JP2002014533A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

静電潜像現像装置

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JP2002014533A
JP2002014533A JP2000197603A JP2000197603A JP2002014533A JP 2002014533 A JP2002014533 A JP 2002014533A JP 2000197603 A JP2000197603 A JP 2000197603A JP 2000197603 A JP2000197603 A JP 2000197603A JP 2002014533 A JP2002014533 A JP 2002014533A
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JP2000197603A
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Hirohisa Endo
裕久 遠藤
Eiji Tatsumi
英二 辰己
Hiroyuki Ueda
博之 上田
Hiroshi Yamazaki
浩 山崎
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、トナー濃度センサを現像剤搬送路内
に配設した方式においてトナー消費量の多い大サイズ画
像や、黒比率の高い画像を出力する場合であっても、適
正トナー濃度を超えるオーバーシュート生ぜず、高精度
のトナー濃度制御を可能にすることによって、トナー飛
散、スペントトナー、画質不良、解像度低下を防止し、
メンテナンスサイクルを延長できることを目的とする。 【解決手段】現像剤搬送路の壁面にトナー補給領域に対
して現像剤搬送方向の上流側と下流側にトナー濃度セン
サを各々配設しており、上流側のトナー濃度検出器が検
出したトナー濃度A、下流側のトナー濃度センサが検出
したトナー濃度B、トナー濃度の維持目標値Cに関して
A、B<Cの場合の該トナー供給手段からの単位時間当
たりのトナー補給量D1が、A<C≦Bの場合の該トナ
ー供給手段からの単位時間当たりのトナー補給量D2よ
りも高めに設定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の電子写真装置において静電潜像を
トナー像に現像するのに使用される静電潜像現像装置、
さらに詳しくはトナーと磁性キャリアから成る現像剤を
使用する形態の静電潜像現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置においては、一方向に回転
する感光体ドラムに近接させて現像装置を配置し現像装
置内に収容した現像剤を感光体ドラムの表面に形成され
た静電潜像に接触させ現像剤中のトナーによって静電潜
像を顕像化させる構成が一般的に採用されているが画像
形成を繰り返すことによって、現像剤中のトナーが消費
されトナー濃度が低下するので、トナーを補給しトナー
濃度を一定に保つ必要がある。
【0003】一般的にはこの種の現像装置のトナー濃度
の判定は特開平1−276175号に記載の透磁率セン
サによって検出された現像剤中のトナーの混合比率つま
りトナー濃度を、予め設定した維持基準値と比較しその
比較結果によって行っている。透磁率センサではトナー
濃度が高くなればセンサ出力は低くなり、逆にトナー濃
度が低くなればセンサ出力が高くなる。従って、トナー
現像を繰り返し現像剤中のトナー濃度が低下すると現像
剤のセンサ出力が上昇するのでセンサ出力を元に下げる
ようにトナーを補給すればトナー濃度を安定維持できる
ことになる。ただし、現像剤の透磁率は現像剤のかさ密
度に依存しているために、特に安定的に現像剤の流動性
を維持しないとセンサ出力が変動しやすい点、及び現像
ローラ内部の磁石の磁気の影響を受けやすい等の理由か
ら取り付け位置には細心の注意が必要である。
【0004】従来より透磁率センサを用いたトナー濃度
制御方式には、穂切板の裏側中央部に取付けた透磁率セ
ンサを用いて現像ローラで汲み上げた現像剤のトナー濃
度を検出する方式と、現像ローラから一旦剥離した現像
剤を現像ローラと平行に配設された現像剤搬送路に戻し
内部のスパイラル等で循環搬送させる水平循環におい
て、前記搬送路中の現像剤と接触する位置に透磁率セン
サを取り付けトナー濃度を検出する方式とに大別するこ
とができるが、後者の方式が現像ローラ内部のマグネッ
