JP2001302040A - ウェブ接合装置および同装置を備えたウェブ加工機 - Google Patents
ウェブ接合装置および同装置を備えたウェブ加工機Info
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Abstract
関し、特に、ウェブを反転せずにウェブの裏面に接合テ
ープを貼着できるウェブ接合装置を得る。 【解決手段】 ウェブ走行方向と直交する方向へ伸びる
カット溝を備えたウェブカット面と、ウェブ接合用テー
プを仮着するためのテープ保持面とを周面に備えた回動
体と、回動体の下流に設けられ、ウェブ走行方向と直交
する方向へ伸び、上面にウェブを吸着保持するためのウ
ェブ保持面を備えた固定ウェブ保持台と、回動体の上流
に設けられ、ウェブ走行方向と直交する方向へ伸び、上
面にウェブを吸着保持するためのウェブ保持面を備えた
可動ウェブ保持台とで構成され、前記回動体は、ウェブ
カット面がウェブ保持面と平行になる位置と、テープ保
持面がウェブ保持面と平行になる位置との間で、回動可
能であり、ウェブ保持台に吸着保持されているウェブと
離接可能とした。また、上流側の可動ウェブ保持台は、
回動体のテープ保持面を露出または閉鎖するよう、開閉
可能とする。
Description
ぐためのウェブ接合装置に関し、特に、ウェブを反転せ
ずにウェブの裏面に接合テープを貼着できるウェブ接合
装置を得ること目的とする。
や粘着剤、もしくは粘着剤や接着剤を塗布した接合テー
プを用いる。接着剤や粘着剤の液剤を用いる場合は、一
方のウェブの終端上面に液剤を塗布し、次いで、他方の
ウェブ始端を前記液剤を塗布したウェブ終端上に重ね合
わせて2つのウェブを継いでいる。一方、粘着剤や接着
剤を塗布した接合テープを用いる場合は、通常、一方の
ウェブ終端上に他方のウェブ始端を重ね合わせ、つい
で、2つのウェブに跨がるように、ウェブ始端の端部に
沿って、接合テープを貼り付けて、2つのウェブを継い
でいる。
ェブ加工機のウェブ供給部にて行なわれ、例えば、大型
の高速輪転印刷機では、給紙部にオートペースタと呼ば
れる自動紙継ぎ装置を備え、印刷機を停止せずに巻取紙
の終端と始端を自動的に紙継ぎする例がある。一方、印
刷済みウェブの加工機、例えば、包装用フィルムのスリ
ッタ装置などでは、自動的にウェブを接合するオートペ
ースタを備えている例は少なく、もっぱら、手作業でウ
ェブを接合している。
が生じないように、継ぎ足される被接合ウェブの印刷絵
柄と、継ぎ足す接合ウェブの印刷絵柄とを同調させる必
要があり、接合作業の自動化が困難なためである。ま
た、ウェブの継ぎ目を、突き合わせた状態にする必要が
あるため、もっぱら接合テープを用い、しかも、接合強
度を確保するため、ウェブの両面から接合テープを貼着
している。このように従来のウェブ加工機では、接合作
業のための特段の治具を備えることもなく、作業に難儀
しているのが実情である。
ら接合テープを貼る場合、オモテ面は容易に貼ることが
できるが、裏面側に接合テープを貼る際、ウェブを弛ま
せながら裏返して貼っているため、作業に手間取るとと
もに、ウェブにしわや擦り傷が生じ易く、製品の品質や
歩留りに影響を与えることになる。また、ウェブを弛ま
せながら裏返す際、ウェブが床と接触してほこりや汚れ
が付着しないように、慎重に作業する必要がある。さら
に、ウェブ加工機における加工精度や歩留りを確保する
ため、印刷絵柄を同調させ、かつ、ウェブの端面を正確
に突き合わせて継ぐのは至難なことであった。
用できるウェブ接合装置を提供するものであり、特に、
ウェブの品質や歩留りを損なうことがなく、かつ、簡便
正確短時間で、ウェブの両面に接合テープを貼ってウェ
ブ同士を継ぐことができるウェブ接合装置を提供する。
は、ウェブ走行方向と直交する方向へ伸びるカット溝を
備えたウェブカット面と、ウェブ接合用テープを仮着す
るためのテープ保持面とを周面に備えた回動体と、回動
体の下流に設けられ、ウェブ走行方向と直交する方向へ
伸び、上面にウェブを吸着保持するためのウェブ保持面
を備えた固定ウェブ保持台と、回動体の上流に設けら
れ、ウェブ走行方向と直交する方向へ伸び、上面にウェ
ブを吸着保持するためのウェブ保持面を備えた可動ウェ
ブ保持台とで構成している。
動体は、ウェブカット面がウェブ保持面と平行になる位
置と、テープ保持面がウェブ保持面と平行になる位置と
の間で、回動可能に構成している。さらに、本発明のウ
ェブ接合装置における回動体は、ウェブ保持台に吸着保
持されているウェブと離接可能に構成している。さらに
また、本発明のウェブ接合装置における上流側の可動ウ
ェブ保持台は、回動体のテープ保持面を露出または閉鎖
するよう、開閉可能に構成している。
体の周面に設けられたウェブ切断用案内溝、すなわちカ
ット溝を備えたウェブカット面を、2つのウェブ保持台
間において、ウェブとほぼ平行になるように露出してお
く。
れたウェブ保持面に、継ぎ足される被接合ウェブの終端
部を吸着保持する。そしてウェブの終端部を、回動体の
ウェブカット面に設けたウェブ切断用案内溝に沿って、
ウェブの走行方向と直交する方向に切断する。
動体の周面に設けられたテープ保持面を露出させ、この
テープ保持面に、接合テープの基材面を吸着保持する。
すなわち接合テープの粘着剤面、もしくは接着剤面が露
出するようにテープ保持面に装着し、その後、上流側の
ウェブ保持台を元の位置に戻す。なお、この間に、切り
離されたウェブの終端部を、上流側のウェブ保持台から
取り外す。
上流側のウェブ保持台に設けたウェブ保持面に吸着保持
した後、回動体に設けたウェブカット面のウェブ切断用
案内溝に沿って、ウェブの走行方向と直交する方向に切
断することにより、2つのウェブの終端と始端とを切り
揃える。
ェブの終端と始端に跨がるように、ウェブのオモテ面側
に接合テープを貼る。次いで、接合テープを吸着保持し
たテープ保持面が、ウェブの終端と始端に跨がる位置ま
で、回動体を回転する。
の粘着剤(接着剤)が、ウェブの裏面と接触しないよう
に、回動体をウェブから離しておき、その状態で、接合
テープがウェブの裏面と平行になる位置まで回動する。
その後、接合テープがウェブの裏面とほぼ接触する位置
まで、回動体を上昇させる。次いで、ウェブの裏面側に
位置させた接合テープの粘着面をウェブのオモテ面側か
ら押して、終端と始端に跨がるようにウェブの裏面に接
合テープを貼着しウェブを継ぐ。
て、図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1は、ウ
ェブ接合装置の主要部を示す分解斜視図である。また、
図2は、待機位置のウェブ接合装置を示す加工機の斜視
図である。さらに、図3は、使用位置のウェブ接合装置
を示す加工機の斜視図である。
ウェブ接合装置の構成について説明する。図1におい
て、2はウェブ接合装置を指し、20は固定ウェブ保持
台、30は可動ウェブ保持台、40は回動体である。ま
た、50は架台、60はエアシリンダである。なお、図
1(a)は、ウェブ接合装置の全体構成図であり、図1
(b)は、可動体40の細部説明図である。
の部分で構成され、ウェブ接合装置2の下流側に固定ウ
ェブ保持台20、上流側に可動ウェブ保持台30を設け
てある。この下流側の固定ウェブ保持台20は、架台5
0に固着されている。一方、上流側の可動ウェブ保持台
30は、回動軸33を介して、架台50の両端部から延
びた固定軸受け51に回動可能に設けてある。なお回動
軸33の端部には回動ハンドル34を備え、固定軸受け
51を中心として可動ウェブ保持台30を回動させるこ
とができる。
の可動ウェブ保持台30は、いずれも、ウェブ80の走
行方向と直交する方向へ伸び、上面にウェブ80を吸着
保持するためのウェブ保持面21、31を有する。各ウ
ェブ保持面21、31は、平坦であっても、また、ウェ
ブの最大外径の周面に近似した曲面を有していてもよ
い。
持面21、31には、例えば、図示のように吸引孔2
2、および32が列状に設けられ、図示しない吸引装置
によってウェブ80を吸着保持するように構成してい
る。
ブ保持台20と、可動ウェブ保持台30との間には、回
動体40を配設してある。図1(a)および図1(b)
に示すように、この回動体40は、ウェブ80の走行方
向と直交する方向へ伸び、その周面に、ウェブ走行方向
と直交する方向へ伸びるカット溝42を備えたウェブカ
ット面41と、ウェブ接合用テープを仮着するためのテ
ープ保持面43とを備えるとともに、回動体40の両端
部には、回動体を回動自在に支持する回動軸45を設け
てある。
ット面41に設けられたカット溝42は、ウェブ走行方
向と直交する方向へ伸びる、幅0.5〜2mm程度の溝
である。このカット溝42は、カッターナイフなどの切
断具の刃先を傷めないように、ウェブカット面41に対
し垂直方向、すなわち回動体40の回動中心へ向けて、
少なくとも10mm以上の深さをもたせている。一方、
テープ保持面43は、ほぼ平坦であり、その面内には、
図1(b)に示すように、列状に吸引孔52が配設され
図示しない吸引装置に接続してある。
その両端部の回動軸45に可動軸受け62が挿通され、
この可動軸受け62は、駆動シャフト61を介して、架
台50に固着してあるエアシリンダ60にて支持されて
いる。したがって、エアシリンダ60を駆動することに
よって、駆動シャフト61が上下動し、可動体40を、
ウェブ80に対し垂直方向へ接離可能としている。
5の一端には、回動ハンドル46が設けられ、この回動
ハンドル46を操作することによって、図1(b)に示
すように、ウェブカット面41を、ウェブ80に対し平
行に対向したり、テープ保持面43を、ウェブ80に対
し平行に対向するよう、回動体40を回動自在とする。
周面にノッチ47、48を設けてあり、当該ノッチと係
合するボ─ルプランジャ52を架台50に設けることに
より、回動体40を定位置に係止することができる。同
様に、前述した可動ウェブ保持台30も、図示していな
いが、ポールプランジャとノッチを用いて、定位置に係
止するよう構成するのが望ましい。
ッタ装置などのウェブ加工機のウェブ供給部に装着した
ウェブ接合装置を示す斜視図である。図において、1は
ウェブ加工機、2はウェブ接合装置である。ウェブ加工
機1は、フレーム10A、10Bから、それぞれ前方へ
向けて延びたウェブ支持アーム11A、11Bに軸承さ
れたウェブ支持軸12を備え、ウェブ80は、ウェブ支
持軸12およびコーンチャック13によって回転自在に
支持されている。
軸承するための両端の固定フランジに、ベアリング等を
介して装着した回動アーム3A、3Bの先端部に固着し
てある。この回動アーム3A、3Bには、ウェブ支持ア
ーム11A、11Bに当接して、ウェブ接合装置2を係
止するための、ストッパ4をそれぞれ設けてある。な
お、図2は、ウェブ接合装置2を待機位置に回動した状
態を示しており、ウェブ供給部のウェブ80が残り少な
くなり、その外径が小さくなっても、ウェブが、ウェブ
接合装置2と接触することなく、ガイドローラ14に沿
ってウェブ加工機1に供給されていることを示してい
る。
ブ加工機1のウェブ供給部に装着したウェブ接合装置2
の、使用状態を示す斜視図である。図において、ウェブ
接合装置2は、ウェブ80の回転中心と同一の軸心、す
なわちウェブ支持軸12を中心として、使用位置に回動
した状態を示しており、ストッパ4によって、回動アー
ム3A(3B)が、ウェブ支持アーム11A(11B)
に係止されている。
0の外径周面とほぼ平行になるように位置づけられ、ウ
ェブ接合作業が容易な高さ、および傾斜角度を得られる
位置に係止される。なお、図3の状態は、被接合ウェブ
の終端部82を、ウェブ保持台20、および30に吸着
した後、回動体40のウェブカット面に設けたカット溝
42に沿って切断し、次いで、被接合ウェブの終端に継
ぎ足す新しいウェブ80をウェブ供給部に装填した状態
を示している。
ウェブ接合装置各部の作用動作について説明する。ウェ
ブ接合装置2は、図2に示したように、待機位置におい
て、ウェブ80と接触しないようにウェブ加工機1の本
体側へ向けて係止されている。図4では、供給部のウェ
ブ80が残り少なくなった状態を示しており、ウェブの
外径が小さくなった場合でも、待機位置のウェブ接合装
置2と接触することなく、ウェブ80がガイドローラ1
4へ向けて供給される。
て、その使用方法を説明する。図5は、ウェブ加工機に
おいて、ウェブ接合装置2を使用位置に回動した状態を
示す。ウェブ接合装置2を使用する場合は、ウェブ加工
機1のウェブ走行を停止した後、図に示すように、ウェ
ブ80の走行パスを延ばしながら、回動アーム3をウェ
ブ支持軸12を中心としてゆっくり回動し、ストッパ4
にてウェブ支持アーム11に係止させる。
持台20、および30に設けた吸引孔22、32の吸引
作用により、ウェブ80をウェブ保持面21、31に吸
着保持する。なお、ウェブの保持は、吸引孔によらず、
例えば、磁石の吸引作用を利用してウェブを磁性体で挟
み込む方式、または、静電気を利用してウェブを静電吸
着する方式、あるいは、再剥離性を有する粘着剤による
方式などを用いてもよい。
動シャフト61によって回動体40を押し上げ、ウェブ
カット面41をウェブ80に密着させる。その後、ウェ
ブ保持面21、31に吸着保持された被接合ウェブ80
の終端部を、カッターナイフなどの切断具を用いて、回
動体40のカット溝42に沿って切断し、切り離された
上流側のウェブをウェブ保持面31から引き離す。
図6に模式的に示す。図に示すように、ウェブの終端部
82は、2つのウェブ保持台20、30に設けた吸引孔
22、32の吸引作用によりウェブ保持面21、31に
吸着保持された状態で、下方からエアシリンダ60によ
って押し上げられた回動体40のウェブカット面41と
接触している。この状態で、切断具70を用いて、ウェ
ブ終端部82をカット溝42に沿って切断する。
切り離された上流側の終端部をウェブ保持面31から引
き離し、残存ウェブ80をウェブ支持軸12から取り外
す。一方、現在装填されているウェブ80の、例えば印
刷不良の部分を除去する場合は、切り離した終端部をウ
ェブ保持面31から引き離した後、不良部分が無くなる
までウェブ80を巻きほぐし、不良部分を切断除去す
る。
取り去った空間へ向けて、可動ウェブ保持台30を開放
し、回動体40のテープ保持面43を露出し、そのテー
プ保持面43に、所定の長さ、例えば、ウェブの幅に相
当する長さに切断した接合テープ90を、吸引孔44に
よる吸引作用を利用して吸着保持させる。ここで用いら
れる接合テープとしては、プラスチック、紙、布、金属
など、適度な引き裂き強度を有するテープ状基材に、粘
着剤、もしくは接着剤を塗布したものが用いられる。な
お、テープ保持面43へ吸着保持する接合テープ90
は、基材面をテープ保持面43へ向けて吸着させる。
持台30を定位置に復帰し、テープ保持面を閉鎖する。
このように、可動ウェブ保持台30を定位置に復帰して
おくことによって、可動体40のテープ保持面に吸着保
持した接合テープ90の粘着面と、被接合ウェブに継ぎ
足す接合ウェブとが接触し、接合作業に支障をきたすこ
とを予防することができる。
