JP2001336404A - カムフォロア - Google Patents
カムフォロアInfo
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- JP2001336404A JP2001336404A JP2000158185A JP2000158185A JP2001336404A JP 2001336404 A JP2001336404 A JP 2001336404A JP 2000158185 A JP2000158185 A JP 2000158185A JP 2000158185 A JP2000158185 A JP 2000158185A JP 2001336404 A JP2001336404 A JP 2001336404A
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- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Abstract
形成されるため、その外周部は角張っており、保持部材
を支軸で他方のローラ支持壁に形成した挿通孔から押出
すとき、保持部材が挿通孔の外周角部で削られて切削屑
が発生してしまうことがある。 【解決手段】 支軸7を一方のローラ支持壁1の挿通孔
11の外側から押込んで、保持部材15を他方のローラ
支持壁2の挿通孔12から押出すとき、挿通孔12の内
側開口縁部に円弧状の面取り11a,12aが施されて
いることにより、保持部材15は挿通孔12から円滑に
押出されるので、保持部材15が他方のローラ支持壁2
の挿通孔12の内側開口縁部で削られることで切削屑が
発生するのを防止でき、切削屑による針状ころ6やロー
ラ5の回転に対する悪影響を防止して、円滑に動作し得
る。
Description
せられてシリンダヘッドに設けられたバルブの開閉を行
うロッカアームなどのカムフォロアに関する。
ムという)は、カムにより傾動させられてシリンダヘッ
ドに設けられたバルブの開閉を行うように構成されてお
り、これには、例えば図6および図7で示すようなエン
ドピボットタイプと称されるものがある。
ーム50は、胴体に、ほぼ平行に対向した一対の板金製
のローラ支持壁51,52を備え、それぞれのローラ支
持壁51,52の長手方向中間位置に、打抜き加工によ
って挿通孔62,63が形成され、挿通孔62,63間
に、図の仮想線で示すように支軸55が渡され、この支
軸55に、複数の針状ころ56を介して、カム53が転
接するローラ54が外装されている。
に、バルブ57の上端が当接されるバルブ受け部58が
設けられ、ローラ支持壁51,52の他端側にラッシュ
アジャスタ59の上端が当接されるピボット受け部60
が設けられており、このピボット受け部60を支点とし
て全体が傾動する構成とされている。
は、図7に示すように、合成ゴム製の保持部材(保持栓
ともいう)61によって針状ころ56をローラ54の内
周面側に保持させ、保持部材61、針状ころ56および
ローラ54の組み物をローラ支持壁51,52間に装着
し、この状態で支軸55を一方のローラ支持壁51に形
成した挿通孔62から挿通して保持部材61を他方のロ
ーラ支持壁52に形成した挿通孔63から押出すように
組付ける。
孔62,63は打抜き加工によって形成されるため、挿
通孔63の外周は角張っている。このため、保持部材6
1を支軸55で他方のローラ支持壁52に形成した挿通
孔63から押出すとき、保持部材61が挿通孔63の外
周角部で削られて切削屑が発生してしまうことがある。
そして、この切削屑がその場に残留すると、針状ころ5
6やローラ54の回転に悪影響を与え、ロッカアーム5
0が円滑に動作できない。
ムフォロアの提供を目的とする。
手段は、平行に対向して配置された支持壁を胴体に有
し、これら両支持壁に、支軸を挿通する挿通孔が形成さ
れ、前記両支持壁間で支軸の外周に、カムが転接するロ
ーラが軸受用ころを介して設けられ、前記胴体がカムの
回転によりローラを介して変位させられることでシリン
ダヘッドに設けたバルブの開閉を行うよう構成され、前
記両支持壁のうちの少なくとも一方の支持壁に形成した
挿通孔における内側開口縁が、曲面状に面取りされてい
る。
の軸受用ころを保持部材で押圧保持してローラおよび軸
受用ころを支持壁間に組込んだ状態で、支軸を一方の支
持壁の挿通孔の外側から挿入することにより、前記保持
部材を他方の支持壁の挿通孔から押出すとともに支軸を
挿通孔間に渡すように組込む場合、保持部材が、無理な
く他方の支持壁の挿通孔から押出され、保持部材が他方
の支持壁の挿通孔外周角部で削られるのを防止する。
孔の開口の周囲が、軸受用ころの軸端面を案内する案内
面とされ、挿通孔の内側開口縁の面取り寸法が、軸受用
ころの径寸法の半分以下に設定されているので、軸受用
ころが支持壁の内面に案内されるとき、軸受用ころの端
面と支持壁の内面とが面接触の状態となり、軸受用ころ
が支持壁に円滑に案内される。
ロッカアームを、図1〜図5に基づいて説明する。本発
明の実施の形態に係るロッカアーム(この場合エンドピ
ボットタイプ)Rは、OHC型式エンジンに付設され、
図1の分解斜視図および図2の断面図に示すように、平
行に対向して配置された一対のローラ支持壁1,2を胴
体3に有し、その長手方向中間に、カム4が転接するロ
ーラ5が複数の針状ころ6および支軸7を介して取付け
られ、前記両ローラ支持壁1,2の長手方向一端側にバ
ルブ8の上端が当接されるバルブ受け部3aが形成さ
れ、前記両ローラ支持壁1,2の長手方向他端側にラッ
シュアジャスタ9の上端が嵌入されるピボット受け部3
bが形成され、このピボット受け部3bを支点として揺
動可能に構成されている。
図5(a)に示すような形状に打抜き、両ローラ支持壁
1,2の長手方向中間位置に、挿通孔11,12をそれ
ぞれ打抜き、他方の挿通孔12の外周部を断面円弧状に
面取り12a加工し、同図の破線に示した部分を折り曲
げて図5(b)の状態とすることで、対向したローラ支
持壁1,2を形成する。
1,12の内側開口縁部が、前記針状ころ6の軸端面を
案内する案内面となる。そして、挿通孔12の内側開口
縁部の面取り12a寸法は、例えば前記針状ころ6の外
径寸法の半分に設定する。
ラ支持壁1,2の連結部分のほぼ中央に前記ピボット受
け部3bを絞り加工により半球状に形成し、また、図5
(d)に示すように、別体のバルブ受け部3aを溶接に
より接合して胴体3を製作する。
は、長方形の平板を側面視ほぼM字形に折曲したもの
で、天板13部分が下向きに膨出するように湾曲して形
成され、両側の垂下壁部14の外面が、各ローラ支持壁
1,2の内面にあてがわれた状態で接合される。
図3で示すように、ローラ5の内周面に複数の前記針状
ころ6を合成ゴム製あるいは合成樹脂製の保持部材(保
持栓)15で押圧保持した状態で、これらの組品をロー
ラ支持壁1,2間に組込む。そして、支軸7を一方のロ
ーラ支持壁1の挿通孔11の外側から押込むことによ
り、保持部材15を他方のローラ支持壁2の挿通孔12
から押出すとともに支軸7を双方の挿通孔11,12間
に渡すように嵌入させることで、図4に示すように、ロ
ッカアームRを製作する。
支持壁1の挿通孔11の外側から押込んで、保持部材1
5を他方のローラ支持壁2の挿通孔12から押出すと
き、この挿通孔12の内側開口縁部は、円弧状に面取り
12aされているので、保持部材15は容易に変形して
他方のローラ支持壁2の挿通孔12から無理なく円滑に
押出され、したがって、従来のように、保持部材15が
他方のローラ支持壁2の挿通孔12の内側開口縁部で削
られることで切削屑が発生するといった状態を回避でき
る。これによって、切削屑による針状ころ6やローラ5
の回転に対する悪影響を防止して、円滑に動作し得るロ
ッカアームRとなる。
すように使用状態においてカム4にローラ5が当接して
おり、カム4の回転によりローラ5が支軸7回りに回転
しながら胴体3が変位するものであるが、このとき針状
ころ6は、その端面がローラ支持壁1,2の内面に案内
されることになる。
孔12の外周部を円弧状に面取り12aしているが、針
状ころ6がローラ支持壁1,2の内面に案内されると
き、針状ころ6の端部が面取り12a部分に入り込まな
いようにする必要がある。しかし、本発明の実施の形態
では、挿通孔12の内側開口縁部の面取り12a寸法を
針状ころ6の外径寸法の半分に設定しているので、針状
ころ6が面取り12a部分に入り込むのを防止し、ま
た、針状ころ6がローラ支持壁1,2の内面に案内され
るとき、針状ころ6の端面とローラ支持壁1,2(特に
ローラ支持壁2)の内面とが面接触する状態となり、針
状ころ6がローラ支持壁1,2に円滑に案内されること
になる。
部分が下向きに膨出するように湾曲して形成されたもの
であり、このようなバルブ受け部3aを備えるロッカア
ームRでは、シリンダヘッドに対するロッカアームRの
組付け誤差や、両ローラ支持壁1,2に対するバルブ受
け部3aの取付け誤差がほとんどない場合だと、バルブ
受け部3aの天板13部分がバルブ8の上端面のほぼ中
央に当接した状態になり、前述の組付け誤差や取付け誤
差などによって万一バルブ受け部3aがバルブ8に対し
て傾いたとしても、バルブ受け部3aの天板13部分
が、バルブ8の上端面のほぼ中央に当接した状態に保た
れるようになり、当接状態が正常に維持できる。
部3aの傾きの有無に関係なく、バルブ受け部3aの天
板13部分がバルブ8の上端面に対して当接することに
なり、このため、バルブ受け部3aにエッジロードが発
生するのを防止し、バルブ受け部3aが偏摩耗したり、
ピッチングなどの損傷が発生するのを防止し、寿命の延
長と安定した動作を実現できる。
ンドピボットタイプの場合として説明したがこれに限定
されるものではなく、センターピボットタイプのロッカ
アームRにも適用できる。このセンターピボットタイプ
のロッカアームRは、ほぼ平行に対向する一対のローラ
支持壁1,2間の長手方向一端側に、カム4が転接する
ローラ5が複数の針状ころ6および支軸7を介して取付
けられ、ローラ支持壁1,2間の長手方向他端側にバル
ブ8の上端が当接されるバルブ受け部3aが設けられ、
ローラ支持壁1,2間の長手方向中間に別の支軸が取付
けられ、この別の支軸を中心に胴体3が揺動する構成と
なっている。
を組立てる際であっても、挿通孔12の内側開口縁部に
円弧状の面取り12aを施すことにより、保持部材15
は他方の他方のローラ支持壁2の挿通孔12から円滑に
押出され、したがって、保持部材15が他方のローラ支
持壁2の挿通孔12の内側開口縁部で削られるのを防止
して、切削屑による針状ころ6やローラ5の回転に対す
る悪影響を防止し、円滑に動作させることができる。
の挿通孔12の内側開口縁部を円弧状に面取り12aし
たロッカアームRを、OHC型式エンジンに付設した場
合で説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ば、OHV型エンジンに付設されるロッカアームRにも
用いるようにしてもよい。
内側開口縁部の面取り12a寸法を針状ころ6の径寸法
の半分に設定したがこれに限定されるものではなく、支
軸7を一方のローラ支持壁1の挿通孔11の外側から押
込んで、保持部材15を他方のローラ支持壁2の挿通孔
12から押出すとき、保持部材15が他方のローラ支持
壁2の挿通孔12から円滑に押出される寸法の面取り1
2aであれば、面取り12a寸法を針状ころ6の外径寸
法の半分より小さく形成してもよい。そしてこの場合
も、上記実施の形態と同様に、保持部材15は他方のロ
ーラ支持壁2の挿通孔12から円滑に押出され、したが
って、保持部材15が他方のローラ支持壁2の挿通孔1
2の内側開口縁部で削られることで切削屑が発生するの
を防止でき、これによって、針状ころ6やローラ5の回
転に対する悪影響を防止して、円滑に動作が可能なロッ
カアームRを得る。
2の挿通孔12の内側開口縁を円弧状に面取り12aし
たがこれに限定されるものではなく、支軸7を一方のロ
ーラ支持壁1の挿通孔11の外側から押込んで、保持部
材15を他方のローラ支持壁2の挿通孔12から押出す
とき、保持部材15が他方のローラ支持壁2の挿通孔1
2から円滑に押出される形状であれば、円弧以外の曲線
に面取り12aするようにしてもよく、この場合も上記
実施の形態と同様の作用効果を奏し得る。
2の挿通孔12の内側開口縁のみを円弧状に面取り12
aしたがこれに限定されるものではなく、図5(a)で
示した製作時に、一方のローラ支持壁1の挿通孔11お
よび他方のローラ支持壁2の挿通孔12の双方の内側開
口縁部、あるいは一方のローラ支持壁1の挿通孔11の
内側開口縁部のみを面取りするようにしてもよい。
7を他方のローラ支持壁2の挿通孔12から一方のロー
ラ支持壁1の挿通孔11に向けて挿入して、保持部材1
5を一方のローラ支持壁1の挿通孔11から押出すよう
にする際、保持部材15が一方のローラ支持壁1の挿通
孔11の内側開口縁部で削られるのを防止でき、これに
よって、針状ころ6やローラ5の回転に対する悪影響を
防止して、円滑に動作が可能なロッカアームRを得る。
は、カムの回転によって変位する胴体の両支持壁のう
ち、少なくとも一方の支持壁に形成した挿通孔における
内側開口縁が曲面状に面取りされているので、ローラの
内周面に複数の軸受用ころが保持部材で押圧保持された
状態で、ローラおよび軸受用ころを支持壁間に組込み、
支軸を一方の支持壁の挿通孔の外側から押込むことによ
り、保持部材を他方の支持壁の挿通孔から押出すととも
に支軸を双方の挿通孔間に渡す場合に、保持部材が他方
の支持壁の挿通孔の内側開口縁部で削られるのを防止し
て切削屑の発生を抑え、これによって軸受用ころやロー
ラの回転に対する悪影響を防止して、円滑に動作させる
ことができる。
を、軸受用ころの径寸法の半分以下に設定したので、軸
受用ころの端部が面取り部分に入り込むのを防止でき、
また、軸受用ころが支持壁の内面に案内されるとき、軸
受用ころの端面と支持壁の内面とが面接触することにな
り、軸受用ころが支持壁に円滑に案内されることにな
る。
視視図である。
ある。
図である。
面図である。
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 平行に対向して配置された支持壁を胴体
に有し、これら両支持壁に、支軸を挿通する挿通孔が形
成され、前記両支持壁間で支軸の外周に、カムが転接す
るローラが軸受用ころを介して設けられ、前記胴体がカ
ムの回転によりローラを介して変位させられることでシ
リンダヘッドに設けたバルブの開閉を行うよう構成され
たカムフォロアであって、 前記両支持壁のうちの少なくとも一方の支持壁に形成し
た挿通孔における内側開口縁が、曲面状に面取りされた
ことを特徴とするカムフォロア。 - 【請求項2】 ローラの内周面に複数の軸受用ころを保
持部材で押圧保持してローラおよび軸受用ころを支持壁
間に組込んだ状態で、支軸を一方の支持壁の挿通孔の外
側から挿入することにより、前記保持部材を他方の支持
壁の挿通孔から押出すとともに支軸を挿通孔間に渡すよ
うに組込むことを特徴とする請求項1記載のカムフォロ
ア。 - 【請求項3】 支持壁の対向する内面における挿通孔の
開口の周囲が、軸受用ころの軸端面を案内する案内面と
され、挿通孔の内側開口縁の面取り寸法が、軸受用ころ
の径寸法の半分以下に設定されたことを特徴とする請求
項2記載のロッカアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158185A JP3761766B2 (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | カムフォロア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158185A JP3761766B2 (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | カムフォロア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001336404A true JP2001336404A (ja) | 2001-12-07 |
JP3761766B2 JP3761766B2 (ja) | 2006-03-29 |
Family
ID=18662698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000158185A Expired - Fee Related JP3761766B2 (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | カムフォロア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3761766B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005057298A1 (de) * | 2005-12-01 | 2007-06-06 | Schaeffler Kg | Hebelartiger Nockenfolger |
US7603929B2 (en) | 2003-06-05 | 2009-10-20 | Ntn Corporation | Rolling bearing, cam-follower with roller, and cam |
-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000158185A patent/JP3761766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7603929B2 (en) | 2003-06-05 | 2009-10-20 | Ntn Corporation | Rolling bearing, cam-follower with roller, and cam |
DE102005057298A1 (de) * | 2005-12-01 | 2007-06-06 | Schaeffler Kg | Hebelartiger Nockenfolger |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3761766B2 (ja) | 2006-03-29 |
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