JP2002018918A - ディスク成形用型締装置およびそれを用いたディスク成形品の射出圧縮成形方法 - Google Patents

ディスク成形用型締装置およびそれを用いたディスク成形品の射出圧縮成形方法

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JP2002018918A
JP2002018918A JP2000202979A JP2000202979A JP2002018918A JP 2002018918 A JP2002018918 A JP 2002018918A JP 2000202979 A JP2000202979 A JP 2000202979A JP 2000202979 A JP2000202979 A JP 2000202979A JP 2002018918 A JP2002018918 A JP 2002018918A
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Japan
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mold
driving
movable
disk
cutter
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JP2000202979A
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English (en)
Inventor
Kenji Fukumoto
健二 福本
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Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出圧縮成形に際しての作動制御の自由度が
大幅に向上され得る、新規な構造のディスク成形用型締
装置を提供すること。 【解決手段】 成形キャビティ102内の樹脂材料に圧
縮力を作用させるコア駆動手段56を、カッタ駆動機構
54とエジェクタ駆動機構52の何れからも独立して作
動可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、オーディオディスクやメモリデ
ィスク、ビデオディスク等に用いられるディスク基板を
金型を用いて成形するためのディスク成形用型締装置
と、それを用いたディスク成形品の射出圧縮成形方法に
関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、光ディスクや光磁気ディスクを
形成するためのディスク基板(ディスク成形品)の成形
に際しては、一般に、固定盤と可動盤の各対向面に固定
金型と可動金型を装着せしめて、金型駆動手段により、
可動盤を固定盤に対して接近/離隔方向に駆動して型開
閉作動および型締作動させるようにしたディスク成形用
型締装置が用いられており、固定金型と可動金型の型合
わせ面間に形成された成形キャビティに溶融樹脂材料を
射出充填し、冷却,固化せしめた後、両金型を型開きし
てディスク成形品を取り出すことによって、ディスク成
形が行われている。また、ディスク基板へのピットやグ
ルーブの転写精度の向上や、光学的および機械的特性の
安定化等のために、成形キャビティへの溶融樹脂材料の
充填完了時に僅かに型開状態とした固定金型と可動金型
に対して、溶融樹脂材料が固化する前に一層大きな型締
力を及ぼしてディスク基板を圧縮成形するようにした射
出圧縮成形が好適に採用されている。
【0003】ところで、ディスク基板の射出圧縮成形に
際しては、可動金型に対して型開閉および型締めの駆動
力を及ぼす金型駆動手段の出力、即ち金型駆動手段によ
って可動金型に及ぼされる型締力を調節することによっ
て、成形キャビティへの樹脂材料の射出充填時における
型締作動と、成形キャビティへの樹脂材料の射出充填後
の圧縮作動を実施することも可能であるが、その他、特
公平4−70970号公報等に記載されているように、
可動金型に組み込まれた圧縮コアブロックに対して圧縮
駆動力を及ぼすコア駆動手段を、可動金型に型開閉およ
び型締力を及ぼす金型駆動手段とは別に設けた、射出圧
縮成形用の型締装置が知られている。このような型締装
置では、金型間に及ぼされる型締力とは別に、成形キャ
ビティを形成するコアブロックに対して直接に及ぼされ
る圧縮駆動力を、コア駆動手段によって調節することが
出来ることから、例えばトグル式型締機構等を採用した
場合でも圧縮作動時の型締力を高精度に制御することが
出来ると共に、成形キャビティの樹脂材料に対して大き
な圧縮力を効率的に及ぼすことが可能となるのである。
【0004】ところが、上記公告公報にも記載されてい
るように、従来の射出圧縮成形用の型締装置において
は、圧縮コアブロックに圧縮駆動力を及ぼすコア駆動手
段としての油圧シリンダ機構のピストンに対して、成形
キャビティの中央に形成されたゲートを遮断すると共に
ディスク成形品の中央穴を打ち抜くゲートカッタを駆動
せしめるカッタ駆動用の油圧シリンダ機構が形成されて
いることから、ゲートカッタを突出させずに圧縮コアブ
ロックだけを駆動変位させることが出来なかったのであ
り、圧縮コアブロックを圧縮駆動せしめて成形キャビテ
ィの充填樹脂材料に圧縮力を及ぼすに際しては、その前
に、先ず、カッタ駆動用の油圧シリンダ機構でゲートカ
ッタを突出作動せしめてゲートを遮断する必要があった
のである。
【0005】一方、本発明者等の検討した結果によれ
ば、ディスク基板の成形に際しては、採用する樹脂材料
の種類の他、金型温度や各成形工程のタイムスケジュー
ル,ディスク成形品寸法などの違いによって、必ずし
も、ゲートを遮断した後に樹脂材料に圧縮力を及ぼすこ
とが適当でないことが明らかとなったのであり、目的と
する特性や成形寸法等をより高精度に得るためには、成
形キャビティへの樹脂材料の充填後、ゲートカッタの作
動前に圧縮コアブロックを圧縮駆動させることが適当な
場合や、ゲートカッタによるゲートの遮断完了前に圧縮
コアブロックを圧縮駆動させることが適当な場合等のあ
ることが、明らかとなった。
【0006】しかしながら、前述のように、圧縮コアブ
ロックに圧縮駆動力を及ぼす油圧シリンダ機構と、ゲー
トカッタに突出作動力を及ぼす油圧シリンダ機構が独立
形成されていない、従来構造の射出圧縮成形用の型締装
置においては、圧縮コアブロックの圧縮駆動前に、ゲー
トカッタを突出作動させる必要があり、圧縮コアブロッ
クの圧縮駆動とゲートカッタの突出作動の相対的なタイ
ミング設定が大幅に拘束されてしまうために、上述の如
き自由な作動設定を行うことが極めて難しいという問題
があったのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、圧縮コアブロックの圧縮駆動を、ゲートカ
ッタの突出作動から独立して制御することが可能とされ
て、射出圧縮制御の自由度が大幅に向上され得る、新規
な構造のディスク成形用型締装置を提供すること、およ
びかかるディスク成形用型締装置を用いたディスク成形
品の新規な射出成形方法を提供することにある。
【0008】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0009】すなわち、ディスク成形用型締装置に関す
る本発明の第一の態様は、固定金型が装着された固定盤
と、可動金型が装着された可動盤を対向配置せしめると
共に、該可動盤を該固定盤に対して接近/離隔方向に駆
動せしめる金型駆動手段を設けて、固定金型と可動金型
を型開閉作動および型締作動せしめる一方、該固定金型
または該可動金型の圧縮コアブロックに駆動力を及ぼし
て、固定金型と可動金型の型合わせ面間に形成された成
形キャビティ内の充填樹脂材料に圧縮力を及ぼすコア駆
動手段を設けたディスク成形用型締装置において、
(a)前記可動金型から突出せしめられることにより前
記成形キャビティの中央に形成されたゲートを遮断する
と共にディスク成形品の中央穴を打ち抜くゲートカッタ
を駆動せしめるカッタ駆動機構と、(b)前記可動金型
から突出せしめられてディスク成形品を離型させるエジ
ェクタピンを駆動せしめるエジェクタ駆動機構とを、そ
れぞれ、前記可動盤側に設けると共に、前記コア駆動手
段を、前記固定盤または前記可動盤において、それらカ
ッタ駆動機構とエジェクタ駆動機構の何れからも独立し
て作動可能に設けたことを、特徴とする。
【0010】このような本態様に従う構造とされたディ
スク成形用型締装置においては、圧縮コアブロックに圧
縮駆動力を及ぼして、成形キャビティ内の樹脂材料に圧
縮力を作用せしめるコア駆動手段が、カッタ駆動機構と
エジェクタ駆動機構の何れからも独立して作動可能とさ
れていることから、成形キャビティ内の樹脂材料に対す
る圧縮作動に際して、コア駆動手段の作動、即ち樹脂材
料に対して及ぼされる圧縮力を、カッタ駆動機構の作動
等に伴う制限を受けることなく、大きな自由度で且つ高
精度にコントロールすることが可能となるのであり、そ
れによって、採用する樹脂材料や温度等の成形条件に応
じて、より望ましい圧縮成形を行うことが可能となるの
である。具体的には、例えば、(1)ゲートカッタを突
出作動せしめてゲートを遮断した後に圧縮コアブロック
を圧縮作動せしめる他、(2)ゲートカッタの作動前に
圧縮コアブロックを圧縮駆動させたり、(3)ゲートカ
ッタによるゲートの遮断完了前に圧縮コアブロックを圧
縮駆動させたり、或いは(4)圧縮コアブロック及び/
又はゲートカッタを、複数段階で、速度乃至は駆動力を
変化させて作動させること等が、何れも容易に実現され
得る。
【0011】なお、本態様において、カッタ駆動機構や
エジェクタ駆動機構、コア駆動手段の具体的な構造や配
設位置は、何等限定されるものでなく、例えばコア駆動
手段を固定盤側に設けても良い。また、カッタ駆動機構
やエジェクタ駆動機構、コア駆動手段は、要求特性を達
成する範囲で油圧シリンダ機構や回転式電動モータ機
構、リニアモータ機構等の公知の各種のアクチュエータ
を利用して構成することが可能であり、例えば、そのよ
うなアクチュエータと、該アクチュエータの出力をゲー
トカッタやエジェクタピン,圧縮コアブロックに伝達す
るためのロッドやリンク等の駆動力伝達部材とを、含ん
で構成され得る。
【0012】また、ディスク成形用型締装置に関する本
発明の第二の態様は、前記第一の態様に従う構造とされ
たディスク成形用型締装置であって、前記可動盤側にお
いて、前記エジェクタ駆動機構における前記エジェクタ
ピンの駆動用ロッドを、前記成形キャビティの中心軸上
に配設すると共に、前記カッタ駆動機構における前記ゲ
ートカッタの駆動用スリーブを、該エジェクタピンの駆
動用ロッドに外挿せしめて同軸的に配設し、更に、前記
コア駆動手段における前記圧縮コアブロックの駆動用ス
リーブを、該カッタ駆動機構におけるゲートカッタの駆
動用スリーブに外挿せしめて同軸的に配設したことを、
特徴とする。このような本態様においては、エジェクタ
ピンの駆動用ロッドと、ゲートカッタの駆動用スリーブ
と、圧縮コアブロックの駆動用スリーブを、互いに同一
中心軸上で独立して配設せしめることにより、それらを
全体として省スペースでコンパクトに組み付けることが
可能となり、延いては型締装置全体のコンパクト化も図
られ得る。
【0013】また、ディスク成形用型締装置に関する本
発明の第三の態様は、かかる第二の態様に従う構造とさ
れたディスク成形用型締装置において、前記コア駆動手
段における前記圧縮コアブロックの駆動用スリーブに対
して、外周側に突出する環状ブロック形状のピストンブ
ロックを設けて、該駆動用スリーブの外周側に圧縮コア
ブロック駆動用の油圧シリンダ機構を構成する一方、前
記カッタ駆動機構における前記ゲートカッタの駆動用ス
リーブと、前記エジェクタ駆動機構における前記エジェ
クタピンの駆動用ロッドを、それぞれ、かかるコア駆動
手段における圧縮コアブロックの駆動用スリーブから軸
方向後方に向かって突出配置せしめて、それらカッタ駆
動機構におけるゲートカッタの駆動用スリーブの駆動源
と、エジェクタ駆動機構におけるエジェクタピンの駆動
用ロッドの駆動源を、何れも、かかる圧縮コアブロック
駆動用の油圧シリンダ機構よりも後方に配設したこと
を、特徴とする。このような本態様においては、圧縮コ
アブロックの駆動用スリーブにピストンブロックを一体
形成して、圧縮コアブロックの外周面上に駆動用の油圧
シリンダ機構を構成したことにより、型締装置における
可動盤側の軸方向長さを小さく抑えることが出来る。ま
た、圧縮コアブロックの駆動用スリーブから後方(型締
方向と反対の型開き方向)に向かって、ゲートカッタの
駆動用スリーブとエジェクタピンの駆動用ロッドを突設
させたことにより、それらゲートカッタの駆動用スリー
ブとエジェクタピンの駆動用ロッドの各駆動源の配設ス
ペースを、圧縮コアブロックの後方において有利に確保
することが可能となるのである。なお、ゲートカッタの
駆動用スリーブとエジェクタピンの駆動用ロッドの各駆
動源としては、油圧シリンダ機構の他、回転式電動モー
タやリニアモータ,空気圧シリンダ機構など、公知の各
種のアクチュエータが採用され得る。
【0014】さらに、かかる第三の態様において、より
好適には、圧縮コアブロックの駆動用スリーブから後方
に突設されたゲートカッタの駆動用スリーブの後方端部
分に対して、外周側に突出する環状ブロック形状のピス
トンブロックが設けられて、該ゲートカッタの駆動用ス
