JP2001354257A - 容器の注出口 - Google Patents
容器の注出口Info
- Publication number
- JP2001354257A JP2001354257A JP2000174811A JP2000174811A JP2001354257A JP 2001354257 A JP2001354257 A JP 2001354257A JP 2000174811 A JP2000174811 A JP 2000174811A JP 2000174811 A JP2000174811 A JP 2000174811A JP 2001354257 A JP2001354257 A JP 2001354257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- score
- spout
- opening
- fissure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 30
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 30
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims abstract description 26
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 13
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 8
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 8
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 22
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 22
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 abstract description 23
- 238000003466 welding Methods 0.000 abstract description 12
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 9
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 9
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 9
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 8
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 7
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 7
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 7
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 2
- 229940037003 alum Drugs 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 229920001684 low density polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000004702 low-density polyethylene Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/44—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
- B29C45/4407—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles by flexible movement of undercut portions of the articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14778—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the article consisting of a material with particular properties, e.g. porous, brittle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/56—Stoppers or lids for bottles, jars, or the like, e.g. closures
- B29L2031/565—Stoppers or lids for bottles, jars, or the like, e.g. closures for containers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
と共に、注出口のフランジ部をカートン容器の開口部に
超音波溶着を行う際、スコアにピンホール又はガスバリ
ヤーフィルムの破断の発生することのない容器の注出口
を提供すること。 【解決手段】 容器の開口部に超音波溶着によって取
付けられるフランジ部3と、このフランジ部3と一体化
された注口用筒体4と、この筒体4の内側に設けられた
口壁6と、この口壁6の上面に形成された表スコアとし
ての無端状の裂溝7と、この裂溝の内側に形成された裂
取部8と、裂取用部材9と、上記裂溝7に対応して前記
口壁6の下面に形成された断面ほぼ山状の裏スコア11
