JP2002020570A - 焼成型ペースト用アクリル系バインダー樹脂組成物 - Google Patents

焼成型ペースト用アクリル系バインダー樹脂組成物

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JP2002020570A
JP2002020570A JP2000204249A JP2000204249A JP2002020570A JP 2002020570 A JP2002020570 A JP 2002020570A JP 2000204249 A JP2000204249 A JP 2000204249A JP 2000204249 A JP2000204249 A JP 2000204249A JP 2002020570 A JP2002020570 A JP 2002020570A
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acrylic
mass
resin composition
binder resin
polymer
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Yukihiro Ikegami
幸弘 池上
Hiroki Ishii
弘樹 石井
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼成性に優れ、粘性特性に優れ、かつ糸引き
性現象が生じることのない各種加工方法において良好な
作業性を有する焼成型ペースト用バインダーを得ること
を目的とする。 【解決手段】 (A)重量平均分子量が40,000〜
100,000の熱可塑性アクリル(共)重合体100
質量部に対して、(B)揺変剤0.5〜10質量部、
(C)沸点150℃以上の有機溶剤100〜400質量
部を有することを特徴とする焼成型ペースト用アクリル
系バインダー樹脂組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ag、Cu、N
i、Pd等の導体粉体を始めとする各種フィラーをセラ
ミック基板やコンデンサー等の基材に賦形し焼結させる
ペースト用バインダー用樹脂組成物に関するものであ
り、さらに詳しくはスクリーン印刷に使用する際の高精
細なパターンの印刷法やディップ塗装に使用する際の耐
糸引き性、焼成性に優れた焼成型ペースト用バインダー
樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属や無機フィラー(以下、
まとめてフィラーとする)をバインダーに分散し、パタ
ーンもしくは成形体を作製し、その後焼成により前記バ
インダー成分を熱分解することにより導体部やセラミッ
ク成形体などの電子材料を製造する方法が知られてい
る。この方法に使用されるバインダーは、成形加工時の
加工性保持のためや、移動時に成形体が損傷しないよう
にフィラーをつなぎ止めるために必要となるものであ
り、成形体を最終製品とする前のフィラーを焼結させる
熱分解工程において除去されるものである。従って、上
記バインダーに求められる性能としては、良好な熱分解
性を有するとともに、各加工時の作業性に優れることが
必要である。
【0003】各加工方法には、スクリーン印刷やフィラ
ーを分散したスラリーをドクタープレート等によりシー
ト状に成形する方法や、ディップ塗装による加工方法な
どがある。特に、上記バインダをスクリーン印刷やディ
ップ塗装において使用する際には、焼結させるフィラー
成分の充填率を上げるため、含有するバインダー成分を
できるだけ少なくする必要がある。従って、バインダー
成分はできるだけ低固形分で、スクリーン印刷やディッ
プ塗工に用いるに十分な高粘度を発現させる粘性特性を
有することが必要である。このため、従来においては、
上記バインダーとして、ブチラール樹脂やエチルセルロ
ース等を有機溶剤に溶解した溶剤系バインダー樹脂が用
いられていた。
【0004】一方、最近の電子材料に用いられる部品に
関しては、アルミナのような高温焼成タイプのフィラー
からガラス粉体等の低温焼成可能なフィラーが用いられ
るようになっており、その焼成条件が広範囲のものとな
ってきている。しかしながら、上記ブチラール樹脂やエ
チルセルロース樹脂のバインダーにおいては、これら広
範囲の焼成条件に対応することは出来ず、特に低温焼成
型のフィラーを焼結させる場合や、金属フィラーの酸化
防止のため還元性雰囲気中でフィラーを焼結させる場合
において、焼成不良としてスラッジが発生し、出来上が
ったセラミックもしくは金属導体などの製品の特性が低
下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなバインダー
の焼成不良に起因するスラッジの発生の問題を解決する
ために、焼成性の良いアクリル樹脂を使ったアクリル樹
脂バインダーが提案されるいる。例えば、メタクリル酸
イゾブチルエステルとメタクリル酸2−エチルヘキシル
及びβ位もしくはα位に水酸基を有するメタクリル酸エ
ステルの共重合体(特開平10−167836号公報)
が挙げられる。しかしながら、上記アクリル樹脂バイン
ダーにおいては、アクリル樹脂を主成分とするため、熱
分解性は向上するものの粘性特性が低く、スクリーン印
刷などに使用される場合に必要とされる高粘度を発現さ
せるためには、アクリル共重合体の分子量を上げる必要
があった。このため、従来のアクリル樹脂バインダーに
おいては、高分子量に起因する糸引き現象を招き、印刷
適性もしくはディップ塗工適性等のバインダーとして要
求される加工性を満足することはできなかった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、焼成性及び粘性特性に優れ、かつ糸引き現象が生じ
ることのない各種加工方法において良好な作業性を有す
る焼成型ペースト用バインダーを得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明者らは鋭意検討を行った結果、低分子量のア
クリル樹脂組成物と揺変剤とを必須とする樹脂組成物
が、低固形分で高粘度特性を発現でき、且つ糸引き現象
が生じないため各種加工法おいて良好な作業性を有し、
その上焼成性が良好でスラッジを残さない熱分解性を有
することを見出し、これを焼成型ペースト用バインダー
に用いることにより本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、(A)重量平均分子
量が40,000〜100,000の熱可塑性アクリル
(共)重合体100質量部に対して、(以下、(A)ア
クリル(共)重合体とすることがある)(B)揺変剤
0.5〜10質量部、(C)沸点150℃以上の有機溶
剤100〜400質量部を有する焼成型ペースト用アク
リル系バインダー樹脂組成物(以下、アクリル系バイン
ダーとする)である。
【0009】上記アクリル系バインダーにおいては、上
記(A)アクリル(共)重合体が、炭素数1〜4のアル
キル(メタ)アクリレート単量体から選ばれる少なくと
も1種の単量体(以下、単量体a−1とすることがあ
る)75〜100%を有して(共)重合したものである
ことが好ましい。また、上記アクリル系バインダーにお
いては、上記(A)アクリル(共)重合体を構成する単
量体が、水酸基を含有するヒドロキシ基含有(メタ)ア
クリレート単量体(以下、単量体a−2とすることがあ
る)を10質量%以下の割合で有するものであってもよ
い。また、上記アクリル系バインダーにおいては、上記
(A)アクリル(共)重合体を構成する単量体が、不飽
和カルボン酸単量体(以下、単量体a−3とすることが
ある)を5質量%以下の割合で有するものであってもよ
い。
【0010】また、上記アクリル系バインダーにおいて
は、上記(B)揺変剤が、水添ヒマシ油系ワックス、水
添ヒマシ油クレイ系ワックス、水添ヒマシ油アマイド系
ワックス、高級脂肪酸窒素誘導体ワックス、脂肪酸アマ
イド系ワックス、長鎖脂肪酸エステル重合体系ワックス
の群から選ばれる少なくとも一種であることが好まし
い。さらには、上記(C)沸点150℃以上の有機溶剤
が、ターピネオールを50質量%以上含有するものであ
ることが好ましい。
【0011】そして、上記焼成型ペースト用アクリル系
バインダー樹脂組成物においては、大気中雰囲気及び/
または不活性雰囲気中において、10℃/minの昇温速度
で450℃までの加熱による焼成条件で、熱分解残渣を
0.5質量%以下とすることが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のアクリル系バインダーは、(A)重量平
均分子量が40,000〜100,000の熱可塑性アク
リル(共)重合体100質量部に対して、(B)揺変剤
0.5〜10質量部、(C)沸点150℃以上の有機溶
剤100〜400質量部を有するものである。
【0013】上記(A)アクリル(共)重合体の重量平
均分子量は、40,000〜100,000であること
が好ましく、より好ましくは50,000〜80,00
0の範囲である。上記重量平均分子量を40,000以
上とすることにより、スクリーン印刷やディップ塗工時
の作業粘度を確保することができ、重量平均分子量10
0,000以下とすることにより糸引き性を抑制するこ
とが出来る。
【0014】上記(A)アクリル(共)重合体として
は、(a−1)炭素数1〜4のアルキル(メタ)アクリ
レート単量体を75〜100質量%の割合で有する単量
体を(共)重合して得られるものであることが好まし
い。上記(A)アクリル(共)重合体における、単量体
(a−1)の含有量としては、好ましくは75質量%以
上、より好ましくは90質量%以上とすることにより良
好な焼成性を発現することが出来る。上記単量体(a−
1)の具体例としては、メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アク
リレート、i−ブチル(メタ)アクリレート等のモノ
(メタ)アクリレートが挙げられる。これらは1種また
は2種以上を混合して使用することが出来る。
【0015】上記(A)アクリル(共)重合体を構成す
る単量体には、(a−2)水酸基を含有するヒドロキシ
基含有(メタ)アクリレート単量体を10質量%以下の
割合で配合することが出来る。単量体(a−2)を用い
ることによって、アクリル系バインダーの粘性向上と金
属顔料等の分散安定性を向上させることが出来ると同時
に焼成時に良好な熱分解性を得ることが出来る。また、
10質量%以下とすることによって、焼成時の熱分解性
を良好なものとすることが出来る。上記(A)アクリル
(共)重合体を構成する単量体における、単量体(a−
2)の含有量としては0.1〜10質量%の範囲が好ま
しく、3〜5質量%の範囲が更に好ましい。特に(C)
有機溶剤としてターピネオールを主成分とするものを用
いた場合においては、粘性の増加が認められ、アクリル
系バインダーの粘性を向上させる作用を有する。
【0016】上記単量体(a−2)としては、炭素数2
〜8のアルキル基にヒドロキシル基を1個以上含有する
(メタ)アクリレートが好ましい。具体例としては、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート等のモノヒドロキシ含有(メタ)アクリレ
ート、1分子中にヒドロキシル基が2個含有する1,2-ジ
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1,2-ジヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、1,2-ジヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、1,2-ジヒドロキシ5-エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、1,2,3-トリヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、1,2,3-トリヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、1,1-ジヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、1,1-ジヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、1,1-ジヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、1,1,2-トリヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、1,1,2-トリヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、1,2-ジヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート(グリセロール(メタ)アクリレート)等
が挙げられる。
【0017】さらに、上記(A)アクリル(共)重合体
を構成する単量体には、不飽和カルボン酸単量体(a−
3)を5質量%以下の割合で配合することが出来る。こ
の単量体(a−3)を配合することによりアクリル系バ
インダーに分散するフィラーの分散安定性を向上させる
ことが出来ると同時に焼成時に良好な熱分解性を得るこ
とが出来る。また、5質量%とすることによって、焼成
時の熱分解性を良好なものとすることが出来る。上記
(A)アクリル(共)重合体を構成する単量体におけ
る、上記単量体(a−3)の含有量としては、0.1〜
5質量%の範囲が好ましく、0.1〜2質量%の範囲が
より好ましく、0.1〜1質量%の範囲が更に好まし
い。上記単量体(a−3)の具体的な例としては、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、ヘキサヒドロフタル酸2-メタクリロイルオキシエ
チル、フタル酸2-メラクリロイルオキシエチル、マレイ
ン酸2−メタクリロイルオキシエチル、コハク酸2-メタ
クリロイルオキシエチル等が挙げられ、一種もしくは2
種以上を混合して使用することが出来る。
【0018】上記(A)アクリル(共)重合体を構成す
る単量体には、単量体(a−1)、単量体(a−2)、
単量体(a−3)の他に、添加剤として共重合可能な単
量体(以下、単量体(a−4)とする)を、アクリル系
バインダーの焼成性を低下させない範囲で、また10質
量%以下の範囲で配合することが出来る。上記単量体
(a−4)の具体的な例としては、炭素数5以上のアル
キル(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチ
レン、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリル
アミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、アリルメ
タクレート、グリシジルメタクリレート、ベンジルメタ
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクレート、ポリブチレン
グリコールジメタクリレート、1,6ヘキサンジオールジ
メタクリレート、1,3ブチレングリコールジメタクリレ
ート、トリエチレングリコールジメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、酢酸ビニル等が挙げ
られる。
【0019】上記(B)揺変剤としては、揺変性を付与
するワックス類であれば使用可能であるが、特に水素添
加ヒマシ油系ワックス、水素添加ヒマシ油アマイド系ワ
ックス、水素添加ヒマシ油クレイ系ワックス、高級脂肪
酸窒素誘導体ワックス、脂肪酸アマイド系ワックス、長
鎖脂肪酸エステル系ワックスなどが好適であり、これら
を単独または2種以上を組み合わせて使用することが出
来る。上記(B)揺変剤は、(A)アクリル(共)重合
体100質量部に対して0.5〜10質量部をホットブ
レンドまたは高速分散機及び3本ロール等の方法で練合
することが好ましい。(B)揺変剤を0.5質量部以上
添加することにより、低分子量のアクリル系バインダー
(ポリマーワニス)においては、高粘性を発現し印刷適
性が良好となる。また、上記添加量を10質量部以下と
することにより熱分解性が良好となる。上記添加量は好
ましくは2〜8質量部であり、さらに好ましくは4〜7
質量部である。揺変剤による粘性は、チキソ性を有した
構造粘性のため、高分子量なポリマー粘性に比べ糸引き
性が無く、スクリーン印刷や、ディップ塗装性が極めて
良好である。
【0020】上記(C)有機溶剤としては、沸点150
℃以上の有機溶剤が好ましい。沸点150℃以上とする
ことにより、スクリーン印刷またはディップ塗工時の塗
装作業性が良好となる。沸点が150℃未満の有機溶剤
の場合、揮発が速すぎるため連続作業性に欠けるため好
ましくない。上記(C)有機溶剤の添加量としては、
(A)アクリル(共)重合体100質量部に対し100
〜400質量部が好ましい。(C)有機溶剤の添加量を
100質量部以上とすることにより、(A)アクリル
(共)重合体を均一に溶解させ流動性を付与することが
出来ると同時にフィラーの充填率を向上させることがで
き、400質量部以下とすることにより良好なチキソ性
のある高粘度を発現させることが出来る。
【0021】(C)有機溶剤の具体的な例としては、タ
ーピネオール、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルアセテート、2,2,4-トリメチル1,3-ペンタジオー
ルモノイソブチレート、イソホロン、3-メトキシブチル
アセテート、沸点150℃以上の芳香族または脂肪族炭
化水素、乳酸ブチル、ジブチルフタレート、ジオクチル
フタレート等のフタル酸エステルまたはジブチルアジペ
ート、ジオクチルアジペート等のアジピン酸エステル等
の可塑剤等が挙げられ、上記溶剤を少なくとも1種以上
を混合して使用出来る。特に、本発明のアクリル系バイ
ンダーでスクリーン印刷やディップ塗装を可能とする高
粘性を発現させるには、(C)有機溶剤中にターピネオ
ールを50質量%以上含有することが好ましい。より好
ましくは、80質量%以上である。
【0022】その他、上記アクリル系バインダーには、
(D)添加剤として、ニトロセルロース、セルロースア
セテートブチレート、エチルセルロースなどのセルロー
ス系樹脂、(共)重合体、レベリング剤、顔料分散剤、
消泡剤などの助剤を、印刷時の粘度安定性、塗料のキ
レ、顔料分散性、重ね塗り及び網点印刷性、消泡性、乾
燥性、焼成性等を満足させるために使用することが出来
る。この場合、(D)添加剤は0.1〜5質量部の範囲
で配合するのが好ましい。これは5質量部以下とするこ
とによって、印刷適性、焼成性が良好となる傾向にある
ためであり、より好ましくは0.1〜3質量部の範囲で
ある。
【0023】このような成分からなるアクリル系バイン
ダーは、大気中雰囲気及び/または不活性雰囲気中にお
いてもスラッジ等の熱分解残渣の少ないことを特徴とし
ており、10℃/minの昇温速度で450℃までの加熱に
よる焼成条件で熱分解残渣を0.5質量%以下とするこ
とが可能である。従来使用されていたエチルセルロース
樹脂やブチラール樹脂は、450℃以下の低温焼成では
スラッジと称する残渣が多く発生する不具合が生じ、さ
らに不活性雰囲気中で焼成した場合、さらにスラッジが
多く発生するため電子材料用等の高純度の品質が必要な
部分には使用出来なかった。これに対して、本発明のア
クリル系バインダーによれば、上記不具合が生じること
なく、あらゆる焼成条件で用いることが可能である。
【0024】そして、上記アクリル系バインダーとフィ
ラーとを混合した焼成型ペーストにおいては、塗工時に
各種有機溶剤によってアクリル系バインダーを希釈し、
(A)アクリル(共)重合体の固形分が10〜60質量
%となるようにすることが好ましい。(A)アクリル
(共)重合体の含有量は10質量%以上とすることによ
り印刷適性、焼成性が良好で、且つ塗膜の強度、伸度の
バランスが良好となり、60質量%以下とすることによ
り無機フィラーの充填率を上げることが出来る。
【0025】上記アクリル系バインダーの製造方法とし
ては、まず(A)アクリル(共)重合体を溶液重合、懸
濁重合、乳化重合等の公知の方法により製造し、これに
(B)揺変剤等その他成分を添加混合する。上記溶液重
合では、溶剤中で単量体を重合するため、重合終了と同
時にバインダー樹脂溶液を得ることが出来る。上記懸濁
重合では、水中で単量体懸濁液を重合するため、ビーズ
状アクリル(共)重合体を溶剤に溶解させて、他の成分
を添加混合してアクリル系バインダーを製造する。上記
乳化重合では、水に乳化させた単量体をミセル中で重合
するため、乳化状態のポリマー((A)アクリル(共)
重合体)を析出分離もしくはスプレードライヤーによっ
て水分を乾燥させて、得られた(A)アクリル(共)重
合体のポリマーを溶剤に溶解させて、他の成分を添加混
合してアクリル系バインダーを製造する。
【0026】上記アクリル系バインダーに添加されるフ
ィラー粉体は、導体としては銅、銀、ニッケル、銀、パ
ラジウム等の金属粉が使用出来るが、特にこれらに限定
されない。最近の動向としては、高価な銀系フィラーか
ら安価な銅、ニッケル系への移行が進んでおり、特に空
気酸化による劣化の激しい銅系には不活性雰囲気中でも
熱分解性の良好な本発明のアクリル系バインダーが好適
である。その他、焼成によりバインダー樹脂の分解、続
いて焼結のプロセスにより形成される用途であれば適応
可能で、アルミナ、ジルコニア、酸化チタン、チタン酸
バリウム等の酸化物系はもとより、窒化アルミナ、窒化
珪素、窒化ホウ素当の窒化物系、低融点ガラス粉等のシ
リカ系粉体等、蛍光体等が挙げられる。上記フィラー粉
体とアクリル系バインダーの混合比は、フィラー粉体1
00質量部に対して、アクリル系バインダーが固形分で
3〜30質量部となるように添加することが出来るが、
セラミックの比重により異なるため、上記範囲に限定さ
れるものではない。また必要に応じて可塑剤、分散助
剤、消泡剤を添加してもよい。また、塗工方法は、高粘
度用途では、スクリーン印刷または、ディップ塗装等が
挙げられ、低粘度用途ではドクターブレード法やキャス
ト法が挙げられる。
【0027】
【実施例】以下、本発明について実施例を用いて説明す
る。但し、実施例中の「部」は「質量部」を、「%」は
「質量%」を示す。 (実施例1) (A)アクリル(共)重合体の製造 攪拌機、環流冷却器、温度計、窒素ガス吹き込み管を備
えた2Lの4つ口フラスコに、ターピネオール200部
を加え90℃に昇温した。次いで内温を90℃とし、i
−ブチルメタクリレート400部、ターピネオール12
0部、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル(以下AIB
Nと略す)0.7部を4時間かけて添加した後、1時間
毎にAIBN0.4部を3回添加し、これを1.5時間
保持して重合終了後にターピネオール592部を添加し
て、固形分31%のアクリル(共)重合体樹脂液を得
た。得られた樹脂溶液は、ポリスチレン換算のGPCに
て測定した結果、重量平均分子量50,000であっ
た。次いで、得られた(A)アクリル(共)重合体10
0質量部に対して下記表1に示す混合比率で揺変剤
(B)、有機溶剤(C)、添加剤(D)を加え、高速分
散機で分散し実施例1のアクリル系バインダーを得た。
【0028】(実施例2〜5、比較例1〜5)実施例1
のアクリル(共)重合体(A)(表中、アクリルポリマ
ー(A)と表記した)の組成を表1に示す成分に変えて
アクリル(共)重合体樹脂液を調整し、得られたそれぞ
れのアクリル(共)重合体(A)に、表1及び表2に示
す成分を、実施例1と同様の方法にて添加して実施例2
〜5、比較例1〜4のアクリル系バインダーを得た。
【0029】得られた実施例1〜5、比較例1〜4のア
クリル系バインダーにおいて、以下に示す方法にて酸
価、焼成性、糸引き性を評価し、さらにこれらを導体ペ
ースト状とし、そのときのフィラー分散性、印刷適性、
目詰まり性等を評価した。結果を表1及び表2に示す。
【0030】<酸価>アクリルポリマー(固形分)1gを
中和するのに必要なKOHのmg数(mgKOH/
g)。 <焼成性>得られたアクリル系バインダー樹脂を乾燥さ
せ、サンプル量10〜20mgをアルミ皿にのせ、TG
(熱減量分析)で評価した。このときの雰囲気は、空気
中で昇温速度10℃/minで室温から450℃まで昇温し
た後、室温まで冷却し、残渣の状態を観察した。 ◎…窒素雰囲気中で熱分解し、アルミ皿に黒色もしくは
灰色の残渣がなく、完全に分解していた。熱減量率9
9.5%以上。 ○…大気雰囲気中で熱分解し、アルミ皿に黒色もしくは
灰色の残渣がなく、完全に分解していた。熱減量率9
9.5%以上。 △…大気雰囲気中で熱分解し、アルミ皿に黒色もしくは
灰色の残渣があり、分解不良物が観察された。熱減量率
95%〜99.5%。 ×…大気雰囲気中で熱分解し、アルミ皿に黒色もしくは
灰色の残渣があり、分解不良物が観察された。熱減量率
95%以下。
【0031】<糸引き性>B型粘度の測定の際に回転数
を変えて、粘度を測定した。回転数を6rpmと60r
pmにした粘度を測定し、6rpm時の粘度/60rp
m時の粘度の粘度比(チキソ性)をとり、糸引き性を以
下のように評価した。この値が小さいと糸引き現象が起
こりやすいと考えられる。 ○…4以上、△…2〜3、×…2未満
【0032】<導体ペースト化>得られた実施例1〜
5、比較例1〜4のアクリル系バインダーにフィラーを
混合し、導体ペーストとしてその特性を調べた。 〈フィラー分散性〉得られた実施例1〜5、比較例1〜
4のアクリル系バインダー100質量部に対して銅粉体
900部を3本ロールにより練合し、導体ペーストを得
た。練合したペーストをナイロン製250メッシュのス
クリーンでベタ刷り印刷したとき、得られた塗膜の表面
が滑らかなものを○、滑らかさの無いもの、または、2
次凝集のあるものを×とした。また○と×の中間のもの
を△とした。 〈印刷適性〉上記導体ペーストをナイロン製250メッ
シュのスクリーンでライン&スペース100マイクロメ
ーターの細線パターンを印刷したとき、ライン形状の再
現性が良好なものを○、かすれたりつぶれたものを×と
した。また○と×の中間のものを△とした。 〈目詰まり性〉上記導体ペーストをナイロン製300メ
ッシュのスクリーンで印刷したとき、スクリーンの抜け
が良好で目詰まりしないものを○、目詰まりするものを
×とした。また○と×の中間のものを△とした。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】各実施例で表す本発明の内容は以下の通り
である。実施例1、実施例2(実施例1のアクリル組成
変更品)、実施例3(アクリル組成、揺変剤、溶剤、固
形分変更品)、実施例4(アクリル組成、固形分変更
品)、実施例5(固形分、アクリル組成変更品)では、
いずれに於いても焼成性、糸引き性、フィラー分散性、
印刷適性、耐目詰まり性ともに良好であった。
【0036】比較例1は、(A)アクリル(共)重合体
の重量平均分子量を変化させた例である。(B)揺変剤
を添加したにもかかかわらず、(A)アクリル(共)重
合体の分子量が高すぎたため、耐糸引き性が不良とな
り、印刷適性、耐目詰まり性は不良となった。
【0037】比較例2では、アクリル(共)重合体のに
(B)揺変剤を全く添加しなかった例である。アクリル
系バインダー自身に構造粘性が見られず、耐糸引き性、
印刷適性が不良であった。
【0038】比較例3は、使用する溶剤に沸点111℃
のトルエンを配合した例である。印刷時の乾燥性が速
く、印刷適性、耐目詰まり性が不良となった。
【0039】比較例4では、(B)揺変剤をアクリルポ
リマー100部に対し、12部と過剰に添加した例であ
る。過度な構造粘性を示したものの塗膜のレベリング性
が不良となるばかりでなく、熱分解性が不良となり黒色
スラッジが発生した。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明にあるアク
リル系バインダーは、比較的低分子量の(A)アクリル
(共)重合体と、(B)揺変剤とを含有するものである
ので、焼成性(熱分解性)に優れ、各種加工法に必要な
粘性特性を有し、且つ糸引きのない粘性挙動を有するも
のである。よって、上記アクリル系バインダーを焼成型
ペースト用バインダーとして用いれば、熱分解性に優
れ、低固形分で良好な高粘性を有するためスクリーン印
刷等の各種加工法における作業性に優れ、またフィラー
の分散性良好なペーストを得ることが出来る。
【0041】また、上記(A)アクリル(共)重合体
が、単量体(a−1)を75〜100質量%有する単量
体を(共)重合して得られるものであれば、低分子量で
かつ焼成性に優れた(A)アクリル(共)重合体とする
ことができ、上記アクリル系バインダーの焼成性をより
向上させることが出来る。また、上記(A)アクリル
(共)重合体として、上記単量体(a−1)を有する単
量体に、単量体(a−2)を10質量%以下を添加した
単量体を共重合して得られるものを用いれば、アクリル
系バインダーの粘性特性をより向上させることが出来
る。また、上記(A)アクリル(共)重合体として、上
記単量体(a−1)、あるいは単量体(a−1)と単量
体(a−2)を有する単量体に、単量体(a−3)を5
質量%以下の割合で添加した単量体を共重合して得られ
るものを用いれば、アクリル系バインダーにおけるフィ
ラーの分散安定性および焼成性をより向上させることが
出来る。
【0042】また、上記(B)揺変剤として、水添ヒマ
シ油系ワックス、水添ヒマシ油クレイ系ワックス、水添
ヒマシ油アマイド系ワックス、高級脂肪酸窒素誘導体ワ
ックス、脂肪酸アマイド系ワックス、長鎖脂肪酸エステ
ル重合体系ワックスの群から選ばれる少なくとも一種を
用いれば、アクリル系バインダーの粘着特性を各種加工
方における作業性が良好となるように調整することが出
来ると共に、より糸引き現象を抑制することが出来る。
【0043】また、上記(C)沸点150℃以上の有機
溶剤として、ターピネオールを50質量%以上含有する
ものを用いれば、アクリル系バインダーの粘度をスクリ
ーン印刷やディップ塗装などに適した高粘度とすること
が出来る。
【0044】そして、上記アクリル系バインダーにおい
ては、大気中雰囲気及び/または不活性雰囲気中におい
て、10℃/minの昇温速度で450℃までの加熱による
焼成条件で、熱分解残渣が0.5質量%以下とすること
ができ、従来のバインダーでは対応できなかった焼成条
件においても使用可能で、焼成型ペースト用のバインダ
ーとして好適に用いることが出来る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)重量平均分子量が40,000〜1
    00,000の熱可塑性アクリル(共)重合体100質
    量部に対して、(B)揺変剤0.5〜10質量部、
    (C)沸点150℃以上の有機溶剤100〜400質量
    部、を有することを特徴とする焼成型ペースト用アクリ
    ル系バインダー樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 上記(A)熱可塑性アクリル(共)重合
    体が、(a−1)炭素数1〜4のアルキル(メタ)アク
    リレート単量体から選ばれる少なくとも1種の単量体7
    5〜100%を有して(共)重合したものであることを
    特徴とする請求項1に記載の焼成型ペースト用アクリル
    系バインダー樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 上記(A)熱可塑性アクリル(共)重合
    体が、(a−2)水酸基を含有するヒドロキシ基含有
    (メタ)アクリレート単量体を10質量%以下の割合で
    有して共重合したものであることを特徴とする請求項2
    に記載の焼成型ペースト用アクリル系バインダー樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】 上記(A)熱可塑性アクリル(共)重合
    体が、(a−3)不飽和カルボン酸単量体を5質量%以
    下の割合で有して共重合したものであることを特徴とす
    る請求項2または3に記載の焼成型ペースト用アクリル
    系バインダー樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 上記(B)揺変剤が、水添ヒマシ油系ワ
    ックス、水添ヒマシ油クレイ系ワックス、水添ヒマシ油
    アマイド系ワックス、高級脂肪酸窒素誘導体ワックス、
    脂肪酸アマイド系ワックス、長鎖脂肪酸エステル重合体
    系ワックスの群から選ばれる少なくとも一種であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の焼成
    型ペースト用アクリル系バインダー樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 上記(C)沸点150℃以上の有機溶剤
    が、ターピネオールを50質量%以上含有するものであ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載
    の焼成型ペースト用アクリル系バインダー樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 大気中雰囲気及び/または不活性雰囲気
    中において、10℃/minの昇温速度で450℃までの加
    熱による焼成条件で、熱分解残渣が0.5質量%以下で
    あることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記
    載の焼成型ペースト用アクリル系バインダー樹脂組成
    物。
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