JP4448600B2 - 容器の注出口 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙製複合シート等の液体容器の開口部に内側から差し込んで超音波溶着によって取付けられ、使用時には、裂取部材を引張って、封止用の口壁を開封させる容器の注出口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9,10は、例えば、実開平2−129024号公報に記載された容器の注出口に関するものである。(第一従来例)
すなわち、これは、ガスバリヤー性フイルム51が、中心部より射出される合成樹脂のインサート成形によって成形樹脂本体52の下面に沿って一体化された容器の注出口50であって、図9,10に示す液体容器53の開口部53aに取付けられるフランジ部54と、このフランジ部54と一体化された注口用筒体55と、この筒体55の内側に設けられた口壁56と、この口壁56の上面に形成された表スコアとしての無端状の裂溝57と、この裂溝57の内側に形成された裂取部58と、裂取用部材59とを有するものである。
上記ガスバリヤー性フイルム51はガスバリヤーシート51aの両面にポリエチレンフィルム51bをラミネートしたものである。また、液体容器53は厚紙層53bをベースとしてポリエチレン耐水層53c,ガスバリヤー層53dをラミネートしたものである。
【0003】
この容器の注出口50は、ガスバリヤー性フイルム51が、中心部より射出される合成樹脂のインサート成形によって成形樹脂本体52の平坦な下面に沿って一体化されているので、これらの構成物が液密にシールされ,全体として、液密性が高いという特徴がある反面、裏スコアが無いので、開封強度が高く、そのため、開封が困難となることがある。
【0004】
この開封強度を低減させて、開封を容易にするために、口壁に形成された表スコアとしての無端状の裂溝に対応させて、断面ほぼ山状の裏スコアを形成させた容器の注出口が例えば、実開昭62−197552号公報などによって知られている。(第二従来例)
図11は、その要部の拡大断面図である。図において、71は容器の開口部に超音波溶着によって取付けられるフランジ部、72はこのフランジ部71と一体化された注口用筒体、73はこの筒体72の内側に設けられた口壁、74は表スコアとしての無端状の裂溝、75は断面ほぼ山状(先端角度90度)の裏スコアである。
【0005】
76はアルミ等の金属箔を主体とするガスバリヤーフィルムで、中心部より射出される合成樹脂のインサート成形によって成形樹脂本体77の下面形状に沿って一体化される。図12はその成形金型要部の断面を示すものである。図において、78は下型、79はこの下型78の中心に嵌合された金型コアで、内部に複数の吸引孔80が形成されている。81は注口外型で下型78と対向している。82は注口内型で、注口外型81に嵌合し、注口内型82と注口外型81との中間に注口用筒体72のキャビティ83を形成すると共に、表スコアとしての無端状の裂溝74を形成するための環状の凸部84を備えている。また、上記金型コア79の上面には上記環状の凸部84に対向して裏スコア75を形成するための環状山型の凸部85(先端角度90度)を備えている。86は注口内型82の内部に嵌合するゲートピースで、中心部の下部に射出用のゲート87を備えている。
【0006】
次に、この第二従来例に関する容器の注出口の作り方について簡単に説明する。 アルミなどの金属箔の両面にポリエチレンなどの合成樹脂フィルムをラミネートし、図示しないダイスとポンチを用いて円形に打ち抜く。打抜かれた金属箔を主体とするガスバリヤーフィルム76は、金型コア79の上に吸引孔80の吸引作用によって、インサート位置に正確に保持され、金型を閉じて、溶融樹脂をゲートピース86中心部のスプルーを経て射出用のゲート87よりキャビティ内に注入する。このとき金属箔を主体とするガスバリヤーフィルム76は、溶融樹脂の高圧によって環状山型の凸部85に沿って折曲げられ、成形樹脂本体77に断面ほぼ山状の裏スコア75が形成される。
【0007】
このようにして成形された容器の注出口88をカートン容器の開口部に取付けるには、超音波溶着手段がよく用いられる。以下図13に基づいて説明する。図において、89は表面に熱融着性樹脂をラミネートした紙製のカートン容器、89aはその開口部である。
容器の注出口88をこの開口部89aの下側より貫通させ、フランジ部71を開口周縁部89bと重ね合わす。これらを受台90に載置し、上方より超音波ホーン91にて押圧し、超音波を印加して、上記重合物の密着内面を熱融着させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この第二従来例によれば、金属箔が直角に折れ曲るため、折れ目に応力が集中し、破断し易くなるため、開封強度が低減し、前記第一従来例の問題点が解決される。 しかしながら、その反面、第二従来例に示す容器の注出口をカートン容器に形成した開口部に超音波溶着するにあたり、裏スコアの薄肉部にピンホール又はガスバリヤーフィルムの破断が発生し、容器の気密性やガスバリヤー性が低下するという問題がある。