トの磁気の影響を受けにくい点で優れており使用例が増
えてきている。
【0005】図1に後者の従来技術のトナーホッパを除
いた現像装置の平面図を、図2に後者の従来技術の現像
装置の側面図を示す。感光体ドラム50に対向した現像
ハウジング1内には、固定磁石を内部に配設した現像ロ
ーラ2及び現像ローラ2と平行に対向する位置に、第一
の現像剤搬送手段3を有する第一の現像剤搬送路4と、
第一の現像剤搬送路と現像ローラの中間部に位置に第二
の現像剤搬送手段5を有する第二の現像剤搬送路6が設
けられている。第一の現像剤搬送手段3はスパイラル構
造であって、第二の現像剤搬送手段5はスパイラルとリ
ブを組み合わせたパドル構造となっている。第一の現像
剤搬送路4と第二の現像剤搬送路6の境界には仕切り板
31が両端を切り欠いた状態で設けられている。現像ロ
ーラ2と第一の現像剤搬送手段3と第二の現像剤搬送手
段5が図2に示すように回転することによって、現像剤
は図1に示すVの方向に水平循環しており、その内の一
部が現像ローラに汲み上げられている。
【0006】穂切り板7の裏側において現像ローラ2か
ら剥離した一部の現像剤は現像剤案内板8の上面を経て
第一の現像剤搬送路4の上方に落下し、第一の現像剤搬
送手段3と第二の現像剤搬送手段5の回転によってVの
方向に水平循環し、再度現像ローラ2側に回収される。
ホッパー9からの補給トナーは第一の現像剤搬送路4の
上方のうち実線で示す位置P付近に落下し現像剤中に混
合攪拌させる。トナー補給位置Pの上下流側のいずれか
の搬送路壁面には、トナー濃度センサ10が設けられて
おり現像剤中のトナー濃度を検出した後、その結果にし
たがってホッパ9からトナー補給が行われることによっ
て基準トナー濃度を維持するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本方式は前述した様
に、現像ローラ磁力に影響されにくいことや、補給トナ
ーの混合時間を長く取れるなどの長所を持ってはいる
が、現像剤の循環速度には限りがあり、トナー補給位置
の関係でトナー濃度センサによって検出したトナー濃度
と、実際の現像ローラ表面の現像剤のトナー濃度に時間
差が発生しやすく、トナー濃度の変動が大きくなる。ま
た、最大複写幅に対して小サイズの原稿を複写、画像出
力する場合には、トナー消費が現像ローラの軸長方向に
対して一定ではないのでトナー濃度が軸長方向にばらつ
いた現像剤が現像剤案内板で現像剤搬送路に戻ることに
なるのでトナー濃度センサを1箇所に設けただけでは、
偏ったトナー濃度の検出をしてしまい、適正トナー濃度
に対してオーバートナー状態やアンダートナー状態にな
る場合もある。オーバートナー状態では、トナー飛散、
地肌かぶり、低解像度等の画質不良やトナー消費量増
大、未転写トナー増加等の問題を生じ易く、アンダート
ナー状態では低画像濃度、文字かすれ等の問題を生じや
すい。これらの不具合はメンテナンスサイクルの短縮に
つながる重大な問題となる。搬送路における現像剤の循
環距離が長く、最大複写サイズと最小複写サイズの倍率
が特に大きいA2サイズからA0サイズまで複写可能な
図面用複写機においては特に深刻な問題であって解決が
望まれてきた。
【0008】そこで、本発明はトナー濃度センサを現像
剤搬送路内に配設した方式において、現像剤のトナー濃
度制御を高精度に行い、画像濃度が安定維持され、トナ
ー消費量を低減すること第一の目的とする。
【0009】さらに、本発明はトナー消費量の多い大サ
イズ画像や、黒比率の高い画像を出力する場合であって
も、適正トナー濃度を超えるオーバーシュートが生ぜ
ず、高精度のトナー濃度制御を可能にすることによっ
て、トナー飛散、スペントトナー、画質不良、解像度低
下を防止し、メンテナンスサイクルを延長できることを
を第二の目標とする。
【0010】さらに本発明は現像器内の現像剤のトナー
濃度のばらつきを解消することを第3の目標とする。
【0011】さらに、本発明はA2サイズ以上の図面用
複写機においても適正トナー濃度を超えるオーバーシュ
ートを生ぜずメンテナンスサイクルを延長できることを
第四の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の静電潜像現像装
置は請求項1に記載の通り、トナーを供給させるための
トナー供給手段と、内部に固定磁極を配置して現像剤を
静電潜像に適用する現像ローラと、該現像ローラに対し
て平行に設けられた第一の現像剤搬送手段を具備する第
一の現像剤搬送路とを有する静電潜像現像装置であっ
て、前記トナー供給手段は第一の現像剤搬送路の上方か
らトナーを落下補給させるように設けられており、トナ
ー補給領域に対して現像剤搬送方向の上流側と下流側で
あって現像剤搬送路の壁面の現像剤と接触する位置には
トナー濃度センサを各々配設していることを特徴とす
る。この請求項1の発明によれば複数のトナー濃度セン
サを所定距離ほど離して設けているので、原稿サイズの
大小に関わらず、ローラ軸長方向に平均的なトナー補給
を行うことが可能であり、しかもトナー補給直後の最大
トナー濃度とトナー補給直前の最小トナー濃度を加味し
たトナー濃度制御を行うので、長期にわたって適切なト
ナー濃度範囲内での画像出力を繰り返すことが可能とな
った。
【0013】さらに本発明は請求項2に記載の通り、前
記現像剤搬送方向の上流側のトナー濃度センサが検出し
たトナー濃度Aと、下流側のトナー濃度センサが検出し
たトナー濃度Bと、トナー濃度の維持基準値Cとに関し
て、A、B<Cの場合の該トナー供給手段からの単位時
間当たりのトナー補給量D1が、A<C≦Bの場合の該
トナー供給手段からの単位時間当たりのトナー補給量D
2よりも高めに設定されていることを特徴とする請求項
1に記載の静電潜像現像装置である。この請求項2の発
明によれば、トナー補給モータON時点での補給位置直
下での最下流側の現像剤が下流側トナー濃度センサ位置
に達しトナー濃度の維持基準値以上となった時点で単位
時間当たりのトナー補給量が低減されるので、初期はト
ナー補給量をアップさせ、その後は補給位置直下での上
流側の現像剤が長時間トナー補給されることによる上流
側現像剤へのオーバーシュートが回避される。
【0014】さらに本発明は請求項3に記載の通り、第
一の現像剤搬送路と現像ローラの中間部に第二の現像剤
搬送手段を具備した第二の現像剤搬送路を有するととも
に第一の現像剤搬送路と第二の現像剤搬送路の境界線に
は長手方向の両端部を除いて仕切り板が設けられている
ことを特徴とする請求項1、2に記載の静電潜像現像装
置である。この請求項3の発明によれば、現像剤にトナ
ー補給して現像ローラに戻すまでの攪拌搬送距離を長く
とり、補給トナーを現像剤と長時間混合させることが可
能となる。その結果、補充トナーの帯電特性が改善され
トナー飛散、トナー消費量オーバーが更に改良される。
【0015】さらに本発明は請求項4に記載の通り、前
記A、B、Cの値がC≦A、Bの場合に、前記トナー供
給手段からのトナー補給動作が停止していることを特徴
とする請求項1、2、3に記載の静電潜像現像装置であ
る。この請求項4の発明によれば、トナー過補給を防止
することができるので、トナー飛散、トナー消費量オー
バーが更に改良される。
【0016】さらに本発明は請求項5に記載の通り、前
記単位時間当たりのトナー補給量の調節手段として、ト
ナー補給モータの駆動のON/OFF時間の調整による
ことを特徴とする請求項1、2、3、4に記載の静電潜
像現像装置である。この請求項5の発明によれば、単位
時間当たりのトナー補給量を細かく調節することができ
るので、トナー濃度変動幅をより小さくすることが可能
となる。
【0017】さらに本発明は請求項6に記載の通り、前
記トナー補給領域の現像剤搬送路方向長さが第一の現像
剤搬送路の全体長さの1/5以上、4/5以下であるこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5に記載の静電
潜像現像装置である。この請求項6の発明によれば、1
/5以上とすることによって現像剤搬送路の単位長さ当
たりのトナー落下量を一定値以下に抑制し、トナー濃度
の局部的な過上昇を防止することにより、補給トナーを
充分現像剤に混合攪拌させ摩擦帯電できるのでトナー飛
散、トナー消費量オーバーが更に改善される。また4/
5以下とすることによって、トナー補給ローラの軸長方
向のトナー落下量のばらつきが低減され、トナー補給モ
ータON直後のトナー補給量をアップさせることが可能
となる。
【0018】さらに本発明は請求項7に記載の通り、請
求項1、2、3、4、5、6項に記載の静電潜像現像装
置を用いたことを特徴とするA2サイズ以上の大型図面
用複写機である。この請求項7の発明によれば、トナー
補給能力を維持させるためにホッパーからの補給口が攪
拌ローラ軸方向に長寸法となっている大型の図面用複写
機において、A2以上の大サイズの高濃度原稿を連続出
力してトナー濃度が急激に低下した場合でも、オーバー
シュートによるトナー濃度オーバーを防止できるので、
トナー飛散やスペントトナー発生を防止しメンテナンス
サイクルを延長することが可能である。 〔発明の詳細な説明〕
