JP2002012255A - 蓋 材 - Google Patents
蓋 材Info
- Publication number
- JP2002012255A JP2002012255A JP2000198713A JP2000198713A JP2002012255A JP 2002012255 A JP2002012255 A JP 2002012255A JP 2000198713 A JP2000198713 A JP 2000198713A JP 2000198713 A JP2000198713 A JP 2000198713A JP 2002012255 A JP2002012255 A JP 2002012255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- layer
- adhesive layer
- base material
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】容器入りインスタント食品における湯入れ後の
蓋開き防止機能を有するリクローズの蓋材。 【解決手段】蓋本体と該蓋本体に隣接して設けられたタ
ブ部とからなる蓋材であって、該蓋材は基材とこれを被
覆する表面シートが接着剤層を介して積層され、かつタ
ブ部においては前記基材と表面シートの層間に位置する
表面シートの一部裏面側に粘着剤層と剥離ニス層とが順
次積層され、さらには前記基材側から前記剥離ニス層も
しくは粘着剤層下端部に達するハーフカットを設けたこ
とを特徴とする蓋材。
蓋開き防止機能を有するリクローズの蓋材。 【解決手段】蓋本体と該蓋本体に隣接して設けられたタ
ブ部とからなる蓋材であって、該蓋材は基材とこれを被
覆する表面シートが接着剤層を介して積層され、かつタ
ブ部においては前記基材と表面シートの層間に位置する
表面シートの一部裏面側に粘着剤層と剥離ニス層とが順
次積層され、さらには前記基材側から前記剥離ニス層も
しくは粘着剤層下端部に達するハーフカットを設けたこ
とを特徴とする蓋材。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器入りインスタ
ント食品における湯入れ後の蓋開き防止機能を有する蓋
材に関する。
ント食品における湯入れ後の蓋開き防止機能を有する蓋
材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、インスタント食品において、
プラスチック製または紙製の開口部を有する容器に食品
である中身を収容し、かつシート状の蓋を熱シールした
形態で商品として売られているのが知られる。この容器
入りインスタント食品は、容器内にお湯を注いで数分後
に食べられるようにしたものであり、カップラーメンが
その例である。また、お湯を注いだ後、お湯を捨てて食
するものとしては、焼きそば、スパゲティーなどがあ
る。
プラスチック製または紙製の開口部を有する容器に食品
である中身を収容し、かつシート状の蓋を熱シールした
形態で商品として売られているのが知られる。この容器
入りインスタント食品は、容器内にお湯を注いで数分後
に食べられるようにしたものであり、カップラーメンが
その例である。また、お湯を注いだ後、お湯を捨てて食
するものとしては、焼きそば、スパゲティーなどがあ
る。
【０００３】この容器入りインスタント食品を、消費者
が食する際には、蓋の一部を剥がし、剥がした部分から
お湯を注ぎ、中身を食べられるようにするため、熱がで
きるだけ冷めないようにするおっとが好ましい。このた
めに、お湯を注いだ後、剥がした部分の蓋を閉めること
が必要となる（リクローズと称することにする）。
が食する際には、蓋の一部を剥がし、剥がした部分から
お湯を注ぎ、中身を食べられるようにするため、熱がで
きるだけ冷めないようにするおっとが好ましい。このた
めに、お湯を注いだ後、剥がした部分の蓋を閉めること
が必要となる（リクローズと称することにする）。
【０００４】しかしながら、従来の蓋は、リクローズし
ようとしても、蓋がお湯などの熱や蒸気で浮き上がって
しまう。従って、お湯の冷めるのが早く、場合によって
は中身の食品が食べられる状態にないという欠点があ
る。この改良策として、わざわざ容器の一部に別に用意
したタックシール（常温で粘着性を有するシート）を貼
り付けておき、消費者がそのタックシールを剥がして容
器にお湯を注いで蓋をした後に、そのタックシールを貼
り付けて蓋開きを防止することなどが考えられている。
ようとしても、蓋がお湯などの熱や蒸気で浮き上がって
しまう。従って、お湯の冷めるのが早く、場合によって
は中身の食品が食べられる状態にないという欠点があ
る。この改良策として、わざわざ容器の一部に別に用意
したタックシール（常温で粘着性を有するシート）を貼
り付けておき、消費者がそのタックシールを剥がして容
器にお湯を注いで蓋をした後に、そのタックシールを貼
り付けて蓋開きを防止することなどが考えられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、わざわざ容
器の一部にタックシールを別途取り付けることなく、蓋
のリクローズを可能とする蓋材を提供するものである。
器の一部にタックシールを別途取り付けることなく、蓋
のリクローズを可能とする蓋材を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項１においては、蓋本体と
該蓋本体に隣接して設けられたタブ部とからなる蓋材で
あって、該蓋材は基材とこれを被覆する表面シートが接
着剤層を介して積層され、かつタブ部においては前記基
材と表面シートの層間に位置する表面シートの一部裏面
側に粘着剤層と剥離ニス層とが順次積層され、さらには
前記基材側から前記剥離ニス層もしくは粘着剤層下端部
に達するハーフカットを設けたことを特徴とする蓋材と
したものである。
を達成するために、まず請求項１においては、蓋本体と
該蓋本体に隣接して設けられたタブ部とからなる蓋材で
あって、該蓋材は基材とこれを被覆する表面シートが接
着剤層を介して積層され、かつタブ部においては前記基
材と表面シートの層間に位置する表面シートの一部裏面
側に粘着剤層と剥離ニス層とが順次積層され、さらには
前記基材側から前記剥離ニス層もしくは粘着剤層下端部
に達するハーフカットを設けたことを特徴とする蓋材と
したものである。
【０００７】上記のような手段を講じたため、タブ部に
おいては、粘着剤層は手で剥がせる程度の接着強度であ
り、ハーフカットからタブ部の基材および接着剤層の一
部を剥がすことができ、表面シートに粘着材層が残るの
で、タブ部自体にタックシールとしての働きを持たせる
ことができ、蓋をリクローズし、蓋開きを防止する機能
を持たせることができる。
おいては、粘着剤層は手で剥がせる程度の接着強度であ
り、ハーフカットからタブ部の基材および接着剤層の一
部を剥がすことができ、表面シートに粘着材層が残るの
で、タブ部自体にタックシールとしての働きを持たせる
ことができ、蓋をリクローズし、蓋開きを防止する機能
を持たせることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき説
明する。蓋材１は、図１に示すように、蓋本体２と蓋本
体２に隣接して設けられたタブ部３とからなる。蓋本体
２は、中身を収容した容器の開口部を蓋をして中身を保
護するものであり、タブ部３は、蓋材１を容器から開け
る時に、指でつまんで蓋を開けやすくするためのもので
ある。蓋材１の構成は、図２に示すように、基材１１と
これを被覆する表面シート１３とを接着剤層１２を介し
て積層させたものであり、かつタブ部３には、基材１１
と表面層１３との間にタック層１４を有する。また、タ
ブ部３内には、基材１１側から表面シート１３に達する
ハーフカット２３を設けて有る。
明する。蓋材１は、図１に示すように、蓋本体２と蓋本
体２に隣接して設けられたタブ部３とからなる。蓋本体
２は、中身を収容した容器の開口部を蓋をして中身を保
護するものであり、タブ部３は、蓋材１を容器から開け
る時に、指でつまんで蓋を開けやすくするためのもので
ある。蓋材１の構成は、図２に示すように、基材１１と
これを被覆する表面シート１３とを接着剤層１２を介し
て積層させたものであり、かつタブ部３には、基材１１
と表面層１３との間にタック層１４を有する。また、タ
ブ部３内には、基材１１側から表面シート１３に達する
ハーフカット２３を設けて有る。
【０００９】基材１１は芯材１６を主とした層であり、
芯材１６としては、紙や、合成紙、あるいは乳白ポリエ
チレンフィルム、乳白ポリエステルフィルムなどのプラ
スチックフィルムを用いても良い。通常、芯材１６の表
側には印刷などにより、模様、文字などの印刷絵柄層１
５を設けることが行われる。芯材１６として紙を使用し
た時には、裏側には、接着剤などの過剰な浸透を抑えた
り、接着性を高めるために、目止めコート層１７を設け
ても良い。該目止めコート層１７としては、硝化綿、ウ
レタン／塩酢ビなどを主体とした樹脂系のコート剤が用
いることができる。また、表面シート１３の表側には、
シート同士が密着するのを防止するために、ブロッキン
グ防止ニスをコートしても良い。ブロッキング防止ニス
としては、硝化綿、硝化綿／ポリアミド、ウレタン／塩
酢ビなどを主体とした樹脂系のコート剤をコートして設
けた層であり、さらに剥離効果を持たせる場合には、シ
リカ、ポリアマイド、シリコン、ＰＥＷＡＸなどから適
宜選択もしくは全てを添加しても良い。
芯材１６としては、紙や、合成紙、あるいは乳白ポリエ
チレンフィルム、乳白ポリエステルフィルムなどのプラ
スチックフィルムを用いても良い。通常、芯材１６の表
側には印刷などにより、模様、文字などの印刷絵柄層１
５を設けることが行われる。芯材１６として紙を使用し
た時には、裏側には、接着剤などの過剰な浸透を抑えた
り、接着性を高めるために、目止めコート層１７を設け
ても良い。該目止めコート層１７としては、硝化綿、ウ
レタン／塩酢ビなどを主体とした樹脂系のコート剤が用
いることができる。また、表面シート１３の表側には、
シート同士が密着するのを防止するために、ブロッキン
グ防止ニスをコートしても良い。ブロッキング防止ニス
としては、硝化綿、硝化綿／ポリアミド、ウレタン／塩
酢ビなどを主体とした樹脂系のコート剤をコートして設
けた層であり、さらに剥離効果を持たせる場合には、シ
リカ、ポリアマイド、シリコン、ＰＥＷＡＸなどから適
宜選択もしくは全てを添加しても良い。
【００１０】基材１１は、基材シート２１と熱シール材
層２２とからなり、基材シート２１として、アウルムニ
ウム箔などの箔類、金属または無機酸化物をＰＥＴなど
プラスチックフィルムに蒸着した蒸着プラスチックフィ
ルムなどを主としたシートを用いることにより、遮光
性、防湿性、ガスバリア性などの機能を付与すること
で、容器内の中身を保護するものである。特に遮光性を
付与するものとして、紙やＰＥＴなどのプラスチックフ
ィルムに、スミ／白コート等を施したりした着色シート
なども使用できる。さらには上記材料を組み合わせて積
層したシートを用いとも良い。熱シール材層２２は、熱
シール材をコートして得られた層であり、熱シール材と
は、常温では粘着性がなく熱により接着性の出てくるも
のである。また、タブ部３にあたる部分には、熱シール
材層２２を設けても設けなくてもどちらでも良い。容器
の開口部と熱シール可能なものであれば良く、例えば、
エチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）、エチレン−
メタクリル酸共重合体（ＥＭＡＡ）などが使用できる。
層２２とからなり、基材シート２１として、アウルムニ
ウム箔などの箔類、金属または無機酸化物をＰＥＴなど
プラスチックフィルムに蒸着した蒸着プラスチックフィ
ルムなどを主としたシートを用いることにより、遮光
性、防湿性、ガスバリア性などの機能を付与すること
で、容器内の中身を保護するものである。特に遮光性を
付与するものとして、紙やＰＥＴなどのプラスチックフ
ィルムに、スミ／白コート等を施したりした着色シート
なども使用できる。さらには上記材料を組み合わせて積
層したシートを用いとも良い。熱シール材層２２は、熱
シール材をコートして得られた層であり、熱シール材と
は、常温では粘着性がなく熱により接着性の出てくるも
のである。また、タブ部３にあたる部分には、熱シール
材層２２を設けても設けなくてもどちらでも良い。容器
の開口部と熱シール可能なものであれば良く、例えば、
エチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）、エチレン−
メタクリル酸共重合体（ＥＭＡＡ）などが使用できる。
【００１１】接着剤層１２は、この基材１１と表面シー
ト１３とを貼り合わせるのに使用するものであり、表面
シート１３の裏側に接着剤をコートして設ける。接着剤
は、ウレタン、ウレタン／ポリエステル、ウレタン／ポ
リエーテルなどの塗料状のものを使用する。また、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）、エチレン−メタ
クリル酸共重合体（ＥＭＡＡ）、ポリエチレンなどのプ
ラスチック樹脂を、エクストルーダーを用いて押出しフ
ィルム状にしてラミネートすることにより接着性能を持
たせても良い。
ト１３とを貼り合わせるのに使用するものであり、表面
シート１３の裏側に接着剤をコートして設ける。接着剤
は、ウレタン、ウレタン／ポリエステル、ウレタン／ポ
リエーテルなどの塗料状のものを使用する。また、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）、エチレン−メタ
クリル酸共重合体（ＥＭＡＡ）、ポリエチレンなどのプ
ラスチック樹脂を、エクストルーダーを用いて押出しフ
ィルム状にしてラミネートすることにより接着性能を持
たせても良い。
【００１２】タブ部３に位置する表面シート１３の一部
裏面側には、タック層１４を全面あるいは一部分または
パターン状に設けておく。このタック層１４としては、
粘着剤層単独層または剥離ニス層１８／粘着剤層１９
（但し、この場合は剥離ニス層１８は基材１１側に、粘
着剤層１９は表面シート１３側に位置するようにする）
が考えられる。また剥離ニス層１８の大きさと粘着剤層
１９との幅は同じでなくても良い。このタック層は、前
記接着剤層１２を設ける前にコートしておいて、のちに
接着剤層１２を貼り合わせる。タック層１４が粘着剤層
単独層の場合には、剥離片５１を剥がそうとすると、粘
着剤層１９間で剥離され、接着剤層１２と表面シート層
１３それぞれに粘着剤が転移することになる。また、タ
ック層１４を剥離ニス層１８／粘着剤層１９とした場合
には、表面シート１３側に粘着剤層１９が転移し、剥離
ニス層１８は接着剤層１２側に残る。
裏面側には、タック層１４を全面あるいは一部分または
パターン状に設けておく。このタック層１４としては、
粘着剤層単独層または剥離ニス層１８／粘着剤層１９
（但し、この場合は剥離ニス層１８は基材１１側に、粘
着剤層１９は表面シート１３側に位置するようにする）
が考えられる。また剥離ニス層１８の大きさと粘着剤層
１９との幅は同じでなくても良い。このタック層は、前
記接着剤層１２を設ける前にコートしておいて、のちに
接着剤層１２を貼り合わせる。タック層１４が粘着剤層
単独層の場合には、剥離片５１を剥がそうとすると、粘
着剤層１９間で剥離され、接着剤層１２と表面シート層
１３それぞれに粘着剤が転移することになる。また、タ
ック層１４を剥離ニス層１８／粘着剤層１９とした場合
には、表面シート１３側に粘着剤層１９が転移し、剥離
ニス層１８は接着剤層１２側に残る。
【００１３】粘着剤層１９としては、アクリル、または
ゴム系樹脂を主成分とする粘着剤系コート剤やコールド
シール、感熱ニスをコートして設けた層である。剥離ニ
ス層１８としては、流動パラフィンなどの炭化水素系、
脂肪酸系、脂肪酸低級アルコールエステルなどのエステ
ル系、ポリグリコールなどのアルコール系、さらには有
機シリコン化合物などの滑剤と称するもの、またアルキ
ッド樹脂などの硬化性樹脂、硝化綿などの繊維素系樹
脂、ポリアミド樹脂の熱可塑性樹脂を選択または混合し
てコートされた層である。
ゴム系樹脂を主成分とする粘着剤系コート剤やコールド
シール、感熱ニスをコートして設けた層である。剥離ニ
ス層１８としては、流動パラフィンなどの炭化水素系、
脂肪酸系、脂肪酸低級アルコールエステルなどのエステ
ル系、ポリグリコールなどのアルコール系、さらには有
機シリコン化合物などの滑剤と称するもの、またアルキ
ッド樹脂などの硬化性樹脂、硝化綿などの繊維素系樹
脂、ポリアミド樹脂の熱可塑性樹脂を選択または混合し
てコートされた層である。
【００１４】タブ部３には、基材シート側から接着剤層
１２を通過して表面シート１３に達するハーフカット２
３を設けてある。該ハーフカット２３に沿って、タブ部
３における剥離片５１を葉がして取り去ることにより、
タブ部がそのままタックシールとして使えるようにな
る。
１２を通過して表面シート１３に達するハーフカット２
３を設けてある。該ハーフカット２３に沿って、タブ部
３における剥離片５１を葉がして取り去ることにより、
タブ部がそのままタックシールとして使えるようにな
る。
【００１５】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。 〈実施例１〉蓋材１として、図１に示すような形状で、
図２に示すような積層構成のものを作製する。基材１１
は、基材シート２１としてアルミニウム箔（７μｍ厚）
を使用し、裏面にＥＶＡ樹脂を主とする熱シール材を塗
布して熱シール材層２２（２５μｍ厚）を設けて作製し
た。別に、芯材１６として紙（１２７．９ｇ／ｍ2 ）を
使用して、グラビア印刷法にて表面に、表面側にインキ
による印刷絵柄層１５を、裏面側全面に硝化綿を主成分
とする樹脂系目止め剤（２ｇ／ｍ2 ）を印刷して目止め
コート層１７を設けて表面シート１３を作製した。さら
に、該目止め剤コート層１７上でタブ部３になる部分
に、アクリル樹脂を主成分とする粘着剤を印刷して粘着
剤層１９（２０ｇ／ｍ2 ）を設け、この粘着剤層１９上
に、シリコン樹脂を添加した硝化綿を主とする剥離ニス
を塗布することにより剥離ニス層１８（５ｇ／ｍ2 ）を
設けた表面シート１３を作製した。次に、表面シート１
３の目止めコート層１７側（タブ部３予定部分には粘着
剤層１９と剥離ニス層１８とが積層されている）と、先
に作製しておいた基材１１とを、ポリエチレン樹脂をエ
クストルーダーを用いて押出して接着剤層２０（２０μ
ｍ厚）としてラミネートすることにより巻取状の積層材
を作製した。
図２に示すような積層構成のものを作製する。基材１１
は、基材シート２１としてアルミニウム箔（７μｍ厚）
を使用し、裏面にＥＶＡ樹脂を主とする熱シール材を塗
布して熱シール材層２２（２５μｍ厚）を設けて作製し
た。別に、芯材１６として紙（１２７．９ｇ／ｍ2 ）を
使用して、グラビア印刷法にて表面に、表面側にインキ
による印刷絵柄層１５を、裏面側全面に硝化綿を主成分
とする樹脂系目止め剤（２ｇ／ｍ2 ）を印刷して目止め
コート層１７を設けて表面シート１３を作製した。さら
に、該目止め剤コート層１７上でタブ部３になる部分
に、アクリル樹脂を主成分とする粘着剤を印刷して粘着
剤層１９（２０ｇ／ｍ2 ）を設け、この粘着剤層１９上
に、シリコン樹脂を添加した硝化綿を主とする剥離ニス
を塗布することにより剥離ニス層１８（５ｇ／ｍ2 ）を
設けた表面シート１３を作製した。次に、表面シート１
３の目止めコート層１７側（タブ部３予定部分には粘着
剤層１９と剥離ニス層１８とが積層されている）と、先
に作製しておいた基材１１とを、ポリエチレン樹脂をエ
クストルーダーを用いて押出して接着剤層２０（２０μ
ｍ厚）としてラミネートすることにより巻取状の積層材
を作製した。
【００１６】続いて、巻取状の積層材を枚葉状に大断ち
した後、タブ部３と蓋本体２との隣接部付近タブ部上を
基材１１から表面シート１３の粘着剤層１９下端部に達
するハーフカット２３設けるハーフカット加工を行い、
さらに、小断ち・抜き加工を経て、図１に示すような蓋
材１を作製した。
した後、タブ部３と蓋本体２との隣接部付近タブ部上を
基材１１から表面シート１３の粘着剤層１９下端部に達
するハーフカット２３設けるハーフカット加工を行い、
さらに、小断ち・抜き加工を経て、図１に示すような蓋
材１を作製した。
【００１７】そして、この蓋材１を、図３に示すよう
に、あらかじめ成型されたカップ状の容器４１に中身で
あるラーメン用材料（図示せず）を入れた後、熱シール
して蓋をして、容器入りインスタント食品４を作製し
た。消費者が該インスタント食品を食する際には、前記
蓋材１のタブ部３を指でつまんで、蓋本体２を容器から
一部引き剥がすと同時に、ハーフカット２３からタブ部
３における剥離片５１を剥がそうとしたら、剥離ニス層
１８と粘着材層１９の間から剥がれた（図４は蓋本体２
を容器から一部引き剥がすと同時に、ハーフカット２３
からタブ部３における剥離片５１を剥がし始めた状態を
示す）。その結果、表面シート１３のタブ部３の裏面側
に粘着剤層が転移した状態となっていた。次いで、開け
た部分からお湯を注いで蓋をした後、前記タブ部を図５
のように紙カップ製の容器４１の側面に沿うように折り
曲げて密着させて、貼り合わせた。このようにして開け
られた蓋が浮き上がらないようにリクローズすることが
出来た。
に、あらかじめ成型されたカップ状の容器４１に中身で
あるラーメン用材料（図示せず）を入れた後、熱シール
して蓋をして、容器入りインスタント食品４を作製し
た。消費者が該インスタント食品を食する際には、前記
蓋材１のタブ部３を指でつまんで、蓋本体２を容器から
一部引き剥がすと同時に、ハーフカット２３からタブ部
３における剥離片５１を剥がそうとしたら、剥離ニス層
１８と粘着材層１９の間から剥がれた（図４は蓋本体２
を容器から一部引き剥がすと同時に、ハーフカット２３
からタブ部３における剥離片５１を剥がし始めた状態を
示す）。その結果、表面シート１３のタブ部３の裏面側
に粘着剤層が転移した状態となっていた。次いで、開け
た部分からお湯を注いで蓋をした後、前記タブ部を図５
のように紙カップ製の容器４１の側面に沿うように折り
曲げて密着させて、貼り合わせた。このようにして開け
られた蓋が浮き上がらないようにリクローズすることが
出来た。
【００１８】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。わざわざ容器の一部にタックシー
ルを取り付けるなどすることなく、蓋材のタブ部におい
て、タブ部を層間剥離させることにより、タックシール
が得られ、このタックシールを使用して蓋材をリクロー
ズすることが出来た。従って本発明は、インスタント食
品などの容器の蓋材として、優れた実用上の効果を発揮
する。
示す如き効果がある。わざわざ容器の一部にタックシー
ルを取り付けるなどすることなく、蓋材のタブ部におい
て、タブ部を層間剥離させることにより、タックシール
が得られ、このタックシールを使用して蓋材をリクロー
ズすることが出来た。従って本発明は、インスタント食
品などの容器の蓋材として、優れた実用上の効果を発揮
する。
【図１】本発明の蓋材の裏側を示す表面図である。
【図２】本発明の実施例１の蓋材を示し、図１のＡ−
Ａ’で断裁した断面図である。
Ａ’で断裁した断面図である。
【図３】本発明の実施例１を示す、インスタント食品容
器の断面図である。
器の断面図である。
【図４】図４において、蓋本体を開け、同時にタブ部に
おける剥離片を剥がしていることを示す断面図である。
おける剥離片を剥がしていることを示す断面図である。
【図５】本発明の実施例１を示す、リクローズ状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【符号の説明】 １…蓋材 ２…蓋本体 ３…タブ部 ４…容器入りインスタント食品 １１…基材 １２…接着剤層 １３…表面シート １４…タック層 １５…印刷絵柄層 １６…芯材 １７…目止めコート層 １８…剥離ニス層 １９…粘着剤層 ２０…接着剤層 ２１…基材シート ２２…熱シール材層 ２３…ハーフカット ４１…容器 ５１…剥離片
フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E084 AA06 AA12 BA09 CA01 CB01 CB04 CC08 FD13 GA08 GB08 GB17 HA01 HB01 HC03 HD01 LA02 LA06 LB02 LB07 4F100 AB10 AB33 AK01D AK25G AK42 AK51G AK52 AK68 AT00A AT00B BA04 BA10A BA10D CB00 CB05C CC00D DA03 DB02 DC13 DG10 EC18 EH46 GB18 HB31 JL12 JL13C JL14D
Claims (1)
- 【請求項１】蓋本体と該蓋本体に隣接して設けられたタ
ブ部とからなる蓋材であって、該蓋材は基材とこれを被
覆する表面シートが接着剤層を介して積層され、かつタ
ブ部においては前記基材と表面シートの層間に位置する
表面シートの一部裏面側に粘着剤層と剥離ニス層とが順
次積層され、さらには前記基材側から前記剥離ニス層も
しくは粘着剤層下端部に達するハーフカットを設けたこ
とを特徴とする蓋材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000198713A JP2002012255A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 蓋 材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000198713A JP2002012255A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 蓋 材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002012255A true JP2002012255A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18696840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000198713A Pending JP2002012255A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 蓋 材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002012255A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014114030A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Toppan Printing Co Ltd | 液体用紙容器 |
| JP2014114029A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Toppan Printing Co Ltd | 液体用紙容器 |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000198713A patent/JP2002012255A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014114030A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Toppan Printing Co Ltd | 液体用紙容器 |
| JP2014114029A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Toppan Printing Co Ltd | 液体用紙容器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6589622B1 (en) | Resealable label flap including tamper evident tab | |
| US6428867B1 (en) | Resealable tamper indicating label flap including printer indicia | |
| US20090273179A1 (en) | Resealable label flap having multiple separable layers for displaying information | |
| JP4491930B2 (ja) | 即席食品用容器の蓋材 | |
| US9650194B2 (en) | Resealable label flap with tamper evident structure | |
| JP2009249031A (ja) | 包装体 | |
| JPH09110077A (ja) | 振り出し用紙容器 | |
| JP7042572B2 (ja) | 加熱式即席食品用易剥離性包装材 | |
| JP2021066185A (ja) | リシール用易剥離性積層体 | |
| JP2002012255A (ja) | 蓋 材 | |
| US20100278462A1 (en) | Package With One or More Access Points For Breaking One or More Seals and Accessing the Contents of the Package | |
| JP5262222B2 (ja) | 包装容器 | |
| JPH01308772A (ja) | プラスチック容器用蓋材 | |
| JP6771281B2 (ja) | 電子レンジ加熱可能容器の気体放出用空隙の封鎖テープ | |
| JP4483465B2 (ja) | 湯切り機能付き即席食品容器 | |
| JP5510215B2 (ja) | 蓋材 | |
| JP4289530B2 (ja) | 蓋材 | |
| JP4608746B2 (ja) | 蓋材 | |
| JP2000327013A (ja) | 蓋 材 | |
| JP4489204B2 (ja) | 蓋材 | |
| JP4609021B2 (ja) | 湯切り機能付蓋材 | |
| JP2005187013A (ja) | 蓋材 | |
| JP6372174B2 (ja) | 包装体 | |
| JP2004106914A (ja) | 湯切り機能付蓋材 | |
| JP2000229663A (ja) | 蓋 材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070525 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091118 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091201 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100907 |