JP2002029035A - 印刷機における洗浄装置 - Google Patents

印刷機における洗浄装置

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JP2002029035A JP2001143591A JP2001143591A JP2002029035A JP 2002029035 A JP2002029035 A JP 2002029035A JP 2001143591 A JP2001143591 A JP 2001143591A JP 2001143591 A JP2001143591 A JP 2001143591A JP 2002029035 A JP2002029035 A JP 2002029035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷機の外部でも取扱性が良好な、印刷機の
洗浄装置を提供する。 【解決手段】 印刷機における洗浄装置が、洗浄工具9
と、この洗浄工具9をさまざまな位置で保持するための
揺動クランプ機構10とを備えている。この洗浄装置
は、洗浄工具9と揺動クランプ機構10が連結装置26
によって相互に連結されるとともに互いに連結解除可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前堤項
に基づく、洗浄工具と、この洗浄工具をさまざまな位置
で保持するための揺動クランプ機構とを備えた、印刷機
における洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許明細書4422612C1に
はこのような洗浄装置が記載されており、この洗浄装置
の、同明細書の中では通常とは違ってトグル機構と呼ば
れている揺動クランプ機構は、伝動装置の死点位置を越
えた後、揺動クランプ機構の圧縮ばねによって、洗浄工
具として機能するドクターが、洗浄されるべきローラに
当接する伝動装置位置に保持される。ドクターを支持す
る槽は、たとえば槽を清掃するために、槽に固定されて
いる揺動クランプ機構と一緒にしか印刷機から取り出す
ことができない。揺動クランプ機構と槽が、工具なしに
は取外し不能に連結されていることは、槽やドクターを
取り出して清掃する際の取扱性の悪さの原因になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さらに、ドイツ特許出
願明細書4328834A1には、揺動機構が死点位置
を有しておらず、したがって揺動クランプ機構ではな
く、いわゆる制止クランプ装置である洗浄装置が記載さ
れている。
【0004】したがって、本発明の目的は、印刷機の外
部でも取扱性が良好な、冒頭に述べた種類の洗浄装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
の構成要件を備えた洗浄装置によって達成される。
【0006】洗浄工具と、この洗浄工具をさまざまな位
置で保持するための揺動クランプ機構とを備えた、印刷
機における本発明の洗浄装置は、洗浄工具と揺動クラン
プ機構が連結装置によって相互に連結されるとともに互
いに連結解除可能であることを特徴とする。
【0007】連結装置は、有利なことに、揺動クランプ
機構から洗浄工具を外すことを可能にするので、洗浄工
具は揺動クランプ機構を伴うことなく、保守の目的で印
刷機から取出し可能である。保守が終わった後は、洗浄
工具を再び印刷機に挿入して、連結装置によって揺動ク
ランプ機構と作動可能に連結することができる。格別に
有利なことに、洗浄工具を揺動クランプ機構から引き出
し、もしくは揺動クランプ機構から引き離すことによっ
て、洗浄工具の取外しを工具なしで行うことができ、ま
た、洗浄工具を再び揺動クランプ機構に差し込み、もし
くは揺動クランプ機構に装着することによって、洗浄工
具の連結も同じように工具なしで行うことができる。こ
のように連結装置を差込接続部として構成すれば、ネジ
などを外す必要が一切ないので、洗浄工具の非常に迅速
な連結と連結解除が可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0009】輪転印刷機として構成されていて、排紙装
置2と給紙装置3とを備えた、図1に全体が描かれてい
る印刷機1は、オフセット印刷ユニットとして構成され
た少なくとも1つの印刷ユニット4を有しており、この
印刷ユニットは版胴5と、これにインキ着けするため
の、複数のローラが組み合わされたインキ装置6とを含
んでいる。印刷機1は、インキ装置6の、軸方向に横振
り運動するローラ(横振りローラ)8に付属していてこ
れを洗浄する洗浄装置7を含んでいる。
【0010】洗浄装置7は、揺動クランプ機構10およ
び11によって、その調整に応じて、ローラ8の円周上
の洗浄されるべき面12に当接するように(図2参
照)、または間隔をおくように(図3参照)保持される
洗浄工具9を有している。洗浄工具9は、面12から取
り除いた洗浄液や印刷インキを入れるための槽13に取
り付けられ、ゴムリップとして構成されたドクターであ
る。
【0011】揺動クランプ機構10は、取っ手としての
役目をする折り曲げられた操作レバー14が存在するこ
とによってのみ、操作レバーを一切必要としない揺動ク
ランプ機構11と異なっている。操作員が操作レバー1
4で揺動クランプ機構10に強制的に与えるトルクは、
追加的な同期軸によることなく、槽13自体によっての
み揺動クランプ機構11に伝達されるので、両方の揺動
クランプ機構10および11は片手操作で、かつ互いに
同期して、アンダーストレッチ位置(下側死点位置)
(図3参照)とオーバーストレッチ位置(上側死点位
置)(図2参照)とに選択的に移動可能である。それ自
体同期軸として機能する槽13は、トルクを伝達するの
に十分なねじり剛性をもつように構成されている。追加
的な同期軸が存在しておらず、揺動クランプ機構10お
よび11が印刷機のフレーム21の側壁の近くに配置さ
れていることによって、インキ装置6へのアクセス性は
非常に良好である。
【0012】次に、揺動クランプ機構10を例にとっ
て、揺動クランプ機構10および11の各々の構成につ
いて説明する。これらの揺動クランプ機構は、揺動クラ
ンプ機構11には操作レバー14がないという点を除い
て、互いに完全に鏡像対称に構成されている。
【0013】揺動クランプ機構10は、回転ジョイント
16と直進ジョイント17とによってロッド18にリン
ク結合された、駆動レバーとして機能するレバー15で
構成されている。回転継手16を構成するため、ガイド
ピン19がレバー15に回転可能に差し込まれており、
また、直進ジョイント17を構成するため、ロッド18
はガイドピン19に横向きに差し込まれている。ロッド
18は、さらに別の定置の回転ジョイント20によって
印刷機1のフレーム21にピボット支持されている。回
転ジョイント20は、ロッド18が回転可能に装着され
た軸受ピンによって構成されている。
【0014】ロッド18には、初期応力のもとで保持さ
れているコイル状のばね(圧縮ばね)22が装着されて
いる。ばね22は、その一方の端部ではロッド18に案
内されながら回転ジョイント20に支持されており、厳
密に言えばロッド18の目玉に支持されており、また、
他方の端部では直進ジョイント17、厳密に言えばガイ
ドピン19の面取り部に支持されている。レバー15
は、回転ジョイント23によって回転軸25を中心に回
転可能にフレーム21に支持された、軸として機能する
ピン24と回転不能に連結されることによって、レバー
15は回転ジョイント23によってフレーム21にピボ
ット支持されている。
【0015】洗浄工具(ドクター)9と槽13を工具な
しに互いに取外し可能なように揺動クランプ機構10と
相互に連結している連結装置26は、第1の継手半体2
7と第2の継手半体28からなる継手として構成されて
いる。洗浄工具9を槽13とともに印刷機1に挿入する
とき、連結装置26は、洗浄工具9と槽13とを揺動ク
ランプ機構10の中へ懸架することを可能にする。連結
装置26を閉じた後、すなわち槽13を懸架した後、継
手半体27および28は互いに同軸な相対位置におり、
この相対位置は、継手半体27および28が、回転ジョ
イント23によって規定される回転軸25を中心として
一緒に回転することを可能にする。
【0016】第1の継手半体27は槽13の側壁29に
取り付けられた形材ピンとして構成されており、この形
材ピンはT字型に折曲した断面を有しており、もしくは
L字型に折曲した断面や、これに類似するフック状の断
面を有していてもよい。第2の継手半体は、ピン24の
平面に設けられた半径方向の溝として構成されており、
この溝には、連結装置26が閉じているとき第1の継手
半体27の脚部30が見当正しく差し込まれるのに対
し、脚部30から折曲されている、第1の継手半体27
の別の脚部31は、円周側で上側からピン24の上に載
っている。このような構成により、揺動クランプ機構1
0がアンダーストレッチ位置(図3参照)にいるときで
もオーバーストレッチ位置(図2参照)にいるときで
も、第2の継手半体(溝)28の中で第1の継手半体(形
材ピン)27が滑るということはあり得ない。図示した
一体的な構成の代わりに、第1の継手半体(形材ピン)
27を2つの部分で構成することも考えられ、この場
合、脚部30および31は互いに連結され、たとえば脚
部31は脚部30に横向きに差し込まれ、もしくはネジ
止めされる。
【0017】揺動クランプ機構11のアンダーストレッ
チ位置、すなわち洗浄工具9の受動位置は、フレーム2
1に取り付けられた調整可能なストッパ32によって規
定される。このストッパ32は、フレーム21にねじ込
まれ、形材ナットによってその調整された回転位置に固
定可能な偏心ピンとして構成されている。ピン24の回
転角を制限するストッパ32の調整の可能性は、有利に
は、第2の継手半体(溝)28を、これとまったく同様
に構成された、揺動クランプ機構11の連結装置の継手
半体(溝)に対してどのように方向付けするかが対象と
なる。アンダーストレッチ位置にいる揺動クランプ機構
10および11のそれぞれの継手半体(溝)が互いに正
しい回転角のとき、つまり平行に方向付けられていると
き、第1の継手半体(形材ピン)27と、槽13の半体
側の端部に取り付けられた同種の継手半体(形材ピン)
とは見当正しく、かつそれにもかかわらず軽快な運動
で、すなわち傾きなしに、フレーム21に固定されてい
る継手半体(溝)に挿入される。したがって、ストッパ
32の回転軸に対して偏心的にストッパ32のネジ頭の
円周を丸めることによって与えられる、ストッパ32の
比較的わずかな偏心で十分である。揺動クランプ機構1
0がアンダーストレッチ位置に移動しているとき、ばね
22による負荷のもとで、ピン24のカム状の突起33
が、その一方の側でストッパ32に当接する。
【0018】揺動クランプ機構10がオーバーストレッ
チ位置に移動しているとき、突起33はその他方の側
で、同じく形材ナットによってその回転位置で固定され
るネジとして構成された、さらに別の調整可能なストッ
パ34に当接する。ストッパ34は、ストッパ34がね
じ込まれている山形材によって、フレーム21に取り付
けられている。ストッパ34の回転軸は、ローラ8の回
転軸および回転軸25に対して相対的に直角に方向付け
られている。突起33は、ばね22による負荷のもと
で、ストッパ34の円周面ではなく終端面に当接してい
る。
【0019】ストッパ34の調節方向に応じて、面12
に対する洗浄工具9の圧着力の強さを変えることができ
る。洗浄工具9の摩耗を補償する再調整の過程で圧着力
を高めたり、洗浄工具9の摩耗をできるだけ少なく抑え
るために圧着力を下げることができる。さらに、ピン2
4の回転角を制限するストッパ34は、対応する揺動ク
ランプ機構11のストッパとともに、洗浄工具9を面1
2に対して相対的に正確な平行位置に向けることによっ
て、製造誤差を補償したり、面12に対する洗浄装置9
の圧着力を洗浄工具9の長さ全体にわたって均一にする
という役目をする。
【0020】揺動クランプ機構10は、ばね22がいわ
ゆる当接力を生成する、ばね作用のある伝動装置であ
る。揺動クランプ機構に典型的なように、伝動装置死点
位置(揺動位置)を越えたときに行われる、当接力(ば
ね力)の方向転換を利用して、揺動クランプ機構10を
当接力によって下側死点位置(アンダーストレッチ位
置)にも上側死点位置(オーバーストレッチ位置)にも
選択的に保持することができる。このとき、それぞれの
制止位置、すなわちアンダーストレッチ位置とオーバー
ストレッチ位置とは、常に死点を若干越えていなくては
ならない。ストッパ32および34の各々は、両方の制
止位置の各々で揺動クランプ機構10を正確に固定する
役目を果たす。揺動クランプ機構10が死点(揺動位
置)にくるのは、回転ジョイント16および20の中心
軸を通って延びる、回転ジョイント16および20の連
結中心線35が、回転ジョイント16および23の連結
中心線36と一直線上に並んだときである。レバー1
5、回転ジョイント16、およびロッド18によって構
成されるトグルは死点位置のとき完全に伸長しているの
で、この死点位置は伸長位置とも呼ばれる。また、死点
が伸長位置ではなく、2つの伝動装置部材が正確に重な
り合う合同位置であるような、適当な揺動クランプ機構
もある。
【0021】専門書「Konstruktionsel
emente der Feinmechanik(精
密工学の設計要素)」(ISBN3−446−1533
2−2、Carl Hanser Verlag出版
社、ウィーン1989年、発行者:Werner Kr
ause)の523頁と524頁には、揺動クランプ機
構とその特性について詳細に説明されている。揺動クラ
ンプ機構10は揺動飛越し機構(オーバセンタ機構)と
近縁である。
【0022】洗浄装置7は次のように作動する:まず、
洗浄工具9と、これに固定された槽13とを一緒に、フ
レーム21を構成する印刷機1のそれぞれの側壁の間の
開口部を通して、印刷機1の中へ挿入する。この挿入時
には、揺動クランプ機構10は図3に示す位置におり、
第1の継手半体27は嵌合によって第2の継手半体28と
連結されている。換言すれば、槽13に配置された形材
ピンは、脚部31がピン24に当たるまで、それぞれの
ピン24に対して横向きに延びる溝に押し込まれてい
る。
【0023】洗浄工具9をこのように連結した後、たと
えば印刷ユニット4で印刷をするために、ローラ8およ
び面12を印刷機1のモータによって回転方向12(図
2参照)へ回転駆動する。印刷の後にインキ装置6に存
在している印刷インキをインキ装置6から取り除くた
め、詳しくは図示しない供給装置によって洗浄液をイン
キ装置6に入れる。
【0024】この洗浄液がインキ装置6の各ローラ上で
配分され、これらのローラ上にある印刷インキが十分に
薄められて除去されてから、取っ手ないし操作レバー1
4を、図3に関して時計回りに回転軸25を中心として
回す。それにより、嵌合によって操作レバー14と連結
されているピン24も同じく時計回りに回転軸25を中
心として回り、このときに突起33がストッパ32から
離れる。ピン24の回転運動は、連結装置26を介して
槽13および洗浄工具9へと伝えられる。
【0025】この回転運動の結果、ピン24に固定され
ているレバー15はピン24とともに回転し、それによ
ってガイドピン19がばね22を押圧して、ばねがさら
に圧縮され、その初期応力が高くなる。ジョイント16
および17によってレバー15の回転運動がロッド18
に伝えられ、それによってロッド18は時計と反対回り
に回転ジョイント20を中心に回転する。回転運動の過
程でロッド18は、連結中心線35と36が1本の直線
上に位置する死点位置に揺動クランプ機構10が達する
まで、ガイドピン19によって直進ジョイント17に沿
って次第に大きく移動する。揺動クランプ機構10が死
点位置にいるとき、ばね22はその最大の圧縮に達して
いる。
【0026】操作レバー14を時計回りにさらに回すと
死点位置を越えて、ロッド18が直進ジョイント17で
再び引き戻され、ばね22は再び伸長する。死点位置を
越えるとき、ばね22のばね力ないし当接力の方向転換
が行われ、その作用線は連結中心線35と合同に延びる
ようになる。ばね22は、死点位置を越える前には左回
り(時計と反対回り)に、かつ死点位置を越えた後には
右回り(時計回り)に、それぞれ回転軸25を中心とし
てレバー15のトルクを生成する。突起33がストッパ
34に当たるまで、操作レバー14をさらに時計回りに
回す。洗浄装置7がこの洗浄位置をとったとき、洗浄工
具9は、ストッパ34によって予め設定された所要の圧
着力で面12に当接している。ばね22によって、突起
33は確実にストッパ34に当たるように保持される。
【0027】洗浄中、洗浄工具9が面12から印刷イン
キや洗浄液や汚れをそぎ落とし、これらがすべて槽13
に収容される。本発明で選択されている構成により、面
12から洗浄工具9のドクター縁部に対して及ぼされる
摩擦力は、面12に対して自動的に増大していく洗浄工
具9の圧着力を引き起こす。スティックスリップ効果
は、面12に対する洗浄工具の急傾斜な当てつけによっ
て防止される。詳しくは図示しない排水路により、槽1
3に収容された汚れた液体を、槽13から処理装置に排
出することができる。
【0028】洗浄が終わった後、操作レバー14を回転
軸25を中心として時計と反対回りに、再び当初の図3
に示す位置へ戻るように回すことによって、洗浄工具9
を面12から離す。このときに揺動クランプ機構10で
進行する伝動装置の運動は、洗浄工具9の当てつけとの
関連で説明した伝動装置の運動と反対であり、したがっ
て個々に説明する必要をみない。洗浄工具9の逃がし運
動は、突起33がストッパ32に当たると同時に終了す
る。突起33がストッパ32に当たっていて、揺動クラ
ンプ機構10が再び受動位置にいるとき、ばね22はま
だある程度の初期応力下にあるので、この初期応力によ
って揺動クランプ機構10は受動位置に保持され、突起
33はストッパ32に当たったまま保持される。受動位
置(図3参照)における洗浄工具9の優れたアクセス性
は、能動位置と受動位置の間に位置する洗浄工具9の揺
動角が30°より大きく、有利には45°より大きくあ
り、たとえば約55°であることによって与えられる。
したがって、回転軸25を中心として洗浄工具9をこの
ような揺動角にわたって揺動させることにより、受動位
置で、洗浄工具9が印刷機1の内部にあるときでも問題
なくいつでも洗浄工具9に付着した汚れの洗い流しが可
能な程度まで、洗浄工具9を面12から引き戻すことが
できる。ローラ8の回転を停止させた後、槽13を清掃
するために揺動クランプ機構10から連結解除し、再び
印刷機1から引き抜くことができる。
【0029】最後に付言しておくと、揺動クランプ機構
10および11のモータによる、すなわち遠隔操作可能
な調節も考えることができる。そのためには、揺動クラ
ンプ機構10と、たとえば空気圧式の作業シリンダなど
のアクチュエータとを駆動可能に接続するだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラと、このローラに付属する洗浄装置とを
備えた印刷機である。
【図2】図4のII−II線に沿って示す、洗浄位置
(能動位置)にあるときの洗浄装置である。
【図3】待機位置(受動位置)にあるときの洗浄装置で
ある。
【図4】洗浄位置にある図2の洗浄装置を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 印刷機 2 給紙装置 3 排紙装置 4 印刷ユニット 5 版胴 6 インキ装置 7 洗浄装置 8 横振りローラ 9 洗浄工具 10,11 揺動クランプ機構 12 面 13 槽 14 操作レバー 15 レバー 16 回転ジョイント 17 直進ジョイント 18 ロッド 19 ガイドピン 20 回転ジョイント 21 フレーム 22 ばね 23 回転ジョイント 24 ピン 25 回転軸 26 連結装置 27 継手半体 28 継手半体 29 側壁 30 脚部 31 脚部 32 ストッパ 33 突起 34 ストッパ 35,36 連結中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 ディーター シャフラス ドイツ連邦共和国 68161 マンハイム 20−22 エル11 Fターム(参考) 2C250 DC10 FA13 FB07 3B116 AA47 BA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄工具(9)と、この洗浄工具(9)
    をさまざまな位置に保持する揺動クランプ機構(10)
    とを備えた、印刷機(1)における洗浄装置(7)にお
    いて、 前記洗浄工具(9)と前記揺動クランプ機構(10)が
    連結装置(26)によって相互に連結されるとともに互
    いに連結解除可能であることを特徴とする、印刷機にお
    ける洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動クランプ機構(10)が、前記
    揺動クランプ機構(10)のばね(22)が前記洗浄工
    具(9)を洗浄されるべき面(12)から離して保持す
    るアンダーストレッチ位置と、前記ばね(22)が前記
    洗浄工具(9)を洗浄されるべき面(12)に当てつけ
    たままで保持するオーバーストレッチ位置とに、選択的
    に位置調節可能である、請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 洗浄されるべき面(12)がローラ
    (8)の外周表面である、請求項2記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記ばね(22)が前記揺動クランプ機
    構(10)のロッド(18)にコイル状に巻き付けられ
    ている、請求項2または3記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記揺動クランプ機構(10)が印刷機
    のフレーム(21)に取り付けられており、それによっ
    て、前記洗浄工具(9)が印刷機(1)から取り外され
    たときに印刷機(1)の内部に残るように配置されてい
    る、請求項1から4までのいずれか1項記載の洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄工具(9)が、槽(13)に取
    り付けられたドクターである、請求項1から5までのい
    ずれか1項記載の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記連結装置(26)が継手として構成
    されており、槽(13)に配置された第1の継手半体
    (27)と、前記揺動クランプ機構(10)のピン(2
    4)に配置された第2の継手半体(28)とで構成され
    ている、請求項6記載の洗浄装置。
  8. 【請求項8】 第2の継手半体(28)が、ピン(2
    4)に設けた溝として構成され、第1の継手半体(2
    7)が、前記溝に嵌まる、槽(13)に設けた形材ピン
    として構成されている、請求項7記載の洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記槽(13)がねじり剛性を有すると
    ともに、前記揺動クランプ機構(10)とさらに別の揺
    動クランプ機構(11)とを、これら揺動クランプ機構
    (10,11)を互いに同期して位置調節するために駆
    動可能に連結する同期軸として構成されている、請求項
    6から8までのいずれか1項記載の洗浄装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれか1項に
    基づいて構成された洗浄装置(7)を備えている印刷機
    (1)。
JP2001143591A 2000-05-15 2001-05-14 印刷機における洗浄装置 Expired - Fee Related JP4920831B2 (ja)

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