【0009】
すなわち、上記の方法によって、容器の注出口88をカートン容器89の開口部に超音波溶着した場合、スコアにピンホールやガスバリヤーフィルムの破断が多く発生することが判明した。このピンホール発生の正確なメカニズムは不明であるが、裏スコアの折り曲げ部において、インサート部と本体樹脂部との密着性が悪くなるためと思われる。つまり、図12に示すように、中心に位置する射出用のゲート87より放射状に流れた樹脂は切妻状の裏スコア75の下流(図12では左側)において、乱流が生じ易く、金属箔を主体とするインサート層76に対する溶融樹脂の接圧力が低下するためとも考えられる。また、金属箔が直角に折れ曲るため、裏スコアの直上の薄肉部に超音波の振動が集中することにより、インサート層の金属箔が破断し、更にピンホールが発生するものとも思われる。
【0010】
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたもので、開封強度を低減し、開封の容易性を保持すると共に、注出口のフランジ部をカートン容器の開口部に超音波溶着を行う際、スコアにピンホールが発生することのない容器の注出口を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するためになされたもので、請求項1の容器の注出口は、金属箔を有するインサート層が、中心部より射出される合成樹脂のインサート成形によって成形樹脂本体の下面形状に沿って一体化された容器の注出口であって、容器の開口部に超音波溶着によって取付けられるフランジ部と、このフランジ部と一体化された注口用筒体と、この筒体の内側に設けられた口壁と、この口壁の上面に形成された表スコアとしての無端状の裂溝と、この裂溝の内側に形成された裂取部と、裂取用部材と、上記裂溝に対応して前記口壁の下面に形成された断面ほぼ山状の裏スコアと、を有する容器の注出口において、上記裏スコアの、水平面に対する、内側斜面の傾斜よりも外側斜面の傾斜を緩く形成するとともに、前記裏スコアの、垂直面に対する、前記内側斜面の傾斜角度がほぼ50度、外側斜面の傾斜角度がほぼ70度に形成したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明者は、開封強度を低減するには、金属箔を有するインサート層が、成形樹脂本体の下面形状に沿って一体化され、口壁上面の表スコアとしての無端状の裂溝に対応して前記口壁の下面に断面ほぼ山状の裏スコアを形成することが最低限必要であり、超音波溶着するにあたり、裏スコアの薄肉部にピンホールが発生しないようにするには、裏スコアの形状を特定すればよいと考え、種々実験研究を行った結果、本発明が得られたものである。
【0014】
図1〜図7はこの発明の実施例に関するもので、図1は縦断側面図、図2は平面図、図3は最も好ましい要部の寸法関係の説明図、図4は要部の拡大断面図、図5はスコアの平面図、図6はインサート成形金型の断面図、図7は超音波溶着状態を示す断面図である。
【0015】
図において、1は金属箔(アルミ箔)1aの両面にポリエチレン1bをラミネートしたインサート層で、成形樹脂本体2の下面形状に沿って一体化されている。3はフランジ部で、カートン容器の開口部に後述する超音波溶着によって取付けられるものである。4は注口用筒体でフランジ部3の内側より一体に立上がり、外側に蓋取付け用螺旋5が形成されている。6は口壁で、開封前に容器の開口部を閉塞するはたらきをする。7はこの口壁6の上面に形成された表スコアとしての無端状の裂溝で、図3,4に示すように細幅の底面を有する断面ほぼV字形の無端溝である。8は裂取部で、注口用筒体4の内側に形成され、一側に裂取用部材9を立設し、その上端にプルリング10を一体に有している。
【0016】
11は本発明で最も重要な断面ほぼ山状の裏スコアで、図3,4で明らかなように、山の頂点より内側(図では左側)の内側斜面11aの、水平面に対する、傾斜よりも外側(図では右側)の外側斜面11bの傾斜を緩く形成したものである。最も好ましい寸法は図3に示すように、裏スコアの垂直面に対する、内側斜面の傾斜角度がほぼ50度、外側斜面の傾斜角度がほぼ70度である。このように、裏スコアの形状を特定した理由は後述する。
上記裂溝及び裏スコアの平面形状は図5に示すように、切裂き開始時に応力が集中出来るように、一側に偏り,尖った形状を呈している。
【0017】
