JP2002011835A - 蓄光性基材及び蓄光粘着テープ - Google Patents
蓄光性基材及び蓄光粘着テープInfo
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Abstract
光粘着テープを、量産性よく、また、安価に提供する。 【構成】 アルミン酸ストロンチウムなどの蓄光顔料を
含む、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可
塑性樹脂と、蓄光顔料を含まないこれらの熱可塑性樹脂
とを共押出しして、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層を、
横断面幅方向において一部領域に形成したテープ状の蓄
光性基材を得る。このとき、蓄光顔料を含む熱可塑性樹
脂層を基材表面に露出させる。また、蓄光顔料を含まな
い熱可塑性樹脂層を着色して不透明にする。当該蓄光性
基材の蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂層の露出面と反
対面に粘着剤層を備えて、本発明に係る蓄光粘着テープ
を得る。
Description
粘着テープに関する。具体的には、例えば、工場や倉
庫、事務所などにおいて区画表示などに使用されるライ
ンテープなどに用いられ、照射された光を吸収、蓄積
し、暗所において発光する蓄光性基材及び当該蓄光性基
材を用いた蓄光粘着テープに関する。
安全性確保のためや防災用の区画表示用のラインテープ
などとして、従来より多くの分野において幅広く利用さ
れている。蓄光粘着テープは、一般的には、塩化ビニル
フィルムやポリエステルフィルムなどの各種フィルム
(テープ)に、硫化亜鉛(ZnS)系や銅(Cu)系の
蓄光顔料を分散させたバインダー樹脂をスクリーン印刷
などの方法によって塗工し、蓄光性を有する基材を作製
していた。その後、常法により基材の片面若しくはその
両面に粘着剤層を形成して、蓄光粘着テープを得てい
た。
する蓄光顔料は一般的には、暗所で発光する残光時間が
短いものであった。また、残光時間が長い蓄光顔料もあ
るが、これらの蓄光顔料は放射性物質を含有するもので
あり、安全性で問題を生じる恐れがあった。
ロンチウムを主成分とする蓄光顔料が開発されている。
この蓄光顔料は、放射性もなく安全性に問題がない。ま
た、従来の蓄光顔料よりも残光時間が長いという長所を
有している。
り、上記スクリーン印刷などの方法で蓄光顔料を塗工し
た場合には、蓄光顔料の必要量が多くなると共に製造に
手間が掛かり、蓄光粘着テープのコストアップにつなが
るものであった。このため、一般的に広く普及するには
至っていない。
術の問題点に鑑みてなされたものであって、安全性が高
くしかも残光時間が長い有用な蓄光粘着テープを、量産
性よく、また、安価に提供することを目的とする。
は、シート状若しくはテープ状をした蓄光性基材であっ
て、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂と、蓄光顔料を含まな
い熱可塑性樹脂とを共押出しして得られたことを特徴と
している。
む熱可塑性樹脂層を、蓄光性基材の横断面幅方向におい
て、一部領域に形成するのが好ましい。
可塑性樹脂層の少なくとも一部を露出させるのが望まし
い。このとき、蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂層を、
着色不透明にするのが好ましい。
む熱可塑性樹脂層が、蓄光性基材の全体積に対し、2〜
50%となるように設定するとよい。
Al2O4(Mは、2価の金属イオン)で表される化合物
を含有するものを用いた場合に好適である。
少なくとも片面に粘着剤層が形成され、蓄光性を有する
蓄光粘着テープにおいて、前記支持体が、本発明の蓄光
性基材であることを特徴としている。
る蓄光粘着テープを一部破断した斜視図、図2は本発明
の別な実施の形態に係る蓄光粘着テープを一部破断した
斜視図、図3及び図4はそれぞれ本発明のさらに別な実
施の形態に係る蓄光粘着テープを一部破断した斜視図で
ある。以下、各図を参照しながら本発明について詳細に
説明する。
塑性樹脂層11と蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂層1
2とからなるテープ状若しくはシート状の蓄光性基材1
0の片面に粘着剤層20が積層されている。図1に示す
蓄光性基材10においては、蓄光顔料を含む熱可塑性樹
脂層11が、蓄光性基材10の横断面幅方向において、
その左右両端部上部に、部分的に形成されており、蓄光
性基材10の表面にその一部が露出されている。また、
残る断面凸字形状をした部分は、蓄光顔料を含まない熱
可塑性樹脂層12から形成されている。この蓄光性基材
10は、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂と、蓄光顔料を含
まない熱可塑性樹脂とを、ダイを用いたT型押出し成型
機などにより、共押出しすることによって作製される。
従って、当該ダイは所望する断面構造が得られるように
作製される。
11を設ける位置は、蓄光粘着テープ1の視認性を失わ
ない限り、蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂層12中に
完全に埋め込むなど、任意の位置に設けることができる
が、当該蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層11の一部を、
例えば図1に示すように、蓄光性基材10の表面に露出
させるのが好ましい。このような構造によって、蓄光顔
料に光を直接当てて光を吸収させることができ、蓄光顔
料から発せられた光を蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂
層11を介さずに出射させることができる。また、熱可
塑性樹脂の光透過性を問題にすることなく材料選択でき
る点からも好ましい。
層12には、白色顔料等を含有させ、着色不透明な樹脂
層12とするのが望ましい。特に白色に着色することに
よって、工場などの施設内に貼着した場合、暗所はもち
ろんのこと、照明時など周囲が明るい場合における視認
性をよくすることができる。
と蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂層12の体積比率
は、可能な限り蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層11を少
なくするのが好ましく、その発光面積(露出面積)やそ
の厚み、蓄光顔料の蓄光性、蓄光顔料の配合量などによ
っても異なるが、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層11の
体積が全蓄光性基材中、概ね2〜50%に設定される。
2%未満では、十分な発光量、発光面積が得られず、5
0%を越えると用いる蓄光顔料の使用量削減や製造コス
トの低減化に貢献できない場合がある。もちろん、コス
トが許す範囲内において、50%を越えて設けることも
できる。特に、本発明においては熱可塑性樹脂を用いた
共押出し法を採用しているため、蓄光顔料を有する熱可
塑性樹脂層11の配置位置を自由に変更することが容易
であり、ごくわずかの領域にでも蓄光顔料を有する熱可
塑性樹脂層11を配置できる点で非常に有利である。
光粘着テープ1の使用目的等によっても異なるが、概ね
熱可塑性樹脂100重量部に対して、2〜300重量
部、好ましくは5〜100重量部である。2重量部未満
であれば蓄光顔料の効果が発揮できず、300重量部を
越えて含有してもそれ以上の効果を発揮できない場合が
あるからである。
は、一般的な粘着テープの基材に用いられるものであれ
ば特に限定されるものでなく、例えば、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ナイロ
ン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹
脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。また、一
般的には、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層11に用いる
樹脂と蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂層12に用いる
樹脂とは同じものが用いられるが、その製造上必要に応
じて異なる樹脂を用いてもよい。
に分散できればよく、従来から公知である硫化亜鉛(Z
nS)系蓄光顔料や銅(Cu)系蓄光顔料のみならず、
アルミン酸ストロンチウム系の蓄光顔料など各種の蓄光
顔料が用いられる。特に、アルミン酸ストロンチウム系
蓄光顔料のように、一般式MAl2O4(Mは、2価の金
属イオン)で表される化合物を含有する蓄光顔料は、上
記したように硫化亜鉛系や銅系の蓄光顔料に比べて安全
性が高く、しかも長時間発光するなど蓄光性にもよく、
より優れた蓄光粘着テープ1を提供できる。特に、上記
実施の形態のように、蓄光顔料を含む樹脂層11を、蓄
光性基材10の横断面幅方向において部分的に形成して
いるので、基材表面全面に塗布する場合に比べて、少量
の蓄光顔料で足りる。従って、このような高価な蓄光顔
料を用いる場合には、製造コストの低減化に大きく寄与
できる。
て得られた蓄光性基材10の片面若しくはその両面に粘
着剤層20が備えられる。粘着剤層20に用いられる粘
着剤も特に限定されることはなく、例えば従来から公知
であるアクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム
系粘着剤、シリコーン系粘着剤などを用いることができ
る。
光透過性、少なくとも蓄光顔料に適した吸収波長の光及
び蓄光顔料から発せられた光を透過させる性質を有する
ものであれば、蓄光性基材10の表裏面いずれにも形成
することができるが、図1に示すように、蓄光顔料を含
む熱可塑性樹脂層11を蓄光性基材10の表面に露出さ
せた場合には、光吸収効果や発光性の観点から、当該露
出面と反対面に粘着剤層20を形成するのがよい。ま
た、当該粘着剤層20には粘着面へのゴミやホコリ等の
付着防止のため、各種のセパレータ30が備えられる。
含む熱可塑性樹脂層11と蓄光顔料を含まない熱可塑性
樹脂層12を共押出しすることにより、単一の工程で蓄
光性基材11を作製でき、量産性が高く、製造コストの
低減化を図れる。また、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層
11を蓄光性基材10の横断面幅方向において、一部領
域にのみ形成することにより、蓄光顔料の使用量を減ら
すことができる。
顔料を含む熱可塑性樹脂層11が、蓄光性基材10の横
断面幅方向において、蓄光性基材10の上部ほぼ中央領
域に断面矩形状に形成されており、蓄光顔料を含まない
熱可塑性樹脂層12は、断面凹字形状に形成されてい
る。このように、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層11
を、蓄光性基材10の横断面幅方向においてその中央部
分に設けた場合には、蓄光顔料の使用量をさらに削減で
きる。もちろん、当該蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層1
1は、蓄光性基材10の表面に露出しているため、視認
性を損わない。
ては、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層11が、蓄光性基
材1の両端部において、蓄光顔料を含まない熱可塑性樹
脂層12とほぼ同一厚さに形成されている。このよう
に、本発明においては、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層
11は、蓄光性基材10の表面に露出された状態で蓄光
性基材10の横断面幅方向において一部領域にのみ形成
されていればよく、図1や図2に示す蓄光粘着テープ1
のように、熱可塑性樹脂層11の厚さが薄くなるように
する必要もない。もちろん、この場合においても、熱可
塑性樹脂層11の体積が上記範囲内になるように作製す
るのが望ましいのは言うまでもない。このように、蓄光
顔料を含む熱可塑性樹脂層11の厚さと蓄光顔料を含ま
ない熱可塑性樹脂層12の厚さとをほぼ等しくするよう
にすることで、ダイの設計を容易にすることができる。
もちろん、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層11を蓄光性
基材の幅方向中央に設けた場合でも同様である。
を含む熱可塑性樹脂層11は、蓄光性基材10の横断面
幅方向全体に形成されており、蓄光顔料を含む熱可塑性
樹脂層11が蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂層12に
積層された2層構造をなしている。この蓄光粘着テープ
1では、粘着剤層20は蓄光顔料を含まない熱可塑性樹
脂層12側に設けられており、蓄光顔料を含む熱可塑性
樹脂層11が蓄光粘着テープ1の全面に露出した構造と
なっている。
による単一工程によって目的とする蓄光性基材10を得
ることができ、製造工程の簡略化を通じてコスト削減を
図ることができる。特に、共押出し法によるため、蓄光
顔料を含む熱可塑性樹脂層11の膜厚を薄くすることが
容易で、少量の蓄光顔料で発光面積の多い蓄光粘着テー
プ1を得られる。
塑性樹脂層11と蓄光顔料を含まない光透過性の熱可塑
性樹脂層12を共押出しして得た蓄光性基材10を作製
し、蓄光顔料を含まない光透過性熱可塑性樹脂層12の
表面に粘着剤層20を備えて、蓄光粘着テープ1を得る
ことにしてもよい。
粘着テープを作製し、本発明の効果を確認した。
レンS−131、住友化学社製)100重量部とアルミ
ン酸ストロンチウム系蓄光顔料(GLL−300M、根
本特殊化学社製)を30重量部を2軸混練り機を用いて
混練りし、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂を得た。
部と白色カラーペレット(大日本インキ化学ペオニーホ
ワイト)を20重量部をドライブレンドして蓄光顔料を
含まない熱可塑性樹脂を得た。
し機を用いて、成型温度230℃で押出し成型し、蓄光
顔料を含む熱可塑性樹脂層が基材両端部に配置された図
1に示す構造の蓄光性基材を得た。このとき、蓄光顔料
を含む熱可塑性樹脂層の体積が、全蓄光性基材中15%
(片側の熱可塑性樹脂層の体積がそれぞれ7.5%)と
なるように設定した。その後、図1に示すように、当該
蓄光性基材の蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層露出面と反
対面に、SIS(スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体:クインタック3433、日本ゼオン
(株)製)100重量部と石油系樹脂(アルコンM10
0、荒川化学(株)製)100重量部を加圧ニーダにて
混練して得た合成ゴム系粘着剤を、180℃で溶融して
ホットメルトコータ(ノードソン(株))にて、厚さ4
0μmに塗布して粘着剤層を設けた。その後、粘着剤層
をセパレータで保護して、蓄光粘着テープを得た。
成型し、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層が基材幅方向中
央に配置された図2に示す構造の蓄光性基材を得た。こ
のとき、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層の体積が全蓄光
性基材中7.5%となるように設定した。その後、図2
に示すように、当該蓄光性基材の蓄光顔料を含む熱可塑
性樹脂層露出面と反対面に、実施例1と同様にして合成
ゴム系粘着剤を厚さ40μmに塗布して粘着剤層を設け
た。その後、粘着剤層をセパレータで保護して、蓄光粘
着テープを得た。
成型し、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層が全面に露出さ
れた図3に示す構造の蓄光性基材を得た。このとき、蓄
光顔料を含む熱可塑性樹脂層の体積が、全蓄光性基材中
20%(片側の熱可塑性樹脂層の体積がそれぞれ10
%)となるように設定した。その後、図3に示すよう
に、当該蓄光性基材の蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂
層側に、SIS(スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体:クインタック3433、日本ゼオン
(株)製)100重量部と石油系樹脂(アルコンM10
0、荒川化学(株)製)100重量部とルチン型チタン
白(堺化学工業(株))製を加圧ニーダにて混練して得
た白色合成ゴム系粘着剤を、180℃で溶融してホット
メルトコータにて厚さ40μmに塗布して粘着剤層を設
けた。その後、粘着剤層をセパレータで保護して、蓄光
粘着テープを得た。
成型し、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層が全面に露出さ
れた図4に示す構造の蓄光性基材を得た。このとき、蓄
光顔料を含む熱可塑性樹脂層の体積が、全蓄光性基材中
75%となるように設定した。その後、図4に示すよう
に、当該蓄光性基材の蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂
層側に、実施例1と同様にして合成ゴム系粘着剤を厚さ
40μmに塗布して粘着剤層を設けた。その後、粘着剤
層をセパレータで保護して、蓄光粘着テープを得た。
内の床面に貼付し、工場内照明時の視認性、消灯後の視
認性について、確認した。なお、比較例として、従来の
塗工方法で得られたアルミン酸ストロンチウム系蓄光顔
料が使用された市販の白色系蓄光粘着テープを用いた。
おいては、比較例の蓄光粘着テープと遜色のない視認性
が得られた。特に、横断面幅方向において一部領域に蓄
光顔料を含む熱可塑性樹脂層を形成しても十分な発光量
を得ることができ、しかも、明所(照明時)において
も、白色のテープとして確認でき、十分な視認性を得る
ことができた。
方法に比べて安価に製造できることが確認できた。特
に、図1ないし図3に示す構造のように、横断面幅方向
において、その一部領域に蓄光顔料を含む樹脂層をその
表面に露出させて設けることにより、視認性を低下させ
ることなく、より安価に製造できることが確認された。
性樹脂と蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂とを共押出し
によって作製しているので、単一の製膜工程により蓄光
性基材を得ることができ、製造コストの軽減化を図るこ
とができる。
脂を、横断面幅方向において、一部領域に形成すること
により、蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂量がより少なくて
済み、蓄光顔料の使用量を削減できる。特に共押出し法
によるため、ごくわずかの領域にでも蓄光顔料を有する
熱可塑性樹脂層を配置でき、蓄光顔料の使用量の削減に
大きく貢献できる。
なくとも一部を基材表面に露出させることによって、視
認性がよくなると共に少量の蓄光顔料で所望の目的を達
成することができる。
ない熱可塑性樹脂層を用いることによって、粘着テープ
表面において露出された蓄光顔料を含なまい熱可塑性樹
脂層が着色されることになる。その結果、暗所における
視認性を低下させることなく、明所における視認性をも
十分に確保できる。
ミン酸ストロンチウムなどの一般式MAl2O4(Mは、
2価の金属イオン)で表される化合物を含有する蓄光顔
料を用いた場合に、製造コストをより効果的に削減でき
る。
て視認性に優れた蓄光粘着テープを簡単かつ安価に提供
できる。
一部破断した斜視図である。
を一部破断した斜視図である。
テープを一部破断した斜視図である。
テープを一部破断した斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 シート状若しくはテープ状をした蓄光性
基材であって、 蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂と、蓄光顔料を含まない熱
可塑性樹脂とを共押出しして得られたことを特徴とする
蓄光性基材。 - 【請求項2】 蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層が、蓄光
性基材の横断面幅方向において、一部領域に形成された
ことを特徴とする請求項1記載の蓄光性基材。 - 【請求項3】 蓄光性基材表面に蓄光顔料を含む熱可塑
性樹脂層の少なくとも一部が露出されたことを特徴とす
る請求項1又は2いずれかに記載の蓄光性基材。 - 【請求項4】 蓄光顔料を含まない熱可塑性樹脂層は、
着色不透明であることを特徴とする請求項3に記載の蓄
光性基材。 - 【請求項5】 前記蓄光顔料を含む熱可塑性樹脂層が、
前記蓄光性基材の全体積に対し、2〜50%であること
を特徴とする請求項1、2、3又は4いずれかに記載の
蓄光性基材。 - 【請求項6】 前記蓄光顔料は、一般式MAl2O4(M
は、2価の金属イオン)で表される化合物を含有するこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4又は5いずれかに
記載の蓄光性基材。 - 【請求項7】 支持体の少なくとも片面に粘着剤層が形
成され、蓄光性を有する蓄光粘着テープにおいて、 前記支持体が、請求項1、2、3、4、5又は6いずれ
かに記載の蓄光性基材であることを特徴とする蓄光粘着
テープ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000192587A JP2002011835A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 蓄光性基材及び蓄光粘着テープ |
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JP (1) | JP2002011835A (ja) |
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