リーブの外周側にゲートカッタ駆動用の油圧シリンダ機
構が構成される。更に好適には、ゲートカッタの駆動用
スリーブから後方に突設されたエジェクタピンの駆動用
ロッドの後方端部分に対してピストンブロックが設けら
れて、エジェクタピン駆動用の油圧シリンダ機構が構成
される。このような構成を採用すれば、ゲートカッタ駆
動用の油圧シリンダ機構や、エジェクタピン駆動用の油
圧シリンダ機構が、優れたスペース効率で形成され得
る。
【0015】また、ディスク成形用型締装置に関する本
発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れかの態様
に従う構造とされたディスク成形用型締装置において、
前記コア駆動手段における前記圧縮コアブロックの駆動
用スリーブに対して第一の位置センサを固定的に取り付
けて、該第一の位置センサにより、該圧縮コアブロック
の位置を直接に検出するようにしたことを、特徴とす
る。このような本態様においては、表裏一方のディスク
成形面を構成して成形キャビティを形成する圧縮コアブ
ロックの位置を、第一の位置センサによって直接に検出
することが出来ることから、成形されるディスク基板の
肉厚寸法を、より高精度に検出することが可能となって
製品寸法の管理精度の向上等が容易に実現可能となる。
【0016】また、かかる第四の態様においては、可動
盤の固定盤に対する接近/離隔方向の相対位置を直接に
検出する第二の位置センサが、好適に採用される。そし
て、第一の位置センサと第二の位置センサの二つのセン
サの検出信号を用いることによって、圧縮コアブロック
を可動金型側に設けた際の固定金型に対する圧縮コアブ
ロックの相対位置、換言すれば成形キャビティの厚さ寸
法を、直接に検出することが出来るのであり、それによ
って、ディスク成形品の厚さ寸法をより高精度に設定す
ることが可能となるのである。
【0017】さらに、かかる第四の態様においては、前
記第一の位置センサの検出信号、或いは第一及び第二の
位置センサの検出信号を利用することにより、前記コア
駆動手段及び/又は前記カッタ駆動機構の作動を、前記
圧縮コアブロックの位置を基準として制御することの出
来る作動制御装置が、好適に採用される。このような本
態様においては、圧縮作動時に、ディスク成形品の肉厚
寸法を与える成形キャビティの厚さ寸法を、第一の位置
センサ、或いは第一及び第二の位置センサによって直接
に検出して、目的とする厚さ寸法となるように制御する
ことが出来るのであり、それ故、従来の圧縮圧力や作動
時間に基づいてディスク成形品の肉厚寸法を制御する場
合に比して、成形されるディスク基板の肉厚寸法を、よ
り高精度に且つ安定して制御することが出来るのであ
る。
【0018】また、ディスク成形用型締装置に関する本
発明の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れかの態様
に従う構造とされたディスク成形用型締装置であって、
前記固定盤と前記可動盤の対向面において、少なくとも
一方の側から他方の側に向かって突設されて該他方の側
への当接により固定盤と可動盤の相対的な接近量を制限
する型締ストッパを設ける一方、前記可動金型の全体を
該可動盤から該固定盤に向かって移動可能に支持せしめ
て、かかる型締ストッパによって相対的に位置決めされ
た固定盤と可動盤の型締状態下で、前記コア駆動手段に
より、該可動金型の全体を前記コアブロックとして前記
固定金型に対して接近方向に圧縮駆動せしめるようにし
たことを、特徴とする。このような本態様においては、
可動盤に対して可動金型を固定することなく、全体とし
て圧縮方向に変位可能に装着せしめたことにより、別体
構造とされた圧縮コアブロックを内部に組み込んだ特別
構造の金型が必要とされることなく、一体構造の従来形
の可動金型を用いて射出圧縮成形することが可能となる
のである。なお、可動盤には、可動金型を型開閉方向に
案内するガイド機構を設けることが望ましい。また、型
締ストッパは、固定盤と可動盤の何れか一方の側だけに
突設しても良いが、固定盤と可動盤の両方から対向面上
に型締ストッパを突設して、それら両型締ストッパの突
出先端面を相互に当接せしめるようにしても良い。
【0019】さらに、ディスク成形品の射出圧縮成形方
法に関する本発明は、上述の如き第一乃至第五の何れか
の態様に係る本発明に従う構造とされたディスク成形用
型締装置を用いてディスク成形品を成形するに際して、
前記固定盤と前記可動盤の型締状態下で前記固定金型と
前記可動金型の型合わせ面間に形成された成形キャビテ
ィに対して樹脂材料を射出充填した後、前記コア駆動手
段によって前記圧縮コアブロックを該成形キャビティ側
に圧縮変位せしめると共に、かかる圧縮コアブロックの
圧縮変位よりも遅れて、前記カッタ駆動機構によって前
記ゲートカッタを該成形キャビティ内に突出作動せしめ
ることを、特徴とする。
【0020】このような本発明方法に従えば、圧縮コア
ブロックの圧縮変位の開始に際して、ゲートが十分に開
かれた状態に維持されることから、成形キャビティが所
定の厚さ寸法になるまで圧縮コアブロックが速やかに変
位せしめられて、その後、ゲートが閉じられて樹脂材料
に圧縮力が及ぼされることにより、目的とする寸法のデ
ィスク成形品を、有効な圧縮作用を及ぼしつつ、安定し
て成形することが可能となる。なお、本発明において、
ゲートカッタを突出作動させてゲートを閉じるタイミン
グは、採用される樹脂材料や金型温度等の成形条件など
に応じて、適宜に設定され得る。
【0021】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0022】先ず、図1〜3には、本発明の第一の実施
形態としてのディスク成型用型締装置が示されている。
かかる型締装置は、ベース10上にそれぞれ固定され
て、所定距離を隔てて対向配置された固定盤12と受圧
盤14を備えていると共に、それら固定盤12と受圧盤
14の対向面間には可動盤16が配設されており、かか
る可動盤16が固定盤12と受圧盤14の間に跨って配
設された複数本のタイロッド18で案内されていること
により、固定盤12に対して接近/離隔方向に変位可能
とされている。また、固定盤12の可動盤16に対する
対向面には固定金型20が固定的に取り付けられるよう
になっていると共に、可動盤16の固定盤12に対する
対向面には可動金型22が固定的に取り付けられるよう
になっている。
【0023】より詳細には、固定盤12は、厚肉の略矩
形平板形状とされており、スペーサ23を介して、ベー
ス10に固定されている。また、固定盤12の中央部分
には、ノズル挿通孔24が、軸方向に貫通して形成され
ている。そして、このノズル挿通孔24に対して、別体
の射出装置のノズル部26が挿通されて、固定金型20