図6は成形金型要部の断面を示すものである。図において、21は下型、22はこの下型21の中心に嵌合された金型コアで、内部に複数の吸引孔23が形成されている。24は注口外型で下型21と対向している。25は注口内型で注口外型24に嵌合し注口内型25と注口外型24との中間に注口用筒体4のキャビティ26を形成し、表スコアとしての無端状の裂溝7を形成するための環状の凸部27を備えている。また、上記金型コア22の上面には上記環状の凸部27に対向して裏スコア11を形成するための環状山型の凸部28を備えている。29は注口内型25の内部に嵌合するゲートピースで、中心部の下部に射出用のゲート30を備えている。
【0018】
次に、前記した本発明実施例に関する容器の注出口の作り方について簡単に説明する。 アルミなどの金属箔1aの両面にポリエチレンなどの合成樹脂フィルム1bをラミネートし、図示しないダイスとポンチを用いて円形に打ち抜く。打抜かれた金属箔を主体とするインサート層1は、金型コア22の上に吸引孔23の吸引作用によって、インサート位置に正確に保持され、金型を閉じて、溶融樹脂をゲートピース29のスプルーを経て射出用のゲート30よりキャビティ内に注入する。このとき金属箔を主体とするインサート層1は、溶融樹脂の高圧によって環状山型の凸部28に沿って折曲げられ、成形樹脂本体2に断面ほぼ山状の裏スコア11が形成される。
【0019】
射出用のゲート30よりキャビティ内に注入された溶融樹脂は表スコアと裏スコアとで挟まれた狭い帯域を通過するにあたり、図12のような従来技術では、溶融樹脂が、内側斜面上を流動して傾斜のきつい外側斜面を通過した後に、乱流が生じ、金属箔を主体とするインサート層に対する溶融樹脂の接圧力が低下する可能性があったのに対し、図4で示す実施例では、外側斜面の傾斜が比較的緩やかなために、溶融樹脂が、内側斜面上を流動して整流状態で外側斜面を通過するため、溶融樹脂と金属箔を主体とするインサート層とは良く密着する。このため、超音波溶着の際に、裏スコアの薄肉部にピンホールが発生することがなく、容器の気密性が低下するという心配がない。
又、インサート層のガスバリヤーフィルムの破断もなくなり、容器のガスバリヤー性が低下するという心配がない。
【0020】
次に、このようにして成形された容器の注出口32を超音波溶着によってカートン容器に取付ける手段を図7に基づいて説明する。図において、31は表面に熱融着性樹脂をラミネートした紙製のカートン容器、31aはその開口部、31Aは開口端、32Aは該開口端31Aが嵌着される嵌合溝である。
容器の注出口32をこの開口部31aの下側より貫通させ、フランジ部3を開口周縁部31bと重ね合わす。これらを受台33に載置し、上方より超音波ホーン34にて押圧し、超音波を印加して、上記重合物の密着内面を熱融着させるものである。
【0021】
図13に示す従来例では、前記したように、金属箔が直角に折れ曲るため、裏スコアの直上の薄肉部に超音波の振動が集中することにより、ピンホールやガスバリヤーフィルムの破断が発生するという現象があり、そのため容器の気密性やガスバリヤー性を損なうという問題があったが、この実施例においては、図7に示すように、上記裏スコアの、水平面に対する、内側斜面の傾斜よりも外側斜面の傾斜を緩く形成したことによって、上方より超音波ホーン34にて押圧し、超音波を印加した際、フランジ部3に発生する振動は裏スコア11の直上の薄肉部に集中することなく、緩やかな外側斜面の傾斜を乗り越えて内側に分散して拡散するため、裏スコアの直上の薄肉部においてもピンホールやガスバリヤーフィルムの破断が発生する恐れがない。
【0022】
【実施例】
厚さ20μのアルミ箔の両面をポリエチレンフィルムで被覆し、ポンチとダイスを用いて円形に打ち抜いたインサート材を図6に示す金型にインサートし、低密度ポリエチレン樹脂を射出成型機を用いてゲートより射出し、インサート成形を行い、図7に示す容器の注出口32を作成した。
【0023】
比較例1として、同様のインサート材を図6の金型コア22より突出する環状山型の凸部28を除去した金型にインサートし、裏スコアのない容器の注出口を作成した。
比較例2として、図8に示すように、裏スコアの角度が90度、内側、外側の傾斜を等しくした容器の注出口を作成した。
【0024】
容器の注出口の各サンプル50個を10℃に冷却後、超音波溶着機(日本エマソン株式会社製920MA)を用いて、所定の紙製カートン容器本体の開口部に溶着した。溶着後、放電チエッカーによりスコア部のピンホール発生の有無を判定すると共に、目視によりスコア部のアルミフィルム破断の有無を判定した。また、引張り試験機によりプルリングの開封強度を測定した。各サンプルの試験結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
