JP2001344533A - 知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム - Google Patents

知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム

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JP2001344533A JP2000161688A JP2000161688A JP2001344533A JP 2001344533 A JP2001344533 A JP 2001344533A JP 2000161688 A JP2000161688 A JP 2000161688A JP 2000161688 A JP2000161688 A JP 2000161688A JP 2001344533 A JP2001344533 A JP 2001344533A
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Tetsuyoshi Oka
哲義 岡
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TAMAOKA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、国際的に流通する
権利を活用したいと考える権利者と、優れた発明等を活
用しようと情報を集めている権利取得希望者とは、前者
は経費の負担が大きく、且つ適当な方法がなく、後者は
費用も組織もあるが情報を集めることが困難なため、結
果として、国際的に優れた知的財産権が、世の中に顧み
られることなく、埋もれたままになることが多分にあっ
た。 【解決手段】 インターネット等により
国際的に接続されたコンピュータ環境下において、権利
者20にその権利の提供内容を本システム10に登録さ
せる手段11と、前記権利の登録内容を分類整理して本
システムのデータベースに蓄積する手段12と、分類整
理して蓄積された前記権利の提供内容を権利取得希望者
に検索可能に紹介する手段13とからなる知的財産権に
係わる権利の国際斡旋システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、知的財産権に係わ
る権利を広く国際的に譲渡し、若しくは、実施権又は使
用権を設定し、又は、許諾することを目的として、イン
ターネット等のネットワークで国際的に接続されたコン
ピュータ環境下において、知的財産権に係わる権利の権
利者と権利取得希望者とを仲介する知的財産権に係わる
権利の国際斡旋システムに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、国際的に通用し流通するで
あろう知的財産権に係る権利を一国において所有してい
たとしても、この権利を国際的に活用しようとするに
は、他の国に、各国毎に膨大な出願手続等を行う必要が
あり、且つ、各国毎に法制度や言語や商習慣が異なり、
地域的、費用的、時間的に、多大な労力を必要としてい
た。
【0003】そのため、国際的に通用し流通するであろ
う知的財産権に係る権利を、活用したいと考える一国に
おいて知的財産権に係る権利を有する権利者も、他の国
において、優れた発明等を活用しようと情報を集めてい
る権利取得希望者も、一方は経費の負担が大きく、且つ
安心して秘密情報を提供する適当な方法がなく、他方は
費用も組織もあるが情報を集めることが困難なため、結
果として、国際的に産業の発展に寄与し得る優れた知的
財産権が、世の中に顧みられることなく双方にとって無
駄に終わってしまう虞が多分にあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、知的
財産権に係わる権利を、国際的に、譲渡し、若しくは、
実施権又は使用権を設定し、又は許諾する等の前記権利
の国際的な活用を目的として、インターネット等のネッ
トワークにより国際的に接続されたコンピュータ環境下
において、前記権利の権利者にその権利の提供内容をイ
ンターネット等を介して本システムに登録させる権利提
供内容登録手段と、前記権利の登録内容を分類整理して
本システムのデータベースに蓄積する分類整理蓄積手段
と、分類整理して蓄積された前記権利の提供内容を権利
取得希望者に検索可能にインターネット等を介して紹介
する権利提供内容紹介手段とからなる知的財産権に係わ
る権利の国際斡旋システムを提供するものである。
【0005】本発明によれば、例えば、一国で特許出願
した発明につき、パリ条約第4条で規定する優先権の優
先期間内に、その特許を受ける権利を有する権利者が、
その発明内容等をインターネット等を介して本システム
に登録するだけで、その発明内容等を本システムのデー
タベースに分類整理して蓄積せしめることができ、同時
に、広く国際的に本システムに登録している権利取得希
望者にインターネット等を介して紹介せしめることがで
きるから、例えば、国際的に通用する発明を世界各国で
活用したいと希望する発明者と、将来有望な発明に投資
して権利化及び企業化を希望する権利取得希望者とは、
各国において共同出願や共同開発、共同事業化等を進め
ることができ、一つの知的財産権に基づき各国で瞬時に
フランチャイズ展開することも可能になる。なお、この
本発明に係る知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
ムは、権利内容が未公開で秘密状態にある場合が多々あ
るのみならず、契約交渉内容の秘密厳守を旨とするもの
であるから、厳重なセキュリティ環境下において、各種
サービスの提供がなされることは勿論である。
【0006】また、本発明は、請求項1に記載の知的財
産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、前記権
利の提供を申し出た権利者を予め登録する権利者登録手
段と、権利取得希望者を予め登録する権利取得希望者登
録手段とを有する知的財産権に係わる権利の国際斡旋シ
ステムを提供するものである。本発明によれば、権利の
提供を申し出た権利者を予め登録する手段と、権利取得
希望者を予め登録する手段によって、権利者と権利取得
希望者の信頼性を確保し、本システムを安心して活用す
ることができる。
【0007】また、本発明は、請求項1又は2に記載の
知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、
分類整理蓄積手段が知的財産権に係わる権利の提供内容
を特許発明、実用新案、意匠、商標、サービスマーク、
半導体集積回路、植物新品種又は著作物等の知的財産権
の種類別に分類整理して蓄積すると共に、権利提供内容
紹介手段がその権利の提供内容を知的財産権の種類別に
分類整理して権利取得希望者に紹介する知的財産権に係
わる権利の国際斡旋システムを提供するものである。本
発明によれば、種々の知的財産権に係る権利を、権利取
得希望者に特許発明、実用新案、意匠、商標、サービス
マーク、半導体集積回路、植物新品種又は著作物等の知
的財産権の種類別に提供し、権利取得希望者は希望する
権利内容を容易に検索することができる。
【0008】また、本発明は、請求項1乃至3のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段がビジネス方法特許発明等
の知的財産権に係わる権利の提供内容を業務別に分類整
理して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段がその権
利の提供内容を業務別に分類整理して権利取得希望者に
紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムを
提供するものである。本発明によれば、ビジネス方法特
許発明のような新しい知的財産権の分野について、その
発明の係わる業務別に分類して提供することにより、権
利取得希望者に迅速に容易に目的とする業務に絞り込ん
で特許発明等を検索するようにすることができる。
【0009】また、本発明は、請求項1乃至4のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段がその権利の提供内容が権
利未確定状態か、若しくは、権利が確定しているかに分
類整理して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段がそ
の分類整理に従って今後必要とする手続を付加して権利
取得希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡
旋システムを提供するものである。本発明によれば、提
供される知的財産権に係わる権利が、例えば、権利取得
希望者がその権利を獲得しようとする国において、未出
願のものか、出願後のものか、権利が確定しているもの
か等によって、その権利の価値や権利取得形態や権利取
得手続き等が異なる可能性があることから、権利の提供
内容が権利未確定状態か、若しくは、権利が確定してい
るかに分類整理してその手続きも含めて紹介することに
より、契約交渉等に必要な手続等を予め予測することが
できる。
【0010】また、本発明は、請求項1乃至5のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段が権利の提供内容を一般に
公開可能か秘密厳守かに分類整理して蓄積すると共に、
権利提供内容紹介手段が一般に公開可能か秘密厳守かに
よって一般公開か特定の権利取得希望者に紹介かに区別
して権利提供内容を紹介する知的財産権に係わる権利の
国際斡旋システムを提供するものである。本発明によれ
ば、知的財産権に係わる権利の内容により、広く一般に
公開した方が権利取得希望者を発見し易い場合に一般公
開して、権利取得希望者にもその情報により、契約交渉
等に必要な手続等を予め予測することができる。
【0011】また、本発明は、請求項1乃至6のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段がその権利の提供内容が既
に出願されている場合、その出願にパリ条約第4条で規
定する優先権を有するか否かに分類整理して蓄積すると
共に、権利提供内容紹介手段が、優先権を有するか否か
に分類整理して権利取得希望者に紹介する知的財産権に
係わる権利の国際斡旋システムを提供するものである。
【0012】本発明によれば、権利の提供内容が既に出
願されている場合、その出願にパリ条約第4条で規定す
る優先権を有するか否かに分類整理して権利取得希望者
に紹介することができるから、権利を取得希望する国に
優先権があればその期日以内の出願を目指して権利者と
交渉することができ、また、優先権がなければ、そのな
い理由により、例えば、優先期間が過ぎ去っている場
合、出願する利益があるか否かを考慮することができ
る。
【0013】また、本発明は、請求項1乃至7のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段が権利の提供内容を特許協
力条約による国際出願、マドリッド協定議定書による商
標の国際登録出願若しくは欧州特許条約による特許出願
などの国家間協定又は条約による出願形式別に分類整理
して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が知的財産
権の提供内容を出願形式別に分類整理して権利取得希望
者に紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
ムを提供するものである。
【0014】本発明によれば、権利の提供内容を特許出
願などの国家間協定又は条約による出願形式別に分類整
理して権利取得希望者に紹介することにより、権利取得
希望者は、パリ条約第4条で規定する優先権の優先期間
や、特許協力条約又はマドリッド協定議定書による商標
の国際登録出願で規定する指定国や指定官庁に対する国
際出願書類の送達期間や、審査請求期間などの期限管理
を考慮しながら契約交渉することができると共に、それ
に合わせた事業の展開内容の検討を容易にすることがで
きる。
【0015】また、本発明は、請求項1乃至8のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、権利の提供内容を調査する調査手段を有し、
調査手段による調査内容を分類整理蓄積手段が分類整理
して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が調査内容
を権利取得希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の
国際斡旋システムを提供するものである。
【0016】本発明によれば、権利者が提供する権利の
提供内容を、例えば、発明であれば、近似する従来の技
術の調査をすることにより新規性、進歩性を評価する資
料を提供でき、商標であれば類似する商標の調査をする
ことにより、登録可能性を評価する資料を提供すること
ができ、紹介の価値のない権利の提供を排除することに
より、本システムの権利の提供内容の水準を保つことが
できる。
【0017】また、本発明は、請求項1乃至9のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、権利の提供内容を評価する評価手段を有し、
評価手段による評価内容を分類整理蓄積手段が分類整理
して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が評価内容
を権利取得希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の
国際斡旋システムを提供するものである。本発明によれ
ば、権利の提供内容を評価することにより、権利取得希
望者に取得しようとする権利内容の価値基準を提供する
と共に、結果として、優れた権利の提供が可能になり、
且つ、紹介の価値のない権利の提供を排除することがで
きから、本システムの提供する権利の提供内容の信頼性
を高めることができる。
【0018】また、本発明は、請求項1乃至10のいず
れかに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
ムにおいて、権利者と権利取得希望者との譲渡、若しく
は、実施権又は使用権の設定又は許諾等の権利の提供に
関する契約交渉を仲介する契約交渉仲介手段を有する知
的財産権に係わる権利の国際斡旋システムを提供するも
のである。本発明によれば、知的財産権に係わる権利の
権利者と権利取得希望者の間の権利の譲渡、若しくは、
実施権又は使用権の設定又は許諾等の権利の提供に関す
る契約交渉を仲介することにより、両者の円滑な交渉進
捗を計ることができる。
【0019】また、本発明は、請求項11に記載の知的
財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、契約
交渉仲介手段が契約交渉を行うべき弁護士、弁理士等の
専門家を権利者及び権利取得希望者に紹介する知的財産
権に係わる権利の国際斡旋システムを提供するものであ
る。本発明によれば、契約交渉仲介手段が契約交渉を行
うべき弁護士、弁理士等の専門家を権利者及び権利取得
希望者に紹介することにより、両者が安心して契約交渉
を円滑に行うことができる。また、契約交渉成立後にこ
の弁護士、弁理士等の専門家に出願や権利移転等の手続
の代行を依頼することができる。
【0020】また、本発明は、請求項11又は12に記
載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおい
て、契約交渉仲介手段に権利者と権利取得希望者との契
約交渉を管理し内容を記録する交渉管理記録手段と、記
録された契約交渉内容を権利者又は権利取得希望者に照
会可能にする契約交渉内容照会手段とを有する知的財産
権に係わる権利の国際斡旋システムを提供するものであ
る。
【0021】本発明によれば、権利者と権利取得希望者
との契約交渉を管理することにより、日限のある手続に
間に合うように交渉を進めることができ、また、その記
録をすることにより、交渉の進展状況を把握することが
でき、記録された契約交渉内容を権利者又は権利取得希
望者に照会可能にすることにより、権利者又は権利取得
希望者が何時でも何処からでも必要なときにインターネ
ットを介して契約内容を紹介することができ、契約書や
記録を携帯したり、保管したりする必要をなくすことも
可能である。
【0022】また、本発明は、請求項13に記載の知的
財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、契約
交渉管理手段がパリ条約第4条で規定する優先権の優先
期間の満了日、特許協力条約第20条で規定する指定官
庁に対する国際出願書類の送達期間の満了日、特許協力
条約第39条(1)(a)の適用を受けた場合の選択官
庁に対する国際出願書類の送達期間の満了日、又は、国
内の審査請求の満了日などの期限管理をし、契約交渉内
容照会手段が期限満了日等を権利者又は権利取得希望者
に照会可能に通知する知的財産権に係わる権利の国際斡
旋システムを提供するものである。本発明によれば、種
々の国家間の条約により、契約交渉の対象となっている
権利に関する種々の手続の日限等を管理して、権利者又
は権利取得希望者に照会可能に通知することにより、当
事者はそれに基づいて確実に交渉を進めることができ
る。
【0023】また、本発明は、請求項1乃至14のいず
れかに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
ムにおいて、権利の提供内容、又は、契約交渉内容等を
翻訳する翻訳サービス手段を有する知的財産権に係わる
権利の国際斡旋システムを提供するものである。本発明
によれば、言葉の異なる国際的な権利譲渡等に係わる契
約交渉に必要な翻訳サービスが行えることにより、迅速
に、確実に交渉を進めることができる。
【0024】また、本発明は、請求項1乃至15のいず
れかに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
ムにおいて、本システムが権利者から知的財産権に係わ
る権利を取得する権利取得手段を有すると共に、その権
利の内容を、権利取得希望者に検索可能にインターネッ
ト等を介して紹介する権利提供内容紹介手段を有する知
的財産権に係わる権利の国際斡旋システムを提供するも
のである。本発明によれば、迅速な譲渡を希望する権利
者から本システムが権利を買い取って、これを権利取得
希望者に紹介して、国際的な事業展開を計ることができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図示する実施例の基づいて、
本発明システムの実施の形態を説明する。図1に記載の
ように、本発明は、例えば、一国で特許出願した発明に
つき、その特許を受ける権利を有する権利者20が、国
際的にその発明を活用するため、他の国でその特許権を
得ようとする権利取得希望者30に、その国における特
許を受ける権利を譲渡、若しくは、実施権の設定、許諾
等の権利の提供を目的として、インターネット等のネッ
トワークで国際的に接続されたコンピュータ環境下にお
いて、前記権利者に知的財産権の提供内容をインターネ
ット1等を介して本発明システム10の権利提供内容登
録手段11により登録させると、分類整理蓄積手段12
によりその権利の提供内容を分類整理して蓄積すると共
に、権利提供内容紹介手段13により分類整理して蓄積
された権利提供内容を権利取得希望者30にインターネ
ット2等を介して検索可能に紹介する知的財産権の国際
斡旋システムに関する。
【0026】即ち、本発明システム10は、所有する知
的財産権を自国を含めて世界各国で活用しようとする権
利者20と、その権利を取得して世界各国で活用しよう
とする権利取得希望者30との間をにおいて、契約によ
って成立する。従って、本発明システム10は、その前
提として権利者20を登録する権利者登録手段14と、
権利取得希望者20を登録する権利取得希望者登録手段
15とを有し、権利者10及び権利取得希望者20を本
発明システムに関して信用保証するものである。権利者
登録手段14で登録する内容には、権利者の氏名又は名
称、住所又は居所、国籍、宣誓書、出願控えプルーフ、
優先権証明書などを含み、権利取得希望者登録手段で登
録する内容には、権利取得希望者の住所又は居所、国
籍、営業内容、資本金、営業実績、及び営業規模などを
含み、登録された内容は本システム10のデータベース
で保管する。
【0027】権利提供内容登録手段11で登録する知的
財産権には、特許発明、実用新案、意匠、商標、及び、
サービスマークが対象の工業所有権、著作物が対象の著
作権、半導体集積回路に関する権利、又は、植物新品種
に関する権利等がある。また、権利の提供内容は、提供
を希望する権利者、希望する提供先の国又は地域、譲渡
か実施権の設定か等の提供の形態の他に、例えば、工業
所有権では、特許発明及び実用新案に関しては明細書、
図面及び要約を含み、意匠に関しては物品の写真や図面
を含み、商標及びサービスマークに関しては指定商品若
しくは指定役務が含まれる。
【0028】これら権利提供内容登録手段11により登
録された内容は、本システムのデータベースの分類整理
蓄積手段12で様々な形式に分類整理して蓄積し、さら
に分類整理して蓄積した権利提供内容を権利取得希望者
に権利提供内容紹介手段13により検索可能に紹介す
る。上記の通り、分類整理蓄積手段12では、様々な形
式に分類整理して蓄積することが可能であり、例えば、
知的財産権の提供内容を知的財産権の種類別に分類する
場合には、分類整理蓄積手段で特許発明、実用新案、意
匠、商標、サービスマーク、著作物、半導体集積回路、
及び、植物新品種の8種類に分類することとなる。
【0029】また、分類整理蓄積手段12では、知的財
産権の提供内容を業務別に分類整理して蓄積する構成に
することができる。特にビジネス特許のような新しい知
的財産権については従来の検索システムでは業務別に整
理されておらず、例えば、ビジネス特許を電子商取引、
セキュリティーや金融派生商品などの業務別に分類整理
して蓄積すれば、業務別に分類蓄積した内容は権利提供
内容紹介手段13により権利取得希望者に業務別に検索
可能に紹介することができる。
【0030】また、分類整理蓄積手段12では、知的財
産権の提供内容が出願係属中か否か、若しくは、権利が
確定しているか否かに分類整理して蓄積する構成にする
ことができる。工業所有権においては、例えば、ある国
で既に出願に継続中であるか、これから出願手続をする
のか否かにより、また、権利が確定しているのか否かに
よって、権利取得希望者がその権利を取得する手続や取
得後の手続、事業化準備に変化が生じてくるから、予
め、その権利の状況を紹介してあれば、迅速な判断がで
きることとなる。また、著作物、半導体集積回路、及
び、植物新品種のような場合には、その全体よりもジャ
ンル別に要約、概要の形で整理して、権利取得希望者に
紹介することが好ましい。
【0031】また、分類整理蓄積手段12では、知的所
有権の提供内容を一般に公開可能か秘密厳守かに分類整
理して蓄積し、権利提供内容紹介手段13により検索可
能に紹介するように構成することができる。権利の提供
内容が、各国特許庁や世界知的財産権機関の国際事務局
などで既に公開されているものや、権利者が公開を希望
若しくは許可したものは、一般に公開可能であり、権利
提供内容紹介手段により契約した特定の権利取得希望者
だけでなく、一般に検索可能に公開して紹介する構成に
することができる。また、権利の提供内容が未だに出願
されておらず、又は、公開されておらず、秘密厳守しな
ければならない状況のものにあっては、権利提供内容紹
介手段13により秘密厳守契約した権利取得希望者にの
み紹介されることとなる。
【0032】また、分類整理蓄積手段12では、権利の
提供内容が既に出願されており、その出願にパリ条約第
4条で規定する優先権を有するか否かに分類整理して蓄
積し、権利提供内容紹介手段13により権利取得希望者
に紹介する構成にすることができる。権利の提供内容が
工業所有権の場合、パリ条約及びTRIPS協定で優先
権が認められている特許発明、実用新案、意匠、及び商
標と、パリ条約にはなくてTRIPS協定で優先権が認
められているサービスマークとに分類整理し、さらに、
優先期間が12月である特許発明及び実用新案と、優先
期間が6月である意匠及び商標とに分類整理し、また、
残された優先期間を計算してデータベースに蓄積し、そ
の内容は権利提供内容紹介手段13により権利取得希望
者に紹介される。
【0033】また、本発明システムの分類整理蓄積手段
12では、権利者の住所及び国籍から、権利者がパリ条
約の同盟国の国民又は住民であること、また、世界貿易
機関の加盟国の国民又は住民であることを判断し確認し
た上で、分類蓄積した権利提供内容データを権利取得希
望者に権利提供内容紹介手段13で紹介する構成にする
ことも可能である。さらに、本発明システムでは、分類
整理蓄積手段12が権利の提供内容を特許協力条約によ
る国際出願、若しくはマドリッド協定議定書による国際
登録出願などの国家間協定又は条約による出願形式別に
分類整理して蓄積し、権利提供内容紹介手段13で権利
取得希望者に紹介する構成にすることも可能である。
【0034】この場合、本発明システムの分類整理蓄積
手段12は、権利の提供内容を工業所有権か否かに分類
整理し、工業所有権であれば国内出願であるか、協定ま
たは条約による出願であるかに分類整理し、さらに、協
定または条約による出願であれば、特許協力条約による
国際出願か、マドリッド協定議定書による商標の国際登
録出願か、あるいは、欧州特許条約による特許出願か、
などの出願の形式別に分類し、これを整理して、出願形
式に適合した優先期間等のデータを付加して、データベ
ースに蓄積し、権利提供内容紹介手段13により権利取
得希望者に検索可能に紹介される。
【0035】また、本発明システムは、権利の提供内容
を調査する調査手段16を有する。この調査手段16
は、例えば、権利者から提出された知的財産権の提出内
容を過去に各国特許庁及び国際事務局から公開された出
願、本システムのデータベースに蓄積された公開可能な
知的財産権の提出内容、並びに、権利者から提出された
公開可能な関連技術内容などの関連ある技術について調
査するものである。この調査手段16による調査経過、
調査結果等の調査内容は、分類整理蓄積手段12により
分類整理され蓄積され、権利提供内容紹介手段13によ
りインターネット2を介して権利取得希望者30に検索
可能に紹介される。なお、この調査内容を権利者20の
インターネット1を介して通知する構成にすることも勿
論可能である。
【0036】また、本発明システムは、知的財産権の提
供内容を評価する評価手段17を有する。この評価手段
17は、前記調査手段16の調査データに基づいて、例
えば、特許発明や実用新案を評価する場合には、新規
性、進歩性について評価し、商標やサービスマークを評
価する場合には、自己識別性や既得権を侵害する恐れが
あるか否かについて評価するものである。この評価手段
には、権利の独占権としての有効性の他に、開発可能
性、開発費用、企業展開の可能性、将来性、又は、市場
規模等、専門的な評価を付加することも勿論可能であ
る。この評価手段による評価内容は分類整理蓄積手段1
2により分類整理されデータベースに蓄積され、権利提
供内容紹介手段13によりインターネット2により権利
取得希望者30に紹介される。なお、この評価内容を権
利者20のインターネット1を介して通知する構成にす
ることも勿論可能である。
【0037】また、本発明システムは、権利者20と権
利取得希望者30との間の譲渡、若しくは、実施権又は
使用権の設定、許諾等の権利の提供に関する契約交渉を
仲介する契約交渉仲介手段18を有し、この契約交渉仲
介手段により、権利者と権利取得希望者とが迅速に且つ
スムースに契約交渉を行うことを補助することができ
る。この契約交渉仲介手段18は、基本的には、権利提
供内容紹介手段13により権利の提供内容をインターネ
ット2により閲覧し、取得を希望する権利を発見した権
利取得希望者30を、その権利者20に紹介することに
あるから、その後、権利取得希望者30と権利者20が
この契約交渉仲介手段18を使用するか否かは自由であ
る。従って、権利者20がその権利に関して本システム
による紹介を約束した期間中又は紹介打ち切りを申し出
た期間まで、本システムはその権利に関し権利取得希望
者30を何人でも権利者20に紹介し続けることとな
る。
【0038】権利取得希望者30と権利者20がこの契
約交渉仲介手段18を使用する場合、この手段は、両者
の同意の下に本手段を介して交渉を行うことを求め、本
手段がインターネットを通じて提供する形式に従って記
入した要望事項を、両者間で交換して迅速に交渉を進め
ることができるようにする。また、本発明システムの交
渉管理記録手段19は、契約交渉を管理し内容を記録す
ると共に、契約交渉内容照会手段21は、記録された契
約交渉内容をインターネット1,2を介して権利者20
又は権利取得希望者30に照会可能に提供するものであ
る。
【0039】また、契約交渉仲介手段18は、契約交渉
する弁護士、弁理士等の専門家を紹介する紹介手段を有
する。この紹介手段は、本システムに登録された弁護
士、弁理士等の専門家のデータに基づいて権利者又は権
利取得希望者に弁護士、弁理士等の専門家をハイパーリ
ンク等により紹介し、この紹介手段により紹介された弁
護士、弁理士等の専門家の協力のもと権利者と権利取得
希望者とが迅速に且つスムースに契約交渉することがで
きる。また、契約交渉成立後にこの弁護士、弁理士等の
専門家に、引き続き出願や権利移転等の手続の代理を依
頼することができる。
【0040】また、本発明システムは、契約交渉仲介手
段18に権利者と権利取得希望者との契約交渉を管理し
記録する契約交渉管理手段を有する。この契約交渉管理
手段では、本システム内で契約交渉した内容について管
理し記録するのみならず、契約交渉をするために、本シ
ステムに書き込まれた日時についても管理し記録する。
また、本システムは、管理された契約交渉内容を当事者
に紹介する契約交渉経過情報紹介手段を有し、権利者と
権利取得希望者とが契約交渉している際のみならず、例
えば、権利者から権利取得希望者へ権利の譲渡等がされ
た後に係争が起こった場合においても、当事者にこの契
約交渉の内容について紹介することができ、係争解決の
役に立つ。
【0041】契約交渉仲介手段に権利者と権利取得希望
者との契約交渉を管理し内容を記録する交渉管理記録手
段と、記録された契約交渉内容を権利者又は権利取得希
望者に照会可能にする契約交渉内容照会手段とを有する
知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムを提供する
ものである。本発明によれば、権利者と権利取得希望者
との契約交渉を管理することにより、日限のある手続に
間に合うように交渉を進めることができ、また、その記
録をすることにより、交渉の進展状況を把握することが
でき、記録された契約交渉内容を権利者又は権利取得希
望者に照会可能にすることにより、権利者又は権利取得
希望者が何時でも何処からでも必要なときにインターネ
ットを介して契約内容を紹介することができ、契約書や
記録を携帯したり、保管したりする必要をなくすことも
可能である。
【0042】また、本発明システムは、契約交渉管理手
段19が、パリ条約第4条で規定する優先権の優先期間
の満了日、特許協力条約第20条で規定する指定官庁に
対する国際出願書類の送達期間の満了日、特許協力条約
第39条(1)(a)の適用を受けた場合の選択官庁に
対する国際出願書類の送達期間の満了日、又は、国内の
審査請求の満了日などの期限管理をし、契約交渉内容照
会手段が期限満了日等を権利者又は権利取得希望者に照
会可能に通知する構成を有し、契約交渉の対象となって
いる権利に関する種々の手続の日限等を管理して、権利
者又は権利取得希望者に照会可能に通知することによ
り、当事者はそれに基づいて確実に交渉を進めることが
できる。
【0043】また、本発明システムは、権利の提供内
容、又は、契約交渉内容等を翻訳する翻訳サービス手段
を有し、言葉の異なる国際的な権利譲渡等に係わる契約
交渉に必要な翻訳サービスを行うことにより、迅速に、
確実に交渉を進めることができる。また、本発明システ
ムは、権利者から知的財産権に係わる権利を取得する権
利取得手段を有すると共に、権利提供内容紹介手段13
によりその権利の内容を、権利取得希望者に検索可能に
インターネット等を介して紹介する構成を有し、迅速な
譲渡を希望する権利者から本システムが権利を買い取っ
て、これを権利取得希望者に紹介して、国際的な事業展
開を計ることができる。
【0044】なお、本発明の実施の形態として、次の
(1)から(16)までの知的財産権に係わる権利の国
際斡旋方法が含まれる。 (1) 知的財産権に係わる権利を、国際的に、譲渡
し、若しくは、実施権又は使用権を設定し、又は許諾す
る等の前記権利の国際的な活用を目的として、インター
ネット等のネットワークにより国際的に接続されたコン
ピュータ環境下において、前記権利の権利者にその権利
の提供内容をインターネット等を介して登録させる権利
提供内容登録段階と、前記権利の登録内容を分類整理し
てデータベースに蓄積する分類整理蓄積段階と、分類整
理して蓄積された前記権利の提供内容を権利取得希望者
に検索可能にインターネット等を介して紹介する権利提
供内容紹介段階とからなる知的財産権に係わる権利の国
際斡旋方法。
【0045】(2) (1)に記載の知的財産権に係わ
る権利の国際斡旋方法において、前記権利の提供を申し
出た権利者を予め登録する権利者登録段階と、権利取得
希望者を予め登録する権利取得希望者登録段階とを有す
る知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法。 (3) (1)又は(2)に記載の知的財産権に係わる権利
の国際斡旋方法において、分類整理蓄積段階が知的財産
権に係わる権利の提供内容を特許発明、実用新案、意
匠、商標、サービスマーク、電子回路又は著作物等の知
的財産権の種類別に分類整理して蓄積すると共に、権利
提供内容紹介段階がその権利の提供内容を知的財産権の
種類別に分類整理して権利取得希望者に紹介する知的財
産権に係わる権利の国際斡旋方法。
【0046】(4) (1)乃至(3)のいずれかに記
載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法において、
分類整理蓄積段階がビジネス特許発明等の知的財産権に
係わる権利の提供内容を業務別に分類整理して蓄積する
と共に、権利提供内容紹介段階がその権利の提供内容を
業務別に分類整理して権利取得希望者に紹介する知的財
産権に係わる権利の国際斡旋方法。 (5) (1)乃至4のいずれかに記載の知的財産権に
係わる権利の国際斡旋方法において、分類整理蓄積段階
がその権利の提供内容が権利未確定状態か、若しくは、
権利が確定しているかに分類整理して蓄積すると共に、
権利提供内容紹介段階がその分類整理に従って今後必要
とする手続を付加して権利取得希望者に紹介する知的財
産権に係わる権利の国際斡旋方法。
【0047】(6) (1)乃至(5)のいずれかに記
載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法において、
分類整理蓄積段階が権利の提供内容を一般に公開可能か
秘密厳守かに分類整理して蓄積すると共に、権利提供内
容紹介段階が一般に公開可能か秘密厳守かによって一般
公開か特定の権利取得希望者に紹介かに区別して権利提
供内容を紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡旋方
法。 (7) (1)乃至(6)のいずれかに記載の知的財産
権に係わる権利の国際斡旋方法において、分類整理蓄積
段階がその権利の提供内容が既に出願されており、その
出願にパリ条約第4条で規定する優先権を有するか否か
に分類整理して蓄積すると共に、権利提供内容紹介段階
が、その出願にパリ条約第4条で規定する優先権を有す
るか否かに分類整理して権利取得希望者に紹介する知的
財産権に係わる権利の国際斡旋方法。
【0048】(8) (1)乃至(7)のいずれかに記
載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法において、
分類整理蓄積段階が権利の提供内容を特許協力条約によ
る国際出願、マドリッド協定議定書による商標の国際登
録出願若しくは欧州特許条約による特許出願などの国家
間協定又は条約による出願形式別に分類整理して蓄積す
ると共に、権利提供内容紹介段階が知的財産権の提供内
容を出願形式別に分類整理して権利取得希望者に紹介す
る知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法。 (9) (1)乃至(8)のいずれかに記載の知的財産
権に係わる権利の国際斡旋方法において、権利の提供内
容を調査する調査段階を有し、調査段階による調査内容
を分類整理蓄積段階が分類整理して蓄積すると共に、権
利提供内容紹介段階が調査内容を権利取得希望者に紹介
する知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法。
【0049】(10) (1)乃至(9)のいずれかに
記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法におい
て、権利の提供内容を評価する評価段階を有し、評価段
階による評価内容を分類整理蓄積段階が分類整理して蓄
積すると共に、権利提供内容紹介段階が評価内容を権利
取得希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡
旋方法。 (11) (1)乃至(10)のいずれかに記載の知的
財産権に係わる権利の国際斡旋方法において、権利者と
権利取得希望者との譲渡、若しくは、実施権又は使用権
の設定又は許諾等の権利の提供に関する契約交渉を仲介
する契約交渉仲介段階を有する知的財産権に係わる権利
の国際斡旋方法。
【0050】(12) (11)に記載の知的財産権に
係わる権利の国際斡旋方法において、契約交渉仲介段階
が契約交渉を行うべき弁護士、弁理士等の専門家を権利
者及び権利取得希望者に紹介する知的財産権に係わる権
利の国際斡旋方法。 (13) (11)又は(12)に記載の知的財産権に
係わる権利の国際斡旋方法において、契約交渉仲介段階
に権利者と権利取得希望者との契約交渉を管理し内容を
記録する交渉管理記録段階と、記録された契約交渉内容
を権利者又は権利取得希望者に照会可能にする契約交渉
内容照会段階とを有する知的財産権に係わる権利の国際
斡旋方法。
【0051】(14) (13)に記載の知的財産権に
係わる権利の国際斡旋方法において、契約交渉管理段階
がパリ条約第4条で規定する優先権の優先期間の満了
日、特許協力条約第20条で規定する指定官庁に対する
国際出願書類の送達期間の満了日、特許協力条約第39
条(1)(a)の適用を受けた場合の選択官庁に対する
国際出願書類の送達期間の満了日、又は、国内の審査請
求の満了日などの期限管理をし、契約交渉内容照会段階
が期限満了日等を権利者又は権利取得希望者に照会可能
に通知する知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法。
【0052】(15) (1)乃至(14)のいずれか
に記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋方法におい
て、権利の提供内容、又は、契約交渉内容等を翻訳する
翻訳サービス段階を有する知的財産権に係わる権利の国
際斡旋方法。 (16) (1)乃至(15)のいずれかに記載の知的
財産権に係わる権利の国際斡旋方法において、本方法が
権利者から知的財産権に係わる権利を取得し、その権利
の内容を、権利取得希望者に検索可能にインターネット
等を介して紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡旋
方法。
【0053】
【実施例】図2の実施例において、ステップ1は、本シ
ステムと権利を提供しようとする権利者との契約により
成立する本システムに権利者を登録させる段階である。
ステップ2は、本システムと権利を取得しようとする権
利取得希望者との契約により成立する本システムに権利
希望者を登録させる段階である。この権利者と権利取得
希望者との間に成立する本発明システムにおいて、図2
のステップ3に記載のごとく、権利者が提供しようとす
る権利内容をインターネットを介して登録すると、本発
明システムはステップ4のごとく、権利内容を分類整理
し、又は、調査と評価結果を付加して、ステップ5のよ
うに、権利取得希望者にインターネットを介して紹介す
る。また、このとき、権利内容が一般公開可能なもので
あれば、ステップ6のごとく、一般公開することも可能
である。
【0054】権利取得希望者が希望する権利を発見し取
得交渉に入ろうとする場合には、本システムのホームペ
ージその権利表示欄に付属する取得希望欄等を指定して
取得希望表示を行うと、取得希望の詳細記入欄等が現
れ、ステップ7のごとく、契約交渉仲介手段により、そ
の内容が本システムに記録されると共に、権利者に、識
別番号等によりデータベースから引き出された権利取得
希望者を表示した取得希望通知がインターネットを介し
て閲覧可能に伝達される。
【0055】ステップ7の契約交渉仲介においては、交
渉レター、権利内容、契約文等の翻訳サービス、相談や
代理を任せられる弁理士等の専門家の紹介、出願の代行
等のサービスを、本発明のシステム内外において行うこ
とができ、交渉が成立したときには、ステップ8のよう
に、交渉記録、契約内容の保管を本システムが行い、ス
テップ9に記載のように、インターネットを介して、権
利者及び権利取得者に、何時何処でも閲覧可能にするこ
とにより、権利者及び権利取得者は、契約書等を保管や
携帯することなく、その内容を閲覧することができる。
【0056】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係る知的財産権に
係わる権利の国際斡旋システムによれば、知的財産権に
係わる権利を、国際的に、譲渡し、若しくは、実施権又
は使用権を設定し、又は許諾する等の前記権利の国際的
な活用を目的として、インターネット等のネットワーク
により国際的に接続されたコンピュータ環境下におい
て、前記権利の権利者にその権利の提供内容をインター
ネット等を介して本システムに登録させる権利提供内容
登録手段と、前記権利の登録内容を分類整理して本シス
テムのデータベースに蓄積する分類整理蓄積手段と、分
類整理して蓄積された前記権利の提供内容を権利取得希
望者に検索可能にインターネット等を介して紹介する権
利提供内容紹介手段とからなる構成を有することによ
り、例えば、一国で特許出願した発明につき、パリ条約
第4条で規定する優先権の優先期間内に、その特許を受
ける権利を有する権利者が、その発明内容等をインター
ネット等を介して本システムに登録するだけで、その発
明内容等を本システムのデータベースに分類整理して蓄
積せしめることができ、同時に、広く国際的に本システ
ムに登録している権利取得希望者にインターネット等を
介して紹介せしめることができる効果がある。従って、
例えば、国際的に通用する発明を世界各国で活用したい
と希望する発明者と、将来有望な発明に投資して権利化
及び企業化等を希望する権利取得希望者は、本システム
により、直ちに契約を結ぶことができるようになり、各
国において共同出願や共同開発、共同事業化等を進める
ことができ、一つの知的財産権に基づき各国で瞬時にフ
ランチャイズ展開することができる効果がある。
【0057】また、本発明は、請求項1に記載の知的財
産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、前記権
利の提供を申し出た権利者を予め登録する権利者登録手
段と、権利取得希望者を予め登録する権利取得希望者登
録手段とを有する構成を有することにより、権利者と権
利取得希望者の信頼性を確保し、本システムを安心して
活用することができる効果がある。
【0058】また、本発明は、請求項1又は2に記載の
知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、
分類整理蓄積手段が知的財産権に係わる権利の提供内容
を特許発明、実用新案、意匠、商標、サービスマーク、
半導体集積回路、植物新品種又は著作物等の知的財産権
の種類別に分類整理して蓄積すると共に、権利提供内容
紹介手段がその権利の提供内容を知的財産権の種類別に
分類整理して権利取得希望者に紹介する構成を有するこ
とにより、種々の知的財産権に係る権利を、権利取得希
望者に特許発明、実用新案、意匠、商標、サービスマー
ク、半導体集積回路、植物新品種又は著作物等の知的財
産権の種類別に提供し、権利取得希望者に希望する権利
内容を容易に検索することができるようにする効果があ
る。
【0059】また、本発明は、請求項1乃至3のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段がビジネス方法特許発明等
の知的財産権に係わる権利の提供内容を業務別に分類整
理して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段がその権
利の提供内容を業務別に分類整理して権利取得希望者に
紹介する構成を有することにより、ビジネス方法特許発
明のような新しい知的財産権の分野について、その発明
の係わる業務別に分類して権利内容を提供することによ
り、権利取得希望者に迅速に容易に目的とする業務に絞
り込んで特許発明等を検索することができるようにする
効果がある。
【0060】また、本発明は、請求項1乃至4のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段がその権利の提供内容が権
利未確定状態か、若しくは、権利が確定しているかに分
類整理して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段がそ
の分類整理に従って今後必要とする手続を付加して権利
取得希望者に紹介する構成を有することにより、提供さ
れる知的財産権に係わる権利が、例えば、権利取得希望
者がその権利を獲得しようとする国において、未出願の
ものか、出願後のものか、権利が確定しているものか等
によって、その権利の価値や権利取得形態や権利取得手
続き等が異なる可能性があることから、分類整理してそ
の手続きも含めて紹介することにより、契約交渉等に必
要な手続等を予め予測するようにすることができる効果
がある。
【0061】また、本発明は、請求項1乃至5のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段が権利の提供内容を一般に
公開可能か秘密厳守かに分類整理して蓄積すると共に、
権利提供内容紹介手段が一般に公開可能か秘密厳守かに
よって一般公開か特定の権利取得希望者に紹介かに区別
して権利提供内容を紹介する構成を有することにより、
知的財産権に係わる権利の内容により、広く一般に公開
した方が多くの権利取得希望者の目に留まり易い場合に
は一般公開し、権利取得希望者もその情報により、契約
交渉中又は交渉後に必要な手続等を予め予測して交渉す
ることができる効果がある。
【0062】また、本発明は、請求項1乃至6のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段がその権利の提供内容が既
に出願されている場合、その出願にパリ条約第4条で規
定する優先権を有するか否かに分類整理して蓄積すると
共に、権利提供内容紹介手段が、優先権を有するか否か
に分類整理して権利取得希望者に紹介する構成を有する
ことにより、権利の提供内容が既に出願されている場
合、その出願にパリ条約第4条で規定する優先権を有す
るか否かに分類整理して権利取得希望者に紹介すること
ができるから、権利を取得希望する国に優先権があれば
その期日以内の出願を目指して権利者と交渉することが
でき、また、優先権がなければ、そのない理由により、
例えば、優先期間が過ぎ去っている場合に、出願する利
益があるか否かを考慮することができる効果がある。
【0063】また、本発明は、請求項1乃至7のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、分類整理蓄積手段が権利の提供内容を特許協
力条約による国際出願、マドリッド協定議定書による商
標の国際登録出願若しくは欧州特許条約による特許出願
などの国家間協定又は条約による出願形式別に分類整理
して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が知的財産
権の提供内容を出願形式別に分類整理して権利取得希望
者に紹介する構成を有することにより、権利取得希望者
は、パリ条約第4条で規定する優先権の優先期間や、特
許協力条約又はマドリッド協定議定書による商標の国際
登録出願で規定する指定国や指定官庁に対する国際出願
書類の送達期間や、審査請求期間などの期限管理を考慮
しながら契約交渉することができると共に、それに合わ
せた事業の展開内容の検討を容易にすることができる効
果がある。
【0064】また、本発明は、請求項1乃至8のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、権利の提供内容を調査する調査手段を有し、
調査手段による調査内容を分類整理蓄積手段が分類整理
して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が調査内容
を権利取得希望者に紹介する構成を有することにより、
権利者が提供する権利の提供内容を、例えば、発明であ
れば、近似する従来の技術の調査をすることにより新規
性、進歩性を評価する資料を提供でき、商標であれば類
似する商標の調査をすることにより、登録可能性を評価
する資料を提供することができ、また、侵害の可能性、
事業化の難易性、市場性等を調査して、紹介の価値のな
い権利の提供を排除することにより、本システムの権利
の提供内容の信頼性と水準を保つことができる効果があ
る。
【0065】また、本発明は、請求項1乃至9のいずれ
かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
において、権利の提供内容を評価する評価手段を有し、
評価手段による評価内容を分類整理蓄積手段が分類整理
して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が評価内容
を権利取得希望者に紹介する構成を有することにより、
権利取得希望者に取得しようとする権利内容の価値判断
基準を提供すると共に、結果として、優れた権利の提供
が可能になり、且つ、紹介の価値のない権利の提供を排
除することができから、本システムの提供する権利の提
供内容の信頼性を高めることができる効果がある。
【0066】また、本発明は、請求項1乃至10のいず
れかに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
ムにおいて、権利者と権利取得希望者との譲渡、若しく
は、実施権又は使用権の設定又は許諾等の権利の提供に
関する契約交渉を仲介する契約交渉仲介手段を有する構
成を有することにより、両者の円滑な交渉進捗を計るこ
とができる。
【0067】また、本発明は、請求項11に記載の知的
財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、契約
交渉仲介手段が契約交渉を行うべき弁護士、弁理士等の
専門家を権利者及び権利取得希望者に紹介する構成を有
することにより、両者が安心して契約交渉を円滑に行う
ことができ、また、契約交渉成立後にこの弁護士、弁理
士等の専門家に出願や権利移転等の手続の代行を依頼す
ることができる効果がある。
【0068】また、本発明は、請求項11又は12に記
載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおい
て、契約交渉仲介手段に権利者と権利取得希望者との契
約交渉を管理し内容を記録する交渉管理記録手段と、記
録された契約交渉内容を権利者又は権利取得希望者に照
会可能にする契約交渉内容照会手段とを有することによ
り、日限のある手続に間に合うように交渉を進めること
ができ、また、その記録をすることにより、交渉の進展
状況を把握することができ、記録された契約交渉内容を
権利者又は権利取得希望者に照会可能にすることによ
り、権利者又は権利取得希望者が何時でも何処からでも
必要なときにインターネットを介して契約内容を紹介す
ることができ、契約書や記録を携帯したり、保管したり
する必要をなくすことができる効果がある。
【0069】また、本発明は、請求項13に記載の知的
財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、契約
交渉管理手段がパリ条約第4条で規定する優先権の優先
期間の満了日、特許協力条約第20条で規定する指定官
庁に対する国際出願書類の送達期間の満了日、特許協力
条約第39条(1)(a)の適用を受けた場合の選択官
庁に対する国際出願書類の送達期間の満了日、又は、国
内の審査請求の満了日などの期限管理をし、契約交渉内
容照会手段が期限満了日等を権利者又は権利取得希望者
に照会可能に通知する構成を有することにより、種々の
国家間の条約により、契約交渉の対象となっている権利
に関する種々の手続の日限等を管理して、権利者又は権
利取得希望者に照会可能に通知することにより、当事者
はそれに基づいて確実に交渉を進めることができる効果
がある。
【0070】また、本発明は、請求項1乃至14のいず
れかに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
ムにおいて、権利の提供内容、又は、契約交渉内容等を
翻訳する翻訳サービス手段を有する構成を有することに
より、言葉の異なる国際的な権利譲渡等に係わる契約交
渉に必要な翻訳サービスが行えるから、迅速に、確実に
交渉を進めることができる効果がある。
【0071】また、本発明は、請求項1乃至15のいず
れかに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
ムにおいて、本システムが権利者から知的財産権に係わ
る権利を取得する権利取得手段を有すると共に、その権
利の内容を、権利取得希望者に検索可能にインターネッ
ト等を介して紹介する権利提供内容紹介手段を有する構
成を有することにより、迅速な譲渡を希望する権利者か
ら本システムが権利を買い取って、これを権利取得希望
者に紹介して、国際的な事業展開を計ることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の要部の概略説明図。
【図2】 本発明の一実施例の一実施形態の概略説明
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 17/60 502 17/30 170 17/30 170Z 210 210C

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 知的財産権に係わる権利
    を、国際的に、譲渡し、若しくは、実施権又は使用権を
    設定し、又は許諾する等の前記権利の国際的な活用を目
    的として、インターネット等のネットワークにより国際
    的に接続されたコンピュータ環境下において、前記権利
    の権利者にその権利の提供内容をインターネット等を介
    して本システムに登録させる権利提供内容登録手段と、
    前記権利の登録内容を分類整理して本システムのデータ
    ベースに蓄積する分類整理蓄積手段と、分類整理して蓄
    積された前記権利の提供内容を権利取得希望者に検索可
    能にインターネット等を介して紹介する権利提供内容紹
    介手段とからなる知的財産権に係わる権利の国際斡旋シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の知的財産
    権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、前記権利
    の提供を申し出た権利者を予め登録する権利者登録手段
    と、権利取得希望者を予め登録する権利取得希望者登録
    手段とを有する知的財産権に係わる権利の国際斡旋シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の知
    的財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、分
    類整理蓄積手段が知的財産権に係わる権利の提供内容を
    特許発明、実用新案、意匠、商標、サービスマーク、電
    子回路又は著作物等の知的財産権の種類別に分類整理し
    て蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段がその権利の
    提供内容を知的財産権の種類別に分類整理して権利取得
    希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡旋シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか
    に記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムに
    おいて、分類整理蓄積手段がビジネス特許発明等の知的
    財産権に係わる権利の提供内容を業務別に分類整理して
    蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段がその権利の提
    供内容を業務別に分類整理して権利取得希望者に紹介す
    る知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか
    に記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムに
    おいて、分類整理蓄積手段がその権利の提供内容が権利
    未確定状態か、若しくは、権利が確定しているかに分類
    整理して蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段がその
    分類整理に従って今後必要とする手続を付加して権利取
    得希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡旋
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか
    に記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムに
    おいて、分類整理蓄積手段が権利の提供内容を一般に公
    開可能か秘密厳守かに分類整理して蓄積すると共に、権
    利提供内容紹介手段が一般に公開可能か秘密厳守かによ
    って一般公開か特定の権利取得希望者に紹介かに区別し
    て権利提供内容を紹介する知的財産権に係わる権利の国
    際斡旋システム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか
    に記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムに
    おいて、分類整理蓄積手段がその権利の提供内容が既に
    出願されており、その出願にパリ条約第4条で規定する
    優先権を有するか否かに分類整理して蓄積すると共に、
    権利提供内容紹介手段が、その出願にパリ条約第4条で
    規定する優先権を有するか否かに分類整理して権利取得
    希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡旋シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか
    に記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムに
    おいて、分類整理蓄積手段が権利の提供内容を特許協力
    条約による国際出願、マドリッド協定議定書による商標
    の国際登録出願若しくは欧州特許条約による特許出願な
    どの国家間協定又は条約による出願形式別に分類整理し
    て蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が知的財産権
    の提供内容を出願形式別に分類整理して権利取得希望者
    に紹介する知的財産権に係わる権利の国際斡旋システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか
    に記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムに
    おいて、権利の提供内容を調査する調査手段を有し、調
    査手段による調査内容を分類整理蓄積手段が分類整理し
    て蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が調査内容を
    権利取得希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の国
    際斡旋システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか
    に記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムに
    おいて、権利の提供内容を評価する評価手段を有し、評
    価手段による評価内容を分類整理蓄積手段が分類整理し
    て蓄積すると共に、権利提供内容紹介手段が評価内容を
    権利取得希望者に紹介する知的財産権に係わる権利の国
    際斡旋システム。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
    において、権利者と権利取得希望者との譲渡、若しく
    は、実施権又は使用権の設定又は許諾等の権利の提供に
    関する契約交渉を仲介する契約交渉仲介手段を有する知
    的財産権に係わる権利の国際斡旋システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の知的財
    産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、契約交
    渉仲介手段が契約交渉を行うべき弁護士、弁理士等の専
    門家を権利者及び権利取得希望者に紹介する知的財産権
    に係わる権利の国際斡旋システム。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12に記載
    の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システムにおい
    て、契約交渉仲介手段に権利者と権利取得希望者との契
    約交渉を管理し内容を記録する交渉管理記録手段と、記
    録された契約交渉内容を権利者又は権利取得希望者に照
    会可能にする契約交渉内容照会手段とを有する知的財産
    権に係わる権利の国際斡旋システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の知的財
    産権に係わる権利の国際斡旋システムにおいて、契約交
    渉管理手段がパリ条約第4条で規定する優先権の優先期
    間の満了日、特許協力条約第20条で規定する指定官庁
    に対する国際出願書類の送達期間の満了日、特許協力条
    約第39条(1)(a)の適用を受けた場合の選択官庁
    に対する国際出願書類の送達期間の満了日、又は、国内
    の審査請求の満了日などの期限管理をし、契約交渉内容
    照会手段が期限満了日等を権利者又は権利取得希望者に
    照会可能に通知する知的財産権に係わる権利の国際斡旋
    システム。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれ
    かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
    において、権利の提供内容、又は、契約交渉内容等を翻
    訳する翻訳サービス手段を有する知的財産権に係わる権
    利の国際斡旋システム。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれ
    かに記載の知的財産権に係わる権利の国際斡旋システム
    において、本システムが権利者から知的財産権に係わる
    権利を取得し、その権利の内容を、権利取得希望者に検
    索可能にインターネット等を介して紹介する知的財産権
    に係わる権利の国際斡旋システム。
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