JP2008271119A - 帯域割当方法および通信システム - Google Patents

帯域割当方法および通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008271119A
JP2008271119A JP2007110709A JP2007110709A JP2008271119A JP 2008271119 A JP2008271119 A JP 2008271119A JP 2007110709 A JP2007110709 A JP 2007110709A JP 2007110709 A JP2007110709 A JP 2007110709A JP 2008271119 A JP2008271119 A JP 2008271119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bandwidth
terminal
qos
qos information
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007110709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4931681B2 (ja
Inventor
Tetsuya Kosaka
哲也 小坂
Yukimasa Nagai
幸政 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007110709A priority Critical patent/JP4931681B2/ja
Publication of JP2008271119A publication Critical patent/JP2008271119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4931681B2 publication Critical patent/JP4931681B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】要求QoSを保証し、かつ、帯域の利用効率を向上させることができる帯域割当方法を得ること。
【解決手段】端末局8−1〜8−3が、送信データの蓄積量である端末残留量を監視し、その端末残留量と、帯域保障の要求を示すQoSタイプ、通信時間間隔に関する要求を示す通信時間間隔情報および伝送レートを含む前記送信データのQoS情報と、を基地局1へ送信するステップと、基地局1が、QoS情報および端末残留量に基づき端末局8−1〜8−3に上り回線の帯域を割当て、その割当結果を端末局8−1〜8−3に通知するステップと、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、QoS(Quality of Service)制御を行う場合の帯域割当方法および通信システムに関するものである。
従来、基地局が複数の端末局に通信時間の割り当てを行う無線通信システムにおけるQoS制御の技術では、たとえば、下記特許文献1に開示されているようにQoSタイプに基づいて通信時間の割り当てを行っていた。下記特許文献1の技術では、データの通信状況に応じて、基地局が端末局の通信タイプ(CBR:Constant Bit Rate,VBR:Variable Bit Rate,ABR(Available Bit Rate,UBR:Unspecified Bit Rate))に応じてスケジューリングを実施して帯域幅の割り当てを行っている。
特開2001−223716号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、端末局ごとの残留(残留)データ量を考慮していないため、たとえば、UBRのようにデータの伝送速度が不定、かつデータ発生周期が不定の通信タイプの端末局が接続された場合、上りデータがない場合にも、帯域(通信時間)の割付を行う。