JP2001355778A - 洗浄機能付き管継手 - Google Patents

洗浄機能付き管継手

Info

Publication number
JP2001355778A
JP2001355778A JP2000177474A JP2000177474A JP2001355778A JP 2001355778 A JP2001355778 A JP 2001355778A JP 2000177474 A JP2000177474 A JP 2000177474A JP 2000177474 A JP2000177474 A JP 2000177474A JP 2001355778 A JP2001355778 A JP 2001355778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
socket
plug
recess
cleaning liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000177474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4625562B2 (ja
Inventor
Takashi Imai
高志 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Surpass Industry Co Ltd
Original Assignee
Surpass Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Surpass Industry Co Ltd filed Critical Surpass Industry Co Ltd
Priority to JP2000177474A priority Critical patent/JP4625562B2/ja
Publication of JP2001355778A publication Critical patent/JP2001355778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4625562B2 publication Critical patent/JP4625562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続解除時に残留した液体による接続不良を
解消し、接続の信頼性を常に高める。 【解決手段】 ソケット22の凹部51を形成する壁部
51aに、周方向へ間隔をあけて形成された孔部58
と、孔部58に配設されて一部が凹部51内へ出没可能
とされた施錠ボール59と、外周側に設けられて軸方向
へのスライドにより施錠ボール59を押圧して孔部58
から凹部51内へ突出させ、プラグ23に形成された係
合溝35へ係合させた状態に維持させるスリーブ53と
から構成する。ソケット22に、洗浄水供給源からの洗
浄水供給チューブ74を接続する。洗浄水供給チューブ
74から送り込まれる洗浄水を凹部51の外周側に形成
された空間部66へ導く供給路72、65、64を形成
する。凹部51を形成する壁部51aに、空間部66へ
導かれる洗浄水を凹部51内へ噴出させる噴出孔71を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、半導体
高純度薬品や一般化学薬品等の液体を導く流路の接続を
行う管継手に係り、特に洗浄機能が設けられた洗浄機能
付き管継手に関するものである。
【0002 】
【従来の技術】一般に、半導体高純度薬品や一般科学薬
品等の液体を導く流路の接続を行う手段として、一方の
流路のソケットと他方の流路のプラグとを接続すること
により、それぞれの流路を接続して連通させる管継手が
用いられている。この種の管継手としては、ソケットへ
プラグを差し込んだ状態にて回動させることにより、ソ
ケットとプラグとを接続させた状態に保持する止め金具
からなるねじ込み式のロック機構を有するものや、プラ
グへソケットを差し込むことにより、互いの流路を連通
させた状態に保持するワンタッチ式のロック機構を有す
るものなどが知られている。
【0003 】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な管継手において、互いの流路を分割する際に、接続部
分の液体が残留するが、このように、接続を解除した際
に残留した液体の種類によっては、その後、接合部分に
かたまりを生じたり、あるいは、粘着してしまうことが
あり、このような場合、前述したロック機構の機能に支
障を来してしまい、接続不良を生じ、接続の信頼性が低
下してしまう恐れがあった。
【0004 】この発明は、上記事情に鑑みてなされた
