JP2001302450A - クレンジング材料 - Google Patents
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Abstract
レンジング効果を発揮すると共に、簡便に且つ素早くメ
イクアップ化粧料の除去ができるクレンジング材料を提
供する。 【解決手段】 粘度が25℃で200〜4000mPa
・sであり且つ50℃で100〜2000mPa・sで
あるエマルジョン化粧料を、シート材料に含浸させてシ
ート状のクレンジング材料を構成する。
Description
粧汚れに対しても優れたクレンジング効果を発揮すると
共に、簡便且つ迅速に水性メイクアップ化粧料及び油性
メイクアップ化粧料の双方を十分に除去できるクレンジ
ング材料に関する。
の密着性に優れ、耐水性及び耐皮脂性が高く、化粧くず
れしにくく、良好な化粧持ちを示すことが求められてい
る。特に、アイメイクアップ化粧料の一種であるマスカ
ラの場合、良好な化粧持ち(耐化粧落ち)を実現するた
めに、ミツロウ等の固形ワックス、アクリル樹脂等の皮
膜形成用樹脂あるいはその乳化物を使用して油性(耐水
性)マスカラとしたり、皮膜形成能を有するポリビニー
ルアルコール等の水溶性樹脂等を用いて水性マスカラと
したりすることが行われている。
く除去できるようにすることも求められており、そのた
めに様々なクレンジング材料が用いられている。例え
ば、油剤がその大部分を占めるクレンジングオイル、油
剤と水と活性剤で構成されるクレンジングクリームやク
レンジングゲル等の高粘度クレンジング剤やクレンジン
グミルクや乳液等の低粘度クレンジング剤が使用されて
いる。
ンジング剤の場合には、液だれ等により衣服や洗面台等
を汚すおそれがあり、使い勝手が満足できるものではな
いという問題がある。また、高粘度クレンジング剤の場
合には、クレンジング効果を発揮するまでに要する時間
が長すぎるという問題があった。更に、これらのクレン
ジング剤の場合、油性メイクアップ化粧料、例えば油性
(耐水性)マスカラ又は水性メイクアップ化粧料、例え
ば水性マスカラのいずれかを除去するように設計されて
おり、それらを良好な効率で同時に除去できるものでは
なかった。
スカラを同時に除去することを目的として、油相と水相
とに分離した二相系クレンジング剤も提案されている。
このタイプのクレンジング剤においては、油相が耐水性
マスカラの除去を担い、水相が水性マスカラの除去を担
っている。しかし、使用の際に手で激しく振り混ぜ、一
時的に見かけ上均質な分散液とし、それをコットンやテ
ィッシュ等に染み込ませてから拭き取るといった操作が
必要となるので簡便性に欠け、最適な使用量の調整も困
難である。
を不織布やコットン等のシート状支持体に含浸させ、包
袋中に内包した洗浄用材が提案されている(特開平8−
40826号公報、請求項1等)。
8−40826号公報に記載された洗浄用材の場合、シ
ート状支持体の内部で二相系クレンジング剤の油相と水
相とが分相し易く、そのためシート状支持体の上部と下
部あるいは表面と裏面との間でクレンジング性能が相違
し、結果的に洗浄用材の洗浄効果が低下する傾向があっ
た。
いた水性クレンジング剤をコットンや不織布等のシート
状支持体に含浸させたシート状クレンジング材料(特開
平11−49641号公報等)も提案されているが、操
作性や簡便性は優れるものの、油性(耐水性)マスカラ
に対する洗浄効果は不十分であった。
ても優れたクレンジング効果を発揮すると共に、簡便且
つ迅速に水性メイクアップ化粧料及び油性メイクアップ
化粧料の双方を十分に除去できるクレンジング材料を提
供することを目的とする。
度範囲のエマルジョン化粧料がそれ自体の安定性(液安
定性)に優れており、しかもシート材料に含浸させてシ
ート状のクレンジング材料を構成させた場合でも長期間
分離することなく保存安定性(含浸シート安定性)に優
れており、しかも、メイクアップ化粧料とりわけ油性
(耐水性)マスカラ及び水性マスカラに対して高い洗浄
力を有し、且つ操作性、簡便性に優れ、安定性が良好で
あることを見い出した。
4000mPa・sであり且つ50℃で100〜200
0mPa・sであるエマルジョン化粧料を、シート材料
に含浸させてなるクレンジング材料である。
マルジョン化粧料をシート材料に含浸させたものであ
る。
と水性成分とが均一に乳化した状態を有するので、本発
明のクレンジング材料は、油性マスカラ等の油性メイク
アップ化粧料だけでなく水性マスカラ等の水性メイクア
ップ化粧料を同時に除去する能力を有する。この場合、
エマルジョン化粧料はW/O型及びO/W型を含めてい
ずれのタイプでもよい。
粧料をシート材料に含浸させているので、本発明のクレ
ンジング材料は、操作性と簡便性とに優れたものにな
る。
料の粘度は、25℃で200〜4000mPa・s、好
ましくは500〜3000mPa・s、且つ50℃で1
00〜2000mPa・s、好ましくは100〜120
0mPa・sの範囲とする。25℃及び50℃のいずれ
かの温度における粘度が、この範囲を下回った場合(比
較的低粘度である場合)には、十分な液安定性が確保で
きず、また、この範囲を超えた場合(比較的高粘度であ
る場合)には、メイクアップ化粧料の除去性能が十分で
なくシート材料への含浸性も十分ではなく好ましくな
い。
料は、好ましくは油剤と水と界面活性剤とを少なくとも
含有する。
少なすぎると油性メイクアップ化粧料に対する洗浄効果
が十分に得られず、多すぎると拭き取り後の肌感触が油
っぽくなってしまうので、好ましくは10〜80重量
%、より好ましくは20〜70重量%である。
すぎると水性メイクアップ化粧料の洗浄効果が十分に得
られず、多すぎると油性メイクアップ化粧料に対する洗
浄効果が十分に得られないので、好ましくは10〜80
重量%、好ましくは20〜70重量%である。
量は、少なすぎるとエマルジョン化粧料のシート材料中
での乳化安定性が不十分になり、多すぎると拭き取り後
の肌感触がべたつく感じになるので、好ましくは0.5
〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%であ
る。
は、広く一般に化粧料原料として使用されている油剤を
使用することができる。二種以上の油剤を組み合わせて
使用することもできる。油剤の具体例としては、流動パ
ラフィン、スクワラン等の炭化水素類、ステアリルアル
コール、セチルアルコール、オレイルアルコール等の高
級アルコール類、オレイン酸、リノール酸等の脂肪酸
類、イソステアリルオクチルエーテル、セチル−1−メ
チルプロピルエーテル、セチル−1,3−ジメチルブチ
ルエーテル等のジアルキルエーテル類、ミリスチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル等の脂肪酸エス
テル類、脂肪酸トリグリセライド類、環状シリコーン、
低重合鎖状のジメチルポリシロキサン等のシリコーン類
等が挙げられる。
としては、広く一般に化粧料原料として使用されている
界面活性剤を使用することができる。二種以上の界面活
性剤を組み合わせて使用することもできる。界面活性剤
の具体例としては、非イオン性界面活性剤、例えば、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル類やショ糖脂肪酸エ
ステル類、脂肪酸モノグリセライド類、ソルビタン脂肪
酸エステル及びそのポリオキシアルキレン付加型、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油及びその脂肪酸エステル、
ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル系等; 陰イオン
性界面活性剤、例えば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸系、タウレート
系、イセチオネート系、α−オレフィンスルホン酸系等
のサルフェート系界面活性剤やスルホネート系界面活性
剤、カルボキシレート系としては脂肪酸石鹸、エーテル
カルボン酸系界面活性剤、アシル化アミノ酸系界面活性
剤等が挙げられ、ホスフェート系としては、アルキルリ
ン酸エステル系界面活性剤等; 両性界面活性剤として
は、カルボベタイン系、ホスホベタイン系、スルホベタ
イン系、イミダゾリニウムベタイン系等が挙げられる。
するために必要に応じ水性増粘剤及び油性増粘剤の少な
くともいずれかを含有させることができる。
ン、キサンタンガム、デンプン、グアーガム、アラビア
ガム、ローカストビーンガム、グルコマンナン、ペクチ
ン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース又はその
塩、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボ
キシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙
げられる。
ックス、ミツロウ、ポリエチレン、パラフィン、ワック
ス、木ロウ等の高分子物質やワックス; マグネシウム
ステアレート、アルミニウムステアレート等の金属石
鹸; 無水ケイ酸、親油化処理したベントナイト等の無
機系ゲル化剤; ポリアミド、アミノ酸誘導体、デキス
トリン高級脂肪酸エステル、親油性ショ糖脂肪酸エステ
ル等の有機系ゲル化剤;ジアルキルリン酸金属塩等が挙
げられる。
使用されている溶剤、保湿剤等の各種添加剤を必要に応
じて配合することができる。
浸させるシート材料としては、クレンジングに適した良
好な肌感触の公知のシート材料を使用することができ、
例えば、セルロース不織布、レーヨン不織布、ポリエス
テルアセテート不織布等の不織布や天然コットンシート
等を使用することができる。不織布の場合、肌感触の点
から水流交絡法により得られるものが好ましい。これら
は二種以上の繊維素材を組み合わせたシート材料や、二
種以上のシートを重ね合わせ又は貼り合わせたシート材
料であってもよい。中でも、25℃で200〜4000
mPa・s且つ50℃で100〜2000mPa・sと
いう粘度のエマルジョン化粧料を、迅速に含浸できると
ともに、含浸したエマルジョン化粧料の安定性に優れて
いるシート材料を使用することが好ましい。
材料の好ましい例としては、セルロース、レーヨンを含
むセルロース系繊維とPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)を含む
ポリエステル系繊維とを組み合わせて得られる不織布が
挙げられる。これらの繊維の比は、シート材料の良好な
肌感触と適度な弾性とを得る観点から、セルロース系繊
維/ポリエステル系繊維=50/50〜90/10の範
囲とすることが好ましい。
材料としては、エマルジョン化粧料を良好に保持できる
ようにするために、NMR法で測定されたセルロース含
量が好ましくは30重量%以上、より好ましくは50重
量%以上のものが好ましい。
たりの重量)は、小さすぎると保形性が不十分となり、
大きすぎると柔軟性に欠け、操作性が低下するので、好
ましくは20〜120g/m2、より好ましくは30〜
100g/m2である。
定による平均繊度は、汚れの掻き出し性及び肌感触を良
好な状態に保つために、好ましくは5d(デニール)以
下、より好ましくは3d以下である。
度合いを示す指標となるドライ時の反射率が45%以上
のものを使用することが、肌感触や汚れの掻き出し性や
保形成等の点から好ましい。ここで、反射率は、分光カ
ーブ・反射率モードに設定した色差計(SZ−Σ80、
日本電色工業製/測定条件: 30mmφレンズ、試料
台、光源C/2、測定波長500nm)を用いて複数回
(例えば5〜10回)の測定を行い、その平均値として
求めることができる。
て使いやすい形状、大きさ及び厚さであることが好まし
く、例えば、一辺もしくは直径が5〜10cm程度の正
方形、長方形、円形、楕円であり、厚さは0.2〜4m
m程度が好ましい。
ジョン化粧料の量は、好ましくは1〜10g、特に好ま
しくは2〜5gである。
に、エマルジョン化粧料をノズルから滴下することによ
り塗布、あるいはスプレーし、その後放置してシート材
料に十分に含浸させることにより製造することができ
る。
通常、一枚づつ、もしくは複数枚を重ねて袋に密封して
使用に供する。使用時には、袋を開封し、中からシート
状のクレンジング材料を取り出し、油性メイクアップ化
粧料、水性メイクアップ化粧料の区別なく、メイクアッ
プ化粧料を除去したい皮膚に押し当て、メイクアップ化
粧料を拭き取るように使用する。これにより、種々のタ
イプの化粧汚れに対しても優れたクレンジング効果を発
揮すると共に、簡便且つ迅速に水性メイクアップ化粧料
及び油性メイクアップ化粧料の双方を十分に除去でき
る。
しても、シート材料に含浸させたエマルジョン化粧料が
分離することなく、保存安定性に優れている。具体的に
は、50℃で1ヶ月保存した場合でもエマルジョン化粧
料の分離が実質的に見られない。ここで、「分離が実質
的に見られない」とは、後述する実施例の条件に従って
クレンジング材料の含浸シート安定性を評価したとき
に、水分量の差が30%未満であることをいう。
る。
例3〜6 表1に示す組成のクレンジング用エマルジョン化粧料
(W/O型エマルジョン)を常法により調製し、その粘
度を測定し、また、エマルジョン自体の液安定性を以下
に説明するように評価した。
2gをシート材料(レーヨン/PET=70/30の不
織布、坪量70g/m2、サイズ5×10cm、繊度
1.5d)に含浸させることにより実施例1〜4及び比
較例1〜2のシート状のクレンジング材料を作製した。
クレンジング材料について、シート材料へのエマルジョ
ン化粧料の含浸しやすさ(含浸性)、水性メイクアップ
化粧料として水性マスカラ及び油性メイクアップ化粧料
として油性マスカラに対する洗浄性、使用時の操作性/
簡便性、クレンジング材料の含浸シート安定性、ふき取
り後の肌感触を以下に説明するように試験し評価した。
得られた結果を表2に示す。
製品(比較例3〜6)について、水性マスカラ及び油性
マスカラに対する洗浄性、使用時の操作性/簡便性、拭
き取り後の肌感触について同様に評価した。
クレンジングシート(アイメーキャップリムーバー
(P)、資生堂社製) 比較例4 W/O型乳化クレンジングクリーム(ポンズ
コールドクリーム、日本リーバ社製) 比較例5 二相分離型液状クレンジングタイプ(アイメ
イクオフ、カネボウ社製) 比較例6 界面活性剤含有クレンジングコットンシート
(ビオレメイク落とし(ふくだけコットン)、花王社
製) (粘度)120mlの広ロガラス瓶にエマルジョン化粧
料約100gを入れ、一定温度(25℃又は50℃)に
保持した水浴に、瓶の蓋以外の全体が浸るように沈め、
その状態で2時間保持した。2時間経過後、直ちにガラ
ス瓶を水浴から引き上げ、No.3のローターを取り付
けたB型粘度計(型式BM、(株)東京計器社製)にセ
ットし、30r.p.m.で1分間の粘度測定を行った。表示
された数値に、測定条件の乗数(40)を乗し、その温
度における粘度(mPa・s)を求めた。
料を、マルエムスクリュー管(No.5)に液面の高さ
が40mmになるまで充填した後に蓋を閉め、50℃の
保存庫に1ヶ月保存した後、保存庫から取り出し、室温
に戻した。その時のエマルジョン化粧料の管内上部又は
下部の分離状態を定規で測定し、以下の基準により評価
した。
大きさのシート状のクレンジング材料を二つ折りして5
cm×5cmの大きさにした。このクレンジング材料1
0枚を重ねて重量を測定した。次に、各クレンジング材
料を9cm×12cmの大きさのアルミピローに入れ、
密封し、クレンジング材料が水平面に対し垂直となるよ
うに、50℃の恒温室に縦置きで保存した。その状態を
1ヶ月保持した後、シート状のクレンジング材料をアル
ミピローから取り出し、はさみで上下半分に切断し、別
々の蓋付き容器に入れ、重量(A)を測定した。
薬特級エタノール(99.5%)に和光純薬工業(株)
のモレキュラーシーブスを適量添加することにより水分
0.1%以下の脱水エタノールを調製し、その約8g
(B)を正確に秤とり、それぞれの容器に投入した。切
断されたクレンジング材料と脱水エタノールが入った容
器を、タッチミキサー(MT−31型、ヤマト科学社
製)で1分間攪拌し、更に超音波洗浄器(US−1,
(株)エスエヌディ製)で20分間、40℃で超音波処
理した。処理後、室温まで冷却した後、マイクロシリン
ジ(MS−N100)で約100μlを秤取り、水分測
定装置(AQ−6型、平沼産業(株)製)に試料重量を
インプットした後に、水分量(C%)を測定した。測定
後、容器からシート状のクレンジング材料を取り出し、
洗浄剤を用いて水洗した。室温で十分に乾燥させた後、
乾燥したシート状のクレンジング材料の重量(D)を測
定し、以下の式に従って水分量(%)を求めた。
100)÷(A−D)×100
求められた水分量(%)の差を指標として、クレンジン
グ材料の含浸シート安定性を以下の基準に従って評価し
た。
にエマルジョン化粧料を1.1g含浸させた時の含浸し
やすさについて以下の基準に従って評価した。
ランコム製デフィニシル ノワール アンフィニのマス
カラを用い、油性メイクアップ化粧料としてメイベリン
社製メイベリンダイアルマスカラブラックを用い、それ
ぞれのマスカラ(約20mg)をスライドガラス上の半
径約2cmの円内に塗布し、一昼夜放置して乾燥させ
た。
ドガラスを置き、色彩色差計(CR−300,ミノルタ
社製)で測色し、色度(E0)を求めた。次にマスカラを
塗布したスライドガラスを置き、洗浄前のマスカラ汚れ
を測色し、色度(E1)を求めた。そして、シート状の
クレンジング材料(実施例1〜4、比較例1〜3及び比
較例6)をマスカラ汚れにのせ、5秒間軽く押さえてか
ら同じクレンジング材料で10回拭き取り、始めに測色
した場所を再度測色し、色度(E2)を求め、以下の式
に従って洗浄率(%)を求めた。洗浄率の数値が100
に近いほど洗浄性が良好であることを示している。
E1))×100
ンジングクリームの場合には、マスカラ汚れに対し0.
02gを塗布し、指で10回マッサージして汚れを浮か
せ、ティッシュペーパーで拭き取った後に色度(E2)
を求めた。比較例5の二相系の場合は、花王(株)社製
の花王ソフィーナコットンパフによく振り混ぜてから
0.5gを取り、マスカラ汚れにシートをのせ、5秒間
軽く押さえてから10回拭き取った後に色度(E2)を
求め、上述の式に従って洗浄率(%)を求めた。
使用した水性マスカラと油性マスカラとを、5人の専門
パネラーのまつ毛に片方ずつ塗布してもらい、6時間乾
燥させた。乾燥後、それぞれの態様に適した使用方法に
よりメイクアップ化粧料を落としてもらった。その時の
操作性と簡便性について以下の基準で評価し、5人のパ
ネラーの評点の平均値を求めた。
水性マスカラと油性マスカラとを、5人の専門パネラー
のまつ毛に片方ずつ塗布してもらい6時間乾燥させた。
乾燥後、シート状のクレンジング材料でメイクアップ化
粧料を落としてもらった。その時の拭き取り後の肌感触
を下記の基準で評価し、5人のパネラーの評点の平均で
判定した。
状のクレンジング材料は、いずれの評価項目についても
良好な結果を与えた。特に、水性マスカラ及び油性マス
カラのいずれに対しても良好な洗浄性を示した。
ン化粧料の粘度が25℃で200mPa・sを下回る
と、エマルジョン化粧料自体の液安定性が十分でなく、
それをシート材料に含浸させて作製したシート状のクレ
ンジング材料の含浸シート安定性も不十分であった。ま
た、エマルジョン化粧料の粘度が25℃で4000mP
a・sを上回ると、エマルジョン化粧料をシート材料に
含浸させることが困難となった。
材料の場合には、いずれも水性マスカラ又は油性マスカ
ラのいずれかに対する洗浄性が不十分であった。
シート材料に含浸させた本発明のクレンジング材料によ
れば、どんなタイプの化粧汚れに対しても優れたクレン
ジング効果を発揮すると共に、油性であるか水性である
かに関わりなくメイクアップ化粧料の除去が、良好な操
作性と簡便性で可能となる。
Claims (4)
- 【請求項1】 粘度が25℃で200〜4000mPa
・sであり且つ50℃で100〜2000mPa・sで
あるエマルジョン化粧料を、シート材料に含浸させてな
るクレンジング材料。 - 【請求項2】 シート材料が、30重量%以上のセルロ
ース含量と20〜120g/m2の平均坪量とを有し、
且つ平均繊度5d以下の繊維から構成されている請求項
1記載のクレンジング材料。 - 【請求項3】 エマルジョン化粧料が、油剤10〜80
重量%、水10〜80重量%及び界面活性剤0.5〜1
0重量%を含有する請求項1又は2記載のクレンジング
材料。 - 【請求項4】 更に、水性増粘剤及び油性増粘剤のいず
れかを少なくとも含有する請求項1〜3のいずれかに記
載のクレンジング材料。
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