JP2002017510A - 自動車用通気シート - Google Patents

自動車用通気シート

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JP2002017510A
JP2002017510A JP2000206524A JP2000206524A JP2002017510A JP 2002017510 A JP2002017510 A JP 2002017510A JP 2000206524 A JP2000206524 A JP 2000206524A JP 2000206524 A JP2000206524 A JP 2000206524A JP 2002017510 A JP2002017510 A JP 2002017510A
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JP
Japan
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air
ventilation
seating sensor
seat
seat cushion
Prior art date
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Application number
JP2000206524A
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English (en)
Inventor
Masahiko Sato
正彦 佐藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座センサーによる着座検知性能を付加する
ことができる自動車用通気シートを提供する。 【解決手段】 着座センサー11を設けても、通気路1
0からの空気が、着座センサー11に形成した通気孔1
3を通過して配風手段12に至り、配風手段12で所定
の面積に広げられて乗員のヒップ部に吹き出されるた
め、着座センサー11による着座検知性能と、通気路に
よる通気性能の両立を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートクッショ
ンの上面から空気を吹き出して通気性を確保することが
できる自動車用通気シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実公平6−26208
号公報、実開平6−52614号公報などで知られてい
るように、シートクッションの着座上面から、室温の空
気や、温度調節された空気を吹き出して、乗員のヒップ
部周辺の通気性を確保するようにした通気シートがある
(尚、温度調節された空気を吹き出す場合は、乗員を直
接的に冷暖房できる効果もある)。
【0003】この種の通気シートは、カバーで覆われて
いるシートクッション内部のパッド材に上下に貫通する
通気路が形成され、この通気路の下部に空気を吹き出し
可能なるダクトが接続され、パッド材の上面に通気口か
ら吹き出される空気を広げるための配風溝が形成されて
いる。該配風溝を介して広げられた空気は、カバーを通
過して着座表面から乗員のヒップ部へ向けて吹き出さ
れ、風通しを良くして快適な通気性を保つことができ
る。
【0004】一方、近年、シートクッション上に乗員が
着座しているかどうかを検出するために、シートクッシ
ョン内部のパッド材の上面にフィルム状の着座センサー
が設置される場合がある。そして、この着座センサーに
より乗員の着座状態の有無を検出すると共に、別のセン
サーにより、シートベルト装着の有無を検出して、エア
バッグの展開タイミングを制御するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに着座センサーを、パッド材の上面に追加する構造に
すると、着座センサーによりパッド材の配風溝及び通気
路が塞がれ、シートの通気性能が阻害されてしまう。そ
のため、従来は、パッド材に通気路を形成した通気性シ
ートの場合は、着座センサーを付加できにくい状態にあ
り、改善が求められている。
【0006】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、着座センサーを付加したとき
の通気シートの通気性を向上させることができる自動車
用通気シートを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートクッションのパッド材に上下に貫通する送風用通
気路を形成し、該パッド材の上面に前記通気路に対応す
る通気孔を有するフィルム状の着座センサーを設け、該
着座センサーの上面に座圧を受けても通気孔を塞がず且
つ通気孔からの空気を所定の面積に広げて配風可能なる
配風手段を設け、該配風手段の上面を通気性を有するカ
バーで覆った。
【0008】請求項1記載の発明によれば、着座センサ
ーを設けても、通気路からの空気が着座センサーの通気
孔を通過して配風手段に至り、配風手段で所定の面積に
広げられて乗員のヒップ部に吹き出されるため、着座セ
ンサーによる検知性能と、通気路による通気性能の両立
を図ることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、配風手段が、クッ
ション性を有していながら、座圧により潰れにくく且つ
全体として通気性を有する素材で形成されている。
【0010】請求項2記載の発明によれば、配風手段が
クッション性を有していながら座圧により潰れにくく且
つ全体として通気性を有する素材で形成されているた
め、乗員が着座した状態でも、着座センサーの通気孔は
開口しまま維持され、また通気孔からの空気を確実に広
げて配風することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、着座センサー及び
配風手段をパッド材の上面に形成した凹部内に収納し
た。
【0012】請求項3記載の発明によれば、着座センサ
ーと配風手段が、パッド材の上面に形成した凹部内に収
納されているため、着座センサー及び配風手段が位置ず
れを起こさない。
【0013】請求項4記載の発明は、通気孔がシートク
ッション上面の略中央に位置している。
【0014】請求項4記載の発明によれば、通気孔がシ
ートクッション上面の略中央に位置しているため、乗員
のヒップ部に対する通気効率が高い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図1
〜図4に基づいて説明する。このシートは、自動車のフ
ロントシートで、そのシートクッション1に工夫が施さ
れている。シートクッション1の一番下側は、クッショ
ンフレーム2にて形成されている。このクッションフレ
ーム2の後側には、クッション性を高めるためのS字バ
ネ3が複数懸架されている。そして、S字バネ3の下方
には、図示せぬバンド手段により、ダクト4が固定され
ている。
【0016】ダクト4の先端には、ペルチェ素子等を用
いた温度コントロールデバイス5が設けられ、その上面
には、空気吹出口6が上向きに形成されている。ダクト
4の途中には、ブロアモーター7が設けられ、空気をダ
クト4の端部から強制的に吸引して、前記温度コントロ
ールデバイス5側へ送風できるようになっている。
【0017】クッションフレーム2の上側には、シート
クッション1の外形を有するパッド材8が設けられてい
る。このパッド材8は、コールドキュアウレタンパッド
製で、その上面には、所定の台形領域に凹部9が形成さ
れている。そして、この凹部9内におけるパッド材8の
略中心位置には、上下方向に貫通する通気路10が形成
され、この通気路10の下部に、前記温度コントロール
デバイス5の空気吹出口6が挿入されている。
【0018】パッド材8の凹部9には、互いに同形の着
座センサー11と、「配風手段」としての通気材12と
が収納され、通気材12の上面はパッド材8の上面と同
一面となっている。着座センサー11は、可撓性を有す
る支持体としてのフィルムシート(PET)内に、圧力
感知用のセルと配線を組み込んだ構造をしている。着座
センサー11の配線の端末は、後ろ側から引き出され、
図示せぬ検出器に接続されている。そして、前記通気路
10に対応する着座センサー11の位置には、通気路1
0と同形の通気孔13が形成されている。
【0019】通気材12は、凹部9に略相応する厚さの
板形状で、全体としてクッション性を有し且つ高い通気
性を有する素材であるスペースファブリックにより形成
されている。この通気材12は、クッション性を有する
とはいっても、乗員の座圧により潰れにくく、着座セン
サー11の通気孔13を塞いでしまうことはない。ま
た、通気性を有しているため、この通気材12に入った
空気は、全体に行き渡り、その上面全体から拡散された
状態で吹き出される。
【0020】そして、シートクッション1の全体は、通
気性を有するカバー14により覆われている。このカバ
ー14の上面に相応する部分には、内部に通気性の良い
ウレタン(スコットフォーム)15(図4参照)が挟ま
れており、クッション性をより高めている。
【0021】この実施形態によれば、ブロアモーター7
によりダクト4内に導入され、温度コントロールデバイ
ス5で暖められたり冷やされたりした空気が、通気路1
0内に吹き出され、その通気路10内の空気が着座セン
サー11の通気孔13を通過して通気材12に至り、通
気材12で所定の面積に拡げてられて乗員のヒップ部に
吹き出されるため、風通しを良くして快適な通気性を保
つことができる。特に、この実施形態では、通気孔13
がシートクッション1の上面の略中央に位置しているた
め、乗員のヒップ部に対する通気効率が高い。
【0022】また、パッド材8の上面には、着座センサ
ー11も設けられているが、前述のように、通気孔13
が形成されているため、空気の吹き出しの邪魔にならな
い。そして、この着座センサー11により、シートクッ
ション1上に乗員が着座しているかどうかを検出できる
ため、別のセンサーによりシートベルト装着の有無を検
出することにより、図示せぬエアバッグの展開タイミン
グを制御できる。このように、この実施形態では、着座
センサー11による着座検知性能と、通気路10による
通気性能の両立を図ることができる。
【0023】更に、この実施形態では、着座センサー1
1と通気材12とがパッド材8の凹部9内に収納されて
いるため、乗員の座圧によるこれらの位置ずれを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る通気シートを示す
斜視図。
【図2】図1のシートクッションを示す平面図。
【図3】図1のシートクッションを示す分解斜視図。
【図4】図1のシートクッションを示す断面図。
【符号の説明】
1 シートクッション 2 クッションフレーム 4 ダクト 5 温度コントロールデバイス 6 空気吹出口 7 ブロアモーター 8 パッド材 9 凹部 10 通気路 11 着座センサー 12 通気材(配風手段) 13 通気孔 14 カバー 15 ウレタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションのパッド材に上下に貫
    通する送風用通気路を形成し、該パッド材の上面に前記
    通気路に対応する通気孔を有するフィルム状の着座セン
    サーを設け、該着座センサーの上面に座圧を受けても通
    気孔を塞がず且つ通気孔からの空気を所定の面積に広げ
    て配風可能なる配風手段を設け、該配風手段の上面を通
    気性を有するカバーで覆ったことを特徴とする自動車用
    通気シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用通気シートであ
    って、 配風手段が、クッション性を有していながら座圧により
    潰れにくく且つ全体として通気性を有する素材で形成さ
    れていることを特徴とする自動車用通気シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の自動車用通
    気シートであって、 着座センサー及び配風手段を、パッド材の上面に形成し
    た凹部内に収納したことを特徴とする自動車用通気シー
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
    動車用通気シートであって、 通気孔が、シートクッション上面の略中央に位置してい
    ることを特徴とする自動車用通気シート。
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