【0019】本発明によれば、大サイズ原稿や高濃度原
稿などの連続出力等においてトナー濃度が維持基準値を
下回った場合トナー補給を受けた現像剤が上流側のトナ
ー濃度センサに到達するまでは単位時間当たりのトナー
補給量をアップさせ、それ以降においては単位時間当た
りのトナー補給量を低減させることによって、トナー濃
度の維持基準値を上回るオーバーシュートを防止して、
現像装置全体のT/Dを均一に維持安定化できるのであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。本機は、最大A0サイズ版まで複写
可能な大型図面用複写機に用いられる現像装置である。
図3にトナーホッパを除いた現像装置平面図を、図4に
はトナーホッパを含めた全体の側面図を示す。現像ハウ
ジング1内には、固定磁石を内部に配設した現像ローラ
2及び現像ローラ2と平行に対向する位置に、第一の現
像剤搬送手段3を有する第一の現像剤搬送路4と、第一
の現像剤搬送路と現像ローラの中間部に位置する第二の
現像剤搬送手段5を有する第二の現像剤搬送路6が設け
られている。第一の現像剤搬送手段3はスパイラル構造
であって、第二の現像剤搬送手段5は、スパイラルにリ
ブ構造を組み合わせたパドル構造となっている。第一の
現像剤搬送路4と第二の現像剤搬送路6の境界には仕切
り板31が両端を切り欠いた状態で設けられている。現
像ローラ2と第一の現像剤搬送手段3と第二の現像剤搬
送手段5が図4に示すように回転することによって、現
像剤は図3に示すVの方向に水平循環しており、その内
の一部が現像ローラに汲み上げられている。
【0021】穂切り板7の裏側において現像ローラ2か
ら剥離した一部の現像剤は現像剤案内板8の上面を矢印
方向に滑り第一の現像剤搬送路4の上方に落下し、第一
の現像剤搬送手段3と第二の現像剤搬送手段5の回転に
よって図示する方向に水平循環し、再度現像ローラ2側
に回収される。ホッパー9からの補給トナーは第一の現
像剤搬送路4の上方のうち点線で示す位置P付近に落下
し現像剤中に混入する。第一搬送路上面は、トナー補給
領域Pが開口しているほかは上カバー16で覆われてい
る。トナー補給領域Pの搬送路方向長さは、搬送路全長
の内1/5以上、4/5以下であることが望ましい。1
/5未満であると、狭い領域においてトナーが集中して
しまい現像剤への混合攪拌が不十分となり帯電不良トナ
ーなどが発生してトナー飛散、地肌かぶりなどの不具合
を生ずることがある。4/5を超えると、トナー補給ロ
ーラの軸長方向のトナー落下量のばらつきが多くなった
り、トナー補給モータON直後のトナー補給量をアップ
させる時間を多く取れないことがある。本実施例のトナ
ー補給領域Pの長さは、搬送路全長に対して約45%と
している。トナー補給位置Pに対して上流側の搬送路壁
面にはトナー濃度センサ11が設けられ、トナー補給位
置Pに対して下流側の搬送路壁面にはトナー濃度センサ
12が設けられている。
【0022】トナーホッパ9は図4に示すように、現像
装置の補給領域Pと開口部分が一致する搬送路方向の長
手の開口部14を有するホッパハウジング13と開口部
14をほぼ塞ぐように長手方向に取り付けられ軸を中心
に回転可能に取り付けられた補給ローラ15から構成さ
れている。トナー濃度センサ11、12が搬送路を循環
中の現像剤が制御基準トナー濃度を下回ったと検出した
信号がCPUに伝送されると、補給ローラ15の図示し
ない補給モータに駆動信号が伝送され、検出したトナー
濃度の値に応じた制御モードによって補給モータが所定
時間だけ駆動オン、駆動オフされて所定のトナー補給速
度にてトナーが補給され、制御基準トナー濃度を維持す
るようになっている。
【0023】本実施例においては、トナー濃度センサ1
0、11の検出したトナー濃度の両方が制御基準トナー
濃度を下回った場合には1秒間ON、1秒間OFFの繰
り返しでトナー補給が行われる。下流側のトナー濃度セ
ンサ11が検出したトナー濃度が維持基準値を越えさら
に上流側のトナー濃度センサが検出したトナー濃度が維
持基準値を下回っている場合には0.5秒間ON、4秒
OFFの繰り返しでトナー補給が行われる。
【0024】現像剤はトナーとフェライトキャリア等の
磁性キャリアの混合物であって、現像剤中のトナー濃度
は1.5〜8重量%が好ましく特に2〜6重量%が好ま
しい。現像剤を構成するトナーは、体積平均粒径(マル
チサイザーによるメジアン径)が6〜12μmの範囲の
ものが好適に使用される。キャリアは篩い分け法による
重量平均粒径(メジアン径)が40μm〜130μmの範