にノズルタッチされるようになっている。一方、受圧盤
14は、固定盤12に向かって開口するメインシリンダ
28を備えており、メインシリンダ28の開口周縁部に
軸直角方向に広がって外フランジ状に形成された矩形フ
ランジ状部30において、固定盤12と同様に、スペー
サ29を挟んでベース10に対して固設されている。
【0024】そして、この受圧盤14のメインシリンダ
28には、メインラム32が滑動可能に内挿されて組み
付けられており、図面上に明示はされていないが、受圧
盤14の内部において、メインラム32を固定盤12に
向かって突出駆動せしめるメインシリンダ室と、メイン
ラム32を後退駆動せしめる後退側シリンダ室34が形
成されている。
【0025】また、メインラム32には、メインシリン
ダ室側に開口するブースタシリンダ室36が形成されて
おり、このブースタシリンダ室36に対して、受圧盤1
4の底壁部に突設された円筒形状のブースタラム38が
滑動可能に嵌入されており、ブースタラム38の中空孔
を通じて、ブースタシリンダ室36に作動油を供給する
ことにより、メインラム32を固定盤12に向かって高
速型閉じさせるブースタシリンダ機構40が構成されて
いる。
【0026】そして、かかるメインラム32の突出先端
部分に対して、中間ブロック42が固設されており、更
に、スペーサ43,43とシールブロック44を介して
可動盤16が相対移動不能に固定されている。これによ
り、メインラム32が、メインシリンダ室、後退側シリ
ンダ室34およびブースタシリンダ室36への作動油の
給排に基づいて、軸方向に駆動されることにより、可動
盤16が固定盤12に対して接近/離隔方向に駆動され
るようになっているのである。要するに、本実施形態で
は、メインラム32,メインシリンダ室および後退側シ
リンダ室34によって構成されたメインシリンダ機構
と、メインラム32、ブースタラム38およびブースタ
シリンダ室36によって構成されたブースタシリンダ機
構40とによって、固定金型20と可動金型22を、型
開閉作動および型締作動せしめる金型駆動手段が構成さ
れているのである。
【0027】さらに、メインラム32の先端部分に固設
された中間ブロック42、シールブロック44及び可動
盤16には、中央部分を軸方向に貫通して延びる中央穴
46,48,50が形成されており、それらの中央穴4
6,48,50を貫通して、エジェクタ駆動ロッド5
2、カッタ駆動スリーブ54およびコア駆動スリーブ5
6が、軸方向に移動可能に挿通配置されている。即ち、
エジェクタ駆動ロッド52は、全体としてストレートな
中実ロッド形状を有しており、可動金型22および固定
金型20の中心軸上において、型開閉方向に延びるよう
に軸方向に移動可能に配設されている。また、カッタ駆
動スリーブ54は、全体としてストレートな中空円筒形
状を有しており、エジェクタ駆動ロッド52に外挿され
て軸方向に移動可能に配設されている。更に、コア駆動
スリーブ56は、カッタ駆動スリーブ54よりも大径の
円筒形状を有しており、カッタ駆動スリーブ54に外挿
されて軸方向移動可能に配設されている。要するに、エ
ジェクタ駆動ロッド52、カッタ駆動スリーブ54およ
びコア駆動スリーブ56は、型締装置の中心軸上で同軸
的に且つ独立して軸方向に変位可能とされて、可動盤1
6側に組み付けられているのである。
【0028】また、コア駆動スリーブ56よりもカッタ
駆動スリーブ54の方が、軸方向長さが大きくされてお
り、更に、カッタ駆動スリーブ54よりもエジェクタ駆
動ロッド52の方が、軸方向に長尺とされている。そし
て、これらエジェクタ駆動ロッド52、カッタ駆動スリ
ーブ54およびコア駆動スリーブ56は、それぞれの軸
方向先端面(固定盤12側の軸方向端面)が、互いに略
同一平面上となるように配設されており、それによっ
て、他方の軸方向端側において、コア駆動スリーブ56
の後方側開口端から、カッタ駆動スリーブ54後方の開
口端が軸方向に所定長さで突出せしめられていると共
に、カッタ駆動スリーブ54の後方側開口端部からエジ
ェクタ駆動ロッド52が軸方向に所定長さで突出せしめ
られている。なお、本実施形態では、コア駆動スリーブ
56が、可動盤16を貫通して中間ブロック42の近く
まで至る軸方向長さとされていると共に、カッタ駆動ス
リーブ54が、可動盤16および中間ブロック42を貫
通してメインラム32の近くまで至る軸方向長さとされ
ており、更に、エジェクタ駆動ロッド52が、可動盤1
6および中間ブロック42を貫通し、更に、メインラム
32の内部にまで入り込む軸方向長さとされている。な
お、エジェクタ駆動ロッド52は、軸方向で相互に固定
的に連結された複数の分割ロッドによって構成されてい
る。
【0029】また、メインラム32の軸方向先端部分
(図1中の右端部分)には、エジェクタ用シリンダ室5
8が形成されており、このエジェクタ用シリンダ室58
に対して、エジェクタ駆動ロッド52の後方側端部に一
体形成されたエジェクタピストン60が滑動可能に組み
付けられており、エジェクタ駆動ロッド52を軸方向に
往復駆動せしめる複動型のエジェクタ用油圧シリンダ機
構62が構成されている。
【0030】また、中間ブロック42には、その中央穴
46によってカッタ用シリンダ室64が形成されてお
り、このカッタ用シリンダ室64に対して、コア駆動ス
リーブ56から後方に突設されたカッタ駆動スリーブ5
4において径方向外方に突設されたカッタピストン66
が滑動可能に組み付けられている。これにより、カッタ
駆動スリーブ54を軸方向に前進及び後退駆動せしめる
複動型のカッタ油圧シリンダ機構68が構成されてい
る。
【0031】更にまた、可動盤16の中心穴50によっ
て、コア用シリンダ室70が形成されており、このコア
用シリンダ室70に対して、コア駆動スリーブ56の外
周面に突設されたコア用ピストン72が組み付けられて
いる。これにより、作動油の給配によってコア駆動スリ
ーブ56を軸方向に前進/後退駆動せしめるコア用油圧
シリンダ機構74が構成されているのである。
【0032】そして、図1に示されているように、これ
らエジェクタ用、カッタ用およびコア用油圧シリンダ機
構62,68,74に対して、それぞれ、エジェクタ
用、カッタ用およびコア用四方切替弁76,78,80
をそれぞれ介して、油圧ポンプ82とドレン84が接続
されており、以て、それら各四方切替弁76,78,8
0の各操作に基づいて、エジェクタ駆動ロッド52、カ
ッタ駆動スリーブ54およびコア駆動スリーブ56が、
互いに独立して適宜に前進/後退駆動せしめられるよう
になっているのである。なお、コア駆動スリーブ56の
軸方向後方端部には、スペーサ43,43によって可動
盤16と中間ブロック42の間に形成された可動空間内
