JP2002010969A - 蛍光内視鏡装置 - Google Patents

蛍光内視鏡装置

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JP2002010969A
JP2002010969A JP2001116804A JP2001116804A JP2002010969A JP 2002010969 A JP2002010969 A JP 2002010969A JP 2001116804 A JP2001116804 A JP 2001116804A JP 2001116804 A JP2001116804 A JP 2001116804A JP 2002010969 A JP2002010969 A JP 2002010969A
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optical element
fluorescence
light
living tissue
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Kazuo Hakamata
和男 袴田
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光内視鏡装置において、生体組織から発生
した自家蛍光を伝播する光学要素から生じるノイズとな
る蛍光を減少させ正常組織と病変組織とを正確に識別す
る。 【解決手段】 生体組織1に励起光Leを照射する励起
光照射部100と、該励起光の照射を受けて生体組織1
から発生した自家蛍光Ljを伝播する光学要素20およ
びこの光学要素20によって伝播された自家蛍光Ljを
撮像する撮像素子31から構成される撮像部200とを
備えた蛍光内視鏡装置800において、光学要素20を
正常組織蛍光強度K≧光学要素蛍光強度B×10の条
件を満足するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起光の照射を受
けた生体組織から発生する生体の組織性状を表す自家蛍
光を画像として撮像する蛍光内視鏡装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、励起光の照射により生体組織
から発生する極微弱な蛍光を検出し、この蛍光を分析す
ることにより各種疾患に伴う組織性状の変化を識別する
蛍光内視鏡装置が研究されている。
【0003】例えば、自家蛍光を利用した癌診断のin
―vitroにおける研究では、330〜450nmに
亘る広い波長領域中の特定のいくつかの波長を持つ光を
励起光として用いることにより正常組織と癌組織との識
別を行うことが可能であることが示されている。
【0004】このように紫外から可視光に亘る短波長領
域の波長を持つ光を励起光として用いると、励起光を射
出する励起光照射部を構成する光学要素中を励起光が伝
播するときにこの光学要素から蛍光が発生する。そし
て、励起光の波長が短くなるほどこの光学要素から発生
する蛍光の強度は高くなる。このため、励起光照射部を
構成する光学要素には励起光を伝播させるときに蛍光の
発生が少ない石英等の無蛍光材料が使用される場合があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、励起光
照射部を構成する光学要素の材料として石英等の無蛍光
材料を用い、発生する蛍光を減少させる対策が施される
ようになると、励起光の照射により生体組織から発生す
る自家蛍光による像(以後自家蛍光像Zjと呼ぶ)を撮
像する撮像部からも自家蛍光と同じ波長領域を含む蛍光
が発生することが解ってきた。すなわち、生体組織に照
射された励起光の反射光が撮像部に入射し、この撮像部
に入射した反射励起光によって、撮像部に含まれる自家
蛍光を伝播する光学要素を形成する成分(例えば多成分
硝子に含まれる成分や色フィルタに含まれる有機材料成
分)が励起され蛍光が発生していることが検出されるよ
うになってきた。そして、この光学要素から発生する蛍
光が、撮像部に入射した生体の組織性状を表す自家蛍光
にノイズとして混入しノイズを多く含んだ自家蛍光像と
して撮像されることがある。
【0006】例えばイメージファイバによって自家蛍光
像を伝播するファイバ内視鏡においては対物レンズおよ
びイメージファイバから発生する蛍光の強度が生体の正
常組織から発生する自家蛍光の強度の0.8〜0.9倍
の値として検出されることもあり、さらに同じ強度の励
起光の照射を受けた正常組織の約1/10の強度で発光
する病変組織を表す自家蛍光は、上記対物レンズおよび
イメージファイバから発生するノイズとなる蛍光に埋も
れてしまい病変組織であるはずの観察部位が疑陰性とし
て診断されることがある。
【0007】また、蛍光内視鏡装置による通常の観察範
囲は、内視鏡先端部から5mm離れた近点から50mm
離れた遠点までの範囲であり、内視鏡先端部から50m
m離れた遠点に位置する生体組織が内視鏡先端部からの
励起光Leの照射を受け、この励起光Leの照射を受け
て前記生体組織から発生した自家蛍光を光学要素を通し
て撮像素子によって受光するときに、前記励起光Leが
前記内視鏡先端部から5mm離れた近点に位置する生体
組織によって反射され、この反射励起光Lhが光学要素
中を伝播するときにこの光学要素から発生するノイズと
なる蛍光が前記自家蛍光と共に撮像素子によって受光さ
れ、S/Nが最も低くなる観察条件となっても(すなわ
ち、限界観察条件となっても)、生体組織の組織性状を
正確に識別できることが望まれる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、生体組織から発生した自家蛍光を伝播する光学要
素から生じるノイズとなる蛍光を減少させ正常組織と病
変組織との差異を正確に識別することができる蛍光内視
鏡装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光内視鏡装置
は、生体組織に励起光を照射する励起光照射手段と、該
励起光の照射を受けて前記生体組織から発生した自家蛍
光を伝播する光学要素および該光学要素によって伝播さ
れた前記自家蛍光を撮像する撮像素子から構成される撮
像手段とを備えた蛍光内視鏡装置において、前記光学要
素が、前記生体組織の正常組織から発生した前記自家蛍
光を該光学要素を通して前記撮像素子によって受光した
正常組織蛍光強度Kと、前記励起光の照射を受けた前記
生体組織によって反射された反射励起光が前記光学要素
中を伝播するときに該光学要素から発生した蛍光を前記
撮像素子によって受光した光学要素蛍光強度BとがK≧
B×10を満足するように構成されたものであること
を特徴とする。
【0010】なお、正常組織蛍光強度Kおよび光学要素
蛍光強度Bは以下のようにして測定される値である。
【0011】図1(a)に示すように、全ての領域が正
常な生体組織1に励起光Leを照射することによりこの
生体組織1から発生した自家蛍光Ljは、励起光を略1
00%カットする励起光カットフィルタ2aと結像光学
系2bとから構成される光学要素2を透過し撮像素子3
によって受光される。一方、上記励起光Leの照射を受
けた生体組織1によって反射された反射励起光Lhは、
結像光学系2bに入射する前に励起光カットフィルタ2
aによって略100%遮断される。このとき撮像素子3
によって受光された自家蛍光Ljの単位面積当たりの強
度が正常組織蛍光強度Kとなる。
【0012】上記光学要素2を構成する励起光カットフ
ィルタ2aと結像光学系2bとの位置を交換し、図1
(b)に示すように励起光カットフィルタ2aを撮像素
子3と結像光学系2bとの間に配置し、上記生体組織1
に励起光Leを照射すると、この励起光Leの照射を受
けた生体組織1から発生した自家蛍光Ljは光学要素2
を透過し撮像素子3によって受光され、一方上記励起光
Leの照射を受けた生体組織1によって反射された反射
励起光Lhが結像光学系2bに入射すると、結像光学系
2bを形成する成分が反射励起光Lhによって励起され
蛍光Lkを発生する。その後、反射励起光Lhは結像光
学系2bを透過し、撮像素子3に入射する前に励起光カ
ットフィルタ2aによって略100%遮断されるが、上
記結像光学系2bから発生した蛍光Lkは自家蛍光Lj
と同じ波長領域の光を含むので励起光カットフィルタ2
aを透過し撮像素子3によって受光される。
【0013】このとき撮像素子3によって受光された自
家蛍光Ljと蛍光Lkとの積算値の単位面積当たりの強
度を積算蛍光強度Xとすると、積算蛍光強度X−正常組
織蛍光強度Kによって算出される値が、光学要素2から
発生し撮像素子3によって受光された蛍光Lkの単位面
積当たりの強度を表す光学要素蛍光強度Bとなる。
【0014】前記光学要素は前記励起光を選択的に遮断
する励起光カットフィルタを備え、この励起光カットフ
ィルタは、光学ガラス板とこの光学ガラス板上に形成さ
れた誘電体多層膜とを備えたものとすることができる。
【0015】前記誘電体多層膜と前記生体組織との間に
配置された前記自家蛍光を透過させる光学要素のうち少
なくとも1つは、下記条件式を満足する性能を有するも
のとすることが好ましい。
【0016】 λex>λ80+(8/15)×(λ80−λ05) ただし、 λex :励起光の波長 λ80 :光学要素の分光透過率を測定したときに透過
率80%を示す波長 λ05 :光学要素の分光透過率を測定したときに透過
率5%を示す波長 前記励起光の波長は445nm以下であることであるこ
とが好ましい。
【0017】前記励起光の光源は、GaN半導体レー
ザ、水銀ランプ、キセノンランプまたはメタルハライド
ランプとすることができる。
【0018】なお、前記光学要素とは、励起光が透過さ
れたり、反射されたりする可能性のある要素を全て含む
ものであり、レンズやプリズムや光ファイバのみなら
ず、これらの部品等を支持する鏡筒等の支持部材、ある
いは上記部品や支持部材等の固定や貼り合わせに用いら
れる接着剤等をも含むものを意味するものである。
【0019】
【発明の効果】本発明の蛍光内視鏡装置によれば、励起
光の照射を受けた生体組織から発生した自家蛍光を撮像
するにあたり、正常組織蛍光強度Kと、光学要素蛍光強
度BとがK≧B×10を満足するように光学要素を構
成するようにしたので、蛍光内視鏡装置において想定さ
れる観察条件の中で最もノイズを多く含む条件である前
記限界観察条件においても、正常組織と病変組織との差
異を正確に識別することができる。
【0020】例えば、図2に示すように、内視鏡先端部
40の端面40aから励起光Leを照射し、この端面4
0aから50mm離れた遠点P1に位置する生体組織1
の正常組織から発生する自家蛍光Ljを光学要素2を通
して撮像素子3によって受光したときの単位面積あたり
の強度である遠点自家蛍光強度Fjの値をFj=100
とする。一方、前記励起光Leが前記端面40aから5
0mm離れた遠点P2に位置する生体組織1によって反
射された反射励起光Lhが光学要素2を伝播するときに
光学要素2を形成する成分が励起されることにより発生
した蛍光Lkを撮像素子3によって受光したときの単位
面積あたりの強度である遠点光学要素蛍光強度Fkは、
遠点自家蛍光強度Fjの1/1×10以下となるの
で、Fk≦0.01となる。そして、前記励起光Leが
前記端面40aから5mm離れた近点P3に位置する生
体組織によって反射された反射励起光Lhが光学要素2
を伝播するときに光学要素2から発生した蛍光Lkを撮
像素子3によって受光したときの単位面積あたりの強度
である近点光学要素蛍光強度Ckは、前記遠点P2にお
いて励起光Leが反射された遠点光学要素蛍光強度Fk
の略100倍となるので(端面40aから照射された励
起光Leが生体組織によって反射される位置までの距離
が1/10となり反射励起光Lhの強度が100倍とな
るので)、近点光学要素蛍光強度Ckの値は1以下とな
る。ただし、励起光Leの生体組織による反射率は略1
とする。
【0021】従って、遠点に位置する観察対象となる生
体組織から発生した自家蛍光に、近点の生体組織によっ
て反射された反射励起光を入射した光学要素から発生す
るノイズとなる蛍光が混入する限界観察条件下におい
て、観察対象となる生体組織がが正常組織であった場合
には、この生体組織から発生する自家蛍光Ljに対する
光学要素2から発生するノイズとなる蛍光Lkの強度比
Ck/Fjは1/100以下となり、観察対象となる生
体組織が病変組織であった場合には、この生体組織から
発生する自家蛍光Ljに対する光学要素2から発生する
ノイズとなる蛍光Lkの強度比は1/10以下となるの
で、生体の組織性状を表す自家蛍光が光学要素から発生
するノイズとなる蛍光に埋もれることなく観察を行うこ
とができ、正常組織と病変組織との差異を正確に識別す
ることができる。
【0022】また、前記光学要素を、前記励起光を選択
的に遮断する励起光カットフィルタを備えたものとし、
この励起光カットフィルタを、光学ガラス板と該光学ガ
ラス板上に形成された誘電体多層膜とを備えたものとす
れば、装置をより容易な構成とすることができる。
【0023】また、前記誘電体多層膜と前記生体組織と
の間に配置された前記自家蛍光を透過させる光学要素の
うち少なくとも1つを、下記条件式を満足する性能を有
するものとすれば、ノイズとなる光学要素からの蛍光の
発生をより確実に抑制することができる。
【0024】 λex>λ80+(8/15)×(λ80−λ05) ただし、 λex :励起光の波長 λ80 :光学要素の分光透過率を測定したときに透過
率80%を示す波長 λ05 :光学要素の分光透過率を測定したときに透過
率5%を示す波長 前記励起光の波長を445nm以下とすれば、生体組織
からより確実に自家蛍光を発生させることができる。
【0025】前記励起光の光源を、GaN半導体レー
ザ、水銀ランプ、キセノンランプまたはメタルハライド
ランプとすれば445nm以下の波長の励起光をより容
易に得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蛍光内視鏡装置の
具体的な実施の形態について、図面を用いて説明する。
図3は本発明を適用したファイバー内視鏡装置800の
第1の実施の形態の概略構成を示す図である。
【0027】第1の実施の形態によるファイバー蛍光内
視鏡装置800は、励起光Leを生体組織1に照射する
励起光照射部100、励起光Leの照射を受けた生体組
織1から発生した自家蛍光Ljを伝播する光学要素20
と光学要素20によって伝播された自家蛍光Ljを撮像
する撮像素子31とからなる撮像部200から構成され
ている。
【0028】励起光照射部100には、励起光Le(励
起光の波長λex=410nm)を発生するGaN半導
体レーザ、水銀ランプ、キセノンランプまたはメタルハ
ライドランプ等を備えた励起光光源11、励起光光源1
1から射出された励起光Leを集光する集光レンズ1
2、集光レンズ12によって集光された励起光Leをそ
の入射端面13aから入射し射出端面13bに伝播して
射出するライトガイド13およびライトガイド13の射
出端面13bから射出された励起光Leを生体組織1に
照射する照射レンズ14が配設されている。なお励起光
の波長λexは必ずしも410nmでなくてもよいが、
445nm以下であることが好ましい。
【0029】光学要素20には、励起光Leの照射を受
けて生体組織1から発生した波長435nmから700
nmに亘る自家蛍光Ljを入射し、後述するイメージフ
ァイバ22の入射端面22aに生体組織の組織性状を表
す自家蛍光像Zjとして結像させる対物レンズ21、入
射端面22aに結像された自家蛍光像Zjをその射出端
面22bに伝播するイメージファイバ22、イメージフ
ァイバの射出端面22bに伝播された自家蛍光像Zjを
撮像素子31の受光面に結像させるリレーレンズ23a
とリレーレンズ23b、リレーレンズ23aとリレーレ
ンズ23bとの間に配され特定の波長領域の光を透過お
よび反射し分光するダイクロイックミラー24、リレー
レンズ23bと撮像素子31との間に配され410nm
の光、すなわち励起光Leを選択的に遮断する、光学ガ
ラス板とこの光学ガラス板上に形成された誘電体多層膜
等からなる励起光カットフィルタ25、撮像素子31上
にオンチップ実装され入射される光を撮像素子31の各
受光画素上に集光させる有機材料によって形成されたマ
イクロレンズアレイ26および撮像素子31の各受光画
素によって受光される光を各画素ごとに特定の波長領域
に分光する有機材料によって形成されたモザイクフィル
タ27が配設されている。
【0030】そして、励起光Leの照射を受けた生体組
織1の正常組織から発生した自家蛍光Ljが光学要素2
0を通して撮像素子31によって受光される平均強度す
なわち正常組織蛍光強度Kと、上記励起光Leの照射を
受けた生体組織1によって反射された反射励起光Lhが
光学要素20中を伝播するときにこの光学要素20から
発生した蛍光が撮像素子31によって受光される平均強
度すなわち光学要素蛍光強度Bとが条件式K≧B×10
を満足するように前記光学要素20を構成する材料が
選択されている。
【0031】なお、自家蛍光を透過させる光学要素は以
下のような性能を有する材料の中から選択して定めるこ
とができる。光学素子の部材(硝材)の性能を示す指標
として着色度があり、この着色度は光の吸収率が急激に
増大する波長領域を示すものである。この着色度に基づ
いて、励起光の照射により光学部材から発生する蛍光の
有無を推定することができる。自家蛍光を透過させる光
学系として複数の光学要素を有する光学系を用いる場合
には、少なくともこれら複数の光学要素の中で特に光学
系全体の透過特性への影響が大きい(すなわち、透過率
を大きく低下させる)光学要素について、励起光の照射
によって発生する蛍光の有無を着色度に基づいて確認し
ておくことが好ましい。
【0032】上記着色度について以下に説明する。通常
の硝材においては、吸収端(紫外光から可視光にかけて
の波長領域)より長波長側の波長領域での光の吸収はほ
とんど認められず、硝材の分光透過率を測定したときに
透過率80%を示す波長λ と透過率5%を示す波長
λ05とを用いてその分光透過特性を簡便に示すことが
でき、この2つの波長λ80とλ05とを用いて着色度
が定められる。より具体的には、10mm±0.1mm
の厚さに研磨された硝材を用いて、280nmから70
0nmに亘る波長領域の分光透過率(反射損失を含む)
を測定し、透過率が80%および5%となる波長を10
nm単位で表示したものが着色度であり、例えば透過率
80%を示す波長が398nmで、透過率5%を示す波
長が362nmの硝材の着色度は40/36として示さ
れる。
【0033】次に、図6を参照し、この着色度で示され
るλ80とλ05との値を用いて光学素子の部材(硝
材)からの蛍光の発生の有無を推定する方法を示す。ま
ず、λ 80とλ05とからこの硝材の透過率が100%
となる波長λ100を以下のように計算して求める。
【0034】 λ100=(4/15)×(λ80−λ05) このようにして求めたλ100の波長では若干の吸収が
あるのでマージンとして(4/15)×(λ80−λ
05)をλ100に加算することにより、ほぼ光の吸収
がなくなる波長λ200が求められる。すなわち、 λ200=λ80+(4/15)×(λ80−λ05)+ (4/15)×(λ80−λ05) =λ80+(8/15)×(λ80−λ05) この波長λ200が励起光の波長λexより小さくなる
ように(すなわちλ >λ200となるように)、光
学素子の部材(硝材)を選択することにより、波長λ
exの励起光が照射された場合における上記光学要素か
らの蛍光の発生を抑制することができる。
【0035】なお、ライトガイド13の一部分、照射レ
ンズ14、対物レンズ21およびイメージファイバ22
の一部分を含む、図3の中に破線で示される内視鏡先端
部40は生体組織の診断を行うときに生体内に挿入され
る。
【0036】次に、第1の実施の形態における作用につ
いて説明する。
【0037】励起光光源11から射出された励起光Le
は集光レンズ12、ライトガイド13および照射レンズ
14を通して生体組織1に照射される。この励起光Le
の照射を受けて生体組織1から発生した自家蛍光Ljは
対物レンズ21によってイメージファイバの入射端面2
2aに自家蛍光像Zjとして結像されイメージファイバ
22の他端の射出端面22bに伝播される。イメージフ
ァイバの射出端面22bに伝播された自家蛍光像Zjは
リレーレンズ23aおよびリレーレンズ23bによって
撮像素子31の受光面に結像されるが、この光路中にお
いて、ダイクロイックミラー24によって自家蛍光Lj
から特定の波長領域の光が抽出され、撮像素子31の各
受光画素近傍に入射する自家蛍光Ljはマイクロレンズ
アレイ26によって各受光画素に集光され、モザイクフ
ィルタ27によって各画素毎に分光される。また、自家
蛍光Ljと共に光学要素20に入射した反射励起光Lh
は励起光カットフィルタ25によって遮断される。そし
て、撮像素子31の受光面に結像された自家蛍光像Zj
は撮像素子31によって撮像される。
【0038】ここで、生体組織1から発生し撮像素子3
1の受光面に到達する自家蛍光Ljの強度と、生体組織
1によって反射された反射励起光Lhが光学要素20中
を伝播するときに光学要素20から発生し撮像素子31
の受光面に到達する蛍光Lkの強度との関係について説
明する。
【0039】励起光Leの照射を受けた遠点に位置する
生体組織1の正常組織から発生し、光学要素20中を伝
播して撮像素子31の受光面に到達する自家蛍光Ljの
受光面における単位面積あたりの強度値を100とする
と、励起光Leの照射を受けた遠点に位置する生体組織
1の癌組織から発生し光学要素20中を伝播して撮像素
子31の受光面に到達する自家蛍光Ljの受光面におけ
る単位面積あたりの強度値は10となり、励起光Leの
照射を受けた近点に位置する生体組織1によって反射さ
れた反射励起光Lhが光学要素20中を伝播するときに
光学要素20から発生し撮像素子31の受光面に到達す
る蛍光Lkの受光面における単位面積あたりの強度値は
1以下となるので、ノイズとして自家蛍光Ljに混入す
る光学要素20から発生する蛍光Lkの強度を小さく抑
えることができ、前記限界観察条件下においても正常組
織と癌組織との相異を正確に識別することが可能な自家
蛍光像Zjを撮像素子31によって撮像することができ
る。
【0040】つまり、光学要素20を構成する部品の中
で励起光カットフィルタ25より先に反射励起光Lhが
入射される対物レンズ21、イメージファイバ22、リ
レーレンズ23a、ダイクロイックミラー24およびリ
レーレンズ23bは反射励起光Lhが伝播しても蛍光L
kの発生が少ない材料によって形成し、反射励起光Lh
の伝播によって蛍光Lkが発生しやすい有機材料で形成
されたマイクロレンズアレイ26やモザイクフィルタ2
7の前に励起光カットフィルタ25を配置することによ
り撮像素子31によって受光される蛍光Lkの強度が低
減される。
【0041】図4は、本発明の第2の実施の形態を示す
図であり、第1の実施の形態と共通の機能を有する構成
については第1の実施の形態と同一の符号を用いて示し
たものである。
【0042】図4に示すように第2の実施の形態におけ
るファイバー内視鏡装置800は、第1の実施の形態に
おいてイメージファイバの射出端面と撮像素子の間に配
設されていた励起光カットフィルタ25を対物レンズ2
1の入射側、すなわち対物レンズ21より先に自家蛍光
Ljが入射する側に配置した光学要素20を持つもので
あり、その他の部分は第1の実施の形態と同様な構成と
したものである。
【0043】そして、励起光Leの照射を受けた生体組
織1の正常組織から発生した自家蛍光Ljが光学要素2
0を通して撮像素子31によって受光される平均強度、
すなわち正常組織蛍光強度Kと、上記励起光Leの照射
を受けた生体組織1によって反射された反射励起光Lh
が光学要素20中を伝播するときにこの光学要素20か
ら発生した蛍光が撮像素子31によって受光される平均
強度、すなわち光学要素蛍光強度Bとが条件式K≧B×
10を満足するように前記光学要素20を構成する材
料が選択されている。
【0044】次に、第2の実施の形態における作用につ
いて説明する。
【0045】励起光光源11から射出された励起光Le
は集光レンズ12、ライトガイド13および照射レンズ
14を通して生体組織1に照射される。励起光Leの照
射を受けて生体組織1から発生した自家蛍光Ljは励起
光カットフィルタ25を通して対物レンズ21によって
イメージファイバの入射端面22aに自家蛍光像Zjと
して結像され、イメージファイバ22、リレーレンズ2
3a、ダイクロイックミラー24、リレーレンズ23
b、マイクロレンズアレイ26およびモザイクフィルタ
27を通して撮像素子31の受光面に結像される。そし
て、撮像素子31の受光面に結像された自家蛍光像Zj
は撮像素子31によって撮像される。
【0046】ここで、生体組織1から発生し撮像素子3
1の受光面に到達する自家蛍光Ljの強度と、生体組織
1によって反射された反射励起光Lhが光学要素20中
を伝播するときに光学要素20から発生し撮像素子31
の受光面に到達する蛍光Lkの強度との関係について説
明する。
【0047】第1の実施の形態と同様に、励起光Leの
照射を受けた遠点に位置する生体組織1の正常組織から
発生し光学要素20中を伝播して撮像素子31の受光面
に到達する自家蛍光Ljの受光面における単位面積あた
りの強度値を100とすると、励起光Leの照射を受け
た遠点に位置する生体組織1の癌組織から発生し光学要
素20中を伝播して撮像素子31の受光面に到達する自
家蛍光Ljの受光面における単位面積あたりの強度値は
10となり、励起光Leの照射を受けた近点に位置する
生体組織1によって反射された反射励起光Lhが光学要
素20中を伝播するときに光学要素20から発生し撮像
素子31の受光面に到達する蛍光Lkの受光面における
単位面積あたりの強度値は1以下となるので、ノイズと
して自家蛍光Ljに混入する光学要素20から発生する
蛍光Lkの強度を小さく抑えることができ、前記限界観
察条件下においても正常組織と癌組織との相異を正確に
識別することが可能な自家蛍光像Zjを撮像素子31に
よって撮像することができる。
【0048】つまり、光学要素20中の最初に自家蛍光
Ljを入射させる位置に励起光カットフィルタ25を配
置することにより、励起光カットフィルタ25以後の光
学要素である対物レンズ21、イメージファイバ22、
リレーレンズ23a、ダイクロイックミラー24および
リレーレンズ23b、マイクロレンズアレイ26および
モザイクフィルタ27から発生し撮像素子31によって
受光される蛍光Lkの強度が低減される。
【0049】図5は、本発明の第3の実施の形態を示す
図であり、第1の実施の形態と共通の機能を有する構成
については第1の実施の形態と同一の符号を用いて示し
たものである。
【0050】図5に示すように第3の実施の形態におけ
る電子内視鏡装置800は、第1の実施の形態において
用いられた対物レンズ21およびイメージファイバ22
を取り除き、リレーレンズ23a、ダイクロイックミラ
ー24、リレーレンズ23b、励起光カットフィルタ2
5、マイクロレンズアレイ26、モザイクフィルタ27
および撮像素子31を内視鏡先端部40内に実装したも
のであり、その他の部分は第1の実施の形態と同様な構
成としたものである。
【0051】なお、前記光学要素20を構成する材料
は、正常組織蛍光強度Kと光学要素蛍光強度Bとが条件
式K≧B×10を満足するように選択されている。
【0052】次に、第3の実施の形態における作用につ
いて説明する。
【0053】励起光光源11から射出された励起光Le
は集光レンズ12、ライトガイド13および照射レンズ
14を通して生体組織1に照射される。励起光Leの照
射を受けて生体組織1から発生した自家蛍光Ljはリレ
ーレンズ23a、ダイクロイックミラー24、リレーレ
ンズ23b、励起光カットフィルタ25、マイクロレン
ズアレイ26およびモザイクフィルタ27を通して撮像
素子31の受光面に結像される。そして、撮像素子31
の受光面に結像された自家蛍光像Zjは撮像素子31に
よって撮像される。
【0054】ここで、生体組織1から発生し撮像素子3
1の受光面に到達する自家蛍光Ljの強度と、生体組織
1によって反射された反射励起光Lhが光学要素20中
を伝播するときに光学要素20から発生し撮像素子31
の受光面に到達する蛍光Lkの強度との関係について説
明する。
【0055】前記第1の実施の形態と同様に、励起光L
eの照射を受けた遠点に位置する生体組織1の正常組織
から発生し、光学要素20中を伝播して撮像素子31の
受光面に到達する自家蛍光Ljの受光面における単位面
積あたりの強度値を100とすると、励起光Leの照射
を受けた遠点に位置する生体組織1の癌組織から発生し
光学要素20中を伝播して撮像素子31の受光面に到達
する自家蛍光Ljの受光面における単位面積あたりの強
度値は10となり、励起光Leの照射を受けた近点に位
置する生体組織1によって反射された反射励起光Lhが
光学要素20中を伝播するときに光学要素20から発生
し撮像素子31の受光面に到達する蛍光Lkの受光面に
おける単位面積あたりの強度値は1以下となるので、ノ
イズとして自家蛍光Ljに混入する光学要素20から発
生する蛍光Lkの強度を小さく抑えることができ、前記
限界観察条件下においても正常組織と癌組織との相異を
正確に識別することが可能な自家蛍光像Zjを撮像素子
31によって撮像することができる。
【0056】つまり、光学要素20を構成する要素の中
で励起光カットフィルタ25より先に反射励起光Lhを
入射させるリレーレンズ23a、ダイクロイックミラー
24およびリレーレンズ23bは反射励起光Lhが伝播
しても蛍光Lkの発生が少ない材料によって形成し、反
射励起光Lhの伝播によって蛍光Lkが発生しやすい有
機材料で形成されたマイクロレンズアレイ26やモザイ
クフィルタ27の前に励起光カットフィルタ25を配置
することにより撮像素子31の受光面に入射する蛍光L
kの強度が低減される。
【0057】なお、上記実施の形態においては、癌組織
を診断する例を主に説明したが、本発明による蛍光内視
鏡装置は癌組織以外の病変組織を識別する診断装置にも
応用することができる。
【0058】上記のように、本発明によれば、生体組織
から発生した自家蛍光を伝播する光学要素から生じるノ
イズとなる蛍光の発生を低減することにより、正常組織
と病変組織との差異を正確に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正常組織蛍光強度Kと光学要素蛍光強度Bとの
求め方を示す概略図
【図2】自家蛍光とノイズとして混入する蛍光との強度
比を示す概略図
【図3】本発明の第1実施の形態によるファイバー内視
鏡装置の概略構成を示す図
【図4】本発明の第2実施の形態によるファイバー内視
鏡装置の概略構成を示す図
【図5】本発明の第3実施の形態による電子内視鏡装置
の概略構成を示す図
【図6】蛍光の発生の有無を推定する方法を示す図
【符号の説明】
1 生体組織 11 励起光光源 12 集光レンズ 13 ライトガイド 14 照射レンズ 20 光学要素 21 対物レンズ 22 イメージファイバ 23a,b リレーレンズ 24 ダイクロイックミラー 25 励起光カットフィルタ 26 マイクロレンズアレイ 27 モザイクフィルタ 31 撮像素子 100 励起光照射部 200 撮像部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体組織に励起光を照射する励起光照射
    手段と、該励起光の照射を受けて前記生体組織から発生
    した自家蛍光を伝播する光学要素および該光学要素によ
    って伝播された前記自家蛍光を撮像する撮像素子から構
    成される撮像手段とを備えた蛍光内視鏡装置において、 前記光学要素が、前記生体組織の正常組織から発生した
    前記自家蛍光を該光学要素を通して前記撮像素子によっ
    て受光した正常組織蛍光強度Kと、前記励起光の照射を
    受けた前記生体組織によって反射された反射励起光が前
    記光学要素中を伝播するときに該光学要素から発生した
    蛍光を前記撮像素子によって受光した光学要素蛍光強度
    BとがK≧B×10を満足するように構成されたもの
    であることを特徴とする蛍光内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記光学要素が前記励起光を選択的に遮
    断する励起光カットフィルタを備え、該励起光カットフ
    ィルタが、光学ガラス板と該光学ガラス板上に形成され
    た誘電体多層膜とを備えたものであることを特徴とする
    請求項1記載の蛍光内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記誘電体多層膜と前記生体組織との間
    に配置された前記自家蛍光を透過させる光学要素のうち
    少なくとも1つが下記条件式を満足する性能を有するも
    のであることを特徴とする請求項2記載の蛍光内視鏡装
    置。 λex>λ80+(8/15)×(λ80−λ05) ただし、 λex :励起光の波長 λ80 :光学要素の分光透過率を測定したときに透過
    率80%を示す波長 λ05 :光学要素の分光透過率を測定したときに透過
    率5%を示す波長
  4. 【請求項4】 前記励起光の波長が445nm以下であ
    ることを特徴とする請求項3記載の蛍光内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 前記励起光の光源が、GaN半導体レー
    ザ、水銀ランプ、キセノンランプまたはメタルハライド
    ランプであることを特徴とする請求項4記載の蛍光内視
    鏡装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005329115A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Olympus Corp 蛍光内視鏡装置
US7093945B2 (en) 2003-05-20 2006-08-22 Olympus Corporation Imaging apparatus for endoscopes
JP2015031566A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 日本板硝子株式会社 蛍光検出装置および蛍光検出方法

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