JP2001316229A - 染毛キット - Google Patents

染毛キット

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JP2001316229A
JP2001316229A JP2000138465A JP2000138465A JP2001316229A JP 2001316229 A JP2001316229 A JP 2001316229A JP 2000138465 A JP2000138465 A JP 2000138465A JP 2000138465 A JP2000138465 A JP 2000138465A JP 2001316229 A JP2001316229 A JP 2001316229A
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So Miyabe
創 宮部
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 a)直接染料を含有する組成物及び
(b)増粘剤を含有する水性組成物からなる染毛キッ
ト。 【効果】 本発明の染毛キットを用いれば思い通りの色
合い、グラデーション、デザインが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色合い、グラデー
ション、メッシュ等の所望のデザインが実現できる染毛
キット及び染毛方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】酸性染
料などの直接染料が酸、浸透促進剤や増粘剤と一緒に配
合された染毛剤は、酸化染毛剤に比べて安全性が高く、
手軽であることから汎用されている。このような一剤式
染毛剤は、毛髪を全て同一の色に染める点では良好であ
るが、部分的に色合いを変えたり、グラデーションやメ
ッシュ等の所望のデザインに染めることは困難であっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、(a)直接
染料を含有する組成物と(b)増粘剤を含有する水性組
成物とを別個に用意したキットとし、使用時に混合して
所望の色合いを形成させるか、毛髪に順次塗布すること
で所望のデザインが容易に実現できることを見出した。
【0004】すなわち、本発明は(a)直接染料を含有
する組成物及び(b)増粘剤を含有する水性組成物から
なる染毛キット;並びに当該組成物(b)を毛髪に塗布
し、次いで組成物(a)を塗布する染毛方法を提供する
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(a)直接染
料を含有する組成物としては、各種直接染料の水溶液、
水−アルコール(エタノール等)溶液等が好ましい。ま
た、水に溶けにくい直接染料の場合は、界面活性剤を使
用して溶液とすることが好ましい。直接染料としては、
酸性染料、塩基性染料、ニトロ染料、分散染料等が挙げ
られ、中でも酸性染料、塩基性染料などの水溶性染料が
好ましい。直接染料は、1種以上を用いることができ、
(a)直接染料組成物中の含有量は、所望の染毛力等に
より異なるが、0.001〜10重量%(以下、単に%
で示す)、特に0.01〜5%、更に0.05〜3%含
有させるのが好ましい。
【0006】(a)直接染料含有組成物の粘度は、
(b)の水性組成物との混合し易さの点から3000m
Pa・s未満、特に2000mPa・s未満、更には1
000mPa・s未満であることが好ましい。なお、組
成物(a)の粘度の下限は、頭髪への施術のしやすさの
点から0.1mPa・sが好ましい。粘度の調整は、必
要であれば(b)で用いられる増粘剤を用いて行うのが
好ましい。
【0007】(b)の水性組成物に含まれる増粘剤とし
ては、通常の水性化粧料に増粘剤として配合されるもの
がよく、中でもヒドロキシエチルセルロース、キサンタ
ンガム、ヒドロキシプロピルキサンタンガム、グアガ
ム、ヒドロキシプロピルグアガム、カルボキシビニルポ
リマー等の水溶性高分子が好ましい。増粘剤は、1種以
上を用いることができ、(b)の水性組成物中に0.1
〜10%、特に0.5〜5%含有させるのが好ましい。
【0008】(b)の水性組成物の粘度は、使用時のた
れ落ち防止、塗布時のなじみ易さの点で、3000〜1
00000mPa・s、特に5000〜50000mP
a・s、更に10000〜50000mPa・sである
ことが好ましい。
【0009】なお、組成物(a)及び(b)の粘度は2
5℃において、B形粘度計((株)トキメック製・BL
形)で測定した。測定は以下の通りに行うものである。
組成物(a)の粘度が3000mPa・s未満であると
は、ローターNo.2を用い回転速度6rpmで60秒
間回転させた時の測定値が3000mPa・s未満であ
るということである。(1000mPa・s未満あるい
は2000mPa・s未満であるとは、ローターNo.
2を用い回転速度6rpmで60秒間回転させた時の測
定値が1000mPa・s未満あるいは2000mPa
・s未満であるということである。)また、組成物
(b)の粘度が3000mPa・s以上100000m
Pa・s以下であるとは、ローターNo.2を用い回転
速度6rpmで60秒間回転させた時の測定値が300
0mPa・s以上であり、さらに、ローターNo.4を
用い回転速度6rpmで60秒間回転させた時の測定値
が100000mPa・s以下ということである。(5
000mPa・s以上あるいは10000mPa・s以
上であるとは、ローターNo.3を用い回転速度6rp
mで60秒間回転させた時の測定値が5000mPa・
s以上あるいは10000mPa・s以上であるという
ことであり、50000mPa・s以下であるとは、ロ
ーターNo.4を用い回転速度6rpmで60秒間回転
させた時の測定値が50000mPa・s以下というこ
とである。)
【0010】組成物(a)又は(b)の少なくとも一方
には、直接染料を毛髪内に浸透させる作用を持つ有機溶
剤を含有させるのが好ましく、特にベンジルアルコー
ル、2−ベンジルオキシエタノール、炭酸プロピレン、
N−メチル−2−ピロリドン、2−n−ブトキシエタノ
ール等が好ましい。
【0011】有機溶剤は、1種以上を用いることがで
き、組成物(a)及び(b)のいずれか一方又は両方の
組成物中に0.5〜50%、特に1〜40%、更に5〜
30%含有させるのが好ましい。
【0012】組成物(a)の直接染料として酸性染料が
含まれる時、組成物(b)との混合時のpHが1.5〜6
となることが好ましく、特に2〜5、更に2.5〜4と
なるのが好ましい。このようなpHの調整には、pH1.5
〜6の範囲で緩衝作用を有する有機酸又は無機酸及びそ
の塩を配合し、必要により酸やアルカリを更に添加して
緩衝能を持たせることが組成物(a)と(b)を混合し
た時のpH変化を少なくする点や、染毛効果の点から好ま
しい。有機酸としては、グリコール酸、乳酸、クエン酸
が好ましい。アルカリとしては、水酸化ナトリウムやク
エン酸ナトリウム等が用いられる。
【0013】組成物(a)の直接染料として塩基性染料
が含まれる時、組成物(b)との混合時のpHが6〜11
に調整されることが好ましい。pHの調整には前記と同様
の有機酸や無機酸及びその塩、酸やアルカリが用いられ
る。
【0014】酸やアルカリ等のpH調整剤は、組成物
(a)及び(b)のいずれか一方又は両方に含有させて
も良い。
【0015】本発明染毛キットの使用方法としては、組
成物(a)及び(b)を混合してから毛髪に塗布する方
法と毛髪上で組成物(a)及び(b)を混合する方法が
ある。
【0016】組成物(a)及び(b)を混合してから毛
髪に塗布する方法としては、組成物(a)として、黄
色、橙色、赤色、紫色、青色、緑色、黒色等を個別に用
意しておき、染毛前にこれらのいくつかを組成物(b)
と混ぜ合わせることで、染める時の気分や自分の好みに
合った色を作ることが出来る。組成物(b)と混合する
前に組成物(a)を水やアルコール等で薄めたり、組成
物(a)と(b)を混合する時に混合比の異なる液を作
ったりすることで、染料濃度の異なる染毛剤組成物が思
いのままに準備でき、これらを髪の異なる部分に塗り分
けることによって好みのグラデーションを容易に実現す
ることが出来る。また、様々な色を使って色とりどりに
髪を染めたい場合にも筆などを使って水彩画を描くよう
に髪に色を付けることができる。
【0017】毛髪上で組成物(a)及び(b)を混合す
る方法としては、組成物(b)を先ず毛髪に塗布し、次
いで組成物(a)を塗布するのが好ましい。グラデーシ
ョンを付けたい場合には、濃く色を付けたい部分に組成
物(a)を重ね塗りすることで容易に実現できる。ま
た、様々な色を使って色とりどりに髪を染めたい場合に
も筆などを使って水彩画を描くように髪に色を付けるこ
とができる。
【0018】本発明染毛キットによるこれらの作業は最
初から増粘された直接染料を配合した染毛剤を使うより
も簡単にしかも美しく仕上げることが出来る。
【0019】更に、本発明の組成物(a)及び(b)の
各々には、通常の化粧品等に使用し得る成分、例えば媒
体としての水を30〜99%;乳化剤、可溶化剤として
の界面活性剤を0〜30%;コンディショニング成分と
してのカチオン性重合体、油性成分、シリコーン誘導体
等を0〜10%;その他香料、防腐剤、紫外線吸収剤、
湿潤剤、酸化防止剤、殺菌剤、噴射剤等を0〜5%適宜
配合することができる。
【0020】
【実施例】(1)表1及び表2に記載の組成物(a)を
調整した。
【0021】
【表1】
【0022】*測定条件:〔1〕ローターNo.2、6
rpm、60秒 〔2〕ローターNo.4、6rpm、60秒 〔3〕ローターNo.1(BLアダプター付)、60rp
m、60秒 (ローターNo.2、6rpm、60秒の測定で3000mP
a・s未満を確認後)(表2及び表3も同じ)
【0023】
【表2】
【0024】(2)表3記載の組成物(b)を調整し
た。
【0025】
【表3】
【0026】(3)使用例 3−1.ブロンドの髪を赤橙色に染めて、微妙に赤みの
ある細い筋を数本入れる方法:〔a−1〕16gと〔a
−3〕4gをよく混ぜ合わせ、これを〔b−1〕80g
に加えよく混ぜ合わせたものをブロンドの髪にまんべん
なく塗布した後、すぐに〔a−3〕を水で50倍希釈し
た液を細い筆にしみ込ませて、塗布した剤の上から細い
筋を数本描いた。室温で15分間放置後、温水で剤をす
すぎ流し、シャンプー、リンスしてから髪を乾かした。
髪は全体的に赤橙色に染まった中に、微妙に赤みのある
細いすっとした美しい筋が数本入っていた。
【0027】3−2.黒髪を脱色した茶色の髪を根元付
近は茶色で毛先に向かうに従い、徐々に黒色にしていく
方法:〔b−2〕をそのまま髪にまんべんなく塗布した
後、すぐに〔a−6〕を水で5倍希釈した液を刷毛につ
け根元付近を避けて塗り、毛先に向かうほど重ねて塗っ
た。室温で15分間放置後、温水で剤をすすぎ流し、シ
ャンプー、リンスしてから髪を乾かした。髪が根元付近
は茶色で毛先に向かうに従い徐々に黒色が濃くなるよう
に染まった。
【0028】3−3.白髪と黒髪が50%ずつの髪の白
髪をこだわりのすみれ色に染める方法:〔a−3〕7g
と〔a−4〕3gを混ぜ合わせた液に液色を確認しなが
ら〔a−3〕を1滴ずつ加えていき、4滴加えたところ
で好みのすみれ色が得られた。これを〔b−1〕90g
とよく混ぜ合わせ、髪にまんべんなく塗布した。室温で
15分間放置後、温水で剤をすすぎ流し、シャンプー、
リンスしてから髪を乾かした。白髪部分は思い通りのす
みれ色に染まり、黒髪部分は紫がかった深みのある黒色
になった。
【0029】3−4.ブロンドの髪で幅1cmの束を根元
から赤色、紫色、青色と徐々に色が変化するように染め
る方法:染めたい部分の幅1cmの束に〔b−5〕をまん
べんなく塗布した後、根元〜毛先から3cmの所迄〔a−
10〕を塗布した。この時根元に近づくほど重ねて塗布
した。ついで毛先〜根元まで〔a−11〕を塗布した。
この時毛先に近づくほど重ねて塗布した。室温で15分
間放置後、温水で剤をすすぎ流し、シャンプー、リンス
してから髪を乾かした。染めた毛束部分が根元は赤色、
中間部は紫色、毛先は青色というように徐々に、はっき
りとした色の境界線を作らずに、色合いが変化していく
ように染まった。
【0030】
【発明の効果】本発明の染毛キットを用いれば思い通り
の色合い、グラデーション、デザインが実現できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)直接染料を含有する組成物及び
    (b)増粘剤を含有する水性組成物からなる染毛キッ
    ト。
  2. 【請求項2】 (b)増粘剤を含有する水性組成物を毛
    髪に塗布し、次いで(a)直接染料を含有する組成物を
    塗布する染毛方法。
  3. 【請求項3】 (a)直接染料を含有する組成物及び
    (b)増粘剤を含有する組成物を混合した後、毛髪に塗
    布する染毛方法。
JP2000138465A 2000-05-11 2000-05-11 染毛キット Pending JP2001316229A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7494514B2 (en) 2003-12-11 2009-02-24 Revlon Consumer Products Corporation Method and compositions for coloring hair
JP2013213006A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Ictb Global Ltd 白髪の染毛方法
JP2015093851A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 ホーユー株式会社 染毛料組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013213006A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Ictb Global Ltd 白髪の染毛方法
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