で軸方向に所定量移動可能に配設された長手状の移動プ
レート86が、ボルト固定されており、コア駆動スリー
ブ56の軸方向の位置が、この移動プレート86によっ
て、外部から確認可能とされている。特に、本実施形態
では、移動プレート86の突出先端部に対して、磁気検
出用の第一のセンサヘッド88が固設されており、この
センサヘッド88の位置を中間ブロック42にボルト固
定された第一の磁気スケール90によって位置検出され
るようになっている。要するに、移動プレート86に固
設された第一のセンサヘッド88と、中間ブロック42
に固設された第一の磁気スケール90によって、可動盤
16に対するコア駆動スリーブ56の軸方向位置を検出
するための第一の位置センサとしての第一のマグネスケ
ール92が構成されているのである。
【0033】更にまた、本実施形態では、ベース10上
に突設された支持ロッド94に対して、磁気検出用の第
二のセンサヘッド96が固設されていると共に、この第
二のセンサヘッド96の位置を検出する第二の磁気スケ
ール98が、可動盤16に固設されており、これらの第
二のセンサヘッド96と第二の磁気スケール98によっ
て、ベース10延いては固定盤12に対する可動盤16
の相対的な接近/離隔方向の位置を検出する第二の位置
センサとしての第二のマグネスケール100が構成され
ているのである。
【0034】そして、このような構造とされた型締装置
においては、図1,2に仮想線で示されているように、
固定盤12の可動盤16に対する対向面上に固定金型2
0が固定的に取り付けられる一方、可動盤16の固定盤
12に対する対向面上に可動金型22が固定的に取り付
けられるようになっている。そして、ブースタシリンダ
機構40およびメインシリンダ機構によって、可動盤1
6を固定盤12に対して接近/離隔方向に駆動変位せし
めることにより、固定金型20と可動金型22が型開閉
および型締めされるようになっている。
【0035】そして、これら固定金型20と可動金型2
2の型締状態下、両金型20,22の型合せ面間には、
目的とするディスク基板の成形キャビティ102(図5
参照)が形成されるようになっており、かかる成形キャ
ビティ102に対して、別体の射出装置におけるノズル
部26が、固定盤12のノズル挿通孔24を通じて固定
金型20にノズルタッチせしめられて、そこから溶融樹
脂をディスク成形キャビティ102に射出充填すること
によって、目的とするディスク成形品の成形が行われる
ようになっている。
【0036】そこにおいて、可動金型22には、図4に
概略構造がモデル的に示されているように、圧縮コアブ
ロック104が型締方向に移動可能に組み込まれてい
る。この圧縮コアブロック104は、ディスク成形品の
一方の成形面を形成するものであって、中央部分には、
軸方向に延びる貫通孔106を備えている。そして、こ
の貫通孔106に対して、中心軸上に配設されたロッド
状のエジェクタピン108と、このエジェクタピン10
8に外挿された厚肉円筒形状のゲートカッタ110と、
更にゲートカッタ110に外挿された円筒形状のエジェ
クタスリーブ112が収容配置されている。そして、こ
れらエジェクタピン108、ゲートカッタ110および
エジェクタスリーブ112は、何れも、可動金型22に
対して軸方向に互いに独立して移動可能に組み付けられ
ている。そして、エジェクタピン108とエジェクタス
リーブ112が、エジェクタ駆動ロッド52によって、
可動盤16に対して突出駆動されるようになっていると
共に、ゲートカッタ110が、カッタ駆動スリーブ54
によって突出方向に駆動されるようになっている。更に
また、圧縮コアブロック104は、可動盤16に組み付
けられたコア駆動スリーブ56によって軸方向に突出駆
動されるようになっている。なお、エジェクタ駆動ロッ
ド52によるエジェクタピン108およびエジェクタス
リーブ112の駆動構造と、カッタ駆動スリーブ54に
よるゲートカッタ110の駆動構造については、モデル
的に示す図4において必ずしも明示されていないが、例
えば、特許第2804394号公報に開示された公知の
構造を採用することによって、容易に実現可能であるこ
とから、ここでは詳細な説明を省略する。
【0037】次いで、上述の如き構造とされた型締装置
を用いたディスク成形方法について、図4〜9のモデル
図を参照しつつ説明を加える。
【0038】すなわち、先ず、図4に示されているよう
に、エジェクタピン108、エジェクタスリーブ11
2、ゲートカッタ110および圧縮コアブロック104
を、固定盤12から離隔した後退位置に保持せしめた状
態下で、メインラム32を後退せしめた型開状態とす
る。かかる型開状態では、カッタ駆動スリーブ54、コ
ア駆動スリーブ56が、何れも、後退位置、即ち、固定
盤12から離隔する方向の移動端部に位置せしめられて
いる。
【0039】そして、かかる型開状態から、図5に示さ
れているように、ブースタシリンダ機構40(図1参
照)によって高速型閉じ作動を行い、続いて、メインシ
リンダ機構によって型締作動を行うことによって、固定
金型と可動金型を型合わせして、型締状態に保持せしめ
る。そして、型締めすることによって、固定金型20と
可動金型22の型合わせ面間にディスク成形キャビティ
102を形成する。なお、図示されているように、ディ
スク成形キャビティ102の一方のディスク成形面にお
ける可動金型22側の成形キャビティは、略全体に亘っ
て、圧縮コアブロック104の軸方向端面によって構成
されている。また、図面上に明示はされていないが、固
定金型20と可動金型22の少なくとも一方の成形面に
は、所定の情報が刻設されたスタンパが装着される。
【0040】その後、図6に示されているように、固定
金型20の中心孔116に組み付けられたスプル114
に対してノズルタッチせしめた射出装置のノズル部26
から溶融樹脂材料115を、スプル孔を通じて、成形キ
ャビティ102に導いて射出充填する。
【0041】続いて、図7に示されているように、溶融
樹脂材料の射出工程中にコア駆動スリーブ56を突出前
方側(固定金型20側)に駆動作動せしめて、圧縮コア
ブロック104を固定盤12側に駆動せしめることによ
り、成形キャビティ102に充填された溶融樹脂材料に
対して圧縮作用を加え始める。
【0042】その後、図8に示されているように、コア
用油圧シリンダ機構74(図1参照)の作動開始から遅
れて、カッタ駆動スリーブ54を前進側に駆動させて、
ゲートカッタ110の突出作動を開始する。なお、ゲー
トカッタ110の突出作動の開始は、例えば、第一及び
第二のマグネスケール92,100(図1,2参照)に
よって検出されるコア駆動スリーブ56、延いては圧縮
コアブロック104の位置が予め設定された位置に達す
ることよって開始される。或いは、圧縮コアブロック1
04の突出作動開始から、時間の計測を開始し、予め設
定された所定時間遅れてゲートカッタ110の突出作動
を開始せしめるようにされる。
【0043】そして、このゲートカッタ110を突出作
動させて固定金型20の中心孔116に嵌入させる。こ
れにより、ディスク中央部分に形成された環状のゲート
を遮断する。また、同時に、ディスク中央部にゲートカ
ッタ110を貫通させて、成形キャビティ102に充填
された樹脂材料から、固定金型20のスプル114等に
充填された樹脂材料を分離させることによって、ディス
ク中央孔118を打抜き形成せしめて円環板形状のディ
スク成形領域を、成形キャビティ102に形成する。
【0044】その後、更にコア駆動スリーブ56を前進
側に突出作動せしめて、成形キャビティ102に充填さ
れた樹脂材料に圧縮力を加える。要するに、ゲートが遮
断された状態下では、成形キャビティが密閉状態とされ
ており、圧縮コアブロック104の前進駆動によって、
充填された樹脂材料に対して有効な圧縮力が及ぼされる
のである。
【0045】そして、所定の冷却時間を経た後、図9に
示されているように、メインラム32を後退駆動させる
ことによって、固定金型20を可動金型22から離隔し
て型開作動せしめると共に、エジェクタ用油圧シリンダ
機構62(図1参照)を突出作動させて、エジェクタ駆
動ロッド52により、エジェクタピン108とエジェク
タスリーブ112を突出作動させて、ランナ部分(中央
部分)とディスク成形品(ディスク基盤)121を離型
させて取り出す。なお、エジェクタ駆動ロッド52によ
るエジェクタピン108とエジェクタスリーブ112の
突出作動は、所定の時間差を以って、即ち、エジェクタ
ピン108よりも僅かに遅れてエジェクタスリーブ11
2を突出作動させるようになっており、それによって、
ランナ部分とディスク成形品を、各別に安定して離型さ
せて回収されるようになっている。
【0046】すなわち、上述の如き本実施形態に従う構
造とされた型締装置においては、互いに独立して作動可
能とされたエジェクタ用油圧シリンダ機構62、カッタ
用油圧シリンダ機構68およびコア用油圧シリンダ機構
74を備えていることから、ディスク成形品を射出圧縮
成形するに際して、圧縮コアブロック104を突出作動
せしめるタイミングとゲートカッタ110を突出作動せ
しめるタイミングを、各別に設定することが出来るので
あり、例えば、前記実施形態の如く、溶融樹脂材料の射
出充填作動中の適当な時点で圧縮コアブロック104を
突出作動せしめ、その後、遅れてゲートカッタ110を
突出せしめ、成形キャビティ102のゲートを遮断した
後、更に圧縮コアブロック104を突出作動せしめて、
圧縮完了させることによって成形することも出来るので
ある。それ故、採用する樹脂材料の種類や冷却条件、金
型温度、溶融樹脂材料の温度等の各種成形条件に応じ
て、圧縮コアブロック104やゲートカッタ110の作
動タイミングを大きな自由度で設定することが可能とな
り、目的とするディスク成形品をより優れた品質でより
安定して成形することが可能となるのである。
【0047】また、本実施形態の型締装置では、圧縮コ
アブロック104の位置が第一のマグネスケール92に
よって、直接に検出されるようになっていることから、
かかる検出仕様に基づいて、四方切替弁80で制御して
圧縮コアブロック104を位置決めすることにより、目
的とするディスク成形品の肉厚寸法を直接的に高精度に
設定することが可能となるのである。
【0048】次に、図10〜15には、前述の如き本発
明に従うディスク成形用型締装置を用いたディスク成形
品の第二の実施形態としての射出圧縮工程が、モデル的
に示されている。なお、本実施形態では、前記第一の実
施形態と同様の型締装置が採用されており、装着された
金型構造が異なるものの一具体例を示すものであること
から、金型部分の要部だけを図示して説明することとす
る。また、本実施形態において、第一の実施形態のディ
スク成形用型締装置と同様な構造とされた部材および部
位については、それぞれ、図中に、第一の実施形態と同
一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省
略する。
【0049】すなわち、本実施形態では、可動盤16に
取り付けられる金型ブロック120が、前記実施形態の
ように可動の圧縮コアブロック(104)を備えておら
ず、全体に一体的な固定構造とされている。そして、こ
の金型ブロック120は、背面側に固設された金型プレ
ート122を介して、可動盤16に重ね合されて装着さ
れている。そこにおいて、かかる可動金型124は、可
動盤16の固定盤12に対する対向面上に突設された複
数本のガイドピン126によって、型開閉方向に相対変
位可能に取り付けられており、可動金型124が全体と
して可動盤16に対して型開閉方向に所定量だけ相対変
位可能に取り付けられている。要するに、本実施形態で
は、金型ブロック120と金型プレート122を含む可
動金型124の全体が圧縮コアブロックとされているの
である。なお、固定金型(20)は第一の実施形態と同
様、固定盤12に対してボルト等によって固定的に取り
付けられている。
【0050】また、一方、固定盤12と可動盤16の各
対向する面には、固定金型20および可動金型124の
外周部分において対向方向に向かって所定高さで突出す
る型締ストッパ128,129がそれぞれ固設されてい
る。そして、図11に示されているように、可動盤16
が固定盤12に対して型閉じせしめられた際、型締スト
ッパ128,129の突出先端面同士が、互いに当接す
ることによって可動盤16の固定盤12に対する接近位
置が規定され、型締状態下における固定盤12と可動盤
16の相対的な離隔距離が設定されるようになってい
る。また、両ストッパ128,129が当接せしめられ
た型締状態下では、固定金型20と可動金型124の対
向面間に僅かな隙間(圧縮間隙:δ)が形成されるよう
になっている。
【0051】従って、このような構造とされた固定金型
20と可動金型124を装着せしめた型締装置において
は、成形キャビティ102に溶融樹脂材料を導いてディ
スク成形品を成形するに際して、図12に示されている
ように、溶融樹脂を充填した後、図13に示されている
ように、コア用油圧シリンダ機構74(図1参照)を作
動せしめて、コア駆動スリーブ56を突出作動させるこ
とによって、可動金型124の全体が、可動盤16から
離隔して、固定金型20に向かって、圧縮間隙に対応す
る圧縮ストローク:δの分だけ、圧縮作動せしめられる
こととなるのである。
【0052】従って、このような本実施形態の型締装置
および圧縮成形方法においても、図10〜15に示され
ているように、第一の実施形態と同様に、前記第一の実
施形態と同様な作動に従ってディスク成形品121を射
出圧縮成形することが出来るのであり、それによって、
前記第一の実施形態と同様な効果が、何れも有効に発揮
され得るのである。
【0053】また、特に本実施形態では、可動金型12
4として別体の圧縮コアブロックを特別に組み込んだ特
別構造のものを採用する必要がなく、従来と同様に一体
構造とされた可動金型を採用することが出来るといった
利点もある。
【0054】以上、本発明の一実施形態について詳述し
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、
限定的に解釈され得るものでない。
【0055】例えば、前記実施形態では、可動盤を駆動
するための金型駆動手段としてブースタ式油圧シリンダ
機構が採用されていたが、その他トグル機構を利用した
油圧シリンダ機構や、或いは、電動式金型駆動手段、更
には油圧式と電動式を併用したハイブリッド式金型駆動
手段を採用することも可能である。
【0056】また、前記実施形態では、充填樹脂材料に
圧縮力を及ぼす圧縮コアブロックが可動金型22,12
4側に取り付けられていたが、かかる圧縮コアブロック
は、固定金型20側に取り付けることも可能である。そ
して、固定金型20側に圧縮ブロックを設ける場合に
は、圧縮ブロックに駆動力を及ぼすコア駆動手段等も固
定金型20側に設けられることとなる。
【0057】また、前記実施形態では、固定金型20と
可動金型22の間に単一のディスク成形キャビティ10
2が形成されていたが、固定金型20と可動金型22の
型合わせ面間に複数のディスク成形キャビティを形成す
ることも可能であり、そのような複数枚取りの射出成形
用型締装置および射出圧縮成形方法に対しても、本発明
が、同様に適用可能であることは言うまでもない。な
お、そのように複数枚取りのディスク用成形型締装置に
本発明を適用するに際しては、各成形キャビティ毎に、
カッタ用駆動機構やコア用駆動機構、エジェクタ用駆動
機構を設けて、それらを独立して制御可能とすることが
望ましい。
【0058】また、圧縮コアブロックの位置を検出する
位置センサとしても、例示の如きマグネスケールに限定
されるものでなく、例えば、所定のメータや波動トラン
ス、半導体抵抗阻止変位センサなど、公知の各種の位置
検出センサが適宜に採用され得る。
【0059】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【0060】
【発明の効果】上述の説明からも明らかなように、本発
明に従う構造とされたディスク成形用型締装置において
は、成形キャビティに充填された溶融樹脂材料に対して
圧縮力を及ぼすコア駆動手段が、ゲートを遮断するカッ
タ駆動機構から独立して作動制御可能とされていること
から、樹脂材料の材質や成形温度などの各種射出条件に
応じて、好適な成形作動条件を大きな自由度で設定する
ことが出来るのであり、それによって、製造されるディ
スク成形品の品質の向上と安定化が有利に図られ得るの
である。
【0061】また、本発明のディスク成形品の射出圧縮
成形方法に従えば、圧縮コアブロックを突出作動させる
タイミングとゲートカッタを突出作動させるタイミング
を、それぞれ独立して設定することが出来るのであり、
例えば、溶融樹脂材料の射出充填作動中の適当な時点で
圧縮コアブロックを突出作動させて、その後遅れてゲー
トカッタを突出させ、成形キャビティのゲートを遮断し
た後、更に圧縮コアブロックを突出作動させて圧縮完了
すること等も可能となって、採用する樹脂材料の種類や
冷却条件、金型温度、溶融樹脂材料の温度等の各種成形
条件に応じて、圧縮コアブロックやゲートカッタの作動
タイミングを大きな自由度で設定することが可能とな
り、成形キャビティ内の充填樹脂材料に対して、効果的
な圧縮作用を及ぼしつつ、所望の寸法のディスク成形品
を安定して成形することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としてのディスク成形
用圧縮型締装置の縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたディスク成形用圧縮型締装置の
正面図である。
【図3】図1におけるIII-III 断面図である。
【図4】図1に示されたディスク成形用圧縮型締装置を
用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形工程
を示すモデル図である。
【図5】図1に示されたディスク成形用圧縮型締装置を
用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形工程
を示すモデル図である。
【図6】図1に示されたディスク成形用圧縮型締装置を
用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形工程
を示すモデル図である。
【図7】図1に示されたディスク成形用圧縮型締装置を
用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形工程
を示すモデル図である。
【図8】図1に示されたディスク成形用圧縮型締装置を
用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形工程
を示すモデル図である。
【図9】図1に示されたディスク成形用圧縮型締装置を
用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形工程
を示すモデル図である。
【図10】本発明の第二の実施形態としてのディスク成
形用圧縮型締装置の要部を示す、図4に対応したモデル
図である。
【図11】図10に示されたディスク成形用圧縮型締装
置を用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形
工程を示すモデル図である。
【図12】図10に示されたディスク成形用圧縮型締装
置を用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形
工程を示すモデル図である。
【図13】図10に示されたディスク成形用圧縮型締装
置を用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形
工程を示すモデル図である。
【図14】図10に示されたディスク成形用圧縮型締装
置を用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形
工程を示すモデル図である。
【図15】図10に示されたディスク成形用圧縮型締装
置を用いてディスク成形品を成形するに際しての一成形
工程を示すモデル図である。
【符号の説明】