もので、接続解除時に残留した液体による接続不良の生
じることがない、極めて接続信頼性の高い洗浄機能付き
管継手を提供することを目的としている。
【0005 】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の洗浄機能付き管継手は、ソケットと
プラグとを有し、これらソケットとプラグとを互いに接
続することにより、流路同士を連通させる管継手であっ
て、前記ソケット及びプラグのいずれか一方には、これ
らソケット及びプラグの接続状態を保持するロック機構
と、該ロック機構へ洗浄液を供給して洗浄する洗浄機構
を有することを特徴としている。
【0006 】このように、ソケットとプラグとの接続
状態を保持するロック機構を洗浄する洗浄機構が設けら
れているので、接続解除時に残留する液体がロック機構
に付着したとしても、この付着した液体が固まったりあ
るいは残留液体の粘性によってロック機構が機能しなく
なるような不具合を解消することができる。これによ
り、ソケット及びプラグの接続状態をいつでも良好に保
つことができ、接続の信頼性を高めることができる。
【0007 】請求項2記載の洗浄機能付き管継手は、
請求項1記載の洗浄機能付き管継手において、前記ソケ
ットに、前記プラグが嵌合される凹部が形成され、前記
ロック機構は、前記凹部を形成する壁部に、周方向へ間
隔をあけて形成された孔部と、該孔部に配設されて一部
が前記凹部内へ出没可能とされた施錠ボールと、外周側
に設けられて軸方向へのスライドにより、前記施錠ボー
ルを外周側から押圧して前記孔部から凹部内へ突出さ
せ、前記凹部に嵌合された前記プラグの周囲に形成され
た係合溝へ係合させた状態に維持させるスリーブとを有
することを特徴としている。
【0008 】つまり、スリーブのスライドによって施
錠ボールを凹部の内面側へ出没させることにより、ソケ
ットとプラグとの接続及び解除を行うロック機構が設け
られているので、これらソケットとプラグとの接続及び
解除をワンタッチにて極めて容易に行うことができ、し
かも、この構造のロック機構を洗浄機構によって洗浄す
ることにより、スリーブのスライド、施錠ボールの凹部
内への出没を常に良好な状態に維持させることができ、
これにより、接続の容易性及び接続の信頼性の両方を高
めることができる。
【0009 】請求項3記載の洗浄機能付き管継手は、
請求項2記載の洗浄機能付き管継手において、前記ソケ
ットに、洗浄液を送り出す洗浄液供給源に接続された洗
浄液供給チューブが接続され、該洗浄液供給チューブか
ら送り込まれる洗浄液を前記凹部の外周側に形成された
空間部へ導く供給路が形成され、前記凹部を形成する壁
部には、前記空間部に送り込まれる洗浄液を前記凹部内
へ噴出させる噴出孔が形成されていることを特徴として
いる。
【0010 】すなわち、洗浄液供給源から送り込まれ
る洗浄液を空間部に連通する噴出孔から凹部内へ噴出さ
せるので、プラグが嵌合される凹部内及び凹部内へ出没
する施錠ボールを確実に洗浄することができ、残留液体
による不具合を確実に解消して高い信頼性を確保するこ
とができる。
【0011 】請求項4記載の洗浄機能付き管継手は、
請求項3記載の洗浄機能付き管継手において、前記凹部
に、複数の前記噴出孔が、周方向へ間隔をあけて形成さ
れ、これら噴出孔は、半径方向に対して同一方向へ角度
を付けて形成されていることを特徴としている。
【0012 】このように、周方向へ間隔をあけて形成
された噴出孔が半径方向に対して同一方向へ角度を付け
て形成されているので、噴出孔から凹部内へ噴出される
洗浄液を凹部内面に沿って回転させて流すことができ、
凹部内面及び凹部内へ出没する施錠ボールをさらに確実
に洗浄することができ、残留液体による不具合をさらに
確実に解消させて高い信頼性を確保することができる。
【0013 】請求項5記載の洗浄機能付き管継手は、
請求項3または請求項4記載の洗浄機能付き管継手にお
いて、噴出孔が、前記ソケットとプラグとを接続するこ
とにより連通される流路のシール部よりも外側に形成さ
れていることを特徴としている。
【0014 】すなわち、噴出孔が、ソケットとプラグ
とを接続することにより連通される流路のシール部より
も外側に設けられているので、ソケットとプラグとを接
続して互いの流路を連通させて液体を流している際に、
洗浄液が供給されて噴出孔から噴出されたとしても、連
通された流路内へ洗浄液が入り込むことがなく、したが
って、液体へ洗浄液が混入するような不具合を確実に防
止することができる。
【0015 】請求項6記載の洗浄機能付き管継手は、
請求項3〜5のいずれか1項記載の洗浄機能付き管継手
において、前記ソケットに、前記供給路を開閉させる開
閉弁が設けられていることを特徴としている。
【0016 】つまり、ソケットに設けられた開閉弁に
