JP2001351704A - フラットワイヤハーネスの接続構造 - Google Patents

フラットワイヤハーネスの接続構造

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JP2001351704A JP2000172180A JP2000172180A JP2001351704A JP 2001351704 A JP2001351704 A JP 2001351704A JP 2000172180 A JP2000172180 A JP 2000172180A JP 2000172180 A JP2000172180 A JP 2000172180A JP 2001351704 A JP2001351704 A JP 2001351704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層フラットワイヤハーネスの導体と、相手
側接続導体とを弾接させる弾性部材が不要になるフラッ
トワイヤハーネスの接続構造を提供する。 【解決手段】 絶縁被覆を局所的に除去して導体29を
露出させた少なくとも二つのフラットワイヤハーネス2
5を平行に重ねてハウジング27に保持させるととも
に、このハウジング27に設けられた尖頭状のガイド突
起45を二つのフラットワイヤハーネス25の間に挟入
させてフラットワイヤハーネス25のそれぞれの端部を
外側に離間させる。ハウジング27を相手側部材21に
係止して二つのフラットワイヤハーネス25のそれぞれ
の端部を外側に湾曲させることで、湾曲部51で露出し
た導体29を相手側接続導体23に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットワイヤハ
ーネスを相手側接続導体に接続するフラットワイヤハー
ネスの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、フラットワイヤハーネスを相
手側接続導体に接続する構造には、絶縁被覆を局所的に
除去して露出状態となったフラットワイヤハーネスの導
体を、直接、相手側接続導体に接触させる接続構造が採
用されている。このような接続構造では、接続信頼性を
高めるために、フラットワイヤハーネスの導体と相手側
接続導体とを弾接させるための弾性部材が用いられる。
【0003】例えば実開平6−15283号公報に開示
される図9に示すコネクタ1は、導体露出部3を有する
フレキシブルフラットハーネス5の端末部7の裏側に接
合する平板状のホルダ9と、一方に、端末部7とホルダ
9との組立体に対する挿入口、他方に、導体露出部3と
接続する相手コネクタに対する挿入口、中間部に係止部
材挿入口をそれぞれ有する矩形筒状のハウジング11
と、組立体に対する押圧係止部13を有し、ハウジング
内に挿着させる係止部材15とにより構成される。そし
て、ホルダ9には、導体露出部の裏側に対向するばね片
(弾性部材)17が設けられる。従って、フレキシブル
フラットハーネス5の導体露出部3は、裏側から、ホル
ダ9に装着されたばね片17により押圧されることで、
図示しない相手側接続導体に弾接され、信頼性の高い電
気的接続構造が得られるようになっている。
【0004】また、特開平7−220828号公報に開
示されるコネクタ構造は、図示は省略するが、弾性接片
(弾性部材)を有する弾性端子を用い、フレキシブルプ
リント基板の露出された導体パターンに、弾性端子の弾
性接片(弾性部材)を弾接させることにより、信頼性の
高い電気的接続構造が得られるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフラットワイヤハーネスの接続構造は、露出さ
せたフラットワイヤハーネスの導体と、相手側接続導体
とを弾接させるための弾性部材が別途必要になった。こ
のため、部品点数が増え、構造も複雑となって製品コス
トが高くなる問題があった。また、フラットワイヤハー
ネスの接続構造には、フラットワイヤハーネスが多層に
配設されるもの(例えば特開平4−249082号公報
に開示のもの)がある。この種の接続構造の場合、それ
ぞれの導体が、各層ごとにずらされて配置されるため、
各層で露出する導体が同一平面上に配置されない。従っ
て、このような多層のフラットワイヤハーネスを接続す
るには、各層で露出する導体に同時接続が可能となる中
継端子部材が別途必要になった。本発明は上記状況に鑑
みてなされたもので、多層フラットワイヤハーネスの接
続構造において、フラットワイヤハーネスの導体と、相
手側接続導体とを弾接させるための弾性部材、及び各層
の導体へ同時接続するための中継端子部材が不要になる
フラットワイヤハーネスの接続構造を提供し、コストの
低減を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1記載のフラットワイヤハーネス
の接続構造は、弾性を有し複数の平行な導体が絶縁被覆
されたフラットワイヤハーネスと、相手側接続導体が露
出された相手側部材とを電気的に接続するフラットワイ
ヤハーネスの接続構造であって、前記絶縁被覆を局所的
に除去して前記導体を露出させた少なくとも二つの前記
フラットワイヤハーネスを平行に重ねてハウジングに保
持させるとともに、該ハウジングに設けられた尖頭状の
ガイド突起を前記二つのフラットワイヤハーネスの間に
挟入させて該フラットワイヤハーネスのそれぞれの端部
を外側に離間させ、前記ハウジングを相手側部材に係止
して前記二つのフラットワイヤハーネスのそれぞれの端
部を外側に湾曲させることで該湾曲部で露出した前記導
体を相手側接続導体に接触させたことを特徴とする。
【0007】このフラットワイヤハーネスの接続構造で
は、二つのフラットワイヤハーネスの間にガイド突起が
挟入され、二つのフラットワイヤハーネスのそれぞれが
外側に離間してハウジングに保持される。従って、この
ハウジングが相手側部材に係止されると、外側に離間さ
れたフラットワイヤハーネスのそれぞれが更に外側へ湾
曲される。これにより、湾曲部で露出した導体が相手側
接続導体に接触される。つまり、多層フラットワイヤハ
ーネスの接続構造において、それぞれのフラットワイヤ
ハーネスの弾性復元力によって導体を相手側接続導体に
押圧保持させることができる。更に、ガイド突起がハウ
ジングに設けられ、フラットワイヤハーネスの端部が予
め離間されて開かれるので、端部が内側にカールして湾
曲し、導体と相手側接続導体とが接続不能となることが
予防される。
【0008】請求項2記載のフラットワイヤハーネスの
接続構造は、弾性を有し複数の平行な導体が絶縁被覆さ
れたフラットワイヤハーネスと、相手側接続導体が露出
された相手側部材とを電気的に接続するフラットワイヤ
ハーネスの接続構造であって、前記絶縁被覆を局所的に
除去して前記導体を露出させた少なくとも二つの前記フ
ラットワイヤハーネスを、平行に重ねてハウジングに保
持させ、該ハウジングを相手側部材に係止して該相手側
部材に突設した尖頭状のガイド突起を前記二つのフラッ
トワイヤハーネスの間に挟入し該フラットワイヤハーネ
スのそれぞれの端部を外側に湾曲させることで該湾曲部
で露出した前記導体を相手側接続導体に接触させたこと
を特徴とする。
【0009】このフラットワイヤハーネスの接続構造で
は、二つのフラットワイヤハーネスが重ねられてハウジ
ングに保持され、このハウジングが相手側部材に係止さ
れることで、相手側部材に突設されたガイド突起が二つ
のフラットワイヤハーネスの間に挟入され、フラットワ
イヤハーネスのそれぞれが外側に湾曲される。これによ
り、湾曲部で露出した導体が相手側接続導体に接触され
る。つまり、多層フラットワイヤハーネスの接続構造に
おいて、それぞれのフラットワイヤハーネスの弾性復元
力によって導体を相手側接続導体に押圧保持させること
ができる。更に、ガイド突起が相手側部材に設けられ、
ハウジングは、二つのフラットワイヤハーネスを重ねて
保持するのみでよいため、ハウジングの小型化が可能に
なる。
【0010】請求項3記載のフラットワイヤハーネスの
接続構造は、1層目、2層目となる前記二つのフラット
ワイヤハーネスの外側に、内側のフラットワイヤハーネ
スより端部が長く突出する3層目以降のフラットワイヤ
ハーネスを順次積層させ、該フラットワイヤハーネスの
それぞれの端部を外側に湾曲させることで該湾曲部で露
出した前記導体を相手側接続導体に接触させたことを特
徴とする。
【0011】このフラットワイヤハーネスの接続構造で
は、1層目、2層目となる二つのフラットワイヤハーネ
スの外側に、端部の突出した3層目以降のフラットワイ
ヤハーネスが順次積層され、ハウジングが相手側部材に
係止されることにより、これらフラットワイヤハーネス
群の端部が同時に相手側部材に当接される。これによ
り、全てのフラットワイヤハーネスの端部が外側に湾曲
され、1層目、2層目のフラットワイヤハーネスの外側
に、3層目以降のフラットワイヤハーネスの導体が順次
配置されて、2層以上のフラットワイヤハーネスの接続
が可能になる。
【0012】請求項4記載のフラットワイヤハーネスの
接続構造は、前記相手側接続導体が、前記相手側部材の
表面に形成された印刷導電パターンであることを特徴と
する。
【0013】このフラットワイヤハーネスの接続構造で
は、フラットワイヤハーネスの導体が接触する相手側部
材の表面に、所望の位置、所望の数、所望の形状の相手
側接続導体が容易に形成可能になる。また、相手側接続
導体が、相手側部材の表面と略同一平面で形成され、表
面からの突出厚にバラツキが生じにくくなるので、複数
の相手側接続導体の全てが同時にフラットワイヤハーネ
スに接触可能になり、良好な接触状態が得られるように
なる。
【0014】請求項5記載のフラットワイヤハーネスの
接続構造は、前記相手側接続導体が、前記相手側部材の
表面に突出して設けられた金属端子であることを特徴と
する。
【0015】このフラットワイヤハーネスの接続構造で
は、相手側接続導体が金属端子からなることで、この金
属端子のみが相手側部材の表面から厚み分突出すること
になる。従って、フラットワイヤハーネスと、相手側部
材との接触面圧が導体と金属端子との接触部分のみで高
くなり、安定した接触状態が得られるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフラットワイ
ヤハーネスの接続構造の好適な実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明に係る接続構造の外
観斜視図、図2は相手側部材と未結合状態のハウジング
の斜視図、図3は図2のA−A矢視図、図4は図1に示
した接続構造の要部拡大断面図である。
【0017】本実施の形態において、相手側部材は、図
1に示す基板21からなる。基板21の表面(上面)に
は、相手側接続導体である複数の印刷導電パターン23
が形成されている。
【0018】一方、図2に示すように、平行に重ねられ
た二つのフラットワイヤハーネス25の端部にはハウジ
ング27が装着されている。フラットワイヤハーネス2
5は、複数の平行な導体29が絶縁被覆され、弾性を有
する帯状に形成されている。このフラットワイヤハーネ
ス25は、印刷導電パターン23と接続される箇所の絶
縁被覆が局所的に除去されて、導体29が露出されてい
る。
【0019】ハウジング27は、左右27a、27bに
分割され、フラットワイヤハーネス25を挟んだ状態で
結合されるようになっている。この結合は、例えば一方
27aに設けられた結合爪31を、他方27bに係止す
ることで行われる。ハウジング27は、平行な垂直な脚
部33の上端を、水平杆35で連結した門型に組み合わ
される。
【0020】それぞれの脚部33の下端には係止爪37
が形成され、係止爪37は基板21に形成された係止孔
39(図1参照)に貫通して係止されるようになってい
る。基板21の下部には、係止爪37の上方にストッパ
41が突設され、係止爪37とストッパ41との間隙
は、基板21の厚みと略同一に設定されている。つま
り、脚部33は、係止爪37とストッパ41とで基板2
1を厚み方向で挟持して、ハウジング27を基板21へ
固定できるようになっている。
【0021】図3に示すように、ハウジング27の一方
27bには係止部43が設けられ、係止部43は二つの
フラットワイヤハーネス25に貫通して係止されるよう
になっている。これにより、フラットワイヤハーネス2
5は、ハウジング27との相対的な移動が規制される。
フラットワイヤハーネス25と係止部43との係止は、
例えばフラットワイヤハーネス25の所定位置に穿設し
た係止孔に、尖頭又は段付ピン状に形成した係止部43
を係合することにより行われる。
【0022】ハウジング27には、一対の脚部33の間
に尖頭状のガイド突起45が設けられている。ガイド突
起45は、水平杆35と平行な桟状に形成され、両端が
左右の脚部33に固定されている。このガイド突起45
は、二つのフラットワイヤハーネス25の間に位置する
ことで、水平杆35に挟持された下側のフラットワイヤ
ハーネス25を図3に示すようにそれぞれ外側に離間さ
せている。
【0023】また、基板21には、図4に示すように、
ハウジング27が基板21に結合された際、このガイド
突起45に当接する断面台形状のカール防止突起47が
