JP2001302074A - 画像記録装置および記録媒体 - Google Patents

画像記録装置および記録媒体

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JP2001302074A
JP2001302074A JP2000119226A JP2000119226A JP2001302074A JP 2001302074 A JP2001302074 A JP 2001302074A JP 2000119226 A JP2000119226 A JP 2000119226A JP 2000119226 A JP2000119226 A JP 2000119226A JP 2001302074 A JP2001302074 A JP 2001302074A
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cutting
ink
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JP2000119226A
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English (en)
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Toyoaki Sugaya
豊明 菅谷
Katsuichi Kawabata
勝一 川端
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カット手段が常に清潔な状態となる画像記録
装置および記録媒体を提供することを課題とする。 【解決手段】 記録媒体1に対してインクを噴射して記
録を行う記録ヘッドと、記録後の記録媒体1を切断する
カット手段5と、記録媒体1の画像が記録された部位を
カット手段5で切断するようにカット位置を制御する制
御手段と、カット手段5を清掃するクリーニングパット
(清掃手段)49とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置およ
び記録媒体に関し、さらに詳しくは、カット手段が常に
清潔な状態となる画像記録装置および記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の画像記録装置の構成図で
ある。図において、ロール状に巻回された記録媒体10
00は、搬送手段としてのローラ対1003によって、
矢印I方向に挟持搬送されるようなっている。
【0003】ローラ対1003の下流には、記録媒体1
000の幅方向に対してインクを噴射して記録を行う記
録手段1020が設けられている。本従来例の記録手段
1020は、インクを噴射する記録ヘッド1021と、
記録ヘッド1021を記録媒体1000の搬送方向に対
して直交する方向(記録媒体1000の幅方向:図にお
いて紙面に対して垂直な方向)に搬送するキャリッジ1
002とからなっている。
【0004】又、記録手段1020の下流には、記録媒
体1000上に噴射されたインクを乾燥させるインク乾
燥手段1007が設けられている。更に、記録媒体10
00の画像記録面と反対側の面側には、記録手段102
0と対向し、記録媒体1000を吸引して画像記録時の
記録媒体1000の浮き上がりを防止する吸引手段10
06が設けられている。
【0005】インク乾燥手段1007の下流側には、記
録媒体1000を切断するカット手段としてのカッタ1
005及び切断された記録媒体1000を収納する排紙
皿1008が設けられている。
【0006】次に、上記構成の動作を説明する。キャリ
ッジ1002が記録媒体1000の幅方向へ移動するこ
とにより、記録媒体1000上には幅方向にライン状の
画像が記録される。
【0007】ライン状の画像が記録されたならば、ロー
ラ対1003が駆動され、記録手段1020が所定量矢
印I方向へ移動する。そして、また、キャリッジ100
2が記録媒体1000の幅方向へ移動することにより、
記録媒体1000上に幅方向のライン状の画像が記録さ
れる。
【0008】これを繰返すことにより、記録媒体100
0上に1つの画像が記録される。1つの画像の記録が完
了したならば、ローラ対1003により、記録された画
像の終端がカッタ1005に対向する位置まで記録媒体
1000が矢印I方向に送り出される。
【0009】そして、カッタ1005が画像の終端を切
断し、シート状の記録媒体1000が排紙皿1008上
に載置される。記録媒体1000の切断後、ローラ対1
003が、先程とは逆方向に回転し、記録媒体1000
の先端が記録手段1020に対向する位置まで引き戻さ
れ、次の画像記録が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の画
像記録装置において、図18(a)に示すように、記録
媒体1000の記録範囲Aにのみインクを噴射して画像
記録を行い、画像と画像との間に画像が記録されていな
い空白部を切断する場合には、カッタ(カット手段)1
005は汚れない。
【0011】しかし、図18(b)に示すように、記録
媒体1000の端よりはみ出してインクを噴射して画像
記録を行ない(所謂ふちなしプリント)、画像と画像と
の境界線lの前後を切断する場合には、インクが完全に
乾燥していない状態の画像記録部分を切断するので、カ
ッタ(カット手段)1005にインクが付着し、カッタ
1005が汚れる問題点がある。
【0012】一方、このカッタ1005の汚れを防止す
るために、インクを完全に乾燥させるためにインク乾燥
手段1007乾燥能力を大きくすると、装置がの大型化
し、コストもアップするという別の問題点が発生する。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、装置が大型化せず、低コストで、カ
ット手段が常に清潔な状態となる画像記録装置および記
録媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、記録媒体に対してインクを噴射して
記録を行う記録ヘッドと、記録後の前記記録媒体を切断
するカット手段と、前記記録媒体の画像が記録された部
位を前記カット手段で切断するようにカット位置を制御
する制御手段と、前記カット手段を清掃する清掃手段と
を備えたことを特徴とする画像記録装置である。
【0015】前記カット手段を清掃する清掃手段を備え
たことにより、カット手段を常に清潔な状態とすること
ができる。請求項2記載の発明は、記録媒体に対してイ
ンクを噴射して記録を行う記録ヘッドと、記録後の前記
記録媒体を切断するカット手段と、前記カット手段を清
掃する清掃手段と、第1の記録モード時には前記記録媒
体の画像が記録された部位を前記カット手段で切断する
ように、第2の記録モード時には前記記録媒体の画像と
画像との境界の画像が記録されていない部位を前記カッ
ト手段で切断するようにカット位置を制御すると共に、
前記第1のモード時には前記清掃手段を作動させる制御
部とを備えたことを特徴とする画像記録装置である。
【0016】前記カット手段を清掃する清掃手段を備え
たことにより、記録媒体の画像が記録された部位をカッ
トしてもカット手段を常に清潔な状態とすることができ
る。また、制御手段は、画像が記録された部位を切断す
る第1のモード時にのみ、前記清掃手段を作動させるこ
とにより、即ち、カット手段の清掃が必要なときのみ清
掃手段を作動させることにより、画像記録装置の処理速
度が速くなる。
【0017】請求項3記載の発明は、前記記録ヘッドは
前記記録媒体の端よりはみ出してインクを噴射し、前記
記録媒体の端よりはみ出したインクを受けるインク受け
手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
画像記録装置である。
【0018】前記記録媒体の端よりはみ出したインクを
受けるインク受け手段を設けたことにより、ふちなし画
像記録を行っても、画像記録装置や記録媒体が汚れな
い。請求項4記載の発明は、記録媒体に対してインクを
噴射して記録を行う記録ヘッドと、記録後の前記記録媒
体を切断するカット手段とを備え、前記記録媒体の画像
が記録された部位を前記カット手段で切断する画像記録
装置に用いられる記録媒体であって、ベースと、インク
を受けるインク受像層との間に、インク溶剤吸収層を設
けたことを特徴とする記録媒体である。
【0019】ベースと、インクを受けるインク受像層と
の間に、インク溶剤吸収層を設けたことにより、噴射さ
れたインクの色材がインク受像層に吸収されると共に、
インク溶剤がインク溶剤吸収層で吸収され、インク色材
とインク溶剤とが分離し、カット手段が画像部分を切断
しても、カット手段が汚れず、カット手段を常に清潔な
状態とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態例 最初に、第1の実施の形態例の画像記録装置の全体構成
を示す斜視図である図1、図1の矢印III正面から見
た断面構成図である図2を用いて、本実施の形態例の機
械的全体構成を説明する。
【0021】図において、ロール状に巻回された記録媒
体1は、搬送手段としてのローラ対3によって、矢印I
I方向に挟持搬送されるようなっている。尚、ローラ対
3は図示しない駆動手段(後述するローラ駆動モータ3
1)によって、駆動される。
【0022】ローラ対3の下流には、記録媒体1の搬送
方向(矢印II方向)の略直交する方向(記録媒体1の
幅方向)に対してインクを噴射して記録を行う記録手段
2が設けられている。
【0023】記録手段2において、記録媒体1の幅方向
に設けられたガイドバー23には、記録媒体1に対して
インクを噴射するキャリッジ20が移動可能に係合して
いる。
【0024】ガイドバー23の両端部には、プーリ25
がそれぞれ配置され、プーリ25間にはワイヤ24が巻
回されている。そして、ワイヤ24とキャリッジ20と
は連結され、一方のプーリ25は図示しない駆動手段
(後述するキャリッジ駆動モータ26)により回転駆動
されるようになっている。
【0025】従って、プーリ25が駆動されることによ
り、キャリッジ20はガイドバー23に沿って移動する
こととなる。尚、本実施の形態例では、ガイドバー23
は、キャリッジ20が記録媒体1の搬送方向に対して略
直交する方向の端よりはみ出してインクを噴射できるよ
うな長さに設定されている。
【0026】そして、記録手段2には、ガイドバー23
に沿って移動するキャリッジ20の位置を検知するリニ
アエンコーダ(図示せず)97が設けられている。更
に、記録媒体1の画像記録面と反対側の面には、記録手
段2と対向し、記録媒体1を吸引して画像記録時の記録
媒体1の浮き上がりを防止する吸引手段6と、記録媒体
1の搬送方向に対して略直交する方向の端よりはみ出し
て噴射されたインクを受けるインク受け手段200とが
設けられている。
【0027】記録手段2の下流には、記録媒体1の搬送
方向と略直行する方向に記録媒体1を切断するカット手
段5が設けられている。カット手段5は、記録媒体1の
幅方向において記録媒体1を挟むように配置された一組
のプーリ52と、プーリ52間に巻回されたワイヤ51
と、ワイヤ51に設けられたかみそり刃50とからなっ
ている。又、一組のプーリ52のうちの一方のプーリ5
2は図示しない駆動手段(後述するカッター駆動モータ
53)により駆動されるようになっている。
【0028】従って、プーリ52が駆動されることによ
り、かみそり刃50は記録媒体1の幅方向に移動しなが
ら記録媒体1を切断し、シート状の記録媒体12とす
る。さらに、カット手段5には、かみそり刃50の清掃
を行なう清掃手段としてのクリーニングパット49が両
サイドに設けられている。
【0029】このクリーニングパット49にかみそり刃
50が接触すると、かみそり刃50に付着したインク等
の異物が除去されるようになっている。カット手段5の
下流側には、切断されたシート状の記録媒体12が積載
される排紙皿8が設けられている。 (キャリッジ20)キャリッジ20の斜視図である図
3、図3の矢印IV方向から見た図である図4、図3の
矢印V方向から見た図である図5を用いて、キャリッジ
20の詳細な説明を行う。
【0030】キャリッジ20には、Y(黄色)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック:黒)の各色の
インクが貯留されるYインクタンク221、Mインクタ
ンク222、Cインクタンク223、Kインクタンク2
24及び、各インクタンク222〜224からのインク
を噴射するY記録ヘッド211、M記録ヘッド212、
C記録ヘッド213、K記録ヘッド214が設けられて
いる。
【0031】各記録ヘッド211〜214にはインクが
出射する複数のノズル2111、2121、2131、
2141が設けられている。尚、本実施の形態例では、
Yインクタンク221と、Y記録ヘッド211とが、
又、Mインクタンク222と、M記録ヘッド212と
が、又、Cインクタンク223と、C記録ヘッド213
とが、更に、Kインクタンク224と、K記録ヘッド2
14とが一体となったカートリッジ形式とした。 (吸引手段6)吸引手段6の斜視図である図6及び図6
の断面構成図である図7を用いて説明する。
【0032】吸引手段6は、記録媒体1と対向する面
に、一定間隔で複数の吸引穴61が形成された箱体60
と、箱体60内に設けられた2つの記録媒体吸引ファン
62a、62bとからなっている。
【0033】記録媒体吸引ファン62a、62bが駆動
されることによって、箱体60内が負圧となり吸引穴6
1が設けられた面に記録媒体が吸着し、記録媒体1の浮
き上がりが防止される。 (カットマーク検知センサ99)カットマークの一例を
説明する図8及びカットマーク検知センサ99の構成図
である図9を用いて説明する。
【0034】本実施の形態例では、ふちあり画像記録を
行う場合には、図8(a)に示すように画像(第1の画
像)と画像(第2の画像)との間にカットマーク11
(11a、11b、……)を記録するようになってい
る。
【0035】また、ふちなし画像記録を行う場合には、
図8(b)に示すように、記録手段2が記録媒体1に画
像を記録すると、画像(第1の画像)と画像(第2の画
像)との境界線l上にカットマーク11(11a、11
b、……)を記録するようになっている。
【0036】カットマーク検知センサ99は、図9に示
すように、記録媒体1の画像記録面上に光を出射する発
光ダイオード991と、記録媒体1上で反射した光を検
知するフォトトランジスタ992とからなっっている。 (インク受け手段200)インク受け手段を説明する図
10において、記録手段としてのキャリッジ20は、記
録媒体1の搬送方向と略直交する方向の端よりはみ出し
てインクを吐出する機能を有している。
【0037】記録媒体1の両側部には、記録媒体1をは
み出して吐出されたインクを受けるインク受け2101
が設けられている。そして、インク受け2101の内部
は、インク吸収フィルタ2102を介して吸引手段6の
吸引ファン6aによって吸引されるようになっている。 (電気的構成及び動作)本実施の形態例の画像記録装置
の電気的構成を説明するブロック図である図11を用い
て説明する。
【0038】図において、100は本実施の形態例の画
像記録装置で記録する画像のデータ(画像の記録サイズ
等のパラメータ、YMCKに色分解された画像データ)
を保存しているホストコンピュータである。ホストコン
ピュータ100から送出される画像データはインターフ
ェース部91を介して本実施の形態例の画像記録装置の
取り込まれる。
【0039】92は取り込んだ画像データを一時格納す
る画像メモリ部、93は多値画像階調を表現するための
誤差拡散処理部、94は画像メモリ上の画像データの並
びと画像記録時の出力順序を変換するデータ並び替え処
理部、95は各記録ヘッド211〜214を駆動する記
録ヘッドドライバである。
【0040】98はリニアエンコーダ97からの信号を
取り込み、インクの出射タイミングのパルス信号を生成
し、画像メモリ92、誤差拡散処理部93、データ並び
替え処理部94、記録ヘッドドライバ95へ供給するイ
ンク出射タイミング生成部、9は各種制御を行うCPU
等からなる制御部である。
【0041】101は操作者が制御部9に対して第1の
記録モード(記録媒体1の端よりはみ出してインクを噴
射し、ふちなし画像を記録するモード記録)か、第2の
記録モード(記録媒体1の記録範囲のみインクを噴射
し、ふちあり画像を記録するモード)かを指示する操作
部である。 (動作)図11を参照して、動作を説明する。
【0042】操作者が操作部101を介して第1の記録
モード(ふちなし画像記録)、第2の記録モード(ふち
あり画像記録)のどちらかを指示すると、それに応じて
制御部9は以下の動作を行う。 第1の記録モードの場合 (1)制御部9は、ホストコンピュータ100からの画
像データ転送に先立ち、カットマーク11を記録するた
めの所定データを画像メモリ92に書き込む。 (2)ホストコンピュータ100より記録すべき1つめ
の画像に関する、記録サイズ等の画像パラメータが転送
される。
【0043】画像パラメータはインターフェース部91
を介し、制御部9に転送される。 (3)画像パラメータに続き、ホストコンピュータ10
0より1つめの画像データが転送開始される。画像デー
タはインターフェース部91を介し、画像メモリ92に
転送される。
【0044】画像メモリ92に所定量(一走査分)のデ
ータが格納されると、制御部9は以下に説明する一連の
動作を開始する。 (4)制御部9は、モータドライバ63を作動し、吸引
手段6の記録媒体吸引ファン62a、62bを駆動す
る。 (5)制御部9は、モータドライバ32を作動し、駆動
モータ31を駆動してローラ対3を回転させて、記録媒
体1を所定の記録開始位置まで搬送する。
【0045】本実施の形態例では、ふちなし画像記録を
行うので、記録媒体1の搬送方向の端(前端)をはみ出
して画像記録できる位置である。 (6)制御部9は、モータドライバ27を作動し、キャ
リッジ駆動モータ26を駆動する。キャリッジ駆動モー
タ26は、プーリ25、ワイヤ24を介し、記録ヘッド
21を搭載したキャリッジ20をガイドバー23に沿っ
て、記録媒体1の搬送方向に対し略直交する方向に移動
させる。
【0046】キャリッジ20の移動に伴い、キャリッジ
20の移動方向に沿って設けられたリニアエンコーダ9
7は、キャリッジ20が所定量移動するごとにパルス信
号を発生し、このパルス信号はインク射出タイミング生
成部98に入力される。インク射出タイミング生成部9
8は、パルス信号を元にタイミング信号を生成し、画像
メモリ92、誤差拡散処理部93、データ並び替え処理
部94、記録ヘッドドライバ95に供給する。
【0047】これにより、画像メモリ92から記録すべ
き画像のデータが順次読み出され、誤差拡散処理部9
3、データ並び替え処理部94を経て記録ヘッドドライ
バ95に入力され、画像データに応じた信号がキャリッ
ジ20の移動と同期して記録ヘッド21に供給され、記
録ヘッド21に設けられたノズル2111〜2141か
らY、M、C、Kのインクが記録媒体1に向けて射出さ
れ、記録媒体1上に画像が形成される。
【0048】この時、記録媒体1の搬送方向と略直交す
る方向の端よりはみ出す位置まで画像記録を行う。 (7)キャリッジ20が記録画像のサイズに応じた所定
量移動すると、制御部9はキャリッジ駆動モータ26を
停止し、キャリッジ20を停止する。インクの射出も停
止する。 (8)制御部9は、モータドライバ32を作動し、ロー
ラ駆動モータ31を駆動してローラ対3を回転させて、
記録媒体1を後述の所定量だけ搬送する。 (9)記録媒体1の所定量の搬送が終了すると、制御部
9は、モータドライバ27を作動し、キャリッジ駆動モ
ータ26を前回と逆方向に回転し、キャリッジ20を前
回と逆方向に移動する。以下、前回と同様に、キャリッ
ジ20の移動に同期して記録ヘッドよりインクが射出さ
れ、記録媒体1上に画像が形成される。
【0049】以下、(7)(8)(9)を繰り返し、第
1の画像を形成してゆく。 (10)一方で、ホストコンピュータからは、画像デー
タの転送が並行して行われ、インターフェース部91を
介して画像メモリ92に順次格納されていく。画像メモ
リ内の既に画像記録された画像データが格納されている
エリアは、空き領域として、新しい画像データが上書き
され、前のデータは消失する。
【0050】万一、ホストコンピュータ100からの画
像データ転送が間に合わず、画像メモリ92に転送・格
納された未記録画像データが所定量以下になってしまっ
た場合は、制御部9はこれを検知して、格納データが所
定量以上となるまで、キャリッジ20の移動を開始しな
い。
【0051】逆に、ホストコンピュータ100からの画
像データ転送が速く、画像メモリに空き領域がなくなっ
てしまうか、所定量以下になった場合は、画像の記録が
進み、所定量以上の空き領域ができるまで、ホストコン
ピュータ100からの画像データ転送を一時停止する。 (11)ホストコンピュータ100から第1の画像デー
タが全て転送されると、制御部9は画像メモリ92上の
第1の画像データの末尾に続けて、次に形成する第2の
画像との境界線l上に図8(b)に示すようなカットマ
ーク11を記録するための所定データを書き込む。 (12)(2)〜(10)を繰返し、第2の画像を形成
する。 (13)制御部9は、第2の画像が記録されたならば、
モータドライバ32を作動し、ローラ駆動モータ31を
駆動してローラ対3を回転し、第1の画像と第2の画像
との境界線lをカット手段5方向へ搬送する。 (14)制御部9は、ローラ対3の回転中に、カットマ
ーク検知センサ99によりカットマーク11を検出する
と、境界線lの前後の切断予定位置のうちの前方の切断
予定位置がカット手段5の切断位置に来るように、ロー
ラ対3の回転を停止する。 (15)制御部9は、モータドライバ54を作動し、カ
ッター駆動モータ53を駆動してプーリ52を回転し、
ワイヤ51を介してかみそり刃50を記録媒体1の搬送
方向と垂直の方向に移動し、境界線lの前方の切断予定
位置を切断する。
【0052】この第1の記録モードの際には、かみそり
刃50はインクが完全に乾燥していない状態の画像記録
部分を切断するので、制御部9はかみそり刃50がクリ
ーニングパット49に接触させ、かみそり刃50の清掃
を行う。 (16)制御部9は、モータドライバ32を作動し、ロ
ーラ駆動モータ31を駆動してローラ対3を回転し、境
界線lの前後の切断予定位置のうちの後方の切断予定位
置がカット手段5の切断位置に来ると、ローラ対3の回
転を停止する。 (17)制御部9は、モータドライバ54を作動し、カ
ッター駆動モータ53を駆動してプーリ52を回転し、
ワイヤ51を介してかみそり刃50を記録媒体1の搬送
方向と垂直の方向に移動し、境界線lの後方の切断予定
位置を切断する。
【0053】(15)のときと同様に、かみそり刃50
はインクが完全に乾燥していない状態の画像記録部分を
切断するので、制御部9はかみそり刃50がクリーニン
グパット49に接触させ、かみそり刃50の清掃を行
う。 (18)切断された第1の画像が形成された記録媒体1
2は、排紙皿8の積載される。 第2の記録モードの場合 (1)制御部9は、ホストコンピュータ100からの画
像データ転送に先立ち、カットマーク11を記録するた
めの所定データを画像メモリ92に書き込む。 (2)ホストコンピュータ100より記録すべき1つめ
の画像に関する、記録サイズ等の画像パラメータが転送
される。
【0054】画像パラメータはインターフェース部91
を介し、制御部9に転送される。 (3)画像パラメータに続き、ホストコンピュータ10
0より1つめの画像データが転送開始される。画像デー
タはインターフェース部91を介し、画像メモリ92に
転送される。
【0055】画像メモリ92に所定量(一走査分)のデ
ータが格納されると、制御部9は以下に説明する一連の
動作を開始する。 (4)制御部9は、モータドライバ63を作動し、吸引
手段6の記録媒体吸引ファン62a、62bを駆動す
る。 (5)制御部9は、モータドライバ32を作動し、ロー
ラ駆動モータ31を駆動してローラ対3を回転させて、
記録媒体1を所定の記録開始位置まで搬送する。 (6)制御部9は、モータドライバ27を作動し、キャ
リッジ駆動モータ26を駆動する。キャリッジ駆動モー
タ26は、プーリ25、ワイヤ24を介し、記録ヘッド
21を搭載したキャリッジ20をガイドバー23に沿っ
て、記録媒体1の搬送方向に対し略直交する方向に移動
させる。
【0056】キャリッジ20の移動に伴い、キャリッジ
20の移動方向に沿って設けられたリニアエンコーダ9
7は、キャリッジ20が所定量移動するごとにパルス信
号を発生し、このパルス信号はインク射出タイミング生
成部98に入力される。インク射出タイミング生成部9
8は、パルス信号を元にタイミング信号を生成し、画像
メモリ92、誤差拡散処理部93、データ並び替え処理
部94、記録ヘッドドライバ95に供給する。
【0057】これにより、画像メモリ92から記録すべ
き画像のデータが順次読み出され、誤差拡散処理部9
3、データ並び替え処理部94を経て記録ヘッドドライ
バ95に入力され、画像データに応じた信号がキャリッ
ジ20の移動と同期して記録ヘッド21に供給され、記
録ヘッド21に設けられたノズル2111〜2141か
らY、M、C、Kのインクが記録媒体1に向けて射出さ
れ、記録媒体1上に画像が形成される。 (7)キャリッジ20が記録画像のサイズに応じた所定
量移動すると、制御部9はキャリッジ駆動モータ26を
停止し、キャリッジ20を停止する。インクの射出も停
止する。 (8)制御部9は、モータドライバ32を作動し、駆動
モータ31を駆動してローラ対3を回転させて、記録媒
体1を後述の所定量だけ搬送する。 (9)記録媒体1の所定量の搬送が終了すると、制御部
9は、モータドライバ27を作動し、キャリッジ駆動モ
ータ26を前回と逆方向に回転し、キャリッジ20を前
回と逆方向に移動する。以下、前回と同様に、キャリッ
ジ20の移動に同期して記録ヘッドよりインクが射出さ
れ、記録媒体1上に画像が形成される。
【0058】以下、(7)(8)(9)を繰り返す。 (10)一方で、ホストコンピュータからは、画像デー
タの転送が並行して行われ、インターフェース部91を
介して画像メモリ92に順次格納されていく。画像メモ
リ内の既に画像記録された画像データが格納されている
エリアは、空き領域として、新しい画像データが上書き
され、前のデータは消失する。
【0059】万一、ホストコンピュータ100からの画
像データ転送が間に合わず、画像メモリ92に転送・格
納された未記録画像データが所定量以下になってしまっ
た場合は、制御部9はこれを検知して、格納データが所
定量以上となるまで、キャリッジ20の移動を開始しな
い。
【0060】逆に、ホストコンピュータ100からの画
像データ転送が速く、画像メモリに空き領域がなくなっ
てしまうか、所定量以下になった場合は、画像の記録が
進み、所定量以上の空き領域ができるまで、ホストコン
ピュータ100からの画像データ転送を一時停止する。 (11)ホストコンピュータ100から1つめの画像デ
ータが全て転送されると、制御部9は画像メモリ92上
の1つめの画像データの末尾に続けて、図8(a)に示
すようなカットマーク11および前後の空白を挿入する
ための所定データを書き込む。 (12)(2)〜(10)を繰り返し、第2の画像を形
成する。 (13)制御部9は、第2の画像が記録されたならば、
モータドライバ32を作動し、ローラ駆動モータ31を
駆動してローラ対3を回転し、第1の画像と第2の画像
との境界をカット手段5方向へ搬送する。 (14)制御部9は、ローラ対3の回転中に、カットマ
ーク検知センサ99によりカットマーク11を検出する
と、カットマーク11の前後の切断予定位置のうちの前
方の切断予定位置がカット手段5の切断位置に来るよう
に、ローラ対3の回転を停止する。 (15)制御部9は、モータドライバ54を作動し、カ
ッター駆動モータ53を駆動してプーリ52を回転し、
ワイヤ51を介してかみそり刃50を記録媒体1の搬送
方向と垂直の方向に移動し、境界線lの前方の切断予定
位置を切断する。 (16)制御部9は、モータドライバ32を作動し、ロ
ーラ駆動モータ31を駆動してローラ対3を回転し、カ
ットマーク11の前後の切断予定位置のうちの後方の切
断予定位置がカット手段5の切断位置に来ると、ローラ
対3の回転を停止する。 (17)制御部9は、モータドライバ54を作動し、カ
ッター駆動モータ53を駆動してプーリ52を回転し、
ワイヤ51を介してかみそり刃50を記録媒体1の搬送
方向と垂直の方向に移動し、境界線lの後方の切断予定
位置を切断する。 (18)切断された第1の画像が形成された記録媒体1
2は、排紙皿8の積載される。
【0061】この第2の記録モードの際には、かみそり
刃50は画像が記録されていない部分を切断するので、
かみそり刃50をクリーニングする必要はない。ここ
で、記録ヘッド21に設けられたノズル2111〜21
41の詳細を示す図12及び送り量の方式を示す図1
3、図14を用いて、(8)で述べた記録媒体1の1回
の搬送量について説明する。
【0062】図12では、ノズル2111〜2141が
ピッチpでN個並んでいる様子を示している。図5で
は、このようなノズル2111〜2141を持った記録
ヘッド211〜214がY、M、C、Kの計4ケキャリ
ッジ20に搭載されている。
【0063】図13、図14は、図12に示すようなノ
ズル2111〜2141で画像を記録する様子を示した
もので、ノズル数N=7で、ライン記録密度をノズルピ
ッチpの1/4とした場合を示している。
【0064】図13は、通常の記録方式で、画素ピッチ
ずつ記録媒体1を搬送して同一のノズルで隣接する画素
を記録し、ノズルとノズルの間の画素をすべて記録した
ら、ノズル全長L分だけ記録媒体を搬送する方式であ
る。
【0065】図14はマイクロウイープと呼ばれる記録
方式で、主走査1回当たりの記録媒体搬送量(副走査
量)が一定となる方式である。隣接する2ラインを異な
るノズルで記録するのが特徴で、ノズルごとにインク射
出量や射出角度にばらつきがあるときは、通常の記録方
式よりも、画像ムラが目立たないという特徴がある。
【0066】上記構成によれば、以下のような効果を得
ることができる。 カット手段5のかみそり刃50を清掃する清掃手段と
してのクリーニングパット49を備えたことにより、カ
ット手段5のかみそり刃50を常に清潔な状態とするこ
とができる。
【0067】制御手段9は、記録媒体1の端よりはみ
出してインクを噴射する第1のモード時にのみ、清掃手
段を作動させることにより、即ち、カット手段5のかみ
そり刃50の清掃が必要なときのみ、かみそり刃50を
クリーニングパット50に接触させ、かみそり刃50の
清掃を行なうことにより、画像記録装置の処理速度が速
くなる。
【0068】インク受け手段200を設けたことで、
ふちなし画像記録を行っても、画像記録装置や記録媒体
が汚れない。尚、本実施の形態例では、記録媒体を切断
するカット手段5として、かみそり刃50を用いたカッ
ターを使用したが、図15(a)に示すように、ロータ
リカッタ50′を用いてもよい。
【0069】この時、図15(b)および図15(b)
の切断線B−Bの断面図である図15(c)に示すよう
に、クリーニングパット55が常時ロータリカッタ5
0′に接触するように配置し、ロータリカッタ50′の
回転により、常にロータリカッタ50′の刃が清掃され
る構成としてもよい。
【0070】また、本実施の形態例では、カットマーク
検知センサ99を設け、画像と画像との境界にカットマ
ーク11を記録して、この前後を切断するようにした
が、カットマーク検知センサを設けず、また、カットマ
ーク11も記録せずに、従来例と同様に一つの画像を記
録するごとに記録媒体の切断部位がカット手段5の切断
位置に来るまで搬送し、切断する構成としてもよい。
【0071】このとき、ふちなし画像を作成する第1の
記録モードの場合は、画像の前端と後端の画像が記録さ
れた部位をそれぞれ切断し、また、ふちつきの画像を作
成する第2の記録モードの場合は、画像の後端の画像が
記録されていない部位を切断するればよい。
【0072】カッタの清掃は、カットマーク検知センサ
を使用する場合と同様に、画像が記録された部位を切断
する第1の記録モードの場合だけ行えばよい。 (2)第2の実施形態例 本実施の形態例は、第1の実施の形態例のようなカット
手段の清掃を行う清掃手段を持たない図17に示すよう
な従来の画像記録装置に用いることができる記録媒体で
ある。
【0073】本実施の形態例で使用した記録媒体1の構
成を図16を用いて説明する。図に示すように、記録媒
体1はベース1aと、染料や顔料からなるインクを受け
るインク受像層1cとの間に、インク溶剤吸収層1bを
設けた三層構造となっている。
【0074】インク溶剤吸収層1bとしては、以下のよ
うな構成のものを用いたがこれに限定するものではな
い。尚、(%)は特に断りのない限り重量%を示す。 <酸化チタン分散液−1の調製>平均粒径が約0.25
μmの酸化チタン20kg(石原産業:W−10)をp
H7.5のトリポリン酸ナトリウムを150g、ポリビ
ニルアルコール(クラレ株式会社:PVA235、平均
重合度3500)500g、カチオン性ポリマー(P−
1)の150g及びサンノブコ株式会社消泡剤SN38
1を10g含有する水溶液90リットルに添加し、高圧
ホモジナイザー(三和工業株式会社製)で分散した後全
量を100リットルに仕上げて均一な酸化チタン分散液
−1を得た。 <シリカ分散液−1の調製>1次粒子の平均粒径が約
0.007μmの気相法シリカ(日本アエロジル工業株
式会社:A300)125kgを三田村理研工業株式会
社製のジェットストリーム・インダクターミキサーTD
Sを用いて、硝酸でpH=2.5に調整した620リッ
トルの純水中に室温で吸引分散した後に、全量を694
リットルに純水で仕上げた。この分散液を希釈した粒子
の電子額微鏡写真を撮影したところ、ほとんどの粒子が
0.01μm以下のサイズであり1次粒子まで分散され
ていることを確認した。 <シリカ分散液−2の調製>カチオン性ポリマー(P−
2)を1.41kg、エタノール4.2リットルを含有
する溶液(pH=2.3)18リットルに25〜30℃
の温度範囲で、シリカ分散液−1の69.4リットルを
浸拝しながら20分かけ添加し、ついでホウ酸260g
とホウ砂230gを含有する水溶液(pH=7.3)
7.0リットルを約10分かけて添加し、前記の消泡剤
SN381を1g添加した。この混合液を三和工業株式
会社製高圧ホモジナイザーで24.5MPa(250k
gf/平方cm)の圧力で2回分散し、全量を純水で9
7リットルに仕上げてほぼ透明なシリカ分散液−3を調
製した。 <蛍光増白剤分散液−1の調製>チバガイギー株式会社
製の油溶性蛍光増白剤UIVITEX一OB・400g
をジイソデシルフタレート9000g及び酢酸エチル1
2リットルに加熱溶解し、これを酸処理ゼラチン350
0g、カチオン性ポリマー(P−2)、サボニン50%
水溶液6000mlを含有する水溶液65リットルに添
加混合して三和工業株式会社製の高圧ホモジナイザーで
24.5Mpa(250kgf/平方cm)の圧力で3
回乳化分散し、減圧で酢酸エチルを除去した後全量を1
00リットルに仕上げた。この分散液のpHは約5.3
であった。 <塗布液の調製>第1層、第2層、第3層の塗布液を以
下の手順で調製した。
【0075】第1層用塗布液 シリカ分散液−3の600mlに40℃で擾拝しなが
ら、以下の添加剤を順次混合した。 (1)ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:
PVA235(平均重合度:3500)の7%水溶液:
194.6ml (2)蛍光増白剤分散液−1:25ml (3)酸化チタン分散液−1:33ml (4)第一工業株式会社製:ラテックスエマルジョン・
AE−803:18ml (5)純水で全量を1000mlに仕上げる。塗布液p
Hは約4.4 第2層用塗布液 シリカ分散液一3の650mlに40℃で擾拝しなが
ら、以下の添加剤を順次混合した。 (1)ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:
PVA235(平均重合度3500)の7%溶液20
1.6ml (2)蛍光増白剤分散液−1:35ml (3)褪色防止剤−1の5%水溶液:20ml (4)純水で全量を1000mlに仕上げる。塗布液p
Hは約4.4 第3層塗布液 シリカ分散液−3の650mlに40℃で擾拝しなが
ら、以下の添加剤を順次混合した。 (1)ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:
PVA235(平均重合度3500)の7%水溶液:2
01.6ml (2)シリコン分散液(東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン株式会社製・BY−22−839):15ml (3)サボニン50%水溶液:4ml (4)純水で全量を1000mlに仕上げる。塗布液の
pHは約4.5褪色防止剤−1の5%水溶液の調製:
N,N−ジスルホエチルヒドロキシアミンー2ナトリウ
ム塩5gをカチオン性ポリマー(P−13)を3g含有
する90mlの水に溶解して全量を100mlに仕上げ
る。
【0076】上記のように得られた塗布液を下記のフィ
ルターで濾過した。 第1層と第2層:東洋液紙株式会社製TCPlOで2
段、 第3層:東洋濾紙株式会社製TCP30で2段、ついで
両面をポリエチレンで被覆した紙支持体(厚みが220
μmでインク吸収層面のポリエチレン中にはポリエチレ
ンに対して13重量%のアナターゼ型酸化チタン含有)
にインク溶剤吸収層としての第1層(50μm)、第2
層(100μm)、インク受像層としての第3層(50
μm)の順になるように各層を塗布した。括弧内はそれ
ぞれ湿潤膜厚を示し、第1層〜第3層は同時塗布した。
【0077】塗布はそれぞれの塗布液を40℃で3層式
スライドホッパーで塗布を行い、塗布直度に0℃に保た
れた冷却ゾーンで20秒冷却した後、25℃の風(相対
湿度15%)で60秒間、45℃の風(相対湿度が25
%)で60秒間、50℃の風(相対湿度が25%)で6
0秒間順次乾燥し、20〜25℃、相対湿度が40〜6
0℃の雰囲気下で2分間調湿して試料を巻き取り記録媒
体1を得た。
【0078】上記構成によれば、記録媒体1のベース1
aと、インクを受けるインク受像層1cとの間に、イン
ク溶剤吸収層1bを設けたことにより、噴射されたイン
クの色材がインク受像層1cに吸収されると共に、イン
ク溶剤がインク溶剤吸収層1bで吸収され、インク色材
とインク溶剤とが分離することにより、カット手段が画
像部分を切断しても、カット手段が汚れず、カット手段
を常に清潔な状態とすることができる。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、前記カット手段を清掃する清掃手段を備えた
ことにより、カット手段を常に清潔な状態とすることが
できる。
【0080】請求項2記載の発明によれば、前記カット
手段を清掃する清掃手段を備えたことにより、カット手
段を常に清潔な状態とすることができる。また、制御手
段は、画像が記録された部位を切断する第1のモード時
にのみ、前記清掃手段を作動させることにより、即ち、
カット手段の清掃が必要なときのみ清掃手段を作動させ
ることにより、画像記録装置の処理速度が速くなる。
【0081】請求項3記載の発明によれば、前記記録媒
体の端よりはみ出したインクを受けるインク受け手段を
設けたことにより、ふちなし画像記録を行っても、画像
記録装置や記録媒体が汚れない。
【0082】請求項4記載の発明によれば、ベースと、
インクを受けるインク受像層との間に、インク溶剤吸収
層を設けたことにより、噴射されたインクの色材がイン
ク受像層に吸収されると共に、インク溶剤がインク溶剤
吸収層で吸収され、インク色材とインク溶剤とが分離
し、カット手段が画像部分を切断しても、カット手段が
汚れず、カット手段を常に清潔な状態とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例の画像記録装置の全体構成
を示す斜視図である。
【図2】図1の矢印III正面から見た断面構成図であ
る。
【図3】図1のキャリッジの斜視図である。
【図4】図3の矢印IV方向から見た図である。
【図5】図3の矢印V方向から見た図である。
【図6】図1の吸引手段の斜視図である。
【図7】図6の断面構成図である。
【図8】カットマークの一例を説明する図である。
【図9】図1のカットマーク検知センサの構成図であ
る。
【図10】図1のインク受け手段を説明する図である。
【図11】図1の画像記録装置の電気的構成を説明する
ブロック図である。
【図12】図5の記録ヘッドに設けられたノズルの詳細
を示す図である。
【図13】送り量の方式を示す図である。
【図14】送り量の方式を示す図である。
【図15】第1の実施の形態例の変形例を説明する図で
ある。
【図16】記録媒体1の構成を説明する図である。
【図17】従来の画像記録装置の構成図である。
【図18】問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 5 カット手段 9 制御部 49 クリーニングパット 211〜214 記録ヘッド(清掃手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA27 HA60 JC10 JC23 2C058 AB02 AB03 AC07 AC17 AE04 AE09 AF06 AF51 LA03 LA23 LB06 LB10 LB17 LB36 LC05 LC11 3C021 AA01 FC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してインクを噴射して記録
    を行う記録ヘッドと、 記録後の前記記録媒体を切断するカット手段と、 前記記録媒体の画像が記録された部位を前記カット手段
    で切断するようにカット位置を制御する制御手段と、 前記カット手段を清掃する清掃手段と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に対してインクを噴射して記録
    を行う記録ヘッドと、 記録後の前記記録媒体を切断するカット手段と、 前記カット手段を清掃する清掃手段と、 第1の記録モード時には前記記録媒体の画像が記録され
    た部位を前記カット手段で切断するように、第2の記録
    モード時には前記記録媒体の画像と画像との境界の画像
    が記録されていない部位を前記カット手段で切断するよ
    うにカット位置を制御すると共に、前記第1のモード時
    には前記清掃手段を作動させる制御部と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは前記記録媒体の端より
    はみ出してインクを噴射し、 前記記録媒体の端よりはみ出したインクを受けるインク
    受け手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に対してインクを噴射して記録
    を行う記録ヘッドと、 記録後の前記記録媒体を切断するカット手段とを備え、 前記記録媒体の画像が記録された部位を前記カット手段
    で切断する画像記録装置に用いられる記録媒体であっ
    て、 ベースと、インクを受けるインク受像層との間に、イン
    ク溶剤吸収層を設けたことを特徴とする記録媒体。
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