囲のものが好適に使用される。
【0025】本実施例においてはトナー濃度センサとし
て透磁率センサを用いたが、例えばTDK社のプログラ
マブルトナーセンサTS−L型等が使用できる。本発明
は透磁率センサに限定するものではなく現像剤の電気抵
抗、誘電率、かさ比重などトナー濃度と相関関係の確認
できたセンサなら何れも使用可能である。
【0026】第5図は本発明に係わるトナー濃度制御装
置の一実施例を示すブロック図である。トナー濃度セン
サ11、12が検出したセンサ出力が制御部20へと転
送処理されトナー補給モータ23を駆動する図示しない
補給モータの制御に使用される。制御部20はCPU2
1とメモリ22を備えており、メモリ22内にはトナー
濃度とセンサ出力の関数関係とトナー濃度が維持基準値
である場合のセンサ出力が記憶されてており、またセン
サ出力の読取値の高低に対応した補給モータの制御情報
つまりON、OFF時間制御情報が記憶されている。制
御部20のCPU21はトナー濃度センサ11、12か
らのセンサ出力情報と維持基準値の比較を演算処理して
補給モータの駆動信号を発するようになっている。
【0027】図6は上記構成の静電像現像装置のトナー
濃度制御の動作を示すフローチャートであり、複写動作
中にトナー消費量の高い大サイズ画像を出力して、一時
的にトナー補給が追いつかずに現像機内のトナー濃度が
一時的に制御基準値を下回った状態で行われる処理を示
している。Aはトナー補給領域に対して現像剤搬送方向
の上流側に取り付けられたトナー濃度検出器が検出した
トナー濃度であって、Bはトナー補給領域に対して現像
剤搬送方向の下流側に取り付けられたトナー濃度検出器
が検出したトナー濃度である。補給モータの制御は補給
モータのON、OFF時間比率で調節しており、例えば
モード1は例えば1秒ON、1秒OFFの制御を行い、
モード2は0.5秒ON、4秒OFFの時間設定で、ト
ナー補給速度を調節することが可能である。トナー補給
されてトナー濃度が維持基準値を超えた現像剤が下流側
トナー濃度センサで検出されるまでは、1秒ON、1秒
OFFの制御でトナー補給量を比較的大きくとり、それ
以降は0.5秒ON、4秒OFFの制御でトナー補給量
を比較的小さくとるのである。Cはトナー補給モータの
ON、OFFの制御基準となるトナー濃度である。な
お、この実施例ではトナー補給量の調節を1秒ON、1
秒OFF或いは0.5秒ON、4秒OFFで行ったが、
これに限定されるものではなくて、本発明の目的が達成
される範囲内で、例えば0.1秒〜10秒のON時間、
0.1秒〜10秒のOFF時間の中から適宜組み合わせ
て実施することができる。
【0028】図6のフローチャートにおいて、ステップ
1において現像機が回転駆動させる。ステップ2へと進
み検出したトナー濃度A、Bの値が両方とも維持基準値
Cを下回っているかどうか確認する。YESであればス
テップ6へ進みモード1の制御でトナー補給を行い、N
Oであればステップ3へと進む。トナー補給口とトナー
濃度センサの位置関係から下流側のBが先に上昇してい
るはずである。ステップ3においてトナー濃度を検出し
下流側のBの値が維持基準値C以上に上昇し、上流側の
Aの値がCを下回っているかどうか確認する。YESで
あればステップ7へと進み、モード2の制御でトナー補
給が行われ、NOであればステップ4へと進む。ステッ
プ4は、トナー濃度センサの検出に異常が生じたかどう
かを確認するステップである。下流側トナー濃度センサ
位置を通過した現像剤は、現像によってトナー消費され
つつ循環搬送されて上流側トナー濃度センサ位置を通過
するからB>Aになるはずであるから、センサの故障を
判定するために、A≧C>Bとなるようなトナー濃度の
検出がされていないかどうかを確認する。YESであれ
ばステップ8へと進みサービスマンコールを点灯させ
る。NOであればステップ5へと進む。ステップ5にお
いてトナー濃度を検出して上流側のA及び下流側のBの
値が維持基準値C以上に上昇していることを確認すれ
ば、補給動作が停止される。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、トナー
補給領域の上流側及び下流側の現像剤搬送路に配設され
たトナー濃度センサの検出したトナー濃度とトナー濃度
の維持目標値の高低に応じて単位時間あたりのトナー補
給量を増減調整させることによって、ばらつきの少ない
正確なトナー濃度の制御を可能とするものである。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の現像装置の概要を示す平面図であ
る。
【図2】従来技術の現像装置の概要を示す側面図であ
る。
【図3】本発明を実施した現像装置の概要を示す平面図
である。
【図4】本発明を実施した現像装置の概要を示す側面図
である。
【図5】本発明を実施した現像装置の制御系ブロック図
である。
【図6】本発明を実施した現像装置の動作系フローチャ
ート図である。
【符号の説明】
1 現像ハウジング 2 現像ローラ 3 第一の現像剤搬送手段 4 第一の現像剤搬送路 5 第二の現像剤搬送手段 6 第二の現像剤搬送路 7 穂切板 8 現像剤案内板 9 トナーホッパ 10 トナー濃度センサ 11 トナー濃度センサ(上流側) 12 トナー濃度センサ(下流側) 13 ホッパハウジング 14 開口部 15 補給ローラ 31 仕切り板 50 感光体ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 浩 大阪市中央区玉造1丁目2番28号京セラミ タ株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA15 AB02 AB06 AB07 AC02 AD06 AD13 BA08 DA10 DA42 DA52 DA80 DB02 EA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを供給させるためのトナー供給手段
    と、内部に固定磁極を配置して現像剤を静電潜像に適用
    する現像ローラと、該現像ローラに対して平行に設けら
    れた第一の現像剤搬送手段を具備する第一の現像剤搬送
    路とを有する静電潜像現像装置であって、前記トナー供
    給手段は第一の現像剤搬送路の上方からトナーを落下補
    給させるように設けられており、トナー補給領域に対し
    て現像剤搬送方向の上流側と下流側であって現像剤搬送
    路の壁面の現像剤と接触する位置にはトナー濃度センサ
    を各々配設していることを特徴とする静電潜像現像装
    置。
  2. 【請求項2】前記現像剤搬送方向の上流側のトナー濃度
    センサが検出したトナー濃度Aと、下流側のトナー濃度
    センサが検出したトナー濃度Bと、トナー濃度の維持基
    準値Cとに関してA、B<Cの場合の該トナー供給手段
    からの単位時間当たりのトナー補給量D1が、A<C≦
    Bの場合の該トナー供給手段からの単位時間当たりのト
    ナー補給量D2よりも高めに設定されていることを特徴
    とする請求項1に記載の静電潜像現像装置。
  3. 【請求項3】第一の現像剤搬送路と現像ローラの中間部
    に第二の現像剤搬送手段を具備した第二の現像剤搬送路
    を有するとともに第一の現像剤搬送路と第二の現像剤搬
    送路の境界線には長手方向の両端部を除いて仕切り板が
    設けられていることを特徴とする請求項1、2に記載の
    静電潜像現像装置。
  4. 【請求項4】前記A、B、Cの値がC≦A、Bの場合
    に、前記トナー供給手段からのトナー補給動作が停止し
    ていることを特徴とする請求項1、2、3に記載の静電
    潜像現像装置。
  5. 【請求項5】前記単位時間当たりのトナー補給量の調節
    手段として、トナー補給モータの駆動のON/OFF時
    間の調整によることを特徴とする請求項1、2、3、4
    に記載の静電潜像現像装置。
  6. 【請求項6】前記トナー補給領域の現像剤搬送路方向長
    さが第一の現像剤搬送路の全体長さの1/5以上、4/
    5未満であることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5に記載の静電潜像現像装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5、6項に記載の
    静電潜像現像装置を用いたことを特徴とするA2サイズ
    以上の大型図面用複写機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7742710B2 (en) * 2007-02-01 2010-06-22 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including two toner accomodation portions
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