試験結果により、実施例のものは、ピンホール及びアルミフィルムの破断の発生がなく、開封性も良好であった。
これに対し、比較例1のものは開封強度が4Kgfを越え、開封が困難であった。また、比較例2のものは、開封強度は低いが、スコア部にピンホール及びアルムフィルムの破断が発生した。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】
金属箔を有するインサート層を底面に有する成形樹脂本体の裏スコアの、水平面に対する、内側斜面の傾斜よりも外側斜面の傾斜を緩く形成したことにより、溶融樹脂が、内側斜面上を流動して整流状態で外側斜面を通過して、溶融樹脂と金属箔を主体とするインサート層とは良く密着するため、また、フランジ部に印加される超音波の振動が裏スコアの直上の薄肉部に集中しなくなるため、スコア部にピンホール又はガスバリヤーフィルムの破断が発生しなくなり、容器の気密性及びガスバリヤー性を保持することが出来る。 また、金属箔を有する折れ曲がった断面ほぼ山状の裏スコアが無端状に存在するため、折目に応力が集中し、破断し易いので、開封強度を低減させることが出来る。
【0029】
また、裏スコアの、垂直面に対する、内側斜面の傾斜角度をほぼ50度、外側斜面の傾斜角度をほぼ70度とすることにより、上記の効果がより確実に達成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の注出口の縦断側面図(図2のI−I線切断面図)である。
【図2】本発明の容器の注出口の平面図である。
【図3】本発明の最も好ましい要部の説明図である。
【図4】本発明の要部の拡大断面図である。
【図5】本発明のスコアの平面図である。
【図6】本発明の容器の注出口の製造に使用するインサート成形金型の断面図である。
【図7】本発明の容器の注出口を紙製容器本体の開口部に超音波溶着するときの断面図である。
【図8】比較例2の要部の説明図である。
【図9】第一従来例の容器の注出口を紙製容器本体の開口部に装着したときの断面図である。
【図10】同上全体の斜視図である。
【図11】第二従来例の要部の断面図である。
【図12】第二従来例の容器の注出口の製造に使用するインサート成形金型の要部の断面図である。
【図13】第二従来例の容器の注出口を紙製容器本体の開口部に超音波溶着するときの断面図である。
【符号の説明】
1 インサート層
1a 金属箔(アルミ箔)
1b ポリエチレン
2 成形樹脂本体
3 フランジ部
4 注口用筒体
5 蓋取付け用螺旋
6 口壁
7 裂溝(表スコア)
8 裂取部
9 裂取用部材
10 プルリング
11 裏スコア
11a 内側斜面
11b 外側斜面
21 下型
22 金型コア
23 吸引孔
24 注口外型
25 注口内型
26 注口用筒体のキャビティ
27 環状の凸部
28 環状山型の凸部
29 ゲートピース
30 ゲート
31 カートン容器
31a 開口部
31b 開口周縁部
32 容器の注出口
33 受台
34 超音波ホーン
50 容器の注出口
51 ガスバリヤー性フイルム
51a ガスバリヤーシート
51b ポリエチレンフィルム
52 成形樹脂本体
53 液体容器
53a 開口部
53b 厚紙層
53c ポリエチレン耐水層
53d ガスバリヤー層
54 フランジ部
55 注口用筒体
56 口壁
57 裂溝
58 裂取部
59 裂取用部材
71 フランジ部
72 注口用筒体
73 口壁
74 裂溝
75 裏スコア
76 ガスバリヤーフィルム
77 成形樹脂本体
78 下型
79 金型コア
80 吸引孔
81 注口外型
82 注口内型
83 注口用筒体のキャビティ
84 環状の凸部
85 環状山型の凸部
86 ゲートピース
87 ゲート
88 容器の注出口
89 カートン容器
89a 開口部
89b 開口周縁部
90 受台
91 超音波ホーン
Claims (1)
- 金属箔を有するインサート層が、中心部より射出される合成樹脂のインサート成形によって成形樹脂本体の下面形状に沿って一体化された容器の注出口であって、容器の開口部に超音波溶着によって取付けられるフランジ部と、このフランジ部と一体化された注口用筒体と、この筒体の内側に設けられた口壁と、この口壁の上面に形成された表スコアとしての無端状の裂溝と、この裂溝の内側に形成された裂取部と、裂取用部材と、上記裂溝に対応して前記口壁の下面に形成された断面ほぼ山状の裏スコアと、を有する容器の注出口において、 上記裏スコアの、水平面に対する、内側斜面の傾斜よりも外側斜面の傾斜を緩く形成するとともに、
前記裏スコアの、垂直面に対する、前記内側斜面の傾斜角度がほぼ50度、外側斜面の傾斜角度がほぼ70度に形成したことを特徴とする容器の注出口。
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