JP2001308079A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

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JP2001308079A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の被処理基板を連続的に処理しても被
処理基板間で品質のばらつきが小さく、しかも被処理基
板の全体にわたって均一な処理をすることのできるプラ
ズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供する。 【解決手段】 サセプタ30上のウエハW外周縁を包囲
するように配設される補正リング31を、内側の第1の
補正リング部材32と外側の第2補正リング部材とに同
心円状に分割できる構造にする。第1の補正リング部材
32の幅を処理ガス分の平均自由行程の1倍〜3倍程度
の薄い構造とし、サセプタ30や第2の補正リング部材
33との間での熱の移動が起きにくい構造にする。第2
の補正リング部材の底部には熱伝導性のシリコンラバー
層34を介してサセプタ30上面と密着させ、冷却し易
い構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被処理基板を処理する処理装置及び処理方法に係り、更
に詳細には、プラズマを用いて被処理基板を処理するプ
ラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体ウエハ等の被処理基板
に処理を施す処理装置、例えば、プラズマエッチング装
置などのプラズマ処理装置では、ウエハWを載置するサ
セプタ上に環状の部材である補正リングを配設すること
が行なわれている。補正リングは、処理チャンバ内で発
生するプラズマの特性を補正するためにウエハの周囲に
配置されるリングであり、例えば、リングのインピーダ
ンスによって電界をウエハ上に集中させてプラズマがウ
エハ上に集中して分布するようにしてプラズマがサセプ
タ上に載置されたウエハに集中的に作用するようにする
ために用いられる。
【0003】図14は代表的なプラズマ処理装置の処理
チャンバ内を模式的に示した垂直断面図である。
【0004】図14に示したように、処理チャンバ10
1内のサセプタ102上には円環状の補正リング103
が配設されており、この補正リング103は1枚の円盤
状部材として構成されている。図14に示したように補
正リング103はサセプタ102上に載置されたウエハ
Wの外周を包囲するようになっており、処理時にはプラ
ズマに対して暴露される。そのため、複数枚のウエハW
について連続的に処理を行なうと、補正リング103が
高温になる。補正リング103が高温になるとラジカル
の空間分布が影響を受け、例えばエッチングプロセスで
はウエハWの周縁部でフォトレジストのエッチング速度
の低下やコンタクトホールの抜け性の低下を招き、特に
複数枚連続処理した場合に早い順番で処理されたウエハ
Wと遅い順番で処理されたウエハWとの間でのエッチン
グ速度が変動する。
【0005】プラズマ処理される試料の周囲に配設され
た部材の温度上昇が及ぼすプラズマ処理への影響を解消
するための技術として、例えば特開平7−310187
号公報に開示されているように、試料2の周囲に配設さ
れた保護プレート6が高温になるのを防止するために保
護プレート6と載置台8(サセプタ)とをボルト締めし
て密着させ、熱伝導性を良くして保護プレート6の冷却
を図ったり、保護プレート6の底面と載置台8上面との
間に熱伝導媒体として気体を流して保護プレート6の熱
が載置台8側に拡散し易くすることにより保護プレート
6を冷却する装置等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にプラ
ズマエッチング装置100の処理チャンバ101内で補
正リング103の温度が上昇すると、エッチング速度は
ウエハWの中心から外周に向って低くなる傾向を示す。
この様子を図示したのが図15のグラフ1である。この
傾向は図15中点線で示したグラフ2が示す酸素ラジカ
ルの分布と対応している。
【0007】従って、グラフ1のように外周縁側でエッ
チング速度が低下するのを防止するには補正リングを冷
却して温度を低下させれば良いと考えられる。
【0008】しかし、処理チャンバ101内でプラズマ
エッチングされるウエハWのエッチング速度をウエハW
の表面方向にわたって示したグラフ1のカーブの形は上
記酸素ラジカルの分布を示すグラフ2のカーブの形とは
明らかに異なっており、酸素ラジカルの分布だけではグ
ラフ1の外周縁側の急上昇するカーブの説明がつかな
い。
【0009】そこで視点を変えてサセプタ102の、ウ
エハW外周縁から比較的離れた位置に堆積した処理ガス
堆積物に着目するとひとつの回答が得られる。即ち、処
理ガスが堆積してできた堆積物層にプラズマが当たると
フッ素ラジカルなどの反応性の高い物質が生じると考え
られる。図15のグラフ3はそのようにして生成したフ
ッ素ラジカルの分布をサセプタ上に載置したウエハWの
中心からの位置を横軸にとってプロットしたグラフであ
る。このグラフ3が示すように、ウエハWの外周縁部付
近でのグラフ1の急激な立ち上がりと対応するようにウ
エハWの外周縁付近で急激にフッ素ラジカルの量が増大
していると考えられる。
【0010】以上のことから、グラフ1の左側部分から
中央部、即ちウエハWの中心から外周縁に向う部分はグ
ラフ2の酸素ラジカルの影響を反映しており、グラフ1
の右側部分、即ちウエハWの外周縁部周辺は堆積物から
発生すると考えられるグラフ3のフッ素ラジカルの影響
を反映していると考えられる。
【0011】ここで、温度分布の観点のみから判断すれ
ば、補正リングを冷却すればよいと考えられる。しかし
その一方で、補正リングを冷却すると処理ガスに含まれ
る物質が堆積した堆積物にプラズマが当たって生成する
フッ素ラジカルの影響が大きくなり、ウエハW外周縁部
分でのエッチング速度が急激に増大すると考えられると
いう、二律背反する問題がある。
【0012】本発明は上記従来の問題を解決するために
なされた発明である。即ち本発明は、複数枚の被処理基
板を連続的に処理しても処理の順番で処理後の被処理基
板の品質のばらつきが小さく、しかも、被処理基板の全
体にわたって均一な処理をすることのできるプラズマ処
理装置及びプラズマ処理方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ処理装
置は、略真空下で被処理基体に処理を施す処理チャンバ
と、前記被処理基体に処理ガスを供給する処理ガス供給
系と、前記処理チャンバ内にプラズマを発生させるプラ
ズマ発生手段と、前記被処理基体を載置するサセプタ
と、前記サセプタ上に載置された被処理基体の外周を包
囲し、処理中第1の温度に維持される第1のリング部材
と、前記第1のリング部材の外周を包囲し、処理中第2
の温度に維持される第2のリング部材と、を具備する。
【0014】上記プラズマ処理装置において、例えば、
前記第1の温度が前記第2の温度より高い温度に設定さ
れる。
【0015】また、上記プラズマ処理装置において、前
記第1のリング部材の少なくとも上面が、処理ガス分子
の平均自由工程の1〜3倍の幅を備えているのが好まし
い。
【0016】ここで、処理ガス分子の平均自由工程の値
は処理ガスの種類や処理温度などの条件で変動するが、
例えば、前記第1のリング部材の少なくとも上面が、1
mm〜25mmの幅を備えているものが挙げられる。
【0017】更に、上記プラズマ処理装置において、前
記第2のリング部材を冷却する冷却手段を更に備えてい
ることが好ましい。
【0018】この冷却手段とは、ジャケットやペルチェ
素子など既知の冷却機構が使用可能であるが、例えば、
第2のリング部材と前記サセプタとの間に介挿された熱
伝導性材料層が挙げられる。
【0019】また、前記第1のリング部材底面には点接
触を形成するための凹凸が形成されていても良い。
【0020】前記第1及び第2のリング部材の組み合わ
せの例としては、第1のリング部材が、内周側頂部及び
外周側底部にそれぞれ矩形の切り欠き部が形成された略
矩形の断面形状を備えており、前記第2のリング部材
が、内周側底部に、矩形の突出部を備えた略矩形の断面
を備えており、前記第1のリング部材と前記第2のリン
グ部材とが着脱可能に嵌合する形状を備えているものが
挙げられる。
【0021】本発明のプラズマ処理方法は、被処理基体
にプラズマ処理を施すプラズマ処理方法であって、前記
被処理基体の外周縁に沿って環状の第1の温度帯域を形
成すると同時に、前記第1の温度帯域の外側に第2の温
度帯域を形成した状態で、前記被処理基体にプラズマ処
理を施すことを特徴とする。
【0022】このプラズマ処理方法において、例えば、
前記第1の温度帯域は前記第2の温度帯域より高い温度
に設定される。
【0023】また上記プラズマ処理方法において、前記
第1の温度帯域としては、処理ガス分子の平均自由工程
の1〜3倍の幅に形成されることが好ましい。
【0024】更に具体的には、前記第1の温度帯域の幅
は、1mm〜25mmの幅に形成されることが好まし
い。
【0025】本発明のプラズマ処理装置では、被処理基
体の周囲に配置されるリングが第1のリング部材と第2
のリング部材とに分離されており、第1のリング部材は
処理中第1の温度に維持される一方で、第2のリング部
材は処理中第2の温度に維持されるようになっているの
で、複数枚の被処理基体を連続的に処理しても被処理基
体間の品質にばらつきがなく、安定した品質の被処理基
板を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の一実施形態について添付図面に基づいて説明する。
【0027】図1は本実施形態に係るプラズマエッチン
グ装置の概略構成を示した垂直断面図である。
【0028】図1に示すように、このプラズマエッチン
グ装置1は、例えばアルミニウムやステンレス鋼により
筒状に成形された処理チャンバ2を有する。この処理チ
ャンバ2は接地されている。また処理チャンバ2の外周
には複数個の永久磁石を円周状に配設したダイポールリ
ングマグネット(DRM)が配設されており(図示省
略)、このDRMを回転させることにより回転磁場を処
理チャンバ内の空間に形成させることができるようにな
っている。
【0029】処理チャンバ2の天井2Bは、絶縁部材3
を介して処理チャンバ本体側に接続されており、この天
井2Bにはサセプタ30に対向させて平らな中空構造の
シャワーへッド4が配設されている。このシャワーヘッ
ド4下面のガス噴射面には、このシャワーヘッド4内に
導入された処理ガスやプラズマガスを処理空間S、即ち
シャワーヘッド4下面とサセプタ30上面との間に形成
される空間に向けて吐出する複数の吐出孔5,5,…が
穿孔されている。
【0030】このシャワーヘッド4は、導電性材料、例
えば表面がアルマイト処理されたアルミニウムや表面処
理されたステンレス鋼などにより形成されて上部電極を
構成し、導体7を介して接地されている。
【0031】シャワーヘッド4上部のガス導入口41に
は、ガス導入管42が接続されている。このガス導入管
42は複数に分岐されており、プラズマガスとしてのA
rガスを貯留するArガス源43、処理ガスとしてC4
F8とO2のエッチングガスを貯留するエッチングガス源
44,45がそれぞれ接続されている。これらの各ガス
は、途中に介設したマスフローコントローラ46や開閉
弁42により流量が制御されつつ供給される。
【0032】処理チャンバ2の側壁の一部には、サセプ
タ30を降下させた位置に対応してウエハ搬出入口23
が配設されており、ここに真空引き可能に構成された移
載室26との間を連通・遮断するゲートバルブ25が配
設されている。
【0033】サセプタ30の裏面と処理チャンバ底部2
Aの開口部13の周辺とは伸縮自在に構成された金属製
のベローズ24が配設されている。このベローズ24に
より処理チャンバ2内の気密性を維持したままサセプタ
30を昇降可能にしている。
【0034】サセプタ30は、高周波電源10により、
マッチング回路11を介在させた給電線12及び昇降軸
14を介して、例えば13.56MHzの高周波電圧を
印加できるようになっている。
【0035】また、ウエハ搬出入口23の反対側の側壁
には排気口20が設けられており、この排気口20には
真空配管21が接続されている。この真空配管21には
真空ポンプ22が配設されており、この真空ポンプ22
を作動させることにより処理チャンバ2内の空気を排出
することによりこの処理チャンバ2内をほぼ真空状態に
できるようになっている。
【0036】処理チャンバ2の内部には、下部電極とし
てアルミニウムやステンレス鋼等の導電性材料よりなる
略円盤状のサセプタ30が配設されている。このサセプ
タ30は、処理チャンバ底部2Aの中央部の開口13を
介して挿入された昇降軸14の上端に支持固定されてお
り、昇降機構(図示省略)により昇降可能に配設されて
いる。プラズマエッチング装置1の運転時には、このサ
セプタ30の上面にウエハWが載置された状態でエッチ
ングが行われる。
【0037】サセプタ30の内部には通路状の冷却ジャ
ケット15が設けられており、このジャケット15内に
冷媒を流すことによりサセプタ30、ひいてはその上に
載置したウエハWを所望の温度に維持できるようになっ
ている。更にこのサセプタ30の所定の位置には複数の
リフタ孔16,16,…が上下方向に貫通して穿孔され
ており、これらのリフタ孔16,16,…に対応して上
下方向に昇降可能にウエハリフタピン17が配設されて
いる。このウエハリフタピン17は処理チャンバ底部2
Aの開口部13を通って上下動可能に取りつけられたピ
ン昇降ロッド18により一体的に昇降可能に取りつけら
れている。このウエハリフタピン17の貫通部には、サ
セプタ30の裏面との間で金属製の伸縮ベローズ19が
配設されており、ウエハリフタピン17が気密性を維持
したまま上下動できるようになっている。図1中一点鎖
線で示した位置にサセプタ30を保持した状態でウエハ
リフトピン17を上下動させることにより、ウエハWを
昇降するようになっている。このようなウエハリフトピ
ン17は通常ウエハW周縁部に沿って3本設けられてい
る。
【0038】サセプタ30の上面には円環状の補正リン
グ31が配設されている。
【0039】図2は本実施形態に係るサセプタ30の上
部を部分的に拡大した垂直断面図であり、図3は本実施
形態に係る補正リング31の分解斜視図である。
【0040】図2及び図3に示したように、この補正リ
ング31は同心円状の二つの環状部材から構成されてい
る。これらの環状部材は一つは第1の補正リング部材3
2であり、もう一つの環状部材は第2の補正リング部材
33である。
【0041】これら二つの補正リング部材32,33は
嵌合して一つの補正リング31を構成するようになって
いる。
【0042】即ち、第1の補正リング部材32は図2に
示したように、その断面において内周側頂部に矩形の切
り欠き部32aが形成されている。また同様に外周側底
部には矩形の切り欠き部32bが形成されている。
【0043】この第1の補正リング部材32の内周側頂
部の切り欠き部32aは、図2に示したようにサセプタ
30上にセットしたときにウエハWの外周縁部が嵌合す
るようになっている。
【0044】また、第1の補正リング部材32の底部に
は比較的粗い凹凸32cが形成されており、サセプタ3
0上表面と点接触するようになっている。これはサセプ
タ30の上表面と第1の補正リング部材32の底面とが
面接触するのを防止するためのものである。第1の補正
リング部材32の底面とサセプタ30の上表面との接触
面積を小さくすることにより第1の補正リング部材32
とサセプタ30との間の熱の伝導性を低下させ、ウエハ
Wの処理時にプラズマに暴露されて加熱された第1の補
正リング部材32の温度が低下しないようになってい
る。なお、この底部の凹凸32cの形成については省略
可能である。
【0045】第1の補正リング部材32の外周側底部に
も断面が矩形の切り欠き部32bが形成されている。こ
の切り欠き部32bは後述する第2の補正リング部材3
3と嵌合させるためのものである。
【0046】前記第2の補正リング部材33は、内周側
底部に断面が矩形となる突出部33aを備えており、こ
の突出部33aは鍔(フランジ)状の突出部を形成して
いる。
【0047】この突出部33aは前述した第1の補正リ
ング部材32の外周側底面の切り欠き部32bとちょう
ど噛み合う形状をしており、第1の補正リング部材32
と第2の補正リング部材33とをサセプタ30上にセッ
トしたときに切り欠き部32bと突出部33aとが嵌合
し、第1の補正リング部材32と第2の補正リング部材
33とが相俟って補正リング31を形成するようになっ
ている。即ち、図2に示したように、第1の補正リング
部材32及び第2の補正リング部材33はサセプタ30
上にセットしたときに第1の補正リング部材32,第2
の補正リング部材33の各上表面が同一平面を構成す
る。第2の補正リング部材33の底面とサセプタ30上
表面との間には冷却手段としての熱伝導性材料層、例え
ばシリコンラバー層34が介挿されている。このシリコ
ンラバー層34は熱伝導性に優れており、第2の補正リ
ング部材33底面及びサセプタ30上表面に密着するこ
とにより、第2の補正リング部材33とサセプタ30と
の間の熱の移動を容易にしている。従って、処理装置の
運転時に第2の補正リング部材の温度が上がってもこの
シリコンラバー層34を介して第2の補正リング部材3
3からサセプタ30に熱が拡散するようになっており、
サセプタ30は内蔵したジャケットにより常に冷却され
ている。そのため、第2の補正リング部材33も冷却さ
れてその温度上昇が抑えられる。
【0048】また第2の補正リング部材33の材料とし
ては次のような材料が使用可能である。例えば、シリコ
ン、SiO、SiC、Al、AlN、Y23
が挙げられる。
【0049】図2に示すように第1の補正リング部材3
2は外周側底面の切り欠き部32b、内周側の切り欠き
部32aが形成された略長方形或いは鉤型の断面形状を
備えている。そのため第1の補正リング部材32は第2
の補正リング部材33やサセプタ30に対して着脱可能
になっており、図3に示したように第1の補正リング部
材32をその軸方向に持ち上げることにより容易に取り
外し可能になっている。
【0050】そのため、第1の補正リング部材32自身
がエッチングされて厚さが薄くなった場合には第1の補
正リング部材32のみ交換できるので経済的に優れてい
る。また、交換も容易であるので保守管理に手間がかか
らない、という利点もある。
【0051】また、図2に示したように第1の補正リン
グ部材32は第2の補正リング部材33やサセプタ3
0、ウエハWと全面にわたって密着しているわけではな
く、隙間が形成されるような大きさ、形状になってい
る。これらの隙間には、プラズマ処理装置の運転時のよ
うに処理チャンバ2内が略真空に保たれる状態では、気
体の分子が殆ど存在しないため、これらの隙間が断熱層
として機能する。そのため第1の補正リング部材32と
第2の補正リング部材33や第1の補正リング部材32
とサセプタ30との間ではプラズマエッチング装置1の
運転時には熱の移動は殆ど無視できる水準に抑えられ
る。
【0052】この第1の補正リング部材32の材料とし
ては、シリコンなどが用いられるが、シリコン以外にも
次のような材料が使用可能である。例えば、SiO
SiC、Al、AlN、Y等が挙げられ
る。
【0053】第1の補正リング部材32の上表面32d
の幅Dは、サセプタ30表面に堆積した処理ガス堆積物
から発生すると考えられるフッ素ラジカル等の反応性物
質を有効にスカベンジ(scavenge)、即ち不要な遊離基
を除去しうる幅であり、かつ、処理チャンバ2内の熱的
分布の均一性を損なわない寸法にする。
【0054】この幅Dの値は、処理ガスの種類や温度、
真空度などの条件により変動するが、例えば、処理ガス
分子の平均自由行程λと同程度の水準、例えば同平均自
由行程λの1倍〜5倍の範囲が好ましく、同平均自由行
程λの1倍〜3倍の範囲が更に好ましい。
【0055】更に具体的な数値を挙げれば、例えば幅D
の値を1〜25mmにしたものが挙げられる。なお、こ
の幅Dはプラズマエッチング装置の運転時に処理チャン
バ2内で形成される第1の温度帯域の幅に相当する。
【0056】ここでこの第1の補正リング部材32の幅
Dの好ましい範囲を上記範囲としたのは、幅Dが上記範
囲を下回ると、処理時にこの第1の補正リング部材32
の上面近傍に形成される円筒型の温度帯域である第1の
温度帯域の幅が小さくなるからである。
【0057】この第1の温度帯域の幅が上記幅Dの下限
より小さくなると、第2の補正リング部材33上面上に
堆積した堆積物にプラズマが当たって生成されるフッ素
ラジカルをスカベンジする第1の温度帯域の能力が低下
して、十分なスカベンジが行なわれず、スカベンジされ
ずに残存したフッ素ラジカルがウエハWの外周縁まで到
達してウエハW上面に対するエッチング速度を増大させ
てしまう。
【0058】一方、幅Dが上記範囲を上回ると、処理時
にこの第1の補正リング部材32の上面近傍に形成され
る円筒型の温度帯域である第1の温度帯域の幅が大きく
なる。
【0059】この第1の温度帯域の幅が上記幅Dの上限
より大きくなると、処理に寄与しないガス分子、例えば
アルゴン等のガス分子が第1の補正リング部材32の上
面32dに衝突する確率が増大する。この第1の補正リ
ング部材32の上面32dにアルゴン等のガス分子が衝
突する確率が増大すると、処理チャンバ2内の熱的分布
の均一性が害されるため、ウエハWの処理の均一性が損
なわれる。
【0060】このように第1の補正リング部材の幅Dを
上記範囲にすることにより、載置されたウエハWを含む
サセプタ上面全体にわたって温度分布を均一にたもつこ
とができる。それと同時に、ウエハW外周縁の外側の第
2の補正リング部材33上に堆積した堆積物にプラズマ
が当たって生成されるフッ素ラジカルを第1の補正リン
グ部材上面近傍に形成される第1の温度帯域によりスカ
ベンジすることができるので、このフッ素ラジカルによ
るウエハW外周縁部付近での局部的なエッチングの進行
を防止することができる。
【0061】次に、以上のように構成されたプラズマエ
ッチング装置を用いて行われるエッチング処理について
説明する。
【0062】上記プラズマエッチング装置1が搭載され
たクラスターツール装置(図示省略)を起動すると、い
ずれも図示しないキャリアカセット、搬送アーム、ロー
ドロック室を経てプラズマエッチング装置1の処理チャ
ンバ2に隣接配置された移載室26まで搬送される。
【0063】次いで、移載室26内で移載アーム(図示
省略)が回転し、プラズマエッチング装置1の正面を向
いて停止する。しかる後にプラズマエッチング装置1の
前のゲートバルブ25が開き、移載アームが未処理のウ
エハWを保持した状態でプラズマエッチング装置1の処
理チャンバ2内に進入する。
【0064】一方、処理チャンバ2内では、サセプタ3
0を図1の一点鎖線に示したように処理チャンバ2内の
下方に下降させ、この状態で未処理のウエハWを移載室
26側からウエハ搬出入口23を介して処理チャンバ2
内に搬入し、サセプタ30上に載置する。
【0065】次いで昇降軸14を上方に移動させること
によりサセプタ30を上昇させ、その上面に載置したウ
エハWをシャワーヘッド4の下面に接近させる。
【0066】そして、この状態でシャワーヘッド4から
所定量のプラズマガスやエッチングガスを処理チャンバ
2内に供給しつつ処理チャンバ2内部を真空引きする。
この真空引きは処理チャンバのウエハ搬出入口23のゲ
ートバルブ25を閉鎖して処理チャンバ2内を密閉した
後に行なう。ゲートバルブ25を下降させてウエハ搬出
入口23を閉じ、処理チャンバ2内が密閉されたら、真
空ポンプ22が作動して真空引きする。
【0067】真空ポンプ22を引き続きこの回転速度で
回転し続けることにより、処理チャンバ2内をプロセス
圧に維持し、同時に下部電極であるサセプタ30と上部
電極との間に例えば13.56MHzの高周波電圧を印
加して処理空間Sにプラズマを発生させ、ウエハW表面
に形成されている例えば酸化膜のエッチング処理を行
う。
【0068】処理の開始とともに発生したプラズマの大
部分はウエハWの上表面に当たり、ウエハW上表面上の
酸化膜をエッチングしていく。それとともに発生したプ
ラズマのいくらかはウエハWの外周縁より更に広い範囲
にまで広がり、第1の補正リング部材32の上面32d
を超えて第2の補正リング部材33の上面にまで到達す
る。
【0069】このとき、第1の補正リング部材32はウ
エハWの外周縁に近い位置に配設されているので、プラ
ズマの照射量が多く、短時間で高温度に達する。この第
1の補正リング部材32は熱容量の小さい部材であるの
で、比較的短時間で昇温し、所定の温度に到達するとそ
れ以上は上がらなくなり、高い温度で熱的に安定する。
【0070】また、第1の補正リング部材32の底面に
は粗い凹凸32cが形成されているので第1の補正リン
グ部材32とサセプタ30の上面との間の接触面積は非
常に小さい、いわゆる点接触に近い状態が形成されてい
る。そのため、第1の補正リング部材32とサセプタ3
0の上面との間には隙間が形成されるが、処理中は処理
チャンバ2内は略真空に保たれ、この隙間には空気の分
子がほとんど存在しない。その結果、第1の補正リング
部材32はサセプタ30や第2の補正リング部材33か
ら断熱されたと等しい状態になり、高温度状態で安定的
に維持される。その結果、処理中第1の補正リング部材
32の上面32dの近傍には高温度の第1の温度帯域H
が形成される。
【0071】一方、第2の補正リング部材33はジャケ
ットで冷却されているサセプタ30とシリコンラバー層
34を介して熱の移動が容易に行なわれる構造となって
いる。そのためプラズマが当たったり、周囲の熱が伝搬
して第2の補正リング部材33に熱が供給されても、サ
セプタ30、シリコンラバー層34を介して第2の補正
リング部材33は冷却されているので、第2の補正リン
グ部材33の温度はあまり上昇せず、第1の補正リング
部材32に比較して低い温度に維持される。
【0072】その結果、第2の補正リング部材33の上
面近傍には比較的低温の第2の温度帯域Lが形成され
る。
【0073】このように、処理中はウエハWの外周縁に
は第1の補正リング部材32に起因する第1の温度帯域
Hが狭い幅Dで形成され、更にその外側には第2の補正
リング部材33に起因する第2の温度帯域Lが形成され
る。
【0074】処理中処理チャンバ2内には処理ガス分子
を含む何種類かの気体分子が運動している。そのうちの
いくつかは第2の補正リング部材33に衝突するが、こ
の第2の補正リング部材33は比較的低温に維持されて
いるため、処理チャンバ2内の熱的分布を大幅に乱すこ
とはない。更に第2の補正リング部材33の内側には高
温の第1の補正リング部材32が配設されているが、そ
の幅Dは処理ガス分子の平均自由行程λの1倍〜3倍又
は1倍〜5倍程度と狭いため、この第1の補正リング部
材32の上面32dに衝突する気体分子の数は非常に小
さく、この上面32dに衝突することにより高いエネル
ギーを得てエネルギーを増す気体分子が処理チャンバ2
内の処理ガス雰囲気に及ぼす影響は無視できる水準に過
ぎない。従って、処理チャンバ2の処理ガス雰囲気全体
にわたって観察するとサセプタ30の上面全体にわたっ
て均一な温度分布が達成され、曳いてはウエハWの中心
と外周縁部とで均一なエッチングが行なわれる。
【0075】一方、処理ガスを構成する物質の幾分かは
第2の補正リング部材33表面に付着、堆積し、この堆
積物にプラズマが当たることにより腐食性の高いフッ素
ラジカルなどの反応性物質が生成すると考えられる。こ
のような反応性物質が拡散して第2の補正リング部材3
3上部の第2の温度帯域LからウエハWの載置されてい
る方へ移動しようとすると、第2の温度帯域Lとウエハ
Wとの間には第1の補正リング部材32に起因する高温
の第1の温度帯域Hを通過しなければならない。
【0076】このとき、第1の温度帯域Hは十分高い温
度に維持されているので、この第1の温度帯域Hを通過
しきる前に第2の温度帯域Lから拡散してきたフッ素ラ
ジカル等の反応性物質は第1の補正リング部材32の表
面即ち第1の温度帯域Hで反応することにより他の物質
に変換されて反応性が消失するため、第1の温度帯域H
からウエハW側へ拡散する反応性物質は実質的に除去さ
れるので、ウエハWには影響を及ぼすことが未然に防止
されると考えられる。
【0077】エッチング処理を所定時間行なって所期の
エッチング処理が完了したら、処理チャンバ2内の真空
度を移載室26の真空度より僅かに高い程度の真空度ま
で下げ、しかる後に上記とは逆の順序で処理チャンバ2
内から処理後のウエハWを取り出す。そして同様にして
後続の処理チャンバ内にウエハWを搬送し、その処理チ
ャンバ内で所定の処理を施す。一連の処理が完了した
後、処理が完了したウエハWを最後の処理チャンバ内か
ら移載室26に取り出し、更に移載室26からロードロ
ック室を経由して再びキャリアカセット内に収容し処理
を完了する。
【0078】以上説明したように、本実施形態に係るプ
ラズマ処理装置1では、サセプタ30のウエハW載置部
のすぐ外側に、幅が処理ガスの平均自由行程と同程度で
熱の移動が制限された第1の補正リング部材32を配設
し、更に第1の補正リング部材32のすぐ外側に第2の
補正リング部材33を配設し、この第2の補正リング部
材33についてはシリコンラバー層34を用いてサセプ
タ30側に熱が逃げ易い構造としたため、処理中は第1
の補正リング部材周辺に高温の第1の温度帯域Hが形成
される一方、第1の温度帯域Hの外側には第2の補正リ
ング部材33により形成される比較的低温の第2の温度
帯域Lが形成される。
【0079】その結果、サセプタ30上の温度分布は中
心付近で高く、外周の第2の補正リング部材33周辺で
低くなるので、ウエハWの表面全体にわたって観察する
と、全体に均一なエッチング速度での処理が行なわれ
る。
【0080】一方、サセプタ30に載置されたウエハW
の外周縁付近には狭い幅、即ち処理ガス分子の平均自由
行程と同程度の幅の第1の補正リング部材32が介挿さ
れており、この第1の補正リング部材32は処理中高温
に維持される。そのため、この第1の補正リング部材3
2の上面近傍には高温の第1の温度帯域Hが形成され
る。この第1の温度帯域Hの作用により、第2の補正リ
ング部材33の周辺で生成されたフッ素ラジカル等の腐
食性物質がスカベンジされるので、フッ素ラジカル等の
腐食性物質がウエハWの外周縁にまで拡散して局部的に
エッチングを進行させることが未然に防止される。
【0081】なお、本発明は上記実施形態の記載内容に
限定されない。例えば、上記実施形態では、シリコンウ
エハ用のプラズマエッチング装置を例にして説明した
が、それ以外の反応性ガス処理装置、例えばCVDにも
使用することができる。
【0082】更に、シリコンウエハと同様にLCD用ガ
ラス基板を処理する処理装置にも適用できることはいう
までもない。
【0083】また、上記実施形態では複数個の円柱型永
久磁石を処理チャンバの周囲に回転させるいわゆるダイ
ポールリングマグネット(DRM)を用いた回転磁界型
の処理装置を例にして説明したが、このダイポールリン
グマグネット(DRM)を搭載しない処理装置にも本発
明は適用可能である。
【0084】(実施例)以下、上記実施形態で説明した
タイプのプラズマエッチング装置1を使用し、各種の補
正リングを用いてウエハWのエッチングを行なった。
【0085】図4〜図9はウエハの中心からの距離とエ
ッチング速度との関係を示した図である。
【0086】図4は従来型の1枚の薄い円環型補正リン
グを冷却しない状態で使用し、ウエハの表面に形成され
たシリコン酸化膜のプラズマエッチングを行なった場合
の結果を示したグラフであり、図5は従来型の1枚の薄
い円環型補正リングを冷却した状態で使用してシリコン
酸化膜のプラズマエッチングを行なった場合の結果を示
したグラフであり、図6は第1の補正リング部材と第2
の補正リング部材とに同心円状に分割できる補正リング
を用いて、第2の補正リング部材を冷却した状態でシリ
コン酸化膜のプラズマエッチングを行なった場合の結果
を示したグラフである。
【0087】各グラフにおいて連続した曲線は1枚のウ
エハについてのデータを示しており、それぞれ測定開始
から30秒後、60秒後及び120秒後の3枚のウエハ
について測定した。
【0088】図4と図6とを比較すると、分割型の補正
リングの結果を示す図6のグラフは、中心から左右60
mmより外側の位置でウエハ間のばらつきが小さく、外
周縁付近でのエッチング速度の時間依存性が小さく、エ
ッチング速度が安定している。
【0089】次に図5と図6とを比較すると、図6のグ
ラフはウエハの中心から左右60mmより外側の部分で
の曲線の傾きが小さく、この部分でのエッチング速度の
変動量が小さく、ウエハ面内でのエッチング速度の差が
小さいことを示している。
【0090】図7は従来型の1枚の薄い円環型補正リン
グを冷却しない状態で使用し、ウエハの表面に形成され
たレジスト膜のプラズマエッチングを行なった場合の結
果を示したグラフであり、図8は従来型の1枚の薄い円
環型補正リングを冷却した状態で使用してレジスト膜の
プラズマエッチングを行なった場合の結果を示したグラ
フであり、図9は第1の補正リング部材と第2の補正リ
ング部材とに同心円状に分割できる補正リングを用い
て、第2の補正リング部材を冷却した状態でレジスト膜
のプラズマエッチングを行なった場合の結果を示したグ
ラフである。
【0091】各グラフにおいて連続した曲線は1枚のウ
エハについてのデータを示しており、それぞれ測定開始
から30秒後、60秒後及び120秒後の3枚のウエハ
について測定した。
【0092】図7と図9とを比較すると、分割型の補正
リングの結果を示す図9のグラフは三本の曲線の形がほ
ぼ等しく、中心から60mmより外側の部分で、ウエハ
間のばらつき、即ちエッチング速度の時間依存性が小さ
く、外周縁付近でのエッチング速度が安定している。
【0093】次に図8と図9とを比較すると、図9のグ
ラフは中心から左右60mmより外側の部分でのエッチ
ング速度の変動量が小さく、ウエハ面内でのエッチング
速度の差が小さい。
【0094】以上の結果から、本実施形態に係る補正リ
ング31を使用してプラズマエッチング処理を行なった
場合、処理順序の異なるウエハ間でのエッチング速度の
ばらつきが小さく、ウエハの中心と外周縁付近との間で
エッチング速度の変動の少ない、均一なエッチング処理
を実行できることが分かる。
【0095】次に、図10〜図12はウエハ表面に形成
したシリコン酸化膜をエッチングして貫通孔を形成する
場合の貫通孔の直径の値とウエハの中心からの距離との
関係を示したグラフである。各グラフには、従来の1枚
の円環型補正リングを冷却しないで使用して貫通孔を形
成した場合の曲線(STD)、従来の1枚の円環型補正
リングを冷却して使用して貫通孔を形成した場合の曲線
(Cooling)、及び本願発明のニ分割型の補正リングの
第2の補正リング部材を冷却して使用して貫通孔を形成
した場合の曲線(DIVIDED 1)の三本の曲線が示されて
いる。図10は貫通孔の頂部に近い位置の直径の値を示
し、図11は貫通孔の真中付近の直径の値を示し、図1
2は貫通孔の底部の直径の値を示している。
【0096】これら図10〜図12の結果から明らかな
ように、貫通孔のいずれの部分の直径の値についても、
本実施形態の補正リングを用いて形成した場合にはウエ
ハの中心から外周縁部にかけて直径の値の変動量の少な
い、均一な大きさの貫通孔が形成できることが分かる。
【0097】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について説明する。なお、以下本実施形態以降
の実施形態のうち先行する実施形態と重複する内容につ
いては説明を省略する。
【0098】本実施形態では図13に示すような構造の
補正リング31Aを用いた。
【0099】この補正リング31Aでは、長方形の断面
を有する円板型の第1の補正リング部材32Aが、切り
欠き部を備えた略矩形の断面形状の円環型の第2の補正
リング部材33Aと嵌合するようになっており、第2の
補正リング部材33Aがサセプタ30上表面にシリコン
ラバー層34を介して配設されている。一方、第1の補
正リング部材32Aは第2の補正リング部材33A内周
側の切り欠き部に載置されているだけである。
【0100】本実施形態に係る補正リング31Aでは、
第1の補正リング部材32A、第2の補正リング部材3
3Aの形状が単純であるので、製造しやすく、製造コス
トを低減できるという効果が得られる。
【0101】
【発明の効果】本発明のプラズマ処理装置によれば、被
処理基体の周囲に配置されるリングが第1のリング部材
と第2のリング部材とに分離されており、第1のリング
部材は処理中第1の温度に維持される一方で、第2のリ
ング部材は処理中第2の温度に維持されるようになって
いるので、複数枚の被処理基体を連続的に処理しても被
処理基体間の品質のばらつきが小さく、しかも被処理基
板の全体にわたって均一な処理をすることができる。
【0102】また本発明のプラズマ処理方法によれば、
ウエハの外周縁に沿って第1の温度帯域を環状に形成
し、前記第1の温度帯域の外側に第2の温度帯域を形成
し、この状態で前記ウエハにプラズマ処理を施すので複
数枚の被処理基体を連続的に処理しても被処理基体間の
品質のばらつきが小さく、しかも被処理基板の全体にわ
たって均一な処理をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るプラズマエッチング装置
の垂直断面図である。
【図2】第1の実施形態に係るサセプタ上部を部分的に
拡大した垂直断面図である。
【図3】第1の実施形態に係る補正リングの分解斜視図
である。
【図4】従来の補正リングを冷却しないで用いた場合の
ウエハ中心からの距離とシリコン酸化膜のエッチング速
度との関係を示したグラフである。
【図5】従来の補正リングを冷却しながら用いた場合の
ウエハ中心からの距離とシリコン酸化膜のエッチング速
度との関係を示したグラフである。
【図6】第1の実施形態に係る補正リングを用いた場合
のウエハ中心からの距離とシリコン酸化膜のエッチング
速度との関係を示したグラフである。
【図7】従来の補正リングを冷却しないで用いた場合の
ウエハ中心からの距離とレジスト膜のエッチング速度と
の関係を示したグラフである。
【図8】従来の補正リングを冷却しながら用いた場合の
ウエハ中心からの距離とレジスト膜のエッチング速度と
の関係を示したグラフである。
【図9】第1の実施形態に係る補正リングを用いた場合
のウエハ中心からの距離とレジスト膜のエッチング速度
との関係を示したグラフである。
【図10】ウエハ上のシリコン酸化膜をエッチングして
穿孔した貫通孔の直径とウエハの中心からの距離との関
係を示したグラフである。
【図11】ウエハ上のシリコン酸化膜をエッチングして
穿孔した貫通孔の直径とウエハの中心からの距離との関
係を示したグラフである。
【図12】ウエハ上のシリコン酸化膜をエッチングして
穿孔した貫通孔の直径とウエハの中心からの距離との関
係を示したグラフである。
【図13】第2の実施形態に係る補正リングの垂直断面
図である。
【図14】従来のプラズマエッチング装置の垂直断面図
である。
【図15】従来のプラズマエッチング装置を用いた場合
のレジスト膜のエッチング速度とウエハの中心からの距
離との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…プラズマエッチング装置(プラズマ処理装置)、2
…処理チャンバ、30…サセプタ、31…補正リング、
32…第1の補正リング部材、33…第2の補正リング
部材、34…シリコンラバー層(冷却手段)、32c…
凹凸、H…第1の温度帯域、L…第2の温度帯域、42
…ガス供給配管(気体供給系)、21…排気配管。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略真空下で被処理基体に処理を施す処理
    チャンバと、 前記被処理基体に処理ガスを供給する処理ガス供給系
    と、 前記処理チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ発
    生手段と、 前記被処理基体を載置するサセプタと、 前記サセプタ上に載置された被処理基体の外周を包囲
    し、処理中第1の温度に維持される第1のリング部材
    と、 前記第1のリング部材の外周を包囲し、処理中第2の温
    度に維持される第2のリング部材と、 を具備するプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラズマ処理装置であ
    って、前記第1の温度が前記第2の温度より高い温度で
    あることを特徴するプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプラズマ処理装
    置であって、前記第1のリング部材の少なくとも上面
    が、処理ガス分子の平均自由工程の1〜3倍の幅を備え
    ていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプ
    ラズマ処理装置であって、前記第1のリング部材の少な
    くとも上面が、1mm〜25mmの幅を備えていること
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプ
    ラズマ処理装置であって、前記第2のリング部材を冷却
    する冷却手段を更に備えていることを特徴とするプラズ
    マ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプ
    ラズマ処理装置であって、前記冷却手段が、第2のリン
    グ部材と前記サセプタとの間に介挿された熱伝導性材料
    層であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のプ
    ラズマ処理装置であって、前記第1のリング部材底面に
    は点接触を形成するための凹凸が形成されていることを
    特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のプ
    ラズマ処理装置であって、前記第1のリング部材は、内
    周側頂部及び外周側底部にそれぞれ矩形の切り欠き部が
    形成された略矩形の断面形状を備えており、 前記第2のリング部材は内周側底部に、断面が矩形の突
    出部を備えた略矩形の断面を備えており、前記第1のリ
    ング部材と前記第2のリング部材とが着脱可能に嵌合す
    る形状を備えていることを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のプ
    ラズマ処理装置であって、前記プラズマ処理がエッチン
    グ処理であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    プラズマ処理装置であって、前記サセプタの内部に冷却
    ジャケットが設けられていることを特徴とするプラズマ
    処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    のプラズマ処理装置であって、前記第1のリング部材の
    内周側頂部に被処理体の外周縁部が嵌合する切り欠き部
    が形成されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    のプラズマ処理装置であって、前記第1のリング部材及
    び第2のリング部材が、シリコン、SiO,SiC,
    Al,AlN,Yからなる群から選択され
    る1の材料で形成されていることを特徴とするプラズマ
    処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載
    のプラズマ処理装置であって、前記第2のリング部材が
    略矩形の断面形状を備えており、前記第1のリング部材
    と前記第2のリング部材とが着脱可能に嵌合する形状に
    形成されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  14. 【請求項14】 被処理基体にプラズマ処理を施すプラ
    ズマ処理方法であって、前記被処理基体の外周縁に沿っ
    て環状の第1の温度帯域を形成すると同時に、前記第1
    の温度帯域の外側に第2の温度帯域を形成した状態で、
    前記被処理基体にプラズマ処理を施すことを特徴とする
    プラズマ処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のプラズマ処理方法
    であって、前記第1の温度帯域が前記第2の温度帯域よ
    り高い温度の帯域であることを特徴するプラズマ処理方
  16. 【請求項16】 請求項14又は15に記載のプラズマ
    処理方法であって、前記第1の温度帯域が、処理ガス分
    子の平均自由工程の1〜3倍の幅に形成されることを特
    徴とするプラズマ処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項14〜16のいずれか1項に記
    載のプラズマ処理方法であって、前記第1の温度帯域の
    幅が、1mm〜25mmの幅に形成されることを特徴と
    するプラズマ処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項14〜17のいずれか1項に記
    載のプラズマ処理方法であって、前記プラズマ処理がエ
    ッチング処理であることを特徴とするプラズマ処理方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項14〜18のいずれか1項に記
    載のプラズマ処理方法であって、前記エッチング処理
    が、フッ素原子を含むガスを用いるエッチング処理であ
    ることを特徴とするプラズマ処理方法。
  20. 【請求項20】 請求項14〜19のいずれか1項に記
    載のプラズマ処理方法であって、前記フッ素原子を含む
    ガスがフッ素原子と炭素原子とを含む化合物のガスであ
    ることを特徴とするプラズマ処理方法。
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