JP2001312659A - 情報提供システム - Google Patents

情報提供システム

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JP2001312659A JP2000276199A JP2000276199A JP2001312659A JP 2001312659 A JP2001312659 A JP 2001312659A JP 2000276199 A JP2000276199 A JP 2000276199A JP 2000276199 A JP2000276199 A JP 2000276199A JP 2001312659 A JP2001312659 A JP 2001312659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品情報を閲覧する際の動機付けを向上す
る。 【解決手段】 ネットワーク1を通じて端末局3から情
報局2内の商品情報を閲覧する際に、プロキシサーバで
ある中継局4に情報局2内の商品情報をキャッシング
し、このキャッシングされた商品情報を各端末局に提供
している時間を計時する。計時結果を点数換算し、各端
末局3のユーザーにペイバックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
等のネットワーク上で例えば通信販売等を行う際の商品
の取引に関連する商品情報等の諸情報を提供する情報提
供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、商品取引の一態様として通信
販売が行われていた。通信販売は、無店舗にて商品・サ
ービスを提供するノンストア・リテイリングの一種であ
り、従来においては、主としてカタログで商品を紹介
し、消費者がそのカタログを見て電話、FAX、はがき
などで所望の商品を注文するカタログ販売がその中核を
なしていた。
【0003】一方、近年の急速なインターネットの普及
に伴い、インターネット通販も拡大してきている。イン
ターネット通販は、オンラインショッピングの一形態で
あり、一般には、ネットワーク上に設けられた仮想店舗
(バーチャルショッピングモール)を介して商品の紹介
・受注を行い、受注した商品の宅配を行うという形式を
採用している。このようなインターネット通販は、販売
者にとっては出店に要する費用が低額で済むとともに、
購入者にとっては自宅に居ながら世界中の店から好きな
ときに買い物ができるという利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インターネット通販を
介して商品を購入するときには、商品情報等を掲示した
ウェブページに購入者がアクセスする必要がある。
【0005】しかしながら、従来において、購入者が希
望する商品の情報を掲示した商品情報ページにアクセス
するためには、購入者自らがWWW(world wide web)
のリンクをたどり歩いてその商品情報ページを探さねば
ならず、煩雑な作業を要していた。例えばインターネッ
トになじみの薄い購入者にとって商品情報ページの検索
は非常に煩わしい作業であり、このことがインターネッ
ト通販による購買意欲を低下させ、ひいてはインターネ
ット通販の普及を阻害するという問題を生じさせてい
た。
【0006】特に、インターネットに接続するために
は、一般に電話料金や、プロバイダと呼ばれる通信接続
サービス会社に対する通信手数料等の通信費用が必要と
され、これらの料金体系によっては接続時間が長いほど
通信費用が増大することも多い。したがって、購入者が
多大な通信費用を支払ってでも、インターネットに接続
してバーチャルショッピングモールで商品の購入を行う
ための動機付けを向上することが待望されていた。
【0007】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであり、ユーザーがインターネット上の例えば仮想店
舗での商品情報の閲覧を行う等、諸情報の閲覧について
の動機付けを向上できる情報提供システムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、複数の端末局と、単一または
複数の基地局とが所定のネットワークを通じて接続さ
れ、前記基地局に対して前記ネットワークで接続された
外部の単数または複数の所定の情報局及び当該基地局の
少なくとも一方の内部に予め格納された所定の情報を前
記端末局に対して前記基地局から送信する情報提供シス
テムであって、前記基地局または前記情報局は、前記端
末局に対して前記情報を提供した際の提供実績に係る所
定の因子情報を集計し、当該集計された結果に基づい
て、所定の演算式に従って、所定の前記端末局を操作す
る各ユーザー毎に、当該ユーザーの前記各情報の閲覧に
対する報酬に係る点数を換算するようにされたものであ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、複数の端末局
と、単一または複数の基地局とが所定のネットワークを
通じて接続され、前記基地局に対して前記ネットワーク
で接続された外部の単数または複数の所定の情報局及び
当該基地局の少なくとも一方の内部に予め格納された所
定の情報を前記端末局に対して前記基地局から送信する
情報提供システムであって、前記基地局または前記情報
局は、前記端末局に対して前記情報を提供した際の提供
実績に係る所定の因子情報を集計し、当該集計された結
果に基づいて、所定の演算式に従って、所定の前記端末
局を操作する各ユーザー毎に、当該ユーザーの前記各情
報の閲覧に対する報酬を抽選して決定するようにされた
ものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記基地局は、
前記各端末局から前記ネットワークを通じて通信要求が
あった際に前記各端末局側のユーザーの特定識別を行う
ユーザー特定手段と、前記各端末局からの要求に応じて
前記情報を特定して当該端末局に対して送信するリクエ
スト処理手段とを備え、前記基地局または前記情報局
は、前記ユーザー特定手段で特定識別されたユーザー毎
に、前記端末局に対して前記情報を提供した際の提供実
績に係る所定の因子情報を集計し、この集計結果に基づ
いて前記所定の演算式に従って演算を行う点数演算手段
を有するものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記所定の因子
情報は、前記リクエスト処理手段が一の任意の前記情報
を特定した時点から、前記各端末局からの要求に応じて
他の任意の前記情報を特定した時点までの経過時間であ
り、前記基地局または前記情報局は、前記リクエスト処
理手段からの信号に基づいて、前記経過時間を各ユーザ
ー毎に且つ前記情報毎に計測する時間計測手段をさらに
有するものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記所定の因子
情報は、前記リクエスト処理手段が前記各情報を特定し
て当該情報を前記端末局に送信した回数であり、前記基
地局または前記情報局は、前記リクエスト処理手段から
の信号に基づいて、前記回数をカウントするカウント手
段をさらに有するものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記所定の因子
情報は、前記リクエスト処理手段が前記各情報を特定し
て当該情報を前記端末局に送信した際の前記情報の情報
量であり、前記基地局または前記情報局は、前記リクエ
スト処理手段からの信号に基づいて、前記情報量をカウ
ントするカウント手段をさらに有するものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、前記基地局は単
一に一元化されて設置され、前記時間計測手段は、前記
基地局内の所定の単一のクロック信号発振器で発生され
たクロック信号に基づいて、前記経過時間を計測するよ
うにされたものである。
【0015】請求項8に記載の発明は、前記情報は、前
記ネットワークにより前記基地局に接続された情報局に
予め格納され、前記基地局は所定の記憶装置を備え、前
記リクエスト処理手段は、当該基地局に前記ネットワー
クを通じて接続された前記情報局内の前記情報を要求す
る旨の信号が前記各端末局から送信されたときに、前記
情報局から前記情報を転送して前記記憶装置内に格納
し、当該記憶装置内に格納された前記情報を前記端末局
に送信するようにされたものである。
【0016】請求項9に記載の発明は、前記時間計測手
段は、前記リクエスト処理手段が一の任意の前記情報を
特定した時点と、前記各端末局からの要求に応じて他の
任意の前記情報を特定した時点との履歴情報を蓄積し、
前記時間計測手段または前記点数演算手段は、前記ユー
ザー特定手段で特定識別されたユーザーの情報と前記履
歴情報とに基づいて、前記リクエスト処理手段が一の任
意の前記情報を特定した時点から、前記各端末局からの
要求に応じて他の任意の前記情報を特定した時点までの
間、同一の前記情報を同一のユーザーに対して重複して
送信していた場合に、その同一の前記情報について重複
している前記経過時間について、前記情報を単一にのみ
送信していたものとして前記経過時間を計測しまたは点
数を換算するようにされたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】{第1の実施の形態} <構成>図1はこの発明の第1の実施の形態に係る情報
提供システムの全体的な概要を示すブロック図、図2は
同じくその構成を示すブロック図である。
【0018】この情報提供システムは、図1の如く、イ
ンターネット等のネットワーク1を通じて、単数または
複数の情報局2(2a〜2g)内に格納された商品等に
ついての所定の情報を各端末局(クライアント)3(3
a〜3f)に提供する場合に、一元化された基地局とし
ての所定の中継局4が各端末局3(3a〜3f)の各情
報局2(2a〜2g)への接続時間を各端末局3(3a
〜3f)毎に個別に集計し、その接続時間の個別の集計
結果に応じて、例えば各情報局2(2a〜2g)での販
売額に応じた利益の一部を報酬として各端末局3に対し
て還元(ペイバック)するようにしたものである。
【0019】ここで、各端末局3(3a〜3f)、各情
報局2(2a〜2g)及び中継局4は、それぞれ個別の
IP(インターネット・プロトコル)アドレスを相互に
要求(リクエスト)することによりインターネット等の
ネットワーク上で相互に接続されるようになっており、
このIPアドレスの要求を行った各端末局3(3a〜3
f)からみて、各情報局2(2a〜2g)及び中継局4
内に予め用意されたコンテンツ(ウェブページ)を端末
局3(3a〜3f)側の表示装置7で閲覧できるように
なっている。
【0020】情報局2(2a〜2g)は、様々な商品情
報を提供し、またその各商品を各端末局3(3a〜3
f)側の各ユーザー(購入者)の操作に基づいて当該各
ユーザー(購入者)に販売するものであって、CPU、
主メモリ及びハードディスクドライブ等の種々の電子部
品が搭載され、モデムやターミナルアダプタ等の通信接
続器を通じてインターネット等のネットワーク1に接続
できるようにされたコンピューティングシステムが使用
される。この情報局2(2a〜2g)は、図1の如く、
いくつかのコンテンツサーバ5a〜5dに分散して設定
されており、各コンテンツサーバー5a〜5d毎にドメ
インと呼ばれるIPアドレスが予め付与され、各情報局
2(2a〜2g)の提供する情報(コンテンツ)がこれ
らのドメインの下位アドレス(IPアドレス:URL
(Uniform Resource Locator))に対応付けられて格納
されるようになっている。例えば、図1の例では、第1
の情報局(第1の契約サイト)2a及び第2の情報局
(第2の契約サイト)2bが第1のコンテンツサーバ5
aに、第3の情報局(第3の契約サイト)2c及び第4
の情報局(第4の契約サイト)2dが第2のコンテンツ
サーバ5bに、第5の情報局(第5の契約サイト)2e
が第3のコンテンツサーバ5cに、第6の情報局(第6
の契約サイト)2f及び第7の情報局(第7の契約サイ
ト)2gが第4のコンテンツサーバ5dにそれぞれ対応
付けられており、それぞれの情報局(契約サイト)2a
〜2gの提供する情報(コンテンツ)がそれぞれ対応す
るコンテンツサーバー5a〜5d内の所定の記憶装置内
に格納されている。そして、各情報局2(2a〜2g)
は、各端末局3(3a〜3f)から中継局4を通じてI
Pアドレス(URL)を指定するデータが送信されてき
たときに、これに応答してそれぞれ対応するコンテンツ
を中継局4に送信するようになっている。
【0021】ここで、情報局2(2a〜2g)の提供す
るコンテンツとしては、様々な商品情報、即ち例えば図
6に示したような商品選択ページ及び商品紹介ページが
含まれ、またその他に、購入者が商品を注文または購入
する際に購入商品の品番、購入個数、購入者の氏名及び
住所、代金支払方法等を入力する注文商品入力ページ
(図示せず)等が含まれる。したがって、各端末局3
(3a〜3f)側のユーザーは、商品選択ページを表示
装置7の画面上に表示させ、さらに商品紹介ページを閲
覧し、気に入った商品が見つかった場合には、注文商品
入力ページにおいて購入商品の品番、購入個数、購入者
の氏名及び住所、代金支払方法等を入力することで、各
ユーザーが様々な商品を注文または購入することが可能
となっている。
【0022】各端末局3(3a〜3f)は、CPU、主
メモリ及びハードディスクドライブ等の種々の電子部品
が搭載され、モデムやターミナルアダプタ等の通信接続
器を通じてインターネット等のネットワーク1に接続で
きるようにされ、また所謂キーボードやマウス等の入力
装置を使用して種々の情報(例えば情報局2a〜2gの
選択情報、購入したい商品の特定情報、及び購入者とし
てのユーザーの氏名等の属性情報)を入力できるように
されたコンピューティングシステムであって、各購入者
が各端末局3(3a〜3f)の表示装置7の画面上に様
々なコンテンツを表示しながら、バーチャルショッピン
グモールとしての複数の情報局2(2a〜2g)のうち
のいずれかを選択し、選択された各情報局2(2a〜2
g)が提供するコンテンツとしての商品選択ページ(図
6参照)、商品紹介ページまたは注文商品入力ページ等
を表示装置7の画面に表示して、希望の商品を注文また
は購入できるようになっている。各端末局3(3a〜3
f)は、後述の中継局4に対して事前に接続アカウント
と呼ばれる所定の接続認証コードが付与されているもの
である。
【0023】ここで、各端末局3(3a〜3f)が各情
報局2(2a〜2g)内のコンテンツを表示する場合に
は、これに先駆けて、まず中継局4が提供する情報局選
択ページ(メニュー画面:図5参照)を各端末局3(3
a〜3f)の表示装置7に表示し、この情報局選択ペー
ジ(メニュー画面:図5)内に設定されたリンク領域1
1a〜11hを所謂マウス等のポインティングデバイス
(入力装置)でクリックと呼ばれるポイント指示操作を
行うことで、このリンク領域11a〜11hに対応付け
られたIPアドレスを特定し、このIPアドレスを中継
局4に送信することによって、各端末局3(3a〜3
f)がどの情報局2(2a〜2g)を選択したかを常に
中継局4に伝達するようになっている。
【0024】そして、各端末局3(3a〜3f)が中継
局4を通じて各情報局2(2a〜2g)内のコンテンツ
(行き先サイト)を選択し表示するたびに、選択・表示
されたコンテンツのドメイン及びパスの情報を各端末局
3(3a〜3f)から中継局4に送信されるようになっ
ている。
【0025】中継局4は、図3に示すように、各端末局
3(3a〜3f)がログインするログインサーバ4a
と、ログインサーバ4aにログインされた各端末局3
(3a〜3f)側の個人情報を照会するデータベース
(DB)サーバ4bとを備える。
【0026】ログインサーバ4aは、端末局3(3a〜
3f)と各情報局2(2a〜2g)との間に入って、各
端末局3(3a〜3f)に代わって情報局2(2a〜2
g)との情報送受信を行うプロキシ(Proxy:代
理)サーバであり、各端末局3(3a〜3f)側のユー
ザー(購入者)がどの情報局2(契約サイト2a〜2
g)のIPアドレスを要求(リクエスト)しているかを
監視するようになっている。具体的には、このログイン
サーバ4aは、各端末局3(3a〜3f)からのリクエ
スト等の情報を所定のリクエスト処理部(リクエスト処
理手段)13で受信した際に、このリクエストを適宜に
情報局2(2a〜2g)に転送し、この情報局2(2a
〜2g)から受け取った結果のコンテンツ(ウェブペー
ジ)等の情報を各端末局3(3a〜3f)に返すように
なっている。この際、端末局3(3a〜3f)側からリ
クエストされたことに応答して情報局2(2a〜2g)
から受け取ったウェブページ等の情報は、このログイン
サーバ(プロキシサーバ)4a内の所定の記憶装置14
において、予め定められた所定の期間だけ一時的に保存
(キャッシング)しておき、以後は同一のまたは他の端
末局3(3a〜3f)からの同一のリクエストに対して
は情報局2(2a〜2g)に転送せずに、保存しておい
たウェブページ等のコンテンツについてのデータを端末
局3(3a〜3f)に返すようになっている(キャッシ
ング機能)。このキャッシング機能によって、各端末局
3(3a〜3f)に提供されるコンテンツ(ウェブペー
ジ)の全てが、ログインサーバ4a内にキャッシングさ
れているものに限定されることになり、ログインサーバ
4aと各情報局2との間で余分なトラフィックを生むこ
となく、各端末局3(3a〜3f)にとって高速な情報
アクセスを実現できるようになっている。
【0027】尚、このログインサーバ4aは、各端末局
3(3a〜3f)がログインする際に、所定のログイン
部15によって、図4に示したような所定のログイン画
面ページを各端末局3(3a〜3f)に送信するように
なっている。即ち、各端末局3(3a〜3f)がログイ
ンサーバ4aにログインする際には、中継局4の提供す
るログイン画面ページ(図4)の第1の入力欄12a
に、各購入者の電子メールのアドレス情報をキーボード
等の入力装置により入力し、また第2の入力欄12b
に、予め各購入者毎に設定されたパスワードをキーボー
ド等の入力装置により入力した後、さらにマウス等のポ
インティングデバイスを使って画面中の所定のログイン
ボタンの領域12cをポイント指定したときに、各端末
局3(3a〜3f)のログインサーバ4aに対するログ
インが要求されるようになっている。ここで、電子メー
ルのアドレス情報及びパスワードは、購入者を特定する
ためのID情報として機能するものである。そして、コ
ンテンツとしてのログイン画面ページ(図4)は、例え
ばCGI(Common Gateway Interface)を使用して作成
されて記憶装置14内に予め格納されたものが使用さ
れ、各端末局3(3a〜3f)から各入力欄12a,1
2bに入力されたID情報をCGIで定義された通りに
データベースサーバ4bに出力するようになっている。
また、要求された各ユーザー(購入者)のログインに係
る入力情報(即ち、第1の入力欄12aに入力された電
子メールのアドレス情報及び第2の入力欄12bに入力
されたパスワード等)は、後述のデータベースサーバ4
bに送信される。
【0028】尚、各端末局3(3a〜3f)のユーザー
についての様々な情報を、ログインサーバ4a側でクッ
キー(Cookie)と呼ばれるユーザー識別情報とし
て生成し、このクッキーを各端末局3(3a〜3f)内
に格納するようにしてもよい。特に、各ユーザーのID
情報をクッキーとして格納したり、あるいは、各ユーザ
ーが各コンテンツへのアクセスを要求してきた際に、そ
の情報をクッキーとして格納しておけば、このクッキー
に基づいて、各ユーザーの認証を行ったり各コンテンツ
に対するアクセス履歴を事後的に入手したりすることが
容易となる。ここで、クッキーは、最初に各端末局3
(3a〜3f)が後述の中継局4に接続したときに、中
継局4側からその端末局3(3a〜3f)のユーザーを
識別したり固有の情報を各端末局3(3a〜3f)側に
持たせたりするために発行するものであり、このクッキ
ー内には、各ユーザーを識別するためのユーザー氏名、
ドメイン及びパスワード等の識別情報と共に、クッキー
自体の有効期限、そのユーザーが過去に中継局4に接続
した履歴等のデータ値等の諸情報が累積的に記録される
ようになっている。このクッキーは、各端末局3(3a
〜3f)が中継局4に接続(ログイン)したときに中継
局4から発行され、このクッキーが各端末局3(3a〜
3f)に送信されてそのハードディスクドライブ内に格
納される。
【0029】あるいは、各ユーザーのID情報や、各コ
ンテンツへのアクセス要求を、JAVA(登録商標)と
よばれる所定のスクリプト言語により自動的にログイン
サーバ4aに伝達するようにしてもよい。
【0030】データベースサーバ4bは、各端末局3
(3a〜3f)側のユーザー(購入者)を特定した後、
各情報局2の各契約サイト2a〜2gへのアクセス時間
を集計するようになっている。具体的には、このデータ
ベースサーバ4bは、ログインサーバ4aが各端末局3
(3a〜3f)にログイン画面ページ(図4)を提供し
てから各端末局3(3a〜3f)側のユーザーがログイ
ン画面ページ内の各入力欄12a,12bに入力したI
D情報をログインサーバ4aを通じて受信したときに、
所定のデータベース内に格納された所定のユーザーデー
タベース(図示せず)を参照してユーザー(購入者)を
特定するユーザー特定部(ユーザー特定手段)17と、
このユーザー特定部17で特定されたユーザー(購入
者)がログインサーバ4a内にキャッシングされたコン
テンツ(ウェブページ)のIPアドレスを送信してリク
エストしたときに、IPアドレスに対応付けられたコン
テンツ(ウェブページ)が端末局3(3a〜3f)に表
示されている時間(即ち、ユーザーが閲覧している時
間)を計測する閲覧時間計測部(時間計測手段)18
と、この閲覧時間計測部18で計測した閲覧時間を各ユ
ーザー(購入者)毎に累積し、この累積された値に応じ
て各端末局3のユーザーに対する還元(ペイバック)に
係る点数を所定の計算式により演算する還元演算部(点
数演算手段)19とを有している。
【0031】ユーザー特定部17は、ログイン画面ペー
ジ(図4)の各入力欄12a,12bに入力されたID
情報を、ログインサーバ4aを通じて予め定義されたC
GIの通りに受信し、このCGIにより与えられたID
情報に基づいて内部のユーザーデータベース内のデータ
を参照しユーザー(購入者)を特定するようになってい
る。
【0032】閲覧時間計測部18は、データベースサー
バ4bの動作タイミングを規律するための単一のクロッ
ク信号に基づいて計時を行うものであり、各端末局3
(3a〜3f)から個別の情報局2(契約サイト2a〜
2g)に接続したい旨のリクエストがIPアドレスの要
求として与えられた時点で計時を開始し、その後に他の
バーチャルショッピングモールのウェブページのIPア
ドレスがリクエストされた時点で、それまで端末局3
(3a〜3f)側に提供していた情報局2(2a〜2
g)についての計時を終了する。この際、計時開始時刻
と計時終了時刻とを所定の記憶装置に漏れなく記録する
ようになっており、さらに計時開始時刻から計時終了時
刻までに経過した時間を、端末局3(3a〜3f)にお
ける各コンテンツ(ウェブページ)の閲覧時間とみなし
て、記憶装置内に記録するようになっている。かかる閲
覧時間の計測は、端末局3(3a〜3f)がバーチャル
ショッピングモールとしての情報局2(2a〜2g)の
IPアドレスを変更してリクエストする毎に実行される
ことから、全ての端末局3(3a〜3f)がどの情報局
2(2a〜2g)のコンテンツをどのくらいの時間で閲
覧したか(閲覧時間)を漏れなく記録することが可能と
なっている。
【0033】ここで、データベースサーバ4bの動作タ
イミングを規律するための単一のクロック信号は、水晶
発振器等の所定のクロックジェネレータ(クロック信号
発振器)により発生されるもので、このクロック信号を
単位として、コンピューティングシステムとしてのデー
タベースサーバ4bの全ての動作タイミングが規律され
ることになる。また、この際の計時開始時刻と計時終了
時刻は、全てデータベースサーバ4bの閲覧時間計測部
18内で使用される時刻の情報に基づいて計時されるた
め、例えば各端末局3(3a〜3f)側から表示開始時
刻及び表示終了時刻を入手したり、各情報局2(2a〜
2g)側から表示開始時刻及び表示終了時刻を入手した
りして閲覧時間の計測を行う場合に比べて、各局2(2
a〜2g),3(3a〜3f)同士の時刻情報の誤差を
気にすることなく正確な閲覧時間を計測でき、また、端
末局3(3a〜3f)側や情報局2(2a〜2g)側で
の表示開始時刻及び表示終了時刻の改竄等のおそれが無
くなり、信頼性の高い閲覧時間の計測を行うことができ
る。
【0034】還元演算部19は、閲覧時間計測部18で
計測された閲覧時間を、各ユーザー(購入者)毎且つ各
情報局2(2a〜2g)毎に累積して記憶装置内に記録
し、この累積されて記録された値を、所定の演算式を用
いて、例えば一定期間毎に各端末局3のユーザーに対す
る還元(ペイバック)に係る点数に変換演算する。この
ときに使用される演算式としては、例えば「x」という
端末局3のユーザー(購入者)が「i(=a,b,…,
g)」という情報局2(2a〜2g)のコンテンツ(ウ
ェブページ)を表示した時間の累積値をTxiとし、各
情報局2「i(=a,b,…,g)」が予め定めておい
係数を「Ki」とすると、「x」という端末局3に対す
る還元(ペイバック)に係る点数Cは次の(1)式のよ
うになる。
【0035】 C=Ka・Txa+Kb・Txb+…+Kg・Txg …(1) なお、情報局2(2a〜2g)のログインサーバ4a内
のリクエスト処理部13、ログイン部15、データベー
スサーバ4b内のユーザー特定部17、閲覧時間計測部
18及び還元演算部19は、ROMおよびRAM等が接
続された一般的なCPU内においてROM等に予め格納
された所定のソフトウェアプログラムによって動作する
機能部品である。
【0036】<動作>上記構成の情報提供システムの動
作を説明する。尚、各端末局3(3a〜3f)では、こ
れを操作使用するユーザー(購入者)の接続アカウント
が既に設定されており、一元化されたログインサーバ4
aをプロキシサーバとして使用する旨が既に設定(プロ
キシサーバ設定)されているものとする(図2中のステ
ップS01参照)。また、中継局4のログインサーバ4
aの記憶装置14内にはログイン画面ページ(図4)が
格納されているいるものとし、さらに、バーチャルショ
ッピングモールとしての各情報局2(2a〜2g)内に
は、商品選択ページ(図6参照)や商品紹介ページの
他、購入者が商品を購入する際に購入商品の品番、購入
個数、購入者の氏名及び住所、代金支払方法等を入力す
る注文商品入力ページ等の種々のコンテンツ(ウェブペ
ージ)が格納されているいるものとして説明する。
【0037】まず、各端末局3(3a〜3f)側のユー
ザー(購入者)は、端末局3(3a〜3f)のキーボー
ドまたはマウス等の入力装置を使用して所定の操作を行
い、図2中のステップS01のように、中継局4のログ
インサーバ4aのログイン部15に対し、接続要求に係
る信号をネットワーク1を通じて送信する。これに応じ
てログインサーバ4aのログイン部15は、図2中のス
テップS02のように、記憶装置14内でCGIによっ
て定義されたコンテンツ(ウェブページ)としてのログ
イン画面ページ(図4)を、接続要求のあった端末局3
(3a〜3f)に送信する。
【0038】端末局3(3a〜3f)側では、ログイン
サーバ4aのログイン部15から送信されてきたログイ
ン画面ページ(図4)を表示装置7の画面上に表示す
る。そして、ユーザー(購入者)は、図4に示したログ
イン画面ページの第1の入力欄12aにユーザー(購入
者)の電子メールのアドレス情報をキーボード等の入力
装置により入力し、また第2の入力欄12bにパスワー
ドをキーボード等の入力装置により入力した後、さらに
マウス等のポインティングデバイスを使って、画面中の
所定のログインボタンの領域12cをポイント指定す
る。そうすると、このときに入力された電子メールのア
ドレス情報及びパスワードがID情報としてログインサ
ーバ4aのログイン部15に送信される。
【0039】ログインサーバ4aのログイン部15で
は、CGIで定義された通りに、ログイン画面ページ
(図4)の各入力欄12a,12bに入力されたID情
報を受信し(図2中のステップS03)、かかる情報を
データベースサーバ4bのユーザー特定部17に出力す
る。
【0040】データベースサーバ4bのユーザー特定部
17では、ユーザーデータベース内においてID情報を
検索(図2中のステップS04)及び照合(図2中のス
テップS05)し、図2中のステップS06の段階で照
合が成功した場合には、ステップS07に進んで、ユー
ザーデータベース内の所定の接続履歴データ(図示せ
ず)を更新する。
【0041】この時点で、ログインサーバ4aのリクエ
スト処理部13は、図5に示した情報局選択ページ(メ
ニュー画面)を端末局3(3a〜3f)に送信する(図
2中のステップS08)。端末局3(3a〜3f)側で
は、ログインサーバ4aのリクエスト処理部13から送
信されてきた情報局選択ページ(メニュー画面:図5)
を表示装置7の画面上に表示し(図2中のステップS0
9)、この情報局選択ページ(メニュー画面:図5)内
に設定されたリンク領域11a〜11hをマウス等のポ
インティングデバイス(入力装置)でポイント指示操作
(クリック)を行うことで、このリンク領域11a〜1
1hに対応付けられたIPアドレスを特定し、このIP
アドレスを中継局4のログインサーバ4aのリクエスト
処理部13に送信する(図2中のステップS10)。
【0042】ログインサーバ4aのリクエスト処理部1
3では、端末局3(3a〜3f)から送信されてきたI
Pアドレスを受信し、リクエストされたIPアドレスを
認識する。そして、得られたIPアドレスに対応付けら
れた商品選択ページ(図6参照)または商品紹介ページ
等のコンテンツ(ウェブページ)が、既に記憶装置14
内にキャッシングされている場合は、このログインサー
バ4aのリクエスト処理部13がプロキシサーバとして
そのコンテンツ(ウェブページ)を端末局3(3a〜3
f)に送信する。
【0043】一方、IPアドレスに対応付けられたコン
テンツ(ウェブページ)が記憶装置14内にキャッシン
グされていない場合は、そのIPアドレスを、ネットワ
ーク1を通じて情報局2(2a〜2g)としてのコンテ
ンツサーバ5a〜5dに転送する。この場合、情報局2
(2a〜2g)では、IPアドレスを受信した後、その
IPアドレスに対応付けられた商品選択ページ(図6参
照)または商品紹介ページ等の種々のコンテンツ(ウェ
ブページ)をログインサーバ4aのリクエスト処理部1
3に転送する。そして、ログインサーバ4aのリクエス
ト処理部13では、情報局2(2a〜2g)から転送さ
れてきたコンテンツ(ウェブページ)を記憶装置14に
キャッシングした後、そのキャッシングされたコンテン
ツ(ウェブページ)を端末局3(3a〜3f)に送信す
る。
【0044】端末局3(3a〜3f)側では、ログイン
サーバ4aのリクエスト処理部13から送信されてきた
コンテンツ(ウェブページ)を表示装置7の画面に表示
し、その内容を閲覧する。
【0045】ここで、ログインサーバ4aのリクエスト
処理部13は、端末局3(3a〜3f)からIPアドレ
スを受信した時点で、この端末局3(3a〜3f)側の
操作者のID情報をデータベースサーバ4bの閲覧時間
計測部18に出力し、計時開始を指示する(図2中のス
テップS11)。
【0046】閲覧時間計測部18では、計時開始の指示
に応じて計時を開始し、その旨についてデータベースの
更新を行う(図2中のステップS12)。
【0047】次に、端末局3(3a〜3f)側の操作者
が、それまで表示していたコンテンツと異なるコンテン
ツ(異なる情報局(2a〜2g)が保有しているコンテ
ンツ)のIPアドレスが中継局4のログインサーバ4a
に送信されると、ログインサーバ4aはそのコンテンツ
をプロキシサーバとして端末局3(3a〜3f)に送信
する。端末局3(3a〜3f)側では、表示装置7の画
面(フレーム)上で新たな情報局(2a〜2g)に係る
コンテンツのリロードを行う(図2中のステップS1
3)。この際、新たな情報局(2a〜2g)に係るIP
アドレスがログインサーバ4aに送信された時点で、前
の情報局(2a〜2g)に係るコンテンツの閲覧に対す
る計時を終了する(図2中のステップS14)。データ
ベースサーバ4bでは、計時開始時刻から計時終了時刻
までに経過した時間を、前の情報局(2a〜2g)に係
るコンテンツの閲覧時間とみなしてデータベースに更新
する(図2中のステップS15)。これと同時に、新た
な情報局2(2a〜2g)に係る各コンテンツ(ウェブ
ページ)についての閲覧時間の計時を開始してデータベ
ースに更新していく。こうして、その端末局3(3a〜
3f)側の操作によりIPアドレスが変更されて新たな
情報局2(2a〜2g)に係る各コンテンツが表示装置
7によりロードされる毎に、新たな情報局2(2a〜2
g)に係るコンテンツ(ウェブページ)についての閲覧
時間を次々とデータベースに更新していく(図2中のス
テップS16〜ステップS21)。
【0048】尚、この場合においては、各端末局3(3
a〜3f)側で、あるコンテンツを閲覧している途中
で、ブラウザと呼ばれる閲覧ソフトウェアアプリケーシ
ョンプログラムを終了した場合は、閲覧終了時点を特定
することができないおそれがあるため、CGIによって
数秒(例えば10秒)毎に閲覧中のコンテンツのIPア
ドレスを中継局4側に送信するようにし、各ユーザーが
いずれかのコンテンツを実際に閲覧しているか否かを数
秒(例えば10秒)毎に中継局4側で確認するようにし
ておく。
【0049】このように、端末局3(3a〜3f)にお
ける各コンテンツ(ウェブページ)の閲覧時間の計測
は、端末局3(3a〜3f)がバーチャルショッピング
モールとしての情報局2(2a〜2g)のIPアドレス
を変更してリクエストする毎に実行されることから(図
2中のステップS13〜ステップS21)、全ての端末
局3(3a〜3f)がどの情報局2(2a〜2g:バー
チャルショッピングモール)のコンテンツをどのくらい
の時間で閲覧したかを漏れなく記録することが可能とな
る。
【0050】しかる後、中継局4のデータベースサーバ
4bの還元演算部19は、閲覧時間計測部18で計測さ
れた閲覧時間(アクセスタイム)を、各ユーザー(購入
者)毎且つ各情報局2(2a〜2g)毎に累積して集計
し(図2中のステップS22)、これをデータとしてユ
ーザーデータベースを更新する(図2中のステップS2
3)。そして、この累積されて記録された値を、例えば
(1)式に示した演算式を用いて、各端末局3のユーザ
ーに対する還元(ペイバック)に係る点数(ポイント)
に換算する(図2中のステップS24)。あとは、この
点数が一定の基準点以上に到達した時点で、銀行振り込
みにより現金をペイバックし、あるいは操作者(購入
者)が新たに商品を購入する際に点数に応じて代金割引
を行ったりノベルティグッズを提供するなど、所定の報
酬を各ユーザーにペイバックすればよい。
【0051】このように、各ユーザーの各端末局3(3
a〜3f)から中継局4を通じて各情報局2(2a〜2
g:バーチャルショッピングモール)の提供するコンテ
ンツ(ウェブページ)を長時間に渡って閲覧すればする
ほど、そのユーザーに対するペイバックの点数が増大す
るようになるため、購入者がインターネットに接続して
バーチャルショッピングモールで商品の購入を行うため
の動機付けを向上できる。したがって、購入者が多大な
通信費用を支払ってでも、インターネットに接続してバ
ーチャルショッピングモールで商品の購入を行うための
動機付けを向上することが可能となる。
【0052】また、契約サイト(情報局)2a〜2gか
らすれば、商品情報を含む様々な情報を広告としてコン
テンツで提供する場合に、実際にユーザーが閲覧した実
績に応じて各ユーザーにペイバックできるため、各コン
テンツを広告としてみた場合の費用対効果が明確にな
り、ユーザーに対する利益還元を明瞭に行うことが可能
となる。
【0053】ここで、上記のようにユーザーの閲覧時間
を計測してペイバックの点数をカウントする場合におい
て、各端末局3(3a〜3f)や各情報局2(2a〜2
g)の時刻情報を基準に閲覧時間を設定するのではな
く、一元化された中継局(基地局)4の時刻情報のみに
基づいて閲覧時間をカウントできるので、例えば各端末
局3(3a〜3f)や各情報局2(2a〜2g)内で計
時されている時刻に誤差が生じている場合でも、これら
の時刻の誤差によって一元化された中継局(基地局)4
の時刻情報が影響を受けることはなく、したがって正確
な閲覧時間の計測を行うことが可能となる。また、端末
局3(3a〜3f)側や情報局2(2a〜2g)側での
表示開始時刻及び表示終了時刻の改竄等のおそれが無く
なり、信頼性の高い閲覧時間の計測を行うことができ
る。
【0054】尚、同一のユーザーが複数の端末局3(3
a〜3f)を操作できる環境になっている場合がある。
そして、この複数の端末局3(3a〜3f)を用いて同
時に同一の契約サイト2(2a〜2g)の同一コンテン
ツを閲覧するような場合もあり得る。この場合は、複数
の端末局3(3a〜3f)であるにも拘わらず、同一の
ユーザーに対して提供しているコンテンツは単一である
ため、同一ユーザーに対する重複したコンテンツの提供
については単一のコンテンツの提供として閲覧時間の計
測を行えばよい。具体的には、閲覧時間計測部18にお
いて、閲覧開始時点と閲覧終了時点の全ての履歴情報
(トランザクション)を蓄積するようにしておくととも
に、この閲覧時間計測部18での閲覧経過時間の計測に
おいて、同一のコンテンツを同一のユーザーに対して重
複して送信していた場合に、その同一のコンテンツにつ
いて重複している経過時間について、コンテンツを単一
にのみ送信していたものとして経過時間を計測すればよ
い。あるいは、還元演算部19での点数演算において、
同一のコンテンツを同一のユーザーに対して重複して送
信していた場合に、その同一のコンテンツについて重複
している経過時間について、コンテンツを単一にのみ送
信していたものとして点数を換算するようにしてもよ
い。
【0055】尚、上記した実施の形態では、基地局とし
て一元化された中継局4が、情報局2(2a〜2g)か
ら提供されるコンテンツ(ウェブページ)を中継局4に
キャッシングし、これにより中継局4がプロキシサーバ
として情報局2(2a〜2g)と端末局3(3a〜3
f)との間を中継するようにしていたが、基地局のサー
バ内に大容量の記憶装置を設置しておき、この基地局が
一部または全部の情報局を兼ねるようにして、情報局の
提供するコンテンツ(ウェブページ)を予め基地局内に
用意しておいても、上記実施の形態と同様に、一元化さ
れた基地局の時刻情報のみに基づいて閲覧時間をカウン
トでき、各局2(2a〜2g),3(3a〜3f)同士
の時刻情報の誤差または改竄に影響されずに正確な閲覧
時間の計測を行うことが可能となる。
【0056】尚、上記実施の形態では、各契約サイト
(情報局)2a〜2gがコンテンツとして商品情報を提
供する場合について説明したが、この他、企業イメージ
や企業コンセプトに係るコンテンツのみを提供するよう
にしてもよい。さらに、契約サイト(情報局)2a〜2
gとして仮想店舗(バーチャルショッピングモール)を
例に挙げて説明したが、商品の販売を目的とした商品情
報等の提供に拘わらず、例えば個人的な趣味のホームペ
ージや、非商業的な芸術作品等の発表など、あらゆる分
野の情報の提供に関して適用できることはいうまでもな
い。
【0057】また、上記実施の形態では、経過時間の計
測を行う閲覧時間計測部18を基地局としてのログイン
サーバ4a内に設置していたが、この閲覧時間計測部1
8を各情報局2(2a〜2g)側に設置してもよい。こ
の場合は、経過時間の計測を、一元化されたサーバで行
うことはできなくなるが、各ユーザーに対するペイバッ
クの点数は滞り無く換算できることになる。
【0058】さらに、上記実施の形態では、基地局とし
て、一元化された中継局4を適用していたが、各ユーザ
ーが個別に契約しているそれぞれのプロバイダ(IS
P)が基地局として機能するようにしてもよい。この場
合は、基地局は複数存在し、一元化されなくなるが、各
ユーザーに対するペイバックの点数は滞り無く換算でき
ることになる。
【0059】さらにまた、上記実施の形態では、閲覧時
間計測部18で閲覧時間を計測し、これを集計して各ユ
ーザーに対する報酬の点数を決定するようにしていた
が、この閲覧時間計測部18に代えて、基地局4または
情報局2(2a〜2g)において、リクエスト処理部1
3が各種コンテンツを特定して当該コンテンツを端末局
3(3a〜3f)に送信した回数をカウントするカウン
ト手段を設置してもよい。
【0060】あるいは、閲覧時間計測部18に代えて、
基地局4または情報局2(2a〜2g)において、リク
エスト処理部13が各種コンテンツを特定して当該コン
テンツを端末局3(3a〜3f)に送信した際の当該個
々のコンテンツの情報量をカウントするカウント手段を
設置してもよい。ただし、この場合は、ユーザーが見て
もいないのに次々とIPアドレスを変更指定して契約サ
イト2(2a〜2g)のコンテンツのカウント回数を増
加させるカウント稼ぎ行為を許容することになるため、
望ましくは上記実施の形態のように閲覧時間を計測する
ことが望ましい。
【0061】{第2の実施の形態}上記した第1の実施
の形態では、端末局3(3a〜3f)としてコンピュー
ティングシステムを適用していたが、広告としてのコン
テンツを受信することができ且つ当該コンテンツを液晶
パネル等の表示部(表示装置7)で表示できるものであ
ればどのようなものを適用してもよく、例えば、i−m
ode(商標)またはEZweb(商標)等に対応した
画像表示機能付きの携帯電話や携帯端末等を使用しても
差し支えない。この場合、端末局3(3a〜3f)と基
地局との間の通信は、有線式のネットワーク1での有線
通信経路だけでなく、無線通信をも使用することにな
る。
【0062】また、上記した第1の実施の形態では、コ
ンテンツを閲覧した全てのユーザーに対して報酬に係る
点数を換算していたが、抽選で当選したユーザーにのみ
報酬を付与するようにしても差し支えない。
【0063】これらのことに鑑み、この発明の第2の実
施の形態では、端末局3(3a〜3f)として例えばi
−mode(商標)またはEZweb(商標)等に対応
した画像表示機能及び電子メール送受信機能を有する携
帯電話を使用し、図7の如く、有線の基地局20に対し
て通信可能に各地に設置された無線式の中継局21a,
21bを通じて、各端末局3(3a〜3f)に広告とし
てのコンテンツを提供できるようになっている。そし
て、基地局20は、このコンテンツを提供した際の提供
実績に係る所定の因子情報を集計し、当該集計された結
果に基づいて、所定の演算式に従って抽選を行い、この
抽選に当選したユーザーに限定して、コンテンツの閲覧
に対する報酬としての金銭を支払うようになっている。
【0064】基地局20は単一のサーバーで構成されて
おり、その内部の構成は、後述する抽選イベントを実施
する機能以外は、図2の第1の実施の形態で説明した情
報局2(2a〜2g)及び中継局4を合わせ有した構成
となっている。
【0065】端末局3(3a〜3f)に送信するコンテ
ンツは、各クライアントから提出された各種資料に基づ
いて基地局20の内部で保有され、端末局3(3a〜3
f)からのログインがあった場合に、内部に保有するコ
ンテンツを端末局3(3a〜3f)に送信するようにな
っている。
【0066】基地局20を通じてコンテンツを提供した
際の提供実績に係る因子情報としては、ユーザーの端末
局3に対してコンテンツの提供を開始した時刻の情報
と、提供したコンテンツの個数の情報と、コンテンツの
提供後にユーザーが端末局3(3a〜3f)で抽選に参
加する旨の意思表示を示した時刻の情報等がある。
【0067】また、基地局20では、ソフトウェアプロ
グラムに従ってCPUが動作することで、抽選イベント
の開始時刻を計時するタイマーと、各ユーザーの端末局
3(3a〜3f)から抽選参加の信号が受信される度に
カウントするカウンタとが機能する。
【0068】この情報提供システムでは、ユーザーがコ
ンテンツとして所定のページ数(例えば5ページ)以上
の複数の広告ページを閲覧したこと(第一条件)、及び
閲覧開始から抽選参加の意思を示すまでに所定の一定時
間(例えば2分)が経過していること(第二条件)、ユ
ーザーが抽選参加の意思表示をしたこと(第三条件)の
3つの条件を満たしている場合にのみ、抽選に参加でき
るようになっている。
【0069】基地局20での具体的な抽選方法の例を説
明する。
【0070】まず、予め定められた一定期間(例えば
「1日」や「1ヶ月」等)内において実施する抽選イベ
ントの回数(抽選実施回数)を予め決定しておき、その
一定期間内において、内蔵のROM等の記憶部に予め格
納された乱数表に基づいて各抽選イベントの開始基準時
点を抽選実施回数分だけ決定しておく(第一工程)。例
えば、一定期間を「一日」として、0時0分に最初の抽
選イベントを実施することとし、7分間に1回の抽選イ
ベントを繰り返し実施するとすれば、抽選実施回数は2
06回となる。尚、このように7分間に1回の抽選イベ
ントを繰り返し実施することとした場合には、開始基準
時点を決定する第一工程を7分間が経過する毎に実行
し、7分毎にそのときの抽選イベントの開始基準時点を
決定するようにしてもよい。そうすることで、予め多く
の開始基準時点を記録しておく必要がなくなり便利であ
る。
【0071】また、各抽選イベントの開始基準時点以降
に複数のユーザーの抽選参加の信号が受信された場合
に、開始基準時点から何番目(以下「当選カウント番
号」と称する)に抽選参加があったユーザーを当選とす
るかを、記憶部に予め格納された乱数表に基づいて予め
決定しておく(第二工程)。
【0072】そして、実際に各開始基準時点が経過して
各抽選イベントが開始されたときに、基地局20内でソ
フトウェアプログラムに従ってCPUが動作することで
実現されるカウンタのカウント値がゼロ値に初期化さ
れ、各ユーザーの端末局3(3a〜3f)から抽選参加
の信号が受信される度に、カウンタのカウント値を
「1」ずつインクリメントし、当該カウント値が当選カ
ウント番号に一致しているかどうかを比較判断する(第
三工程)。そして、各ユーザーが一定時間の広告ページ
の閲覧を行い、且つ、そのときのユーザーのカウント値
が当選カウント番号に一致していた場合は、その時に抽
選参加の信号を送信してきていたユーザーを当選とする
一方、カウント値が当選カウント番号に対して不一致で
ある場合は、その時に抽選参加の信号を送信してきてい
たユーザーを不当選とする(第四工程)。この場合の当
選/不当選の情報は、コンテンツとして即座にユーザー
の端末局3(3a〜3f)に送信され、各端末局3(3
a〜3f)の表示装置7に表示させるようになってい
る。
【0073】基地局20から端末局3(3a〜3f)に
送信されるコンテンツの具体例を図8〜図11に示す。
ここでは、上述の例のように、一定期間を「一日」とし
て、0時0分に最初の抽選イベントを実施することと
し、その一日において7分毎のタイミングで抽選イベン
トを繰り返し行う例について説明する。
【0074】基地局20は、一日において7分毎にその
ときの抽選イベントの開始基準時点を記憶部に予め格納
された乱数表に基づいて決定し、開始基準時点を七分お
きに繰り返し決定する(第一工程)。また同じタイミン
グで、その開始基準時点から何番目に抽選参加の意思表
示があったユーザーを当選とするかという「当選カウン
ト番号」を繰り返し決定する(第二工程)。
【0075】そして、端末局(携帯電話)3(3a〜3
f)がURLを指定して基地局20に接続した場合、基
地局20は、図8に示したログイン画面ページのコンテ
ンツを端末局(携帯電話)3(3a〜3f)に送信す
る。尚、ログイン画面ページが例えばCGIを使用して
作成されている点等は第1の実施の形態と同様である。
【0076】端末局(携帯電話)3(3a〜3f)で
は、基地局20から与えられたログイン画面ページのコ
ンテンツを表示部(表示装置7)に表示し、その第1の
入力欄12aに携帯電話の電話番号を入力し、また第2
の入力欄12bに、予め各ユーザー毎に設定しておいた
パスワードを入力して、送信ボタンの領域12cにカー
ソルを合わせて選択する。このとき、基地局20のログ
インサーバ(図2中の符号4aに相当)にログインが要
求される。このとき、基地局20では、ログインが要求
された時刻を、「ユーザーにコンテンツの提供を開始し
た時刻の情報(以下「第1の因子情報」と称す)として
記録する。尚、図8中の符号12dは、ユーザーが両入
力欄12a,12bのいずれかで誤って入力作業を行っ
たときにユーザーの判断で入力数字または入力文字等を
一気に消去するためのクリアボタンを示している。
【0077】次に、基地局20は、所定ページ分のコン
テンツとしての広告ページ(図9)を端末局(携帯電
話)3(3a〜3f)に送信し、端末局3(3a〜3
f)の表示部(表示装置7)に表示させる。この際、端
末局3(3a〜3f)側で、各広告ページ内に設定され
たページ切り換えボタン22をユーザーが指定した場合
に、その旨の信号(ページ切り換え信号)が端末局3
(3a〜3f)から基地局20に送信し、これに応じ
て、後続する別の広告ページを基地局20から端末局3
(3a〜3f)に送信して、次々に異なった広告ページ
を表示部(表示装置7)に表示させる。そして、基地局
20では、ページ切り換え信号が端末局3(3a〜3
f)から与えられる毎に、コンテンツの個数をインクリ
メントし、これを「第2の因子情報」とする。
【0078】また、ユーザーが端末局3(3a〜3f)
で所定のメニュー画面(図示せず)を切り換えるなどし
て、図10に示した抽選参加ページを基地局20に要求
する。かかる要求に応じて、基地局20では、抽選参加
ページを端末局3(3a〜3f)に送信し、端末局3
(3a〜3f)の表示部(表示装置7)に表示させる。
【0079】ここで、ユーザーが、表示部(表示装置
7)の抽選参加ページ内に設定された抽選参加意思確認
ボタン23を指定すると、その旨の信号(抽選参加意思
確認信号)が基地局20に送信される。この時点で、基
地局20は、「第三条件」が満たされたものとして認識
する。
【0080】次に、基地局20は、端末局3(3a〜3
f)から抽選参加意思確認信号が与えられた時点で、そ
のときの時刻を、「抽選に参加する旨の意思表示を示し
た時刻の情報(以下「第3の因子情報」と称す)」とし
て認識する。
【0081】そして、基地局20は、各ユーザーの端末
局3(3a〜3f)から抽選参加意思確認信号が受信さ
れる度に、カウンタのカウント値を「1」ずつインクリ
メントし、当該カウント値が当選カウント番号に一致し
ているかどうかを比較判断する(第三工程)。
【0082】そして、基地局20は、端末局3(3a〜
3f)から抽選参加意思確認信号が与えられた時点で、
広告ページを提示する毎にインクリメントされてきた
「第2の因子情報」に基づいて、ユーザーがコンテンツ
として所定のページ数(例えば5ページ)以上の複数の
広告ページを閲覧したか否か、即ち、第一条件を満たし
ているか否かを判定する。
【0083】この第一条件を満たしていなかった場合
は、コンテンツとしてさらに複数の広告ページを閲覧し
ないと抽選に参加できない旨の情報を基地局20から端
末局3(3a〜3f)に送信し、これを表示部(表示装
置7)に表示させる。
【0084】一方、第一条件を満たしていた場合は、さ
らに、前述の「第3の因子情報(抽選に参加する旨の意
思表示を示した時刻の情報)」と「第1の因子情報(ユ
ーザーにコンテンツの提供を開始した時刻の情報)」と
に基づいて、閲覧開始から抽選参加の意思を示すまでに
経過した経過時間を算出し、この結果時間が所定の一定
時間(例えば2分)以上であるか否か、即ち、第二条件
を満たしているか否かを判定する。
【0085】この第二条件が満たされていない場合は、
さらに広告ページを継続して閲覧しないと抽選に参加で
きない旨の情報を基地局20から端末局3(3a〜3
f)に送信し、これを表示部(表示装置7)に表示させ
る。
【0086】一方、第二条件を満たしていた場合は、こ
のユーザーの抽選結果を「当選」として、その旨を示す
コンテンツとして、基地局20は、図11に示したよう
な「当選結果ページ」を端末局3(3a〜3f)へ送信
し、これを表示部(表示装置7)に表示させる(第四工
程)。
【0087】ユーザーは、表示部(表示装置7)に表示
された当選結果ページ中の確認ボタン24を指定し、情
報の閲覧に対する所定額の報酬の送付先等の入力ページ
(図示省略)を表示する。
【0088】このように、ユーザーは、一定時間以上所
定のページ数以上の広告ページを閲覧するだけで、抽選
イベントへの参加の資格を得ることができるので、通信
にかかる費用を費やしてでも広告ページを閲覧する動機
を増すことができ、ユーザーのログインの頻度及びユー
ザー数が増大することで、広告ページのクライアントに
とって多くの人に広告ページを提示できるという利点が
ある。
【0089】この場合、ユーザー数が増えれば増えるほ
ど、各クライアントが報酬の総額を増大し、抽選実施回
数を増大すれば、ユーザーの当選確率が大幅に減少する
こともなく、クライアントにとって一定の広告効果を得
ることができる。
【0090】尚、この実施の形態では、抽選方法とし
て、一定期間(例えば一日)毎に抽選実施回数を予め決
定しておき、各抽選イベントの開始基準時点を乱数表に
基づいて決定するとともに、その開始基準時点毎に当選
カウント番号を乱数表に基づいて決定し、その当選カウ
ント番号に該当するユーザーを当選していたが、抽選方
法はこのような方法に限定されるものではない。
【0091】また、各ユーザーが抽選イベントに参加す
る資格として、広告ページを一定時間(例えば二分)以
上閲覧し、且つ一定のページ数以上の広告ページを閲覧
したことを条件としていたが、これに限るものではな
い。
【0092】さらに、上記第2の実施の形態では、基地
局20として単一のサーバーを適用していたが、第1の
実施の形態のように情報局2(2a〜2g)と中継局4
とを別々に有する構成としてもよい。
【0093】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3に記載の発明に
よれば、基地局または情報局が、端末局に対して情報
(コンテンツ)を提供した際の提供実績に係る所定の因
子情報を集計し、当該集計された結果に基づいて、所定
の演算式に従って、所定の端末局を操作する各ユーザー
毎に、当該ユーザーの各情報の閲覧に対する報酬に係る
点数を換算し、または報酬に係る抽選を実施するするよ
うにしているので、点数や抽選結果に応じて例えば各情
報局での販売額に応じて各ユーザーに報酬の還元(ペイ
バック)を行うようにすれば、各ユーザーが各端末局か
ら様々な情報を長時間に渡って閲覧すればするほど、そ
のユーザーに対するペイバックの点数が増大し、または
抽選に参加することができるようになる。
【0094】例えば、請求項4のように因子情報として
ユーザーの各情報閲覧に要した時間を基に報酬の点数を
換算し、また、請求項5のように因子情報としてユーザ
ーの情報閲覧回数を基に報酬の点数を換算し、あるい
は、請求項6のように因子情報としてユーザーが閲覧し
た情報の情報量を基に報酬の点数を換算することで、ユ
ーザーの情報に対する閲覧実績を基に明瞭な報酬の点数
を換算することが可能となる。このため、ユーザーが自
ら通信費用を支払ってでも、インターネット等のネット
ワークに接続して情報を閲覧するための動機付けを向上
することが可能となり、また、情報局等の情報の提供者
からすれば、例えば広告として様々な情報を提供するよ
うな場合に、実際にユーザーが閲覧した実績に応じて各
ユーザーに対する報酬の点数を換算できるため、各情報
を広告としてみた場合等の費用対効果が明確になり、ユ
ーザーに対する報酬還元を明瞭に行うことが可能とな
る。
【0095】請求項7に記載の発明によれば、時間計測
手段が、所定の単一のクロック信号発振器で発生された
クロック信号に基づいて、リクエスト処理手段が一の任
意の仮想店舗を特定した時点、各端末局からの要求に応
じて他の任意の仮想店舗を特定した時点及び経過時間を
計測するようにしているので、一元化された基地局の時
刻情報のみに基づいて閲覧時間をカウントでき、各端末
局が閲覧を開始した時点から閲覧を終了した時点までに
経過した時間を例えば各端末局での計時結果に基づいて
特定する場合に比べて、各端末局間での計時情報の誤差
や、各端末局における計時情報の改竄の影響を受けず
に、正確な閲覧時間の計測を行うことが可能となる。
【0096】請求項8に記載の発明によれば、商品情報
を要求する旨の信号が各端末局から送信されたときに、
リクエスト処理手段が、様々な情報局から商品情報を転
送して記憶装置内に格納し、当該記憶装置内に格納され
た商品情報を端末局に送信するようにしているので、各
端末局に対する商品情報の提供と、閲覧時間の計測とを
一元化された基地局によって実行することが可能となる
ので、各端末局が閲覧を開始した時点から閲覧を終了し
た時点までに経過した時間を各情報局での計時結果に基
づいて特定する場合に比べて、各情報局間での計時情報
の誤差や、各情報局における計時情報の改竄の影響を受
けずに、正確な閲覧時間の計測を行うことが可能とな
る。
【0097】請求項9に記載の発明によれば、同一のユ
ーザーが同一の時間帯に同一の情報を閲覧した場合に
は、そのユーザーに対する情報の提供を単一の情報の提
供として報酬の点数を換算しているので、実際の情報閲
覧に係るユーザーに対する閲覧効果を正当に評価して報
酬の点数を換算できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る情報提供シ
ステムの概要を示す全体ブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る情報提供シ
ステムを示す機能ブロック図である。
【図3】中継局を示すブロック図である。
【図4】中継局のログインサーバのログイン部が提供す
る商品紹介カタログの画面を示す図である。
【図5】中継局のログインサーバのリクエスト処理部が
提供する情報局選択ページの画面を示す図である。
【図6】予め情報局内に格納されて中継局にキャッシン
グされた後に端末局に提供される商品選択ページの画面
を示す図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態に係る情報提供シ
ステムの概要を示す全体ブロック図である。
【図8】中継局のログインサーバのログイン部が提供す
る商品紹介カタログの画面を示す図である。
【図9】中継局から送信されたコンテンツが端末局で表
示されている状態を示す図である。
【図10】抽選の操作を行うための画面を示す図であ
る。
【図11】抽選の結果を表示した画面を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2(2a〜2g) 情報局 3(3a〜3f) 端末局 4 中継局 4a ログインサーバ 4b データベースサーバ 5a〜5d コンテンツサーバー 7 表示装置 13 リクエスト処理部 14 記憶装置 15 ログイン部 17 ユーザー特定部 18 閲覧時間計測部 19 還元演算部 20 基地局

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末局と、単一または複数の基地
    局とが所定のネットワークを通じて接続され、前記基地
    局に対して前記ネットワークで接続された外部の単数ま
    たは複数の所定の情報局及び当該基地局の少なくとも一
    方の内部に予め格納された所定の情報を前記端末局に対
    して前記基地局から送信する情報提供システムであっ
    て、 前記基地局または前記情報局は、前記端末局に対して前
    記情報を提供した際の提供実績に係る所定の因子情報を
    集計し、当該集計された結果に基づいて、所定の演算式
    に従って、所定の前記端末局を操作する各ユーザー毎
    に、当該ユーザーの前記各情報の閲覧に対する報酬に係
    る点数を換算するようにされたことを特徴とする情報提
    供システム。
  2. 【請求項2】 複数の端末局と、単一または複数の基地
    局とが所定のネットワークを通じて接続され、前記基地
    局に対して前記ネットワークで接続された外部の単数ま
    たは複数の所定の情報局及び当該基地局の少なくとも一
    方の内部に予め格納された所定の情報を前記端末局に対
    して前記基地局から送信する情報提供システムであっ
    て、 前記基地局または前記情報局は、前記端末局に対して前
    記情報を提供した際の提供実績に係る所定の因子情報を
    集計し、当該集計された結果に基づいて、所定の演算式
    に従って、所定の前記端末局を操作する各ユーザー毎
    に、当該ユーザーの前記各情報の閲覧に対する報酬を抽
    選して決定するようにされたことを特徴とする情報提供
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の情報提
    供システムであって、 前記基地局は、 前記各端末局から前記ネットワークを通じて通信要求が
    あった際に前記各端末局側のユーザーの特定識別を行う
    ユーザー特定手段と、 前記各端末局からの要求に応じて前記情報を特定して当
    該端末局に対して送信するリクエスト処理手段とを備
    え、 前記基地局または前記情報局は、前記ユーザー特定手段
    で特定識別されたユーザー毎に、前記端末局に対して前
    記情報を提供した際の提供実績に係る所定の因子情報を
    集計し、この集計結果に基づいて前記所定の演算式に従
    って演算を行う点数演算手段を有することを特徴とする
    情報提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報提供システムであ
    って、 前記所定の因子情報は、前記リクエスト処理手段が一の
    任意の前記情報を特定した時点から、前記各端末局から
    の要求に応じて他の任意の前記情報を特定した時点まで
    の経過時間であり、 前記基地局または前記情報局は、前記リクエスト処理手
    段からの信号に基づいて、前記経過時間を各ユーザー毎
    に且つ前記情報毎に計測する時間計測手段をさらに有す
    ることを特徴とする情報提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の情報提供システムであ
    って、 前記所定の因子情報は、前記リクエスト処理手段が前記
    各情報を特定して当該情報を前記端末局に送信した回数
    であり、 前記基地局または前記情報局は、前記リクエスト処理手
    段からの信号に基づいて、前記回数をカウントするカウ
    ント手段をさらに有することを特徴とする情報提供シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の情報提供システムであ
    って、 前記所定の因子情報は、前記リクエスト処理手段が前記
    各情報を特定して当該情報を前記端末局に送信した際の
    前記情報の情報量であり、 前記基地局または前記情報局は、前記リクエスト処理手
    段からの信号に基づいて、前記情報量をカウントするカ
    ウント手段をさらに有することを特徴とする情報提供シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の情報提供システムであ
    って、 前記基地局は単一に一元化されて設置され、 前記時間計測手段は、前記基地局内の所定の単一のクロ
    ック信号発振器で発生されたクロック信号に基づいて、
    前記経過時間を計測するようにされた情報提供システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の情報提供システムであ
    って、 前記情報は、前記ネットワークにより前記基地局に接続
    された情報局に予め格納され、 前記基地局は所定の記憶装置を備え、 前記リクエスト処理手段は、当該基地局に前記ネットワ
    ークを通じて接続された前記情報局内の前記情報を要求
    する旨の信号が前記各端末局から送信されたときに、前
    記情報局から前記情報を転送して前記記憶装置内に格納
    し、当該記憶装置内に格納された前記情報を前記端末局
    に送信するようにされた情報提供システム。
  9. 【請求項9】 請求項4、請求項7または請求項8のい
    ずれかに記載の情報提供システムであって、 前記時間計測手段は、前記リクエスト処理手段が一の任
    意の前記情報を特定した時点と、前記各端末局からの要
    求に応じて他の任意の前記情報を特定した時点との履歴
    情報を蓄積し、 前記時間計測手段または前記点数演算手段は、前記ユー
    ザー特定手段で特定識別されたユーザーの情報と前記履
    歴情報とに基づいて、前記リクエスト処理手段が一の任
    意の前記情報を特定した時点から、前記各端末局からの
    要求に応じて他の任意の前記情報を特定した時点までの
    間、同一の前記情報を同一のユーザーに対して重複して
    送信していた場合に、その同一の前記情報について重複
    している前記経過時間について、前記情報を単一にのみ
    送信していたものとして前記経過時間を計測しまたは点
    数を換算するようにされた情報提供システム。
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