と、を有する成形樹脂本体2であって、金属箔を有する
インサート層1が、中心部より射出される合成樹脂のイ
ンサート成形によって上記成形樹脂本体2の下面形状に
沿って一体化された容器の注出口において、上記裏スコ
ア11の、水平面に対する、内側斜面の傾斜よりも外側
斜面の傾斜を緩く形成する。
Description
等の液体容器の開口部に内側から差し込んで超音波溶着
によって取付けられ、使用時には、裂取部材を引張っ
て、封止用の口壁を開封させる容器の注出口に関するも
のである。
9024号公報に記載された容器の注出口に関するもの
である。(第一従来例) すなわち、これは、ガスバリヤー性フイルム51が、中
心部より射出される合成樹脂のインサート成形によって
成形樹脂本体52の下面に沿って一体化された容器の注
出口50であって、図9,10に示す液体容器53の開
口部53aに取付けられるフランジ部54と、このフラ
ンジ部54と一体化された注口用筒体55と、この筒体
55の内側に設けられた口壁56と、この口壁56の上
面に形成された表スコアとしての無端状の裂溝57と、
この裂溝57の内側に形成された裂取部58と、裂取用
部材59とを有するものである。上記ガスバリヤー性フ
イルム51はガスバリヤーシート51aの両面にポリエ
チレンフィルム51bをラミネートしたものである。ま
た、液体容器53は厚紙層53bをベースとしてポリエ
チレン耐水層53c,ガスバリヤー層53dをラミネー
トしたものである。
フイルム51が、中心部より射出される合成樹脂のイン
サート成形によって成形樹脂本体52の平坦な下面に沿
って一体化されているので、これらの構成物が液密にシ
ールされ,全体として、液密性が高いという特徴がある
反面、裏スコアが無いので、開封強度が高く、そのた
め、開封が困難となることがある。
するために、口壁に形成された表スコアとしての無端状
の裂溝に対応させて、断面ほぼ山状の裏スコアを形成さ
せた容器の注出口が例えば、実開昭62−197552
号公報などによって知られている。(第二従来例) 図11は、その要部の拡大断面図である。図において、
71は容器の開口部に超音波溶着によって取付けられる
フランジ部、72はこのフランジ部71と一体化された
注口用筒体、73はこの筒体72の内側に設けられた口
壁、74は表スコアとしての無端状の裂溝、75は断面
ほぼ山状(先端角度90度)の裏スコアである。
バリヤーフィルムで、中心部より射出される合成樹脂の
インサート成形によって成形樹脂本体77の下面形状に
沿って一体化される。図12はその成形金型要部の断面
を示すものである。図において、78は下型、79はこ
の下型78の中心に嵌合された金型コアで、内部に複数
の吸引孔80が形成されている。81は注口外型で下型
78と対向している。82は注口内型で、注口外型81
に嵌合し、注口内型82と注口外型81との中間に注口
用筒体72のキャビティ83を形成すると共に、表スコ
アとしての無端状の裂溝74を形成するための環状の凸
部84を備えている。また、上記金型コア79の上面に
は上記環状の凸部84に対向して裏スコア75を形成す
るための環状山型の凸部85(先端角度90度)を備え
ている。86は注口内型82の内部に嵌合するゲートピ
ースで、中心部の下部に射出用のゲート87を備えてい
る。
口の作り方について簡単に説明する。 アルミなどの金
属箔の両面にポリエチレンなどの合成樹脂フィルムをラ
ミネートし、図示しないダイスとポンチを用いて円形に
打ち抜く。打抜かれた金属箔を主体とするガスバリヤー
フィルム76は、金型コア79の上に吸引孔80の吸引
作用によって、インサート位置に正確に保持され、金型
を閉じて、溶融樹脂をゲートピース86中心部のスプル
ーを経て射出用のゲート87よりキャビティ内に注入す
る。このとき金属箔を主体とするガスバリヤーフィルム
76は、溶融樹脂の高圧によって環状山型の凸部85に
沿って折曲げられ、成形樹脂本体77に断面ほぼ山状の
裏スコア75が形成される。
8をカートン容器の開口部に取付けるには、超音波溶着
手段がよく用いられる。以下図13に基づいて説明す
る。図において、89は表面に熱融着性樹脂をラミネー
トした紙製のカートン容器、89aはその開口部であ
る。容器の注出口88をこの開口部89aの下側より貫
通させ、フランジ部71を開口周縁部89bと重ね合わ
す。これらを受台90に載置し、上方より超音波ホーン
91にて押圧し、超音波を印加して、上記重合物の密着
内面を熱融着させるものである。
ば、金属箔が直角に折れ曲るため、折れ目に応力が集中
し、破断し易くなるため、開封強度が低減し、前記第一
従来例の問題点が解決される。 しかしながら、その反
面、第二従来例に示す容器の注出口をカートン容器に形
成した開口部に超音波溶着するにあたり、裏スコアの薄
肉部にピンホール又はガスバリヤーフィルムの破断が発
生し、容器の気密性やガスバリヤー性が低下するという
問題がある。
出口88をカートン容器89の開口部に超音波溶着した
場合、スコアにピンホールやガスバリヤーフィルムの破
断が多く発生することが判明した。このピンホール発生
の正確なメカニズムは不明であるが、裏スコアの折り曲
げ部において、インサート部と本体樹脂部との密着性が
悪くなるためと思われる。つまり、図12に示すよう
に、中心に位置する射出用のゲート87より放射状に流
れた樹脂は切妻状の裏スコア75の下流(図12では左
側)において、乱流が生じ易く、金属箔を主体とするイ
ンサート層76に対する溶融樹脂の接圧力が低下するた
めとも考えられる。また、金属箔が直角に折れ曲るた
め、裏スコアの直上の薄肉部に超音波の振動が集中する
ことにより、インサート層の金属箔が破断し、更にピン
ホールが発生するものとも思われる。
なされたもので、開封強度を低減し、開封の容易性を保
持すると共に、注出口のフランジ部をカートン容器の開
口部に超音波溶着を行う際、スコアにピンホールが発生
することのない容器の注出口を提供することを目的とす
る。