よって供給路の開閉を行うことにより、必要なときに確
実に洗浄液をロック機構へ供給して洗浄作業を行うこと
ができる。
【0017 】請求項7記載の洗浄機能付き管継手は、
請求項3〜6のいずれか1項記載の洗浄機能付き管継手
において、前記洗浄液供給チューブの洗浄液供給チュー
ブ内の流路を開閉する開閉弁が設けられていることを特
徴としている。
【0018 】このように、洗浄液供給チューブに設け
られた開閉弁によって洗浄液供給チューブの流路の開閉
を行うことにより、必要なときに確実に洗浄液をロック
機構へ供給して洗浄作業を行うことができる。
【0019 】
【発明の実施の形態】以下、本発明の洗浄機能付き管継
手の実施の形態例を図面を参照して説明する。図1にお
いて、符号21は洗浄機能付き管継手(以下管継手と称
する)である。この管継手21は、ソケット22と、こ
のソケット22が接続されるプラグ23とから構成され
ている。ソケット22には、その後端部に、管路2が接
続されており、また、プラグ23には、その後端部に、
管路3が接続されている。
【0020 】次に、管継手21を構成するソケット2
2及びプラグ23についてそれぞれ詳述する。まず、ソ
ケット22が接続されるプラグ23の構成及び構造を説
明する。符号25は、内部に液体通路26が形成された
主筒体であり、この主筒体25の内部には、先端部近傍
に、Oリング28が取り付けられたバルブ27が摺動可
能に設けられており、このバルブ27には、Oリング2
8よりも後端部側に、バルブ27の内部と外部とに連通
する流路31が形成されている。
【0021 】また、バルブ27の後端部には、スプリ
ング32が嵌め込まれており、このスプリング32によ
って、前記バルブ27が主筒体25の先端方向へ付勢さ
れ、バルブ27の先端部近傍に設けられたOリング28
が、主筒体25の先端部に形成された開口部26aの弁
座33に当接されて液体通路26が閉鎖されるようにな
っている。なお、符号34は、主筒体25の液体通路2
6に嵌め込まれて前記スプリング32を係止するストッ
パである。また、主筒体25の外周面には、円周方向へ
亘って形成された環状の係合溝35が形成されており、
この係合溝35には、プラグ23へソケット22を接続
した際に、後述する施錠ボール59が係合するようにな
っている。
【0022 】次に、上記構造のプラグ23へ接続され
るソケット22の構成及び構造を説明する。符号41
は、内部に液体通路42が形成された主筒体であり、こ
の主筒体41の内部には、バルブ43が摺動可能に設け
られている。このバルブ43の先端部には、押圧突起4
4が形成されており、この押圧突起44が、主筒体41
の開口部42aから突出されている。また、バルブ43
の先端部近傍には、Oリング45が取り付けられてお
り、このOリング45よりも後端部側には、バルブ43
の内部と外部とに連通する流路46が形成されている。
【0023 】また、バルブ43の後端部には、スプリ
ング47が嵌め込まれており、このスプリング47によ
って、前記バルブ43が主筒体41の先端方向へ付勢さ
れ、バルブ43の先端部近傍に設けられたOリング45
が、主筒体41の先端部に形成された開口部42aの弁
座48に当接されて液体通路42が閉鎖されるようにな
っている。
【0024 】さらに、主筒体41の後端部には、前記
管路2が接続された中心に流路50を有するアダプタ4
9が取り付けられており、このアダプタ49によってス
プリング47が係止されている。
【0025 】また、主筒体41の先端部側には、凹部
51が形成されており、この凹部51に、前記プラグ2
3の主筒体25が嵌合されるようになっている。この凹
部51の内面側には、Oリング52が嵌め込まれてお
り、凹部51に前記プラグ23の主筒体25を嵌合させ
た際に、プラグ23の主筒体25の外周面へ密着され、
凹部51の内周面とプラグ部23の主筒体25の外周面
とがシールされるようになっている。
【0026 】次に、ソケット22に設けられたロック
機構について説明する。主筒体41の外周には、スリー
ブ53が摺動可能に設けられており、主筒体41の先端
部に設けられたストップリング54によって主筒体41
の先端部からのスリーブ53の脱落が防止されている。
このスリーブ53には、その先端部近傍における内面側
に突起部55が形成されており、この突起部55と主筒
体41の外周面に設けられた後述するハウジング61と
の間には、スプリング57が設けられている。そして、
このスプリング57によってスリーブ53が、主筒体4
1の先端部方向へ常に付勢されている。
【0027 】また、主筒体41の先端部近傍には、円
周方向へ間隔をあけてすり鉢状の孔部58が形成されて
おり、この孔部58には、施錠ボール59がその孔部5
8内に収容された状態に設けられている。そして、前記
スリーブ53が主筒体41の後端部方向へ移動される
と、施錠ボール59が主筒体41の凹部51の内面側へ
出没可能とされ、スリーブ53がスプリング57の付勢
力によって先端部側へ移動されると、スリーブ53の突
起部55によって施錠ボール59が内面側に押圧され
て、その一部が凹部51から突出された状態に維持され
るようになっている。
【0028 】また、主筒体41には、その外周側にハ
ウジング61が設けられており、その先端部が、前記ス
リーブ53の内周側に入り込んみ、このハウジング61
の先端部によって前記スプリング57が係止されてい
る。そして、前記スリーブ53を、軸方向へ摺動させる
ことにより、スリーブ53の後端部がハウジング61の
外周面に液密的に摺動するようになっている。
【0029 】次に、ソケット22に設けられた洗浄機
構について説明する。主筒体41には、ハウジング61
によって覆われた部分に、軸方向へ沿って形成された溝
部62と、周方向へ沿って形成された環状溝部63とを
有しており、これら溝部62及び環状溝部63とハウジ
ング61の内周面とによって囲われた部分が、洗浄水連
通路(供給路)64及び洗浄水環状路(供給路)65と
されている。洗浄水連通路64は、一端が洗浄水環状路
65に連通され、他端が前記スプリング57が収納され
ている空間部66と連通されている。
【0030 】また、主筒体41の凹部51を形成する
壁部51aには、前記Oリング52よりも先端側に、前
記空間部66と連通する複数の噴出孔71が周方向へ間
隔をあけて形成されている。これら噴出孔71は、図2
に示すように、それぞれ半径方向に対して同一方向へ角
度を付けて、さらに、凹部51の底部側へ向けて形成さ
れている。
【0031 】また、ハウジング61には、前記洗浄水
環状路65と連通する洗浄水供給路(供給路)72が形
成されており、この洗浄水供給路72の途中には、回動
させることにより、洗浄水供給路72を開閉させる開閉
弁73が設けられている。また、ハウジング61の後端
部には、洗浄水供給路72が開口されており、この開口
部分には、洗浄水供給チューブ74が接続されている。
この洗浄水供給チューブ74は、図示しない洗浄水供給
源(洗浄液供給源)に接続され、この洗浄水供給源から
洗浄水が供給されるようになっており、この洗浄水供給
チューブ74に供給される洗浄水がハウジング61の洗
浄水供給路72を通り、その後、洗浄水環状路65、洗
浄水連通路64を介して空間部66へ送り込まれ、噴出
孔71から凹部51内へ噴出されるようになっている。
【0032 】そして、前記開閉弁73を回動させて洗
浄水供給路72を閉鎖させることにより、噴出孔71か
ら凹部51内への洗浄水の噴出が禁止されるようになっ
ている。
【0033 】次に、上記構造の管継手21を接続する
場合について説明する。なお、互いに接続する前には、
開閉弁73によってソケット22のハウジング61の洗
浄水供給路72を閉じておく。アダプタ49を介して管
路2が接続されたソケット22を、管路3が接続された
プラグ23へ接続させる。ここで、ソケット22をプラ
グ23へ接続させる場合、まず、ソケット22のスリー
ブ53を、主筒体41の後端部側へ、スプリング57の
付勢力に反して移動させ、この状態にて、ソケット22
の凹部51へプラグ23の主筒体25を嵌合させる。
【0034 】この状態において、スリーブ53の移動
を解除させると、このスリーブ53がスプリング57の
付勢力によって主筒体41の先端部方向へ移動され、ス
リーブ53の内面側に形成された突起部55によって施
錠ボール59が内面側へ押圧され、その一部が凹部51
内へ突出され、プラグ23の主筒体25の外周面に形成
された係合溝35へ係合し、これらプラグ23とソケッ
ト22との確実な接続状態が確保される。このようにす
ると、ソケット22のバルブ43の先端部に形成された
押圧突起44が、プラグ23のバルブ27の先端部に当
接し、これらバルブ27、43同士が、互いに押圧され
て、それぞれスプリング32、47の付勢力に反して主
筒体25、41の後端部方向へ移動される。
【0035 】これにより、図3に示すように、主筒体
25、41の開口部26a、42aがそれぞれ開口さ
れ、主筒体25、41のそれぞれの液体通路26、42
同士が、バルブ27、43に形成された流路31、46
を介して連通した状態となる。そして、このように、ソ
ケット22とプラグ23とを接続させることにより、管
路2と管路3とが、ソケット22及びプラグ23からな
る管継手21を介して接続され、半導体高純度薬品や一
般化学薬品等の液体を相互に流すことができる。
【0036 】また、このように接続されたソケット2
2とプラグ23との接続を解除するには、ソケット22
に設けられたスリーブ53を把持し、このスリーブ53
を、ソケット22の後端部側へ向かって摺動させる。
