JP2005084986A - コメントサービスの提供方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】専門家等によるコメントサービスとして、コンテンツに対するコメントを希望する依頼人と依頼される専門家等とを仲介するとともに、コメントサービスの有料化に有効なシステムを発明することを課題とする。
【解決手段】依頼人の依頼端末から、コンテンツに対するコメントの依頼データを受信し、依頼データに基づく依頼内容をコメント人のコメント端末に通知し、コメント人からコメントを受信し、コンテンツに関連付けて記憶する。また、登録したコメント人を検索させたり、コメントを閲覧させる。さらに、これらのサービスについて利用者に課金する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コンテンツに対するコメントサービスの提供方法及びシステムに関する。
個人が自己の著作物を発表する一つの方法として、従来より自費出版があった。昨今ではインターネットの普及により、誰でも容易にWebページで情報発信ができるようになった。個人のWebページは電子的な自費出版と言うことができる。
調査報告等の有料著作物がインターネット上のWeb等で提供されている。また、利用者が情報交換に利用できるメッセージの投稿や関連発言が閲覧できるシステムとして、ネットニューズ(NetNews)やWeb上に構築した電子掲示板等がある。著作物やシステムの利用を有料とする場合は、会員制にして会費を取ったり、その都度コンテンツ毎に課金している。
これらの著作物については、誰でもコメントを作成し、例えば、Webページ等で発表することが可能である。
誰でも可能であるから、著作物を作成した本人の希望の有無にかかわらず発表され、コメントの質も玉石混交である。したがって、閲覧する人にとっては、著作物やそれに対するコメントをどこまで信頼でき価値があるものと受け止めることができるか分からない。また、著作物を発表した著作人も、正確なコメントで、正当な評価を受けたいと思うところであろう。
しかし、自分の著作物について、希望する専門家等のコメントを求めたり、専門家等が有料のコメントを付けたり、そのコメントについて対価を支払ったり、する便利な仕組みはできていない。
従来、芸術品等が専門家から鑑定されることがあったが、あくまでも有名人のものとみなされる作品や希少価値のある物品についての真贋や、落札金額が高額となる見込みのある物品の価格評価であった。また、書物等の知的生産物についても、専門家等の立場からコメントが付けられることがあったが、ベストセラー作品や賞を得た作品や発掘したごく少数の作品に限定されていた。
書物に関するコメントでは、前文やあと書きを書いたり、帯に推薦の言葉を書くことがある。また、監修ということで監修者の名前を載せる場合がある。マスコミに書評が掲載されることもある。これらのコメントが書物の売れ行きに影響することもある。ただし、書物の場合は、後からコメントを増やしたり、変更や削除したりすることは容易ではない。次の改定版を出版する機会を待つ必要がある。その点、Webページの場合は、容易にリンクを追加・変更・削除することができる。
コレクションの対象となる芸術品等については、専門の鑑定人がおり、本物か偽物かを判断したり、オークションに出す前に鑑定人の鑑定を受け、鑑定額を出してもらうことがある。美術館、博物館や収集家はそれらの鑑定結果を参考に、入札することができる。
鑑定の専門家でなくても、一般人が作品にその作品を鑑賞したという印を作品に入れる慣習もある。一部の文化圏では鑑賞した人が作品にサインするそうである。
ところで、従来、書物を出すこと自体がハードルが高かったし、一定の評価を受けている人からコメントをもらうことも、自費出版物を流通させるのも困難であった。だが、近年、インターネットの急速な普及により、誰でも容易に自分の作品を発表できるようになった。
しかし、印刷物としての自費出版にしても、電子的な自費出版であるWebページによる作品の発表にしても、一般の人の作品については、より多くの人に見てもらえそうな、一定の評価を受けている人からコメントをもらえることは、相変わらずほとんどなかった。コメントをもらえる場合も、知人等周辺の知り合いやそのつながりがある場合だけであり、多くの人の目に触れず、自己満足に終わるだけのことが多い。
したがって、それ以上の著作者への動機付けや著作物の発展性がないことにもなりがちである。とは言え、専門的な観点からコメントしてくれそうな人を探すのも大変であるし、コメントを依頼する方法も定まっていないし、コメントされたとしてもその労力に対して妥当な謝礼を計算する定まった方法もない。
オークションに出す物品が予め鑑定を受けるように、自分の作品も鑑定のようなコメントを受けられればどうだろうか。つまり、一定の評価を受けている人から、評価を受けられればどうだろうか。鑑定結果が良くても悪くても、自分のことが客観的に分かったり、さらなる努力目標が見えるかも知れない。鑑定結果が良ければ、第三者の注目度をアップできることになり、文壇や学界にデビューしたり、社会的評価を受けることにつながる。社会の側から見れば、独創的な人材を発掘できる可能性ができることになる。
コメントしてもらうことは、専門家等に見てもらう機会を作ることである。お墨付きをもらうこと、箔をつけること、評価を得ること、につながる。それにより、コメントの対象作品の価値が上がることもあるし、自分が満足する場合もあるし、客観的に自己を認識できるチャンスにもできる。また、それを通じて、より一層の自己啓発の励みとなり、自分の成長や自己実現に寄与する。コメントは通常誉めるものであるが、コンテンツ内容によっては、逆にけなされる場合もある。それに反発して一層励む場合もある。
鑑定には鑑定料が必要である。同様に依頼に基づくコメントにも相当の対価を払う必要がある。コメントはコメントするコメント人の知的作業の結果として外部に現れたものである。コメントの対象となるコンテンツは通常、依頼人が知的作業として著作した著作物である。もちろん、コメントする人が有名であればあるほどコメント料は高くなるだろう。
コメントできる専門家には、ビジネスチャンスを増やすことになる。コメントすることを仕事として明示できるし、自分のコメントについて値段をつけることができる。従来、コメントを頼まれることがあっても、そのときの状況によって、タイミング的に仕事の都合がつかず受けられないこともある。そういうことも明らかにできるから、依頼する方も予めそれなりの用意ができる。引き受ければ、専門的なコメントに費やした時間に対する対価をもたらす。コメントの依頼には必ず応じなければならないわけではない。本来の仕事が手すきの時期に稼ぐことができる。依頼内容や対応はシステムで管理すれば、自分で管理する必要がない。システムを通した依頼であれば、より確実に支払いが担保される。依頼人から正式依頼があったこともシステムの記録として証明できる。
特許公開2002−207915号公報
本発明は、専門家等によるコメントサービスとして、コンテンツに対するコメントを希望する依頼人と依頼される専門家等とを仲介するとともに、コメントサービスの有料化に有効なシステムを発明することを課題とする。
依頼人の依頼端末から、コンテンツに対するコメントの依頼データを受信し、依頼データに基づく依頼内容をコメント人のコメント端末に通知し、コメント人からコメントを受信し、コンテンツに関連付けて記憶する。また、登録したコメント人を検索させたり、コメントを閲覧させる。さらに、これらのサービスについて利用者に課金する。
請求項1の発明は、依頼人の依頼端末から、コンテンツの指定とコメント人の指定とを含むコメントの依頼データを受信し、前記依頼データに基づく依頼情報を前記指定されたコメント人のコメント端末に通知し、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信し、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する、ことを含むコメントサービスの提供方法、である。
請求項2の発明は、依頼人の依頼端末から、コンテンツの指定とコメント人の指定とを含むコメントの依頼データを受信する依頼受信手段と、前記依頼データに基づく依頼情報を前記指定されたコメント人のコメント端末に送信する依頼通知手段と、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信するコメント受信手段と、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する記憶手段と、を含むコメントサービス提供システム、である。
請求項3の発明は、コメント人のコメント端末から、コンテンツの指定と依頼人の指定とを含む受諾データを受信する受諾受信手段と、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信するコメント受信手段と、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する記憶手段と、を含むコメントサービス提供システム、である。
請求項4の発明は、前記受諾データに基づく受諾情報を前記指定された依頼人の依頼端末に送信する受諾送信手段と、前記依頼端末から前記受諾情報に対する依頼人の確認データを受信する受諾確認受信手段と、を含む請求項3記載のコメントサービス提供システム、である。
請求項5の発明は、依頼人の依頼端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記受信したコンテンツを前記コメントに関連付けて記憶する記憶手段と、を含む請求項2から4に記載したいずれかのコメントサービス提供システム、である。
請求項6の発明は、依頼人の依頼端末から、検索要求を受信してコメント人登録データベースを検索し、前記検索による結果データを前記依頼端末に送信する検索手段、を含む請求項2から5に記載したいずれかのコメントサービス提供システム、である。
請求項7の発明は、前記依頼人にコメントサービスに伴う料金を課金する課金手段、を含む請求項2から6に記載したいずれかのコメントサービス提供システム、である。
請求項8の発明は、閲覧人の閲覧端末に少なくとも前記コメントを提供する提供手段と、前記閲覧人に課金する課金手段と、を含む請求項2から7に記載したいずれかのコメントサービス提供システム、である。
本発明により、コンテンツを作成した著作者は自分が希望するコメント人に容易にコメントを依頼することができる。コメント人から好ましいコメントをもらうことができれば、自分が作成したコンテンツの評価も上がる。コメントサービスの費用を負担するのは依頼人(通常、著作権者)である。依頼人がその費用を負担したとしても、もし優れたコンテンツであれば、有料公開して補填したり儲けることが可能である。閲覧人に有料で閲覧される可能性は、コメントを付けることで強化される。
コメント人にとっては自分の専門知識等を活かしたビジネスチャンスとなる。自分のコメントに値段をつけて公開することができる。依頼されることが新しいコンテンツに触れる機会となり、情報が集まると同時に自分自身の研究に有効となることもある。
コンテンツやコメントを閲覧する閲覧人にとってはコメントを見て、閲覧すべきかどうか選択したり、閲覧に値するかどうか判断することができる。コンテンツは見たらお終いなので、有料コンテンツは保護される。しかし、見えないからどんなものか分からない。もし、少なくともコメントが読めればどうだろう。閲覧人が信頼できるコメント人が、見ようとするコンテンツにコメントを付けていれば、判断材料になり、より安心して有料で閲覧することができる。コメント人がコンテンツに妥当な鑑定評価額を付けている場合は、閲覧料金についても判断基準があることになる。
本発明は、コンテンツに第三者(コメント人)の客観的な評価(コメント)が付されて公開されることを期待している。コメント人は、閲覧人が読んだり参考にすることを考えてコメントする。閲覧人はコメント人のコメントを信頼して、コンテンツを閲覧する。コメントをつけるのは直接的には依頼人に対するサービスであるが、公開を前提とすれば、閲覧人に対するサービスでもある。コメントは水先案内人の役割を果たす。コメントに閲覧回数を付けたり、コメントからコンテンツへのリンクをクリックした回数を集計する仕組みを導入し表示したりすると、コンテンツの人気度が分かる。
社会的な意義を考えれば、すばらしいコンテンツを発見する可能性と、すばらしいコンテンツを作成する人を発見する可能性を高め、そういうコンテンツや人材が埋もれないようにするシステムである。最終的には、閲覧人の利益にもなり、引いては社会全体の利益になる。コメントは、どのコンテンツが大事かどうかの一つの目安である。将来の人類にとっても参考になる。その時代、当時の知識人がどれを重要と考えたかが分かる。評価は時代とともに変わるが、依頼人からコメント人への依頼では、少なくとも同時代の評価を得ることができる。
本発明は、依頼人からコンテンツとコメント人を指定した依頼により、コメント人に当該コンテンツに対するコメントをさせ、そのコメントをコンテンツに関連付けて記憶する方法及びシステムである。また、これらのコメントサービスについて依頼人に課金したり、閲覧人に課金するものである。
<定義>
本発明において、コンテンツとは、文、図画、書画、音楽、映像、作品や現物を記録(録音、撮影等)したもの、等である。インターネットで公開した又は公開可能に記憶した作品又は未公開の作品の発表を含む著作物である。
本発明において、コメントとはコンテンツに対するコンテンツである。著作物に対する著作物である。コメントは必ずしも文章とは限らない。コメントにはサインを含み、サインには押印や花押を含む。サインのみがコンテンツに付与されている場合は、対象とするコンテンツを付与した人(コメント人)が閲覧したことを示す。
本発明において、依頼端末とは、コンテンツに対するコメントをコメント人に依頼する端末である。依頼端末を利用して、コンテンツにコメントを付与するようコメント人に依頼する人を依頼人と言う。依頼人は通常、著作権者である。
本発明において、コメント端末とは、コンテンツに対してコメントを付与する端末である。コメント端末を利用して、依頼人から依頼を受け、コメント端末からコンテンツにコメントを付与する人をコメント人と言う。コメント人は、団体やコンピュータであることがある。
本発明において、閲覧端末とは、コンテンツやコメントを閲覧する端末である。閲覧端末を利用して、コンテンツ及びコメントを閲覧する人を閲覧人と言う。閲覧人は、検索エンジン等のコンピュータであることがある。
本発明において、コメントサービス提供システムとは、コメント人の登録、コメント依頼の仲介、コメントの記憶、コンテンツとコメントの関連付けを記憶したり、課金したり、するコンピュータである。
本発明において、コンテンツサーバとは、閲覧端末にコメントやコンテンツを提供するサーバである。記憶手段と提供手段とを含み、記憶手段には、コンテンツ、コメント、関連付けのデータ等を記憶している。外部コンテンツサーバとは、センターの管理下にないコンテンツサーバであり、内部コンテンツサーバとは、センターの管理下にあるコンテンツサーバである。コンテンツサーバの提供手段はWebサーバとは限らない。FTPサーバやメールマガジンを発行するようなメーリングリストのシステム等も該当しえる。
本発明において、センターとは、コメントサービスを提供する運用組織又は施設である。コメントサービス提供システムのコンピュータがセンター内に物理的に存在するとは限らない。
本発明において、URI(Uniform Resource Identifier)とは、コメントの対象とするコンテンツを特定するデータである。URIで特定されたオブジェクトが利用制限されている場合にアクセスや解読を可能とするためのIDやパスワード又は電子証明書等を含むことがある。
<ネットワーク>
図1は、本発明の説明図である。
依頼人は依頼端末100から、対象とするコンテンツの指定と希望するコメント人の指定とを含むコメントの依頼データを、インターネット等の通信網600を通じて、コメントサービス提供システム200に送信する。コンテンツの指定は、通常、外部コンテンツサーバ500又はコメントサービス提供システム200の記憶手段に記憶しているコンテンツを特定するURIであり、依頼データにコンテンツが含まれたり添付されている場合は、その項目や添付ファイルである。
コメントサービス提供システム200は受信したコメントの依頼データに基づき、依頼情報をコメント人のコメント端末300に送信する。コメント人はコメント端末300から、コメントサービス提供システム200にアクセスして依頼内容を確認したり、依頼を受諾したりして、依頼のあったコンテンツに対するコメントを入力する。入力したコメントはコメントサービス提供システム200で、コンテンツと関連付けて記憶する。また、依頼人に対する課金処理を進めたり、依頼人の依頼端末100に課金内容やコメントサービス完了の通知を行う。閲覧人は閲覧端末400から、コメントサービス提供システム200に記憶したコメント等を閲覧することができる。なお、閲覧について閲覧人に課金することがある。
<システムの構成1>
図2は、本発明の構成図1である。図2を参照して請求項1及び2を説明する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明は、「依頼人の依頼端末から、コンテンツの指定とコメント人の指定とを含むコメントの依頼データを受信し、前記依頼データに基づく依頼情報を前記指定されたコメント人のコメント端末に通知し、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信し、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する、ことを含むコメントサービスの提供方法」、である。
依頼人は依頼端末100から、コメントの対象となるコンテンツの指定と希望するコメント人の指定とを含む依頼データをコメントサービス提供システム200に送信する。
希望するコメント人を探して指定するため、依頼人は依頼端末100から、コメントサービス提供システム200にアクセスして、コメント人を登録したコメント人登録データベース212を検索し、コメント人が提示した料金やその他の条件を確認したり、検索結果の画面の一覧から希望するコメント人を選択できる。ただし、このコメント人の検索は必須ではなく、予め定めたフォーマットに従った依頼データを送信してもよい。
コメントサービス提供システム200は依頼データを受信して、依頼データファイル222に一時保管したり、チェックを行い、依頼通知手段223により、依頼データに基づく依頼情報を依頼データで指定されたコメント人のコメント端末300に通知する。ここで、「依頼情報をコメント人のコメント端末に通知」とは、依頼人から依頼があったことを、コメント人に依頼情報としてメール等で通知することも、コメント人がコメント端末300からコメントサービス提供システム200にログインして自分あての依頼情報を閲覧することも含む。