成するためになされたもので、請求項1記載の容器の注
出口は、金属箔を有するインサート層が、中心部より射
出される合成樹脂のインサート成形によって成形樹脂本
体の下面形状に沿って一体化された容器の注出口であっ
て、容器の開口部に超音波溶着によって取付けられるフ
ランジ部と、このフランジ部と一体化された注口用筒体
と、この筒体の内側に設けられた口壁と、この口壁の上
面に形成された表スコアとしての無端状の裂溝と、この
裂溝の内側に形成された裂取部と、裂取用部材と、上記
裂溝に対応して前記口壁の下面に形成された断面ほぼ山
状の裏スコアと、を有する容器の注出口において、上記
裏スコアの、水平面に対する、内側斜面の傾斜よりも外
側斜面の傾斜を緩く形成したことを特徴とする。
スコアの、垂直面に対する、内側斜面の傾斜角度がほぼ
50度、外側斜面の傾斜角度がほぼ70度であることを
特徴とする。
には、金属箔を有するインサート層が、成形樹脂本体の
下面形状に沿って一体化され、口壁上面の表スコアとし
ての無端状の裂溝に対応して前記口壁の下面に断面ほぼ
山状の裏スコアを形成することが最低限必要であり、超
音波溶着するにあたり、裏スコアの薄肉部にピンホール
が発生しないようにするには、裏スコアの形状を特定す
ればよいと考え、種々実験研究を行った結果、本発明が
得られたものである。
ので、図1は縦断側面図、図2は平面図、図3は最も好
ましい要部の寸法関係の説明図、図4は要部の拡大断面
図、図5はスコアの平面図、図6はインサート成形金型
の断面図、図7は超音波溶着状態を示す断面図である。
の両面にポリエチレン1bをラミネートしたインサート
層で、成形樹脂本体2の下面形状に沿って一体化されて
いる。3はフランジ部で、カートン容器の開口部に後述
する超音波溶着によって取付けられるものである。4は
注口用筒体でフランジ部3の内側より一体に立上がり、
外側に蓋取付け用螺旋5が形成されている。6は口壁
で、開封前に容器の開口部を閉塞するはたらきをする。
7はこの口壁6の上面に形成された表スコアとしての無
端状の裂溝で、図3,4に示すように細幅の底面を有す
る断面ほぼV字形の無端溝である。8は裂取部で、注口
用筒体4の内側に形成され、一側に裂取用部材9を立設
し、その上端にプルリング10を一体に有している。
裏スコアで、図3,4で明らかなように、山の頂点より
内側(図では左側)の内側斜面11aの、水平面に対す
る、傾斜よりも外側(図では右側)の外側斜面11bの
傾斜を緩く形成したものである。最も好ましい寸法は図
3に示すように、裏スコアの垂直面に対する、内側斜面
の傾斜角度がほぼ50度、外側斜面の傾斜角度がほぼ7
0度である。このように、裏スコアの形状を特定した理
由は後述する。上記裂溝及び裏スコアの平面形状は図5
に示すように、切裂き開始時に応力が集中出来るよう
に、一側に偏り,尖った形状を呈している。
る。図において、21は下型、22はこの下型21の中
心に嵌合された金型コアで、内部に複数の吸引孔23が
形成されている。24は注口外型で下型21と対向して
いる。25は注口内型で注口外型24に嵌合し注口内型
25と注口外型24との中間に注口用筒体4のキャビテ
ィ26を形成し、表スコアとしての無端状の裂溝7を形
成するための環状の凸部27を備えている。また、上記
金型コア22の上面には上記環状の凸部27に対向して
裏スコア11を形成するための環状山型の凸部28を備
えている。29は注口内型25の内部に嵌合するゲート
ピースで、中心部の下部に射出用のゲート30を備えて
いる。
の注出口の作り方について簡単に説明する。 アルミな
どの金属箔1aの両面にポリエチレンなどの合成樹脂フ
ィルム1bをラミネートし、図示しないダイスとポンチ
を用いて円形に打ち抜く。打抜かれた金属箔を主体とす
るインサート層1は、金型コア22の上に吸引孔23の
吸引作用によって、インサート位置に正確に保持され、
金型を閉じて、溶融樹脂をゲートピース29のスプルー
を経て射出用のゲート30よりキャビティ内に注入す
る。このとき金属箔を主体とするインサート層1は、溶
融樹脂の高圧によって環状山型の凸部28に沿って折曲
げられ、成形樹脂本体2に断面ほぼ山状の裏スコア11
が形成される。
入された溶融樹脂は表スコアと裏スコアとで挟まれた狭
い帯域を通過するにあたり、図12のような従来技術で
は、溶融樹脂が、内側斜面上を流動して傾斜のきつい外
側斜面を通過した後に、乱流が生じ、金属箔を主体とす
るインサート層に対する溶融樹脂の接圧力が低下する可
能性があったのに対し、図4で示す実施例では、外側斜
面の傾斜が比較的緩やかなために、溶融樹脂が、内側斜
面上を流動して整流状態で外側斜面を通過するため、溶
融樹脂と金属箔を主体とするインサート層とは良く密着
する。このため、超音波溶着の際に、裏スコアの薄肉部
にピンホールが発生することがなく、容器の気密性が低
下するという心配がない。又、インサート層のガスバリ
ヤーフィルムの破断もなくなり、容器のガスバリヤー性
が低下するという心配がない。
出口32を超音波溶着によってカートン容器に取付ける
手段を図7に基づいて説明する。図において、31は表
面に熱融着性樹脂をラミネートした紙製のカートン容
器、31aはその開口部、31Aは開口端、32Aは該
開口端31Aが嵌着される嵌合溝である。容器の注出口
32をこの開口部31aの下側より貫通させ、フランジ
部3を開口周縁部31bと重ね合わす。これらを受台3
3に載置し、上方より超音波ホーン34にて押圧し、超
音波を印加して、上記重合物の密着内面を熱融着させる
ものである。
に、金属箔が直角に折れ曲るため、裏スコアの直上の薄
肉部に超音波の振動が集中することにより、ピンホール
やガスバリヤーフィルムの破断が発生するという現象が
あり、そのため容器の気密性やガスバリヤー性を損なう
という問題があったが、この実施例においては、図7に
示すように、上記裏スコアの、水平面に対する、内側斜
面の傾斜よりも外側斜面の傾斜を緩く形成したことによ
って、上方より超音波ホーン34にて押圧し、超音波を
印加した際、フランジ部3に発生する振動は裏スコア1
1の直上の薄肉部に集中することなく、緩やかな外側斜
面の傾斜を乗り越えて内側に分散して拡散するため、裏
スコアの直上の薄肉部においてもピンホールやガスバリ
ヤーフィルムの破断が発生する恐れがない。
フィルムで被覆し、ポンチとダイスを用いて円形に打ち
抜いたインサート材を図6に示す金型にインサートし、
低密度ポリエチレン樹脂を射出成型機を用いてゲートよ
り射出し、インサート成形を行い、図7に示す容器の注
出口32を作成した。
6の金型コア22より突出する環状山型の凸部28を除
去した金型にインサートし、裏スコアのない容器の注出
口を作成した。比較例2として、図8に示すように、裏
スコアの角度が90度、内側、外側の傾斜を等しくした
容器の注出口を作成した。
に冷却後、超音波溶着機(日本エマソン株式会社製92
0MA)を用いて、所定の紙製カートン容器本体の開口
部に溶着した。溶着後、放電チエッカーによりスコア部
のピンホール発生の有無を判定すると共に、目視により
スコア部のアルミフィルム破断の有無を判定した。ま
た、引張り試験機によりプルリングの開封強度を測定し
た。各サンプルの試験結果を表1に示す。
ール及びアルミフィルムの破断の発生がなく、開封性も
良好であった。これに対し、比較例1のものは開封強度
が4Kgfを越え、開封が困難であった。また、比較例2
のものは、開封強度は低いが、スコア部にピンホール及
びアルムフィルムの破断が発生した。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
る成形樹脂本体の裏スコアの、水平面に対する、内側斜
面の傾斜よりも外側斜面の傾斜を緩く形成したことによ
り、溶融樹脂が、内側斜面上を流動して整流状態で外側
斜面を通過して、溶融樹脂と金属箔を主体とするインサ
ート層とは良く密着するため、また、フランジ部に印加
される超音波の振動が裏スコアの直上の薄肉部に集中し
なくなるため、スコア部にピンホール又はガスバリヤー
フィルムの破断が発生しなくなり、容器の気密性及びガ
スバリヤー性を保持することが出来る。 また、金属箔
を有する折れ曲がった断面ほぼ山状の裏スコアが無端状
に存在するため、折目に応力が集中し、破断し易いの
で、開封強度を低減させることが出来る。
斜面の傾斜角度をほぼ50度、外側斜面の傾斜角度をほ
ぼ70度とすることにより、上記の効果がより確実に達
成出来る。
−I線切断面図)である。
ート成形金型の断面図である。
に超音波溶着するときの断面図である。
口部に装着したときの断面図である。
インサート成形金型の要部の断面図である。
開口部に超音波溶着するときの断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 金属箔を有するインサート層が、中心部
より射出される合成樹脂のインサート成形によって成形
樹脂本体の下面形状に沿って一体化された容器の注出口
であって、容器の開口部に超音波溶着によって取付けら
れるフランジ部と、このフランジ部と一体化された注口
用筒体と、この筒体の内側に設けられた口壁と、この口
壁の上面に形成された表スコアとしての無端状の裂溝
と、この裂溝の内側に形成された裂取部と、裂取用部材
と、上記裂溝に対応して前記口壁の下面に形成された断
面ほぼ山状の裏スコアと、を有する容器の注出口におい
て、 上記裏スコアの、水平面に対する、内側斜面の傾
斜よりも外側斜面の傾斜を緩く形成したことを特徴とす
る容器の注出口。 - 【請求項2】 裏スコアの、垂直面に対する、内側斜面
の傾斜角度がほぼ50度、外側斜面の傾斜角度がほぼ7
0度である請求項1記載の容器の注出口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000174811A JP4448600B2 (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 容器の注出口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000174811A JP4448600B2 (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 容器の注出口 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001354257A true JP2001354257A (ja) | 2001-12-25 |
JP4448600B2 JP4448600B2 (ja) | 2010-04-14 |
Family
ID=18676779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000174811A Expired - Fee Related JP4448600B2 (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 容器の注出口 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4448600B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1813410A1 (en) * | 2006-01-27 | 2007-08-01 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Unit and method for molding opening devices for application to packages of pourable food products |
JP2008297000A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Hokkai Can Co Ltd | 注出口栓 |
JP2012254816A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 注出キャップ |
JP2014166874A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出キャップ |
-
2000
- 2000-06-12 JP JP2000174811A patent/JP4448600B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1813410A1 (en) * | 2006-01-27 | 2007-08-01 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Unit and method for molding opening devices for application to packages of pourable food products |
WO2007085340A1 (en) * | 2006-01-27 | 2007-08-02 | Tetra Laval Holdings & Finance Sa | Unit and method for molding opening devices for application to packages of pourable food products |
JP2009524534A (ja) * | 2006-01-27 | 2009-07-02 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 注ぎ可能な食品のパッケージに適用するための開口装置を成形するユニット及び方法 |
CN101360597B (zh) * | 2006-01-27 | 2011-04-20 | 利乐拉瓦尔集团及财务有限公司 | 用于模制用来应用于可倾倒的食品的包装的开启装置的设备和方法 |
US8641403B2 (en) | 2006-01-27 | 2014-02-04 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Unit and method for molding opening devices for application to packages of pourable food products |
JP2008297000A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Hokkai Can Co Ltd | 注出口栓 |
JP2012254816A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 注出キャップ |
JP2014166874A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出キャップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4448600B2 (ja) | 2010-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3951331A (en) | Reclosable closure | |
JP2001278292A (ja) | プラスチック容器 | |
JP3509295B2 (ja) | 押込蓋ユニット付容器、押込蓋ユニット、容器及びその製造方法 | |
JP2001354257A (ja) | 容器の注出口 | |
JP2017114546A (ja) | 注出口組合体、及び注出口組合体付容器 | |
JPH0641303B2 (ja) | 包装容器の端部閉鎖体における装置 | |
JPH1072041A (ja) | 易開封性包装袋 | |
JP2016011165A (ja) | 注出口組合体、注出口組合体付容器、及び充填体 | |
JPH0716592Y2 (ja) | 容器の易開封注出装置 | |
JP4145085B2 (ja) | フィルムインサート注出口 | |
JPH07300151A (ja) | 注出装置とその製造方法 | |
JP2020121733A (ja) | チューブ容器 | |
JP7500933B2 (ja) | 薄肉チューブ容器 | |
JP3117920B2 (ja) | 注出口部材 | |
JPH09142456A (ja) | 紙容器用注出口 | |
JP7111548B2 (ja) | 注出口付き包装袋 | |
JP2000309356A (ja) | 封印機能付き液体用容器の注出口 | |
JPH10249957A (ja) | プルリング付ガスバリヤ性スパウトの製造方法 | |
JP4923177B2 (ja) | 容器口部の閉止機構 | |
JP2003182754A (ja) | 密封注出口 | |
JPH08169439A (ja) | 易開封性液体紙容器 | |
JP2004051101A (ja) | フィルムインサート注出口付容器及び注出口取付方法 | |
JP2022026664A (ja) | 包装袋 | |
JPH0613070Y2 (ja) | 紙容器の液体注出口 | |
JPS6145007Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070521 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091027 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100119 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4448600 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |