JP2002023433A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002023433A
JP2002023433A JP2000202795A JP2000202795A JP2002023433A JP 2002023433 A JP2002023433 A JP 2002023433A JP 2000202795 A JP2000202795 A JP 2000202795A JP 2000202795 A JP2000202795 A JP 2000202795A JP 2002023433 A JP2002023433 A JP 2002023433A
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image forming
forming apparatus
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JP2000202795A
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Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で正確なトナー付着量検知を可能
にすることで、画像濃度を安定化し、良好な画像を得る
ことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写ベルト49a上に形成された基準ト
ナー像に光を照射し、その正反射光量を検出することに
よってトナー付着量を測定する光学式センサー70を備
え、光学式センサー70の測定値に基づき画像濃度を調
整する画像形成装置において、転写ベルト49aの表面
が所定以上の光沢度を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザービ
ームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた
画像形成装置に関し、特にその画像濃度制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真方式を用いた画
像形成装置において、適正な画像濃度を得る手段とし
て、感光体等のトナー担持体上に基準となるトナー像
(以下、トナーパッチと記述)を形成し、そのトナーパ
ッチの付着量を光学的手段により測定し、その測定値に
基づいて帯電電位、露光強度、現像バイアス電位、転写
電圧、トナー補給量(二成分現像剤の場合)等の画像濃
度に影響を与えるパラメータに対してフィードバックを
かけることで画像濃度を適正に制御する方法が行われて
いる。
【0003】トナー付着量を測定するための光学的手段
としては、トナー担持体上に形成されたトナーパッチに
対してLEDなどの発光素子から光を照射し、トナーパ
ッチのトナー付着量に依存した反射光量をフォトダイオ
ード等の受光素子で検出するセンサーを用いた手段が用
いられている。
【0004】反射光量を検出するセンサーとしては、図
2のような光学系でトナー付着量の増加に伴って減少す
るトナー担持体表面からの正反射光量を検出するタイプ
と、図3のような光学系でトナー付着量の増加に伴って
黒トナーの場合は減少、カラートナーの場合は増加する
トナー自身からの乱反射光量を検出するタイプがある。
【0005】ところで、最近はカラー画像の高速出力を
目的としてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の
複数色の画像を形成するステーションを一列に配置し、
紙等の転写媒体を転写ベルトによって搬送して各色のト
ナー像を次々に転写していく、いわゆる、タンデム方式
の画像形成装置が提案され、実施されている。
【0006】このような方式の場合、特開昭63−14
7177で提案されているように、各ステーションで形
成されたトナーパッチを転写ベルト上に転写し、転写ベ
ルトに対向させた一個のセンサーで複数色のトナーパッ
チのトナー付着量濃度を測定する方がセンサーが一個で
済むことからコスト的に有利である。
【0007】また、複数色のトナー像を中間転写体に転
写し、これを転写媒体上に一括転写する方式の画像形成
装置の場合も、中間転写体上にトナーパッチを形成し、
そのトナー付着量を一個のセンサーで検出する方式が提
案され、また実施されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような転写ベルト、もしくは中間転写体上に複数色のト
ナーパッチを形成してその付着量を一個のセンサーで検
出する構成を採用した場合には、下記のような問題が生
じていた。
【0009】転写ベルト、もしくは中間転写体の材質は
ポリイミド、ポリカーボネート、PET等の材質が用い
られているが、良好な転写が行われるようにこれらに抵
抗値調整物質を加えて抵抗値を適切な範囲内に調整した
ものが使用される場合がある。抵抗値を調整するには例
えば導電性物質であるカーボンなどが使用される。
【0010】このように、抵抗値調整物質であるカーボ
ンの添加された転写ベルト、もしくは中間転写体などの
媒体上に同じくカーボンを含んだ黒トナーのパッチを形
成すると、両者が同一の光吸収帯を有するために、セン
サーの発光素子であるLED光(近赤外光)をともに吸
収してしまい、正確なトナー付着量検知が困難になる。
【0011】このような問題はセンサーに乱反射光量を
検出するタイプのものを用いた場合、またセンサーに正
反射光量を検出するタイプのものを用いた場合でも、転
写ベルト、もしくは中間転写体などの媒体表面の光沢度
が低いものを用いると顕著になる。なぜなら、黒トナー
はLED光を吸収するために乱反射をほとんど生ぜず、
また表面の光沢度の低い媒体は正反射をほとんど生じな
いので、どちらの場合も受光素子に入射する光量が非常
に少ないために、検出値が全体的に低くなってしまうか
らである。
【0012】このような問題点の解決のために、従来は
転写ベルト、もしくは中間転写体の一部を黒トナーパッ
チ測定用に表面の色を変えたり、黒トナーパッチを測定
するときとカラートナーパッチを測定するときで、別の
2種類のセンサーを用いるなどの方法が提案されている
が、これらの方法は何れも構成が複雑になるためにコス
ト的にも不利である。
【0013】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成で正確なトナー付着量検知を可能にすることで、
画像濃度を安定化し、良好な画像を得ることのできる画
像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、トナー担持体上に形成された基準
トナー像に光を照射し、その正反射光量を検出すること
によってトナー付着量を測定する測定手段を備え、該測
定手段の測定値に基づき画像濃度を調整する画像形成装
置において、前記トナー担持体は、前記画像形成装置に
使用されるトナーのうち少なくとも1種類以上のトナー
と同一の光吸収帯を有する物質を含有するとともに、前
記トナー担持体の表面は所定以上の光沢度を有すること
を特徴とする。
【0015】したがって、トナー担持体とトナーの両者
が同一の光吸収帯を有する物質を含む場合でも、トナー
担持体の表面において十分な正反射を生じさせることが
できるため、簡易な構成で精度良く基準トナー像のトナ
ー付着量を測定することができる。
【0016】トナー担持体の表面の光沢度が50以上、
98以下であると、トナー担持体の表面においてより十
分な正反射を生じさせることができ、トナー付着量をよ
り精度良く測定することができる。
【0017】トナー担持体に対向して設けられた1つの
測定手段によって、複数のトナーの基準トナー像につい
てトナー付着量を測定することを特徴とする。
【0018】1つの測定手段で複数のトナーのトナー付
着量を測定するため、構成が簡易となる。また、いずれ
かのトナーがトナー担持体と同一の光吸収帯を有する場
合でも、トナー担持体の表面において十分な正反射を生
じさせることができ、簡易な構成で複数のトナーのトナ
ー付着量を精度良く測定することができる。
【0019】トナー担持体は転写媒体を搬送するための
転写ベルトであるとよい。
【0020】トナー担持体は中間転写ベルトであるとよ
い。
【0021】トナー担持体は中間転写ドラムであるとよ
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0023】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
本実施の形態の画像形成装置は、第1、第2、第3、お
よび第4の画像形成部4Y、4M、4C、および4Kが
一列に配置され、高速でフルカラー画像を形成できるよ
うになっている。Y、M、C、およびKの符号はそれぞ
れイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの画像
を形成することを表している。
【0024】画像形成部の構成および処理の概要を以下
に記述する。
【0025】感光ドラム41Yは図1に示した矢印方向
に回転可能に軸支されており、この感光ドラム41Yは
一次帯電器46Yによって一様に帯電された後、たとえ
ばレーザービーム露光装置等を用いた露光手段47Yに
よって色分解されたイエロー部に相当する光像が照射さ
れ、感光ドラム41Y周面に静電潜像が形成される。
【0026】その後、静電潜像は現像装置9Yによって
現像され、可視像化されたトナー像となる。本実施の形
態では非磁性トナーと磁性キャリアからなる二成分現像
剤を使用している。
【0027】このように画像形成部4Yで形成されたイ
エローのトナー像は転写ベルト49aによって搬送され
てきた紙などの記録媒体上に転写装置49Yによって転
写される。また、転写しきれずに感光ドラム41Y上に
残留したトナーはクリーニング装置48Yによって除
去、回収される。
【0028】同様にして、画像形成部4M、4C、4K
においてもそれぞれの色毎のトナー像が形成され、記録
媒体上に次々に重ねて転写されていく。
【0029】この転写ベルト49aは材質がポリカーボ
ネートからなり、これにカーボンを添加し、体積抵抗率
を約1013Ω・mに調整することで、良好な転写が得ら
れている。トナー像の転写された記録媒体は転写ベルト
49aによってさらに搬送され、定着装置51によって
加圧、加熱されることでフルカラーの永久画像が得られ
る。
【0030】本実施の形態のような多色トナーによる画
像形成装置において、高画質なフルカラー画像を得るた
めには、各色の画像濃度がそれぞれ適正で安定している
ことが要求される。したがって、前記のような通常の画
像形成モードの他に、各色の画像濃度を適正に設定する
ためのモード(以下、パッチ検知モードと記述)を実行
する。
【0031】パッチ検知モード時は感光ドラム41C、
41M、41Y、41K上に一定面積を有するパッチパ
ターンの静電潜像を形成し、これを所定の現像コントラ
スト電圧によって現像した後、トナー担持体たる転写ベ
ルト49a上に各色毎に転写して基準トナー像たるトナ
ーパッチを形成する。
【0032】この転写後のトナーパッチのトナー付着量
を転写ベルト49aに対向した一個の光学式センサー7
0で測定する。この光学式センサー70は図2に示した
ように、発光素子であるLED11(中心波長=970
nm)と受光素子であるフォトダイオード12で構成さ
れ、LEDからトナーパッチ20に対して光を照射し、
トナーパッチ20のトナー付着量に応じた正反射光量を
フォトダイオード12で検出する光学系になっている。
【0033】すなわち、トナーパッチのトナー付着量が
多いほど正反射光量は減少し、フォトダイオード12に
入射する光量が減少する。ここで図3に示したような乱
反射光量を検出するタイプのセンサーを用いると、上述
したように正確なトナー付着量検知ができない。
【0034】フォトダイオード12に入射した光はその
光量に依存した電流を生じ、これを電圧に変換した後に
増幅されて出力値Vsig.が得られる。この出力値V
sig.を、あらかじめメモリに記録されている基準値
Vint.と比較し、Vsig.>Vint.の場合は
画像濃度が低いと判断され、画像濃度を上げる方向に任
意のパラメータにフィードバックをかける。逆にVsi
g.<Vint.の場合は画像濃度が高いと判断され、
画像濃度を下げる方向に任意のパラメータにフィードバ
ックをかける。
【0035】画像濃度に影響を与えるパラメータとして
は、帯電電位、露光強度、現像バイアス電位、転写電
圧、トナー補給量などがあるが、たとえば本実施の形態
で使用する二成分現像剤へのトナー補給量にフィードバ
ックをかける処理について、図4を用いて説明を行う。
【0036】パッチ検知モードを開始すると、まず転写
ベルト49a上にトナーパッチを形成する(ステップS
1)。次に光学式センサー70によって、トナーパッチ
に対してLED光を照射し、その正反射光量に依存した
出力値Vsig.を得る(ステップS2)。ステップS
3では、ステップS2で得られた出力値Vsig.と基
準値Vint.とを比較する。Vsig.がVint.
より大きい場合には、画像濃度が低いと判断され、Vs
ig.とVint.の差分から必要なトナー補給量を算
出し(ステップS4)、トナーの補給を行う(ステップ
S5)。濃度測定後のトナーパッチは不図示の転写ベル
トクリーナーによって除去され(ステップS6)、通常
の画像形成モードに戻る。
【0037】また、Vsig.がVint.より小さい
場合には、画像濃度が高いと判断され、トナーの補給は
行わずにトナーパッチを除去し、通常の画像形成モード
に戻る。
【0038】上記の処理を各色トナー毎に行い、各色の
画像濃度をそれぞれ適正な濃度に調整する。
【0039】以上のようにしてパッチ検知モードが実行
されるが、本実施の形態で使用される転写ベルト49a
は十分な正反射光量が得られるように、表面の光沢度が
ある程度高いものを使用しなければならない。
【0040】表面の光沢度が低い転写ベルトを使用した
場合は、その表面で正反射が十分に生じないために、セ
ンサーの検出値が全体的に下がり、S/N(シグナル/
ノイズ)が悪化してしまう。
【0041】しかし、表面の光沢度が高い転写ベルトを
使用した場合は表面で十分に正反射を生じ、この正反射
光量を検出することで黒トナーを含む各色のトナー付着
量の検出が可能となる。
【0042】そこで、転写ベルト表面の光沢度は所定の
値よりも高いものを使用しなければならない。なお、こ
こで言う所定の値とは、良好なトナー付着量検知を行う
に足る十分な正反射光量を生じさせる光沢度であって、
その値は転写ベルト表面の材質や材料、あるいはセンサ
ーの照射光量や分解能等の構成により左右される。
【0043】本実施の形態の構成においては、検討の結
果、良好なトナー付着量検知を行うためには転写ベルト
表面の光沢度を50以上、98以下の範囲にする必要が
あった。ここで敢えて光沢度の上限を設定したのは、こ
れ以上の光沢度を出そうとすると、転写ベルトの材質を
転写ベルトとしての性能を満足しないような材質に変更
しなければならず、実用に適さないためである。光沢度
の測定には東京電色株式会社製の光沢計(Model
TC−108DP/A)を用いて、測定角度20°で測
定した。なお、ここでの光沢度の値は、屈折率1.56
7のガラス板表面の光沢度を基準として100と定め、
これに対する比で表している。
【0044】以下に検討の一例を示すが、図5の実線で
表したグラフは光沢度が90.2の転写ベルト上に形成
した黒トナーパッチのトナー付着量に対するセンサーの
出力値Vsig.を示している。黒トナーの付着量の変
化に対してセンサーの出力値が大きく変化していること
がわかる。
【0045】これに対して光沢度が20.3の転写ベル
ト上に形成した黒トナーパッチのトナー付着量に対する
センサーの出力値Vsig.を示したのが図6のグラフ
である。この場合、転写ベルト表面で正反射が起こりに
くいために出力値が全体的に小さく、転写ベルト上のト
ナー付着量が変化してもセンサーの出力値がほとんど変
化しないため、正確なトナー付着量の測定が困難になっ
ていることがわかる。
【0046】この他にも光沢度49.0のベルトと光沢
度44.7のベルトについても検討したが、その結果、
光沢度49.0のベルトについてはトナー付着量の測定
が良好に行えたのに対して、光沢度44.7のベルトに
ついてはS/Nが急激に悪化し、光沢度が20.3のベ
ルトと同様に正確なトナー付着量の測定が困難であった
ため、適正な光沢度の下限を50以上に設定した。
【0047】このように、トナーと同一の光吸収帯をも
つ物質を含んだ転写ベルト上のトナー付着量を検知する
ためには、表面の光沢度の高い、好ましくは光沢度が5
0以上の転写ベルトを用いなければならない。
【0048】以上記述したように、パッチ検知モードに
よって画像濃度制御を行う画像形成装置において、本実
施の形態の構成を採用することにより、トナーと同一の
光吸収帯をもつ物質を含む転写ベルト上にトナーパッチ
を形成しても、そのトナー付着量を簡易な構成で精度良
く検出することができるため、高精度な画像濃度制御が
可能となり、高画質な画像形成装置を提供することがで
きた。
【0049】(第2の実施の形態)図7は本発明の第2
の実施の形態の画像形成装置の概略構成図である。本実
施の形態では、各画像形成部4Y、4M、4C、4Kで
作られたトナー像は、一旦、中間転写ベルト49bに転
写された後、2次転写ローラー30によって紙等の記録
媒体に一括転写される構成となっている。
【0050】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0051】このように中間転写ベルト49bを用いる
と、定着装置51を画像形成部の下方に配置することが
できるために画像形成装置本体幅の削減が可能なこと、
また、各画像形成部が紙等の記録媒体と接触しないため
に紙粉等の異物の影響を受けずに済むなどの利点があ
る。
【0052】また、光学式センサー70を図7に示した
ように、中間転写ベルト49bの上面に対向する位置に
配置したことにより、紙詰まり時に未定着画像を処理す
ることによって発生する飛散トナーによるセンサーの汚
染が防止され、これによるセンサー出力の低下を抑制す
ることができる。
【0053】ここで用いた中間転写ベルト49bはポリ
イミドにカーボンを添加し、体積抵抗率を約1010Ω・
mに調整することで良好な転写が得られている。
【0054】この場合も第1の実施の形態と同様に、表
面の光沢度が50以上の中間転写ベルト49bを用いる
ことで十分な正反射光量が得られ、パッチ検知モード時
において、トナーパッチのトナー付着量を正確に検知す
ることができた。本実施の形態においても、このときの
センサー出力値Vsig.に基づいて画像濃度に影響を
与えるパラメータ、たとえばトナー補給量などにフィー
ドバックをかけることで画像濃度を適正に制御する構成
となっている。
【0055】以上のように、中間転写ベルト上にトナー
パッチを形成して画像濃度制御を行う画像形成装置にお
いても、第1の実施の形態と同様に表面の光沢度の高い
中間転写ベルトを用いることにより、トナー付着量を簡
易な構成で正確に検出することができるため、高精度な
画像濃度制御が可能となり、高画質な画像形成装置を提
供することができた。
【0056】(第3の実施の形態)図8は本発明の第3
の実施の形態の画像形成装置の概略構成図である。本実
施の形態では、1つの感光ドラム41の周囲にブラック
の現像装置90Kと、イエロー、マゼンタ、シアン各色
の現像装置90Y、90M、90Cを回転可能に具備
し、感光ドラム41上に現像された各色のトナー像を順
次中間転写ドラム49c上に転写した後、紙等の記録媒
体に一括転写する構成となっている。
【0057】本実施の形態における画像形成の概要を以
下に記述する。
【0058】感光ドラム41は図8に示した矢印方向に
回転可能に軸支されており、この感光ドラム41は不図
示の一次帯電器によって一様に帯電された後、レーザー
ビーム露光装置等の露光手段47によって、まず色分解
によって得られたイエロー部に相当する光像が照射さ
れ、感光ドラム41周面にイエロー部相当の静電潜像が
形成される。そのとき、感光ドラム41と対向する位置
には現像装置90Yがあって、これによりイエロー部の
潜像がイエロートナーによって現像される。本実施の形
態においても非磁性トナーと磁性キャリアからなる二成
分現像剤を使用している。
【0059】次に、現像されたイエロートナー像は中間
転写ドラム49c上に転写され、それと同時に感光ドラ
ム41は再び一次帯電器によって一様に帯電された後、
今度はマゼンタ部に相当する光像が照射され、感光ドラ
ム41周面にマゼンタ部相当の静電潜像が形成される。
これの現像時には回転体が回転することによって、現像
装置90Mが感光ドラム41と対向し、マゼンタ部の現
像が行われる。マゼンタトナー像は先に転写されている
中間転写ドラム49c上のイエロートナー像の上に重ね
合わせて転写される。
【0060】このようにして順次、シアン、ブラックの
トナー像も中間転写ドラム49c上に転写されたのち、
紙等の転写媒体上に全色一括転写され、さらに定着装置
51によって加圧、加熱されることでフルカラーの永久
画像が得られる。
【0061】本実施の形態の構成をとることの利点とし
ては、感光ドラムを1つだけ用いる画像形成装置におい
ても紙等の記録媒体の搬送路を直線状にすることができ
るため、多様な転写媒体の使用が可能となることが挙げ
られる。
【0062】この中間転写ドラム49cの表面はポリイ
ミドからなり、その中にカーボンを添加し、体積抵抗率
を約108Ω・mに調整することで、良好な転写が得ら
れている。
【0063】この場合も第1または第2の実施の形態と
同様に、表面の光沢度が50以上の中間転写ドラム49
cを用いることで十分な正反射光量が得られ、パッチ検
知モード時において、トナーパッチのトナー付着量を正
確に検知することができた。
【0064】本実施の形態においても、このときのセン
サー出力値Vsig.に基づいて画像濃度に影響を与え
るパラメータにフィードバックをかけることで画像濃度
を適正に制御する構成となっている。
【0065】以上のように、中間転写ドラム上にトナー
パッチを形成して画像濃度制御を行う画像形成装置にお
いても、第1または第2の実施の形態と同様に、表面の
光沢度の高い中間転写ドラムを用いることにより、トナ
ー付着量を簡易な構成で正確に検出することができるた
め、高精度な画像濃度制御が可能となり、高画質な画像
形成装置を提供することができた。
【0066】(その他の実施の形態)以上、記述した第
1〜3の実施の形態においては、全てフルカラーの画像
形成装置として説明しているが、黒トナーのみを使用す
るモノクロの画像形成装置にも適用できることは言うま
でもない。
【0067】また、各実施の形態の画像形成装置に使用
される現像剤として二成分現像剤で説明しているが、磁
性トナー、または非磁性トナーのみからなる一成分現像
剤を使用する場合でももちろん適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、トナー
担持体の表面が所定以上の光沢度を有するように構成し
たので、使用されるトナーと同一の光吸収帯を有する物
質を含むトナー担持体を使用する場合であっても、トナ
ー担持体の表面において十分な正反射を生じさせること
ができ、トナー担持体上に形成された基準トナー像のト
ナー付着量を精度良く測定できるため、簡易な構成で高
精度な画像濃度制御が可能となり、高画質な画像形成装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成図である。
【図2】正反射光量を検出する光学式センサーの概略構
成図である。
【図3】乱反射光量を検出する光学式センサーの概略構
成図である。
【図4】トナー補給量を増やし画像濃度調整を行う処理
の流れを示す図である。
【図5】光沢度が90.2の転写ベルト上に形成した黒
トナーパッチのトナー付着量に対するセンサーの出力値
を示すグラフである。
【図6】光沢度が20.3の転写ベルト上に形成した黒
トナーパッチのトナー付着量に対するセンサーの出力値
を示すグラフである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成図である。
【符号の説明】
11 LED 12 フォトダイオード 20 トナーパッチ 30 2次転写ローラー 4Y、4M、4C、4K 画像形成部 41、41Y、41M、41C、41K 感光ドラム 46Y、46M、46C、46K 一次帯電器 47、47Y、47M、47C、47K 露光手段 48Y、48M、48C、48K クリーニング装置 49Y、49M、49C、49K 転写装置 49a 転写ベルト 49b 中間転写ベルト 49c 中間転写ドラム 49c 転写ドラム 51 定着装置 70 光学式センサー 9Y、9M、9C、9K 現像装置 90Y、90M、90C、90K 現像装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 G03G 15/16 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB09 CC20 EE02 GG02 HH01 KK01 2H027 DA09 DE02 DE07 EA01 EA02 EA03 EA05 EA06 EC03 EC07 2H030 AA02 BB36 BB42 2H032 BA08 BA09 BA18 BA23 CA02 CA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー担持体上に形成された基準トナー像
    に光を照射し、その正反射光量を検出することによって
    トナー付着量を測定する測定手段を備え、 該測定手段の測定値に基づき画像濃度を調整する画像形
    成装置において、 前記トナー担持体は、前記画像形成装置に使用されるト
    ナーのうち少なくとも1種類以上のトナーと同一の光吸
    収帯を有する物質を含有するとともに、 前記トナー担持体の表面は所定以上の光沢度を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記トナー担持体の表面の光沢度は50以
    上、98以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記トナー担持体に対向して設けられた1
    つの測定手段によって、複数のトナーの基準トナー像に
    ついてトナー付着量を測定することを特徴とする請求項
    1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記トナー担持体は転写媒体を搬送するた
    めの転写ベルトであることを特徴とする請求項1ないし
    3のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記トナー担持体は中間転写ベルトである
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記トナー担持体は中間転写ドラムである
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
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