コメント人はコメントの対象として指定されたコンテンツを閲覧するなどして、依頼を受諾するかどうか判断する。依頼を受諾する場合、コメントを作成し、作成したコメントをコメントサービス提供システム200に送信する。送信は、例えば、コメントサービス提供システム200からの依頼情報のメールに対して、作成したコメントを添付して返信したり、コメントサービス提供システム200にログインして作成したコメントを入力する。
コメントサービス提供システム200は、コメント人のコメント端末300からコメント受信手段231でコメントを受信し、受信したコメントを対象として指定されたコンテンツに関連付けて記憶手段232に記憶する。
<請求項2の発明>
請求項2の発明は、「依頼人の依頼端末から、コンテンツの指定とコメント人の指定とを含むコメントの依頼データを受信する依頼受信手段と、前記依頼データに基づく依頼情報を前記指定されたコメント人のコメント端末に送信する依頼通知手段と、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信するコメント受信手段と、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する記憶手段と、を含むコメントサービス提供システム」、である。
依頼人は依頼端末100から、依頼データをコメントサービス提供システム200に送信する。依頼データには、少なくとも、コメント人の指定や、コメントの対象とするコンテンツのURI(依頼データと同時にコンテンツを送る場合は依頼データに含まれたコンテンツ又は添付したコンテンツを指す。)が含まれる。
コメントサービス提供システム200は依頼データを依頼受信手段221で受信し、依頼データファイル222に一時保管する。
コメントサービス提供システム200は依頼データをエラーチェックして、依頼管理データベース224に蓄積するとともに、依頼通知手段223により、依頼データに基づく依頼情報として、依頼人が指定したコメント人のコメント端末300にメール等で通知する。この依頼データのチェックやメール等による通知は、依頼発生の都度行ってもよいし、一定期間又は一定量を集約して行ってもよい。なお、メール等による通知は必須ではない。コメント人はコメント端末300からコメントサービス提供システム200にログインし、依頼管理データベース224にアクセスして自分あての依頼情報を確認することができる。
コメント人はコメント端末300から依頼管理データベース224にアクセスして自分あての依頼情報を確認するとともに、依頼データで指定されたコンテンツを閲覧したりして、コメント依頼の受諾の可否を入力する。受諾の可否の入力は、例えば、コメント人のコメント端末300に表示された依頼の一覧表から、受諾の可否を選択する選択メニューから選択したり、受諾のチェックボタンをクリックする等により行う。受諾の操作をしなくても、コメントを入力すれば受諾したとみなすことができる。また、コメントサービス提供システム200からの依頼情報のメールに対し、受諾の可否を応答するメールを返信したり、作成したコメントを添付したメールを返信したりしてもよい。
コメント人が依頼を拒否した場合や条件を付けたり価格交渉等が必要な場合は、コメントサービス提供システム200は、依頼人の依頼端末100にコメント人のコメント端末300からの拒否や条件や交渉内容を転送する。
依頼人の依頼が複数のコメント人を指定した競争入札形式の場合は、受諾しようとするコメント人はコメント端末300から応札金額を入力する。コメントサービス提供システム200は最終期限経過後に落札者を決定し、依頼管理データベース224に反映し、依頼人の依頼端末100と応札したコメント人のコメント端末300に落札結果を送信する。オークション形式を採用した場合は、最終期限までの間、その時点の最低入札価格等が依頼人の依頼端末100及びコメント人のコメント端末300から確認できる。
コメント人が依頼に対して何も対応しなかった場合や、競争入札に誰も応じなかった場合は、依頼人が指定した期限又はセンターで定めた期間経過後に契約不成立として依頼を解除し、依頼人の依頼端末100に解除通知を送信するのが好ましい。
受諾が即座に契約成立となる場合や競争入札又はオークションでコメント人が決まった場合は、契約が成立したコメント人はコメント端末300から依頼情報によるコンテンツを閲覧して、コメントを入力する。
コメントサービス提供システム200は、コメント受信手段231でコメント人が入力したコメントを受信し、依頼管理データベース224にコメントがなされたことを反映させ、記憶手段232に、受信したコメントや受信したコメントと指定したコンテンツの関連付けを記憶する。
なお、コメントの対象のコンテンツは、外部コンテンツサーバ500に存在する場合と、既に内部コンテンツサーバ230(コメントサービス提供システム200の記憶手段232に記憶)に存在する場合と、依頼データに添付してくる場合と、がある。
依頼データにコンテンツを含めたり添付してきた場合、コメントサービス提供システム200はコメント人のコメント端末300に送信する依頼情報に当該コンテンツを含めたり添付してもよいし、コンテンツを記憶手段232に記憶してそのURIを依頼情報に含めてもよいし、両方行ってもよい。
依頼人が依頼端末100からの依頼データで、外部コンテンツサーバ500に存在するコンテンツ又は依頼データに添付してきたコンテンツを、内部コンテンツサーバ230に保存するよう指定した場合、コメントサービス提供システム200はコメントの対象となったコンテンツも記憶手段232に記憶する。
<システムの構成2>
図3は、本発明の構成図2である。図3を参照して請求項3及び4を説明する。
<請求項3の発明>
請求項3の発明は、「コメント人のコメント端末から、コンテンツの指定と依頼人の指定とを含む受諾データを受信する受諾受信手段と、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信するコメント受信手段と、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する記憶手段と、を含むコメントサービス提供システム」、である。
コメント人のコメント端末300から、コンテンツの指定と依頼人の指定とを含む受諾データを受信する受諾受信手段225と、前記コメント端末300からコメント人のコメントを受信するコメント受信手段231と、受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する記憶手段232と、を含むコメントサービス提供システム200である。
通常、コメントの依頼は、コメントサービス提供システム200を介してコメント人のコメント端末300に通知するが、依頼人がメール等でコメント人に直接依頼する場合がある。その場合、コメントサービス提供システム200では依頼と受諾の関係を把握するため、コメント人のコメント端末300から、受諾受信手段225で受諾したことを示す受諾データと、コメント受信手段231でコメントを受信し、前記コメントと受諾データで指定されたコンテンツを関連付けて記憶手段232に記憶する。
<請求項4の発明>
請求項4の発明は、「前記受諾データに基づく受諾情報を前記指定された依頼人の依頼端末に送信する受諾送信手段と、前記依頼端末から前記受諾情報に対する依頼人の確認データを受信する受諾確認受信手段と、を含む請求項3記載のコメントサービス提供システム」、である。
コメント人のコメント端末300から受信した、コメントと受諾したことを示す受諾データに基づき、関連付けて記憶したり課金する場合、前記受諾データで指定され課金対象者となる依頼人の依頼端末100に受諾データに基づく受諾情報を送信する受諾送信手段226と、前記依頼人の依頼端末100から前記受諾情報に対する確認データを受信する受諾確認手段227とを含む請求項3記載のコメントサービス提供システム200である。
請求項3の構成に、コメント人からの受諾データが正当かどうかを依頼人に確認するための構成を加えた発明である。受諾受信手段225でコメント人のコメント端末300から受諾データを受信し、受諾送信手段226で受諾データの受諾内容を依頼人の依頼端末100に送信し、受諾確認手段227で依頼人の依頼端末100から確認データを受信する。依頼管理データベース224には、受諾データ受信後に仮に反映しておき、確認データ受信後に正式に反映する場合と、確認データ受信後に反映する場合と、がある。
<システムの構成2及び3>
以下の説明は、図2及び3の両方を参照する。
<請求項5の発明>
請求項5の発明は、「依頼人の依頼端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記受信したコンテンツを前記コメントに関連付けて記憶する記憶手段と、を含む請求項2から4に記載したいずれかのコメントサービス提供システム」、である。
依頼人の依頼端末100からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段233と、受信したコンテンツを前記コメントに関連付けて記憶する記憶手段232と、を含む請求項2から4に記載したいずれかのコメントサービス提供システム200である。
依頼人がコンテンツを内部コンテンツサーバ230(コメントサービス提供システム200の記憶手段232)に記憶することを希望する場合は、依頼人の依頼端末100から、依頼データと同時に又は予め、コンテンツをコメントサービス提供システム200に送信する。コメントサービス提供システム200は、コンテンツ受信手段233でコンテンツを受信し、記憶手段232に記憶する。コメントが付く前より先に記憶手段232に記憶しておいてもよい。この場合、コメントとの関連付けは後からとなる。
記憶手段232に記憶したコンテンツは、公開してもよいし、非公開にして依頼人の依頼端末100やコメント人のコメント端末300のみから閲覧できるようにしてもよい。
依頼データにコンテンツを添付してきた場合で、依頼データにコメント人の指定がないときは、コンテンツ保存の依頼とみなして、添付されたコンテンツを記憶手段232に記憶してもよい。
<請求項6の発明>
請求項6の発明は、「依頼人の依頼端末から、検索要求を受信してコメント人登録データベースを検索し、前記検索による結果データを前記依頼端末に送信する検索手段、を含む請求項2から5に記載したいずれかのコメントサービス提供システム」、である。
依頼人が依頼したいコメント人を探しやすくして、容易にコメント人を指定できるようにするものである。依頼人は依頼端末100からコメントサービス提供システム200にコメント人の検索要求を送信する。検索要求の送信は、コメントサービス提供システム200にアクセスして表示された検索画面で行ってもよいし、検索命令を書いてコメントサービス提供システム200にメール等で送信してもよい。
コメントサービス提供システム200の検索手段211は、検索要求を受信してエラーチェック等行い、コメント人登録データベース212を検索し、その結果を依頼端末100に送信する。検索結果はなるべくWebページの形式として、コメント人の選択が容易とするようにすることが好ましい。
コメント人登録データベース212には、予めコメント人が登録されており、コメント人のコメント端末300から登録内容を変更することもできる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明は、「前記依頼人にコメントサービスに伴う料金を課金する課金手段、を含む請求項2から6に記載したいずれかのコメントサービス提供システム」、である。
依頼人にコメントサービスに伴う料金を課金する課金手段241、を含む請求項2から6に記載したいずれかのコメントサービス提供システム200である。
コメントサービス提供システム200は、課金手段241により依頼人に対する課金金額を計算し、外部の決済機関700への請求、内部の決済手段271での引き落としや先払いの清算、又は依頼人に対する請求データの作成、を行い、その内容と共にコメント人のコメント作業が完了した旨を、依頼人の依頼端末100にメール等の通知手段251で通知する。
<請求項8の発明>
請求項8の発明は、「閲覧人の閲覧端末に少なくとも前記コメントを提供する提供手段と、前記閲覧人に課金する課金手段と、を含む請求項2から7に記載したいずれかのコメントサービス提供システム」、である。
閲覧人の閲覧端末400に少なくともコメントを送信し、閲覧人に課金する、ことを含むコメントサービス提供システム200である。
閲覧人は閲覧端末100から、コメントサービス提供システム200の提供手段261を通じて、記憶手段232に記憶され、公開されているコメントやコンテンツを閲覧することができる。提供手段261は、WebサーバやFTPサーバ等である。あるいは、新しいコンテンツやコメントあるいはそれらの要約をメールマガジンに編集してメールで提供することもありえる。
コメント等の閲覧人への提供に課金することがあるが、閲覧人が当該コメントに関する依頼人やコメント人の場合、つまりコンテンツやコメントの関係者が閲覧する場合は課金するとは限らない。
<詳細説明>
以下、本発明に関する事項を詳細に説明する。
<コメント人登録データベース>
コメント人は原則的に登録する。コメント人に一定の資格を求めるかどうかは、法令に規定があれば当該法令により、なければセンターの運用規約で定めることが望ましい。例えば、自己申告により登録さえすれば誰でもコメント人になれるようにするか、一定の業績や資格がある専門性のある特定の人を登録するか、そういう視点でセンターが選定した人を登録するか、コメントを受けたい人が特に指名してくる人にセンターから交渉することもある。
コメント人はコメント人登録データベース212に登録し、検索手段211で検索できるようにする。あるいは、予め得意分野等でツリー状に分類した一覧表のページとして提供する。検索結果の一覧は、例えば、コメントの実績数等により並び替えできるようにすることが好ましい。
依頼人にコメント人の一覧を表示する場合は、依頼端末100に送信する画面上に、依頼したいコメント人をクリックで指定できるチェックボックスやリンクやボタン等の項目を設けるのが好ましい。
コメント人登録データベース212には、コメント人の氏名、住所、メールアドレス、専門分野(得意分野)、コメント料金、対応可能な日時(休み等を除いたもの。)や期間、対応できる見込み、方針、利用言語、経歴、過去の実績の履歴や数量、今までのコメント一覧とリンク、コメントする上での条件、コメントを受けた人からの逆評価、コメント人相互の評価、その他の人からの評価、等の項目を設けることが考えられる。検索手段211による検索はこれらの項目で行う。コメント人のレコードに有効期限を設けることもある。
コメント人はコメントサービス提供システム200にログインし、コメント人用の画面で、自己の料金体系や受諾条件等を変更できる。変更した場合は、その変更を適用する時期も指定する必要がある。変更以前になされた依頼について、その変更後の内容で対応するかどうかは、センターの運用で決めておくか、コメント人の判断するところとなるが、少なくとも依頼人に不利になる場合は依頼人へ通知して、その応答を待つ必要がある。
コメント人やコメントサービス提供システム200は、コメントサービスについて、各種条件を付けることがある。例えば、必ず公開させるとか、対象コンテンツを改変した場合はコメントを取り消すとか、コメントに有効期限を付けるとか、有効期限の継続延長の場合も有料であるとか、コメントに使用する言語又は方言とか、特定の国に属する依頼人からは依頼を受けないとか、等である。
コメント人登録データベース212は、誰でもアクセスできるように公開することが好ましい。どういうコメント人が登録されているか分かるし、コメント人の名前からたどってコメントを閲覧したり、閲覧したコメントからコンテンツを閲覧できるようにしておく。コメント人が有名になればなるほど、コメント人を検索してから、コメントを閲覧して、コンテンツに至るようになると考えられる。また、恐らく、コンテンツやコメントを閲覧する閲覧人は、コメントを先に見てからコンテンツを見ると考えられる。なぜなら、コンテンツよりコメントの方が短文であり(両方とも文章の場合)、コンテンツの作者よりコメント人の方が名が通っており、コメント人のコメントの方が読みやすくポイントを押さえている可能性が高い、といったことが期待できるからである。
<依頼データ>
コメントの依頼データには、少なくとも、コメントの対象とするコンテンツの指定と、希望するコメント人の指定と、が含まれる。希望するコメント人として複数のコメント人を指定する場合がある。例えば、複数のコメント人を個々に指定した場合や、専門分野の指定により結果的に複数のコメント人を指定した場合、等である。この場合、指定したコメント人全員に依頼するのでなければ、競争入札やオークションを指定した依頼となる。
依頼人による依頼データの作成は、例えば、予め定めたフォーマットに従いテキストエディタで作成してもよいが、コメントサービス提供システム200にアクセスした依頼人の依頼端末100に送信する画面に、選択項目を選択できるメニューとか依頼内容を入力できる枠とかを含めておくのが便利である。依頼端末100に送信する画面は、依頼画面やコメント人を検索した検索結果画面等である。コメント人を検索したWebページ等から依頼する方が、サーバから送信されたWebページによるフォーマット又は生成したフォーマットを利用できるから確実である。
コメントサービス提供システム200が、依頼データと共にコンテンツを受信した場合、当該コンテンツは記憶手段232に記憶してもよい。記憶手段232に記憶した場合は、コメント人のコメント端末300へ当該コンテンツそのものを転送しなくても、記憶手段232に記憶した当該コンテンツへのリンクを依頼情報に記載してコメント人に通知することができる。
依頼人の依頼端末100に送信する画面には、依頼、見積要求、請求、拒否、支払い、等のボタンを表示するように画面を構成することが好ましい。
依頼データの依頼が、架空の依頼ではないことを確認するため、依頼人又は依頼端末100を認証することが必要である。認証方法としては、予め会員登録したIDでログインさせたり、依頼人に依頼内容を転記したメールを返信して確認したり、クレジットカード番号を入力させたり、電子証明書の送信させたり、等がある。その他、端末側のICカードリーダや、住民基本台帳カード等の認証デバイスにより認証する方法もある。
依頼データには、コメントを希望する対象のコンテンツの内容又はリンク、コメントの形態、コメントをして欲しい期限、文字数や容量、他にも依頼しているかどうか、入札かどうか、使用言語、希望する料金、支払い方法、その他の注文事項の記載、等の条件が含まれることがある。
<コメント人の指定>
コメント人の指定は、個別指名もあれば、専門分野等による指定もある。競争入札やオークションによる場合もある。また、コメント人又は依頼人のいずれかが、交渉を希望する場合もある。依頼データに基づく依頼情報は、活動状態ではないコメント人を除き、対象となるコメント人全員に送信する。交渉による場合は、その通信文を転送する。依頼データには、コメント人に対する依頼の予約の場合がある。
依頼人はコメント人を1人以上選択し、コメントを依頼する。コメント人を特定せず、分野を指定した場合は、その分野に属する全てのコメント人(休業中を設定しているコメント人を除いてもよい)に依頼データに基づく依頼情報を送信する。コメント人を検索した検索結果による依頼では、検索結果リストに含まれるコメント人全員又は検索結果リストから選択したコメント人に依頼が届く。
コメント人登録データベース212の検索結果のリスト等から、コメント人を複数選択した場合、選択した全員に依頼するのか、一定人数まで依頼するのか、コメント人に順位をつけるのか、というパターンが考えられる。例えば、順位をつけた場合は、第一候補のコメント人が拒否した場合又は一定期間内に応答しない場合は、第2候補のコメント人の依頼リストに自動的に反映させ、あわせて依頼のメールを送信してもよい。一定人数まで依頼する場合は、それに応じたコメント人がその人数に達すると、まだ応じてないコメント人の依頼リストから削除したり、OKしたときに既に応じられないことを表示したり、残りの依頼数が分かるようにする。見積もり依頼の場合は、応じたコメント人の中から例えば一番安い人に正式に依頼される。
依頼人が適当なコメント人を指定できない場合は、コメントサービス提供システム200でランダム又は一定の法則に則って、コメント人を割り振ってもよい。
<対象コンテンツの指定>
コメントの対象とするコンテンツの指定は、当該コンテンツを特定してアクセスできる情報である。当該指定が依頼データに含まれたり添付されたコンテンツの項目やファイルを指す場合がある。そうでない場合は、コンテンツは外部コンテンツサーバ500か内部コンテンツサーバ230のいずれかに存在し、そのURIで特定する。なお、依頼データが依頼の予約の場合は、URIで特定できるコンテンツが存在していない場合がある。
依頼の場合、コンテンツのURIを送信してもよいし、コンテンツそのものを送信してもよい。この場合、例えば、コンテンツが1つのHTMLファイルとそれに組み込まれる画像といったように、1ページの画面に入る場合はいいが、複数のHTMLファイルがリンクした複雑な構造の場合は、依頼の範囲を明確にしなければならない。
コメントの対象とするコンテンツの指定は明確でなければならない。依頼人がコメントの対象とするコンテンツを送信してくる場合は明確であるが、URIとして、その所在で指定してくる場合はあいまいにならないように注意を要する。URIで指定する対象コンテンツとしては次のような形態が考えられる。
(1)一つのファイル(テキスト、画像、音声等)
(2)一つのWebページ(画像等の挿入を含む場合もある。)
(3)ディレクトリ内又はディレクトリ下のコンテンツの全体集合。
(4)サイトに含まれるコンテンツの全体集合。
(5)指定したリンクの段数でリンクされたコンテンツの集合。
(6)一つのファイルやWebページの一部分。
<依頼情報>
コメントサービス提供システム200が依頼受信手段221で依頼データを受信すると、依頼データファイル222に一時保存したり、チェックして、依頼通知手段223で依頼情報として指定されたコメント人に通知する。依頼通知手段223は、メールやWeb等である。メール等で通知してもよいし、コメント人がアクセスできる領域に保存してアクセスを待ってもよいし、両方でもよい。
メール等による通知は、依頼が発生した都度行うか、ある程度集約して行う。メールによる通知は必須ではなく、コメント人はコメントサービス提供システム200にアクセスしていつでも自分あての依頼情報を閲覧できる。メールによる通知はなくても、Webによる閲覧機能は欲しいところである。また、コメント人が依頼とそれに対する処理を容易に管理できるように、コメントサービス提供システム200を構築することが好ましい。
本発明では、依頼人からの依頼データとコメント人に送信する依頼情報を区別している。コメント人に送信するのは生の依頼データではなく、依頼データに基づく依頼情報である。依頼情報の送信には依頼データをそのまま転送する場合を含めるが、通常、内容や形式を変更するからである。内容の変更としては、依頼データからコメント人の指定の部分を除いたり、他のコメント人名、依頼コンテンツの要約、データを付加したりすることがある。付加するデータには、コメントサービス提供システム200が依頼データを受信した日時、入札形式の場合は対象となったコメント人の総数、その他コメント人に対するコメントサービス提供システム200からの注意事項、等が考えられる。形式の変更としては、依頼データを一定のフォーマットに編集したり、HTML形式等のWebコンテンツに編集することが考えられる。
<依頼管理データベース>
受信した依頼データは依頼データファイル222に一時保管したり、チェックして、コメントサービス提供システム200の依頼管理データベース224に蓄積する。
依頼管理データベース224のデータ項目としては、依頼データに含まれる項目を含み、処理の経緯等を記録する項目も追加する。
コメント人がコメント端末300から依頼管理データベース224にアクセスして表示する画面は、Webページとして生成するようにして、コメント端末300のブラウザ上で閲覧して簡単に操作ができるようにすることが好ましい。
依頼した事実と依頼を受けた又は受けなかった事実は依頼管理データベース224に記録し、その件数を見ることができるようにしてもよい。
<依頼の受諾>
コメント人はコメント端末300からコメント人用の識別ID等でコメントサービス提供システム200にログインすると、Webページ等の形式で自分あての依頼情報を画面で閲覧することができる。自分あての依頼情報には、自分あてのコメント依頼の一覧表や、自分が参加可能な競争入札やオークションの一覧も含まれる。
コメント人の依頼情報画面には、例えば、対応を選択するメニュー、コメント入力枠、閲覧したことのみをコメントとするボタン、見積もりをするためのボタン、拒否するためのボタン、依頼人にメールするボタン、コメントを破棄したり修正したりするためのボタン、送信するボタン、その他のボタン、を設けておくのが便利である。完結した依頼については、入金状況が表示されるのも好ましい。
依頼情報画面には、コメントサービス提供システム200が各種情報や操作のボタン等を埋め込むことができるから、コメント人が依頼に対する対応をその画面で操作すると操作しやすく、また操作した内容や入力されたコメント等をコメントサービス提供システム200で受信してもエラーが少ないことが期待できる。
依頼の一覧表には、誰(依頼人)から、どのコンテンツ(タイトルと著作物へのリンク)を、いつ(時期、依頼の時効、コメントの有効期限)、どのように(依頼内容、注文事項)、金額、等の項目がある。依頼人の希望により一覧表に依頼人の名前を明示しない場合がある。
依頼の一覧表には、競争入札やオークションの場合、依頼人が依頼対象としたコメント人の総数を表示したり、その逆数であるところの契約が成立する確率を表示することが好ましい。
一覧表からリンクのある依頼を一つ選んでクリックすると、より詳細な依頼内容が表示される。また、リンクをクリックすると依頼のあったコンテンツが別ウインドウで表示される。コメントを受諾する場合は、受諾ボタンを押すと、その受諾が有効かどうかチェックする。取り消しされてないかどうか。仮受諾、注文、状態。見積もりや価格交渉、その他のやり取りが必要でないものについては、サーバで自動的に契約が成立する。受諾が通ったときは、既に表示されているコメント入力枠、あるいはその都度立ち上げたコメント入力画面に、コメントを入力する。コメント入力が終了すれば、コメントを付与した後にコンテンツ及びコメントのセットがどういう画面イメージになるか確認画面を表示するステップを含めると便利である。最後に完了を送信するボタン又は反映するためのボタンをクリックすると、コンテンツとコメントが関連付けられ、公開のコンテンツとコメントの場合は、誰でも閲覧できるようになる。
コメント人は、依頼に応じるかどうか判断するには、コンテンツを閲覧する必要がある。この閲覧はコメント人の時間を拘束するから、閲覧することのみを対象とした料金を依頼人に課金することもある。
コメント人はコメント端末300において、依頼情報の通知メールや依頼管理データベース224にアクセスして表示される画面で、例えば、受諾ボタンをクリックする。受諾ボタンをクリックしていなくても、同時にコメント入力された場合は受諾したとみなすことができる。即座に依頼に応じる場合は、即書き込みページへのリンクをクリックして、コメントを入力する。即座にコメント入力しない場合や即契約成立とならない場合は、受諾ボタンで受諾を通知する。コメント作業を後回しにしたい場合は、受諾ボタンをクリックするだけにしたり、依頼に対応できる予定日時等を入力する。
見積もり、交渉、競争入札による場合は、見積もり金額や入札金額を入力する。場合によっては、金額等について、修正して依頼人に提示することもあるが、コメント人登録内容が不適正な掲示とならないようにする必要がある。
コメント人は、依頼内容が自分の方針や得意分野に適合しない場合、時間的に対応できない場合、依頼の間違い、その他の場合は、受諾を拒否できる。また、他のコメント人(例えば、同業者や弟子等)を紹介又は推奨したり、依頼を他のコメント人に転送できるようにしてもよい。転送先のコメント人が受諾して利益を得る場合は、転送先のコメント人から紹介料を取ることも考えられる。その他、監修にあたる場合や、グループで受ける場合もある。
コメントの依頼には、依頼人が複数選択したいずれのコメント人でもよい場合がある。この場合、先着者がコメントを受託することになる。
匿名での依頼に応じるかどうかはコメント人の自由である。コメント人も匿名のコメントとして応じることもある。また、コメントの非公開を指定して応じることもある。
仮空の依頼やあまりにも多数のコメント人にあたかも個別依頼であるかのように依頼することは、サーバやコメント人に不当に迷惑を与える可能性があり、妨害行為とみなすことがある。対策としては、1回に依頼できるコメント人の人数を制限したり、サーバやコメント人の負荷に応じた依頼料を課金することがある。もちろん、コメント人多数が応じ得る競争入札であることを明示していれば、直接的な個別依頼と区別できるから問題はない。例えば、個別依頼であれば、コメント人にメールで通知するが、競争入札であれば通知せずに、競争入札の一覧を記載したり、オークションのようなWebページを掲載するだけにするとか、である。
<契約成立・解約条件>
コメント人が受諾すると即時に契約が成立する扱いをする依頼の場合を除き、コメント人の受諾内容を依頼人に転送して、再確認させて正式依頼とする場合がある。
複数のコメント人に依頼した場合は、コメントサービス提供システム200にコメント人からの入札が集まる。コメント人の対応の一覧や入札内容を、依頼人に見せるか見せないかは、センターの運用又は入札者の指定による。
見積もりや交渉による場合は、依頼を受けたコメント人からの回答データは、依頼人に転送する。
依頼人が他人のコンテンツについてコメントを依頼することもありえる。例えば、そのコンテンツ又はそれを書いた本人を攻撃するために、コメント人の力を借りる場合である。こういうケースも商売としてはありえるので一概に否定することはできないが、少なくとも依頼人はコメント人に目的を明示して、コメント人にそういう条件で受諾するかどうかにゆだねなければならない。また、コメント人のコメントを他人に提示する場合においても、コメント人の名前を出すかどうかも、依頼人は明示するべきである。もちろん、コメント人のコメントを改竄したり、コメント人がコメントした元のコンテンツを改変したりして提示することは許されない。
本発明は相談に対するアドバイスではないが、コメント人のコメントが、法令に基づき資格者以外に禁止されているアドバイスに当たるような場合は、コメント人はその資格者でなければならないし、法令に則る形でしかコメントすることはできない。
<コメントの形態>
コメントの形態には、対象コンテンツと同様に、文字列によるものと、イメージによるものと、音声や動画によるものと、がある。
コンテンツとコメントが別ファイルの場合、ファイル転送で提供するときは、例えば、圧縮ツールで一つのファイルとしてアーカイブしてもよいし、メールで提供するときは、添付ファイルとして送信してもよい。
現在では、Webページとして提供することが多いが、その場合、文字列によるものは、対象コンテンツファイルへの追記や挿入の場合と、対象コンテンツを表示したときに別ファイルとして読み込まれたり、別のウインドウとして自動的に表示されたり、クリックすると表示されるリンク先として記載されたり、する場合がある。
イメージとしてのコメントには、サインや押印あるいは静止画としての文字列がある。この場合、対象コンテンツがWebページの場合、IMGタグによる命令でイメージを挿入することができる。
対象コンテンツがイメージの場合、コメントとしてのイメージは、対象コンテンツに画像として合成しておくか、画像合成プログラムで合成できるようにしておく。前者の場合、コメント人が画像処理ソフトの画像編集画面で対象コンテンツにコメントとなるイメージを描いたり貼り付けたりする。後者の場合、コメントサービス提供システム200側で対象コンテンツとコメントとを合成する。
例えば、対象コンテンツが書画の場合、その余白部分にコメント人が閲覧したことを示すサインや印影を合成する。コメント人が複数の場合は、余白部分に寄せ書きのように合成されることがある。
音声や動画の場合は、対象コンテンツを表示したときに同時に再生を開始するか、リンクをクリックすれば再生を開始するか、の違いがある。動画の場合、対象コンテンツの表示画面の中に表示領域を取るか、別のウインドウで表示するか、がある。
対象コンテンツが音声や動画へのコメントとしては、最初の部分に挿入したり、最後の部分に追記したりする。例えば、動画の最後に1以上のコマを追加して、イメージとしてのコメント文を入れたり、動画としてのコメントを入れる。
日本の低学年児童の通知簿に「よくできました」とか桜の花びらのゴム印を押したりすることがある。また、優良な製品や正規の製品に認定マークをつけたりすることがある。同様に、コメントの一覧表やコメントには、対象コンテンツに対するコメントの性格を文字やマークで簡易表示してもよい。例えば、肯定、否定、賛意、反論、評価できる、よくやった、さらに研究されたい、面白い、頑張れ、紹介した、将来性がある、将来を期待したい、等を文字やマークで表示する。
コメントには有効期限を設ける場合がある。また、コメント人が匿名でコメントすることもありえる。
対象コンテンツとコメントを合成等で一体のファイルにすると後で分離しにくいので、コメントに有効期限を設ける場合や、コメントを取り消すことが想定される場合は、それぞれのオリジナルのファイルを受信して保存しておき、必要に応じてファイルを入れ替えることが好ましい。
<記憶手段・コメントの管理>
コンテンツがセンターの管理下にない場合、依頼した元のコンテンツの削除や更新があったり、コンテンツサーバの移転やURIの変更などがありえる。その場合、関連付けのリンクが壊れるから、当該コンテンツに対するコメントは解除する必要があることがある。コメントが宙ぶらりんになったり、コメントした内容が元のコンテンツの内容と齟齬をきたすからである。そのため、コンテンツとコメントは確定した状態を持続できることが好ましい。あるいは、少なくとも、コメントとコンテンツが正しく対応しているかどうか確認できるように、例えば、コメントからコンテンツにリンクがある場合、コメントを付したコンテンツのハッシュ値を計算して、コメントに添付しておくようにする。ハッシュ値を計算して一致しない場合は、コンテンツが改変されていることが分かる。
元のコンテンツを自由に更新しないように、外部コンテンツサーバ500から内部コンテンツサーバ230に取り込んでしまって、それに対してコメントをつけるコメントサービス提供システム200とすることもできる。コンテンツの変更を不可とし、削除だけ依頼人からの依頼や操作でできるようにすれば、コンテンツの削除要求があればそれに対するコメントも削除するという運用もできる。コンテンツをセンター管理下の記憶手段232に取り込む場合は、コンテンツの保存料を課金してもよい。
コンテンツやコメントをコメントサービス提供システム200で保存する場合、期限付きで保存してもよいし、永久保存にしてもよい。永久保存の場合の保存費用をまかなうため、それを依頼人に課金したり、保存期限が過ぎたものを取得しようとする閲覧人にサーバを利用する対価として閲覧料金を課金するようにしてもよい。依頼人はいずれ死亡するが、閲覧人となりうる者はなくならないからである。相続人からの申し出等がない限り同じ状態を続けることになる。
コンテンツ及びコメントについては、その内容を非公開にしておく場合は、依頼人とコメント人の相互で秘密保持契約を結ぶ必要があるかも知れない。永久に非公開なのか、公開するまでの秘密保持なのか、いつから公開するのか、等も予め明確に決めておくことが好ましい。また、特定のグループに属するメンバーだけ閲覧可能なようにクローズとする形態もある。
継続的な契約として、例えば、コンテンツにコメントを付けてもらい、修正して、さらにコメントを付けてもらい、修正し、最終的に確定してから公開するというようなやり方もよいだろう。その展開の過程まで公開するかどうかは依頼人とコメント人の同意に基づく。これは、正式コメント前にコメント人の指導を受けるようなものであり、指導料として別料金体系にしてもよいだろう。コメント人の仕事は著作物の内容に対するものであるが、それとは別に編集人的な仕事を別の料金体系で設けてもよい。例えば、添削者としての誤字脱字の指摘とか編集人としての構成等に関する指導である。
コンテンツと別ファイルのコメントの場合、コメントにはそれぞれ自由なファイル名を付けてもよいが、例えば、順番にコメント番号を付けて、コメント番号をファイル名として管理し、XMLデータやテーブル等でコメント番号と著作物を関連付けたデータベースを用意してもよい。
コンテンツとコメントについては、閲覧された回数を記録し、その回数を表示したり、よく読まれた順位でソートして表示することができるようにしてもよい。
コンテンツやコメントは検索エンジンのキャッシュに残存することがある。コンテンツやコメントを削除しても、検索エンジンに残り続けるときは、検索エンジンに反映される当分の間、当該コンテンツやコメントのファイル内容を空白にしておく必要があるかも知れない。
<関連付け>
コンテンツとコメントを関連付けて記憶する方法としては、様々な方法が考えられる。
ファイルとして見る場合、コンテンツとコメントを一つのファイルにまとめてしまう方法、コンテンツとコメントは別ファイルとして、いずれか又は両方に関連付ける相手へのリンク情報を記載する方法、コンテンツとコメントに加え関連付けの情報を別ファイルとして持つ方法、がある。
コンテンツとコメントを一つのファイルにまとめてしまう場合は、コメントをコンテンツの前に置いたり、後ろに追記したり、中に埋め込んだり、する。これはコメントもコンテンツもテキストファイルの場合だけでなく、両方音声データの場合も可能である。コンテンツもコメントも画像の場合は、キャンバスのサイズを広げて、画像の上下左右にコメントを記載することができる。キャンバスサイズを広げない場合は、元の画像に合成することができる。音声や動画といった時間軸を持つコンテンツの場合は、コマーシャルのようにその前後や途中に入れることもできる。動画の場合は、画面の中に字幕として入れることができる。音声も副音声として入れることができる。コンテンツとコメントがHTMLやXMLの場合、例えば、要素の属性としてコメントを記載することもできる。
コンテンツとコメントを別ファイルとした場合、いずれか又は両方に相手へのリンク情報を記載することができる。そして、ブラウザで一方のファイルを表示したとき、別のウインドウを開いて、対応するもう一方のファイルを自動的に表示させることもできる。あるいは、リンクをクリックして、同じウインドウ又は別のウインドウにリンク先のファイルを表示させることができる。また、コンテンツ又はコメントのファイルに挿入して表示させることもできる。
コンテンツとコメントのファイルに加えリンク情報を別ファイルにする例としては、ブラウザ画面を分割表示する方法がある。この場合、リンク情報のファイルにフレームに分割する記述と、各フレームに表示するコンテンツとコメントのファイルへのリンク情報を記述する。また、リンク情報をデータベースに記憶しておき、コンテンツやコメントの要求があったとき、関連するコンテンツとコメントをそのまま又はダイナミックに結合して、端末に提供してもよい。
コメント人が対象コンテンツの上にサインや印影を合成する場合がある。また、サインと同様にコンテンツを含めてコメント人が電子証明する場合もある。改変されたことが分かるようにハッシュ値を計算して添付しておいたり、画像にウォーターマークを入れたりすることがある。コメント人のサインや印影を対象コンテンツに合成する場合、コメントサービス提供システム200で動的に合成してもよい。
コンテンツとコメントを関連付けて記憶する場合、例えば、コンテンツにコメントを追記するときは、書き込み権限がなければならない。コンテンツが内部コンテンツサーバ230にある場合、依頼人がコメント人に上書きのため書き込み許可を与える必要がある。コンテンツが外部コンテンツサーバ500の場合は、一般的に利用者が自分以外の者に書き込み許可を与える運用はされていないから、依頼人本人以外からの追記は困難である。
少なくとも、コメント及びコンテンツとコメントを関連付けるリンクはセンターの管理下にあるサーバに保存することが好ましい。コンテンツはセンターの管理範囲外の外部コンテンツサーバ500に存在するか、センターの内部コンテンツサーバ230に存在する。外部コンテンツサーバ500から内部コンテンツサーバ230に取り込んでもよい。外部コンテンツの場合、コメントにコンテンツへのリンクを記載したり、コンテンツとコメントを関連付けるリンクを記載したファイルを持つ。
Webサイトにあるコンテンツ全体に対するコメントは、トップのWebページに追記したり、そこから1回のリンクで飛べる別ページにすることが好ましいだろう。
コメントサービス提供システム200の管理下に置くコメントや関連付けデータやコンテンツは、記憶手段232に記憶して管理する。
<依頼の完結>
依頼に伴うコメント付けの処理や課金処理が完了すれば、依頼人に通知することが好ましい。通知内容には、コメントそのものや、コメントを蓄積している場所のURI、課金の内容、等を含める。なお、課金処理の完了とは、コメントサービス提供システム200で行う処理が完了した場合や、外部の決済機関700から入金があった場合、等である。
一定期間又は依頼人が指定した期間内に、依頼を受けたいずれのコメント人からも、受諾回答や入札がない場合は、コメントサービス提供システム200から電子メール等で依頼人に契約不成立を通知することが好ましい。
依頼人は、コメントが気に入らない場合、受け入れないで捨てることができるようにしてもよい。その場合、コメントを抹消したり、少なくとも関連付けをなくすことになる。捨てた事実を記録し、コメント人等の判断の参考にするため参照できるようにすることもありえる。捨てた場合は、予めコメント人が了解したか、あるいは事後承諾しない限り、課金が免除されるわけではない。
<閲覧>
コメントサービス提供システム200の記憶手段232と提供手段261とを含み内部コンテンツサーバ230を形成する。依頼人及びコメント人は自分の関係するコンテンツを公開又は非公開にかかわらず閲覧できる。一般の閲覧人は、閲覧端末400から内部コンテンツサーバ230にアクセスして、公開されたコメントやコンテンツを閲覧することができる。ただし、閲覧が有料の場合もある。
コメント人登録データベース212から動的にコメント人一覧のWebページを生成し、閲覧人の閲覧端末400に提供すれば、閲覧人は選択したコメント人が手がけたコメント一覧からコメントを見たり、さらにコメント対象となったコンテンツを閲覧することができる。
内部コンテンツサーバ230の記憶手段232や提供手段261は、コメントサービス提供システム200とは別のコンピュータにあってもよい。その場合、例えば、コメントサービス提供システム200の記憶手段232の記憶内容を別のコンピュータの記憶手段に複製してもよい。
<料金体系>
請求項7や8等に記載したコメントサービスに伴い課金する場合の料金は、コメント料と閲覧料とシステム利用料に大きく分けられる。コメント料はコメント人の知的労働に対するものであり、閲覧料はコメントやコンテンツを有料とする場合のものである。システム利用料はコメントサービス提供システム200やセンターの運営費用をまかなうための利用料である。
システム利用料は、コメント人に課金するか、依頼人に課金するか、両方に課金するか、という組み合わせがある。金額はコメント料に比例させてもよい。また、閲覧人に課金する閲覧料に含めることもある。コメントサービス提供システム200が有料の会員制を採る場合、その会費にはシステム利用等の一定権利を含めることができる。
コメント人に支払われるコメント料は、著作物というコンテンツに対するコメント人の知的作業に対する報酬である。コメント料は、コンテンツ1件当たりとか、1ページあたりとか、コンテンツを読んだりコメント作成に費やした時間当たりとか、著作物やコメントの文字数とかに対して、いくら又はいくら以上又はいくらからいくらという範囲指定の表示にしたり、個別に見積もりや交渉という表示もある。
コメント料が頻繁に料金改定されたり、コメント人によって改定時期もまちまちになると、依頼人に混乱を招く。センターの規約により、コメント人が料金体系等を改定できる時期と周期を予め決めておいてもよい。例えば、半年に1回料金体系を見直すチャンスをコメント人に与え、年に2回(4月と10月等)改定できるようにする。予めコメント人に改定料金を入力させておき、改定時期の時点でコメント人登録データベース212の料金を一斉に変更する。改定時期をまたがってしまった依頼については、旧料金のままとするか、改定した料金を通知して依頼人の了解を得る必要がある。
依頼人が、複数のコメント人のコメントから選んだコメントのコメント人にのみ、コメント料を払うことが考えられる。この場合、コメント人は支払われないリスクを取ってコメントすることになるが、コメント人の労力が不当に無駄にならないように、指定できるコメント人数の制限や基礎としての一定料金を課金することが考えられる。なお、この場合においても、コメントサービス提供システム200が使われれていることは確かであるから、システム利用料としてある程度課金してもよい。
コメント人は依頼に応じるかどうか判断するために、コンテンツを閲覧することがある。その閲覧してもらうことについて依頼人に課金してもよい。コメント人はコンテンツを一目見るだけでおおよそ判断できるから、その料金は明示した一定金額とすれば依頼人は安心して依頼できる。
課金は、コメントすることに対するものだけでなく、コメント人にまず見てもらうだけの料金もありえる。それだけコメント人の時間を費消するからである。また、閲覧したというコメント人のサインだけをコメントとして付けるだけの料金もありえる。
閲覧料は、コメントもコンテンツも無料とする場合や、いずれか一方又は両方とも有料とする場合がある。有料の場合、閲覧料はコンテンツの著作権者やコメント人に還元されるが、センターが代行して課金処理をする費用等をまかなうため、固定又は従量制で閲覧料の一部をシステム利用料として差し引いてもよい。
システム利用料には、コメントサービス提供システム200にコメントやコンテンツを保存する料金を含めてもよい。ただし、コンテンツの容量が大きい場合は、別途、容量に応じた料金とする必要があるだろう。また、保存期間に応じた料金としてもよい。
コメント人が独自に自己の会員を募れるように、コメントサービス提供システム200上にコメント人用のクローズドシステムを構築してもよい。この場合の料金体系は別にすることになるだろう。
コメントサービス提供システム200やコメント人は、キャンペーン期間を設けて、課金を無料としたり割引してもよい。また、コメントサービス提供システム200の利用に関して、ポイントをつけたり、キャッシュバックをしたりすることも考えられる。
<収益分配>
依頼人に課金したコメント料は、その都度又は一定期間毎にコメント人に分配するが、コメント料から一定金額又はコメント料の金額に応じたシステム利用料を徴収することがある。
コメントやコンテンツの閲覧を有料とした場合、閲覧人に課金した閲覧料を、コメント人、コンテンツの著作権者及びセンターで分配することになるだろう。
<課金処理>
課金データは様々な段階・時点で発生させることが可能である。コメント人のコメント端末300から成果品としてのコメントを受信したり、コンテンツに関連付けて記憶することは、必ずしも課金の前提ではない(先払い等がありえるため)。ただし、作成されたコメントに基づきコメントサービス提供システム200で金額を確定する場合は、先にコメントを受信することが必要である。
コメント料に具体的な単価が入ってる場合は、依頼などの時点で数量が入力されれば、コメントサービス提供システム200で合計金額を自動計算することができる。
コメント料にセンターの利用料を含める場合は、コメント料を依頼人に課金し、入金された金額からセンターの利用料等を引いてコメント人に振り込む。そのため、依頼や課金は通常センター経由で行い、一部をセンターの運営費とする。
支払いは代替手段でもよい。代替手段とは、例えば、ポイント、会費、その他、である。コメント人が依頼人でもある場合は、一定の期間中のコメント料と課金を差し引きしてもよい。
課金に対する支払い方法としては、先払い(前納)、後払い、即時払い、部分払い、等がある。先払いには、先にクレジットカードから落としたり、プリペイドによるもの、あるいは会費によるもの、見込み金額を予納するもの、等がある。後払いには、振込みや金額確定後の口座引き落とし、等がある。後払いの場合でも、先にクレジットカード番号を入力させるシステムが本人確認の意味で好ましい。部分払いには、一部を前金とし、完結してから残りを払う場合や、分割して払う場合、がある。
コメント付けや課金等に伴い、必要に応じて通知書や請求書や受領書等を発行する。これらの書類は、なるべく電子化したデジタルデータとすることが好ましい。
依頼人にも会員登録制度を取る場合は、登録した会員については、コメントを依頼したときの支払い分、コメントしたときの請求分、閲覧したときの閲覧料、その他発生する債権債務を相殺することが考えられる。
課金処理にコメント人の源泉徴収処理を含めてもよい。
<著作権>
コメントにはコメント人の著作権表示をするのが好ましい。コメントがコメント人とセンターとの共同著作物になる場合は、両者の著作権表示をすることが好ましい。コメント人がセンターに所属する場合は、センター(及び担当コメント人)の著作権表示をすることが好ましい。依頼人本人に著作したコンテンツに著作権表示がない場合は、本人の著作権表示をコンテンツに加えることを求めることがある。改変防止のためにハッシュ値を計算する場合は、これらの表示を含めたものについて計算する。
外部コンテンツについて、コメント人又はセンターからの依頼により、著作権表示の追加をさせた場合、当該コンテンツを改変できたときは、当該コンテンツは依頼人の管理下にあるコンテンツであることが確認できるから、当該コンテンツの著作権者であることが期待できる。
コメントに関連付けたコンテンツが改変された場合、コンテンツに対するコメントにズレや食い違いが生ずる可能性がある。その場合、関連付けを削除したり、再度コメントを依頼してもらう必要がある。
コンテンツとコメントを一つのファイルに結合している場合、著作権に関する法律上、コメントだけ取り除くような改変は、依頼人とコメント人が合意して行う必要があると思われる。なお、非可逆的に合成しているような場合は、分離することができないので、コンテンツやコメントのオリジナルを依頼人やコメント人あるいはコメントサービス提供システム200で保存しておくのが好ましい。
コンテンツ又はコメントが、後から盗作と分かった場合、あるいは虚偽や名誉毀損等の記載が含まれているような場合は、それらを削除又は非公開にすることがある。
<センター>
センターはコメントサービス提供システム200の維持と運用管理を行う。コメントサービス提供システム200は必ずしもセンター内にあるとは限らない。
センターは、コンテンツとコメントを対応させて印刷出力したものに、センターの証明を付し、製本したり額に入れたりした記念品として発行してもよい。コメント人のサインや、デジタル署名が入ってるのも好ましい。また、その著作物とコメントが作成日時において存在したことを証明してもよいし、他が提供している時刻証明サービスを利用して、記憶したコメントやコンテンツに確定日付を付けてもよい。これらの場合、課金の一部をコメント人に追加配分することになる。
センターは、コンテンツやコメントを、評価したり、点数を付けたり、投票させたり、してもよい。コンテンツやコメントの閲覧回数を集計して表示したり、順位付けをして表示したりしてもよい。閲覧人の投票等で、コメント人に評価点数付けをしてもよい。また、コンテンツやコメントの要約、翻訳、外国語の要約、関連したコンテンツへのリンク、等を作成してもよい。
センターは、コメント人のコメントや閲覧回数等を通じて優良なコンテンツであることが分かったものを、出版したり、出版社等に推薦したり、表彰したり、研究費用を補助したり、コンテンツの順位一覧を提供したり、その他特典を与えたり、してもよい。また、センター公認の認定マークや認定番号を、依頼人、コメント人、コンテンツ及びコメントに提供してもよい。
依頼人が、コメント人のコメントに対するコメントを別のコメント人に依頼することも考えられる。コメント人のコメントに対するコメントをリンクすることをシステム的に拒否するようにすることは可能である。しかし、直接コメントに対してコメントを関連付けしなくても、既にコメントが付いている著作物については、コメント人は過去のコメントを参照すると考えられる。また、コメント人が他のコメント人のコメントについてコメントを依頼する場合も考えられる。
センターでは、コンテンツの著作者本人又は著作権者以外の第三者からのコメント依頼を有効とするか、無効とするかを定めておくことが好ましい。また、依頼人とコメント人が同一の場合の扱いも定めておくことが好ましい。
本発明の説明図である。 本発明の構成図1である。 本発明の構成図2である。
符号の説明
100 依頼端末
200 コメントサービス提供システム
211 検索手段
212 コメント人登録データベース
221 依頼受信手段
222 依頼データファイル
223 依頼通知手段
224 依頼管理データベース
225 受諾受信手段
226 受諾送信手段
227 受諾確認手段
230 内部コンテンツサーバ
231 コメント受信手段
232 記憶手段
233 コンテンツ受信手段
241 課金手段
251 通知手段
261 提供手段
271 決済手段
300 コメント端末
400 閲覧端末
500 外部コンテンツサーバ
600 通信網
700 決済機関

Claims (8)

  1. 依頼人の依頼端末から、コンテンツの指定とコメント人の指定とを含むコメントの依頼データを受信し、前記依頼データに基づく依頼情報を前記指定されたコメント人のコメント端末に通知し、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信し、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する、ことを含むコメントサービスの提供方法。
  2. 依頼人の依頼端末から、コンテンツの指定とコメント人の指定とを含むコメントの依頼データを受信する依頼受信手段と、前記依頼データに基づく依頼情報を前記指定されたコメント人のコメント端末に送信する依頼通知手段と、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信するコメント受信手段と、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する記憶手段と、を含むコメントサービス提供システム。
  3. コメント人のコメント端末から、コンテンツの指定と依頼人の指定とを含む受諾データを受信する受諾受信手段と、前記コメント端末から前記コンテンツに対するコメント人のコメントを受信するコメント受信手段と、前記受信したコメントを前記コンテンツに関連付けて記憶する記憶手段と、を含むコメントサービス提供システム。
  4. 前記受諾データに基づく受諾情報を前記指定された依頼人の依頼端末に送信する受諾送信手段と、前記依頼端末から前記受諾情報に対する依頼人の確認データを受信する受諾確認受信手段と、を含む請求項3記載のコメントサービス提供システム。
  5. 依頼人の依頼端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記受信したコンテンツを前記コメントに関連付けて記憶する記憶手段と、を含む請求項2から4に記載したいずれかのコメントサービス提供システム。
  6. 依頼人の依頼端末から、検索要求を受信してコメント人登録データベースを検索し、前記検索による結果データを前記依頼端末に送信する検索手段、を含む請求項2から5に記載したいずれかのコメントサービス提供システム。
  7. 前記依頼人にコメントサービスに伴う料金を課金する課金手段、を含む請求項2から6に記載したいずれかのコメントサービス提供システム。
  8. 閲覧人の閲覧端末に少なくとも前記コメントを提供する提供手段と、前記閲覧人に課金する課金手段と、を含む請求項2から7に記載したいずれかのコメントサービス提供システム。
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