JP2001338379A - 自火報受信機 - Google Patents

自火報受信機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】予備電源である電池の容量試験が自動的に実施
できるようにする。 【解決手段】予備電源として電池8を備えており、各端
末の監視時消費電流値及び作動時消費電流値と、電池8
から電源を供給した場合のシステムの監視電流値及び最
大負荷電流値とを記憶している。システムの監視電流値
及び最大負荷電流値を基に、所定の試験時間内の消費電
流値を求め、その消費電流値を基にして、疑似負荷によ
る電池8の容量試験を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災感知器などの
複数の端末を接続して、自火報システムを構成する自火
報受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルやマンションなどでは、自火報シス
テム(自動火災報知システム)が導入されており、防災
センタ、警備センタ、管理人室などに自火報受信機を設
置する一方、各部屋や住戸、廊下などには火災感知器な
どを設置して、火災の発生を監視している。自火報受信
機では、火災感知器が発報すると、火災表示や警報音の
出力を行って、警備員や管理人などが迅速に対処できる
ようにしている。また、自火報受信機は、予め、火災感
知器に対応して登録されている音響装置や防排煙機器を
連動させて、火災による被害の拡大を防いでいる。
【0003】このような自火報受信機は、予備電源とし
て電池を内蔵しており、停電などが発生しても、火災の
監視が継続できるようにしている。予備電源は、通常の
監視時には使用することはないが、停電などの非常時に
備えるために、定期的に点検する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
自火報受信機は、電池試験は、最大負荷を所定時間(数
秒間から数分間)を行うものであって、実際のシステム
に必要な電池容量の試験を行っていなかった。また、2
次側(電池供給と共通する回路部)の電流値を基に異常
を検出するものはなく、更に、異常が発生した入出力ラ
インを特定することができなかった。
【0005】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、予備電源である電池の容量試験が自動
的に実施できる自火報受信機を提供することを目的とし
ている。また、電流値を基にした異常検出ができる自火
報受信機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自火報受信機は、請求項1では、予備電源
として電池を備えており、各端末の監視時消費電流値及
び作動時消費電流値と、電池から電源を供給した場合の
システムの監視電流値及び最大負荷電流値とを記憶して
いる。そして、システムの監視電流値及び最大負荷電流
値を基に、所定の試験時間内の消費電流値を求め、その
消費電流値を基にして、疑似負荷による電池の容量試験
を行う。
【0007】ここに、「電池から電源を供給した場合の
システムの監視電流値及び最大負荷電流値」とは、通常
の電源供給時と電池による電源供給時とで共通な回路に
おける、監視状態での消費電流値と、すべての端末が作
動した場合の最大の電流値をいう。なお、最大負荷電流
値は、検定規格などで規定されている最大負荷電流であ
ってもよい。
【0008】システムの監視電流値は、各端末の監視時
消費電流値を合計して求める。また、システムの最大負
荷電流値は、各端末の作動時消費電流値を合計して求め
る。ただし、実際には、受信機側の負荷電流が加わる。
【0009】予め試験時間は検定規格などで決まってい
るので、その時間における消費電流値を求め、それに必
要な電池容量を求め、その電池容量を満たしているかを
疑似負荷を用いて試験する。
【0010】請求項2では、請求項1において、システ
ムの監視電流値及び最大負荷電流値は、操作入力によっ
て記憶できる。
【0011】請求項3では、請求項1又は請求項2にお
いて、疑似負荷を用いる代わりに、所定の試験時間内の
消費電流値と、システムの監視電流値とを基に、監視状
態を継続させることによって、電池の容量試験を行う。
請求項4では、請求項1又は請求項2において、システ
ムの電流値を検出し、蓄積する機能を備えており、疑似
負荷を用いる代わりに、蓄積したシステムの電流値が、
所定の試験時間内の消費電流値になるまで、電池の容量
試験を行う。
【0012】請求項5では、請求項1〜請求項4のいず
れかにおいて、電池の容量試験は定期的に行うようにな
っており、その試験間隔を設定可能にしている。請求項
6では、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、所定
時間内における電池の電圧低下率によって、電池の容量
試験を行う。請求項7では、請求項1又は請求項2にお
いて、所定の試験時間内の消費電流値と、疑似負荷の消
費電流値と、システムの監視電流値とを基にして、電池
の容量試験を行う。
【0013】請求項8では、請求項1〜請求項7のいず
れかにおいて、電池の容量試験の最中に、特定の端末が
作動したときには、電池の容量試験を中止する一方、特
定の端末が作動している状態では、電池の容量試験を禁
止する。請求項9では、請求項8において、電池の容量
試験の中止・禁止の有無、特定の端末の端末種別を設定
可能にしている。
【0014】請求項10に記載の自火報受信機では、各
端末の監視時消費電流値及び作動時消費電流値と、シス
テムの監視電流値及び最大負荷電流値とを記憶し、シス
テムの電流値を検出する機能を備えて、記憶した電流値
に対し、システムの電流値が所定の範囲を超えたとき
に、異常が発生したと判断する。
【0015】請求項11では、請求項10において、複
数の端末を接続した複数のラインを接続しており、複数
のラインを1ラインずつ接続して、異常が発生したライ
ンを特定する。請求項12では、請求項10又は請求項
11において、異常が発生したと判断したときには、異
常が発生した箇所に対応する入出力回路を切り離す。請
求項13では、請求項10〜請求項12のいずれかにお
いて、報知手段を備えており、異常が発生したと判断し
たときには、異常情報を記憶して、報知手段による報知
を可能にする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、自火報受信機の
内部構成の一例を示したブロック図である。この自火報
受信機Aは、充電電池7を予備電源として備えており、
その電池7の容量試験が自動的にできるようになってい
る。
【0017】図において、1はCPUなどで構成され、
各部を制御する情報処理回路部、2は火災感知器や、火
災感知器を接続した各住戸の住宅情報盤などを接続し
て、火災感知器から送信される火災信号を入力するとと
もに、防排煙機器などを制御信号を出力する信号入出力
部、3は複数接続した入出力ラインの接続を切り替える
ための信号入出力回路個別切替回路部、4は各種のスイ
ッチを備えたスイッチ操作部、5は液晶ディスプレイ、
CRT、各種表示灯などによる表示、記録紙への印字出
力、音声メッセージや信号音などによる警報音出力を行
う表示/印字/警報音出力部である。
【0018】また、自火報受信機Aは、通常の電源供給
時と電池8による電源供給時とで共通して使用される回
路(2次側)における消費電流を検出する2次側消費電
流検出回路部6と、各部に電源を供給する電源回路部7
と、電源回路部7によって充電される電池8と、電池8
の容量試験時に使用する疑似負荷を接続した疑似負荷接
続回路部9とを備えている。情報処理回路部1には、記
憶部10と、時間管理部11と、2次側消費電流検出回
路部6からの電流値をデジタル変換するA/D入力部1
2とを備えている。
【0019】以下に、自火報受信機Aの電池8の容量試
験について説明する。自火報受信機Aでは、火災感知器
などの各端末の監視時消費電流値及び作動時消費電流値
と、電池8から電源を供給した場合のシステムの監視電
流値及び最大負荷電流値とを記憶している。
【0020】図2には記憶部10の構成を、図3には各
端末の消費電流値を各々模式的に示している。ここで
は、システムの2次側の監視電流値10aは、各端末の
監視時消費電流値(図3のa1,b1,…)を合計して
設定している。また、システムの2次側の最大負荷電流
値10bは、各端末の作動時消費電流(図3のa2,b
2,…)値を合計して設定している。ただし、実際に
は、受信機A側の負荷電流が加わるので、これらの合計
値よりも大きい値が設定される。なお、最大負荷電流値
10bは、検定規格などで規定されている最大負荷電流
であってもよい。
【0021】また、システムの監視電流値10a及び最
大負荷電流値10bは、スイッチ操作部4の操作入力に
よって、記憶部10に記憶することができる。これによ
って、実際の現場システムにあった、実測した電流値が
設定できる。
【0022】自火報受信機Aの情報処理回路部1は、シ
ステムの監視電流値10a及び最大負荷電流値10bを
基に、所定の試験時間内の消費電流値を求め、その消費
電流値を基にして、疑似負荷接続回路部9の疑似負荷に
よって、電池8の容量試験を行う。予め試験時間は、検
定規格などで決まっているので、その時間における消費
電流値を求め、それに必要な電池容量(図2の電池容量
10f)を求め、その電池容量を満たしているかを、疑
似負荷を用いて、求めた試験時間(図2の試験時間1
(10d))の間、試験を実施する。
【0023】例えば、検定規格において、監視状態で6
0分経過後、最大負荷で10分間作動できる電池容量が
規定されているとする。監視状態で1A消費し、最大負
荷が6Aであるとすると、規格で要求する容量は2Ah
(1A×1h+6A×1/6h)になる。ここで、予
め、疑似負荷で流す電流(10c)が4Aに設定されて
いる場合、疑似負荷によって、0.5h(30分)(2
Ah/4A)の試験を実施する。
【0024】ただし、実際には、電池容量に対する余裕
度を確保するために、規格で要求する容量(2Ah)の
1.25倍(2.5Ah)を基に試験をする。この場
合、疑似負荷によって、0.625h(37.5分)
(2.5Ah/4A)以上の試験を実施する。
【0025】このように、本発明によれば、従来のよう
な短時間の簡易なものではなく、電池8の実際的な容量
確認試験ができる。また、同時に、電池側と交流電源側
での交互運転により、低消費電流化が実現できる。更
に、端末の動作も考慮して、実消費電流による試験時間
を決定し、電池試験を適切に実施することが出来る。
【0026】次に、電池8の容量試験の別の方法につい
て説明する。疑似負荷を用いる代わりに、所定の試験時
間内の消費電流値と、システムの監視電流値10aとを
基に、試験時間(図2の試験時間2(10e))を求
め、その時間の間、監視状態を継続させることによっ
て、電池8の容量試験を行う。例えば、上記と同じ容量
(2Ah)の試験を行う場合であって、監視状態の消費
電流10aが1Aであれば、システムの監視状態を2時
間(2Ah/1A)、電池8側で動作させることによ
り、試験とすることができる。
【0027】また、2次側消費電流検出回路部6によっ
て、システムの電流値を検出し、この電流値を蓄積する
ことにより、疑似負荷を用いる代わりに、蓄積したシス
テムの電流値が、所定の試験時間内の消費電流値になる
まで、電池8の容量試験を行うようにしてもよい。すな
わち、実際のシステムの消費電流を、変動も含めて常時
監視し、電流の実測値の積分が、確認する電池容量10
fになるまで、システムを電池8側で動作させる。これ
によって、正確かつ緻密な試験が実施できる。この場
合、電流値を累積しているので、各端末が作動し電流値
が変動しても、試験を継続させることが出来る。
【0028】また、自火報受信機Aでは、電池8の容量
試験は定期的に行うようになっており、その試験間隔を
設定可能にしている。スイッチ操作部4を操作すれば、
複数段階の中から任意の間隔を選択し、記憶部10に試
験間隔10gとして設定できる。この試験間隔10g
は、時間管理部11によって管理される。これによっ
て、電池8の充電時間と試験時間を考慮し、両者が異な
っていても、現場の実システムの負荷に合わせて、より
効率的な運転を行うことができる。
【0029】また、別の試験方法として、所定時間内に
おける電池の電圧低下率によって、電池8の容量試験を
行うことができる。例えば、上記の例のように、2Ah
の電池容量について、4Aの疑似負荷を用いると、試験
時間は30分になるが、その時間を1/6の時間である
5分にすると、試験開始から5分が経過したときに、電
池電圧が24.0V以上であれば、試験結果を良と判定
する。ここでは、電圧低下率に基づいた電圧レベルによ
って、試験結果を判定している。
【0030】なお、判定時間(5分)と判定電圧(2
4.0V)は、予め、記憶部10に判定時間10hと判
定電圧10iとして記憶されている。また、判定時間
を、通常の試験時間の何分の1(上記例では6分の1)
にするのかによって設定しても良い。ただし、電池8の
特性や負荷電流によって、判定電圧特性が変動するた
め、判定電圧10iは、スイッチ操作部4によって、複
数段階の中から、手動で選択し設定変更できるようにし
ておくことが望ましい。
【0031】このような試験方法によれば、試験時間の
短縮が図れる。なお、ここでは、疑似負荷を用いた場合
を示したが、これには限定されず、監視電流値10aな
どによって試験を行う場合も、同様にして試験時間の短
縮を図ることができる。
【0032】また、別の試験方法では、所定の試験時間
内の消費電流値と、上記した、疑似負荷の消費電流値1
0cと、システムの監視電流値10aとを基にして、こ
れらを組み合わせて、試験時間を算出し、電池8の容量
試験を行うことができる。これによっても、全体の消費
電流値が増加しているため、試験時間を短縮することが
できる。
【0033】また、自火報受信機Aは、電池8の容量試
験の最中に、特定の端末が作動したときには、電池8の
容量試験を中止する一方、特定の端末が作動している状
態では、電池8の容量試験を禁止する。これによって、
火災や火災に関連する重要な信号を受信したときに、予
備電源の容量が確保できる。
【0034】なお、このときの電池8の容量試験の中止
・禁止の有無や、特定の端末の端末種別は、スイッチ操
作部4の操作によって設定できる。例えば、「中止・禁
止有」を設定していれば、試験中に、記憶部10に試験
中止端末10jとして登録されている種別の端末が作動
すれば、試験を中止し、試験中止端末10jとして登録
されている種別の端末の作動中には、定期的な試験時期
になっても、試験は実施しない。
【0035】次に、自火報受信機Aの異常検出機能につ
いて説明する。自火報受信機Aは、各端末の監視時消費
電流値及び作動時消費電流値(図3参照)と、システム
の監視電流値及び最大負荷電流値(図2の10a,10
b)とを記憶している。また、2次側消費電流検出回路
部6を備えて、システムの電流値を検出しており、記憶
した電流値に対し、システムの電流値が所定の範囲を超
えたときには、異常が発生したと判断する。
【0036】例えば、予め、記憶部10の異常判断基準
10kに、監視時や作動時の電流値に対して正常と判断
できる範囲を、その電流値に対する割合(x%)で登録
しておく。検出した電流値が、記憶した電流値にx%を
足した値を超えていたり、x%を引いた値に満たなかっ
たときには、異常が発生したと判断する。これによっ
て、配線の絶縁不良や端末不良が早期に検出でき、トラ
ブルの未然防止、現場調整時の効率化につながる。
【0037】ある端末が作動したときに、電流値を比較
して異常が検出できれば、その端末及び入出力ラインが
特定できる。しかし、異常の発生箇所が特定できない場
合は、情報処理回路部1は、リレーやトランジスタ回路
等で構成される信号入出力回路個別切替回路部3によっ
て、複数のラインを1ラインずつ接続して、異常が発生
したラインを特定する。そして、異常が発生したと判断
したときには、異常が発生した箇所に対応する入出力回
路を切り離す。これによって、他の入出力ラインへの影
響を防ぐことが出来る。
【0038】図4には、上記動作をフローチャートで示
している(100〜106)。異常を検出すると(10
0)、まず、全ラインを切り離して(101)、異常を
検出するまで、1ラインずつ接続する(102,10
3)。異常が発生したラインを特定できれば、そのライ
ンは切り離し(104)、異常情報を記憶して(10
5)、他のラインは復旧させる(106)。
【0039】異常が発生したと判断し、記憶した異常情
報は、報知手段である表示/印字/警報音出力部5から
報知することができる。これによって、異常の発生を明
確に知らせることが出来る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1〜請求項9の各々に記載の自火報受信機
は、電池の実際的な容量確認試験が自動的に実施でき
る。また、同時に、電池側と交流電源側での交互運転に
より、低消費電流化が実現できる。更に、端末の動作も
考慮して、実消費電流による試験時間を決定し、電池試
験を適切に実施できる。
【0041】特に、請求項2では、システムの監視電流
値及び最大負荷電流値が、操作入力できるので、実際の
現場システムにあった、実測した電流値が設定できる。
また、請求項3では、監視状態を継続させることによっ
て、電池の容量試験が実施できるので、試験用に疑似負
荷を接続する必要がない。請求項4では、システムの電
流値を蓄積して、電池の容量試験が実施できるので、試
験用に疑似負荷を接続する必要がなく、より緻密な試験
が実施できる。
【0042】請求項5では、電池の容量試験の時間間隔
が設定できるので、電池の充電時間と試験時間を考慮
し、現場の実システムの負荷に合わせた、より効率的な
運転が行える。
【0043】請求項6では、電池の電圧低下率によって
電池の容量試験を行うので、試験時間の短縮が図れる。
また、請求項7では、疑似負荷とシステムの監視電流値
とを基に電池の容量試験を行うので、試験時間の短縮が
図れる。
【0044】請求項8では、電池の容量試験と特定の端
末の作動とが重ならないので、重要な信号を受信したと
きに、確実に予備電源の容量が確保できる。請求項9で
は、電池の容量試験の中止・禁止の有無、特定の端末の
端末種別が設定できるので、各システムに合った動作が
出来る。
【0045】請求項10〜請求項13の各々に記載の自
火報受信機では、システムの電流値を基にして、異常の
発生を検出できるので、配線の絶縁不良や端末不良が早
期に検出でき、トラブルの未然防止、現場調整時の効率
化につながる。
【0046】特に、請求項11では、複数のラインを1
ラインずつ接続して、異常が発生したラインが特定でき
る。請求項12では、異常が発生した箇所に対応する入
出力回路を切り離すので、他の入出力ラインへの影響が
防げる。請求項13では、報知手段によって、異常の発
生を明確に知らせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自火報受信機の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】記憶部の構成の一例を示す図である。
【図3】各端末の電流値の情報を模式的に示す図であ
る。
【図4】本発明の自火報受信機の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
A 自火報受信機 1 情報処理回路部 4 スイッチ操作部 5 表示/印字/警報音出力部 6 2次側消費電流検出回路部 7 電源回路部 8 電池 9 疑似負荷接続回路部 10 記憶部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末を接続して自火報システムを構
    成する自火報受信機において、 予備電源として電池を備えており、 各端末の監視時消費電流値及び作動時消費電流値と、上
    記電池から電源を供給した場合のシステムの監視電流値
    及び最大負荷電流値とを記憶し、 上記システムの監視電流値及び最大負荷電流値を基に、
    所定の試験時間内の消費電流値を求め、その消費電流値
    を基にして、疑似負荷による上記電池の容量試験を行う
    ことを特徴とする自火報受信機。
  2. 【請求項2】上記システムの監視電流値及び最大負荷電
    流値は、操作入力によって記憶できることを特徴とす
    る、請求項1に記載の自火報受信機。
  3. 【請求項3】上記疑似負荷を用いる代わりに、所定の試
    験時間内の消費電流値と、上記システムの監視電流値と
    を基に、監視状態を継続させることによって、上記電池
    の容量試験を行うことを特徴とする、請求項1又は請求
    項2に記載の自火報受信機。
  4. 【請求項4】システムの電流値を検出し、蓄積する機能
    を備えており、 上記疑似負荷を用いる代わりに、上記蓄積したシステム
    の電流値が、所定の試験時間内の消費電流値になるま
    で、上記電池の容量試験を行うことを特徴とする、請求
    項1又は請求項2に記載の自火報受信機。
  5. 【請求項5】上記電池の容量試験は定期的に行うように
    なっており、その試験間隔を設定可能にしていることを
    特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の自
    火報受信機。
  6. 【請求項6】所定時間内における上記電池の電圧低下率
    によって、上記電池の容量試験を行うことを特徴とす
    る、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の自火報受信
    機。
  7. 【請求項7】所定の試験時間内の消費電流値と、上記疑
    似負荷の消費電流値と、上記システムの監視電流値とを
    基にして、上記電池の容量試験を行うことを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載の自火報受信機。
  8. 【請求項8】上記電池の容量試験の最中に、特定の端末
    が作動したときには、電池の容量試験を中止する一方、
    上記特定の端末が作動している状態では、上記電池の容
    量試験を禁止することを特徴とする、請求項1〜請求項
    7のいずれかに記載の自火報受信機。
  9. 【請求項9】上記電池の容量試験の中止・禁止の有無、
    上記特定の端末の端末種別を設定可能にしていることを
    特徴とする、請求項8に記載の自火報受信機。
  10. 【請求項10】複数の端末を接続して自火報システムを
    構成する自火報受信機において、 各端末の監視時消費電流値及び作動時消費電流値と、シ
    ステムの監視電流値及び最大負荷電流値とを記憶し、 システムの電流値を検出する機能を備えて、 上記記憶した電流値に対し、上記システムの電流値が所
    定の範囲を超えたときに、異常が発生したと判断するこ
    とを特徴とする自火報受信機。
  11. 【請求項11】上記複数の端末を接続した複数のライン
    を接続しており、 上記複数のラインを1ラインずつ接続して、異常が発生
    したラインを特定することを特徴とする、請求項10に
    記載の自火報受信機。
  12. 【請求項12】上記異常が発生したと判断したときに
    は、異常が発生した箇所に対応する入出力回路を切り離
    すことを特徴とする、請求項10又は請求項11に記載
    の自火報受信機。
  13. 【請求項13】報知手段を備えており、 上記異常が発生したと判断したときには、異常情報を記
    憶して、上記報知手段による報知を可能にすることを特
    徴とする、請求項10〜請求項12のいずれかに記載の
    自火報受信機。
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JP2019074900A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 ホーチキ株式会社 防災受信盤
JP2020161151A (ja) * 2016-10-27 2020-10-01 ホーチキ株式会社 トンネル防災システム

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