫を焼結したITOタブレット等を用いること
ができ、このようなタブレットをプラズマビーム下で昇
華させることにより、透明導電膜を基板上に形成するこ
とができる。また、初期層の厚みは、好適には50〜5
00Å程度とし、本体層の厚みは、好適には1000Å
程度以上とする。
【0007】上記方法の場合、第1工程で基板の表面に
適正量よりも酸素が欠乏した雰囲気で初期層を形成する
ので、得られた初期層は、酸欠状態の組成であり、透明
度が比較的低く比抵抗が比較的高いが、下地との関係で
低応力の膜となっており、下地に与えるプラズマダメー
ジも比較的小さい。また、上記方法の場合、第2工程で
初期層上に適正量の酸素を含有する雰囲気で本体層を形
成するので、得られた本体層は、適正酸素量の組成であ
り、透明度が高く比抵抗が低い良好な特性となってい
る。この第2工程では、第1工程で形成した初期層が保
護層となって基板の下地にプラズマダメージを与えな
い。また、初期層と本体層は比較的組成が近似し、本体
層は初期層の影響を受けて成長するので、本体層は比較
的低応力の膜となる。
【0008】上記成膜方法の好ましい態様では、第1工
程において基板を成膜室中で材料蒸発源に対向して移動
させるとともに、基板の各部を材料蒸発源の上方の成膜
空間に徐々に搬入させる際に、当該各部に成膜室中の雰
囲気よりも酸素濃度の低いガスを供給する。この場合、
基板を搬送しつつ連続的に成膜できる上、成膜室中の雰
囲気を切り替えることなく、簡易な手法で初期層と本体
層とを形成することができる。
【0009】また、別の態様では、第1工程と第2工程
とが、成膜室の雰囲気を切り替えて行われ、第1工程に
おける成膜室中の酸素分圧が、第2工程における成膜室
中の酸素分圧よりも低く設定される。この場合、成膜室
の雰囲気を切り替えることにより、第1工程における成
膜室中の酸素分圧が、第2工程における場合よりも低く
設定されるので、基板を成膜室中に固定して成膜する場
合にも、初期層上に低応力の本体層を形成することがで
きる。
【0010】また、本発明の成膜装置は、プラズマビー
ムを成膜室中に供給するプラズマ源と、成膜室中に配置
されプラズマビームを導くとともに、膜材料を含む材料
蒸発源を有するハースと、基板上に初期層を形成する段
階で、当該初期層上に本体層を形成する段階よりも、基
板表面に供給する酸素ガスの濃度を低減する雰囲気調節
機構とを備える。
【0011】上記装置の場合、雰囲気調節機構を適宜動
作させることにより、基板の表面に適正量よりも酸素が
欠乏した雰囲気で初期層を形成することができ、この初
期層上に適正量の酸素を含有する雰囲気で本体層を形成
することができる。このようにして得られた初期層は、
酸欠状態の組成であり、下地との関係で低応力の膜とな
っており、下地に与えるプラズマダメージも比較的小さ
い。また、初期層上に適正量の酸素を含有する雰囲気で
本体層を形成するので、得られた本体層は、適正酸素量
の組成であり、透明度が高く比抵抗が低い良好な特性と
なっている。この本体層の形成に際しては、初期層が保
護層となって基板の下地にプラズマダメージを与えな
い。また、初期層と本体層は比較的組成が近似し、本体
層は初期層の影響を受けて成長するので、本体層は比較
的低応力の膜となる。
【0012】また、上記成膜装置の好ましい態様では、
基板を成膜室中にハースに対向して支持しつつ搬送する
搬送装置をさらに備え、ガス供給機構が、基板が搬送装
置によって材料蒸発源の上方の成膜空間に搬入される際
に、基板の各部にガスを吹き付けるガス吹き付け装置、
例えば、ノズル装置を有する。
【0013】この場合、搬送装置によって基板を搬送し
つつ連続的に成膜できる上、ノズル装置によって基板の
各部にガスを吹き付けるだけで、成膜室中の雰囲気を切
り替えることなく、簡易な方法で1つの装置で初期層と
本体層とを形成することができる。
【0014】また、別の態様は、ハースの周囲に環状に
配置された磁石、又は磁石及びコイルからなりハースの
近接した上方の磁界を制御する磁場制御部材をさらに備
え、プラズマ源は、アーク放電を利用した圧力勾配型の
プラズマガンである。この場合、磁場制御部材によって
ハースに入射するプラズマビームをカスプ状磁場で修正
してより均一な厚みの膜を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、第1実
施形態の成膜装置の全体構造を概略的に説明する図であ
る。この成膜装置は、成膜室である真空容器10と、真
空容器10中にプラズマビームPBを供給するプラズマ
源であるプラズマガン30と、真空容器10内の底部に
配置されてプラズマビームPBの流れを制御する陽極部
材50と、真空容器10上部に配置されて基板Wを保持
する保持機構60と、真空容器10中の酸素分圧を適当
なタイミングで適当な値に調整する雰囲気調節機構7
1、72、76と、これらの動作を統括制御する主制御
装置80とを備える。
【0016】プラズマガン30は、特開平9−1942
32号公報等に開示の圧力勾配型のプラズマガンであ
り、その本体部分は、真空容器10の側壁に設けられた
筒状部12に装着されている。この本体部分は、陰極3
1によって一端が閉塞されたガラス管32からなる。ガ
ラス管32内には、モリブデンMoで形成された円筒3
3が陰極31に固定されて同心に配置されており、この
円筒33内には、LaB 6で形成された円盤34とタン
タルTaで形成されたパイプ35とが内蔵されている。
ガラス管32の両端部のうち陰極31とは反対側の端部
と、真空容器10に設けた筒状部12の端部との間に
は、第1及び第2中間電極41、42が同心で直列に配
置されている。一方の第1中間電極41内には、プラズ
マビームPBを収束するための環状永久磁石44が内蔵
されている。第2中間電極42内にも、プラズマビーム
PBを収束するための電磁石コイル45が内蔵されてい
る。なお、筒状部12の周囲には、陰極31側で発生し
て第1及び第2中間電極41、42まで引き出されたプ
ラズマビームPBを真空容器10内に導くステアリング
コイル47が設けられている。
【0017】プラズマガン30の動作は、ガン駆動装置
48によって制御されている。このガン駆動装置48
は、陰極31への給電をオン・オフしたりこれへの供給
電圧等を調整することができ、さらに第1及び第2中間
電極41、42、電磁石コイル45、及びステアリング
コイル47への給電を調整する。このようなガン駆動装
置48によって、真空容器10中に供給されるプラズマ
ビームPBの強度や分布状態が制御される。
【0018】なお、プラズマガン30の最も内心側に配
置されるパイプ35は、プラズマビームPBのもととな
るAr等のキャリアガスをプラズマガン30ひいては真
空容器10中に導入するためものであり、流量計93及
び流量調節弁94を介してキャリアガス源90に接続さ
れている。流量計93によって検出されたキャリアガス
の流量は主制御装置80で監視されており、流量調節弁
94によるキャリアガスの流量調整等に利用される。
【0019】真空容器10中の下部に配置された陽極部
材50は、プラズマビームPBを下方に導く主陽極であ
るハース51と、その周囲に配置された環状の補助陽極
52とからなる。
【0020】前者のハース51は、熱伝導率の良い導電
性材料で形成されるとともに接地された真空容器10に
図示を省略する絶縁物を介して支持されている。このハ
ース51は、陽極電源装置58によって適当な正電位に
制御されており、プラズマガン30から出射したプラズ
マビームPBを下方に吸引する。なお、ハース51は、
プラズマガン30からのプラズマビームPBが入射する
中央部に、貫通孔51aを有しており、この貫通孔51
aを介して材料蒸発源である材料ロッド53が突出す
る。材料ロッド53は、膜材料である酸化インジウムの
粉末と酸化錫との粉末とを焼結して固めたものであり、
プラズマビームPBからの電流によって加熱されて昇華
し、基板W上にITO膜を形成するための膜材料の蒸気
を発生する。材料ロッド53は、図示を省略する送り機
構によって徐々に上昇する構造となっており、材料ロッ
ド53の上端が蒸発して消耗しても、この上端をハース
51の凹部から常に一定量だけ突出させることができ
る。
【0021】後者の補助陽極52は、ハース51の周囲
にこれと同心に配置された環状の容器により構成されて
いる。この環状容器内には、フェライト等で形成された
環状の永久磁石55と、これと同心に積層されたコイル
56とが収納されている。これら永久磁石55及びコイ
ル56は、磁場制御部材であり、ハース51の直上方に
カスプ状磁場を形成する。これにより、ハース51に入
射するプラズマビームPBの向き等を修正することがで
きる。
【0022】補助陽極52内のコイル56は電磁石を構
成し、陽極電源装置58から給電される。この場合、励
磁されたコイル56における中心側の磁界の向きは、永
久磁石55により発生する中心側の磁界と同じ向きにな
るように構成される。陽極電源装置58は、コイル56
に供給する電流を変化させることができ、ハース51に
入射するプラズマビームPBの向きの微調整が可能にな
る。
【0023】補助陽極52の容器も、ハース51と同様
に熱伝導率の良い導電性材料で形成される。この補助陽
極52は、ハース51に対して図示を省略する絶縁物を
介して取り付けられている。陽極電源装置58は、補助
陽極52に印加する電圧変化させることによってハース
51の上方の電界を補助的に制御できるようになってい
る。すなわち、補助陽極52の電位をハース51と同等
にすると、プラズマビームPBもこれに引き寄せられて
ハース51へのプラズマビームPBの供給が減少する。
一方、補助陽極52の電位を真空容器10に近い電位に
下げると、プラズマビームPBがハース51に引き寄せ
られて材料ロッド53が加熱される。
【0024】真空容器10中の上部に配置される保持機
構60は、ハース51の上方において成膜面を下側にし
て基板Wを保持するための基板ホルダ61と、この基板
ホルダ61上部に固定されて基板Wを裏面側から温度調
節する温度調節装置62とを備える。基板ホルダ61
は、真空容器10に対して絶縁された状態で基板電源装
置68から給電されており、基板Wをゼロ電位の真空容
器10に対して適当な電位にバイアスすることができ
る。温度調節装置62は、温調制御装置69によって制
御されており、温調制御装置69は、温度調節装置62
に内蔵したヒータに給電し、或いは内蔵した配管に冷却
媒体を供給して、温度調節装置62更には基板ホルダ6
1を所望の温度に保持する。
【0025】雰囲気調節機構71、72、76は、真空
容器10に適当なタイミングで適当な量の酸素ガスを供
給する酸素ガス供給装置71と、真空容器10に適当な
タイミングで適当な量のキャリアガスを供給するキャリ
アガス供給装置72と、真空容器10中の酸素ガス等を
適当なタイミングで外部に排出し真空容器10の内部を
適当な真空度に設定する排気装置76とからなる。
【0026】酸素ガス供給装置71において、酸素ガス
を収容する酸素ガス源71aからの供給ラインは、流量
調節弁71b及び流量計71cを介して真空容器10に
接続されている。また、キャリアガス源90から分岐さ
れたキャリアガスは、キャリアガス供給装置72の流量
調節弁72b及び流量計72cを介して真空容器10に
直接導入される。さらに、排気装置76において、排気
ポンプ76bは真空ゲート76を介して真空容器10に
取り付けられている。これらにより、真空容器10内の
酸素分圧を調節できるだけでなく、真空容器10内の雰
囲気圧を適宜調節することができる。
【0027】すなわち、雰囲気圧センサ99によって検
出された真空容器10中のガス圧や酸素分圧、さらに流
量計71c、72cによって検出された酸素ガスやキャ
リアガスの流量は、主制御装置80で監視されており、
真空容器10中の酸素ガス等の雰囲気圧の制御に利用さ
れる。このような雰囲気圧の制御は、基板W上に単一の
ITO膜を形成する際に行われる。ITOの成膜は、比
抵抗や透明度の観点から適正量の酸素を含有する雰囲気
で行うことが基本であるが、下地にプラズマダメージを
与えず低応力の膜とする必要がある場合もあるので、成
膜の初期段階においてのみ、これらの比抵抗や透明度を
多少犠牲にしても、適正量より酸素が欠乏した雰囲気で
膜を形成する。なお、酸素が欠乏した状態で何故プラズ
マダメージを生じさせず低応力の膜とすることができる
かについては、明確な理由が分かっていないが、成膜時
に基板Wの表面近傍に存在する酸素イオンが減少するこ
とに関係していると思われる。
【0028】以下、図1に示す成膜装置の動作について
説明する。この成膜装置による成膜時には、プラズマガ
ン30の陰極31と真空容器10内のハース51との間
で放電を生じさせ、これによりプラズマビームPBを生
成する。このプラズマビームPBは、ステアリングコイ
ル47と補助陽極52内の永久磁石55等とにより決定
される磁界に案内されてハース51に到達する。ハース
51の材料ロッド53は、プラズマビームPBからの電
流により加熱され、材料ロッド53の先端が昇華してこ
こから膜材料の蒸気が安定して出射する。この蒸気は、
プラズマビームPBによりイオン化され、例えば負電圧
が印加された基板Wの表面に付着して被膜を形成する。
【0029】上記成膜装置を用いた成膜方法では、単一
のITO膜を成膜する初期段階で、適正量より酸素が欠
乏した雰囲気で、基板W上に初期層を形成する。このよ
うに酸素が欠乏した状態では、下地の基板Wにプラズマ
ダメージを生じさせることがなく、形成された初期層を
低応力の膜とすることができる。その後の段階では、適
正量の酸素を含有する雰囲気で、初期層上に本体層を形
成する。この場合、酸素が適量であるため、得られた本
体層は透明度が高く、かつ、比抵抗が低く、良好な特性
を有している。また、本体層の形成に際しては、初期層
が保護層となって基板Wの下地にプラズマダメージを与
えることがない。さらに、本体層は、初期層の影響を受
けて成長するので、比較的低応力の膜となる。
【0030】図2は、図1の装置におけるITOの成膜
中における酸素分圧の変化を説明する図である。具体的
な実施例に即して説明すると、まず、カラーフィルタを
表面に設けた基板Wを準備して真空容器10中に搬入す
る。次に、プラズマビームPBをハース53に入射させ
て材料ロッド53の先端を加熱し、膜材料の蒸気を発生
させるとともにこの蒸気をプラズマビームPBによりイ
オン化して、基板W上にITO膜を形成する。ITOの
成膜時において、初期層の形成段階では、酸素分圧を例
えば6.6×10-3Paとし、本体層の形成段階では、
例えば約5倍の3.3×10-2Paとした。成膜中、す
なわち初期層及び本体層の形成において、真空容器10
内部の雰囲気圧をキャリアガスを含めて0.33Paと
したので、初期層形成中の酸素分圧は導入ガスの2%と
なっており、本体層形成中の酸素分圧は導入ガスの10
%となっている。この際、基板Wの温度を200℃と
し、プラズマガン30の放電電流を約150Aとした。
これにより、基板W上に70Åの初期層が形成され、そ
の上に1310Åの本体層が形成された。このようにし
て形成したITO膜の応力は、0.2GPaであった。
また、基板W上の下地のカラーフィルタにプラズマダメ
ージがほとんど観察されなかった。
【0031】比較のため、適正な酸素分圧を維持して基
板W上にITO膜を形成する実験も行った。成膜中にお
いて、真空容器10中を0.33Paとし、酸素分圧は
10%とした。この際、基板Wの温度を200℃とし、
プラズマガン30の放電電流を約150Aとした。これ
により、基板W上に約1400ÅのITO膜が形成され
た。このようにして形成したITO膜の応力は、0.7
GPaであった。また、基板Wの下地にプラズマダメー
ジが観察された。
【0032】なお、実施例及び比較例の場合において、
ITO膜の透明度はともに高く、その比抵抗もともに同
程度に低かった。つまり、実施例のように一つの装置を
用いて酸欠状態の初期層と適正酸素の本体層とに分けて
2段階成膜するだけで、プラズマダメージの発生を抑制
し、かつ膜応力を低減することができ、しかも透明度や
比抵抗を劣化させることがないことが分かった。
【0033】〔第2実施形態〕図3は、第2実施形態に
係る成膜装置の全体構造を概略的に説明する図である。
なお、第2実施形態の成膜装置は、第1実施形態の成膜
装置の変形例であり、同一部分には同一の符号を付して
重複説明を省略する。
【0034】この成膜装置は、成膜室である真空容器1
10と、真空容器110中にプラズマビームPBを供給
するプラズマ源であるプラズマガン30と、真空容器1
10内の底部に配置されてプラズマビームPBが入射す
る陽極部材50と、真空容器110上部に配置されて基
板を保持する基板保持部材WHを陽極部材50の上方で
移動させる搬送機構160と、基板保持部材WHに保持
された基板の下面の所定領域にArガス等を供給するガ
ス吹き付け装置、例えばノズル装置100とを備える。
【0035】搬送機構160は、搬送路161内に水平
方向に等間隔で配列されて基板保持部材WHの端部を支
持する複数のコロ162と、これらのコロ162を適当
な速度で回転させて基板保持部材WHを一定速度で連続
的に移動させる駆動装置(図示を省略)とを備える。
【0036】酸素ガス供給装置71は、酸素ガス源71
aからの酸素ガスを流量調節弁71b及び流量計71c
を介して真空容器110に適宜供給し、真空容器110
内をITOの成膜に適した酸素分圧の雰囲気とする。
【0037】ノズル装置100は、紙面に垂直な方向に
延びるとともにその長手方向に沿って多数の開口を有す
るパイプからなる。このノズル装置100には、流量調
節弁101及び流量計102を介してキャリアガス源9
0から分岐されたキャリアガスが供給される。ノズル装
置100へのキャリアガスの供給量は、図示を省略する
主制御装置によって適宜制御される。
【0038】図4は、ノズル装置100の構造を説明す
る図である。図からも明らかなように、このノズル装置
100は、2列の開口101a、101bを長手方向に
配列・形成したパイプからなり、このパイプの一端若し
くは両端からキャリアガスを供給することにより、各列
の開口101a、101bからキャリアガスを一定速度
で吐出させることができる。
【0039】図5は、ノズル装置100の配置を説明す
る拡大図である。真空容器110の側壁110a上端の
エッジには、鉛直方向に延びる遮蔽板103が取り付け
られている。この遮蔽板103に対して図面左側の空間
領域は、基板保持部材WHに保持された基板Wの下面が
ハース51に対向する成膜空間となっている。一方、こ
の遮蔽板103に対して図面右側の空間領域は、蒸発物
質が基板Wの下面に直接入射しない遮蔽空間となってい
る。搬送機構160を動作させることにより、基板保持
部材WHは、基板Wとともに一定速度で図面左方向に連
続的に移動し、遮蔽空間から成膜空間に移る。
【0040】遮蔽板103の先端に隣接した遮蔽空間側
には、ノズル装置100が配置されている。ノズル装置
100は、遮蔽空間側から成膜空間側にキャリアガスを
高速で噴出する。これにより、基板Wの各部が成膜空間
に搬入される際に、搬入直後の各部に局所的にキャリア
ガスを吹き付けることができ、基板Wの各部の成膜工程
における初期段階で酸欠状態の初期層を形成することが
でき、その後の成膜段階で適正酸素の本体層を形成する
ことができる。よって、真空容器110中の雰囲気を切
り替えることなく、簡易な方法で1つの装置で基板W上
に初期層と本体層とを一括して形成することができる。
【0041】図6は、基板W上へのキャリアガスの吐出
状態を説明する図である。基板Wは、AB方向に搬送さ
れる。これに対し、ノズル装置100は、AB方向に垂
直なCD方向に延び、これから吐出されるキャリアガス
によって基板Wの表面近傍には、CD方向に延びる帯状
の低酸素領域LOが形成される。このような低酸素領域
LOは、AB方向に沿って基板Wの図面左端から右端に
走査される。つまり、基板Wの各所に注目すれば、初期
段階では酸欠状態の初期層を形成することができ、その
後の成膜段階で適正酸素の本体層を形成することができ
る。なお、低酸素領域LOのAB方向の幅は、基板Wの
移動速度とともに初期層の膜厚に影響することになる。
経験的には、初期層の厚みが100Å程度であれば、プ
ラズマダメージを十分に低減でき、その後に形成される
本体層の膜応力を低減することができることが分かって
いる。
【0042】以下、図3の装置の動作の概要について説
明する。ハース51に設けた材料ロッド53は、プラズ
マビームPBからの電流によって加熱されて蒸発する。
この蒸発粒子は、プラズマビームPBによりイオン化さ
れ、搬送機構70によって一定速度で移動する基板保持
部材WHの下面に露出する基板Wの表面に付着し、ここ
にITO膜が形成される。この際、基板Wがその一端か
らハース51上方の成膜空間に漸次搬入されるので、基
板Wの各所において、成膜空間に移動した直後の初期段
階ではノズル装置100からのアルゴンガスによって酸
欠状態の初期層を形成することができ、その後の成膜段
階では適正酸素の本体層を形成することができる。
【0043】具体的な実施例について説明すると、ま
ず、カラーフィルタを表面に設けた基板Wを準備して基
板保持部材WHに保持し、基板保持部材WHで搬送しつ
つ基板W上にITO膜を形成する。ITOの成膜時にお
いて、真空容器110内部の雰囲気圧を例えば0.33
Paとし、酸素分圧を3.3×10-2Paとし、ノズル
装置100からアルゴンガスを吐出させた。この際、プ
ラズマガン30の放電電流を約150Aとした。これに
より、厳密には2層を区別することは困難であるがおお
よそ、基板W上に70Åの初期層が形成され、その上に
1310Åの本体層が形成された。このようにして形成
したITO膜の膜応力は、0.2GPaであった。ま
た、基板Wの下地のカラーフィルタにプラズマダメージ
がほとんど観察されなかった。また、ITO膜の比抵抗
は1.9であり、透過率は97%であった。
【0044】なお、同一の装置においてノズル装置10
0からアルゴンガスを吐出させないで一段の成膜を行っ
た場合、基板W上に1380ÅのITO膜が形成され
た。このITO膜の膜応力は、0.7GPaであった。
また、基板Wの下地のカラーフィルタにプラズマダメー
ジがほとんど観察されなかった。また、ITO膜の比抵
抗は1.4であり、透過率は98%であった。つまり、
実施例のように酸欠状態の初期層と適正酸素の本体層と
に分けて成膜するだけで、プラズマダメージの発生を抑
制し、かつ膜応力を低減することができ、しかも透明度
や比抵抗をほとんど劣化させることがないことが分かっ
た。
【0045】以上、実施形態に即して本発明を説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、他の膜材料として、SiO2、MgO等の酸化
物を用いて成膜を行う場合にも、上記のような酸欠膜と
適正酸素膜とを一組として一体的に積層することによ
り、プラズマダメージを発生させず、かつ低応力の膜を
形成することができる。
【0046】また、上記実施形態では、カラーフィルタ
の上にITO膜を形成する場合について説明したが、下
地層はカラーフィルタに限るものではなく、無機材料若
しくは有機材料を含む各種材料層とすることができ、こ
れらの場合にも下地層のプラズマダメージを低減するこ
とができる。
【0047】また、第2実施形態のノズル装置100の
形状や配置も、適宜設定を変更することができる。図7
は、その一例を示すものである。この場合、ノズル装置
200は、搬送路161の底部に配置され、開口200
a、200bから上方にキャリアガスを高速で噴出す
る。これにより、基板Wの各部が成膜空間に搬入される
際に、搬入直後の各部に局所的にキャリアガスを吹き付
けることができる。
【0048】また、ノズル装置100のパイプに形成す
る開口101a、101bも図4に示すように2列等間
隔とする必要はない。例えば、パイプの中央部分で開口
の密度を高くしてこれらの開口から噴射するキャリアガ
スの密度を高くすることができ、これにより、結果的に
基板W表面の長手方向における酸素分布を一定に保つこ
とができる場合もある。
【0049】また、基板Wの表面に供給して酸素分圧を
低減するためのキャリアガスも、アルゴンに限らず、X
e等の各種不活性ガスや、不活性ガスと酸素ガス、水素
ガス、水蒸気等の混合ガスを用いることができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の成膜方法によれば、第1工程で基板の表面に適正量よ
りも酸素が欠乏した雰囲気で初期層を形成するので、得
られた初期層は、酸欠状態の組成であり、下地との関係
で低応力の膜となっており、下地に与えるプラズマダメ
ージも比較的小さい。また、上記方法の場合、第2工程
で初期層上に適正量の酸素を含有する雰囲気で本体層を
形成するので、得られた本体層は、適正酸素量の組成で
あり、透明度が高く比抵抗が低い良好な特性となってい
る。この第2工程では、第1工程で形成した初期層が保
護層となって基板の下地にプラズマダメージを与えな
い。また、初期層と本体層は比較的組成が近似し、本体
層は初期層の影響を受けて成長するので、本体層は比較
的低応力の膜となる。
【0051】また、本発明の成膜装置によれば、雰囲気
調節機構を適宜動作させることにより、基板の表面に適
正量よりも酸素が欠乏した雰囲気で初期層を形成するこ
とができ、この初期層上に適正量の酸素を含有する雰囲
気で本体層を形成することができる。このようにして得
られた初期層は、酸欠状態の組成であり、下地との関係
で低応力の膜となっており、下地に与えるプラズマダメ
ージも比較的小さい。初期層に適正量の酸素を含有する
雰囲気で本体層を形成するので、得られた本体層は、適
正酸素量の組成であり、透明度が高く比抵抗が低い良好
な特性となっている。この本体層の形成に際しては、初
期層が保護層となって基板の下地にプラズマダメージを
与えない。また、初期層と本体層は比較的組成が近似
し、本体層は初期層の影響を受けて成長するので、本体
層は比較的低応力の膜となる。さらには、初期層と本体
層とについての成膜を簡易な方法で1つの装置で実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の成膜装置の全体構造を説明する
図である。
【図2】図1の装置による成膜工程における酸素分圧を
説明するグラフである。
【図3】第2実施形態の成膜装置の全体構造を説明する
図である。
【図4】図3の装置に組み込まれるノズル装置の斜視図
である。
【図5】図4のノズル装置の配置を説明する部分拡大図
である。
【図6】図4のノズル装置によるキャリアガスの吐出領
域を説明する図である。
【図7】図5の配置の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
10 真空容器 30 プラズマガン 48 ガン駆動装置 50 陽極部材 51 ハース 53 材料ロッド 60 保持機構 61 基板ホルダ 70 搬送機構 71 酸素ガス供給装置 71、72、76 雰囲気調節機構 72 キャリアガス供給装置 76 排気装置 80 主制御装置 90 キャリアガス源 160 搬送機構 PB プラズマビーム W 基板 WH 基板保持部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月31日(2001.8.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記成膜方法の好ましい態様では、第1工
程と第2工程とが、成膜室の雰囲気を切り替えて行わ
れ、第1工程における成膜室中の酸素分圧が、第2工程
における成膜室中の酸素分圧よりも低く設定される。こ
の場合、成膜室の雰囲気を切り替えることにより、第1
工程における成膜室中の酸素分圧が、第2工程における
場合よりも低く設定されるので、基板を成膜室中に固定
して成膜する場合にも、初期層上に低応力の本体層を形
成することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久慈 卓見 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 磯田 高志 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4K029 BA50 BB02 BC09 CA04 DA05 DA06 DD06 EA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成膜室中に配置された材料蒸発源に向け
    てプラズマビームを供給しつつ前記材料蒸発源から膜材
    料を蒸発させて、前記成膜室中において前記材料蒸発源
    に対向して配置される基板の表面に付着させる成膜方法
    であって、 前記基板の表面に適正量よりも酸素が欠乏した雰囲気で
    初期層を形成する第1工程と、 前記初期層上に前記適正量の酸素を含有する雰囲気で本
    体層を形成する第2工程と、を備える成膜方法。
  2. 【請求項2】 前記第1工程が、前記基板を前記成膜室
    中で前記材料蒸発源に対向して移動させるとともに、前
    記基板の各部を前記材料蒸発源の上方の成膜空間に徐々
    に搬入させる際に、当該各部に前記成膜室中の雰囲気よ
    りも酸素濃度の低いガスを供給し、前記初期層を形成す
    る第1工程であることを特徴とする請求項1記載の成膜
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1工程と前記第2工程とは、前記
    成膜室の雰囲気を切り替えて行われ、前記第1工程にお
    ける前記成膜室中の酸素分圧は、前記第2工程における
    前記成膜室中の酸素分圧よりも低く設定されることを特
    徴とする請求項1記載の成膜方法。
  4. 【請求項4】 プラズマビームを成膜室中に供給するプ
    ラズマ源と、 前記成膜室中に配置され前記プラズマビームを導くとと
    もに、膜材料を含む材料蒸発源を有するハースと、 前記基板上に初期層を形成する段階で、当該初期層上に
    本体層を形成する段階よりも、前記基板表面に供給する
    酸素ガスの濃度を低減する雰囲気調節機構とを備える成
    膜装置。
  5. 【請求項5】 前記基板を前記成膜室中に前記ハースに
    対向して支持しつつ搬送する搬送装置をさらに備え、前
    記ガス供給機構は、前記基板が前記搬送装置によって前
    記材料蒸発源の上方の成膜空間に搬入される際に、前記
    基板の各部にガスを吹き付けるガス吹き付け装置を有す
    ることを特徴とする請求項4記載の成膜装置。
  6. 【請求項6】 前記ガス吹き付け装置は、ノズル装置で
    あることを特徴とする請求項5記載の成膜装置。
  7. 【請求項7】 前記ハースの周囲に環状に配置された磁
    石、又は磁石及びコイルからなり前記ハースの近接した
    上方の磁界を制御する磁場制御部材をさらに備え、前記
    プラズマ源は、アーク放電を利用した圧力勾配型のプラ
    ズマガンであることを特徴とする請求項4から6のいず
    れか記載の成膜装置。
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