【0037 】このようにすると、施錠ボール59の凹
部51内への突出が解除され、この状態にて、ソケット
22とプラグ23とを引き離すことにより、ソケット2
2とプラグ23との接続が解除される。また、このと
き、ソケット22及びプラグ23では、それぞれのバル
ブ43、27が弁座48、33に当接し、これらソケッ
ト22及びプラグ23の液体通路42、26が閉鎖され
る。
【0038 】ここで、このように管継手21のそれぞ
れのソケット22及びプラグ23の接続を解除した際
に、流されていた液体が接続箇所から僅かに漏出するこ
とがある。そして、この漏出した液体が、ソケット22
のロック機構に付着すると、液体の種類によっては、液
体中の成分が固まったりあるいは液体の粘性によって、
ロック機構が良好に作動しなくなる恐れがある。したが
って、次回の接続前に、ロック機構を有するソケット2
2にて、ロック機構の洗浄作業を行う。
【0039 】次に、この洗浄作業について説明する。
洗浄作業を行う場合、ソケット22のハウジング61に
設けられた開閉弁73を回動させて、ハウジング61の
洗浄水供給路72を連通させる。このようにすると、洗
浄水供給源から洗浄水供給チューブ74を介して洗浄水
が送り込まれ、ハウジング61の洗浄水供給路72を通
り、さらに、洗浄水環状路65及び洗浄水連通路64を
介して空間部66へ送り込まれ、噴出孔71から凹部5
1内へ噴出される。
【0040 】ここで、洗浄水が噴出される噴出孔71
は、半径方向に対して同一方向へ角度が付けられている
ので、各噴出孔71から噴出された洗浄水は、回転力が
与えられ、これにより、凹部51内にてその内面に沿っ
て同一方向へ回転しながら流れることとなる。そして、
この凹部51内をその内面に沿って回転しながら流れる
洗浄水によってロック機構を構成する施錠ボール59及
び孔部58、さらには、その周辺部分が洗浄され、これ
ら施錠ボール59、孔部58及びその周辺に付着してい
た残留液体が確実に洗い流される。
【0041 】このように、上記の洗浄機能付き管継手
21によれば、ソケット22とプラグ23との接続状態
を保持するロック機構を洗浄する洗浄機構が設けられて
いるので、接続解除時に残留する液体がロック機構に付
着したとしても、この付着した液体が固まったりあるい
は残留液体の粘性によってロック機構が機能しなくなる
ような不具合を解消することができる。これにより、ソ
ケット22及びプラグ23の接続状態をいつでも良好に
保つことができ、接続の信頼性を高めることができる。
【0042 】また、ロック機構は、スリーブ53のス
ライドによって施錠ボール59を凹部51の内面側へ出
没させることにより、ソケット22とプラグ23との接
続及び解除を行うワンタッチ式であるので、これらソケ
ット22とプラグ23との接続及び解除をワンタッチに
て極めて容易に行うことができ、しかも、この構造のロ
ック機構を洗浄機構によって洗浄することにより、スリ
ーブ53のスライド、施錠ボール59の凹部51内への
出没を常に良好な状態に維持させることができ、これに
より、接続の容易性及び接続の信頼性の両方を高めるこ
とができる。
【0043 】さらには、洗浄水供給源から送り込まれ
る洗浄水を空間部66に連通する噴出孔71から凹部5
1内へ噴出させるので、プラグ23が嵌合される凹部5
1内及び凹部51内へ出没する施錠ボール59を確実に
洗浄することができ、特に、周方向へ間隔をあけて複数
形成された噴出孔71が半径方向に対して同一方向へ角
度を付けて形成されているので、噴出孔71から凹部5
1内へ噴出される洗浄水を凹部51内面に沿って回転さ
せて流すことができ、凹部51内面及び凹部51内へ出
没する施錠ボール59をさらに確実に洗浄することがで
き、残留液体による不具合を確実に解消して高い信頼性
を確保することができる。
【0044 】また、噴出孔71が、ソケット22とプ
ラグ23とを接続することにより連通される流路のシー
ル部を構成するOリング52よりも外側に設けられてい
るので、ソケット22とプラグ23とを接続して互いの
流路を連通させて液体を流している際に、洗浄水が供給
されて噴出孔71から噴出されたとしても、連通された
流路内へ洗浄水が入り込むことがなく、したがって、液
体へ洗浄水が混入するような不具合を確実に防止するこ
とができる。
【0045 】しかも、ソケット22に設けられた開閉
弁73によって洗浄水供給路72の開閉を行うことによ
り、必要なときに確実に洗浄水をロック機構へ供給して
洗浄作業を行うことができる。
【0046 】図4に示すものは、ハウジング61の開
閉弁73を省き、洗浄水供給チューブ74に開閉弁81
を設けた例であり、このように、洗浄水供給チューブ7
4側に開閉弁81を設けることにより、ソケット22の
構造を簡略化することができる。
【0047 】そして、この洗浄機能付き管継手21に
よれば、洗浄水供給チューブ74に設けられた開閉弁8
1によって洗浄水供給チューブ81の流路の開閉を行う
ことにより、必要なときに確実に洗浄水をロック機構へ
供給して洗浄作業を行うことができる。なお、ハウジン
グ61の開閉弁73及び洗浄水供給チューブ74の開閉
弁81の両方を設けても良い。なおまた、上記の例で
は、洗浄液として高純水等の洗浄水を用いたが、洗浄液
としては、水に限定されることはない。
【0048 】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の洗浄機
能付き管継手によれば、下記の効果を得ることができ
る。請求項1記載の洗浄機能付き管継手によれば、ソケ
ットとプラグとの接続状態を保持するロック機構を洗浄
する洗浄機構が設けられているので、接続解除時に残留
する液体がロック機構に付着したとしても、この付着し
た液体が固まったりあるいは残留液体の粘性によってロ
ック機構が機能しなくなるような不具合を解消すること
ができる。これにより、ソケット及びプラグの接続状態
をいつでも良好に保つことができ、接続の信頼性を高め
ることができる。
【0049 】請求項2記載の洗浄機能付き管継手によ
れば、スリーブのスライドによって施錠ボールを凹部の
内面側へ出没させることにより、ソケットとプラグとの
接続及び解除を行うロック機構が設けられているので、
これらソケットとプラグとの接続及び解除をワンタッチ
にて極めて容易に行うことができ、しかも、この構造の
ロック機構を洗浄機構によって洗浄することにより、ス
リーブのスライド、施錠ボールの凹部内への出没を常に
良好な状態に維持させることができ、これにより、接続
の容易性及び接続の信頼性の両方を高めることができ
る。
【0050 】請求項3記載の洗浄機能付き管継手によ
れば、洗浄液供給源から送り込まれる洗浄液を空間部に
連通する噴出孔から凹部内へ噴出させるので、プラグが
嵌合される凹部内及び凹部内へ出没する施錠ボールを確
実に洗浄することができ、残留液体による不具合を確実
に解消して高い信頼性を確保することができる。
【0051 】請求項4記載の洗浄機能付き管継手によ
れば、周方向へ間隔をあけて形成された噴出孔が半径方
向に対して同一方向へ角度を付けて形成されているの
で、噴出孔から凹部内へ噴出される洗浄液を凹部内面に
沿って回転させて流すことができ、凹部内面及び凹部内
へ出没する施錠ボールをさらに確実に洗浄することがで
き、残留液体による不具合をさらに確実に解消させて高
い信頼性を確保することができる。
【0052 】請求項5記載の洗浄機能付き管継手によ
れば、噴出孔が、ソケットとプラグとを接続することに
より連通される流路のシール部よりも外側に設けられて
いるので、ソケットとプラグとを接続して互いの流路を
連通させて液体を流している際に、洗浄液が供給されて
噴出孔から噴出されたとしても、連通された流路内へ洗
浄液が入り込むことがなく、したがって、液体へ洗浄液
が混入するような不具合を確実に防止することができ
る。
【0053 】請求項6記載の洗浄機能付き管継手によ
れば、ソケットに設けられた開閉弁によって供給路の開
閉を行うことにより、必要なときに確実に洗浄液をロッ
ク機構へ供給して洗浄作業を行うことができる。
【0054 】請求項7記載の洗浄機能付き管継手によ
れば、洗浄液供給チューブに設けられた開閉弁によって
洗浄液供給チューブの流路の開閉を行うことにより、必
要なときに確実に洗浄液をロック機構へ供給して洗浄作
業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の洗浄機能付き管継手の
構成及び構造を説明する管継手を構成するソケット及び
プラグの断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の洗浄機能付き管継手の
構成及び構造を説明する管継手を構成するソケットの先
端部分における平断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の洗浄機能付き管継手の
接続状態を説明する管継手を構成するソケット及びプラ
グの断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態の洗浄機能付き管継手の
他の例を説明する管継手を構成するソケットの断面図で
ある。
【符号の説明】
