JP2002029257A - 自動車用ドアトリム構造 - Google Patents

自動車用ドアトリム構造

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JP2002029257A
JP2002029257A JP2000214693A JP2000214693A JP2002029257A JP 2002029257 A JP2002029257 A JP 2002029257A JP 2000214693 A JP2000214693 A JP 2000214693A JP 2000214693 A JP2000214693 A JP 2000214693A JP 2002029257 A JP2002029257 A JP 2002029257A
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JP
Japan
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door
main body
door trim
mounting
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000214693A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kashiwagi
直樹 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームレスト部の剛性ダウンによるドアトリ
ム本体の固定力低下をさせずに、しかも自動車の側面衝
突対策を施した。 【解決手段】 ドア本体1の車室側を美装するドアトリ
ム本体3に、アームレスト部10を形成し、アームレス
ト部10の上向き棚部11に取付け凹部12を形成し、
且つ取付け凹部12のドア本体1と対向する奥側縦壁部
13取付け面をドア本体側の取付け部に装着しており、
さらに、取付け凹部12を構成する互いに対向する一対
の側面縦壁部14,15に段差部14a,15aをそれ
ぞれ形成し、段差部14a,15aを薄肉状に形成して
剪断変形部20を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア本体
の車室側を美装するドアトリム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種ドアトリム構造としては、図
6に示すようなものが知られている。
【0003】これによれば、ドア本体aの車室側面b
に、ドアトリム本体cを装着して、美装するようになっ
ている。
【0004】ドアトリム本体cは、スピーカグリルdや
ポケット部eが形成されていると共に、その略中央部に
アームレスト部fを張り出し形成している。
【0005】アームレスト部fの上向き棚部gに互いに
離間する一対の取付け凹部hを形成し、取付け凹部hの
奥側縦壁iに取付け孔jを形成し、取付け孔jにビスk
を挿通した後、ドア本体aの車室側面bに取付けたブラ
ケットmに螺合して、ドアトリム本体cのアームレスト
部f付近をドア本体aに装着していた。
【0006】そして、例えば図7に示すように、取付け
凹部hに一対の側面縦壁部n及び底壁部oに連続して横
断するように凹ませて形成した凹溝部pを形成したり、
図8に示すように、一対の側面縦壁部nと底壁部oとが
それぞれ連続する角部に切欠き部qを形成し、アームレ
スト部fに自動車の側面衝突時等によって乗員が当った
場合に、凹溝部p或いは切欠き部qからアームレスト部
fを変形させて、乗員の衝撃を緩和するようにして、自
動車の側面衝突に対する対策を施していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、取付け
凹部jに凹溝部pや切欠き部qを設けたために、アーム
レスト部f全体の剛性がダウンして、ドアトリム本体c
のドア本体aに対する取付け固定力が低下することにな
ってしまった。
【0008】本発明的は、かかる点に鑑み、アームレス
ト部の剛性ダウンによるドアトリム本体の固定力低下を
させずに、しかも自動車の側面衝突対策を施した自動車
用ドアトリム構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動車のドア本体の車室側を美装するド
アトリム本体に、アームレスト部を形成し、アームレス
ト部の上向き棚部に取付け凹部を形成し、且つ取付け凹
部のドア本体と対向する取付け面をドア本体側の取付け
片部に装着するようにしており、アームレスト部に、こ
れに対してドア本体側への衝撃力を受けたときにアーム
レスト部がドア本体側に変形するような薄肉状の剪断変
形部を形成したことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、自動車の側面衝突等の対
策のために、アームレスト部に薄肉状の剪断変形部によ
って、ドア本体側への衝撃力をアームレスト部を変形さ
せて受けるようになり、薄肉状の剪断変形部故にアーム
レスト部の通常時の剛性を低下させることはなく、ドア
トリム本体のドア本体への固定力をアップできる。
【0011】また本発明によれば、剪断変形部として、
取付け凹部を構成する互いに対向する一対の側面縦壁部
に形成した段差部を薄肉状に形成したり、アームレスト
部の上向き棚部に車室前後方向に延在するように形成し
た段差部を薄肉状に形成することによって、構成してい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず、図1を用いて、本発明によ
る自動車のドア構造を全体的に説明する。
【0013】図1によれば、自動車のドア構造は、ドア
本体1の車室側面2に、ドアトリム本体3を装着し美装
して構成している。