このため、無通信時間が発生し、結果としてシステム全体のスループットを低下させるといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、要求QoSを保証し、かつ、無通信時間の発生を抑制して帯域の利用効率を向上させ、また、通信量の公平性を保持することができる帯域割当方法および通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、前記端末局が、送信データの蓄積量である端末残留量を監視し、その端末残留量と、帯域保障の要求を示すQoSタイプ、通信時間間隔に関する要求を示す通信時間間隔情報および伝送レートを含む前記送信データのQoS情報と、を前記基地局へ送信する端末情報送信ステップと、前記基地局が、前記QoS情報および前記端末残留量に基づき前記端末局に上り回線の帯域を割当て、その割当結果を前記端末局に通知するスケジューリングステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、端末局が残留データ量と、QoSのタイプを含むQoS情報を基地局に送信し、基地局が、QoS情報に基づいて端末局への通信時間の割当を行うようにしたので、要求QoSを保証し、かつ、無通信時間の発生を抑制して帯域の利用効率を向上させ、また、通信量の公平性を保持することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる帯域割当方法および通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の機能構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、基地局1と端末局8−1〜8−3と機器9−1〜9−3で構成されている。基地局1は、上位ネットワーク7に接続している。上位ネットワーク7と機器9−1〜9−3は、基地局1および端末局を介して通信を行う。なお、本実施の形態では、端末局の数を3局としているが、端末局の数は、これに限らず、任意の数としてよい。
本実施の形態の基地局1は、上位ネットワーク7との間でデータの送受信を行う有線アクセス部2と、端末局8−1〜8−3との間で無線によりデータの送受信を行う無線アクセス部3と、端末局8−1〜8−3への送信データを蓄積するためのバッファである送信Queue部4と、端末局8−1〜8−3からの受信データを蓄積するためのバッファである受信Queue部5と、端末局8−1〜8−3に対して通信のスケジューリングを行うスケジューリング部6と、で構成される。
また、本実施の形態の端末局8−1は、機器9−1と間でデータの送受信を行う機器アクセス部10と、基地局1との間で無線によりデータの送信を行う無線アクセス部11と、基地局1への送信データを蓄積するためのバッファである送信Queue部12と、基地局1からの受信データを蓄積するためのバッファである受信Queue部13と、基地局1へQoSタイプ,残留Queue量(送信Queue部12に蓄積しているデータ量)などを含む情報を基地局1に通知するための情報を生成する帯域要求部14と、で構成される。端末局8−2および端末局8−3も端末局8−1と同一の機能構成とする。
つづいて、本実施の形態における帯域割当方法について説明する。なお、本実施の形態では、説明のため、端末局8−1〜8−3はそれぞれが単一のQoSタイプのデータの送受信を行うこととする。まず、端末局8−1は、つぎのような手順で、基地局1へQoSタイプを含むQoS情報と、残留Queue量を通知する。
まず、上り回線について説明する。端末局8−1の機器アクセス部10は、機器9−1から送信データを受け取り、送信Queue部12に出力する。帯域要求部14は、送信Queue部12の蓄積量(残留Queue量)を監視する。そして、帯域要求部14は、送信データのQoSタイプ,保障送信間隔,伝送レートを含むQoS情報と、残留Queue量を無線アクセス部11に出力する。そして、無線アクセス部11は、QoS情報と残留Queue量を無線信号として基地局1へ送信する。ここでは、端末局8−1を例にして動作を説明したが、端末局8−2,8−3も、同様の動作によりQoS情報を基地局1へ送信する。
基地局1の無線アクセス部3は、端末局8−1から送信された無線信号を受信して受信処理を行い、QoS情報と残留Queue量をスケジューリング部6に出力する。スケジューリング部6は、QoS情報と残留Queue量に基づいて、後述のスケジューリング手順で端末局8−1〜8−3との通信のスケジューリングを行い、スケジューリングにより各端末への割り当て結果を無線アクセス部3に出力する。無線アクセス部3は、端末局8−1〜8−3に、割り当て結果を無線信号として送信する。端末局8−1〜8−3の帯域要求部14は、各々の無線アクセス部11経由で割り当て結果を取得する。
これ以降、端末局8−1〜8−3および基地局1は、その割り当て結果に従った通信を行う。具体的には、端末局8−1がデータ送信を行う場合を例にとると、まず、端末局8−1の帯域要求部14が、送信Queue部12から割り当て結果に基づいて送信データを取り出し、無線アクセス部11に出力する。無線アクセス部11は、送信データを無線信号として送信する。基地局1の無線アクセス部3は、端末局8−1から送信された無線信号を受信し受信処理を行い、受信処理後の送信データを受信Queue部5に出力する。そして、有線アクセス部2は、受信Queue部5から送信データをとりだし、上位ネットワーク7に送信する。
つぎに、下り回線について説明する。基地局1の有線アクセス部2は、上位ネットワーク7からの送信データを受信すると、送信Queue部4に出力する。送信Queue部4は、送信データの宛先(端末局8−1〜8−3)ごとに蓄積されているとする。スケジューリング部6は、送信Queue部4の宛先ごとの残留Queue量を監視する。そして、後述のスケジューリング手順にしたがって、スケジューリングを行う。そして、スケジューリングの結果に基づいて送信Queue部4から送信データをとりだして、無線アクセス部3に出力する。無線アクセス部3は、端末局8−1〜8−3へ無線信号として送信データを送信する。
端末局8−1の無線アクセス部11は、基地局1から送信された無線信号を受信して受信処理を行って送信データを受信Queue部13に出力する。そして、機器アクセス部10は、受信Queue部13から送信データをとりだして、機器9−1に送信する。端末局8−2,8−3の動作も端末局8−1の動作と同様である。
つぎに、スケジューリング部6におけるスケジューリング手順について説明する。本実施の形態においては、QoSタイプとしては、最低帯域以上で通信を行うことを要求する最低帯域保障,固定の帯域を要求する固定帯域保障,帯域保障無しの3つのタイプが用いられているとする。さらに、そのそれぞれのタイプは、保障送信時間間隔の要求の有る場合と、無い場合に分けられる。本実施の形態では、QoSタイプが最低帯域保障および固定帯域保障である場合には、それぞれの保障帯域QoS情報に含ませることとし、保障送信時間間隔の要求の有る場合には、要求される保障送信時間間隔をQoS情報に含ませることとする。ここでは、端末局8−1〜8−3および基地局1の状態を示すパラメータを以下のように仮定した場合を、具体例として説明する。
(A)基地局1の仮定パラメータ
システムの帯域割当周期(SuperFrame時間)(Bi):5 ms
単位Slot時間(1slotの時間)(St):4 μs/slot
システムの帯域割当周期当たりの割当て不能スロット数(Beaconなどのオーバヘッド)(So):45 slot
送信フレーム当たりのオーバヘッドスロット数(プリアンブル、ガードインタバルなど送信データ量に依存しないオーバヘッド)(Fo):5 slot
(B)端末局8−1の仮定パラメータ
QoSタイプ:最低帯域保障
保障帯域(Rb(1)):10 Mbps
保障送信間隔(Ri(1)):無し
伝送レート(単位Slot当たりの送信データ量)((Ud(1)):2500 bit/slot
残留Queue量(QL(1)):1500 Kbit
(C)端末局8−2の仮定パラメータ
QoSタイプ:最低帯域保障
保障帯域(Rb(2)):5 Mbps
保障通信時間間隔(Ri(2)):20 ms
伝送レート(単位Slot当たりの送信データ量)((Ud(2)):500 bit/slot
残留Queue量(QL(2)):2500 Kbit
(D)端末局8−3の仮定パラメータ
QoSタイプ:帯域保障なし(Rb(3))
保障帯域:無し(ベストエフォート)
保障送信間隔(Ri(3)):なし
伝送レート(単位Slot当たりの送信データ量)(Ud(3)):300 bit/slot
残留Queue量(QL(3)):6000 Kbit
以上のような条件を仮定するとき、基地局1は以下のステップ1〜ステップ6の手順でスケジューリングを行う。
ステップ1:スケジューリング部6は、各端末局8−1〜8−3から通知されたQoS情報に含まれるQoSタイプを取得する。そして、QoSタイプが、最低帯域保障または固定帯域保障であるQoS情報を選択し、選択したQoS情報ごとに、伝送レート、保障通信時間間隔およびシステムの帯域割当周期(SuperFrame時間)に基づいて割当データSlot数をそれぞれ算出する。このとき、保障送信間隔が要求されているか否かによって算出式が異なり、保障送信間隔の要求が有る場合には以下の式(1)に従い、保障送信間隔の要求が無い場合には以下の式(2)に従って算出する。
帯域割付周期あたりの割当送信データ量Ds(n)=Rb(n)×Bi
帯域割付周期あたりの割当データSlot数Vbs(n)=Da(n)/Ud(n) …(1)
保障通信時間間隔あたりの送信データ量Dr(n)=Rb(n)×Ri(n)
保障通信時間間隔あたりの割当データSlot数Vbr(n)=
Dr(n)/Ud(n) …(2)
なお、nは、QoS情報を識別するための番号とし、n番目のQoS情報に対応する通信に割り当てるデータSlot数をVb(n)とする。この場合は、端末局8−1〜8−3とQoS情報が一対一に対応するため、nは端末番号と同じになり、n=1,n=2,n=3のQoS情報がそれぞれ端末局8−1,8−2,8−3に対応するとする。
上述の式(1),式(2)に、(A)〜(D)で仮定した数値をいれて具体例として計算すると、以下のようになる。ここでは、端末局8−1と端末局8−2のQoSタイプが、最低帯域保障であるため、この2つについてデータslot数を計算する。端末局8−1については、保証通信時間間隔の要求が無いため、システムの帯域割当周期あたりのデータslot数を求めることになり、Vbs(1)=5[ms]×10[Mbps]/2500[bit/slot)=20[slot]となる。
また、端末局8−2については、保証通信時間間隔の要求が有り20 msであることから、保障通信時間間隔のデータslot数を求めることになり、Vbr(n)=5[ms]×20[Mbps]/500[bit/slot]=200[slot]となる。
ステップ2:システムの帯域割当周期内の総データSlot数から、Beaconなどのオーバヘッド,ステップ1で計算した結果の合計データのデータSlot数,送信フレーム毎のオーバヘッドを差し引いて、残割当Slot数を算出する。具体的には、まず、下記式(3)に従って、システムの帯域割当周期あたりの総Slot数を求める。
帯域割付周期当たりの総Slot数Sa=Bi/St ・・・(3)
そして、求めたSaから、下記式(4)に従って残割付可能スロット数Seを求める。
Se=Sa−周期オーバヘッドSo
−Fo×周期内に送信するフレームの数(ここではQoS情報の数)
−(ΣVbs(n)+ΣVbr(n)) ・・・(4)
なお、ΣVbs(n)はステップ1で保証通信時間間隔の要求が無いQoS情報について計算された全てのVbs(n)の加算を示し、ΣVbr(n)はステップ1で保証通信時間間隔が要求されているQoS情報について計算された全てのVbs(n)の加算を示す。
上述の(A)〜(D)の数値をいれて具体的に計算すると、
Sa=5[ms]/4[μs/slot]=1250[slot]
Se=1250[slot]−45[slot]―5[slot]×3
―20[slot]−200[slot]=970[slot] …(5)
ステップ3:QoS情報ごとに、そのQoS情報に対応する残留Queue量と伝送レートを用いて式(6)に従って、残留Queue量をSlot数に変換し、残留Slot数Ls(n)を求める。
Ls(n)=QL(n)÷Ud(n) …(6)
上述の(A)〜(D)の数値を用いて、具体例としてLs(n)を求めると以下の式(7)のようになる。
Ls(1)=QL(1)÷Ud(1)
=1500[Kbit]÷2500[bit/slot]
=600 [slot]
Ls(2)=QL(2)÷Ud(2)
=2500[Kbit]÷500[bit/slot]
=5000 [slot]
Ls(3)=QL(3)÷Ud(3)
=6000[Kbit]÷300[bit/slot]
=20000 [slot] ・・・(7)
ステップ4:QoSタイプが最低帯域保障のQoS情報について、ステップS3で算出した残留Slot数からステップ1で算出したデータslot数を減算し、減算した値をそのQoS情報に対応する滞留Slot数Lsr(n)とする。このとき、QoSタイプによって、また、保障通信時間間隔の要求が有るか否かによって場合分けして、以下の式(8)に従って滞留Slot数Lsr(n)を算出する。
QoSタイプが最低帯域保障または固定帯域保障の場合、かつ、保障通信時間間隔の要求の無い場合:
Lsr(n)=Ls(n)−Vbs(n)
QoSタイプが最低帯域保障または固定帯域保障の場合、かつ、保障通信時間間隔の要求が有る場合:
Lsr(n)=Ls(n)−Vbr(n)
QoSタイプが帯域保障の要求が無い場合:
Lsr(n)=Ls(n) …(8)
上述の(A)〜(D)の数値を用いて、具体例として計算すると、以下の式(9)のようになる。
Lsr(1)=600[slot]―20[slot]=580[slot]
Lsr(2)=5000[slot]―200[slot]=4800[slot]
Lsr(3)=2000[slot] ・・・(9)
ステップ5:固定帯域保障以外のQoSタイプ(最低帯域保障,帯域保障無し)のQoS情報について、ステップで算出した残Slot数を、上記式(8)に従って求めた滞留Slot数の比に応じて各QoS情報に対応する通信に割り当てる。各QoS情報に対応する通信に対する割当Slot数(残分配Slot数Ds(n))は以下の式(10)に従って算出する。このとき、小数点以下は切り捨てて算出する。
残留Slot比=Rs(1):Rs(2):Rs(3):・・・
Ds(n)=Se×(Rs(n)/ΣRs(i)) …(10)
上述の(A)〜(D)の数値を用いて具体例として計算すると、以下の式(11)のようになる。
残留Slot比=580:4800:20000
Ds(1)=970×(580/(580+4800+20000) [slot]
≒22 [slot](小数点以下は切り捨て)
Ds(2)=970×(4800/(580+4800+20000) [slot]
≒183 [slot]
Ds(3)=970×(20000/(580+4800+20000)[slot] =764 [slot] …(11)
ステップ6:ステップ1で算出した結果とステップ5で算出した結果の合計を以下の式(12)のように、QoSタイプによって、また、保障通信時間間隔の要求が有るか否かによって場合分けして求める。そして、求めた数値をそのシステムの帯域割当周期においてQos情報に対応するそれぞれの通信に割り当てる総Slot数(As(n))とする。
QoSタイプが最低帯域保障または固定帯域保障の場合、かつ、保障通信時間間隔の要求の無い場合:
As(n)=Ds(n)+Vbs(n)
QoSタイプが最低帯域保障または固定帯域保障の場合、かつ、保障通信時間間隔の要求が有る場合:
As(n)=Ds(n)+Vbr(n)
QoSタイプが帯域保障の要求が無い場合:
As(n)=Ds(n) ・・・(12)
上述の(A)〜(D)の数値を用いて、具体例として計算すると以下の式(13)のようになる。
As(1)=22+20 [slot]=42[slot]
As(2)=183+200 [slot]=383[slot]
As(3)=764[slot] ・・・(13)
以上のスケジューリング手順は、上り回線のデータについての割当の例を説明したが、下り回線についても、上述の手順において、各端末局8−1〜8−3の残留Queue量の替わりに、基地局1の残留Queue量を用いることにより同様の割当が実施できる。また、この場合、伝送レートが上り回線と下り回線で異なる場合には、基地局1が保持している下り回線の伝送レートを用いて計算すればよい。
なお、本実施の形態では、端末局8−1〜8−3は、それぞれが単一のQoSタイプのデータの通信を行うこととしたが、ひとつの端末局が複数のQoSタイプの通信を行う場合にも本実施の形態と同様に実施できる。この場合、各端末局8−1〜8−3は、QoSタイプごとにQoS情報を生成して通知し、基地局1のスケジューリング部はQoS情報ごとに、上述のスケジューリング手順に従って割当を行えばよい。
このように、本実施の形態では、端末局8−1〜8−3が、QoSタイプ,保障送信間隔,伝送レートを含むQoS情報と残留Queue量を基地局1に送信し、基地局1のスケジューリング部6は、QoSタイプ,保障送信間隔,伝送レート,残留Queue量に基づいてそれぞれQoS情報に対応する通信にslotの割当を行うようにした。このため、要求QoSを保証し、かつ、無通信時間の発生を抑制して帯域の利用効率を向上させ、また、通信量の公平性を保持することができる。
実施の形態2.
本発明にかかる実施の形態2の帯域割当方法について説明する。本実施の形態の通信システムの機能構成例は、図1に示す実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と同様の部分は説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態においては、端末局8−1〜8−3は、上りデータの送信時に残留Que量を送信データに付加して送信する。QoS情報については、時間的に変化しない項目であるため、割当周期ごとに送信する必要はないが、残留Queue量は時間的に変動する量であるため、ある程度の頻度で送信を行う必要があるためである。
実施の形態1で説明したスケジューリングの手順に従うと、QoSタイプが帯域保障の要求無しであり、かつ、保障通信時間間隔の要求の無い場合で、さらに、端末局に残留Queue量が“0”の場合には、基地局1は帯域割付け周期にその端末局に対して上りデータSlotを割当てないことになる。このような状態になると、それ以降、その端末局は上りデータを送信できず、送信Queue12にデータが蓄積されても、データSlotが割当られていないために残留Queue量を送信することもできず、データSlotが割当てられない状態が続いてしまう。
したがって、本実施の形態においては、このような状態を避けるために、データSlotではなく、帯域要求用のアロハSlot(システムの帯域割当周期ごとに帯域要求のみに使用されるSlot)を用いて基地局1に対して残留Queue量を送信することとする。
ここで、さらに、以下のような条件1または条件2を満たしたときのみ、アロハslotで残留Queue量を送信するようにすると、頻繁な残留Queue量の送信を避けることができる。なお、ここでは、条件2の判断のために、送信Queue部12は、データの蓄積が開始された時点で起動するタイマを備えることとし、あらかじめ設定されたタイマ時間が経過するとその旨を帯域要求部14に通知するものとする。
条件1:残留Queue量があらかじめ設定されている残留Queue量の閾値を超えたとき。
条件2:送信Queue部12にデータの蓄積が開始された時点で開始されるタイマ値があらかじめ設定されているタイマ時間を超えたとき。
条件1の判断をすることにより、少量のデータ送信にはSlotが割当られない(ある程度データがたまらないとSlotの割付が行われない)ため、オーバヘッドを抑制することができ、システム全体のスループット向上が効果としてあらわれる。
条件1を満たしたときのみ送信する場合には、通信を行う上位アプリケーションが遅延時間の保証を要求する場合に対応できないが、条件2の判断をすることにより、遅延時間の保証が可能となる。さらに、条件1および条件2により、帯域要求用のアロハSlotの頻繁な使用を避けることができ、結果として、アロハSlotの輻輳が軽減される。
このように、本実施の形態では、端末局8−1〜8−3は、残留Queue量があらかじめ設定されている残留Queue量の閾値を超えたとき、または、送信Queue部12にデータの蓄積が開始された時点で開始されるタイマ値があらかじめ設定されているタイマ時間を超えたときにアロハSlotを用いて残留Queue量を送信するようにした。このため、残留Queue量が“0”になった場合でも、残留Queue量を送信することができ、また、オーバヘッドを抑制し、アロハSlotの輻輳を軽減することができる。
以上のように、本発明にかかる帯域割当方法および通信システムは、基地局が複数の端末局に通信時間の割り当てを行う無線通信システムに、特に、QoS制御を行う無線通信システム適している。
本発明にかかる通信システムの実施の形態1の機能構成例を示す図である。
符号の説明
1 基地局
2 有線アクセス部
3,11 無線アクセス部
4,12 送信Queue部
5,13 受信Queue部
6 スケジューリング部
7 上位ネットワーク
8−1〜8−3 端末局
9−1〜9−3 機器
10 機器アクセス部
14 帯域要求部

Claims (10)

  1. 端末局が、送信データの蓄積量である端末残留量を監視し、その端末残留量と、帯域保障の要求を示すQoSタイプ、通信時間間隔に関する要求を示す通信時間間隔情報および伝送レートを含む前記送信データのQoS情報と、を基地局へ送信する端末情報送信ステップと、
    前記基地局が、前記QoS情報および前記端末残留量に基づき前記端末局に上り回線の帯域を割当て、その割当結果を前記端末局に通知するスケジューリングステップと、
    を含むことを特徴とする帯域割当方法。
  2. 前記基地局が、前記端末局宛の送信データの蓄積量である基地局残留量を監視する基地局残留量監視ステップ、
    をさらに含み、
    前記スケジューリングステップにおいては、さらに、前記QoS情報および前記基地局残留量に基づき前記端末局に下り回線の帯域を割当てることを特徴とする請求項1に記載の帯域割当方法。
  3. 前記QoSタイプを、最低帯域保障、固定帯域保障、帯域保障無しの3つとし、
    前記QoSタイプが最低帯域保障または固定帯域保障の場合は、さらに、前記QoS情報に保障帯域を含めることを特徴とする請求項1または2に記載の帯域割当方法。
  4. 前記通信時間間隔情報を、通信時間間隔の要求有りと通信時間間隔の要求無しの2つとし、
    前記通信時間間隔情報が通信時間間隔の要求有りの場合は、さらに、前記QoS情報に、要求される通信時間間隔を含めることを特徴とする請求項3に記載の帯域割当方法。
  5. 前記スケジューリングステップは、
    前記QoSタイプが最低帯域保障または固定帯域保障の場合には、QoS情報ごとに、伝送レート、通信時間間隔およびシステムの帯域割当周期に基づき、その帯域割当周期内で割当てるデータSlot数を算出するデータSlot数算出ステップと、
    前記帯域割当周期から、所定のオーバヘッドSlot数および前記Slot数算出ステップで算出した全てのデータSlot数の合計値を減算し、その結果を残割当Slot数とする残割当Slot数算出ステップと、
    上り回線の場合には、QoS情報ごとに、前記端末残留量と前記伝送レートに基づき滞留Slot数を算出し、下り回線の場合には、前記基地局残留量と前記伝送レートに基づき滞留Slot数を算出する滞留Slot数算出ステップと、
    前記QoSタイプが最低帯域保障の場合に、QoS情報ごとに、それぞれQoS情報に対応する前記滞留Slot数から前記データSlot数算出ステップで算出したデータSlot数を減じて、その結果を残留Slot数とする残留Slot数算出ステップと、
    前記QoSタイプが最低帯域保障または帯域保障無しのQoS情報に対して、そのQoS情報に対応する残留Slot数に基づいて前記残割当Slot数を配分し、前記QoSタイプが固定帯域保障のQoS情報に対する残割当Slot数の配分値を0とする残割当Slot割当ステップと、
    QoS情報ごとに、前記Slot数算出ステップで算出したデータSlot数に前記残割当Slot割当ステップで配分した残割当Slot数を加算し、その加算結果をそれぞれのQoS情報に対応する通信に割当てるSlot割当ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の帯域割当方法。
  6. 前記端末情報送信ステップにおいては、前記QoS情報および前記端末残留量を前記送信データに付加して送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の帯域割当方法。
  7. 前記端末情報送信ステップにおいては、さらに、前記端末残留量を、帯域割当を要求するためのアロハスロットを用いて通知することを特徴とする請求項6に記載の帯域割当方法。
  8. 前記端末情報送信ステップにおいては、前記端末残留量があらかじめ設定されている所定の閾値を超えたとき、または、送信データの蓄積開始時点から所定の時間が経過したときに、前記端末残留量を、前記アロハスロットを用いて通知することを特徴とする請求項7に記載の帯域割当方法。
  9. 前記端末残留量を前記送信データの種別ごとに監視し、
    前記QoS情報および前記端末残留量を前記送信データの種別ごとに送信し、
    前記端末局にさらに前記QoS情報ごとに帯域を割当てることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の帯域割当方法。
  10. 端末局は、
    自局における送信データの蓄積量である端末残留量を監視し、帯域保障の要求を示すQoSタイプ、通信時間間隔に関する要求を示す通信時間間隔情報および伝送レートを含む前記送信データのQoS情報と、そのQoS情報に対応する送信データの前記端末残留量と、を出力する帯域要求手段と、
    前記QoS情報および前記端末残留量を基地局へ送信する無線アクセス手段と、
    を備え、
    前記基地局は、
    前記QoS情報および前記残留量に基づき前記QoS情報に対応する送信データに上り回線の帯域を割当て、その割当結果を前記端末局に通知するスケジューリング手段、
    を備えることを特徴とする通信システム。
JP2007110709A 2007-04-19 2007-04-19 帯域割当方法および通信システム Expired - Fee Related JP4931681B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007110709A JP4931681B2 (ja) 2007-04-19 2007-04-19 帯域割当方法および通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007110709A JP4931681B2 (ja) 2007-04-19 2007-04-19 帯域割当方法および通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008271119A true JP2008271119A (ja) 2008-11-06
JP4931681B2 JP4931681B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=40050053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007110709A Expired - Fee Related JP4931681B2 (ja) 2007-04-19 2007-04-19 帯域割当方法および通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4931681B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303117A (ja) * 1994-05-06 1995-11-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 輻輳防止方法およびパケット通信システム
JPH11331229A (ja) * 1998-05-08 1999-11-30 Nec Corp マルチアクセス通信方式
JP2001320410A (ja) * 2000-05-11 2001-11-16 Mitsubishi Electric Corp 無線帯域優先割当装置
JP2002010363A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基地局装置、通信端末装置及び通信方法
JP2002165248A (ja) * 2000-11-22 2002-06-07 Mitsubishi Electric Corp 無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法
JP2004080306A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Toshiba Corp 無線データ通信システムの伝送レート決定方法、移動局装置及び基地局装置
JP2004129085A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム、通信端末装置、基地局装置及び制御情報通知方法
WO2005107311A1 (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 移動局、基地局、通信システム、データ量情報送信方法、送信制御情報通知方法及び無線通信方法
WO2006109851A1 (ja) * 2005-04-13 2006-10-19 Ntt Docomo, Inc. 移動局、基地局および移動通信システム並びに通信制御方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303117A (ja) * 1994-05-06 1995-11-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 輻輳防止方法およびパケット通信システム
JPH11331229A (ja) * 1998-05-08 1999-11-30 Nec Corp マルチアクセス通信方式
JP2001320410A (ja) * 2000-05-11 2001-11-16 Mitsubishi Electric Corp 無線帯域優先割当装置
JP2002010363A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基地局装置、通信端末装置及び通信方法
JP2002165248A (ja) * 2000-11-22 2002-06-07 Mitsubishi Electric Corp 無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法
JP2004080306A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Toshiba Corp 無線データ通信システムの伝送レート決定方法、移動局装置及び基地局装置
JP2004129085A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム、通信端末装置、基地局装置及び制御情報通知方法
WO2005107311A1 (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 移動局、基地局、通信システム、データ量情報送信方法、送信制御情報通知方法及び無線通信方法
WO2006109851A1 (ja) * 2005-04-13 2006-10-19 Ntt Docomo, Inc. 移動局、基地局および移動通信システム並びに通信制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4931681B2 (ja) 2012-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE43593E1 (en) Base station, radio resource control equipment, mobile station, communication system, and communication method
KR100856248B1 (ko) 아이피 망을 기반으로 하는 음성 서비스에서 상향링크스케줄링 방법
JP4315910B2 (ja) 通信資源管理装置及び制御チャネル割当方法
TWI612824B (zh) 上行授權信息發送方法及基站
WO2003024026A1 (en) A class of computationally parsimonious schedulers for enforcing quality of service over packet based av-centric home networks
JP2010502056A (ja) 無線ネットワーク内でアップリンクスケジューリング要求および緊急状態を報告するための方法およびデバイス
EP2871897B1 (en) Base station device, communication control method, and non-transitory computer-readable medium containing communication control program
KR20110043284A (ko) 무선광대역접속 시스템의 단말의 핸드오버 시 QoS 보상 방법 및 기지국 장치
KR20200011245A (ko) 5G 네트워크에서 eMBB와 uRLLC의 공존을 위한 방법 및 시스템
CN102119565A (zh) 无线通信***中的亲密伙伴模式
JP2010154420A (ja) 無線通信装置
KR20100139041A (ko) 통신을 위한 방법 및 그를 위한 라디오 스테이션
WO2020088776A1 (en) Enhanced bearer establishment for supporting deterministic traffic
JP4931681B2 (ja) 帯域割当方法および通信システム
EP3087763B1 (en) System and method for indicating a periodic resource allocation
EP3217751B1 (en) Semi-persistence scheduling control method and device
EP3104655B1 (en) Downlink signal transmission method, base station and user equipment
JP2012134817A (ja) 通信制御装置、通信端末装置、異種無線通信システムおよび通信制御装置のプログラム
JP4731596B2 (ja) 通信資源管理装置、移動端末及び方法
JP2011101104A (ja) 無線基地局装置及び無線基地局装置制御方法
JP2009267563A (ja) 無線通信システム
Asheralieva et al. Dynamic resource allocation in a LTE/WLAN heterogeneous network
KR100606898B1 (ko) 패킷 스케줄링을 위한 자원 활용 방법과, 그를 이용하는시스템
US10187895B1 (en) Dynamic scaling down of resource block allocation based on disproportionate allocation and based on use of high-order MCS
JP2004253832A (ja) 無線装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees