JP2002025058A - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents

記録及び/又は再生装置

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JP2002025058A
JP2002025058A JP2000204038A JP2000204038A JP2002025058A JP 2002025058 A JP2002025058 A JP 2002025058A JP 2000204038 A JP2000204038 A JP 2000204038A JP 2000204038 A JP2000204038 A JP 2000204038A JP 2002025058 A JP2002025058 A JP 2002025058A
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Japan
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wobbling
recording
signal
pulse
pit
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JP2000204038A
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Yutaka Osada
豊 長田
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成でウォブリング信号に対するプリ
ピットの影響を排除して、正確な位相周期の記録或いは
再生クロックを得る。 【解決手段】 DVDからの再生出力からウォブリング
信号を抽出して2値化したウォブリングパルスを得て、
周期積算部50が、このウォブリングパルスを所定の周
期に亘って基準クロックでカウントして積算処理する。
平均周期検出回路52は、この積算処理されたウォブリ
ングパルス値に基づいて、ウォブリングパルスの平均周
期を算出する。分周器54は、所定周波数の基準クロッ
クを、この平均化されたウォブリングパルス値で分周す
ることで、プリピットによる周期変動を除去したかたち
のウォブリングパルスを生成する。そして、LPPWi
ndow生成回路53,位相比較器61,AC位相シフ
タ62及びPLL回路63で、ウォブリングパルスの位
相をプリピットの位相に合わせ込み、これを記録或いは
再生クロックとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD−RやDV
D−RW等の光ディスクに対して記録再生を行うDVD
再生装置やDVD記録再生装置等に適用して好適な記録
及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データの記録が可能な光ディスク
として、CD−R(CompactDisc−Reco
rdable)と呼ばれる追記型の光ディスクが広く普
及している。このCD−Rには、そのデータ記録領域
に、盤面上の絶対位置情報等を示すウォブリング信号に
応じて僅かに蛇行するウォブリンググルーブが生成され
ており、このウォブリンググルーブに沿ってデータが記
録されるようになっている(ウォブリンググルーブが記
録トラックとなっている。)。
【0003】そして、この記録トラックにデータを記録
する際には、ウォブリンググルーブからウォブリング信
号を検出し、盤面上の絶対位置情報を取得することで、
目的の記録位置にデータを適切に記録できるようになさ
れている。
【0004】ウォブリンググルーブからのウォブリング
信号の検出は、ウォブリンググルーブに照射された光ビ
ームの反射光を、ウォブリンググルーブの接線方向と光
学的に平行な分割線で全受光領域が2分割されたフォト
ディテクタにより受光し、各受光領域からの出力の差分
を取って、この差分信号を、ウォブリング信号の搬送波
の周波数(22.05KHz)を中心周波数とするBP
F(Band Pass Filter)に供給するこ
とによってなされる。
【0005】また、CD−Rの記録トラックにデータを
記録する際には、BPFを介して抽出されたウォブリン
グ信号の周波数が、前記所定の周波数となるようにCD
−Rの回転動作が制御される。また、このとき、BPF
を介して抽出されたウォブリング信号は、記録用クロッ
ク信号を生成するための基準信号としても利用される。
【0006】ウォブリング信号は、CD−Rの回転に同
期した周波数成分を有する連続信号である。したがっ
て、このようなウォブリング信号を基準信号とし、この
ウォブリング信号の位相に同期したクロック信号を生成
するようにすれば、CD−Rの回転に正確に同期した記
録用のクロック信号を生成することが可能である。
【0007】ところで、このようなCD−Rに代表され
る追記型光ディスクにおいては、記録容量の向上が盛ん
に検討されており、近年においては、CD−Rの約7倍
もの記録容量を有する追記型光ディスクとして、いわゆ
るDVD−R(Digital Versatile
Disc−Recordable)についての研究開発
が進められている。
【0008】DVD−Rにおいては、記録密度の高密度
化を図って記録容量の向上を実現するために、隣接する
記録トラック間のピッチが、CD−Rの略半分とされて
いる。このため、ウォブリング信号を検出する際に、隣
接する左右のウォブリンググルーブからのクロストーク
が生じ、ウォブリング信号の振幅や位相が変動してしま
う場合がある。特に、クロストークの影響によって位相
の変動が生じたウォブリング信号からは、DVD−Rの
回転に正確に同期した記録用クロック信号を生成できな
くなるという問題がある。
【0009】以上のような問題を解決して、DVD−R
の回転に正確に同期した記録用クロック信号を生成する
方法として、特開平10−293926号公報において
は、ウォブリング信号と、隣接グルーブ間のランドに生
成されたプリピットからのプリピット信号との位相差を
検出し、この位相差信号に基づいて記録用クロック信号
の位相差を調整する技術が開示されている。
【0010】DVD−Rにおいては、隣接するウォブリ
ンググルーブ間のランドに、盤面上の絶対位置情報等を
示すプリピット信号に応じたプリピットが生成されてお
り、このプリピットからプリピット信号を検出して盤面
上の絶対位置情報を取得することで、目的の記録位置に
データを適切に記録できるようになされている。
【0011】プリピットは、ウォブリング信号と所定の
位相関係をもって記録されており、また、隣接するラン
ド間において、ディスク径方向に重ならないように生成
されているため、プリピットから検出されるプリピット
信号はクロストークの影響を受けることがない。
【0012】前記特開平10−293926号公報にお
いて開示される技術では、記録用クロック信号を生成す
るにあたって、以上のようなプリピット信号を有効利用
することで、ウォブリング信号がクロストークの影響に
よって時間軸に変動が生じた場合でも、このウォブリン
グ信号をもとに生成される記録用クロック信号を適切に
補正して、DVD−Rの回転に正確に同期した記録用ク
ロック信号が得られるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したDV
D−Rにおいては、ウォブリング信号を検出する際に、
ウォブリンググルーブに隣接するランドに生成されたプ
リピットの影響によっても、ウォブリング信号の周期が
変動する。
【0014】これに対して、特開平10―293926
号公報にて開示される記録用クロック信号発生装置は、
ウォブリング信号抽出手段としてウォブリング信号の搬
送波の周波数を中心周波数とするBPFを用いるように
しており、そのBPF出力を2値化してウォブリング信
号を抽出するようにしている。
【0015】しかし、DVD−Rの場合、前記プリピッ
トがウォブリンググルーブのウォブル16周期毎に出現
し、且つ、そのプリピットがウォブリンググルーブの両
側に出現するように生成されているため、BPFを介し
て2値化された2値化信号の周期変動が大きくなり、適
切な記録用クロック信号を生成することが困難となる問
題がある。
【0016】また、このようなプリピットによる影響を
排除するためにPLL回路(Phase Locked
Loop)を用いるようにしているが、このようにP
LL回路を用いてプリピットによる影響を排除するよう
にした場合、PLL回路の引き込み範囲の設定が困難
で、また、記録用クロック信号発生装置全体の回路構成
を複雑なものとしてしまう問題がある。
【0017】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、簡素な構成でウォブリング信号に対するプリ
ピットの影響を有効に排除して、正確な記録用クロック
信号を得ることができるような記録及び/又は再生装置
の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る記録及び/又は再生装置は、上述の課題を解決す
るための手段として、所定の周波数でウォブリングされ
た記録トラックと、所定のウォブリング周期間隔で少な
くともアドレス情報が記録された情報記録部とを備えた
ディスク状記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生
を行う記録及び/又は再生装置において、前記ディスク
状記録媒体からの再生出力からウォブリング信号を抽出
するウォブリング信号抽出手段と、前記ウォブリング信
号の周期より短い周期の基準クロックを発生する基準ク
ロック発生手段と、前記ウォブリング信号抽出手段によ
り抽出された前記ウォブリング信号を2値化してウォブ
リングパルスを得ると共に、このウォブリングパルスに
対して所定の期間に亘って前記基準クロック発生手段か
らの前記基準クロックに従って積算カウントするカウン
ト手段と、前記カウント手段からのカウント出力を前記
ウォブリング信号と略同一周期になるように前記基準ク
ロックを基にして分周することにより、平均周期のウォ
ブリングパルスを記録クロック用の信号として生成する
ウォブリングパルス生成手段とを有する。
【0019】請求項2に記載の本発明に係る記録及び/
又は再生装置は、上述の課題を解決するために、前記ウ
ォブリングパルス生成手段が、前記基準クロックの分周
を行う平均値を、一つのウォブル周期毎、或いは所定期
間毎に更新しながら基準クロックの分周を行う。
【0020】請求項3に記載の本発明に係る記録及び/
又は再生装置は、上述の課題を解決するために、前記ウ
ォブリングパルス生成手段が、情報の記録から再生への
切替り時、及び情報の再生から記録への切替り時には、
所定時間、該切替りの直前に用いていた前記平均値を用
いて基準クロックの分周を行う。
【0021】請求項4に記載の本発明に係る記録及び/
又は再生装置は、上述の課題を解決するために、前記カ
ウント手段が、前記情報記録部検出手段で情報記録部が
検出されたタイミングに対応するウォブリング信号の直
前のウォブリング信号から、該ウォブリングパルスのパ
ルス数のカウントを開始する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る記録及び/又は再生
装置は、DVD−R又はDVD−RWに対してデータの
記録再生を行うディスク記録再生装置に適用することが
できる。なお、以下、ディスク状記録媒体としてDVD
−Rを用いた場合を例として説明を進める。
【0023】まず、この実施の形態のディスク記録再生
装置に用いられるDVD−R31は、図1に示すよう
に、透明基板kの一方の面に凹状のウォブリンググルー
ブ32と凸状のランド33とが螺旋状又は同心円状に交
互に射出成形等により生成されている。
【0024】また、ウォブリンググルーブ32及びラン
ド33上にデータ記録層としての色素膜35が成膜さ
れ、この色素膜35に、当該DVD−R31に記録すべ
きデータ(以下、記録データという。)に応じて変調さ
れた記録用の光ビームBが透明基板kの他方の面側から
照射されることで、記録データに応じたピット列が非可
逆的に生成される追記型の光ディスクとなっている。
【0025】このDVD−R31は、所定の周波数成分
を有するウォブリング信号に応じてウォブリングされた
ウォブリンググルーブ32を有している。DVD−R3
1は、いわゆるグルーブ記録方式の光ディスクであり、
このウォブリンググルーブ32が生成された箇所が、前
記記録データを記録するためのデータ記録用トラックと
して設定されている。
【0026】また、このDVD−R31では、隣接する
ウォブリンググルーブ32間のランド33に、例えばデ
ィスク盤面上におけるアドレス情報(絶対位置情報)等
が記録されたプリピット34が生成されている。
【0027】また、色素膜35の下層には金蒸着膜36
が生成されている。DVD−R31では、データ記録用
トラックに記録された記録データを再生する際に、デー
タ記録用トラックに照射された再生用の光ビームBを、
この金蒸着膜36にて高い反射率で反射させるようにし
ている。さらに、金蒸着膜36の下層に保護膜37が成
膜されている。
【0028】以上のようなDVD−R31に対して、記
録データを記録する際には、データ記録用トラックとし
て設けられたウォブリンググルーブ32のウォブリング
周波数が検出され、このウォブリング周波数に基づいて
DVD−R31が回転駆動されるようになっている。ま
た、プリピット34からはアドレス情報等が検出され、
このアドレス情報に基づいて記録位置を検出し、ウォブ
リンググルーブ32に記録データを記録するようになっ
ている。
【0029】ここで、記録データを記録する際には、記
録データに応じて変調された記録用の光ビームBを、そ
の光スポットの中心がウォブリンググルーブ32の中心
と一致するように照射する。これにより、ウォブリング
グルーブ32上のデータ記録トラックに、記録データに
対応したピット列が生成されて、記録データが記録され
ることになる。このとき、記録用の光ビームBの光スポ
ットSPの大きさは、図1に示すように、その一部がウ
ォブリンググルーブ32だけではなく、隣接するウォブ
リンググルーブ32間のランド33にも照射されるよう
に設定される。
【0030】そして、このランド33に照射された光ス
ポットSPの一部の反射光を、ウォブリンググルーブ3
2の接線方向、すなわち、DVD−R31の回転方向に
光学的に平行な分割線により分割されたフォトディテク
タにより受光し、このフォトディテクタからの出力に基
づいて、例えばプッシュプル信号を生成してトラッキン
グサーボをかけ、また、フォトディテクタからウォブリ
ンググルーブ32のウォブリング信号を抽出し、このウ
ォブリング信号に基づいてDVD−R31の回転に同期
した後述する記録用クロック信号を生成するようになっ
ている。
【0031】次に、DVD−R31に予め記録されてい
るアドレス情報の記録フォーマットについて、図2を用
いて説明する。
【0032】この図2において、上段は記録データにお
ける記録フォーマットを示し、下段の波形は当該記録デ
ータを記録するウォブリンググルーブ32のウォブリン
グ状態(ウォウブリンググルーブ32を平面視したとき
に確認される蛇行状態)を示している。また、記録デー
タにおける記録フォーマットを示した上段とウォブリン
ググルーブ32のウォブリング状態を示した下段との間
の上向き矢印は、プリピット34が生成される位置を模
式的に示すものである。
【0033】なお、この図2におけるウォブリンググル
ーブ32のウォブリング状態は、理解を容易化するため
に、実際の振幅よりも大きい振幅で示している。また、
実際には、記録データは、上述したようにウォブリング
グルーブ32の中心線上に記録されるようになってい
る。
【0034】この図2に示すように、DVD−R31に
記録される記録データは、予め情報単位としてのシンク
フレーム毎に分割されている。1つのレコーディングセ
クタは、26のシンクフレームで構成されている。ま
た、16のレコーディングセクタで1つのECC(Er
ror Correcting Code)ブロックが
構成されている。なお、1つのシンクフレームは、記録
データを記録する際の記録フォーマットにより規定され
るピット間隔に対応する単位長さTの1488倍(14
88T)の長さを有している。そして、1つのシンクフ
レームの先頭における14Tの長さに相当する部分は、
シンクフレーム毎の同期をとるための同期情報SYが記
録されるようになっている。
【0035】一方、DVD−R31に記録されるアドレ
ス情報は、ディスク製造時に記録データのシンクフレー
ム毎に予め記録されることになる。ここで、プリピット
34によりDVD−R31にアドレス情報が記録される
場合は、記録データの各シンクフレームにおける同期情
報SYが記録される領域に隣接するランド33上に、ア
ドレス情報における同期信号を示すものとして、図2中
矢印B0で示すプリピット34(以下、プリピットB0
という。)が生成されると共に、当該同期情報SY以外
の当該シンクフレーム内の前半部分に隣接するランド3
3上に、記録すべきアドレス情報の内容を示すものとし
て図2中矢印B1,B2で示すプリピット34(以下、
プリピットB1、プリピットB2という。)の双方或い
は一方が生成されることになる。
【0036】ただし、同期情報SY以外の当該シンクフ
レーム内の前半部分については、記録すべきアドレス情
報の内容によっては、プリピットB1やプリピットB2
が生成されない場合もある。
【0037】この際、1つのレコーディングセクタにお
いては、1つ置きのシンクフレーム毎にプリピット34
が生成されてアドレス情報が記録される。1つのレコー
ディングセクタは、EVENフレームとODDフレーム
とが交互に連続しており、図2中実線の上向き矢印で示
すように、EVENフレームにプリピット34が生成さ
れた場合には、ODDフレームにはプリピット34は生
成されない。一方、図2中波線の上向き矢印で示すよう
に、ODDフレームにプリピット34が生成された場合
には、EVENフレームにはプリピット34は生成され
ない。
【0038】また、EVENフレームにプリピットを生
成する場合には、レコーディングセクタの先頭のシンク
フレームにおいては、プリピットB0、プリピットB
1、プリピットB2の全てのプリピットが生成されてお
り、レコーディングセクタの先頭以外のシンクフレーム
においては、当該シンクフレームに記録すべきアドレス
情報が「1」のときには、プリピットB0及びプリピッ
トB2のみが生成され、記録すべきアドレス情報が
「0」のときには、プリピットB0及びプリピットB1
のみが生成されている。
【0039】また、ODDフレームにプリピットを生成
する場合には、レコーディングセクタの先頭のシンクフ
レームにおいては、プリピットB0及びプリピットB1
のみが生成されており、レコーディングセクタの先頭以
外のシンクフレームにおいては、前記EVENフレーム
の場合と同様である。
【0040】なお、プリピット34をEVENフレーム
とODDフレームのいずれのシンクフレームに生成する
かは、隣接するランド33上に先行して生成されたプリ
ピット34の位置に依存して決められる。
【0041】すなわち、プリピット34は、通常はEV
ENフレームに生成されるが、当該EVENフレームに
プリピット34を生成したときに、このプリピット34
が、先行して生成された隣接するランド33上のプリピ
ット34と、DVD−R31の径方向において重なるこ
とになる場合には、このプリピット34は、ODDフレ
ームに生成されることになる。
【0042】換言すると、プリピット34は、図3に示
すように隣接するランド33間において、DVD−R3
1の径方向に重ならないように生成される。プリピット
34をこのように生成することにより、隣接するランド
33間において、DVD−Rの径方向に重なる位置にそ
れぞれプリピット34が生成されることがなくなるの
で、プリピット34の検出に当たってはクロストークに
よる影響を低減することができる。
【0043】なお、図3において、ランド33上で先頭
が黒色の帯状で示されたシンクフレームが、プリピット
34が生成されたシンクフレームであり、先頭が白抜き
の帯状で示されたシンクフレームが、プリピット34が
生成されないシンクフレームである。
【0044】一方、ウォブリンググルーブ32は、全て
のシンクフレームに亘って、約140KHzの一定ウォ
ブリング周波数f0(1つシンクフレーム内にウォブル
8周期分のウォブリング信号が入る周波数)でウォブリ
ングされている。そして、後述のディスク記録再生装置
において、この一定のウォブリング周波数f0を抽出す
ることで、DVD−R31の回転動作を制御するための
信号が検出されると共に、記録用クロック信号が生成さ
れることになる。
【0045】また、プリピット34とウォブリング信号
との位相関係を一定にするため、プリピットB0〜B2
は、ディスク製造時に予め生成され、プリピットB0か
ら186T(1488T/8)分づつ離れてプリピット
B1、プリピットB2がそれぞれ生成されている。
【0046】また、プリピット34は、上述したよう
に、1つおきのシンクフレーム毎にランド33に生成さ
れ、隣接するランド33間において、DVD−R31の
径方向に重ならないように生成される。したがって、1
つのウォブリンググルーブ32に隣接する2つのランド
33には、ウォブリンググルーブ32のウォブル16周
期毎にプリピット34が出現し、且つ、そのプリピット
34がウォブリンググルーブ32の両側に交互に出現す
ることとなる。
【0047】次に、図4は、当該実施の形態のディスク
記録再生装置の全体的なブロック図である。この図4か
らわかるように、当該実施の形態のディスク記録再生装
置は、ピックアップ10と、このピックアップ10から
の出力信号が最適なレベルとなるように利得が制御され
る再生増幅器11(AGC)と、再生増幅器11からの
再生データからウォブリング信号を抽出するバンドパス
フィルタ27(BPF)と、BPF27で抽出されたウ
ォブリング信号の位相周期を正確な位相周期に是正する
ウォブリングパルス抽出部22とを有している。
【0048】また、このディスク記録再生装置は、デコ
ーダ12と、プリピット信号デコーダ13と、スピンド
ルモータ14と、サーボ回路15と、プロセッサ(CP
U)16と、エンコーダ17と、パワー制御回路18
と、レーザ駆動回路19と、インターフェース20とを
備えている。
【0049】また、このディスク記録再生装置には、例
えばホストコンピュータ21等の外部装置が接続されて
おり、この場合、このホストコンピュータ21からDV
D−R31に記録すべきデジタルデータSRR(記録デ
ータ)がインターフェース20を介して供給されるよう
になっている。
【0050】このようなディスク記録再生装置において
は、ホストコンピュータ21からの記録データSRR
が、インターフェース20を介してエンコーダ17に供
給され、エンコーダ17によりエンコード処理され、パ
ワー制御回路18によりレベル制御されてレーザ駆動回
路19に供給されるようになっている。
【0051】レーザ駆動回路19は、この記録データS
RRに応じたレーザ駆動信号SDLを生成し、これをピ
ックアップ10に供給する。これにより、ピックアップ
10を介して、記録データSRRに応じて変調された記
録用の光ビームBが、スピンドルモータ14により回転
駆動されるDVD−R31のデータ記録トラック上に照
射されることとなる。そして、記録データSRRに対応
するピット列がDVD−R31のデータ記録トラック上
に非可逆的に生成され、記録データの書き込みが行われ
ることとなる。このとき、ピックアップ10は、光ビー
ムBのDVD−R31からの反射光を内部のフォトディ
テクタにより検出し、この検出信号SDTを再生増幅器
11に供給する。
【0052】この検出信号SDTには、プリピット及び
ウォブリンググルーブのウォブリング周波数に対応する
情報が含まれており、再生増幅器11は、この検出信号
SDTを、最適な出力レベルとなるように制御された利
得で増幅し、プリピット及びウォブリンググルーブのウ
ォブリング周波数に対応するプリレコーディング情報信
号SPPを出力する。
【0053】デコーダ12は、再生増幅器11から供給
された増幅信号SPに対して、8/16復調処理及びデ
インターリーブ処理等を施すことで増幅信号SPをデコ
ード処理し、復調信号SDMをCPU16に供給すると
共に、サーボ復調信号SSDをサーボ回路15に供給す
る。
【0054】バンドパスフィルタ27(BPF)は、再
生増幅器11から供給されたプリレコーディング情報信
号SPPからウォブリング信号を抽出し、これをウォブ
リングパルス抽出部22に供給する。ウォブリングパル
ス抽出部22は、後に説明するようにBPF27から供
給されたウォブリング信号の位相周期を一定化し、これ
を記録クロックとしてサーボ回路15,プリピット信号
デコーダ13及びエンコーダ17にそれぞれ供給する。
【0055】プリピット信号デコーダ13は、プリレコ
ーディング情報信号SPPからプリピット34のプリピ
ット信号の信号成分のみを抽出する。そして、この抽出
したプリピット信号の信号成分をプリピット検出信号S
PDTとしてサーボ回路15及びウォブリングパルス抽
出部22に供給する。また、プリピット信号デコーダ1
3は、抽出したプリピット信号の信号成分をデコード
し、復調プリピット信号SPDとしてCPU16に供給
する。
【0056】さらにプリピット信号デコーダ13は、抽
出したプリピット信号から図3を用いて説明したように
ウォブリング信号の16周期毎に記録されている同期パ
ターン(ランドプリピットシンク:LPPsync)を
検出し、これをウォブリングパルス抽出部22に供給す
る。
【0057】サーボ回路15は、プリピット信号デコー
ダ13から供給されるプリピット検出信号SPDT及び
デコーダ12から供給されるサーボ復調信号SSDに基
づいて、フォーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制
御及びアクセス制御を行うためのピックアップサーボ信
号SSPを生成し、このピックアップサーボ信号SSP
をピックアップ10に供給する。
【0058】また、サーボ回路15は、ウォブリングパ
ルス抽出部22から供給される記録クロックに基づい
て、スピンドルモータ14を回転駆動制御するためのス
ピンドルサーボ制御信号SSSを生成し、このスピンド
ルサーボ制御信号SSSをスピンドルモータ14に供給
する。
【0059】インタフェース20は、CPU16による
制御のもとで、ホストコンピュータ21から供給された
記録データSRRを当該ディスク記録再生装置に取り込
むためのインタフェース動作を行い、取り込んだ記録デ
ータSRRを前記エンコーダ17に供給する。
【0060】次に、当該実施の形態のディスク記録再生
装置における記録クロックの生成動作を説明する。ま
ず、図5は、当該実施の形態のディスク記録再生装置の
前記ウォブリングパルス抽出部22の構成ブロック、及
びサーボ回路15の一部の構成ブロックを示す図であ
る。
【0061】図5中、点線で囲むブロックがウォブリン
グパルス抽出部22のブロック図なのであるが、このウ
ォブリングパルス抽出部22において、周期積算部50
には、前記BPF27からのウォブリング信号が2値化
されると共にノイズ除去されウォブリングパルス(WB
LPOLI)として供給されている。また、この周期積
算部50には、プリピット信号デコーダ13からの、ラ
ンドプリピットシンク(LPPsync)が供給される
と共に、図示しない発振器からの基準クロック(Clo
ck1)が分周器51により例えば1/4分周(Clo
ck2)されて供給されている。この1/4分周された
基準クロック(Clock2)は、ウォブリング信号の
周期よりも極端に短い周期の基準クロックとなってい
る。
【0062】周期積算部50は、ランドプリピットシン
ク(LPPsync)が供給されたタイミングの直前に
供給されたウォブリングパルス(WBLPOLI)のエ
ッジのタイミングで、前記1/4分周された基準クロッ
ク(Clock2)のカウントを開始し、該ウォブリン
グパルスの複数プリピット周期分(16×i)に相当す
るカウント値(計測値m)を平均周期検出回路52及び
LPPWindow生成回路53に供給する。
【0063】平均周期検出回路52は、周期積算部50
からのカウント値を、積算したウォブリング周期(16
周期)×プリピット周期(i)で除算処理することによ
り(m/{(16×i)/4}=n)、ウォブリングパ
ルスの平均周期に対する基準クロック数nを算出し、こ
れを分周器54に供給する。
【0064】具体的には、図3を用いて説明したように
ランド33に予め記録されているプリピット間は、16
ウォブル周期となっている(1プリピット周期=16ウ
ォブル周期)。また、周期積算部50におけるプリピッ
ト周期のカウント周期(i)は、例えば1プリピット周
期〜13プリピット周期(i=1〜13)等のように可
変設定可能となっている。
【0065】周期積算部50は、カウント周期数がi=
5周期に設定された場合は、この5周期分に相当する基
準クロック(Clock2)のカウント値を平均周期検
出回路52等に供給し、カウント周期数がi=12周期
に設定された場合は、この12周期分に相当する基準ク
ロック(Clock2)のカウント値を平均周期検出回
路52等に供給する。
【0066】平均周期検出回路52は、例えばカウント
周期数が5周期に設定された場合は、周期積算部50か
らのカウント値を「16×5」で除算処理して1プリピ
ット周期分のカウント値の平均値n(1プリピット周期
に相当するウォブリングパルスの平均カウント値)を算
出して分周器54に供給し、カウント周期数が12周期
に設定された場合は、周期積算部50からのカウント値
を「16×12」で除算処理してウォブリングパルスの
平均周期に対する基準クロック数nを算出し、これを分
周器54に供給する。
【0067】分周器54は、平均周期検出回路52から
平均値nが供給されると、これをレジストし、以後、こ
の平均値nを用いて以下に説明するウォブリングパルス
(WBLPOLO)の生成動作を行う。
【0068】すなわち、分周器54には、ウォブリング
パルスの平均周期に対する基準クロック数を前述のウォ
ブリング信号と略々同一周期になるように分周するため
に、前記分周器51にも供給されている基準クロック
(Clock1)が供給されており、この基準クロック
(Clock1)を前記レジストした平均値nで1/n
分周することにより、正確な周期のウォブリングパルス
(WBLPOLO)を生成し、これをサーボ回路15の
位相比較器61及びAC位相シフタ62に供給する。
【0069】前述のように、1プリピット周期=16ウ
ォブル周期であるため、BPF27で抽出されたウォブ
リング信号は、16ウォブル周期毎にプリピットによる
周期変動が生じているのであるが、DVD−R31の回
転速度が線速度一定と仮定すると、平均周期検出回路5
2で計測される複数プリピット周期(16ウォブル周期
×i)の周期変動率は、1プリピット周期の周期変動率
よりも格段に小さい。このため、当該実施の形態のよう
に、複数プリピット周期のカウント値(合計時間)を、
積算したプリピット周期数で除算して平均プリピット周
期を算出し、この平均プリピット周期の信号を前記分周
器54からウォブリングパルス(WBLPOLO)とし
て出力することにより、プリピットによる周期変動を除
去したかたちの正確な周期のウォブリングパルスを生成
して出力することができる。
【0070】図6は、BPF27から出力されたウォブ
リング信号の周期変動を、図7は、ウォブリングパルス
抽出部22により平均化されたウォブリングパルスの周
期変動を示している。この図6及び図7から、ウォブリ
ングパルス抽出部22でウォブリングパルスを平均化す
ることにより、ウォブリング信号の周期変動が例えば約
1/40に改善されていることがわかるであろう。そし
て、この改善率は、積算するプリピット周期数が多くな
る程、プリピットによる周期変動分が平均化により吸収
されることとなるため、向上することとなる。
【0071】ここで、分周器54の発振器周期は、図5
に示すリセット信号により、1プリピット周期毎に更新
され、或いは例えば3プリピット周期毎や5プリピット
周期毎等の所定プリピット周期毎に更新される。
【0072】具体的には、1プリピット周期毎に分周器
54の発振器周期を更新する場合は、1プリピット周期
毎に分周器54にリセット信号が供給され、1プリピッ
ト周期毎にレジスタ内の平均値nの書き換えが行われ
る。また、所定プリピット周期毎に分周器54の発振器
周期を更新する場合は、所定プリピット周期毎に分周器
54に位相リセット信号が供給され、所定プリピット周
期毎にレジスタ内の平均値nの書き換えが行われる。こ
のような分周器54の発振器周期の更新は、ウォブリン
グ信号の周期変動に応じて適宜可変すればよい。
【0073】そして、このように分周器54の発振器周
期を適宜更新することにより、ディスク偏芯等によって
生ずる線速度変化によるウォブリング信号の周期変動に
対応した発振器周期の更新を行うことができ、より正確
な周期のウォブリングパルスを生成することができる。
【0074】なお、分周器54における発振器周期の更
新は、1プリピット周期の整数倍の周期毎に行うように
してもよい。
【0075】次に、図4に示す再生増幅器11の利得
は、CPU16によるAGC制御(自動利得制御)によ
り自動的に調整されるのであるが、記録時から再生時へ
の切替時、及び再生時から記録時への切替時にAGC応
答時間(例えば約200μs〜)の影響でウォブリング
信号に大きな周期変動を生ずる。このため、CPU16
は、記録時から再生時への切替時、及び再生時から記録
時への切替時に、前記分周器54の発振器周期の更新を
所定時間(AGCが正確に応答するようになるまでの
間)停止制御する。
【0076】これにより、記録時から再生時への切替
時、及び再生時から記録時への切替時でも、前記更新が
所定時間停止制御されている間は、分周器54のレジス
タに既に記憶されている平均値nに基づく発振器周期で
ウォブリングパルス(WBLPOLO)を出力すること
ができる。従って、AGC応答時間(例えば約200μ
s〜)の影響でウォブリング信号に大きな周期変動を生
じた場合でも、この周期変動に影響されることなく、正
確なウォブリングパルス(WBLPOLO)を出力する
ことができる。
【0077】また、PLL回路等の複雑な回路を用いる
ことなく正確な位相周期で安定したウォブリングパルス
を生成することができ、回路構成の簡略化を通じて当該
ディスク記録再生装置のローコスト化を図ることができ
る。
【0078】また、ウォブリングパルスの生成は、全て
デジタル的に行うことができるため、ウォブリングパル
ス抽出部22の集積回路化を図ることができる。
【0079】次に、このようにウォブリングパルス抽出
部22で生成されたウォブリングパルス(WBLPOL
O)は、図5に示すサーボ回路15の位相比較器61及
びAC位相シフタ62にそれぞれ供給される。
【0080】プリピット検出出力は、ウォブリング信号
の位相90°のタイミングで現れるようになっており、
LPPWindow生成回路53は、ウォブリングパル
ス抽出部22に供給されるBPF27からのウォブリン
グパルス(WBLPOLI)と、周期積算部50からの
カウント値(計測値m)とに基づいて、位相比較タイミ
ング信号を生成し、これを位相比較器61に供給する。
【0081】位相比較器61は、ウォブリングパルス抽
出部22からのウォブリングパルス(WBLPOLO)
と、ランドプリピット(LPP)の検出信号とを、LP
PWindow生成回路53からの位相比較タイミング
信号が供給されたタイミングで比較し、ウォブリングパ
ルス(WBLPOLO)の位相と、ランドプリピット
(LPP)の検出信号の位相との位相誤差を検出し、こ
の位相誤差信号をAC位相シフタ62に供給する。
【0082】AC位相シフタ62は、この位相誤差に応
じて、ウォブリングパルス抽出部22からのウォブリン
グパルス(WBLPOLO)の位相をシフトすることに
より、ウォブリングパルス抽出部22からのウォブリン
グパルス(WBLPOLO)の位相を、ランドプリピッ
ト(LPP)の検出信号の位相に合わせ、これをPLL
回路63に供給する。
【0083】PLL回路63は、このAC位相シフタ6
2により位相合わせの行われたウォブリングパルスの位
相をロックし、これを記録クロック(WTCLK)とし
て図4に示すピックアップ10等に供給する。これによ
り、プリピットの位相に同期した正確な位相の記録クロ
ック(WTCLK)を生成することができる。そして、
この正確な位相の記録クロック(WTCLK)により記
録データを正確に記録することができる。
【0084】なお、以上の説明は、データの記録時にお
けるウォブリングパルスの生成動作及び記録クロックの
生成動作の説明であったが、ウォブリングパルスの生成
動作は、データの再生時であってもこの記録時と同様に
再生される。詳しくは上述の記録時の説明を参照された
い。
【0085】
【発明の効果】請求項1〜請求項4に記載の本発明に係
る記録及び/又は再生装置は、周期変動を抑制したウォ
ブリングパルスを生成することができる。このため、こ
の正確な周期のウォブリングパルスに基づいて記録クロ
ック或いは再生クロックを生成することができ、情報の
正確な記録或いは再生を可能とすることができる。
【0086】また、PLL回路等の複雑な回路を用いる
ことなく正確な位相周期のウォブリングパルスを生成す
ることができるため、当該記録及び/又は再生装置の構
成を簡略化してローコスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録及び/又は再生装置が適用さ
れた実施の形態となるディスク記録再生装置に用いられ
るDVD−Rの構造を示す図である。
【図2】前記DVD−Rのフォーマットの一例を示す図
である。
【図3】前記DVD−R上に生成されたウォブリンググ
ルーブとプリピットとの関係を示す図である。
【図4】前記実施の形態のディスク記録再生装置の全体
的なブロック図である。
【図5】前記実施の形態のディスク記録再生装置に設け
られているウォブリングパルス抽出部のブロック図であ
る。
【図6】前記実施の形態のディスク記録再生装置に設け
られているBPFから出力されるウォブリングパルスの
周期変動を説明するための図である。
【図7】前記実施の形態のディスク記録再生装置に設け
られているウォブリングパルス抽出部により、周期変動
が是正されたウォブリングパルスの周期変動を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10…ピックアップ、11…再生増幅器、12…デコー
ダ、13…プリピット信号デコーダ、14…スピンドル
モータ、15…サーボ回路、16…CPU、17…エン
コーダ、22…ウォブリングパルス抽出部、23…記録
用クロック信号生成部、24…BPF、25…周期平均
化回路、31…DVD−R、32…ウォブリンググルー
ブ、33…ランド、34…プリピット、50…周期積算
部、51…分周器、52…平均周期検出回路、53…L
PPWindow生成回路、54…分周器、61…位相
比較器、62…AC位相シフタ、63…PLL回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数でウォブリングされた記録
    トラックと、所定のウォブリング周期間隔で少なくとも
    アドレス情報が記録された情報記録部とを備えたディス
    ク状記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う
    記録及び/又は再生装置において、 前記ディスク状記録媒体からの再生出力からウォブリン
    グ信号を抽出するウォブリング信号抽出手段と、 前記ウォブリング信号の周期より短い周期の基準クロッ
    クを発生する基準クロック発生手段と、 前記ウォブリング信号抽出手段により抽出された前記ウ
    ォブリング信号を2値化してウォブリングパルスを得る
    と共に、このウォブリングパルスに対して所定の期間に
    亘って前記基準クロック発生手段からの前記基準クロッ
    クに従って積算カウントするカウント手段と、 前記カウント手段からのカウント出力を前記ウォブリン
    グ信号と略同一周期になるように前記基準クロックを基
    にして分周することにより、平均周期のウォブリングパ
    ルスを記録クロック用の信号として生成するウォブリン
    グパルス生成手段とを備えたことを特徴とする記録及び
    /又は再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ウォブリングパルス生成手段は、前
    記基準クロックの分周を行う平均値を、一つのウォブル
    周期毎、或いは所定期間毎に更新しながら基準クロック
    の分周を行うことを特徴とする請求項1記載の記録及び
    /又は再生装置。
  3. 【請求項3】 前記ウォブリングパルス生成手段は、情
    報の記録から再生への切替り時、及び情報の再生から記
    録への切替り時には、所定時間、該切替りの直前に用い
    ていた前記平均値を用いて基準クロックの分周を行うこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の記録及び/
    又は再生装置。
  4. 【請求項4】 前記カウント手段は、前記情報記録部検
    出手段で情報記録部が検出されたタイミングに対応する
    ウォブリング信号の直前のウォブリング信号から、該ウ
    ォブリングパルスのパルス数のカウントを開始すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項
    記載の記録及び/又は再生装置。
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