JP2001345487A - 熱電素子及びその製造方法 - Google Patents

熱電素子及びその製造方法

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die
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Youkun Ri
鎔勲 李
Takeshi Kajiwara
健 梶原
Kiyoji Sasaki
喜代治 佐々木
Akio Konishi
明夫 小西
Goji Kajiura
豪二 梶浦
Mitsuhiro Kuroki
光博 黒木
Hiroyuki Tokunaga
裕之 徳永
Hiroyuki Mizukami
裕之 水上
Keisuke Ikeda
圭介 池田
Susumu Miura
進 三浦
Kenichiro Suzuki
健一郎 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電材料の押出し成形加工における条件を明
確にして、従来よりも高い熱電性能を有する熱電素子を
提供する。 【解決手段】 所定の組成を有する熱電材料に対して第
1の方向に押し圧力を加えて押出し型から押出すことに
より、塑性変形させて熱電材料の成形品を得る工程
(a)を具備し、工程(a)において、第1の方向にお
ける熱電材料の変形領域の半分以上において、歪み速度
の最大値が歪み速度の平均値に対して+30%以内に入
るようなダイスを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電モジュールに
用いられる熱電素子に関し、さらに、そのような熱電素
子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱電素子とは、トムソン効果、ペルチェ
効果、ゼーベック効果等の熱電効果を利用した素子、熱
電対、電子冷却素子等をいい、構造が簡単かつ取扱いが
容易で安定な特性を維持できることから、広範囲にわた
る利用が注目されている。特に、電子冷却素子として
は、局所冷却や室温付近の精密な温度制御が可能である
ことから、オプトエレクトロニクスや半導体レーザ等の
温度調節、並びに、小型冷蔵庫等への適用に向けて、広
く研究開発が進められている。
【0003】このような熱電素子を含む熱電モジュール
は、図9に示すように、2枚のセラミック基板30と4
0との間で、P型素子(P型半導体)50とN型素子
(N型半導体)60とを電極70を介して接続すること
によりPN素子対を形成し、さらに、複数のPN素子対
を直列に接続したものである。このようなPN素子対の
直列回路の一方の端のN型素子には電流導入端子(正
極)80が接続され、他方の端のP型素子には電流導入
端子(負極)90が接続されている。これらの電流導入
端子80、90の間に電圧を印加することにより、電流
導入端子(正極)80からPN素子対の直列回路を経て
電流導入端子(負極)90に向けて電流を流すと、セラ
ミック基板30側が冷却されてセラミック基板40側が
加熱される。その結果、図中の矢印に示すような熱の流
れが発生する。
【0004】ここで、熱電素子の性能を表す性能指数を
Zと表し、性能指数Zは、比抵抗(抵抗率)ρ、熱伝導
率κ、ゼーベック係数(熱電能)αを用いて、次式で表
される。なお、ゼーベック係数αは、P型素子において
は正の値をとり、N型素子においては負の値をとる。 Z=α2/ρκ 熱電素子としては、性能指数Zの大きなものが望まれ
る。
【0005】ところで、日本国特許公開公報(特開)昭
63−138789号、特開平8−186299号、特
開平10−56210号には、塑性変形加工の一種であ
る押出し成形加工を熱電材料に対して施すことにより性
能指数を高めることが掲載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、どのよ
うな条件の下で押出し成形加工を行えば良いかというこ
との詳細に関しては、これらの公報には掲載されていな
い。そこで、上記の点に鑑み、本発明は、熱電材料の押
出し成形加工における変形領域の金型形状を明確にし
て、従来よりも熱電変換効率の高い熱電素子を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明の第1の観点による熱電素子の製造方法は、
所定の組成を有する熱電材料に対して第1の方向に押し
圧力を加えて押出し型から押出すことにより、塑性変形
させて熱電材料の成形品を得る工程(a)を具備し、工
程(a)において、第1の方向における熱電材料の変形
領域の半分以上において、歪み速度の最大値が歪み速度
の平均値に対して+30%以内に入るようなダイスを用
いる。
【0008】ここで、工程(a)が、丸棒状の熱電材料
に対して軸方向に押し圧力を加えて押出し型から押出す
ことにより塑性変形させて丸棒状の成形品を得る工程を
含んでも良い。
【0009】また、本発明の第2の観点による熱電素子
の製造方法は、所定の組成を有する熱電材料に対して第
1の方向に押し圧力を加えて押出し型から押出すことに
より、第1の方向と垂直な第2の方向における変形を拘
束しつつ第1及び第2の方向と垂直な第3の方向に変形
させて直方体状の成形品を得る工程(a)を具備し、工
程(a)において、熱電材料の第1の方向における歪速
度を、変形領域の半分以上の領域で実質的に一定とす
る。
【0010】本発明によれば、熱電材料の結晶粒を微細
化すると共に残留歪みを減少させることにより、熱電素
子のゼーベック係数α又は比抵抗ρの値を変化させて性
能指数Zを改善することができる。
【0011】上記製造方法においては、工程(a)に先
立って、粉状の熱電材料を加圧することにより熱電材料
の圧粉体又は焼結体を形成する工程(b)をさらに具備
することが望ましい。このように、粉状の熱電材料を冷
間プレス又はホットプレス又は通電加熱焼結してから押
出し加工を行うことにより、熱電材料の強度を増加させ
て、欠けや割れを減らすことができる。なお、熱電材料
としては、Bi、Te、Sb、Seの内の少なくとも2
種類以上の元素を含むことが望ましい。
【0012】上記製造方法において、工程(a)は、大
気若しくは不活性ガス雰囲気又は真空中で熱電材料に対
して押し圧力を加えて押出し型から押出すことが望まし
い。また、工程(a)は、加工温度を350〜600℃
に保ちながら熱電材料に対して押し圧力を加えて押出し
型から押出すことが望ましい。本発明にかかる熱電素子
は、上記のいずれかの製造方法を用いて製造されるもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
の形態について説明する。なお、同一の構成要素につい
ては同一の参照番号を付して、説明を省略する。図1
は、本発明の一実施形態に係る熱電素子の製造方法を示
すフローチャートである。
【0014】まず、ステップS1において、所定の組成
を有する原料を秤量して、容器内に封入する。熱電材料
の原料としては、例えば、V族元素としてアンチモン
(Sb)やビスマス(Bi)を、VI族元素としてセレ
ン(Se)やテルル(Te)を用いる。V族元素とVI
族元素の固溶体は、六方晶構造を有する。熱電材料の具
体的な組成については、P型素子の材料として、テルル
化ビスマス(Bi2Te3)とテルル化アンチモン(Sb
2Te3)との混晶系固溶体にP型のドーパントを添加し
て用いたり、N型素子の材料として、テルル化ビスマス
(Bi2Te3)とセレン化ビスマス(Bi2Se3)との
混晶系固溶体にN型のドーパントを添加して用いること
ができる。
【0015】次に、ステップS2において、容器に封入
された原料を加熱することにより原料を溶解し、その
後、例えば一方向性凝固により凝固させて、熱電材料と
なる固溶体を製造する。次に、ステップS3において、
スタンプミル又はボールミル等を用いて熱電材料を粉砕
し、熱電材料の粉末を形成する。さらに、この粉末を、
粒径に応じて分級する。例えば、この粉末を150メッ
シュ及び400メッシュの篩にかけ、400メッシュの
篩上に残ったものを選別することにより、粒径34〜1
08μm程度の粉末に揃える。
【0016】次に、ステップS4において、所定容量の
ガラスアンプル内に粉末を供給し、真空排気後、水素を
注入して0.9気圧に封止した後、350℃の加熱炉内
で10時間の熱処理を行うことにより、粉末の表面を水
素還元する。なお、このステップS4は、省略すること
もできる。また、以上のステップS2〜S4に替えて、
ステップS5に示すように、遠心アトマイズ法により熱
電材料の粉末を形成しても良い。
【0017】ステップS4又はS5続いて、ステップS
6において、冷間プレス又はホットプレスにより粉末成
形を行う。その際、ダイス(押出し型)と同じ形状の成
形型を用いて粉末成形を行っても良い。その場合には、
成形材をダイスのサイズに合わせて切断する工程を省略
することができる。
【0018】次に、ステップS7において、粉末成形さ
れた熱電材料を押出し成形する。さらに、ステップS8
において押出し成形された熱電材料をスライスし、ステ
ップS9においてスライスされた熱電材料をダイシング
