JP2001340924A - 回転子積層鉄心の製造方法 - Google Patents

回転子積層鉄心の製造方法

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JP2001340924A
JP2001340924A JP2000163030A JP2000163030A JP2001340924A JP 2001340924 A JP2001340924 A JP 2001340924A JP 2000163030 A JP2000163030 A JP 2000163030A JP 2000163030 A JP2000163030 A JP 2000163030A JP 2001340924 A JP2001340924 A JP 2001340924A
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JP
Japan
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slot
slot shoulder
rotor core
tip
tooth
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JP2000163030A
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Yoshihiro Fujikawa
藤川芳弘
Shuichi Nakamura
中村秀一
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Mitsui High Tec Inc
Original Assignee
Mitsui High Tec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程をながくせず、また、ティースが幅
狭でスロット肩部の外形が一部開口している回転子鉄心
片を打抜きする場合でも、ティースとスロット肩部の境
界、或いはスロット肩部に折れ曲り生じることなく外形
を打抜き、平坦度、直立度ともすぐれ、品質のすぐれた
回転子積層鉄心を得る。 【解決手段】 ティースの先端部にスロット肩部を形成
した回転子鉄心片を打抜き積層する方法において、ティ
ース3の先端部に連結したスロット肩部2の外形を打抜
く際、ティース3の先端部、又はティース3の先端部か
らスロット肩内形部にいたる領域をストリッパー14で
ダイ側に他の箇所より強圧してスロット肩部形成予定箇
所21に上方に反る力を与え、該上方側からパンチ19
を進退させて打抜き、かしめ積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転子積層鉄心の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】モーター用等の積層鉄心は固定子積層鉄
心と回転子積層鉄心とから構成される。前記固定子積層
鉄心、回転子積層鉄心は金属薄板から金型装置にて打抜
いた固定子鉄心片、回転子鉄心片を、それぞれ当該鉄心
片に形成したかしめ部を介して、或いはレーザー照射等
により、かしめ積層して製造される。
【0003】モーターの効率や各種特性を高めるため
に、固定子積層鉄心は磁極に巻線が施され、一方、回転
子積層鉄心にはスロットが形成され、該スロットに巻線
が施される。また、前記スロットにアルミニューム等が
ダイキャストされるものもある。
【0004】巻線が施される回転子積層鉄心の鉄心片は
図4に示すようにスロット肩部2がティース3に連結し
て形成され、スロット1の外形側の1部が開口してい
る。なお、スロットには外形側に開口していない回転子
鉄心片もあり、該穴が閉じたスロットには前記ダイキャ
ストが施される。
【0005】
【この発明が解決しようとする課題】前記一部が開口し
たスロットを有する回転子鉄心片を打抜き形成する際、
ティース3とスロット肩部2の境界でパンチの打抜き方
向(下方)にスロット肩部2が折れ曲がり、特に、ティ
ース3の幅が狭いものは図5に示すように折れ曲がりが
顕著になる。
【0006】前記折れ曲がり現象は打抜かれた回転子鉄
心片のスロット肩部の曲がりとなって顕在化し、平坦度
を劣化させる。該変形した回転子鉄心片を積層してなる
回転子積層鉄心は軸孔が形成される内方部より外方側が
上方に反った形状不良となる。また、直立度も劣化し、
モーターの回転ブレ、振動、異音等の発生原因となる。
【0007】前記スロット肩部の外形打抜きによる形状
劣化はスロット肩部に開口がない回転子鉄心片を外形抜
きする場合にも見られる。
【0008】前記スロット肩部の折れ曲がり変形対策と
しては、回転子鉄心片を外形抜きした後、矯正平打ちを
行う方法が考えられるが、これでは製造工程がながくな
り、また生産性が低下し、さらに変形を完全に矯正する
ことが非常に難しい。
【0009】本発明は、製造工程をながくすることな
く、また、ティースが幅狭で外形の一部が開口したスロ
ット肩部を有する回転子鉄心片を打抜きする場合であっ
ても、ティースとスロット肩部の境界、或いはスロット
肩部に折れ曲り生じることなく外形を打抜き、平坦度、
直立度ともすぐれ、品質のすぐれた回転子積層鉄心を得
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ティー
スの先端部にスロット肩部を形成した回転子鉄心片を打
抜き積層する方法において、前記ティースの先端部に連
結してスロット肩部を打抜く際、ティースの先端部を、
または前記ティース先端部からスロット肩内形部をスト
リッパーでダイ側に他の箇所より強圧してスロット肩部
形成予定箇所に上方に反る力を与え、該上方側からパン
チを進退させて打抜き、かしめ積層する回転子積層鉄心
の製造方法にある。
【0011】他の要旨は、前記ティース先端部、または
前記ティース先端部からスロット肩内形部にいたる領域
をダイ側に前記強圧するのにストりッパーに設けた突起
で行うところにある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の1実施例について図面を
参照して述べる。図1はこの実施例での回転子鉄心片の
打抜きステーションを示す図面、図2は打抜き金型装置
を示す図面、図3は回転子鉄心片のスロット肩部の折れ
曲がり防止の打抜きを説明するための図面である。
【0013】図面において、第1ステーション1Sでは
間欠的に通板されてくる金属薄板Aにガイド孔4がガイ
ド孔用パンチ5とガイド孔用ダイ6により形成される。
【0014】第2ステーション2Sではスロット部7の
空所となる箇所が中央部8の周りに間隔をおいてスロッ
ト用パンチ9と、スロット用ダイ10により形成され
る。
【0015】第3ステーション3Sではかしめ部11が
かしめ用パンチ12とかしめ用ダイ13により形成され
る。かしめ部11は積層1枚目の回転子鉄心片にはかし
め部貫通孔として打抜きされ、2枚目から所定積層最終
枚数目までの回転子鉄心片にはかしめ部半抜き突起が形
成される。前記かしめ部貫通孔とかしめ部半抜き突起の
形成変えは前記かしめ用パンチ12がストリッパ14下
面から出る長さを公知の手段で変えることによりなされ
る。また、かしめ部11の形状は丸形、V形、切り起こ
し形等が採用できる。さらにレーザー照射でかしめる場
合には不要である。
【0016】第4ステーション4Sでは軸孔15が回転
子鉄心片となる中央部に軸孔用パンチ16と軸孔用ダイ
17により形成される。
【0017】第5ステーション5Sではスロット肩部2
の外形18が打抜きされる。該打抜きではスロット肩部
2に連なるティース3は幅が狭いことから、当該スロッ
ト肩部2がパンチ19で打抜きされる際の打抜き力でパ
ンチ19の打抜き方向に折れ曲がり、形状が劣化するの
で、これを防止すべく本発明では次のようにしてスロッ
ト肩部2を打ち抜きする。
【0018】図3に拡大して示すようにティース3の先
端部からスロット肩部2の内形側を他の部分よりストリ
ッパー14に設けた突起20で強圧して、スロット肩部
形成予定箇所21の被打抜き金属薄板に上方に反る力を
与え、該状態でパンチ19をダイ22側に進行させスロ
ット肩部2の外形を打抜く。このように打ち抜き前にテ
ィース3の先端部からスロット肩部2の内形部にかけて
ストリッパー14で強圧した瞬間にスロット肩部形成予
定箇所21が上方に反り、該上方に反った側にパンチ1
9を進行させ打抜くので、反りはパンチの打抜き力に抗
して戻り、外形抜きされたスロット肩部2は平坦にな
る。
【0019】前記強圧するストリッパー14の突起20
はこの実施例のU字状に限らず、円弧状、曲面状、V字
状等、ティース3の先端部やスロット肩2の内形部を他
より強圧できる形状であればよい。
【0020】また、前記強圧する箇所はこの実施例のテ
ィース3の先端部からスロット肩部2の内形部に限ら
ず、ティース3の先端部であってもよくこの場合にも同
様な効果がある。
【0021】該第5ステーション5Sでスロット肩部2
の外形を打抜きされた回転子鉄心片23はダイ22内に
抜き落とされ、前記かしめ部11を介してかしめ積層さ
れる。外形抜きされた回転子鉄心片23はスロット肩部
2に折れ曲がりがなく全面が平坦度にすぐれ、これを積
層してなる回転子積層鉄心は平坦度、直立度とも極めて
良好である。
【0022】前記実施例ではスロット肩部2に一部が開
口した回転子鉄心片23の打抜きとその積層について述
べたが、スロット肩部2に開口がない回転子鉄心片にも
適用できる。この場合にもスロット肩部2の外形ぬきで
の折れ曲がりが防止される。
【0023】
【発明の効果】本発明は、ティースの先端部に連結した
スロット肩部を形成した回転子鉄心片を打抜き積層する
方法において、ティースの先端部を又は前記ティースの
先端部からスロット肩内形にいたる領域を、ストリッパ
ーでダイ側に他の箇所より強圧して、スロット肩部形成
予定箇所にティース先端部から上方に反る力を及ぼし、
該状態でパンチを上方から進行させスロット肩部の外形
を打抜き、かしめ積層する。これにより、打抜きされた
回転子鉄心片はスロット肩部に折れ曲がり生ぜず平坦度
にすぐれ、該回転子鉄心片を積層した回転子積層鉄心は
平坦度、直立度とも極めて良好で、モーターの効率、特
性がよくなり、振動、異音等がなくなる。また、回転子
鉄心片のかしめ密着性が良好で回転子積層鉄心の樹脂コ
ーティング不良がなくなる等の効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例における回転子鉄心片の打抜
きステーションを示す図。
【図2】本発明の1実施例における回転子鉄心片の金型
装置を示す図。
【図3】本発明の1実施例におけるスロット肩部の折れ
曲がり防止の打抜きを説明するための図。
【図4】本発明の実施例での打抜き対象の回転子鉄心片
を示す図。
【図5】従来の回転子鉄心片の打抜きでスロット肩部の
折れ曲がり発生を示す図。
【符号の説明】
1 スロット 2 スロット肩部 3 ティース 4 ガイド孔 5 ガイド孔用パンチ 6 ガイド孔用ダイ 7 スロット部 8 中央部 9 スロット用パンチ 10 スロット用ダイ 11 かしめ部 12 かしめ用パンチ 13 かしめ用ダイ 14 ストリッパー 15 軸孔 16 軸孔用パンチ 17 軸孔用ダイ 18 外形 19 パンチ 20 突起 21 スロット肩部形成予定箇所 22 ダイ 23 回転子鉄心片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ティースの先端部にスロット肩部を形成
    した回転子鉄心片を打抜き積層する方法において、前記
    ティースの先端部に連結したスロット肩部の外形を打抜
    く際、ティースの先端部をストリッパーでダイ側に他の
    箇所より強圧してスロット肩部形成予定箇所に上方に反
    る力を与え、該上方側からパンチを進退させて打抜き、
    かしめ積層することを特徴とする回転子積層鉄心の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ティースの先端部をストリッパーに
    設けた突起でダイ側に他の箇所より強圧することを特徴
    とする請求項1記載の回転子積層鉄心の製造方法。
  3. 【請求項3】 ティースの先端部にスロット肩部を形成
    した回転子鉄心片を打抜き積層する方法において、前記
    ティースの先端部に連結したスロット肩部の外形を打抜
    く際、ティースの先端部からスロット肩内形部をストリ
    ッパーでダイ側に他の箇所より強圧してスロット肩部形
    成予定箇所に上方に反る力を与え、該上方側からパンチ
    を進退させて打抜き、かしめ積層することを特徴とする
    回転子積層鉄心の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ティースの先端部からスロット肩内
    形部をストリッパーに設けた突起でダイ側に他の箇所よ
    り強圧することを特徴とする請求項3記載の回転子積層
    鉄心の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102723822A (zh) * 2012-06-06 2012-10-10 福建省斯坦利机械工业有限公司 电机定转子硅钢片联动冲压生产线

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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