JP4634287B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を採用する画像形成装置に搭載される現像装置に関する。
電子写真方式を採用する画像形成装置においては、感光体の表面に形成される静電潜像に対して、現像装置から現像剤の成分であるトナーを供給して現像することによって可視像であるトナー像を形成し、さらにトナー像を転写媒体である記録紙などに転写し、記録紙上に転写されたトナー像を定着して堅牢な記録画像を形成する。
近年、画像形成装置であるたとえば複写機、プリンタなどが使用されるオフィス業務の効率化が一段と促進されるのに伴い、画像形成装置には、画像処理能力の向上、たとえば単位時間あたりに画像形成することができる記録紙の枚数で表される画像形成処理速度の向上が望まれている。
画像形成処理速度が速い画像形成装置(高速機と呼ぶ)においては、画像形成処理速度が中程度の画像形成装置(中低速機と呼ぶ)に比べて現像剤が長寿命であることが要求される。高速機では、単位時間あたりに形成される画像枚数が多いので、単位時間あたりに消費される現像剤量、より厳密にはトナー量が多く、また撹拌搬送のストレスにさらされる頻度が高いので、中低速機に使用される現像剤と同程度の寿命では、短期の間に寿命が尽き、現像剤に関するメンテナンス頻度が増大することになるからである。
このような問題に対する一つの解決手段として、現像装置を大きくすることが考えられる。現像装置を大きくし、収容できる現像剤の量を多くすることによって、高速機の現像剤の大量消費に対応し、また撹拌搬送のストレスにさらされる頻度を軽減し、寿命延長を図るものである。しかしながら、装置の構造上の制約から現像装置を大きくすることができない場合が多く、かつ現像装置をわずかに大きくした程度では、トナーを現像剤担持体に臨む現像槽へ補給するような方式の場合、高速機では充分に撹拌して均一な現像剤を現像剤担持体へ供給するための時間的余裕を確保することができないので、現像剤のトナー濃度を制御することが難しい。
そこで、一つの対応策として、現像装置の現像槽の長さを、現像剤担持体の長手方向の長さを超えて延長し、現像剤担持体に臨む部分である現像領域と、現像領域外の長手方向に延長された部分との間に仕切壁部材を設け、延長された部分に攪拌領域を形成することによって、撹拌領域で均一攪拌を確保することが提案される。しかしながら、撹拌領域を設ける場合でも、撹拌時間の余裕を確保することができないような位置からトナー補給が行われると、現像装置の長手方向でトナー濃度に不均一が生じやすく、トナー濃度を精度よくコントロールすることができないという問題がある。
トナー濃度のコントロールに関する先行技術として、たとえば、トナー濃度センサに透磁率センサを用い、透磁率センサ上に位置する部分のスクリューコンベアのピッチを、トナー補給口の下に位置する部分のスクリューコンベアのピッチよりも細かくすることが提案されている(特許文献1参照)。
またもう一つの先行技術では、トナー濃度センサに透磁率センサを用い、透磁率センサの検出レベルと比較する基準レベルを複数個持ち、複数個の基準レベルに応じて補給するトナー量を変更してトナー濃度を一定にすることが提案されている(特許文献2参照)。
さらにもう一つの先行技術では、トナー濃度センサに圧電センサを用い、現像剤搬送部材は、現像剤担持体方向以外に現像剤を搬送する構成を有し、それにより生じた現像剤搬送方向の少なくとも一方向の向う先に圧電センサが配置され、現像剤の空洞化を誤って検出しないようにすることが提案される(特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献1〜3においては、いずれもトナー濃度センサが現像剤担持体に供給される前、すなわち現像に供せられる前のトナー濃度を測定する位置に設けられる。このようなトナー濃度センサの配置では、現像に供せられた後のトナー濃度を全く検出することなくトナー濃度を制御することになるので、たとえば現像に供せられることによって現像剤のトナー濃度が顕著に低下する場合、トナー濃度の低下した現像剤が現像剤担持体に対する供給側へ搬送されて初めて低トナー濃度が検知され、トナー補給が行われることになる。したがって、トナー補給が手遅れになり、現像されるトナー像が濃度低下を生じるという問題がある。特に画像形成処理速度が速くトナー消費量が多い高速機に搭載される現像装置では、トナー補給のタイミングが手遅れにならないように、迅速かつ高精度のトナー濃度制御が求められている。
特開平4−119378号公報 特開平7−20710号公報 特開2004−163822号公報
本発明の目的は、現像剤のトナー濃度を迅速かつ高精度に制御することができる現像装置を提供することである。
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に搭載される現像装置において、
回転自在に設けられて現像剤を担持する現像剤担持体と、
現像剤を収容し現像剤担持体の軸線方向の長さを超える長さを有する現像槽であって、現像剤を撹拌搬送して現像剤担持体に現像剤を供給する現像領域槽と、現像領域槽に連接するとともに現像剤担持体の長さを超える位置に設けられ、補給されるトナーを現像剤と撹拌搬送して現像領域槽へ供給するとともに、現像剤担持体に供給された残部の現像剤の一部が回収される撹拌領域槽とを有する現像槽と、
撹拌領域槽から現像領域槽にわたって設けられ、現像剤担持体へ向う方向に現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材と、
現像領域槽から撹拌領域槽にわたって設けられ、現像剤担持体に現像剤を供給するとともに現像剤担持体から遠ざかる方向に現像剤を撹拌搬送する第2撹拌搬送部材と、
現像槽内の現像剤量を検出する2個の第1および第2センサとを含み、
現像槽には、現像領域槽と撹拌領域槽とを仕切り、かつ現像領域槽と撹拌領域槽とを連通する間隙が形成される仕切壁部材が設けられ、
仕切壁部材と第1および第2撹拌搬送部材とによって、撹拌領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流と、現像領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流とが形成され、
第1センサは、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向上流側で現像剤量を検出し、
第2センサは、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側であって仕切壁部材の近傍で現像剤量を検出することを特徴とする現像装置である。
また本発明は、第1センサと第2センサとが、透磁率センサであることを特徴とする。
また本発明は、電子写真方式の画像形成装置に搭載される現像装置において、
回転自在に設けられて現像剤を担持する現像剤担持体と、
現像剤を収容し現像剤担持体の軸線方向の長さを超える長さを有する現像槽であって、現像剤を撹拌搬送して現像剤担持体に現像剤を供給する現像領域槽と、現像領域槽に連接するとともに現像剤担持体の長さを超える位置に設けられ、補給されるトナーを現像剤と撹拌搬送して現像領域槽へ供給するとともに、現像剤担持体に供給された残部の現像剤の一部が回収される撹拌領域槽とを有する現像槽と、
撹拌領域槽から現像領域槽にわたって設けられ、現像剤担持体へ向う方向に現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材と、
現像領域槽から撹拌領域槽にわたって設けられ、現像剤担持体に現像剤を供給するとともに現像剤担持体から遠ざかる方向に現像剤を撹拌搬送する第2撹拌搬送部材と、
現像槽内の現像剤量を検出する2個の第1および第2センサとを含み、
現像槽には、現像領域槽と撹拌領域槽とを仕切り、かつ現像領域槽と撹拌領域槽とを連通する間隙が形成される仕切壁部材が設けられ、
仕切壁部材と第1および第2撹拌搬送部材とによって、撹拌領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流と、現像領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流とが形成され、
第1センサは、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向上流側で現像剤量を検出し、
第2センサは、現像領域槽と撹拌領域槽との槽境界または現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側であって撹拌領域槽内における仕切壁部材の近傍で現像剤量を検出することを特徴とする現像装置である
また本発明は、第1センサが透磁率センサであり、第2センサが圧電センサであることを特徴とする。
また本発明は、トナーを収容し収容するトナーをトナー補給口から撹拌領域槽に補給するトナーホッパを含み、
トナーホッパのトナー補給口が、撹拌領域槽内の第2撹拌搬送部材の上方に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、現像装置は、現像槽を備え、現像槽には、現像領域槽と撹拌領域槽とを仕切り、かつ現像領域槽と撹拌領域槽とを連通する間隙が形成される仕切壁部材が設けられ、仕切壁部材と第1および第2撹拌搬送部材とによって、撹拌領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流と、現像領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流とが形成される。このことによって、撹拌領域槽におけるトナー濃度が高い現像剤の循環流と、現像領域槽のトナー濃度が低い現像剤の循環流とが、撹拌領域槽と現像領域槽とを連通する仕切壁部材の間隙を通じて混合されるので、現像槽全体の撹拌効率を向上することができる。そして、第1センサが、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向上流側で現像剤量を検出し、第2センサが、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側であって仕切壁部材の近傍で現像剤量を検出する。このように、現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向上流側と、現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側との2箇所で現像剤量、たとえば現像剤中のトナー量であるトナー濃度を検出することができるので、現像でトナーが大量に消費された後現像剤のトナー濃度が顕著に低下した場合であっても、現像剤のトナー濃度低下を迅速に検出し、トナーの補給にフィードバックできるので、トナー濃度制御の精度を向上することができる。さらに、撹拌領域槽内に存在する現像剤量である現像剤トナー濃度の影響を受けることなく、現像に供せられる前と、現像に供せられた後との現像剤トナー濃度を正確に測定することが可能になる。
また本発明によれば、第1センサと第2センサとが、透磁率センサである。第1センサと第2センサとに透磁率センサを用いることによって、現像剤トナー濃度を感度高く検出することができる。
また本発明によれば、現像装置は、現像槽を備え、現像槽には、現像領域槽と撹拌領域槽とを仕切り、かつ現像領域槽と撹拌領域槽とを連通する間隙が形成される仕切壁部材が設けられ、仕切壁部材と第1および第2撹拌搬送部材とによって、撹拌領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流と、現像領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流とが形成される。そして、第1センサは、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向上流側で現像剤量を検出し、第2センサは、現像領域槽と撹拌領域槽との槽境界または撹拌領域槽内で、現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側であって仕切壁部材の近傍で現像剤量を検出する。このことによって、第1センサで現像に供せられる部位での現像剤量を正確に把握し、第2センサで現像に供せられた後の現像剤量と撹拌領域槽内で撹拌搬送される現像剤量とを正確に把握し、高精度な現像剤量の制御を実現することができる。この第1センサは透磁率センサであり、第2センサは圧電センサであることが好ましい。圧電センサは、現像剤の粉体圧力を検知することができ、動作環境の影響を受けにくいので、環境変化の激しい稼動条件下におけるトナー濃度制御に好適に用いられる。
また本発明によれば、トナーを収容し収容するトナーをトナー補給口から撹拌領域槽に補給するトナーホッパを含み、トナーホッパのトナー補給口が、撹拌領域槽内の第2撹拌搬送部材の上方に配置される。このことによって、トナーは、現像剤担持体への現像剤供給部から最も遠い位置で補給されるので、現像剤担持体に供給されるまでに撹拌時間を充分に確保することができ、現像剤と補給トナーとが充分に撹拌されて均一な現像剤として現像剤担持体に供給される。
図1は本発明の実施の第1形態である現像装置10の構成を簡略化して示す図であり、図2は現像装置10が搭載される画像形成装置の画像形成ユニット1部分の構成を簡略化して示す図である。
現像装置10は、電子写真方式の画像形成装置の画像形成ユニット1部分に設けられる。画像形成ユニット1は、静電潜像が形成される感光層を有する感光体2と、感光体2の表面を一様に帯電させる帯電装置3と、感光体2の表面に画像情報に応じた光を走査させて静電潜像を形成する露光装置4と、感光体2の表面に現像剤を供給して静電潜像を現像しトナー像を形成する現像装置10と、感光体2の表面に形成されるトナー像を、転写媒体であるたとえば記録紙に転写する転写装置5と、記録紙に転写後に感光体2の表面に残留するトナーをクリーニングするクリーニング装置6とを含んで構成される。
本発明の実施形態である現像装置10は、大略、現像剤を担持する現像剤担持体11と、現像剤を収容する現像槽12と、現像槽12の中で現像剤を撹拌搬送する撹拌搬送部材13と、現像槽12内の現像剤量を検出する2個の第1および第2センサ14,15とを含む。
現像剤担持体11は、本実施の形態では、磁石部材21を内包し、磁石部材21の外周に回転自在に設けられる現像スリーブ22を含む、いわゆるマグネットローラである。以後、現像剤担持体11を現像ローラ11と呼ぶ。磁石部材21は、たとえば永久磁石片からなり、円周方向にN極とS極とが略交互に配されて、全体では円柱形状を成す。現像スリーブ22は、たとえばアルミニウムまたは樹脂などの非磁性材料からなる円筒形状の部材であり、磁石部材21のまわりで回転自在に設けられる。現像ローラ11は、感光体2を臨み、その軸線が感光体2の回転軸線と平行になるように配置され、現像装置10の装置本体のフレーム部に支持される。
本実施の形態では、現像ローラ11に担持される現像剤としては、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤が用いられる。現像ローラ11は、トナーを担持するキャリアを磁石部材21の磁力で吸着し、現像スリーブ22の表面に現像剤が穂状に連なった磁気ブラシを形成する。このように、現像剤は、磁気ブラシの形で現像ローラ11に担持される。磁気ブラシを形成する現像剤中の電荷を有するトナーが、現像ローラ11と感光体2との電位差に応じて、現像ローラ11から感光体2に供給されて静電潜像を現像し、トナー像を形成する。
現像槽12は、たとえば硬質の合成樹脂などからなり、外観が略直方体形状を有する容器部材である。現像槽12は、現像ローラ11の軸線方向の長さL1を超える長さを有するように形成される。現像槽12は、現像ローラ11の軸線方向の長さL1にほぼ対応する長さ部分に設けられて、現像剤を撹拌搬送して現像ローラ11に現像剤を供給する現像領域槽23と、現像領域槽23に連接するとともに現像ローラ11の軸線方向の長さL1を超える位置に設けられ、補給されるトナーを現像剤と撹拌し、かつ搬送して現像領域槽23へ供給するとともに、現像ローラ11に供給された残部の現像剤の一部が回収される撹拌領域槽24とを有するように形成される。
現像槽12には、現像ローラ11の軸線に対して垂直な方向に延びるように配されて、現像領域槽23と撹拌領域槽24とを仕切る仕切壁部材25が設けられる。仕切壁部材25は、現像領域槽23と撹拌領域槽24とを仕切るけれども、現像領域槽23と撹拌領域槽24とをそれぞれ完全に封じきるように仕切るのではなく、現像槽12の短手方向における両側部の2箇所において、現像領域槽23と撹拌領域槽24とを連通させる第1間隙26と第2間隙27とが形成される。したがって、仕切壁部材25は、現像槽12を現像領域槽23と撹拌領域槽24とに仕切るけれども、第1および第2間隙26,27が形成されるので、現像槽12内に収容される現像剤は、その一部が現像領域槽23から撹拌領域槽24へ移動することが可能であり、また逆に撹拌領域槽24から現像領域槽23へ移動可能である。
現像槽12には、現像槽12の長手方向に対して平行に、撹拌領域槽24から現像領域槽23にわたって、現像剤を現像ローラ11へ向う方向に撹拌搬送する第1撹拌搬送部材28が、回転自在に設けられる。第1撹拌搬送部材28は、いわゆるスクリュー部材であり、回転動作することによって、現像槽12内の現像剤を撹拌し、搬送する。
第1撹拌搬送部材28は、現像剤を、現像ローラ11の前記長さL1を超える延長方向であって、現像槽12の長手方向において現像ローラ11から遠い一端部39付近から、仕切壁部材25に向う矢符31方向に搬送するとともに、仕切壁部材25にあたった現像剤については撹拌領域槽24内で仕切壁部材25に沿って矢符32方向へ搬送し、第1間隙26を通りぬけた現像剤については、現像領域槽23内でさらに現像ローラ11へ向う矢符35方向へ搬送する。この現像槽12の一端部39付近から現像ローラ11へ向う現像剤の搬送方向を便宜上送り方向と呼ぶ。
また現像槽12には、現像ローラ11と第1撹拌搬送部材28との間、すなわち第1撹拌搬送部材28よりも現像ローラ11寄りに、現像槽12の長手方向に対して平行に、現像領域槽23から撹拌領域槽24にわたって、現像剤を現像ローラ11から遠ざかる方向に撹拌搬送する第2撹拌搬送部材29が、回転自在に設けられる。第2撹拌搬送部材29も、いわゆるスクリュー部材であり、回転動作することによって、現像槽12内の現像剤を撹拌し、搬送する。
第2撹拌搬送部材29は、第1撹拌搬送部材28が現像槽12の長手方向他端部40付近に搬送した現像剤を、現像ローラ11に沿って仕切壁部材25に向う矢符37方向に搬送するとともに、仕切壁部材25にあたった現像剤については現像領域槽23内で仕切壁部材25に沿って第1撹拌搬送部材28へ向う矢符38方向へ搬送し、第2間隙27を通りぬけた現像剤については、撹拌領域槽24内でさらに一端部39付近へ向う矢符33方向へ搬送する。この現像槽12の他端部40付近から現像ローラ11に沿って一端部39付近へ向う現像剤の搬送方向を便宜上帰り方向と呼ぶ。
現像領域槽23内において、第1撹拌搬送部材28と第2撹拌搬送部材29との間には、第1撹拌中間壁部材41が設けられる。第1撹拌中間壁部材41は、たとえば合成樹脂などからなる平板状の部材であり、現像槽12の長手方向に延びて現像槽12の底部から立ち上がるようにして設けられる。ただし、第1撹拌中間壁部材41は、現像領域槽23の長手方向の長さよりも短い長さになるように形成されるので、現像領域槽23内において、他端部40付近では、第1撹拌搬送部材28から第2撹拌搬送部材29へ向う矢符36方向の現像剤の流れ、また仕切壁部材25付近では、第2撹拌搬送部材29から第1撹拌搬送部材28へ向う矢符38方向の現像剤の流れが形成される。
したがって、現像領域槽23内では、第1および第2撹拌搬送部材28,29と、仕切壁部材25と、第1撹拌中間壁部材41とによって、前記送り方向から帰り方向に連なる現像剤の循環流、図1中では矢符35,36,37,38で示される現像剤の循環流が形成される。
撹拌領域槽24内において、第1撹拌搬送部材28と第2撹拌搬送部材29との間には、第2撹拌中間壁部材42が設けられる。第2撹拌中間壁部材42は、たとえば合成樹脂などからなる平板状の部材であり、現像槽12の長手方向に延びて現像槽12の底部から立ち上がるようにして設けられる。ただし、第2撹拌中間壁部材42は、撹拌領域槽24の長手方向の長さよりも短い長さになるように形成されるので、撹拌領域槽24内において、仕切壁部材25付近では、第1撹拌搬送部材28から第2撹拌搬送部材29へ向う矢符32方向の現像剤の流れ、また一端部39付近では、第2撹拌搬送部材29から第1撹拌搬送部材28へ向う矢符34方向の現像剤の流れが形成される。
したがって、撹拌領域槽24内では、第1および第2撹拌搬送部材28,29と、仕切壁部材25と、第2撹拌中間壁部材42とによって、前記送り方向から帰り方向に連なる現像剤の循環流、図1中では矢符31,32,33,34で示される現像剤の循環流が形成される。
本発明の実施形態の現像装置10は、現像槽12内の現像剤量を検出する2個の第1および第2センサ14,15を含むことを特徴とする。現像装置10では、第1および第2センサ14,15は共に透磁率センサが用いられる。したがって、以後第1センサ14を第1透磁率センサ14、第2センサ15を第2透磁率センサ15と呼ぶ。センサとして透磁率センサが用いられるので、現像装置10においては、現像剤量として、現像剤中のトナー量、換言すればキャリアとトナーとの配合比であるトナー濃度が検出される。
第1透磁率センサ14は、現像領域槽23内で、現像ローラ11よりも現像剤の撹拌搬送方向上流側、すなわち現像槽12の他端部40付近で第1撹拌搬送部材28を臨んで現像領域槽23の壁材に装着されて、トナー濃度を検出する。一方、第2透磁率センサ15は、現像領域槽23内で、現像ローラ11よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側であって仕切壁部材の近傍で、第2撹拌搬送部材29を臨んで現像領域槽23の壁材に装着されて、トナー濃度を検出する。
第1および第2透磁率センサ14,15を上記のように設けることによって、第1透磁率センサ14は、現像ローラ11に供給される前、すなわち現像に供せられる前の現像剤のトナー濃度を測定し、第2透磁率センサ15は、現像ローラ11に供給された後、すなわち現像に供せられた後の現像剤のトナー濃度を測定することができる。
現像装置10では、トナー濃度の検出出力に応じ、後述する制御部がトナーホッパを動作させて、撹拌領域槽24へトナーを補給する。以下、透磁率センサ出力に基づくトナー補給動作について説明する。
図3は透磁率センサの出力特性を示す図であり、図4はトナー補給動作制御に関する電気的構成を簡略化して示すブロック図である。通常、2成分現像剤のトナーには非磁性材料が用いられ、キャリアには、鉄粉、フェライトなどの磁性材料が用いられる。透磁率は、現像剤中の磁性材料の磁性を検出するものであり、現像剤中の磁性材料と非磁性材料との混合比すなわち磁性材料の相対濃度が変化すると、その検出出力が変化する。したがって、現像剤の透磁率を検出することによって、現像剤中の磁性材料であるキャリアの濃度、逆に現像剤中の非磁性材料であるトナーの濃度を測定することができる。
図3では、透磁率センサにおける現像剤中のトナー濃度(T/D:Tはトナー、Dは現像剤)と、センサの透磁率検出出力電圧との関係を例示し、図3中のライン45が透磁率センサの出力特性を示す。2成分現像剤の種類に応じて適正使用トナー濃度Tsを定め、透磁率センサの出力特性におけるトナー濃度Tsに対応する基準電圧Vsを求め、この適正使用トナー濃度Tsと基準電圧Vsとを、現像装置10に備えられる制御部46の記憶部47に予めストアしておくことができる。透磁率センサが、基準電圧Vsよりも低い検出値を出力するとき、現像剤中の磁性材料すなわちキャリアの濃度が低く、非磁性材料であるトナーの濃度が高いので、制御部はトナー補給の動作指示を出力しない。逆に、透磁率センサが、基準電圧Vsよりも高い検出値を出力するとき、現像剤中のキャリアの濃度が高く、トナーの濃度が低いので、制御部46はトナーホッパ48に対してトナー補給の動作指示を出力し、トナーホッパ48から現像槽12にトナー補給される。
現像装置10では、上記のように動作する透磁率センサが2個、現像に供せられる前の現像剤のトナー濃度と、現像に供せられた後の現像剤のトナー濃度とを測定することができるように設けられる。特に、現像に供せられた後の現像剤のトナー濃度を、第2透磁率センサ15で検出することができるので、たとえば高濃度画像などを現像し、現像に供せられた後の現像剤のトナー濃度が顕著に低下した場合であっても、トナー濃度低下を即座に検出し、検出結果に応じて、制御部46がトナーホッパ48を動作させて迅速にトナー補給することができる。
このように、現像装置10では、現像に供せられる前の現像剤のトナー濃度を検出して適正使用トナー濃度になるように、また現像に供せられた後の現像剤のトナー濃度を検出し、トナー濃度の低下を迅速に補償して適正使用トナー濃度になるように、現像剤のトナー濃度を高い精度で制御することが可能になる。
次に、制御部46がトナーホッパ48に動作指令を出力して現像槽12に対してトナーを補給する位置について説明する。図5は、トナーホッパ48から現像槽12にトナーを補給する概要を説明する図である。
トナーホッパ48は、たとえば硬質合成樹脂などからなる容器部材であり、その内部空間にトナーを収容し、制御部46からの動作指令に応じてトナー補給ローラ49を駆動させて、現像槽12に対してトナー50を補給する。トナーホッパ48には、その内部空間と外部とを連通させるトナー補給口51が形成される。前記トナー補給ローラ49は、トナー補給口51の直上であって、その外周がトナー補給口51に摺接しながら回転可能なように設けられる。トナー補給ローラ49は、芯金のまわりに円筒状のたとえば発泡ウレタンなどの多孔性弾性部材が設けられたものであり、トナーホッパ48内でトナー補給ローラ49の多孔性弾性部材に保持されるトナーが、トナー補給口51とトナー補給ローラ49との摺擦でトナー補給ローラ49から脱落し、現像槽12へ補給される。
本実施の形態では、トナーホッパ48のトナー補給口51が、撹拌領域槽24内の第2撹拌搬送部材29の上方に配置され、補給されるトナー50が、図5(a)の上面図における丸囲い部分A、すなわち第2撹拌搬送部材29の一端部39寄りの位置に落下して補給されるように配置される。このトナーが補給される位置は、第1撹拌搬送部材28と第2撹拌搬送部材29とによって現像槽12内で形成される撹拌搬送路で考慮する場合、現像ローラ11へ現像剤を供給する部位から最も遠い位置にあたる。したがって、トナー50が撹拌領域槽24に補給されてから、現像ローラ11へ供給されるまでの間に、撹拌時間を充分に確保することができ、現像剤と補給トナー50とが充分に撹拌されるので、均一な現像剤として現像ローラ11に供給することができる。
また、撹拌領域槽24においてトナー50が補給された現像剤は、その一部が、第1撹拌搬送部材28によって第1間隙26を通り撹拌領域槽24から現像領域槽23へ搬送されるけれども、その残部が、仕切壁部材25に当り仕切壁部材25に沿って搬送されて前述の撹拌領域槽24内の循環流(矢符31〜34で示す流れ)を形成し、この循環の過程で第1および第2撹拌搬送部材28,29によって充分に撹拌されるので、現像剤と補給トナー50とが一層均一に混合される。
さらに、撹拌領域槽24では、トナーが補給されたトナー濃度が高い現像剤の循環流が形成され、現像領域槽23では、現像に供された後のトナー濃度の低い現像剤の循環する循環流が形成され、撹拌領域槽24と現像領域槽23とを連通する仕切壁部材25の第1および第2間隙26,27を通じて、両循環流が混合されるので、現像槽12全体の撹拌効率を向上することができる。
このことによって、現像装置10が搭載される画像形成装置が高速機であっても、第1および第2撹拌搬送部材28,29の回転速度を高速化することなく低速のままで、補給されたトナーと現像剤とを充分に撹拌して均一化し、現像ローラ11へ供給することができるので、現像剤に与えるストレスを低減し、現像剤の寿命を長くすることができる。
図6は、本発明の実施の第2形態である現像装置55の構成を簡略化して示す図である。本実施形態の現像装置55は、実施の第1形態の現像装置10に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
現像装置55において注目すべきは、第2センサとして圧電センサ56が用いられ、圧電センサ56は、撹拌領域槽24内で、現像ローラ11よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側であって仕切壁部材25の近傍、すなわち撹拌領域槽24と現像領域槽23とのほぼ槽境界で、現像剤量を検出することである。
圧電センサ56を撹拌領域槽24と現像領域槽23とのほぼ槽境界に設けることによって、現像に供せられた後の現像剤の流れと、撹拌領域槽24内での循環流との合流部で現像剤量を検出することができるので、現像槽12内の現像剤量を精度よく検出することができる。なお、第1センサ14は、実施の第1形態の現像装置10と同様に透磁率センサ14が用いられ、同一の位置に設けられる。
圧電センサ56としては、たとえば自励発振方式のものが挙げられる。自励発振方式の圧電センサ56の検知面に、粉体負荷がなく無負荷の状態から徐々に負荷を増加していくと、負荷が大きくなるのに伴ってセンサのゲインが減少し、予め設定された値を上回る負荷が加わると、発振に必要なゲインが確保できなくなり、発振が停止する。圧電センサ56のこのような特性を利用し、現像剤のトナー濃度をより高精度に制御することが可能になる。
図7は、透磁率センサと圧電センサとの出力特性を示す図である。透磁率センサ14は、検出感度の高い優れたセンサであるけれども、その出力特性が動作環境の影響を受けやすい。図7(a)は、透磁率センサ14の常温/常湿環境における出力特性(ライン46)と、低温/低湿環境における出力特性(ライン57)とを示す。
透磁率センサ14の出力特性は、動作環境が常温/常湿から低温/低湿に変化すると、全体的に高電圧側にシフトする。したがって、現像剤のトナー濃度が、トナー補給をする必要が無い基準電圧Vs未満の電圧Vに相当するトナー濃度Tであっても、低温/低湿でシフトした出力特性上では、トナー補給をする必要が有る電圧Vとして検出されてしまうという現象が発生する。
圧電センサ56は、このような現象を補正することができる。図7(b)は、圧電センサ56の出力特性を示す。圧電センサ56では、発振が停止する負荷に対応するゲインGsを基準ゲインとし、この基準ゲインGsに対応する現像剤量が適正使用現像剤量TVSとして設定される。ここで、適正使用現像剤量TVSとは、現像剤のトナーとキャリアとの混合比が、選択される現像剤の種類に応じて適正とされる値に調整されているものの粉体圧力をいう。キャリア粒子はトナー粒子に対して大きいので、現像剤の見かけのかさが同じであっても、キャリアの相対濃度が増加してトナーの相対濃度が減少すると、かさ密度が減少して粉体圧力が減少し、逆にキャリアの相対濃度が減少してトナーの相対濃度が増加すると、かさ密度が増加して粉体圧力が増加する。したがって、現像剤の圧力を検出することによって、現像剤のトナー濃度の近似値を検出することが可能になる。
またこのような圧電センサ56の出力特性は、動作環境の影響を受けにくいので、低温/低湿環境で透磁率センサ14がトナー補給を必要とする電圧Vを出力する場合であっても、圧電センサ56は、トナー補給の必要が無い現像剤の粉体圧力TVLを検出し、このときのゲインGは基準ゲインGsよりも小さいので、トナー補給の必要が無いことを判定でき、透磁率センサ14が受ける動作環境の影響を補正することができる。
図8は、透磁率センサ14と圧電センサ56とを用いるトナー補給動作制御に関する電気的構成を簡略化して示すブロック図である。制御部46は、透磁率センサ14および圧電センサ56の検出値を記憶部47に予めストアされる基準値(基準電圧Vs、基準ゲインGs)と比較し、予め定める判定条件に従ってトナーホッパ48を動作させ、現像槽12の撹拌領域槽24へトナーを補給する。
図9は、動作環境が常温/常湿である場合についてのトナー補給動作を説明するフローチャートである。以下、図9を参照し、常温/常湿動作環境において、透磁率センサ14と圧電センサ56とを用いるトナー補給動作について説明する。
スタートでは、現像装置10が画像形成装置に搭載され、画像形成装置が画像形成動作を実行している状態にある。スタートs1では、透磁率センサ14が検出した電圧値を、記憶部47から読出した基準電圧Vsと比較し、透磁率センサ14の検出電圧値が基準電圧Vs未満であるか否かを判定する。
透磁率センサ14の検出電圧値が基準電圧Vs以上であるとき、ステップs3へ進み、トナーホッパ48に動作指令を出力してトナーを撹拌領域槽24へ補給する。すなわち、透磁率センサ14の検出電圧値が基準電圧Vs以上である場合、少なくとも現像ローラ11に供給される位置における現像剤のトナー濃度が、使用適正トナー濃度よりも低いことを意味するので、トナーを補給する。
透磁率センサ14の検出電圧値が基準電圧Vs未満であるとき、ステップs2に進む。ステップs2では、圧電センサ56が検出したゲインを、記憶部47から読出した基準ゲインGsと比較し、圧電センサ56の検出ゲインが基準ゲインGs未満であるか否かを判定する。すなわち、ステップs1の透磁率センサ14の検出電圧値が基準電圧Vs未満である場合、現像ローラ11に供給される位置における現像剤のトナー濃度が、使用適正トナー濃度よりも高いので、次にステップs2で現像領域槽23と撹拌領域槽24との槽境界における現像剤量(トナー濃度に近似できる)が、使用適正量(現像剤量がトナー濃度に近似できるので使用適正トナー濃度とみなすことができる)にあるか否かを判定する。
圧電センサ56の検出ゲインが基準ゲインGs以上であるとき、ステップs3へ進み、トナーホッパ48に動作指令を出力してトナーを撹拌領域槽24へ補給する。すなわち、圧電センサ56の検出ゲインが基準ゲインGs以上である場合、槽境界位置におけるトナー濃度が、使用適正トナー濃度よりも低いことを意味するので、トナーを補給する。画像形成動作を継続しているとき、ステップs3でトナー補給後は、ステップs1へ戻り、以降のステップを繰返す。
一方、圧電センサ56の検出ゲインが基準ゲインGs未満であるとき、先のステップs1の判定も含めて、現像ローラ11に対する現像剤供給位置においても、また槽境界においても現像剤のトナー濃度が使用適正濃度を満足しているので、トナー補給することなく、ステップs1へ戻り、以降のステップを繰返す。
このように、常温/常湿の動作環境においては、透磁率センサ14または圧電センサ56のいずれか一方のセンサが基準値以上の値である場合、すなわち現像ローラ11に対する供給位置または槽境界のどちらかで現像剤のトナー濃度が使用適正濃度を満足しない場合、トナー補給を実行する。
現像装置10の動作環境が、低温/低湿または高温/高湿であるとき、前述のように透磁率センサ14の出力特性がシフトするので、現像装置10に温度センサおよび湿度センサを設け、温度または湿度が予め定める設定範囲外になる場合、圧電センサ56で検出されるゲインに基づくトナー補給要否の判定を優先することによって、動作環境に影響されることなく、高精度にトナー濃度制御を行うことができる。
以上に述べたように、本実施の形態では、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤に対する事例を示すけれども、これに限定されることなく、現像剤は磁性1成分現像剤であってもよく、また第1および第2センサの両方に圧電センサを用いることによって非磁性1成分現像剤に対しても適用することができる。
本発明の実施の第1形態である現像装置10の構成を簡略化して示す図である。 現像装置10が搭載される画像形成装置の画像形成ユニット1部分の構成を簡略化して示す図である。 透磁率センサの出力特性を示す図である。 図4はトナー補給動作制御に関する電気的構成を簡略化して示すブロック図である。 トナーホッパ48から現像槽12にトナーを補給する概要を説明する図である。 本発明の実施の第2形態である現像装置55の構成を簡略化して示す図である。 透磁率センサと圧電センサとの出力特性を示す図である。 透磁率センサ14と圧電センサ56とを用いるトナー補給動作制御に関する電気的構成を簡略化して示すブロック図である。 動作環境が常温/常湿である場合についてのトナー補給動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成ユニット
2 感光体
10,55 現像装置
11 現像ローラ
12 現像槽
14,15 透磁率センサ
23 現像領域槽
24 撹拌領域槽
25 仕切壁部材
28 第1撹拌搬送部材
29 第2撹拌搬送部材
41 第1撹拌中間壁部材
42 第2撹拌中間壁部材
46 制御部
48 トナーホッパ
49 トナー補給ローラ
51 トナー補給口
56 圧電センサ

Claims (5)

  1. 電子写真方式の画像形成装置に搭載される現像装置において、
    回転自在に設けられて現像剤を担持する現像剤担持体と、
    現像剤を収容し現像剤担持体の軸線方向の長さを超える長さを有する現像槽であって、現像剤を撹拌搬送して現像剤担持体に現像剤を供給する現像領域槽と、現像領域槽に連接するとともに現像剤担持体の長さを超える位置に設けられ、補給されるトナーを現像剤と撹拌搬送して現像領域槽へ供給するとともに、現像剤担持体に供給された残部の現像剤の一部が回収される撹拌領域槽とを有する現像槽と、
    撹拌領域槽から現像領域槽にわたって設けられ、現像剤担持体へ向う方向に現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材と、
    現像領域槽から撹拌領域槽にわたって設けられ、現像剤担持体に現像剤を供給するとともに現像剤担持体から遠ざかる方向に現像剤を撹拌搬送する第2撹拌搬送部材と、
    現像槽内の現像剤量を検出する2個の第1および第2センサとを含み、
    現像槽には、現像領域槽と撹拌領域槽とを仕切り、かつ現像領域槽と撹拌領域槽とを連通する間隙が形成される仕切壁部材が設けられ、
    仕切壁部材と第1および第2撹拌搬送部材とによって、撹拌領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流と、現像領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流とが形成され、
    第1センサは、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向上流側で現像剤量を検出し、
    第2センサは、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側であって仕切壁部材の近傍で現像剤量を検出することを特徴とする現像装置。
  2. 第1センサと第2センサとが、透磁率センサであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 電子写真方式の画像形成装置に搭載される現像装置において、
    回転自在に設けられて現像剤を担持する現像剤担持体と、
    現像剤を収容し現像剤担持体の軸線方向の長さを超える長さを有する現像槽であって、現像剤を撹拌搬送して現像剤担持体に現像剤を供給する現像領域槽と、現像領域槽に連接するとともに現像剤担持体の長さを超える位置に設けられ、補給されるトナーを現像剤と撹拌搬送して現像領域槽へ供給するとともに、現像剤担持体に供給された残部の現像剤の一部が回収される撹拌領域槽とを有する現像槽と、
    撹拌領域槽から現像領域槽にわたって設けられ、現像剤担持体へ向う方向に現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材と、
    現像領域槽から撹拌領域槽にわたって設けられ、現像剤担持体に現像剤を供給するとともに現像剤担持体から遠ざかる方向に現像剤を撹拌搬送する第2撹拌搬送部材と、
    現像槽内の現像剤量を検出する2個の第1および第2センサとを含み、
    現像槽には、現像領域槽と撹拌領域槽とを仕切り、かつ現像領域槽と撹拌領域槽とを連通する間隙が形成される仕切壁部材が設けられ、
    仕切壁部材と第1および第2撹拌搬送部材とによって、撹拌領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流と、現像領域槽内で現像剤が撹拌搬送される循環流とが形成され、
    第1センサは、現像領域槽内で現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向上流側で現像剤量を検出し、
    第2センサは、現像領域槽と撹拌領域槽との槽境界または現像剤担持体よりも現像剤の撹拌搬送方向下流側であって撹拌領域槽内における仕切壁部材の近傍で現像剤量を検出することを特徴とする現像装置。
  4. 第1センサが透磁率センサであり、第2センサが圧電センサであることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. トナーを収容し収容するトナーをトナー補給口から撹拌領域槽に補給するトナーホッパを含み、
    トナーホッパのトナー補給口が、撹拌領域槽内の第2撹拌搬送部材の上方に配置されることを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の現像装置。
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