【0014】ドアトリム本体3は、スピーカグリル4や
ポケット部5が形成されていると共に、その略中央部に
アームレスト部10を張り出し形成している。
【0015】アームレスト部10の上向き棚部11に
は、互いに離間する一対の取付け凹部12,12が形成
されており、取付け凹部12,12におけるドア本体1
に対向する取付け面である奥側縦壁13,13に取付け
孔17,17をそれぞれ形成している。そして、取付け
孔17,17にビス18,18をそれぞれ挿通した後、
ドア本体1の車室側面2に取付けた取付け片部であるブ
ラケット16に螺合して、ドアトリム本体3のアームレ
スト部10付近をドア本体3に装着している。
【0016】以上の構成は従来とほぼ同様な構成を有し
ているが、本発明にかかる実施の形態においては、たと
えば、図2および図3に示すように、取付け凹部12を
構成する互いに対向する一対の側面縦壁部14,15に
それぞれ内方に突出する段差部14a,15aを形成し
て、取付け凹部12の奥側縦壁13側を幅狭に形成して
いる。
【0017】さらに、段差部14a,15aの壁厚は、
取付け凹部12の他の部位に比較して、薄肉に形成して
剪断変形部20を形成している。
【0018】以上の構成により、自動車の側面衝突等に
おいて、乗員に対して、ドア本体1側から衝撃力が加わ
って、乗員の腕等がアームレスト部10に当接した場
合、アームレスト部10は図2の矢印方向に力を受ける
ことになるが、これによって、剪断変形部20が座屈し
て、衝撃力を吸収して、乗員を保護することになる。
【0019】そして、通常時には、剪断変形部20を段
差部14a,15aを薄肉に形成することによって構成
したことから、アームレスト部の剛性がダウンすること
なく、ドアトリム本体3はドア本体3のドア本体1への
固定力をアップさせることができる。
【0020】また、本発明の別の実施の形態によれば、
図4および図5に示すように、アームレスト部10の上
向き棚部11の長手方向全体に延在するように、段差部
11aを形成し、段差部11aをアームレスト部10の
他の部位に比して薄肉状に形成して、剪断変形部20を
構成している。
【0021】このように構成する結果、自動車の側面衝
突等において、乗員に対して、ドア本体1側から衝撃力
が加わって、乗員の腕等がアームレスト部10に当接し
た場合、アームレスト部10は図4の矢印方向に力を受
けることになるが、これによって、剪断変形部20が座
屈して、衝撃力を吸収して、乗員を保護することにな
る。
【0022】そして、通常時には、剪断変形部20を段
差部11aを薄肉に形成することによって構成したこと
から、アームレスト部の剛性がダウンすることなく、ド
アトリム本体3はドア本体3のドア本体1への固定力を
アップさせることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明のよれば、自動車の側面衝突等の
対策のために、アームレスト部に薄肉状の剪断変形部に
よって、ドア本体側への衝撃力をアームレスト部を変形
させて受けるようになり、薄肉状の剪断変形部故にアー
ムレスト部の通常時の剛性を低下させることはなく、ド
アトリム本体のドア本体への固定力をアップできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車のドア構造を示す分解斜視
図である。
【図2】本発明に係る一の実施の形態による図1のA円
内を拡大して示す一部破断斜視図である。
【図3】図2におけるB矢視図である。
【図4】本発明に係る他の実施の形態による図1のアー
ムレスト部を拡大して示す指図である。
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】本発明における他の実施の形態を示したボード
ストッパーの斜視図である。
【図7】従来の一例における図6D円内を拡大して示す
一部破断斜視図である。
【図8】従来の他の例における図6D円内を拡大して示
す一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1 ドア本体 2 車室側面 3 ドアトリム本体 10 アームレスト部 11 上向き棚部 11a 段差部 12 取付け凹部 13 奥側縦壁(取付け面) 14,15 側面縦壁部 14a,15a 段差部 17 取付け孔 19 ブラケット(取付け片部) 20 剪断変形部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア本体の車室側を美装するド
    アトリム本体に、アームレスト部を形成し、該アームレ
    スト部の上向き棚部に取付け凹部を形成し、且つ該取付
    け凹部の前記ドア本体と対向する取付け面をドア本体側
    の取付け片部に装着するようにした自動車用ドアトリム
    構造において、 前記アームレスト部に、該アームレスト部に対して前記
    ドア本体側への衝撃力を受けたときに前記アームレスト
    部が前記ドア本体側に変形するような薄肉状の剪断変形
    部を形成したことを特徴とする自動車用ドアトリム構
    造。
  2. 【請求項2】 前記取付け凹部を構成する互いに対向す
    る一対の側面縦壁部に段差部を形成し、該段差部を薄肉
    状に形成して前記剪断変形部を構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の自動車用ドアトリム構造。
  3. 【請求項3】 前記アームレスト部の上向き棚部に車室
    前後方向に延在する段差部を形成し、該段差部を薄肉に
    形成して前記前段変形部を構成したことを特徴とする請
    求項1記載の自動車用ドアトリム構造。
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