JP2001310795A - 水難救命用ウェストバッグ - Google Patents

水難救命用ウェストバッグ

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JP2001310795A JP2000130087A JP2000130087A JP2001310795A JP 2001310795 A JP2001310795 A JP 2001310795A JP 2000130087 A JP2000130087 A JP 2000130087A JP 2000130087 A JP2000130087 A JP 2000130087A JP 2001310795 A JP2001310795 A JP 2001310795A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯し易く、水難に瀕した際には即座に展
開、膨脹させて浮袋として使用可能な状態に変形させる
ことができる、新規な構造からなる水難救命用ウェスト
バッグを提供する。 【解決手段】 少なくとも小型ボンベ3を着脱自在に
仮着、収容可能としたバッグ本体1が、ベルト体2に一
体的または着脱自在に取着されると共に、バッグ本体1
および/またはベルト体2には、折り畳み、展開自在構
造とした浮袋体5を折り畳み、縮小化した状態で収納ま
たは添設してなるものとする一方、小型ボンベ3の射出
口と浮袋体5の注入口51との間を配管路6で連結する
と共に、自動または手動式とした小型ボンベ3内圧搾ガ
ス噴射用の作動スイッチ4を小型ボンベ3ノズルまたは
配管路6適所に組み込んでなる水難救命用ウェストバッ
グである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、水難救命用の浮袋に関する
ものであって、特に、小型船舶を利用したマリンスポー
ツや船釣り、その他水上や水辺での活動に際し、携行し
易い上に、水難に瀕したときには即座に展開、膨脹させ
て浮袋として使用可能な状態に変形させることができ
る、新規な構造からなる水難救命用ウェストバッグを提
供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】我が国は、四方を海に囲まれ、また急峻
な山岳部から流れ出す清涼な河川を有し、所々には風光
明媚な湖沼を点在させるといった具合に、非常に恵まれ
た地理的環境にあることから、休日ともなれば、家族連
れが磯や川辺で水に戯れ、あるいは磯釣りや船釣りに興
じたり、若者達ともなれば、ボートや水上オートバイ、
サーフィン等のマリンスポーツ、カヌーによる川下り等
に果敢に挑戦する等、老若男女を問わず、水辺での多様
なレジャーを楽しむ姿が目立ち、今後とも、こうした水
に係わるレジャーを愛好する人々の数は、更に一層増加
していくものと予想される。
【0003】海辺や湖沼、河川等で活動する多くの人々
は、確りとしたアウトドア・レジャーに関する知識をも
ち、充分な装備を心掛けて安全対策に手抜かりのないよ
う努めているが、中には、自然を相手にすることの厳し
さを忘れたり、自信過剰となってしまい、救命胴衣やヘ
ルメット、グローブ等といった相対する自然環境に応じ
て当然用意しなければならない装備にも拘らず、事前に
準備することを怠ったり、あるいは折角用意したもの
の、実際には装着せず、突発的な事故に遭遇して極めて
危険な体験をする羽目に陥ったり、運悪くして一命を落
としてしまうといった悲惨な結末に至るケースも頻発し
ているのが実情である。
【0004】特に、海洋レジャーブームに伴い、広く普
及している水上オートバイやボートは、その危険性故に
救命胴衣の装着が義務付けられているものの、オレンジ
や黄色といった注意喚起色に彩られた救命胴衣が、「船
や洋服とのコーディネートができない」、「面倒であ
る」、「格好が悪い」等といった理由から敬遠され、装
着すべき当事者本人がその義務をないがしろにしていた
り、その周囲の人々についても、装着の進言、注意をす
る習慣も持ち合わせていないことから、殆ど初心者に近
いレベルの人達までも、そうした傾向に感化されて全く
無防備のままでブームのマリンスポーツに興じてしま
い、その結果、救命具を着けていさいすれれば無事であ
った筈のところを、装着を怠ったがために人命に係わる
悲惨な水難事故に遭遇してしまうといった事例が一向に
後を絶たない。
【0005】こうした不用意な行動による水難事故の発
生を防ぐため、運輸省は、救命胴衣の色を、海上で発見
しやすい蛍光オレンジや黄色といった色に制限せず、
青、黒、緑、紫等カラフルでファッショナブルな救命胴
衣の装着を認め、着用率を高めようとする方向の省令改
正に踏み切り、ようやく海洋レジャーの安全性の向上に
本腰を入れることとなった。しかし、一般的な救命胴衣
は、ベストタイプの肉厚な素材から造られているため、
着用すると上半身の動きが拘束されてしまうような印象
が強く、特に微妙な重心の移動や正確なハンドリング、
肌からの直接的な感触、素早い身のこなし等といった、
素肌かあるいはそれに近いできるだけ軽装であること
が、より有利な条件となるマリンスポーツ愛好者にとっ
ては、そうした分厚い救命胴衣の着用自体を嫌うことに
なる。
【0006】この発明は、以上のように、従前までの救
命胴衣が窮屈な上、装着が面倒で格好が悪いと不評であ
り、これまで長期に渡って着用率を高めることができな
かったという事情に疑問を抱き、着用が容易で、身体を
拘束することもなく、高い安全性も確保することができ
る水難救命具を造り出すことはできないものかとの判断
から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行
錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今
回、遂に新規な構造の水難救命用ウェストバッグを実現
化することに成功したものであり、以下では、図面に示
すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述す
ることとする。
【0007】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明に包含される水
難救命用ウェストバッグは、基本的に次のような構成か
ら成り立っている。即ち、少なくとも小型ボンベを着脱
自在に仮着、収容可能としたバッグ本体が、ベルト体に
一体的または着脱自在に取着されると共に、バッグ本体
および/またはベルト体には、折り畳み、展開自在構造
とした浮袋体を折り畳み、縮小化した状態で収納または
添設してなるものとする一方、小型ボンベの射出口と浮
袋体の注入口との間を配管路で連結すると共に、自動ま
たは手動式とした小型ボンベ内圧搾ガス噴射用の作動ス
イッチを小型ボンベノズルまたは配管路適所に組み込ん
でなる如く構成された水難救命用ウェストバッグであ
る。
【0008】この基本的な構成からなる水難救命用ウェ
ストバッグを、より具体的な構成のものとして示すと、
上部に開閉口を有し、該開閉口に繋がる箇所を収納空間
部とし、それ以外の何れかの部位に小型ボンベを着脱自
在に仮着、収容可能としたバッグ本体が、ベルト体に一
体的または着脱自在に取着されると共に、バッグ本体お
よび/またはベルト体には、折り畳み、展開自在構造と
した浮袋体を折り畳み、縮小化した状態で収納または添
設してなるものとする一方、小型ボンベの射出口と浮袋
体の注入口との間を配管路で連結すると共に、自動また
は手動式とした小型ボンベ内圧搾ガス噴射用の作動スイ
ッチを小型ボンベノズルまたは配管路適所に組み込んで
なる構成とした水難救命用ウェストバッグであるという
ことができる。
【0009】そして、更に具体的には、少なくとも小型
ボンベを着脱自在に仮着、収容可能としたバッグ本体
が、ベルト体に一体的または着脱自在に取着されると共
に、バッグ本体には、折り畳み、展開自在構造とした浮
袋体を折り畳み、縮小化した状態で収納または添設して
なるものとする一方、小型ボンベの射出口と浮袋体の注
入口との間を配管路で連結すると共に、自動または手動
式とした小型ボンベ内圧搾ガス噴射用の作動スイッチを
小型ボンベノズルまたは配管路適所に組み込んでなる構
成を要旨とする水難救命用ウェストバッグということが
できる。
【0010】また、同様に、少なくとも小型ボンベを着
脱自在に仮着、収容可能としたバッグ本体が、ベルト体
に一体的または着脱自在に取着されると共に、ベルト体
には、折り畳み、展開自在構造とした浮袋体を折り畳
み、縮小化した状態で収納または添設してなるものとす
る一方、小型ボンベの射出口と浮袋体の注入口との間を
配管路で連結すると共に、自動または手動式とした小型
ボンベ内圧搾ガス噴射用の作動スイッチを小型ボンベノ
ズルまたは配管路適所に組み込んでなる構成を要旨とす
る水難救命用ウェストバッグであるということもでき、
更には、少なくとも小型ボンベを着脱自在に仮着、収容
可能としたバッグ本体が、ベルト体に一体的または着脱
自在に取着されると共に、バッグ本体およびベルト体に
は、折り畳み、展開自在構造とした浮袋体を折り畳み、
縮小化した状態で収納または添設してなるものとする一
方、小型ボンベの射出口と浮袋体の注入口との間を配管
路で連結すると共に、自動または手動式とした小型ボン
ベ内圧搾ガス噴射用の作動スイッチを小型ボンベノズル
または配管路適所に組み込んでなる構成を要旨とする水
難救命用ウェストバッグを包含している。
【0011】更に必要があれば、少なくとも小型ボンベ
を着脱自在に仮着、収容可能としたバッグ本体が、ベル
ト体に一体的または着脱自在に取着されると共に、バッ
グ本体および/またはベルト体には、折り畳み、展開自
在構造とした浮袋体を折り畳み、縮小化した状態で収納
または添設してなるものとする一方、小型ボンベの射出
口と浮袋体の注入口との間を配管路で連結すると共に、
自動または手動式とした小型ボンベ内圧搾ガス噴射用の
作動スイッチを小型ボンベノズルまたは配管路適所に組
み込み、更に、浮袋体注入口には、配管路から離脱する
際に自動閉鎖する逆止弁機構が設けられてなる構成を要
旨とする水難救命用ウェストバッグとすることが可能で
ある。
【0012】小型ボンベは、浮袋体に注入する圧搾ガス
を携帯可能な状態に収容する機能を果たすものであり、
バッグ本体に着脱自在に仮着、収納可能な形状、寸法に
設定し、浮袋体内に充分な量のガスを供給できるガス容
量を確保したものとしなければならず、変形しても容易
に破損しない強度をもつ素材や構造をもつものとすべき
であり、射出口に圧搾ガス噴射用の作動スイッチを設け
たものとすることが可能な外、圧搾ガスとして救命また
は呼吸用酸素に使用可能な圧搾酸素を封入したものや、
放出後短時間の内に硬化する溶解状態の発泡樹脂材を封
入し、浮袋体内に圧搾ガスと共に該発泡樹脂材を射出す
るよう構成することが可能であり、また、該小型ボンベ
を2個以上設け、各小型ボンベ射出口と浮袋体の注入口
との間の夫々に個別の配管路を形成し、夫々の小型ボン
ベノズルまたは配管路毎に個別の作動スイッチを独立、
配設する構造とすることが可能である。
【0013】バッグ本体は、ベルト体に一体的または着
脱自在に取着され、少なくとも小型ボンベを脱着自在に
仮着、収納する機能を果たすものであって、最小であっ
ても小型ボンベを取着、収納できる程度の容量を有する
ように寸法設定されていなければならず、充分な強度で
ベルト体に装着され、容易に破損、離脱したりしない程
度の充分な強度を有するものに形成すべきであり、必要
に応じて開閉口を有し、合成樹脂フィルムで個別に防水
された発煙筒、非常用のロープ、非常食、簡易的な救急
用具等を収納できる収納空間部を形成したり、小型ボン
ベ用の作動スイッチや、圧搾ガス用の配管路の一部を収
容できるよう形成するのが望ましく、浮袋体を折り畳
み、縮小化した状態で収納または添設できるよう構成す
ることが可能である外、2個以上の小型ボンベやそれに
付随する作動スイッチ、配管路等を収納できる寸法、形
状に設定することが可能である。
【0014】ベルト体は、浮袋体を水難救命を可能とす
るに充分な強度で、救命の対象に装着する機能を果たす
ものであり、バッグ本体を一体的または着脱自在に取着
できるよう構成しなければならず、人体の腰部や腕、足
等の体の一部に寸法調節して装着できるよう形成すべき
であって、一本の帯状体にバッグ本体を取着したもの
や、バッグ本体の左右側夫々に一対の帯状体を取着した
構造とすることが可能であり、外側部に浮袋体を折り畳
み、縮小化した状態で収納または添設したものとするこ
とができ、長さ調節構造や着脱用のバックル構造を有す
るものとして構成するとよい。
【0015】浮袋体は、折り畳まれた状態に縮小して、
何れかの部分に収納または添設され、救命用浮袋として
展開、膨脹する機能を果たすものであって、防水性を有
する気密な袋状に形成され、水上に浮上して人命を救助
できる程度に充分な浮力を発生し得る容量に設定された
ものとしなければならず、折り畳み構造や収納または添
設構造に適する形状に形成するのが望ましく、環状や筒
状、球状、直方体状等、特にその形状に制約を受けるも
のではなく、繰り返しの使用や縮小廃棄、注入物の利用
等の目的から、何れかの部位に開閉自在な排気口を形成
してなる構造のものとすることもできる外、発泡樹脂材
を圧搾ガスと共に注入して、万が一破損した際にも破裂
によるガスの漏出を防止して確実に浮力を確保すること
ができるよう構成することが可能であり、また、ガス注
入口に逆止弁機構を設け、取着したベルト体やバッグ本
体から取り外され、注入口が圧搾ガスの配管路から離脱
した際に、自動的に内部に収容された圧搾ガスの漏出を
阻止するよう構成したものとすることもできる。
【0016】配管路は、小型ボンベの射出口と浮袋体の
注入口との間を気密な管路で連結する機能を果たすもの
であり、小型ボンベの噴出力で不用意に離脱してしまう
ことのない確実な連結構造と、破損によるガスの漏出を
生じ難い素材や管路形状を有するものに形成すべきであ
って、中途部または端部側に作動スイッチを設けたもの
とすることができ、合成樹脂製パイプや天然ゴム製のパ
イプ等の比較的軟質な素材や、硬質プラスチックや金属
等からなる硬質なパイプ素材から形成したもの、または
比較的軟質なパイプ素材を比較的硬質なパイプ素材で連
結した構造とすることが可能である外、比較的軟質なパ
イプ素材の外周に補強用糸や補強布あるいは補強用シー
ト素材等を被着した構造とすることができる。
【0017】作動スイッチは、小型ボンベから浮袋体へ
の圧搾ガスの注入を制御する機能を果たすものであり、
少なくとも圧搾ガスの注入開始を制御して、必要量のガ
スを小型ボンベから放出するよう作動するものとしなけ
ればならず、バネや圧縮空気等で開放側に付勢された弁
機構を、外部に露出状であって水溶性の硬質素材からな
る閉鎖部品で閉鎖状態を維持し、浸水したときに、該閉
鎖部品が速やかに溶解して弁機構を自動開放するよう構
成したり、浸水すると通電して弁機構を自動開放する作
動構造を有するものとしたり、あるいは、水に接触する
と化学反応を起こして弁機構を開放操作する構造とする
ことができる外、空気溜りや独立発泡樹脂体等の水に対
して強い浮力をもつ浮力部を組み込んだ補助スイッチ部
を設け、浸水した際に浮上した該補助スイッチ部を手動
によって引き出し、遠隔操作できるように構成したもの
とすることもできる。以下では、図面に示すこの発明を
代表する実施例と共に、その構造について詳述すること
とする。
【0018】
【実施例1】図1の水難救命用ウェストバッグの斜視
図、および図2の水難救命用ウェストバッグが作動した
状態の斜視図に示される事例は、小型ボンベならびに浮
袋体共にバッグ本体内に収納するようにした構成からな
る、代表的なこの発明の水難救命用ウェストバッグを示
すものである。当該水難救命用ウェストバッグは、一本
の小型ボンベ、および折り畳み、縮小された環状の浮袋
体が、バッグ本体1内に収容されてなるものであり、バ
ッグ本体1は、主として人体の腰部に装着し易いよう湾
曲させるか、湾曲可能とした背面でウエストポーチ風の
袋状のものに形成され、その上部に、通常時は閉鎖状と
されていて、必要に応じて開放自在となるようにした開
閉口11が一体的に設けられた上、バックル部と長さ調
節部の組み込まれた所定長さのベルト体2を左右に一体
形成してなるものとしてある。
【0019】圧搾空気または圧搾酸素を充填する小型ボ
ンベ3は、噴出用ノズルに一体に設けた作動スイッチ4
の固定用金具部41を介して上記バッグ本体1の内側底
面部に着脱自在に固着されたものとなっており、該作動
スイッチ4の図示しない弁機構に通じる部位には、浮袋
体5の注入口51に一端側を連結した軟質合成樹脂製の
パイプからなる配管路6の他端側を連結し、小型ボンベ
3の噴射口と浮袋体5注入口51とを、気密状の管路で
連結した構造としている。
【0020】また、作動スイッチ4からは、先端側に軽
量な発泡樹脂製の浮力部43が結合された紐状であっ
て、引き出し操作を受けることにより、作動スイッチ4
の閉鎖されている図示しない弁機構を開放操作できるよ
うにした手動式遠隔操作用の補助スイッチ部42が延伸
されており、通常時には、浸水したときに自動的に補助
スイッチ部42の操作紐が伸びるよう、該浮力部43だ
けがバッグ本体1の開閉口11から露出した状態となる
ようにしてある。更にまた、該浮袋体5の周壁部適所に
は、浮袋体5内に供給された圧搾空気または圧搾酸素を
放出可能とする開閉操作自在な排気口52が形成されて
おり、該浮袋体5を折り畳み、展開自在な状態に縮小化
してバッグ本体1内の小型ボンベ3上側に収納した状態
としてある。
【0021】
【実施例2】図3の水難救命用ウェストバッグの斜視
図、および図4の水難救命用ウェストバッグが作動した
状態の斜視図に示される事例は、この発明の水難救命用
ウェストバッグに包含される他の代表的な実施例を示す
ものであり、小型ボンベをバッグ本体内に収容し、ベル
ト体外側に添って略有底筒状の浮袋体を設けたものであ
る。
【0022】バッグ本体1は、ベルト体2に対して一体
的に設けられた二重底構造の袋状に形成され、上側部に
開閉口11を有する物品用収納空間部12を形成し、そ
の下側部には、小型ボンベ3、該小型ボンベ3の図示し
ない噴出用ノズルに接続された作動スイッチ4、該作動
スイッチ4に接続された配管路6の一部、および該作動
スイッチ4から延伸された補助スイッチ部42の基端側
が収容されたものとなっており、バッグ本体1左右側に
延伸されたベルト体2の左右側の各外側壁面部には、夫
々折り畳まれて小型化された有底筒形状の浮袋体5,5
が結合され、収容されたものとなっており、該浮袋体
5,5の各注入口51,51の夫々には、作動スイッチ
4から導出され、分岐された配管路6,6の端部が接続
され、同浮袋体5,5の夫々の適所には、開閉可能な排
気口52,52が設けられたものとなっている。なお、
該浮袋体5,5を折り畳み、収納しているベルト体2の
外側上下縁部には、開閉自在な帯状の覆い布21,2
1,……が設けられた構造としてあり、通常時には、収
容されている浮袋体5,5を覆い隠して外方から保護さ
れるようにした構造となっている。
【0023】
【実施例3】図5の水難救命用ウェストバッグの斜視
図、および図6の水難救命用ウェストバッグの作動状態
の斜視図に示される事例は、取外し可能な浮袋体を有す
る水難救命用ウェストバッグの一例を示してあり、バッ
グ本体1左右外側壁面の夫々に形成された脱着用の鉤状
爪部13,13,……に、矩形筒状の浮袋体5,5が、
その端部に一体に設けられた硬質樹脂製の脱着用プレー
ト部に形成した図示しない掛着用穴を介して脱着自在に
装着されると共に、浮袋体5,5の脱着用プレート部に
は、バッグ本体1内に設けられた小型ボンベ3に、作動
スイッチ4を通じて接続した配管路6,6の端部、およ
び脱抜自在に装着される注入口51,51が夫々形成さ
れたものとなっている。
【0024】左右一対の浮袋体5,5は、通常段階で
は、折り畳まれ、小型化された状態にして、バッグ本体
1の左右外側壁面に装着されており、該浮袋体5注入口
51の内部には、配管路6が脱抜されたときに、同浮袋
体5内に充填してある圧搾ガスを漏出させてしまわない
ようにする、図示しない逆止弁機構が内蔵されたものと
なっている上、同浮袋体5の何れか適所には、開閉自在
な排気口52が形成されてなるものとしてある。
【0025】作動スイッチ4は、小型ボンベ3のノズル
射出口に接続された図示しない弁機構を有しており、該
弁機構には、同作動スイッチ4から延伸され、バッグ本
体1の外側まで延伸させた補助スイッチ部42に接続さ
れ、水中に没したときに、該補助スイッチ部42が通電
して作動スイッチ4の弁機構を自動的に開放操作するよ
うに構成してある。なお、この補助スイッチ部42は、
浸水直後に瞬時にして溶解してしまう水溶性素材からな
る制止部品により、開放方向に付勢されたスイッチ機構
部を係止するようにした構造としてもよく、または、浸
水したときに、水と化学反応を起こして、消失、縮小あ
るいは膨脹等の変形を生じ、作動スイッチ4の弁機構を
自動的に開放操作するよう構成したものとすることもで
きる。
【0026】更にまた、浮袋体5は、図7の水難救命用
ウェストバッグの斜視図に示すように折り畳まれ、縮小
化された状態で、バッグ本体1底部の外側壁面に脱着自
在に装着されたものとすることが可能となる外、小型ボ
ンベ3には、圧搾空気や圧搾酸素ではなく、放出後直ち
に硬化を開始する溶解状態の発泡樹脂材と圧搾ガスとを
充填したものとし、浮袋体5内に圧搾ガスと共に発泡樹
脂材を射出、供給するように構成するも可能である。
【0027】
【作用】以上のとおりの構成からなるこの発明の水難救
命用ウェストバッグは、ベルト体2を腰部に巻き付ける
状態に装着、使用するものであり、装着した者が誤って
水中に落下し、救助が必要となったときには、図1中に
示される補助スイッチ部42の浮力部43が浮上するこ
とから、それを掴んで引き出すと、作動スイッチ4が作
動して小型ボンベ3内に封入された圧搾空気または圧搾
酸素を射出させ、噴出した圧搾ガスは、配管路6を通じ
て浮袋5の注入口51に供給される。
【0028】圧搾ガスの供給を受けた浮袋体5は、それ
までの折り畳まれ、縮小化された状態から、図2中に示
すように、瞬時の中に膨脹、展開して環状の浮輪を形成
することとなり、その膨脹の勢いで、浮袋体5はバッグ
本体1の開閉口11を強制的に開放し、バッグ本体1外
に飛び出してしまうことになる。浮袋体5中に供給され
た空気あるいは酸素は、排気口52を開放すれば放出す
ることが可能であることから、特に酸素の場合には、酸
素吸入用に使用することも可能とするものであり、その
際に、小型ボンベ3内のガス残量が有る限り、放出によ
って内圧が低下してしまったとしても浮袋体5内に圧搾
ガスを供給し続け、浮袋体5を一定の内圧に保つことが
でき、浮袋体5としての機能も確保し続けることが可能
になる。
【0029】同様に、図3に示されるように、ベルト体
2の外側壁面部に浮袋体5,5を折り畳み、縮小化して
収納した水難救命用ウェストバッグでは、水難に瀕した
ときに補助スイッチ部42の浮力部43を掴んで引き出
し操作すると、作動スイッチ4が作動し、小型ボンベ3
内の圧搾空気または酸素が射出され、強制的なガスの供
給を受けて膨脹した浮袋体5,5が、図4中に示すよう
に、外側を覆う覆い布21,21,……を押し払いなが
ら瞬時の中に展開、拡張することとなる。
【0030】また、図5に示した水難救命用ウェストバ
ッグは、特別な操作をせずとも、作動スイッチ4に設け
られた補助スイッチ部42が、水没すると略同時に、自
動的に小型ボンベ3内の圧搾空気または圧搾酸素を浮袋
体5側に射出、供給するように構成されている上、圧搾
空気または圧搾酸素の供給を受けて膨脹した浮袋体5を
バッグ本体1から取り外すこともでき、しかも、離脱し
た浮袋体5は、その注入口51に内蔵してある逆止弁機
構により、配管路6が脱抜した瞬間に収容ガスの漏出を
阻止して内圧を保持し、独立した浮袋としての利用も可
能とすることから、第三者の救助用にも使用できること
になる。
【0031】更に、同浮袋体5に設けられている排気口
52を開放すれば、内部に収容されている圧搾空気また
は圧搾酸素を必要に応じて放出させることが可能である
上、同排気口52を閉鎖すれば、そのまま浮袋として使
用し続けることが可能であり、収容ガス量が不足したと
きには、分離した状態のまま、浮袋体5の注入口51に
配管路6の端部を再度接続するようにすると、逆止弁が
それまでの封止状態を開放して再び圧搾ガスを浮袋体5
内に供給することになり、充分な量の空気または酸素を
注入することが可能になる。
【0032】また、図7中に示す水難救命用ウェストバ
ッグのように、浮袋体5内に圧搾ガスと共に溶解状態の
発泡樹脂材を供給するようにした構造のものでは、発泡
樹脂が充填されて膨脹、展開した浮袋体5が、浮袋とし
て充分な浮力を発生することができる上、何等かの要因
で浮袋体5が破れてしまったような場合であっても、封
入されて硬化してしまっている発泡樹脂は、独立した成
形体となっていて元の浮袋体5の形状を維持し続けてい
るため、浮袋体5の有無に係わらず浮袋の機能を果たす
ことになる。
【0033】
【効果】以上のとおり、この発明の水難救命用ウェスト
バッグによれば、従前までの上半身に着用するようにし
たものであって、全体としてかさばっている上、装着に
も手間が掛かる救命胴衣とは異なり、気軽に腰部に装着
できるウェストポーチのように、一旦腰周りの寸法を調
節してしまえば、手軽に腰部に脱着することができるも
のであって、しかも、浮袋体が折り畳み、縮小化された
状態でバッグ本体および/またはベルト体に収納または
添設される構造となっていることから、水難救命具とし
ては極めて小型、軽量化したものとなり、装着時におけ
る着用者の違和感をなくし、普段の機敏な行動に何等支
障を来す慮がないものとすることができる上、一朝、運
悪く水難に遭遇したときには、瞬時の中に浮袋体が膨
脹、展開して水面に浮かび、人命救助に役立つことにな
るという秀れた特徴が得られるものである。
【0034】特に、実施例に取り上げたこの発明を代表
する構造の水難救命用ウェストバッグは、上記した特徴
に加え、小型ボンベ3を収容可能としたバッグ本体1の
上部に、開閉口11を有する収納空間部12を形成し、
この収容空間部に発煙筒や非常食、救急用具、ロープ
等、水難の際に必要となる物品を収納しておくことがで
きたり、あるいは、小型ボンベ3内に圧搾空気または圧
搾酸素を収容して浮袋体5に注入する構造とし、膨脹し
た浮袋体5をバッグ本体1またはベルト体2から離脱可
能な構造としたものでは、浮袋体5を取り外し、救命具
を着けないまま遭難しかけている第三者に投げ与えて救
助することができるものになり、また、浮袋体5注入口
51に逆止弁機構を組み込んであるものでは、離脱の際
の内部ガスの漏出を確実に防止可能なものとすることが
でき、更には、圧搾気体として酸素を充填したものにあ
っては、必要に応じて開閉自在な排気口52を開放し、
浮袋体5内に封入してある酸素を利用して酸素吸入にも
応用することができる等といった特徴を有するものとな
る。
【0035】また、小型ボンベ3内に、放出後短時間の
内に硬化する溶解状態の発泡樹脂材を封入したもので
は、浮袋体5内に圧搾ガスと共に該発泡樹脂材が注入さ
れ、直ちに発泡樹脂材が浮袋体5の形状に従って充填、
硬化してしまうことから、その直後に、転落後の船体や
その他の浮遊物に衝突する等といった外力を受け、浮袋
体5が破損してしまったとしても、硬化した発泡樹脂材
が浮袋体5の形状を維持していて浮力を維持し続け、救
命具としての役割を無くしてしまうことのないものとす
ることができるという利点があり、更にまた、作動スイ
ッチ4の一部が、バッグ本体1から露出した状態に配置
され、浸水直後に溶解、通電または化学反応する等して
小型ボンベ3内の圧搾ガスを自動的に噴出するよう構成
したものでは、被災者が万が一気絶してしまったり、負
傷して作動スイッチ4を思うように操作できなくなった
ような場合であっても、着水すると自動的に浮袋体5が
膨脹、展開して浮袋としての機能が得られるという効果
が期待できるものになる。
【0036】そして、作動スイッチ4に空気溜りや独立
発泡樹脂体等からなる浮力部43を有する手動式遠隔操
作用の補助スイッチ部42の組み込まれたものでは、着
水したときに浮力部43が自然に浮上することから、遭
難者は水中に没したときでも確実に補助スイッチ部の位
置を探り出して作動スイッチ4を操作することができ、
水中に没して混乱状態に陥ってしまい、冷静な判断がで
きなくなっている者にとっても、信頼の置ける救命具と
して役立つことになり、更に、小型ボンベを2個以上設
け、各小型ボンベ噴出口と浮袋体注入口との間に個別の
配管路を形成し、夫々の小型ボンベノズルまたは配管路
毎に個別の作動スイッチを独立、配設したものでは、万
が一何れかの小型ボンベ、作動スイッチ、配管路または
浮袋体注入口等に破損や障害が生じたとしても、他の系
統から圧搾ガスが供給され、浮袋体を確実に膨脹させる
ことができるという極めて安全性の高い救命具が得られ
ることになる。
【0037】叙述の如く、この発明の水難救命用ウェス
トバッグは、その新規な構成によって所期の目的を遍く
達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前
からの救命胴衣の単価に比較し、遥かに経済的なものと
することができると共に、通常のウェストバッグと同様
に脱着することができ、外部の色彩や形状を自由に選択
することができる上、折り畳まれた状態で収納または添
設された浮袋体は、遭難の際に発見され易い蛍光オレン
ジや黄色に設定しても、ウェストバッグのデザインを損
ねるものではないので、充分なファッション性を確保し
て流行を取り入れることが容易なことから、多彩な商品
展開を可能とし、各種水上スポーツで低迷している水難
救命具の着用率を大幅に高めることができ、安全性の向
上が求められるレジャー業界やマリンスポーツ業界にお
いて高く評価され、広範に渡って利用、普及していくも
のと予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の水難救命用ウェストバッグの技術的
思想を具現化した幾つかの実施例を示すものである。
【図1】水難救命用ウェストバッグの内部構造を示す斜
視図である。
【図2】水難救命用ウェストバッグの作動状態を示す斜
視図である。
【図3】ベルト体に浮袋体を添設した構造を示す斜視図
である。
【図4】ベルト体に添設された浮袋体が膨脹した作動状
態を示す斜視図である。
【図5】バッグ本体の左右外側に浮袋体を設けた構造を
示す斜視図である。
【図6】浮袋体をバッグ本体から離脱する状態を示す斜
視図である。
【図7】バッグ本体の底部外側に浮袋体を設けた構造を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 バッグ本体 11 同 開閉口 12 同 収納空間部 13 同 鉤状爪部 2 ベルト体 21 同 帯状の覆い布 3 小型ボンベ 4 作動スイッチ 41 同 固定用金具部6 42 同 補助スイッチ部 43 同 浮力部 5 浮袋体 51 同 注入口 52 同 排気口 6 配管路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも小型ボンベを着脱自在に仮
    着、収容可能としたバッグ本体が、ベルト体に一体的ま
    たは着脱自在に取着されると共に、バッグ本体および/
    またはベルト体には、折り畳み、展開自在構造とした浮
    袋体を折り畳み、縮小化した状態で収納または添設して
    なるものとする一方、小型ボンベの射出口と浮袋体の注
    入口との間を配管路で連結すると共に、自動または手動
    式とした小型ボンベ内圧搾ガス噴射用の作動スイッチを
    小型ボンベノズルまたは配管路適所に組み込んでなるも
    のとしたことを特徴とする水難救命用ウェストバッグ。
  2. 【請求項2】 上部に開閉口を有し、該開閉口に繋がる
    箇所を収納空間部とし、それ以外の何れかの部位に小型
    ボンベを着脱自在に仮着、収容可能としたバッグ本体
    が、ベルト体に一体的または着脱自在に取着されると共
    に、バッグ本体および/またはベルト体には、折り畳
    み、展開自在構造とした浮袋体を折り畳み、縮小化した
    状態で収納または添設してなるものとする一方、小型ボ
    ンベの射出口と浮袋体の注入口との間を配管路で連結す
    ると共に、自動または手動式とした小型ボンベ内圧搾ガ
    ス噴射用の作動スイッチを小型ボンベノズルまたは配管
    路適所に組み込んでなるものとしたことを特徴とする水
    難救命用ウェストバッグ。
  3. 【請求項3】 少なくとも小型ボンベを着脱自在に仮
    着、収容可能としたバッグ本体が、ベルト体に一体的ま
    たは着脱自在に取着されると共に、バッグ本体には、折
    り畳み、展開自在構造とした浮袋体を折り畳み、縮小化
    した状態で収納または添設してなるものとする一方、小
    型ボンベの射出口と浮袋体の注入口との間を配管路で連
    結すると共に、自動または手動式とした小型ボンベ内圧
    搾ガス噴射用の作動スイッチを小型ボンベノズルまたは
    配管路適所に組み込んでなるものとしたことを特徴とす
    る水難救命用ウェストバッグ。
  4. 【請求項4】 少なくとも小型ボンベを着脱自在に仮
    着、収容可能としたバッグ本体が、ベルト体に一体的ま
    たは着脱自在に取着されると共に、ベルト体には、折り
    畳み、展開自在構造とした浮袋体を折り畳み、縮小化し
    た状態で収納または添設してなるものとする一方、小型
    ボンベの射出口と浮袋体の注入口との間を配管路で連結
    すると共に、自動または手動式とした小型ボンベ内圧搾
    ガス噴射用の作動スイッチを小型ボンベノズルまたは配
    管路適所に組み込んでなるものとしたことを特徴とする
    水難救命用ウェストバッグ。
  5. 【請求項5】 少なくとも小型ボンベを着脱自在に仮
    着、収容可能としたバッグ本体が、ベルト体に一体的ま
    たは着脱自在に取着されると共に、バッグ本体およびベ
    ルト体には、折り畳み、展開自在構造とした浮袋体を折
    り畳み、縮小化した状態で収納または添設してなるもの
    とする一方、小型ボンベの射出口と浮袋体の注入口との
    間を配管路で連結すると共に、自動または手動式とした
    小型ボンベ内圧搾ガス噴射用の作動スイッチを小型ボン
    ベノズルまたは配管路適所に組み込んでなるものとした
    ことを特徴とする水難救命用ウェストバッグ。
  6. 【請求項6】 少なくとも小型ボンベを着脱自在に仮
    着、収容可能としたバッグ本体が、ベルト体に一体的ま
    たは着脱自在に取着されると共に、バッグ本体および/
    またはベルト体には、折り畳み、展開自在構造とした浮
    袋体を折り畳み、縮小化した状態で収納または添設して
    なるものとする一方、小型ボンベの射出口と浮袋体の注
    入口との間を配管路で連結すると共に、自動または手動
    式とした小型ボンベ内圧搾ガス噴射用の作動スイッチを
    小型ボンベノズルまたは配管路適所に組み込み、更に、
    浮袋体注入口には、配管路から離脱する際に自動閉鎖す
    る逆止弁機構が設けられてなるものとしたことを特徴と
    する水難救命用ウェストバッグ。
  7. 【請求項7】 小型ボンベには圧搾酸素が封入されると
    共に、浮袋体の何れか適所には、小型ボンベ内酸素を救
    命または呼吸用酸素として供給可能とする開閉自在な排
    気口を形成してなるものとした、請求項1ないし6何れ
    か記載の水難救命用ウェストバッグ。
  8. 【請求項8】 小型ボンベ内には、放出後短時間の内に
    硬化する溶解状態の発泡樹脂材が封入され、作動スイッ
    チにより、浮袋体内に圧搾ガスと共に発泡樹脂材を注入
    するようにした、請求項1ないし7何れか記載の水難救
    命用ウェストバッグ。
  9. 【請求項9】 作動スイッチが、バッグ本体から外部に
    露出状配置となるように組み込まれ、浸水直後に溶解、
    通電または化学反応して小型ボンベ内圧搾ガスを自動的
    に噴出するように形成されてなる、請求項1ないし8何
    れか記載の水難救命用ウェストバッグ。
  10. 【請求項10】 作動スイッチが、手動式遠隔操作用の
    補助スイッチ部に連動されてなるものに形成され、該補
    助スイッチ部に、空気溜りや独立発泡樹脂体等浮力部を
    組み込んでなるものとした、請求項1ないし8何れか記
    載の水難救命用ウェストバッグ。
  11. 【請求項11】 小型ボンベが2個以上着脱自在に設け
    られた上、各小型ボンベ噴出口と浮袋体の注入口との間
    の夫々に個別の配管路を形成すると共に、夫々の小型ボ
    ンベノズルまたは配管路毎に個別の作動用スイッチを独
    立、配設してなるものとした、請求項1ないし10何れ
    か記載の水難救命用ウェストバッグ。
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