21 洗浄機能付き管継手 22 ソケット 23 プラグ 35 係合溝 51 凹部 51a 壁部 52 Oリング(シール部) 53 スリーブ 58 孔部 59 施錠ボール 64 洗浄水連通路(供給路) 65 洗浄水環状路(供給路) 66 空間部 71 噴出孔 72 洗浄水供給路(供給路) 73、81 開閉弁 74 洗浄水供給チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA12 AB53 BB23 3B201 AA12 AB53 BB23 BB93 CB01 3H015 FA01 3J106 AA01 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE11 BE21 CA01 EA03 EB07 EC02 EC07 ED32 EE01 EF01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットとプラグとを有し、これらソケ
    ットとプラグとを互いに接続することにより、流路同士
    を連通させる管継手であって、 前記ソケット及びプラグのいずれか一方には、これらソ
    ケット及びプラグの接続状態を保持するロック機構と、
    該ロック機構へ洗浄液を供給して洗浄する洗浄機構を有
    することを特徴とする洗浄機能付き管継手。
  2. 【請求項2】 前記ソケットには、前記プラグが嵌合さ
    れる凹部が形成され、 前記ロック機構は、前記凹部を形成する壁部に、周方向
    へ間隔をあけて形成された孔部と、該孔部に配設されて
    一部が前記凹部内へ出没可能とされた施錠ボールと、外
    周側に設けられて軸方向へのスライドにより、前記施錠
    ボールを外周側から押圧して前記孔部から凹部内へ突出
    させ、前記凹部に嵌合された前記プラグの周囲に形成さ
    れた係合溝へ係合させた状態に維持させるスリーブとを
    有することを特徴とする請求項1記載の洗浄機能付き管
    継手。
  3. 【請求項3】 前記ソケットには、洗浄液を送り出す洗
    浄液供給源に接続された洗浄液供給チューブが接続さ
    れ、該洗浄液供給チューブから送り込まれる洗浄液を前
    記凹部の外周側に形成された空間部へ導く供給路が形成
    され、 前記凹部を形成する壁部には、前記空間部に送り込まれ
    る洗浄液を前記凹部内へ噴出させる噴出孔が形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の洗浄機能付き管継
    手。
  4. 【請求項4】 前記凹部には、複数の前記噴出孔が、周
    方向へ間隔をあけて形成され、これら噴出孔は、半径方
    向に対して同一方向へ角度を付けて形成されていること
    を特徴とする請求項3記載の洗浄機能付き管継手。
  5. 【請求項5】 噴出孔は、前記ソケットとプラグとを接
    続することにより連通される流路のシール部よりも外側
    に形成されていることを特徴とする請求項3または請求
    項4記載の洗浄機能付き管継手。
  6. 【請求項6】 前記ソケットには、前記供給路を開閉さ
    せる開閉弁が設けられていることを特徴とする請求項3
    〜5のいずれか1項記載の洗浄機能付き管継手。
  7. 【請求項7】 前記洗浄液供給チューブには、この洗浄
    液供給チューブ内の流路を開閉する開閉弁が設けられて
    いることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項記載
    の洗浄機能付き管継手。
JP2000177474A 2000-06-13 2000-06-13 洗浄機能付き管継手 Expired - Fee Related JP4625562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000177474A JP4625562B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 洗浄機能付き管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000177474A JP4625562B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 洗浄機能付き管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001355778A true JP2001355778A (ja) 2001-12-26
JP4625562B2 JP4625562B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=18679064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000177474A Expired - Fee Related JP4625562B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 洗浄機能付き管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4625562B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100896334B1 (ko) * 2007-05-31 2009-05-07 박기용 하수도 청소용 관
JP2020016318A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 サーパス工業株式会社 流体移送用コネクタ
CN114838222A (zh) * 2021-02-02 2022-08-02 中国石油天然气股份有限公司 油管卧式清洗装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324396A (ja) * 1989-06-16 1991-02-01 Sames Sa 2つの導管部品を接続するための装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324396A (ja) * 1989-06-16 1991-02-01 Sames Sa 2つの導管部品を接続するための装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100896334B1 (ko) * 2007-05-31 2009-05-07 박기용 하수도 청소용 관
JP2020016318A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 サーパス工業株式会社 流体移送用コネクタ
CN110778831A (zh) * 2018-07-27 2020-02-11 沙巴斯工业株式会社 用于移送流体的连接器
US11435022B2 (en) 2018-07-27 2022-09-06 Surpass Industry Co., Ltd. Fluid transfer connector
JP7150311B2 (ja) 2018-07-27 2022-10-11 サーパス工業株式会社 流体移送用コネクタ
TWI825117B (zh) * 2018-07-27 2023-12-11 日商沙巴斯工業股份有限公司 流體輸送用連接器
CN114838222A (zh) * 2021-02-02 2022-08-02 中国石油天然气股份有限公司 油管卧式清洗装置
CN114838222B (zh) * 2021-02-02 2023-12-26 中国石油天然气股份有限公司 油管卧式清洗装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4625562B2 (ja) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7213845B2 (en) Tube joint
US3447753A (en) Spray washer with detergent feed
JP3383560B2 (ja) 管継手
KR101100378B1 (ko) 연결장치
US20240124293A1 (en) Coupler for Use in a Closed Transfer System
JP4914155B2 (ja) 液体タンク用コネクタ
JP2921654B2 (ja) 流体移送用カップリング装置
JP3983713B2 (ja) 管継手
JP2003172487A (ja) 連結装置
KR102667966B1 (ko) 커넥터, 소켓 및 액체수납 용기
AU2004319611B2 (en) Coaxial coupling
JP2001355778A (ja) 洗浄機能付き管継手
JP4500416B2 (ja) 連結装置
JP2009022830A (ja) ブーム多頭噴管におけるノズル切り替えバルブ装置
JPH10220658A (ja) 継 手
JP4115395B2 (ja) 接続カップリング
KR102596135B1 (ko) 커넥터 및 소켓
JP6901281B2 (ja) 流体接続装置
KR100362235B1 (ko) 관 이음매
JPH0972478A (ja) 管路接続用カプラ
JP2007177859A (ja) 流体管継手
JPH04185992A (ja) 管継手
US20090229690A1 (en) Rigid mount anti-leak fluid coupler
JP4072291B2 (ja) 薬液タンクの接続構造
US7111820B2 (en) Inline connector for a plumbing conduit

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees