JP2002010363A - 基地局装置、通信端末装置及び通信方法 - Google Patents

基地局装置、通信端末装置及び通信方法

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JP2002010363A
JP2002010363A JP2000232271A JP2000232271A JP2002010363A JP 2002010363 A JP2002010363 A JP 2002010363A JP 2000232271 A JP2000232271 A JP 2000232271A JP 2000232271 A JP2000232271 A JP 2000232271A JP 2002010363 A JP2002010363 A JP 2002010363A
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豊樹 上
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憲一 三好
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高久 青山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HDRにおいてさらなる伝送効率の向上
を図ること。 【解決手段】 伝送レート決定部101は、通信中の各
通信端末から送信されたデータレートコントロール信号
に基づいてトラフィック状況を判断し、選択可能な伝送
レート決定する。割り当て部102は、データレートコ
ントロール信号に基づいて各通信端末の通信可能な伝送
レートを把握し、各通信端末への通信リソースの割り振
りを決定する。制御信号作成部106は、選択可能な伝
送レートを示す情報及び通信リソースの割り振りを示す
情報を含む制御信号を作成する。各通信端末は、選択可
能な伝送レートでサービスを受けられる場合に限り、デ
ータレートコントロール信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラー通信シス
テムに用いられる基地局装置、通信端末装置及び通信方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】セルラー通信システムは、1つの基地局
が複数の通信端末と同時に無線通信を行うもので、近年
の需要増加に伴い、伝送効率を高めることが要求されて
いる。
【0003】基地局から通信端末への下り回線の伝送効
率を高める技術としてHDR(High Data R
ate)が提案されている。HDRは、基地局が通信リ
ソースを時間分割して各通信端末に割り振るスケジュー
リングを行い、さらに通信品質に従って通信端末毎に伝
送レートを設定してデータを送信する方法である。
【0004】以下、基地局と通信端末とが、HDRにお
いて伝送レートを設定するために行う動作について、図
3を用いて説明する。図3において、基地局11は、現
在、通信端末12〜14と通信を行っているものとす
る。
【0005】まず、基地局11が各通信端末12〜14
にパイロット信号を送信する。各通信端末12〜14
は、パイロット信号に基づくCIR(希望波対干渉波
比)等により通信品質を推定し、通信可能な伝送レート
を求める。そして、各通信端末12〜14は、通信可能
な伝送レートに基づいて、パケット長、エラー訂正、変
調方式の組み合わせである通信モードを選択し、通信モ
ードを示す信号を基地局11に送信する。なお、各シス
テムにおける使用可能な変調方式の種類は、BPSK、
QPSK、16QAM、64QAM等、予め決められて
いる。また、各システムにおける使用可能なエラー訂正
の種類は、1/2ターボ符号、1/3ターボ符号、3/
4ターボ符号等、予め決められている。そして、これら
パケット長、変調方式、エラー訂正方式の組み合わせに
より、各システムにおける使用可能な伝送レートが複数
定められている。各通信端末は、それらの伝送レートの
中から1つを選択する。
【0006】基地局11は、各通信端末12〜14にて
選択された通信モードに基づいてスケジューリングを行
ない、通信端末毎に伝送レートを設定し、コントロール
チャネルを通して各通信端末12〜14に各通信端末へ
の通信リソースの割り振りを示す信号を報知する。一般
的に、基地局は、システムの伝送効率の向上を考慮し
て、通信可能な伝送レートが高い通信端末に優先的に通
信リソースを割り振る。
【0007】そして、基地局11は、割り振った時間に
おいて該当する通信端末に対してのみデータを送信す
る。例えば、時間t1を通信端末12に割り振った場
合、基地局11は、時間t1において通信端末12に対
してのみデータを送信し、通信端末13、14に対して
は送信しない。
【0008】このように、従来から、HDRにより通信
品質に従って通信端末毎に伝送レートを設定し、通信可
能な伝送レートが高い通信端末に優先的に通信リソース
を割り振ることにより、システム全体としてデータの伝
送効率を高めている。
【0009】ここで、一般的に、送信電力には上限があ
り、伝送レートが高いほど強い送信電力を必要とするの
で、所望の受信品質で受信可能なエリア半径は、伝送レ
ートが高速であるほど小さくなる。従って、セル端周辺
に存在する通信端末は、低い伝送レートでしかHDRの
サービスを受けることができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基地局
が低い伝送レートでデータを送信すると送信完了まで長
い時間が懸かってしまうため、その間、他の通信端末は
HDRのサービスを受けることができず、システムの伝
送効率低下を招いてしまうという問題がある。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、HDRにおいてさらなる伝送効率の向上を図るこ
とができる基地局装置、通信端末装置及び通信方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
通信中の各通信端末装置から送信された下り伝送レート
を示す第1情報に基づいて通信リソースの割り振りを行
う割り振り手段と、前記第1情報に基づいてトラフィッ
ク状況を判断して選択可能な伝送レート決定する伝送レ
ート決定手段と、通信リソースの割り振りを示す第2情
報及び選択可能な伝送レートを示す第3情報を作成して
通信端末装置に送信する制御情報送信手段と、通信リソ
ースの割り振りに従って特定の通信端末装置にデータを
送信するデータ送信手段とを具備する構成を採る。
【0013】本発明の基地局装置は、伝送レート決定手
段は、トラフィック状況が増大している場合、低い伝送
レートを選択肢から外す構成を採る。
【0014】本発明の基地局装置は、伝送レート決定手
段は、第1情報を送信した通信端末装置の数が第1閾値
より多い場合、トラフィック状況が増大していると判断
する構成を採る。
【0015】本発明の基地局装置は、伝送レート決定手
段は、要求された伝送レートの分布に従って第1閾値を
逐次変化させる構成を採る。
【0016】本発明の基地局装置は、伝送レート決定手
段は、第2閾値よりも低い伝送レートを要求した通信端
末装置の数が第3閾値より多い場合、トラフィック状況
が増大していると判断する構成を採る。
【0017】本発明の基地局装置は、伝送レート決定手
段は、要求された伝送レートの分布に従って第2閾値あ
るいは第3閾値の少なくとも一方を逐次変化させる構成
を採る。
【0018】これらの構成により、トラフィック状況が
増大している場合等に、基地局装置が、低い伝送レート
を選択肢から外すことができるので、通信端末装置に低
い伝送レートでデータを送信することがなくなり、シス
テムの伝送効率向上を図ることができる。
【0019】本発明の基地局装置は、伝送レート決定手
段は、近隣セルのトラフィック情報を検出し、前記近隣
セルの容量に余裕がある場合のみ、低い伝送レートを選
択肢から外す構成を採る。
【0020】この構成により、基地局装置が他セルの基
地局装置と連携をとれば動的なサービスエリアを構築す
ることができ、選択された伝送レートではサービスを受
けられない通信端末装置が、他セルでサービスを受ける
ことができる。
【0021】本発明の基地局装置は、伝送レート決定手
段は、近隣エリアでサービスを提供している他通信シス
テムのトラフィック情報を検出し、前記他通信システム
の容量に余裕がある場合のみ、低い伝送レートを選択肢
から外す構成を採る。
【0022】この構成により、選択された伝送レートで
はサービスを受けられない通信端末が、サービスを受け
られる他システムをサーチし、必要に応じてハンドオー
バすることができ、他システムで転送サービスを受ける
ことができる。
【0023】本発明の通信端末装置は、上記いずれかに
記載の基地局装置から送信された信号の受信品質を測定
する測定手段と、測定された受信品質に基づいて所望品
質で受信可能な伝送レートを算出する伝送レート算出手
段と、前記基地局装置から送信された信号から第2情報
及び第3情報を復調する復調手段と、算出された伝送レ
ートが、前記第3情報に基づいて選択可能である場合の
み第1情報を作成して前記基地局装置に送信する制御情
報送信手段と、前記第2情報に従って前記基地局装置か
ら送信されたデータを受信するデータ受信手段とを具備
することを特徴とする通信端末装置。
【0024】この構成により、通信端末装置は、セル端
周辺に存在する等、選択された伝送レートではサービス
を受けられない場合、データ送信を要求する信号を送信
しないので、消費電力の低減を図ることができる。
【0025】本発明の通信方法は、基地局装置が、選択
可能な伝送レートを決定し、各通信端末装置が、所望品
質で受信可能な伝送レートを算出し、前記基地局装置
が、前記選択可能な伝送レートのデータを所望品質で受
信可能な各通信端末装置に対してのみデータを送信する
方法をとる。
【0026】この方法により、基地局装置が、通信端末
装置に低い伝送レートでデータを送信することがなくな
り、システムの伝送効率向上を図ることができる。
【0027】また、通信端末装置は、セル端周辺に存在
する等、選択された伝送レートではサービスを受けられ
ない場合、データ送信を要求する信号を送信しないの
で、消費電力の低減を図ることができる。
【0028】また、選択された伝送レートではサービス
を受けられない通信端末装置が、他セルでサービスを受
けられるか否かサーチすることができるので、基地局装
置が他セルの基地局装置と連携をとれば動的なサービス
エリアを構築することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、基地局がトラフ
ィック状況を判断し、トラフィックが増大している場合
には通信端末に対して低い伝送レートを選択できないよ
うにすることである。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施の形態に係る基地局の構成を示すブロック図である。
【0031】図1において、伝送レート決定部101
は、後述する復調部115から出力されたデータレート
コントロール(以下「DRC」という)信号に基づいて
トラフィック状況を判断して選択可能な伝送レート決定
する。
【0032】例えば、伝送レート決定部101は、DR
C信号を送信した通信端末装置の数が閾値より多い場
合、あるいは、低い伝送レートを要求した通信端末装置
の数が閾値より多い場合、トラフィック状況が増大して
いると判断し、低い伝送レートを選択肢から外す。この
場合、伝送レート決定部101は、要求された伝送レー
トの分布に従って閾値を逐次変化させることもできる。
【0033】あるいは、伝送レート決定部101は、近
隣セルのトラフィック情報あるいは近隣エリアでサービ
スを提供している他通信システムのトラフィック情報を
検出し、近隣セルあるいは他通信システムの容量に余裕
がある場合のみ低い伝送レートを選択肢から外す。
【0034】そして、伝送レート決定部101は、決定
した選択可能な伝送レートを示す情報を制御信号作成部
106に出力する。なお、DRC信号とは、通信端末が
所望の品質で受信可能である伝送レートを示す信号であ
る。
【0035】割り当て部102は、後述する復調部11
5から出力されたDRC信号に基づいて各通信端末の通
信可能な伝送レートを把握し、各通信端末への通信リソ
ースの割り振りを決定する。そして、割り当て部102
は、決定した通信リソースの割り振りに基づいて、バッ
ファ103に下り送信データの出力を指示し、適応変調
部104に対して下り送信データの変調方式を指示し、
適応拡散部105に対して下り送信データに乗算する拡
散符号を指示する。また、割り当て部102は、決定し
た通信リソースの割り振りを示す情報を制御信号作成部
106に出力する。
【0036】バッファ103は、下り送信データを保持
し、割り当て部102からの指示に従って、所定の通信
端末に対する下り送信データを適応変調部104に出力
する。適応変調部104は、割り当て部102の指示に
従って、バッファ103の出力信号を変調して適応拡散
部105に出力する。適応拡散部105は、割り当て部
102の指示に従って、適応変調部104の出力信号を
拡散して多重部109に出力する。
【0037】制御信号作成部106は、選択可能な伝送
レートを示す情報及び通信リソースの割り振りを示す情
報を含む制御信号を作成して変調部107に出力する。
【0038】変調部107は、制御信号及びパイロット
信号を変調して拡散部108に出力する。なお、通信開
始時には、パイロット信号のみが変調部107にて変調
される。拡散部108は、変調部107の出力信号を拡
散して多重部109に出力する。
【0039】多重部109は、拡散後の下り送信データ
に拡散後の制御信号及びパイロット信号を所定の間隔で
時間多重し、送信RF部110に出力する。送信RF部
110は、多重部109の出力信号の周波数を無線周波
数に変換して共用器111に出力する。
【0040】共用器111は、送信RF部110の出力
信号をアンテナ112から通信端末に無線送信する。ま
た、共用器111は、各通信端末から無線送信され、ア
ンテナ112に無線受信された信号を受信RF部113
に出力する。
【0041】受信RF部113は、共用器111から出
力された無線周波数信号の周波数をベースバンドに変換
して逆拡散部114に出力する。逆拡散部114は、ベ
ースバンド信号を逆拡散して復調部115に出力する。
【0042】復調部115は、逆拡散部114の出力信
号を復調してDRC信号を抽出し、伝送レート決定部1
01及び割り当て部102にDRC信号を出力する。
【0043】図2は、本実施の形態に係る通信端末の構
成を示すブロック図である。
【0044】図2において、伝送レート算出部201
は、後述するCIR測定部212にて測定されたCIR
に基づいて所望の品質で受信可能な伝送レートを算出し
てDRC信号作成部202に出力する。
【0045】DRC信号作成部202は、後述する復調
部213にて復調された選択可能な伝送レートを示す情
報を判断基準として、伝送レート算出部201にて算出
された伝送レートが選択可能である場合にのみDRC信
号を作成して変調部203に出力する。また、DRC信
号作成部202は、後述する復調部213にて復調され
た通信リソースの割り振りを示す情報に基づいて、適応
逆拡散部209に対して下り受信データに乗算する拡散
符号を指示し、適応復調部210に対して下り受信デー
タの復調方式を指示する。
【0046】変調部203は、DRC信号を変調して拡
散部204に出力する。拡散部204は、変調部203
の出力信号を拡散して送信RF部205に出力する。送
信RF部205は、拡散部204の出力信号を無線周波
数に周波数変換して共用器206に出力する。
【0047】共用器206は、送信RF部205の出力
信号をアンテナ207から基地局に無線送信する。ま
た、共用器206は、基地局から無線送信され、アンテ
ナ207に無線受信された信号を受信RF部208に出
力する。
【0048】受信RF部208は、共用器206から出
力された無線周波数信号の周波数をベースバンドに変換
し、適応逆拡散部209及び逆拡散部211に出力す
る。
【0049】適応逆拡散部209は、DRC信号作成部
202の指示に従って、ベースバンド信号のデータ成分
を逆拡散して適応復調部210に出力する。適応復調部
210は、DRC信号作成部202の指示に従って、適
応逆拡散部209の出力信号を復調して受信データを取
り出す。
【0050】逆拡散部211は、ベースバンド信号の制
御信号成分を逆拡散してCIR測定部212及び復調部
213に出力する。CIR測定部212は、逆拡散部2
11から出力されたパイロット信号成分からCIRを測
定してDRC信号作成部202に出力する。復調部21
3は、逆拡散部211の出力信号を復調して、選択可能
な伝送レートを示す情報及び通信リソースの割り振りを
示す情報をDRC信号作成部202に出力する。
【0051】次に、上記図1に示した基地局と上記図2
に示した通信端末との間における信号の送受の手順につ
いて説明する。
【0052】まず、通信開始時に、基地局の変調部10
7にてパイロット信号が変調され、拡散部108にて拡
散され、多重部109に出力される。多重部109から
は拡散後のパイロット信号のみが送信RF部110に出
力される。拡散後のパイロット信号は、送信RF部11
0にて無線周波数に周波数変換され、共用器111を介
してアンテナ112から各通信端末に無線送信される。
【0053】基地局から無線送信されたパイロット信号
成分のみの無線信号は、通信端末のアンテナ207に受
信され、共用器206を介し、受信RF部208にてベ
ースバンドに周波数変換される。ベースバンド信号のパ
イロット信号成分は、逆拡散部211にて逆拡散され、
CIR測定部212に出力される。
【0054】次に、CIR測定部212において、逆拡
散部211から出力されたパイロット信号に基づいてC
IRが算出され、伝送レート算出部201において、C
IRに基づいて所望の品質で受信可能な伝送レートが算
出される。そして、DRC信号作成部202にて、当該
伝送レートを示すDRC信号が作成される。
【0055】DRC信号は、変調部203にて変調さ
れ、拡散部204にて拡散され、送信RF部205にて
無線周波数に周波数変換され、共用器206を介してア
ンテナ207から基地局に無線送信される。
【0056】通信端末から無線送信された信号は、基地
局のアンテナ112に受信され、共用器111を介して
受信RF部113に入力される。受信RF部113に入
力された信号は、ベースバンドに周波数変換され、逆拡
散部114にて逆拡散され、復調部115にて復調さ
れ、DRC信号が取り出される。
【0057】次に、伝送レート決定部101において、
DRC信号に基づいてトラフィック状況が判断され、選
択可能な伝送レートが決定される。同時に、割り当て部
102において、DRC信号に基づいて各通信端末への
通信リソースの割り振りが決定される。
【0058】そして、制御信号作成部106において、
選択可能な伝送レートを示す情報及び通信リソースの割
り振りを示す情報を含む制御信号が作成され、変調部1
07に出力される。
【0059】制御信号及びパイロット信号は、変調部1
07にて変調され、拡散部108にて拡散され、多重部
109に出力される。
【0060】一方、基地局から通信端末に送られる下り
送信データは、通信リソースの割り振りが決定するまで
バッファ103に蓄えられる。バッファ103から出力
された下り送信データは、適応変調部104にて通信端
末で受信可能な変調方式で変調され、適応拡散部105
にて通信端末で受信可能な拡散符号で拡散され、多重部
109に出力される。
【0061】多重部109では、拡散後の下り送信デー
タに拡散後の制御信号及びパイロット信号が所定の間隔
で時間多重される。多重部109の出力信号は、送信R
F部110にて無線周波数に周波数変換され、共用器1
11を介してアンテナ112から各通信端末に無線送信
される。
【0062】基地局から無線送信された信号は、各通信
端末のアンテナ207に受信され、共用器206を介
し、受信RF部208にてベースバンドに周波数変換さ
れる。ベースバンド信号の制御信号成分は、逆拡散部2
11にて逆拡散され、CIR測定部212及び復調部2
13に出力される。
【0063】次に、CIR測定部212において、逆拡
散部211から出力されたパイロット信号に基づいてC
IRが算出され、伝送レート算出部201において、C
IRに基づいて所望の品質で受信可能な伝送レートが算
出される。同時に、復調部213において、逆拡散部2
11の出力信号が復調され、選択可能な伝送レートを示
す情報及び通信リソースの割り振りを示す情報が取り出
される。
【0064】ここで、通信リソースの割り振られた通信
端末では、ベースバンド信号のデータ成分が、適応逆拡
散部209にて逆拡散され、適応復調部210で復調さ
れ、所望のデータが取り出される。
【0065】一方、通信リソースの割り振られていない
通信端末では、再度、DRC信号作成部202にてDR
C信号が作成されて基地局に送信される。ただし、所望
の品質で受信可能な伝送レートが選択肢にない場合には
DRC信号の作成が停止される。
【0066】このように、トラフィック状況が増大して
いる場合等に、基地局が、低い伝送レートを選択肢から
外すことにより、通信端末に低い伝送レートでデータを
送信することがなくなり、システムの伝送効率向上を図
ることができる。
【0067】また、通信端末は、セル端周辺に存在する
等、選択された伝送レートではサービスを受けられない
場合、DRC信号を送信しないので、消費電力の低減を
図ることができる。
【0068】また、基地局が他セルの基地局とトラフィ
ック情報を交換して連携をとれば動的なサービスエリア
を構築することができ、選択された伝送レートではサー
ビスを受けられない通信端末が、サービスを受けられる
他セルをサーチし、必要に応じてハンドオーバすること
ができる。
【0069】また、基地局が他システムとトラフィック
情報を交換することにより、選択された伝送レートでは
サービスを受けられない通信端末が、サービスを受けら
れる他システムをサーチし、必要に応じてハンドオーバ
すれば、通信端末が既存のHDRシステムでサービスを
受けられない場合でも他システムでデータ転送サービス
を受けることができる。
【0070】なお、上記実施の形態では、通信端末側で
送信データの伝送レートを決定し、基地局側で通信リソ
ースの割り振りを行うシステムについて説明したが、本
発明はこれに限られず、基地局側で送信データの伝送レ
ートを決定して通信リソースの割り振りを行うシステム
にも有効である。この場合、各通信端末は、測定したC
IRを示す情報を基地局に送信する。
【0071】また、上記実施の形態では、CIRに基づ
いて通信可能な伝送レートを算出する場合について説明
したが、本発明はこれに限られず、CIR以外の受信品
質を示す値を用いることもできる。
【0072】また,上記実施の形態では、パイロット信
号が時間多重される場合について説明したが、本発明は
これに限られず、パイロット信号がコード多重されてい
る場合でも同様にパイロット信号の品質を測定すること
により伝送レートを算出することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局が、通信端末に低い伝送レートでデータを送信す
ることがなくなるので、システムの伝送効率を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る基地局の構成を示
すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る通信端末の構成を示すブ
ロック図
【図3】従来のHDR方式を用いた通信形態を示す図
【符号の説明】
101 伝送レート決定部 102 割り当て部 103 バッファ 104 適応変調部 105 適応拡散部 106 制御信号作成部 107 変調部 108 拡散部 109 多重部 201 伝送レート算出部 202 DRC信号作成部 209 適応逆拡散部 210 適応復調部 211 逆拡散部 212 CIR測定部 213 復調部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 高久 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信 工業株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA01 DA01 DA17 DB20 EA06 5K067 AA12 AA13 BB03 BB21 CC10 DD41 EE02 EE10 EE22 EE71 GG02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信中の各通信端末装置から送信された
    下り伝送レートを示す第1情報に基づいて通信リソース
    の割り振りを行う割り振り手段と、前記第1情報に基づ
    いてトラフィック状況を判断して選択可能な伝送レート
    決定する伝送レート決定手段と、通信リソースの割り振
    りを示す第2情報及び選択可能な伝送レートを示す第3
    情報を作成して通信端末装置に送信する制御情報送信手
    段と、通信リソースの割り振りに従って特定の通信端末
    装置にデータを送信するデータ送信手段とを具備するこ
    とを特徴とする基地局装置。
  2. 【請求項2】 伝送レート決定手段は、トラフィック状
    況が増大している場合、低い伝送レートを選択肢から外
    すことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 【請求項3】 伝送レート決定手段は、第1情報を送信
    した通信端末装置の数が第1閾値より多い場合、トラフ
    ィック状況が増大していると判断することを特徴とする
    請求項1記載又は請求項2記載の基地局装置。
  4. 【請求項4】 伝送レート決定手段は、要求された伝送
    レートの分布に従って第1閾値を逐次変化させることを
    特徴とする請求項3記載の基地局装置。
  5. 【請求項5】 伝送レート決定手段は、第2閾値よりも
    低い伝送レートを要求した通信端末装置の数が第3閾値
    より多い場合、トラフィック状況が増大していると判断
    することを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載の
    基地局装置。
  6. 【請求項6】 伝送レート決定手段は、要求された伝送
    レートの分布に従って第2閾値あるいは第3閾値の少な
    くとも一方を逐次変化させることを特徴とする請求項5
    記載の基地局装置。
  7. 【請求項7】 伝送レート決定手段は、近隣セルのトラ
    フィック情報を検出し、前記近隣セルの容量に余裕があ
    る場合のみ、低い伝送レートを選択肢から外すことを特
    徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の基地
    局装置。
  8. 【請求項8】 伝送レート決定手段は、近隣エリアでサ
    ービスを提供している他通信システムのトラフィック情
    報を検出し、前記他通信システムの容量に余裕がある場
    合のみ、低い伝送レートを選択肢から外すことを特徴と
    する請求項1から請求項6のいずれかに記載の基地局装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の基地局装置から送信された信号の受信品質を測定する
    測定手段と、測定された受信品質に基づいて所望品質で
    受信可能な伝送レートを算出する伝送レート算出手段
    と、前記基地局装置から送信された信号から第2情報及
    び第3情報を復調する復調手段と、算出された伝送レー
    トが、前記第3情報に基づいて選択可能である場合のみ
    第1情報を作成して前記基地局装置に送信する制御情報
    送信手段と、前記第2情報に従って前記基地局装置から
    送信されたデータを受信するデータ受信手段とを具備す
    ることを特徴とする通信端末装置。
  10. 【請求項10】 基地局装置が、選択可能な伝送レート
    を決定し、各通信端末装置が、所望品質で受信可能な伝
    送レートを算出し、前記基地局装置が、前記選択可能な
    伝送レートのデータを所望品質で受信可能な各通信端末
    装置に対してのみデータを送信することを特徴とする通
    信方法。
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