することにより、所望のサイズの熱電素子が得られる。
【0019】上記の押出し成形工程(ステップS7)に
ついて、図2を参照しながら詳しく説明する。図2は、
本発明の一実施形態に係る熱電素子の製造方法において
使用する押出し成形装置を示す図である。図2に示すよ
うに、押出し成形装置10は、粉末成形された熱電材料
20を押し出す金型であるパンチ13と、パンチ13に
よって押し出される熱電材料20を塑性変形させるダイ
ス(押出し型)14を含んでいる。スライド11は、例
えば油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)によって駆動
されて、パンチ13を上下動させる。パンチ13の押出
し圧力は、荷重計12によって計測され、押出し方向z
におけるパンチ13の押出し変位は、変位計15によっ
て計測される。変位計15の計測値と経過時間との関係
をモニターすることにより、パンチ13が一定の押出し
速度で熱電材料20を押し出すように、スライド11の
駆動を制御することができる。
【0020】ベース17の上には、ダイス14、及び、
ダイス14の周囲を囲むようにヒータ16が設置されて
いる。これにより、押出し成形装置10が加熱装置を兼
用することができる。ダイス14の温度は、ダイス14
の近傍に配置された温度センサ18によって計測され
る。温度センサ18の計測値をフィードバックしてヒー
タ16の発熱量を制御することにより、ダイス14及び
熱電材料20を所望の温度に保つことができる。
【0021】熱電材料20は、パンチ13によって押し
出されてダイス14を通過する際に塑性変形を受け、押
出し成形品21が得られる。押出しは、不活性ガス雰囲
気もしくは真空中で、加工温度を350〜600℃に保
ちながら行うことが望ましい。なお、本実施形態におい
ては、ダイス14を固定してパンチ13を移動させた
が、この逆に、パンチ13を固定してダイス14を移動
させてもかまわない。
【0022】ところで、この押出し成形品をスライス及
びダイシングして得られる熱電素子の性能指数は、ダイ
スの形状や表面処理によって大きく変化することが分っ
た。これらの好適な条件について、図3〜図8を参照し
ながら説明する。
【0023】図3は、本実施形態において使用する平面
歪み押出しダイスの概観を示す斜視図である。平面歪み
押出しダイス14は、押出し方向(Z方向)と直交する
Y方向において一定の幅を有し、Z方向及びY方向と直
交するX方向において厚さを絞られている。図3におい
て、平面歪み押出しダイス14の入口側の厚さ(内径)
をA0で示し、出口側の厚さ(内径)をA1で示してい
る。押出し比は、A0/A1で表される。平面歪み押出し
ダイス14の内径がA0からA1に絞られるカーブの形状
により、熱電材料20の塑性変形における歪み速度が大
きく異なる。歪み速度とは、単位時間当たりに生じる歪
みのことをいい、以下のように求められる。
【0024】まず、押出し方向(Z方向)の距離zにお
ける歪みε(z)を求める。 ε(z)=dx/x(z)=x’(z)/x(z)・d
z ここで、x(z)は、押出し方向と直交する方向(X方
向)における金型形状の金型内面を含む内径の半分を表
している。次に、一般的な総歪み量εは、次式で表され
る。
【数1】 ここで、z0は押し始めにおけるZ方向の距離を表し、
1は押し終りにおけるZ方向の距離を表している。こ
のように、総歪み量εは、押し始めにおけるダイスの内
径と押し終りにおけるダイスの内径とによって決定さ
れ、途中のダイスの形状には依存しない。
【0025】材料の体積変化がなく、X方向の歪みが一
定であると仮定すると、Z方向の歪みも同様の比率とな
る。即ち、押し始めにおける金型形状のX方向の位置を
0とすると、 z0・x0=z・x=(一定) 従って、Z方向の歪みεZとX方向の歪みεXとの関係
は、 εZ=ln(z/z0)=ln(x0/x)=−εX このように、Z方向の歪みεZとX方向の歪みεXとは、
歪み方向の正負が反転するだけで、絶対量は同じであ
る。次に、歪み速度ε’は、
【数2】 と表される。例えば、ε’y=0、ε’z=−ε’xの場
合には、
【数3】 となる。
【0026】図4は、押出し比が5の場合において、実
施例の平面歪み押出しダイスの断面形状(a)と、比較
例の平面歪み押出しダイスの断面形状(b)とを比較し
た図である。一方、図5は、押出し比が15の場合にお
いて、実施例の平面歪み押出しダイスの断面形状(a)
と、比較例の平面歪み押出しダイスの断面形状(b)と
を比較した図である。図4及び図5において、押出し方
向(Z方向)の距離を横軸にとり、ダイスの変形領域を
0〜40mmにおいて示している。また、押出し幅(押
出し軸からのX方向の距離)を縦軸にとっている。
【0027】実施例においては、図4の(a)と図5の
(a)に示すように、変形領域から出口側へのダイスの
断面形状が、双曲線となっている。これに対し、比較例
においては、図4の(b)と図5の(b)に示すよう
に、変形領域から出口側へのダイスの断面形状が、楕円
と直線の組合せとなっている。
【0028】図6に、押出し比が5の場合において実施
例と比較例の平面歪み押出しダイスを用いたときの歪み
速度の変化を示す。また、図7に、押出し比が15の場
合ににおいて実施例と比較例の平面歪み押出しダイスを
用いたときの歪み速度の変化を示す。図6及び図7にお
いては、押出し方向(Z方向)の距離を横軸にとり、熱
電材料の歪み速度を縦軸にとっている。また、押出し速
度は、1mm/minとしている。
【0029】図6及び図7に示すように、実施例によれ
ば、変形領域の大部分、少なくとも半分以上の領域にお
いて、歪み速度が実質的に一定となっている。なお、本
願において、歪み速度が実質的に一定とは、歪み速度が
最大値から最大値の95%までの範囲にあることを言う
ものとする。さらに一般的に言えば、本発明は、熱電材
料の変形領域の半分以上において、歪み速度の最大値が
歪み速度の平均値に対して+30%以内に入るようなダ
イスを用いることを特徴とする。
【0030】図8は実施例と比較例の平面歪み押出しダ
イスを用いて、実際に熱電材料を押し出して製作した押
出し成形品の特性を比較した図である。ここでは、熱電
材料として、急冷凝固粉をホットプレスしたものを用い
て押出し成形を行っている。また、資料No.1と2は
N型の熱電素子であり、資料No.3と4はP型の熱電
素子である。図8に示すように、実施例によれば、押出
し成形品における残留歪みが減少すると考えられ、比抵
抗ρが低下して、性能指数Zの値が比較例よりも大きく
なっている。
【0031】これらのダイスの表面には、TiCrN又
はTiAlNの薄膜を形成するように表面処理がなされ
ている。これにより、ダイスの強度を上昇させると共
に、押出しをスムーズにしている。なお、上記の実施形
態においては平面歪み押出しダイスを使用したが、本発
明は、丸型ダイスを使用して丸棒状の熱電材料を押し出
すことにより丸棒状の成形品を得る場合にも適用でき
る。
【0032】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、熱電
材料の結晶配向度を改善したり結晶粒を微細化すると共
に残留歪みを減少させることにより、熱電素子のゼーベ
ック係数α又は比抵抗ρの値を変化させて性能指数Zを
改善することができる。これにより、従来よりも高い熱
電性能を有する熱電素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る熱電素子の製造方法
を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施形態に係る熱電素子の製造方法
において使用する押出し成形装置を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態において使用する平面歪み
押出しダイスの概観を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係る平面歪み押出しダイスの
断面形状と、比較例の平面歪み押出しダイスの断面形状
とを、押出し比が5の場合において比較した図である。
【図5】本発明の実施例に係る平面歪み押出しダイスの
断面形状と、比較例の平面歪み押出しダイスの断面形状
とを、押出し比が15の場合において比較した図であ
る。
【図6】本発明の実施例と比較例の平面歪み押出しダイ
スを用いたときの歪み速度の変化を、押出し比が5の場
合において比較した図である。
【図7】本発明の実施例と比較例の平面歪み押出しダイ
スを用いたときの歪み速度の変化を、押出し比が15の
場合において比較した図である。
【図8】本発明の実施例と比較例の平面歪み押出しダイ
スを用いて、実際に熱電材料を押し出して製作した押出
し成形品の特性を比較した図である。
【図9】熱電素子を含む熱電モジュールの構造を示す図
である。
【符号の説明】
10 押出し成形装置 11 スライド 12 荷重計 13 パンチ 14 ダイス 15 変位計 16 ヒータ 17 ベース 18 温度センサ 20 熱電材料 21 押出し成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22F 3/24 B22F 3/24 F H01L 35/16 H01L 35/16 (72)発明者 佐々木 喜代治 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究本部内 (72)発明者 小西 明夫 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究本部内 (72)発明者 梶浦 豪二 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究本部内 (72)発明者 黒木 光博 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究本部内 (72)発明者 徳永 裕之 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究本部内 (72)発明者 水上 裕之 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究本部内 (72)発明者 池田 圭介 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉02 東北大 学工学部材料加工学科内 (72)発明者 三浦 進 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉02 東北大 学工学部材料加工学科内 (72)発明者 鈴木 健一郎 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉02 東北大 学工学部材料加工学科内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の組成を有する熱電材料に対して第
    1の方向に押し圧力を加えて押出し型から押出すことに
    より、塑性変形させて熱電材料の成形品を得る工程
    (a)を具備し、 工程(a)において、第1の方向における前記熱電材料
    の変形領域の半分以上において、歪み速度の最大値が歪
    み速度の平均値に対して+30%以内に入るようなダイ
    スを用いることを特徴とする熱電素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 工程(a)が、丸棒状の熱電材料に対し
    て軸方向に押し圧力を加えて押出し型から押出すことに
    より、塑性変形させて丸棒状の成形品を得る工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 所定の組成を有する熱電材料に対して第
    1の方向に押し圧力を加えて押出し型から押出すことに
    より、第1の方向と垂直な第2の方向における変形を拘
    束しつつ第1及び第2の方向と垂直な第3の方向に変形
    させて直方体状の成形品を得る工程(a)を具備し、 工程(a)において、熱電材料の第1の方向における歪
    速度を、変形領域の半分以上の領域で実質的に一定とす
    ることを特徴とする熱電素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 工程(a)に先立って、粉状の熱電材料
    を加圧することにより前記熱電材料の圧粉体又は焼結体
    を形成する工程(b)をさらに具備することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱電材料が、Bi、Te、Sb、S
    eの内の少なくとも2種類以上の元素を含むことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 工程(a)が、大気若しくは不活性ガス
    雰囲気又は真空中で前記熱電材料に対して押し圧力を加
    えて押出し型から押出すことを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 工程(a)が、加工温度を350〜60
    0℃に保ちながら前記熱電材料に対して押し圧力を加え
    て押出し型から押出すことを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1項記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の製造
    方法を用いて製造された熱電素子。
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