JP2001307434A - ディジタル信号再生方法と装置及びそれに用いる半導体装置 - Google Patents

ディジタル信号再生方法と装置及びそれに用いる半導体装置

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JP2001307434A
JP2001307434A JP2000119724A JP2000119724A JP2001307434A JP 2001307434 A JP2001307434 A JP 2001307434A JP 2000119724 A JP2000119724 A JP 2000119724A JP 2000119724 A JP2000119724 A JP 2000119724A JP 2001307434 A JP2001307434 A JP 2001307434A
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伸之 ▲斎▼藤
Nobuyuki Saito
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 訂正不可能なエラーが発生した領域について
データを再び再生して書き直す場合に、確実にエラーレ
ートを改善する。 【解決手段】 記録媒体の一部分を標準速よりも高速で
再生して再生データを得て、少なくとも2種類の誤り訂
正符号を用いて再生データの誤り訂正を行い、誤り訂正
の成否に関する情報を記憶する。誤りを訂正できなかっ
た再生データが存在する場合に、記録媒体の部分を再び
高速再生して再生データを得て、記憶された誤り訂正の
成否に関する情報に基づいて再生データを書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れたディジタル信号を再生するディジタル信号再生方法
及び装置に関し、特に、誤り訂正がデータブロックの行
及び列について行われるディジタル信号再生方法及び装
置に関する。さらに、本発明は、それに用いる半導体装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、CDプレーヤーやDVDプレ
ーヤーにおいては、データブロックの行及び列について
誤り訂正が行われる。例として、従来のDVDプレイヤ
ーシステムの再生系回路の構成を図8に示す。
【0003】図8において、光ディスク1に対して光ピ
ックアップ2がレーザー光を照射し、反射光から再生信
号を得る。光ピックアップ2に接続されたディジタル復
調/ディスク判別回路3は、この再生信号から2値のデ
ータを検出してディジタル復調する。
【0004】ディジタル復調された再生データは、エラ
ー訂正部20に入力される。エラー訂正部のPI誤り訂
正部21は、インナーパリティ(内符号)を用いた誤り
訂正を行い、PO誤り訂正部22は、アウターパリティ
(外符号)を用いた誤り訂正を行う。これらの誤り訂正
には、大容量の訂正メモリ31を使用する。メモリブロ
ック30には、訂正メモリ31の他に、大容量のトラッ
クバッファメモリ32が含まれている。このように大容
量のトラックバッファメモリ32が必要となる理由は、
訂正処理やデータの再送処理等を行った場合において
も、一定のデータ出力レートを確保するためである。
【0005】トラックバッファメモリ32に記憶された
誤り訂正後のデータは、AV出力部12を介してMPE
Gデコーダ7でデコードされ、ビデオデータ(V)及び
オーディオデータ(A)が得られる。ビデオデータは、
ビデオエンコーダ8を介して、ビデオ信号用のDAコン
バータ9に入力される。オーディオデータは、オーディ
オ信号用のDAコンバータ10に入力される。
【0006】上記のような誤り訂正を行ったとしても、
データのエラーを修復しきれない場合が生ずる。例え
ば、劣悪なディスクやキズがあるディスクを再生する場
合には、再生データのエラーレートが誤り訂正能力を超
えてしまう。そのような場合には、ディスク上の同じ個
所を何度か再生して再生データを再度取り込むことが考
えられる。
【0007】日本国特許出願公開公報(特開)平11−
205157号に掲載されているディジタル信号再生装
置は、誤り訂正処理の結果において訂正不能の場合にリ
トライを行う。リトライは、ディスクの同一ブロックの
訂正不能データを含むセクタを指定してアクセスし、訂
正不能セクタのみデータを書き換え、訂正処理を再度行
う。この場合に、書き換えを指定されないセクタは、全
ての列のライトフラグをクリアし、書き換えを指定され
たセクタは、列毎にデータを書き込んだらライトフラグ
をクリアする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、書き換
えを指定されたセクタにおいて、各列に含まれるデータ
を全て書き換えると、正しいデータも書き換えられて、
新たな誤りが発生してしまうという問題があった。
【0009】そこで、上記の点に鑑み、本発明は、訂正
不可能なエラーが発生した領域についてデータを再び再
生して書き直す場合に、確実にエラーレートを改善する
ことのできるディジタル信号再生方法及び装置を提供す
ることを目的とする。さらに、本発明は、それに用いる
半導体装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係るディジタル信号再生方法は、少なくと
も2種類の誤り訂正符号を用いて記録媒体に記録された
ディジタル信号を再生する方法であって、(a)記録媒
体の一部分を標準速よりも高速で再生して再生データを
得るステップと、(b)少なくとも2種類の誤り訂正符
号を用いて、ステップ(a)において得られた再生デー
タの誤り訂正を行うステップと、(c)ステップ(b)
における誤り訂正の成否に関する情報を、少なくとも2
種類の誤り訂正符号について所定のデータ単位毎に記憶
するステップと、(d)ステップ(b)において誤りを
訂正できなかった再生データが存在する場合に、記録媒
体の上記部分を再び高速再生して再生データを得るステ
ップと、(e)少なくとも2種類の誤り訂正符号を用い
て、ステップ(d)において得られた再生データの誤り
訂正を行うステップと、(f)ステップ(c)において
記憶された誤り訂正の成否に関する情報に基づいて、ス
テップ(b)において誤り訂正された再生データを、ス
テップ(e)において誤り訂正された再生データに書き
換えるステップとを具備する。
【0011】ここで、ステップ(f)が、ステップ
(b)において少なくとも2種類の誤り訂正符号のいず
れを用いても誤りを訂正できなかった再生データを、ス
テップ(e)において誤り訂正された再生データに書き
換えることが望ましい。
【0012】また、本発明に係るディジタル信号再生装
置は、少なくとも2種類の誤り訂正符号を用いて記録媒
体に記録されたディジタル信号を再生する装置であっ
て、記録媒体を標準速よりも高速で再生して再生データ
を得ることが可能な再生手段と、少なくとも2種類の誤
り訂正符号を用いて、再生手段により得られた再生デー
タの誤り訂正を行う誤り訂正手段と、誤り訂正された再
生データを記憶すると共に、誤り訂正手段における誤り
訂正の成否に関する情報を、少なくとも2種類の誤り訂
正符号について所定のデータ単位毎に記憶するためのメ
モリ手段と、記録媒体の一部分を高速再生して再生デー
タを得るように再生手段を制御すると共に再生データの
誤り訂正を行うように誤り訂正手段を制御し、誤りを訂
正できなかった再生データが存在する場合に、記録媒体
の上記部分を再び高速再生して再生データを得るように
再生手段を制御すると共に再生データの誤り訂正を行う
ように誤り訂正手段を制御する制御手段と、誤り訂正手
段によって誤り訂正された再生データと共に誤り訂正の
成否に関する情報をメモリ手段に記憶させ、再び再生デ
ータが得られた場合に、メモリ手段に記憶された誤り訂
正の成否に関する情報に基づいて、一旦得られた再生デ
ータを再び得られた再生データに書き換えるデータ書換
制御手段とを具備する。
【0013】さらに、本発明に係る半導体装置は、少な
くとも2種類の誤り訂正符号を用いて記録媒体に記録さ
れたディジタル信号を標準速よりも高速で再生すること
が可能な装置において用いる半導体装置であって、少な
くとも2種類の誤り訂正符号を用いて再生データの誤り
訂正を行う誤り訂正手段と、誤り訂正された再生データ
を記憶すると共に、誤り訂正手段における誤り訂正の成
否に関する情報を、少なくとも2種類の誤り訂正符号に
ついて所定のデータ単位毎に記憶するためのメモリ手段
と、記録媒体の一部分を高速再生して得られた再生デー
タの誤り訂正を行うように誤り訂正手段を制御し、誤り
を訂正できなかった再生データが存在する場合に、記録
媒体の上記部分を再び高速再生して得られた再生データ
の誤り訂正を行うように誤り訂正手段を制御する制御手
段と、誤り訂正手段によって誤り訂正された再生データ
と共に誤り訂正の成否に関する情報をメモリ手段に記憶
させ、再び再生データが得られた場合に、メモリ手段に
記憶された誤り訂正の成否に関する情報に基づいて、一
旦得られた再生データを再び得られた再生データに書き
換えるデータ書換制御手段とを具備する。
【0014】以上において、データ書換制御手段が、少
なくとも2種類の誤り訂正符号のいずれを用いても誤り
を訂正できなかった再生データを、再び得られた再生デ
ータに書き換えることが望ましい。また、少なくとも2
種類の誤り訂正符号が、2次元の誤り訂正ブロックにお
ける列訂正符号及び行訂正符号を含んでも良い。
【0015】以上の様に構成した本発明によれば、訂正
不可能なエラーが発生した領域についてデータを再び再
生して書き直す場合に、前回再生したデータの内で正し
いと判断されるものについては書き直さないので、確実
にエラーレートを改善することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一
の番号を付して説明を省略する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態に係るディジ
タル信号再生装置を示すブロック図である。本実施形態
は、本発明をDVDプレーヤーシステムに適用したもの
である。
【0018】図1において、ディジタル信号再生装置
は、光ディスク1に記録された信号を読み取るための光
ピックアップ2を有している。光ディスク1及び光ピッ
クアップ2は、駆動機構6によって駆動される。光ディ
スク1の回転速度や、光ディスク1と光ピックアップ2
との相対位置を規定するために、駆動制御部5が駆動機
構6を制御する。
【0019】光ピックアップ2が光ディスク1に対して
レーザー光を照射し、反射光から再生信号を得る。光ピ
ックアップ2から得られた再生信号は、ディジタル復調
/ディスク判別回路3において2値化及びディジタル復
調され、再生データとして信号処理用IC100に入力
される。
【0020】信号処理用ICには、大容量のバッファメ
モリ11が接続されている。このバッファメモリ11を
用いて、エラー訂正部101が、再生データのエラー訂
正を行う。エラー訂正アクセス制御部106は、エラー
訂正のためのアドレスを生成してエラー訂正部101の
アクセス動作を制御する。また、出力用アクセス制御部
108は、バッファメモリ11からデータを出力するた
めのアドレスを生成する。さらに、上位アドレス生成/
アクセス制御部110が、これらのアクセス制御部が生
成したアドレスに基づいて上位アドレスを生成すること
により、バッファメモリ11へのアクセスを制御する。
また、セクタポインタ記憶部109は、バッファメモリ
11のセクタを指定するためのセクタポインタを記憶す
る。
【0021】誤り訂正後のデータは、信号処理用ICの
AV出力部111から出力され、MPEGデコーダ7に
出力される。MPEGデコーダ7において、高能率符号
化によりエンコードされているデータをデコードして、
通常のビデオデータ(V)及びオーディオデータ(A)
を得る。ビデオデータは、ビデオエンコーダ8におい
て、NTSCやPAL等の方式に合わせてエンコードさ
れ、ビデオ信号用のDAコンバータ9において、アナロ
グのビデオ信号に変換される。一方、オーディオデータ
は、オーディオ信号用のDAコンバータ10において、
アナログのオーディオ信号に変換される。主な構成要素
の全体的な制御は、全体制御部4が行っている。
【0022】DVDフォーマットにおいては、インナー
パリティ(内符号)PIを用いた誤り訂正と、アウター
パリティ(外符号)POを用いた誤り訂正とが行なわれ
る。ここで、図2及び図3を参照しながら、DVDフォ
ーマットにおけるデータ構造について説明する。図2に
示すように、1つの訂正(ECC)ブロックは、16個
のセクタを含む。図3に示すように、1つのセクタは1
72列12行のデータバイトを含み、さらに、172列
のデータバイトに対して10列の行パリティバイトPI
が付加されている。また、1つの訂正ブロックは172
列192行のデータバイトを含み、さらに、172列の
データバイトに対して10列の行パリティバイトPIが
付加されると共に、192行(16セクタ分)のデータ
バイトに対して16行の列パリティバイトPOが付加さ
れている。
【0023】このようなパリティバイトを用いて誤り訂
正を行ったとしても、データのエラーを修復しきれない
場合が生ずる。例えば、劣悪なディスクやキズがあるデ
ィスクを再生する場合には、再生データのエラーレート
が誤り訂正能力を超えてしまう。本実施形態において
は、大容量のバッファメモリを設けているため、DVD
を高速再生してデータをバッファメモリに記憶してお
き、トラッキングが不良になったりエラーが発生した場
合等に、ディスク上の同じ個所を読み直してデータを再
送し、バッファメモリを正しいデータで上書きすること
が可能である。読み直しを行った場合においても、バッ
ファメモリが空にならなければ、所定のデータ転送レー
トを確保することができる。
【0024】上記のような読み直しを訂正ブロック単位
で行ってバッファメモリを新たなデータで埋め直すと、
前回の読み出し時に正しく読み出されたデータまでも新
たなデータで埋め直されてしまう。しかしながら、読み
直しによって必ずしもデータの品質が向上するとは限ら
ない。衝撃や一時的なノイズに起因するエラーであれば
読み直しによってデータの品質が向上するが、劣悪なデ
ータソースに起因するエラーの場合には、相対的にデー
タの品質は変らないと考えられる。即ち、読み直しによ
って回復するデータが存在すると同時に、前回の読み出
し時に正しく読み出されたデータが逆にエラーになって
しまう可能性がある。
【0025】そこで、本実施形態においては、図1に示
すようなデータ書換制御部107を設け、データの読み
直しの成否を、1行毎及び1列毎にチェックしている。
これにより、前回の読み出しにおいて誤りを発見できな
かった行及び列については、バッファメモリ内のデータ
を上書きしないようにして、データの品質を確実に高め
ることができる。
【0026】本実施形態に係るディジタル信号再生装置
における1ブロック分のメモリ構成を図4に示す。バッ
ファメモリ11内において、データ領域41、行パリテ
ィ領域42、列パリティ領域43の他に、行訂正結果を
示すフラグ(PIフラグ)を記憶するためのPIフラグ
領域44と、列訂正結果を示すフラグ(POフラグ)を
記憶するためのPOフラグ領域45とを設けている。そ
して、エラー訂正に失敗した行及び列にフラグ(黒印)
を立てておき、ディスクを読み直す際に、これらのフラ
グを参照しながらデータを上書きする。従って、前回の
読み込み時に訂正できたデータを保護し、前回の読み込
み時に訂正できなかったデータのみを書き換えることが
できる。
【0027】次に、図5を参照しながら、データの読み
直しにおいてデータを保護するためのデータ書換制御部
107の構成について説明する。図5において、エラー
訂正部101が、訂正ブロックの行及び列に対して誤り
訂正を行う。エラー訂正部101は、行誤り訂正及び列
誤り訂正のそれぞれについて誤り訂正が可能であったか
否かを表すエラー訂正結果情報を、フラグ書き込み制御
部102に出力する。フラグ書き込み制御部102は、
この情報に基づいて、図4に示すPIフラグ領域44に
PIフラグを書き込み、POフラグ領域45にPOフラ
グを書き込む。
【0028】バッファリングされたデータに対して誤り
訂正が不可能だった場合には、エラー訂正部101が、
全体制御部4に対してその旨を報告し、全体制御部4
が、データの読み直しを行うように駆動制御部5を制御
する(図1参照)。再生データが得られると、エラー訂
正部101が、再び訂正ブロックの行及び列に対して誤
り訂正を行う。この際、フラグ読み出し/データ保護判
断部103が、エラー訂正部101から入力されるバッ
ファメモリ書き込みアドレス情報と、バッファメモリ1
1に記憶されているPIフラグ及びPOフラグとに基づ
いて、それぞれのデータが書き換えられるべきか又は保
護されるべきかを判断する。訂正ブロックにおいて書き
換えられるべきデータについては、フラグ読み出し/デ
ータ保護判断部103が、エラー訂正アクセス制御部1
06に書き込み許可信号を出力する。
【0029】次に、図6を参照しながら、本実施形態に
おけるPI訂正処理の概要について説明する。PI訂正
処理は、ディスクからの再生データと、バッファメモリ
に格納されているデータとに基づいて行われる。
【0030】まず、ステップS1において、現在の処理
が読み直し処理であるか否かを確認する。現在の処理が
読み直し処理である場合には、ステップS2において、
読み直し処理対象ブロックのPI及びPOフラグを読み
込む。一方、現在の処理が読み直し処理でない場合に
は、ステップS3において、これらのフラグを無視して
全てのデータをディスクから読むモードにセットする。
【0031】ここで、1つの訂正ブロックがK行M列で
あるとすると、PIフラグがKビット、POフラグがM
ビットの情報を有する。PI及びPOフラグの各ビット
において、例えば、「1」が訂正の成功(保護対象デー
タ)を表し、「0」が訂正の失敗を表す。
【0032】次に、ステップS4において、ディスクか
らの再生データをバッファメモリに書き込むために用い
るアドレスを生成する。さらに、ステップS5におい
て、PI及びPOフラグに基づいて、当該アドレスが書
き込み保護対象メモリセルを示すか否かについて判断す
る。当該アドレスが書き込み保護対象でないメモリセル
を示す場合には、ステップS6において、ディスクから
の再生データを選択し、エラー訂正部101(図5)内
のシンドローム回路へ出力する。一方、当該アドレスが
書き込み保護対象メモリセルを示す場合には、ステップ
S7において、バッファメモリから当該アドレスのデー
タを読み込み、シンドローム回路へ出力する。なお、デ
ータをバッファメモリから読み込む場合には、データを
ディスクから読み込むよりも短時間ですむので、時間が
オーバーするという問題は生じない。
【0033】次に、ステップS8において、1行分のデ
ータを読み込みながらシンドローム計算を行う。1行分
のシンドローム計算が終了すると、その行の中における
誤り位置と、誤り個数と、誤り状態とが判明する。訂正
が可能であれば、その行の誤りデータを正しいデータで
書き換える。ステップS9においては、当該データが1
行中の最後のデータであるか否かを監視しており、最後
のデータでなければステップS4に戻る。
【0034】次に、ステップS10において、訂正アド
レスの計算を行う。さらに、ステップS11において、
訂正対象データが書き込み保護対象メモリセルに格納さ
れているか否かを確認する。訂正対象データが書き込み
保護対象メモリセルに格納されている場合には、今回の
訂正結果が前回の訂正結果と矛盾していることになる。
このような場合には、ディスクからのデータ読み出し時
にアドレスエラーを起こしている可能性があるので、前
回の訂正結果を優先し今回の訂正結果を無視してステッ
プS15に進む。
【0035】訂正対象データが書き込み保護対象メモリ
セルに格納されていない場合には、ステップS13にお
いてPI訂正結果を判定し、訂正が成功したならステッ
プS14に進んで当該行のPIフラグを「1」とし、訂
正が失敗したならステップS15に進んで当該行のPI
フラグを「0」とする。
【0036】以上の処理をK行分繰り返すと、1つの訂
正ブロックのPI訂正が終了する。なお、ディスクから
再生されるデータは絶え間なく訂正ブロックに入力され
るので、シンドローム計算と訂正処理の実行は同時に行
われることもある。その場合には、訂正処理実行中に、
すでに次の行のシンドローム計算が始まっている。ステ
ップS16において、当該行が1つの訂正ブロックの最
後の行であるか否かを監視しており、最後の行でなけれ
ばステップS4に戻り、最後の行であればステップS1
7において、第1〜K行のPIフラグをバッファメモリ
に書き込む処理を行う。
【0037】次に、図7を参照しながら、本実施形態に
おけるPO訂正処理の概要について説明する。PO訂正
処理は、バッファメモリに格納されているデータのみに
基づいて行われる。まず、ステップS21において、現
在の処理が読み直し処理であるか否かを確認する。現在
の処理が読み直し処理である場合には、ステップS22
において、PO訂正処理対象ブロックのPI及びPOフ
ラグを読み込む。一方、現在の処理が読み直し処理でな
い場合には、ステップS23において、これらのフラグ
を無視して全ての列のPO訂正処理を行うモードにセッ
トする。
【0038】次に、ステップS24において、訂正の対
象となる列アドレスを生成する。さらに、ステップS2
5において、POフラグに基づいて、訂正の対象となる
列の前回の訂正が成功していたか失敗していたかについ
て判断する。前回の訂正が成功していた場合には、ステ
ップS26において、処理をスキップしてステップS2
4に戻り、訂正の対象となる次の列の処理に移る。
【0039】前回の訂正が失敗していた場合には、ステ
ップS27において、バッファメモリから当該アドレス
のデータを読み込み、シンドローム回路へ出力する。次
に、ステップS28において、1列分のデータを読み込
みながらシンドローム計算を行う。1列分のシンドロー
ム計算が終了すると、その列の中における誤り位置と、
誤り個数と、誤り状態とが判明する。訂正が可能であれ
ば、その列の誤りデータを正しいデータで書き換える。
ステップS29においては、当該データが1列中の最後
のデータであるか否かを監視しており、最後のデータで
なければステップS27に戻る。
【0040】次に、ステップS30において、訂正アド
レスの計算を行う。さらに、ステップS31において、
PO訂正結果を判定し、訂正が成功したならステップS
32に進んで当該行のPOフラグを「1」とし、訂正が
失敗したならステップS33に進んで当該行のPOフラ
グを「0」とする。
【0041】以上の処理をM列分繰り返すと、1つの訂
正ブロックのPO訂正が終了する。ステップS34にお
いて、当該列が1つの訂正ブロックの最後の列であるか
否かを監視しており、最後の列でなければステップS2
7に戻り、最後の列であればステップS35において、
第1〜M列のPOフラグをバッファメモリに書き込む処
理を行う。
【0042】ここで、データの読み直しにおけるデータ
保護の詳細について説明する。1行の処理に着目する
と、ディスクからはデータが1バイトずつ入力され、全
部でMバイト分のデータが入力されることになる。現在
処理中のデータが第i行第j列である場合に、その行と
列に該当するPIフラグのビットPIFLG(i)とP
OフラグのビットPOFLG(j)を読み出す。これら
の値によって、以下のように場合分けできる。 (1)PIFLG(i)=0でPOFLG(j)=0の
場合には、そのデータは読み直し対象となる。 (2)PIFLG(i)=1でPOFLG(j)=1の
場合には、そのデータは保護対象となる。 (3)PIFLG(i)=0でPOFLG(j)=1の
場合には、PI訂正時にはNGでもPO訂正で直った可
能性が高いので、保護対象となる。 (4)PIFLG(i)=1でPOFLG(j)=0の
場合には、PI訂正時にOKになっていて、PO訂正時
にNGであるが、PO訂正のNGはその他の行で発生し
ている可能性が高いので、本実施形態においては保護対
象としている。
【0043】また、ある列についてPIFLGが全て
「1」になっているということは、その列に含まれるデ
ータ全体がOKであることを意味するので、PIFLG
を使う必要はない。一般的には、POFLGが「0」と
なっている列について、シンドローム計算と訂正処理を
行えば良い。なお、PIFLGが「1」となっている行
のデータを訂正するようなPO訂正計算結果は生じない
はずであるが、ディスクからのデータを読み込んでいる
際に、ヘッドの飛び等によって行データがまるごと別の
行アドレスに書き込まれている可能性も否定できないの
で、PO訂正計算結果を優先するのが好ましい。
【0044】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、訂正
不可能なエラーが発生した領域についてデータを再び再
生して書き直す場合に、前回再生したデータの内で正し
いと判断されるものについては書き直さないので、確実
にエラーレートを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るディジタル信号再生
装置を示すブロック図である。
【図2】DVDフォーマットにおける訂正ブロックと、
それに含まれるセクタを示す図である。
【図3】DVDフォーマットにおける1つの訂正ブロッ
クの構造を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における1ブロック分のメ
モリ構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるデータ書換制御部
の構成を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるPI訂正処理を説
明するための図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるPO訂正処理を説
明するための図である。
【図8】従来のDVDプレイヤーシステムの再生系回路
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 ディジタル復調回路 4 全体制御部 5 駆動制御部 6 駆動機構 7 MPEGデコーダ 8 ビデオエンコーダ 9 ビデオ信号用のDAコンバータ 10 オーディオ信号用のDAコンバータ 11 バッファメモリ 41 データ領域 42 行パリティ領域 43 列パリティ領域 44 PIフラグ領域 45 POフラグ領域 100 信号処理用IC 101 エラー訂正部 102 フラグ書き込み制御部 103 フラグ読み出し/データ保護判断部 106 エラー訂正アクセス制御部 107 データ書換制御部 108 出力用アクセス制御部 109 セクタポインタ記憶部 110 上位アドレス生成/アクセス制御部 111 AV出力部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572C 572F G06F 11/10 330 G06F 11/10 330L H03M 13/29 H03M 13/29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類の誤り訂正符号を用い
    て記録媒体に記録されたディジタル信号を再生する方法
    であって、 (a)前記記録媒体の一部分を標準速よりも高速で再生
    して再生データを得るステップと、 (b)前記少なくとも2種類の誤り訂正符号を用いて、
    ステップ(a)において得られた再生データの誤り訂正
    を行うステップと、 (c)ステップ(b)における誤り訂正の成否に関する
    情報を、前記少なくとも2種類の誤り訂正符号について
    所定のデータ単位毎に記憶するステップと、 (d)ステップ(b)において誤りを訂正できなかった
    再生データが存在する場合に、前記記録媒体の前記部分
    を再び高速再生して再生データを得るステップと、 (e)前記少なくとも2種類の誤り訂正符号を用いて、
    ステップ(d)において得られた再生データの誤り訂正
    を行うステップと、 (f)ステップ(c)において記憶された誤り訂正の成
    否に関する情報に基づいて、ステップ(b)において誤
    り訂正された再生データを、ステップ(e)において誤
    り訂正された再生データに書き換えるステップと、を具
    備することを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(f)が、ステップ(b)にお
    いて前記少なくとも2種類の誤り訂正符号のいずれを用
    いても誤りを訂正できなかった再生データを、ステップ
    (e)において誤り訂正された再生データに書き換える
    ことを含む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2種類の誤り訂正符号
    が、2次元の誤り訂正ブロックにおける列訂正符号及び
    行訂正符号を含むことを特徴とする請求項1又は2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも2種類の誤り訂正符号を用い
    て記録媒体に記録されたディジタル信号を再生する装置
    であって、 前記記録媒体を標準速よりも高速で再生して再生データ
    を得ることが可能な再生手段と、 前記少なくとも2種類の誤り訂正符号を用いて、前記再
    生手段により得られた再生データの誤り訂正を行う誤り
    訂正手段と、 誤り訂正された再生データを記憶すると共に、前記誤り
    訂正手段における誤り訂正の成否に関する情報を、前記
    少なくとも2種類の誤り訂正符号について所定のデータ
    単位毎に記憶するためのメモリ手段と、 前記記録媒体の一部分を高速再生して再生データを得る
    ように前記再生手段を制御すると共に再生データの誤り
    訂正を行うように前記誤り訂正手段を制御し、誤りを訂
    正できなかった再生データが存在する場合に、前記記録
    媒体の前記部分を再び高速再生して再生データを得るよ
    うに前記再生手段を制御すると共に再生データの誤り訂
    正を行うように前記誤り訂正手段を制御する制御手段
    と、 前記誤り訂正手段によって誤り訂正された再生データと
    共に誤り訂正の成否に関する情報を前記メモリ手段に記
    憶させ、再び再生データが得られた場合に、前記メモリ
    手段に記憶された誤り訂正の成否に関する情報に基づい
    て、一旦得られた再生データを再び得られた再生データ
    に書き換えるデータ書換制御手段と、を具備することを
    特徴とする前記装置。
  5. 【請求項5】 前記データ書換制御手段が、前記少なく
    とも2種類の誤り訂正符号のいずれを用いても誤りを訂
    正できなかった再生データを、再び得られた再生データ
    に書き換えることを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも2種類の誤り訂正符号
    が、2次元の誤り訂正ブロックにおける列訂正符号及び
    行訂正符号を含むことを特徴とする請求項4又は5記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも2種類の誤り訂正符号を用い
    て記録媒体に記録されたディジタル信号を標準速よりも
    高速で再生することが可能な装置において用いる半導体
    装置であって、 前記少なくとも2種類の誤り訂正符号を用いて再生デー
    タの誤り訂正を行う誤り訂正手段と、 誤り訂正された再生データを記憶すると共に、前記誤り
    訂正手段における誤り訂正の成否に関する情報を、前記
    少なくとも2種類の誤り訂正符号について所定のデータ
    単位毎に記憶するためのメモリ手段と、 前記記録媒体の一部分を高速再生して得られた再生デー
    タの誤り訂正を行うように前記誤り訂正手段を制御し、
    誤りを訂正できなかった再生データが存在する場合に、
    前記記録媒体の前記部分を再び高速再生して得られた再
    生データの誤り訂正を行うように前記誤り訂正手段を制
    御する制御手段と、 前記誤り訂正手段によって誤り訂正された再生データと
    共に誤り訂正の成否に関する情報を前記メモリ手段に記
    憶させ、再び再生データが得られた場合に、前記メモリ
    手段に記憶された誤り訂正の成否に関する情報に基づい
    て、一旦得られた再生データを再び得られた再生データ
    に書き換えるデータ書換制御手段と、を具備することを
    特徴とする前記半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記データ書換制御手段が、前記少なく
    とも2種類の誤り訂正符号のいずれを用いても誤りを訂
    正できなかった再生データを、再び得られた再生データ
    に書き換えることを特徴とする請求項7記載の半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも2種類の誤り訂正符号
    が、2次元の誤り訂正ブロックにおける列訂正符号及び
    行訂正符号を含むことを特徴とする請求項7又は8記載
    の半導体装置。
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