JP2001333882A - 内視鏡の画像伝送部材の外装構造 - Google Patents
内視鏡の画像伝送部材の外装構造Info
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Abstract
内における画像伝送部材の折損を防止することができる
内視鏡の画像伝送部材の外装構造を提供すること。 【解決手段】挿入部1の先端3において得られる観察画
像を伝送するために挿入部1内に全長にわたって挿通配
置された画像伝送部材21を、少なくとも湾曲部2内に
位置する部分において超弾性合金製パイプ214により
外装した。
Description
部材の外装構造に関する。
によって屈曲する湾曲部が可撓管状の挿入部の先端部分
に設けられ、処置具挿通チャンネル等の各種内蔵物が挿
入部内に全長にわたって挿通配置されている。
処置具挿通チャンネルと並んで挿通配置されている画像
伝送部材(光学式内視鏡の場合はイメージガイドファイ
ババンドル、電子内視鏡の場合は信号ケーブル)中の画
像伝送素子が、湾曲部内において他の内蔵物により圧迫
されて折損する現象が発生する。
その対策として、例えば特公昭49−26674号ない
し26676号公報には、処置具挿通チャンネルを湾曲
操作に連動して軸線方向に移動させることによりイメー
ジガイドファイババンドルの折損を防止するようにした
技術が記載されている。
内蔵物のなかで最も太くて硬い内蔵物であり、それを湾
曲操作と連動して移動させるようにすると、湾曲操作が
非常に重くなって操作性が著しく悪くなってしまう。
ネルの配列位置を湾曲部内で固定してイメージガイドフ
ァイババンドルと干渉しないようにしたり、湾曲部内に
おいてイメージガイドファイババンドルに各種の補強被
覆を施す等の対策を講じていた。
ャンネルの配列位置を湾曲部内で固定すると、処置具挿
通チャンネルが湾曲部の屈曲動作に対して大きな抵抗と
なって湾曲操作が重くなったり、処置具挿通チャンネル
が配列固定部で折損し易い欠点がある。
の画像伝送部材に補強被覆を施すと、その結果として挿
入部が太くなってしまうので、内視鏡を挿入される患者
に与える苦痛が大きくなり、挿入性という内視鏡として
の基本的な性能が低下してしまう。
及ぼすことなく湾曲部内における画像伝送部材の折損を
防止することができる内視鏡の画像伝送部材の外装構造
を提供することを目的とする。
め、本発明の内視鏡の画像伝送部材の外装構造は、可撓
管状の挿入部の基端に連結された操作部からの遠隔操作
によって屈曲する湾曲部が挿入部の先端部分に設けられ
た内視鏡の、挿入部の先端において得られる観察画像を
伝送するために挿入部内に全長にわたって挿通配置され
た画像伝送部材を、少なくとも湾曲部内に位置する部分
において超弾性合金製パイプにより外装したものであ
る。
弾性合金であってもよい。また、画像伝送部材がイメー
ジガイドファイババンドルであってもよく、或いは信号
ケーブルであってもよい。
性合金製パイプによって外装されていてもよく、挿入部
内のみ或いは湾曲部内のみにおいて超弾性合金製パイプ
によって外装されていてもよい。
説明する。図2は内視鏡を示しており、可撓管状の挿入
部1の先端部分には、遠隔操作によって屈曲する湾曲部
2が形成されている。湾曲部2は公知の構成であり、例
えば複数の節輪をリベットで回転自在に連結して構成さ
れている。
物光学系等を内蔵する先端部本体3が連結固定され、挿
入部1の基端は操作部4に連結固定されている。操作部
4には、湾曲部2を屈曲操作するための湾曲操作ノブ5
等が配置されている。
本体3内の対物光学系によって結像された観察画像を操
作部4に突設された接眼部6に伝送するイメージガイド
ファイババンドル21が全長にわたって挿通配置されて
いる。
ッ化エチレン樹脂チューブからなる処置具挿通チャンネ
ル10や、照明光を伝送するためのライトガイドファイ
ババンドル22等も、イメージガイドファイババンドル
21と並んで挿入部1内に全長にわたって挿通配置され
ている。
10の入口と出口、7は、図示されていない光源装置に
接続されるコネクタが先端に取り付けられた可撓性連結
管である。挿入部1内には、この他にも、湾曲部2にお
ける軸線に垂直な断面を図示する図3に示されるよう
に、送気送水チューブ23,24等が挿通配置されてい
る。
れたイメージガイドファイババンドル21の第1の実施
例を示しており、数千〜数万本の光学繊維211が両端
面において同配列に並べられている。
光学繊維211が接着剤によって固着されているが、そ
れ以外の中間部分では各光学繊維211がバラバラに独
立して柔軟に曲がるように形成されて、外装パイプ21
4により被覆されている。
タン系の超弾性合金製パイプによって形成されており、
両端口金212,213に対してかしめ加工によって機
械的に連結固定されている。215がそのかしめ部であ
る。
金212,213の内径断面積の1.25〜1.4倍程
度にするのが、光学繊維211の動きの確保と空間の有
効利用上適当であり、肉厚は0.1〜0.15mm程度
でよい。
製パイプは弾性限界が非常に大きく(例えば、歪み率が
ステンレス鋼の8倍の8%程度)、外力が加わると潰れ
ることなく小さな曲率半径まで容易に曲がり、外力が取
り除かれると元の形状に戻る。
が細くて湾曲部2の曲率半径が小さい(8〜10mm程
度)ものの場合、両端口金212,213の内径の直径
が1mmだとすると、外装パイプ214の内径の直径は
1.25〜1.4mmであり、8〜9mmの曲率半径ま
で塑性変形せずに容易に曲がることができる。
部1が太くて湾曲部2の曲率半径が大きい(15〜30
mm程度)ものの場合、両端口金212,213の内径
の直径が2mmだとすると、外装パイプ214の内径の
直径は2.5〜2.8mmであり、16〜18mmの曲
率半径まで塑性変形せずに容易に曲がることができる。
挿入部1が不規則に繰り返して屈曲されても、外装パイ
プ214が潰れることなくそれに対応して曲がるように
設定することができるので、イメージガイドファイババ
ンドル21の光学繊維211は何らの圧迫も受けず、全
く折損しない。
のではなく、例えば図4に示されるように、イメージガ
イドファイババンドル21の先寄りの部分の外装パイプ
214だけを超弾性合金製パイプにより形成し、後寄り
の部分は、シリコンゴムチューブやポリエチレンチュー
ブ等のような可撓性チューブ217により外装してもよ
い。
る部分だけは超弾性合金製パイプの外装パイプ214で
イメージガイドファイババンドル21を外装、保護する
のがよく、湾曲部2を含めて挿入部1内に位置する部分
を全て超弾性合金製パイプの外装パイプ214で外装す
れば、挿入部1内における光学繊維211の保護が完全
になる。
1だけでなく、ライトガイドファイババンドル22の外
装にも超弾性合金製パイプを用いれば、照明用の光学繊
維の折損も防止することができ、その場合も、全長にわ
たって超弾性合金製パイプにより外装してもよいが、少
なくとも湾曲部2内に位置する部分を超弾性合金製パイ
プで外装、保護すればよい。
を示しており、対物光学系200によって結像された観
察画像が固体撮像素子27で撮像され、その観察画像撮
像信号が、湾曲部2内を含めて挿入部1内に全長にわた
って挿通配置された信号ケーブル271によって伝送さ
れる。
とも湾曲部2内に位置する部分が、イメージガイドファ
イババンドル21の場合と同様に超弾性金属製パイプか
らなる外装パイプ274により外装、保護されている。
の光学繊維221も、超弾性金属製パイプからなる外装
パイプ224により外装、保護されている。
めの画像伝送部材を、少なくとも湾曲部内に位置する部
分において超弾性合金製パイプで外装したことにより、
湾曲部が小さな曲率半径で繰り返し屈曲されても画像伝
送部材の外装が潰れることなく容易に曲がるので、内視
鏡の諸機能に影響を及ぼすことなく湾曲部内における画
像伝送部材の折損を防止することができる。
ジガイドファイババンドル)の側面断面図である。
る。
る軸線に垂直な面の断面図である。
ジガイドファイババンドル)の側面断面図である。
先端部分の側面断面図である。
材) 22 ライトガイドファイババンドル 211 光学繊維 212,213 両端口金 214 外装パイプ(超弾性合金製パイプ) 217 可撓性チューブ 271 信号ケーブル(画像伝送部材) 274 外装パイプ(超弾性合金製パイプ)
Claims (7)
- 【請求項1】可撓管状の挿入部の基端に連結された操作
部からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が上記挿入部
の先端部分に設けられた内視鏡の、上記挿入部の先端に
おいて得られる観察画像を伝送するために上記挿入部内
に全長にわたって挿通配置された画像伝送部材を、少な
くとも上記湾曲部内に位置する部分において超弾性合金
製パイプにより外装したことを特徴とする内視鏡の画像
伝送部材の外装構造。 - 【請求項2】上記超弾性合金がニッケル−チタン系超弾
性合金である請求項1記載の内視鏡の画像伝送部材の外
装構造。 - 【請求項3】上記画像伝送部材がイメージガイドファイ
ババンドルである請求項1又は2記載の内視鏡の画像伝
送部材の外装構造。 - 【請求項4】上記画像伝送部材が信号ケーブルである請
求項1又は2記載の内視鏡の画像伝送部材の外装構造。 - 【請求項5】上記画像伝送部材が全長にわたって上記超
弾性合金製パイプにより外装されている請求項1ないし
4のいずれかの項に記載の内視鏡の画像伝送部材の外装
構造。 - 【請求項6】上記画像伝送部材が上記挿入部内のみにお
いて上記超弾性合金製パイプによって外装されている請
求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡の画像伝
送部材の外装構造。 - 【請求項7】上記画像伝送部材が上記湾曲部内のみにお
いて上記超弾性合金製パイプによって外装されている請
求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡の画像伝
送部材の外装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000157799A JP2001333882A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 内視鏡の画像伝送部材の外装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000157799A JP2001333882A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 内視鏡の画像伝送部材の外装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001333882A true JP2001333882A (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=18662372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000157799A Withdrawn JP2001333882A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 内視鏡の画像伝送部材の外装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001333882A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011200339A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Fujifilm Corp | 光学繊維ユニット及び内視鏡 |
-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000157799A patent/JP2001333882A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011200339A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Fujifilm Corp | 光学繊維ユニット及び内視鏡 |
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A621 | Written request for application examination |
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