突設されている。このカール防止突起47は、両側面4
7aが傾斜面又は凹局面で形成され、当接したフラット
ワイヤハーネス25の端部が、内側にカールすることを
防止している。
【0024】更に、基板21には、カール防止突起47
を中央に挟んで、断面逆L字状の端部当接壁49が突設
されている。この端部当接壁49は、フラットワイヤハ
ーネス25の端部が基板21に押圧されて外側へ湾曲さ
れた際、フラットワイヤハーネス25の先端に当接し
て、それ以上の端部の開脚を阻止するように働く。これ
により、フラットワイヤハーネス25の端部は、適宜な
弾性力により、導体29が印刷導電パターン23に押圧
されることになる。
【0025】次に、このように構成された接続構造の作
用を説明する。ハウジング27には、局所的に導体29
の露出された二つのフラットワイヤハーネス25が、端
部を開脚した状態に保持される。
【0026】このようにフラットワイヤハーネス25を
保持したハウジング27が基板21に押圧されると、フ
ラットワイヤハーネス25の端部が基板21表面に押圧
され、それぞれが外側へ湾曲される。
【0027】湾曲されることで、外側へ移動された端部
は、端部当接壁49に当接する。この状態から更にハウ
ジング27が押圧されると、湾曲部51の導体29が、
基板21の印刷導電パターン23に押圧される。これに
より、フラットワイヤハーネス25の導体29と基板2
1の印刷導電パターン23とが接続される。
【0028】ハウジング27と基板21は、導体29が
印刷導電パターン23に接続された状態で、係止爪37
が基板21に係止して、結合が完了される。
【0029】このフラットワイヤハーネスの接続構造で
は、二つのフラットワイヤハーネス25の間にガイド突
起45が挟入され、二つのフラットワイヤハーネス25
のそれぞれが外側に離間してハウジング27に保持され
る。従って、このハウジング27が基板21に係止され
ると、外側に離間されたフラットワイヤハーネス25の
それぞれが更に外側へ湾曲される。これにより、湾曲部
51で露出した導体29が印刷導電パターン23に接触
される。
【0030】つまり、それぞれのフラットワイヤハーネ
ス25の弾性復元力によって導体29を印刷導電パター
ン23に押圧保持させることができる。従って、このフ
ラットワイヤハーネスの接続構造では、専用の弾性部材
が不要になる。
【0031】更に、ガイド突起45がハウジング27に
設けられ、フラットワイヤハーネス25の端部が予め離
間されて開かれるので、端部が内側にカールして湾曲
し、導体29と印刷導電パターン23とが接続不能とな
ることが予防される。そして、基板21に、カール防止
突起47が設けられることで、結合時におけるカールが
更に確実に防止されることになる。
【0032】次に、本発明に係る接続構造の第二の実施
の形態を説明する。図5は本発明に係る接続構造の第二
の実施の形態を示す縦断面図である。なお、以下の実施
の形態において、図1〜図4に示した部材と同一の部材
には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものと
する。
【0033】この実施の形態によるフラットワイヤハー
ネスの接続構造は、上述のガイド突起45が、ハウジン
グ61に設けられていない。これに代えて、ガイド突起
63が、基板21に突設されている。ガイド突起63
は、ハウジング61が基板21に結合された状態で、二
つのフラットワイヤハーネス25の重ね面に先端が一致
する位置で配置されている。また、ガイド突起63は、
フラットワイヤハーネス25の幅方向に略同一の幅寸法
で形成される他、この幅方向に、複数のものが並設され
てもよい。
【0034】従って、このフラットワイヤハーネスの接
続構造では、二つのフラットワイヤハーネス25が重ね
られてハウジング61に保持され、このハウジング61
が基板21に係止されることで、基板21に突設された
ガイド突起63が二つのフラットワイヤハーネス25の
間に挟入され、フラットワイヤハーネス25のそれぞれ
が外側に湾曲される。
【0035】これにより、湾曲部51で露出した導体2
9が印刷導電パターン23に接触される。つまり、多層
フラットワイヤハーネスの接続構造において、それぞれ
のフラットワイヤハーネス25の弾性復元力によって導
体29を印刷導電パターン23に押圧保持させることが
できる。更に、ガイド突起63が基板21に設けられ、
ハウジング61は、二つのフラットワイヤハーネス25
を重ねて保持するのみでよいため、ハウジング61の小
型化が可能になる。
【0036】次に、本発明に係る接続構造の第三の実施
の形態を説明する。図6は本発明に係る接続構造の第三
の実施の形態を示す縦断面図である。
【0037】この実施の形態に係るフラットワイヤハー
ネスの接続構造は、1層目、2層目となる二つのフラッ
トワイヤハーネス25の外側に、内側となるフラットワ
イヤハーネス25より端部が長く突出する3層目以降の
フラットワイヤハーネス(例えば3層目、4層目のフラ
ットワイヤハーネス25a)が順次積層されている。こ
れらフラットワイヤハーネス25aは、突出した端部で
各導体29が露出されている。
【0038】このフラットワイヤハーネスの接続構造に
よれば、1層目、2層目となる二つのフラットワイヤハ
ーネス25の外側に、端部の突出した3層目以降のフラ
ットワイヤハーネス25aが順次積層され、ハウジング
27が基板21に係止されることにより、これらフラッ
トワイヤハーネス群25、25aの端部が同時に基板2
1に当接される。
【0039】これにより、全てのフラットワイヤハーネ
ス25、25aの端部が外側に湾曲され、1層目、2層
目のフラットワイヤハーネス25の外側に、3層目以降
のフラットワイヤハーネス25aの導体29が順次配置
されて、2層以上のフラットワイヤハーネスの接続が可
能になる。また、この際、フラットワイヤハーネス25
aは、基板21と平行に設けた印刷導電パターン23に
接触させる他、図6に示すように、端部当接壁49の垂
直壁に設けた印刷導電パターン23に接触させる構造と
してもよい。
【0040】なお、上述の各実施の形態では、基板21
に印刷導電パターン23が形成される場合を例に説明し
たが、本発明に係るフラットワイヤハーネスの接続構造
は、図7、図8に示すように、印刷導電パターン23に
代えて金属端子65が基板21に設けられる構造であっ
てもよい。金属端子65は、例えばそれぞれが、被覆電
線67の先端に接続されている。また、金属端子65
は、端部当接壁49に設けられた図示しない係止手段に
よって、基板21に固定される。また、金属端子65
は、先端の電気接触部65aが、細板状に形成される。
このようにして基板21に係止された金属端子65は、
電気接触部65aが、基板21の表面から突出して配置
される。
【0041】このフラットワイヤハーネスの接続構造に
よれば、金属端子65のみが基板21の表面から厚み分
突出することになる。従って、フラットワイヤハーネス
25と基板21との接触面圧が、導体29と金属端子6
5との接触部分のみで高くなり、安定した接触状態が得
られるようになる。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るフラットワイヤハーネスの接続構造によれば、局所的
に導体を露出させた少なくとも二つのフラットワイヤハ
ーネスを重ねてハウジングに保持させ、ハウジング又は
相手側部材に設けられたガイド突起を二つのフラットワ
イヤハーネスの間に挟入させてフラットワイヤハーネス
のそれぞれを外側に離間させ、ハウジングを相手側部材
に係止して二つのフラットワイヤハーネスのそれぞれを
外側に湾曲させることで、湾曲部で露出した導体を相手
側接続導体に接触させるので、多層フラットワイヤハー
ネスの接続構造において、それぞれのフラットワイヤハ
ーネスの弾性復元力によって導体を相手側接続導体に押
圧保持させることができ、加圧用弾性部材を不要にして
部品点数を削減することができる。また、複数のフラッ
トワイヤハーネスのそれぞれを湾曲させて、相手側接続
導体に直接に接触させることができるので、多層フラッ
トワイヤハーネスを中継するための中継端子部材を不要
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットワイヤハーネスの接続構
造の外観斜視図である。
【図2】相手側部材と未結合状態のハウジングの斜視図
である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図1に示した接続構造の要部拡大断面図であ
る。
【図5】本発明に係る接続構造の第二の実施の形態を示
す縦断面図である。
【図6】本発明に係る接続構造の第三の実施の形態を示
す縦断面図である。
【図7】各実施の形態に用いた相手側接続導体が金属端
子である場合の変形例を示す外観斜視図である。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】従来のフラットワイヤハーネスの接続構造を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
21 基板(相手側部材) 23 印刷導電パターン(相手側接続導体) 25 フラットワイヤハーネス 25a 3層目以降のフラットワイヤハーネス 27、61 ハウジング 29 導体 45、63 ガイド突起 51 湾曲部 65 金属端子(相手側接続導体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有し複数の平行な導体が絶縁被覆
    されたフラットワイヤハーネスと、相手側接続導体が露
    出された相手側部材とを電気的に接続するフラットワイ
    ヤハーネスの接続構造であって、 前記絶縁被覆を局所的に除去して前記導体を露出させた
    少なくとも二つの前記フラットワイヤハーネスを平行に
    重ねてハウジングに保持させるとともに、該ハウジング
    に設けられた尖頭状のガイド突起を前記二つのフラット
    ワイヤハーネスの間に挟入させて該フラットワイヤハー
    ネスのそれぞれの端部を外側に離間させ、 前記ハウジングを相手側部材に係止して前記二つのフラ
    ットワイヤハーネスのそれぞれの端部を外側に湾曲させ
    ることで該湾曲部で露出した前記導体を相手側接続導体
    に接触させたことを特徴とするフラットワイヤハーネス
    の接続構造。
  2. 【請求項2】 弾性を有し複数の平行な導体が絶縁被覆
    されたフラットワイヤハーネスと、相手側接続導体が露
    出された相手側部材とを電気的に接続するフラットワイ
    ヤハーネスの接続構造であって、 前記絶縁被覆を局所的に除去して前記導体を露出させた
    少なくとも二つの前記フラットワイヤハーネスを、平行
    に重ねてハウジングに保持させ、 該ハウジングを相手側部材に係止して該相手側部材に突
    設した尖頭状のガイド突起を前記二つのフラットワイヤ
    ハーネスの間に挟入し該フラットワイヤハーネスのそれ
    ぞれの端部を外側に湾曲させることで該湾曲部で露出し
    た前記導体を相手側接続導体に接触させたことを特徴と
    するフラットワイヤハーネスの接続構造。
  3. 【請求項3】 1層目、2層目となる前記二つのフラッ
    トワイヤハーネスの外側に、内側のフラットワイヤハー
    ネスより端部が長く突出する3層目以降のフラットワイ
    ヤハーネスを順次積層させ、 該フラットワイヤハーネスのそれぞれの端部を外側に湾
    曲させることで該湾曲部で露出した前記導体を相手側接
    続導体に接触させたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のフラットワイヤハーネスの接続構造。
  4. 【請求項4】 前記相手側接続導体が、前記相手側部材
    の表面に形成された印刷導電パターンであることを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のフラ
    ットワイヤハーネスの接続構造。
  5. 【請求項5】 前記相手側接続導体が、前記相手側部材
    の表面に突出して設けられた金属端子であることを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のフラ
    ットワイヤハーネスの接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102013004375A1 (de) * 2013-03-12 2014-09-18 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Vorrichtung zum Übertragen von elektrischen Signalen an und/oder von einer beweglichen Komponente eines Kraftfahrzeugs,Kraftfahrzeug und Verfahren zum Herstellen einer derartigen Vorrichtung

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