12 固定盤 16 可動盤 20 固定金型 22 可動金型 52 エジェクタ駆動ロッド 54 カッタ駆動スリーブ 56 コア駆動スリーブ 58 エジェクタ用シリンダ室 60 エジェクタピストン 62 エジェクタ用油圧シリンダ機構 64 カッタ用シリンダ室 66 カッタピストン 68 カッタ用油圧シリンダ機構 70 コア用シリンダ室 72 コア用ピストン 74 コア用油圧シリンダ機構 104 圧縮コアブロック 124 可動金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/26 511 G11B 7/26 511 521 521 // B29L 17:00 B29L 17:00 Fターム(参考) 4F202 AH38 AH79 AP06 CA11 CB01 CK06 CK18 CK35 CK42 CK74 CK84 CM02 4F206 AH38 AH79 AP06 JA07 JL02 JM05 JM06 JN25 JN41 JP11 JQ81 JT06 JT07 JT11 JT21 5D121 AA02 DD05 DD18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型が装着された固定盤と、可動金
    型が装着された可動盤を対向配置せしめると共に、該可
    動盤を該固定盤に対して接近/離隔方向に駆動せしめる
    金型駆動手段を設けて、固定金型と可動金型を型開閉作
    動および型締作動せしめる一方、該固定金型または該可
    動金型の圧縮コアブロックに駆動力を及ぼして、固定金
    型と可動金型の型合わせ面間に形成された成形キャビテ
    ィ内の充填樹脂材料に圧縮力を及ぼすコア駆動手段を設
    けたディスク成形用型締装置において、 前記可動金型から突出せしめられることにより前記成形
    キャビティの中央に形成されたゲートを遮断すると共に
    ディスク成形品の中央穴を打ち抜くゲートカッタを駆動
    せしめるカッタ駆動機構と、 前記可動金型から突出せしめられてディスク成形品を離
    型させるエジェクタピンを駆動せしめるエジェクタ駆動
    機構とを、それぞれ、前記可動盤側に設けると共に、前
    記コア駆動手段を、前記固定盤または前記可動盤におい
    て、それらカッタ駆動機構とエジェクタ駆動機構の何れ
    からも独立して作動可能に設けたことを特徴とするディ
    スク成形用型締装置。
  2. 【請求項2】 前記可動盤側において、前記エジェクタ
    駆動機構における前記エジェクタピンの駆動用ロッド
    を、前記成形キャビティの中心軸上に配設すると共に、
    前記カッタ駆動機構における前記ゲートカッタの駆動用
    スリーブを、該エジェクタピンの駆動用ロッドに外挿せ
    しめて同軸的に配設し、更に、前記コア駆動手段におけ
    る前記圧縮コアブロックの駆動用スリーブを、該カッタ
    駆動機構におけるゲートカッタの駆動用スリーブに外挿
    せしめて同軸的に配設した請求項1に記載のディスク成
    形用型締装置。
  3. 【請求項3】 前記コア駆動手段における前記圧縮コア
    ブロックの駆動用スリーブに対して、外周側に突出する
    環状ブロック形状のピストンブロックを設けて、該駆動
    用スリーブの外周側に圧縮コアブロック駆動用の油圧シ
    リンダ機構を構成する一方、前記カッタ駆動機構におけ
    る前記ゲートカッタの駆動用スリーブと、前記エジェク
    タ駆動機構における前記エジェクタピンの駆動用ロッド
    を、それぞれ、かかるコア駆動手段における圧縮コアブ
    ロックの駆動用スリーブから軸方向後方に向かって突出
    配置せしめて、それらカッタ駆動機構におけるゲートカ
    ッタの駆動用スリーブの駆動源と、エジェクタ駆動機構
    におけるエジェクタピンの駆動用ロッドの駆動源を、何
    れも、かかる圧縮コアブロック駆動用の油圧シリンダ機
    構よりも後方に配設した請求項2に記載のディスク成形
    用型締装置。
  4. 【請求項4】 前記コア駆動手段における前記圧縮コア
    ブロックの駆動用スリーブに対して第一の位置センサを
    固定的に取り付けて、該第一の位置センサにより、該圧
    縮コアブロックの位置を直接に検出するようにした請求
    項1乃至3の何れかに記載のディスク成形用型締装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の位置センサの検出信号を利用
    することにより、前記コア駆動手段及び/又は前記カッ
    タ駆動機構の作動を、前記圧縮コアブロックの位置を基
    準として制御することの出来る作動制御装置を設けた請
    求項4に記載のディスク成形用型締装置。
  6. 【請求項6】 前記固定盤と前記可動盤の対向面におい
    て、少なくとも一方の側から他方の側に向かって突設さ
    れて該他方の側への当接により固定盤と可動盤の相対的
    な接近量を制限する型締ストッパを設ける一方、前記可
    動金型の全体を該可動盤から該固定盤に向かって移動可
    能に支持せしめて、かかる型締ストッパによって相対的
    に位置決めされた固定盤と可動盤の型締状態下で、前記
    コア駆動手段により、該可動金型の全体を前記コアブロ
    ックとして前記固定金型に対して接近方向に圧縮駆動せ
    しめるようにした請求項1乃至5の何れかに記載のディ
    スク成形用型締装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載のディス
    ク成形用型締装置を用いてディスク成形品を成形するに
    際して、 前記固定盤と前記可動盤の型締状態下で前記固定金型と
    前記可動金型の型合わせ面間に形成された成形キャビテ
    ィに対して樹脂材料を射出充填した後、前記コア駆動手
    段によって前記圧縮コアブロックを該成形キャビティ側
    に圧縮変位せしめると共に、かかる圧縮コアブロックの
    圧縮変位よりも遅れて、前記カッタ駆動機構によって前
    記ゲートカッタを該成形キャビティ内に突出作動せしめ
    ることを特徴とするディスク成形品の射出圧縮成形方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021123052A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 富士フイルム株式会社 射出圧縮成形装置及び射出圧縮成形方法

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