をウェブ加工機の供給部に装填する。そして、ウェブの
始端部を引き出し、ウェブ接合装置2に装着する。この
ときのウェブおよびウェブ接合装置の状態を図9に示
す。図に示すように、被接合ウェブの終端82は、ウェ
ブ接合装置2のウェブ保持面に吸着保持され、一方、新
たにウェブ支持軸12に装填したウェブ80は、その始
端部81を引き出し、ウェブ接合装置2の被接合ウェブ
終端部82上に重ねる。
ブの始端部81を、上流側の可動ウェブ保持台30のウ
ェブ保持面に吸着保持し、ウェブカット面のカット溝4
2に沿って切断し、切り取ったウェブの始端側をウェブ
保持面から引き離す。このときのウェブ接合装置2の状
態を図10に示す。先に切断処理した被接合ウェブの終
端部82は、固定ウェブ保持台20のウェブ保持面に吸
着保持されており、その上に重ねたウェブ80の始端部
81を、可動ウェブ保持台30の吸引孔32の吸引作用
によって、ウェブ保持面31に吸着保持した後、切断具
70によってカット溝42に沿って切断する。
に吸着されている被接合ウェブの印刷絵柄と、継ぎ足す
接合ウェブの印刷絵柄とを同調して、始端部81を可動
ウェブ保持台30に吸着することにより、カット溝42
に沿って切断した終端部82と始端部81の絵柄は、連
続した印刷絵柄となり、製袋加工などの後処理におけ
る、位置ずれなどによる加工不良の発生を予防できる。
において切り揃えた2つのウェブを継ぐ。先ず、図11
に示すように、2つのウェブに跨がるように、ウェブの
上面から接合テープ90を貼着する。このとき、回動体
40のウェブカット面41は、接合テープを押着するた
めの支持面として利用される。
る。本装置の最も特徴とするところは、このウェブ下面
への接合テープの貼着であり、以下その詳細を説明す
る。ウェブ下面に貼着する接合テープは、前述したよう
に、被接合ウェブ終端の切断処理の後、あらかじめ回動
体40のテープ保持面43に吸着保持してある。
プ90を吸着保持したテープ保持面43をウェブの接合
部と対向させる。この回動は、先ず、図12に示すよう
に、エアシリンダ60を駆動し、回動体40を下降し
て、ウェブカット面41をウェブ接合部から離反する。
操作して、図13に示すように、テープ保持面が接合ウ
ェブと対向する位置まで、回動体40を回転する。この
ように、回動体40を下降したままで、回動体40を回
転させることにより、回動体40の周面、もしくは、保
持している接合テープ90の粘着面が、ウェブ保持台2
0と30に吸着保持されているウェブと接触することが
なく、ウェブを擦って傷つけたり、無用の貼着を生じる
ことがない。
ジャ52によって回動体40が定位置に係止したら、図
14に示すように、エアシリンダ60を駆動し、接合テ
ープ90がウェブの裏面と接触する位置まで、回動体4
0を押し上げる。この状態でウェブの上面から接合部を
押圧することにより、ウェブ下面に接合テープが貼着さ
れ、被接合ウェブの終端82と継ぎ足す接合ウェブの始
端81とが確実に接合される。
保持台20と30、およびテープ保持面の各吸引孔によ
る吸引作用を停止させる。次いで、エアシリンダ60を
駆動して、回動体40をウェブ接合部から下降離脱させ
る。この状態を図15に示す。図に示すように、回動体
40は、ウェブ保持台20と30との間の空間下部に収
容され、かつ、ウェブ保持台20と30の吸引作用も停
止しているので、接合テープ90で両面から接合された
ウェブ80は、ウェブ接合装置から離脱自在になる。
12を中心に、回動アーム3を反転し、ストッパ4にて
ウェブ支持アーム11に係止することにより、ウェブ接
合装置2をウェブ80から離脱する。このようにして一
連のウェブ接合作業を完了すると、ウェブ加工機1を起
動し、継ぎ足された新しいウェブの加工処理を開始す
る。
ブの接合部は、例えば後処理の製袋加工時、もしくは内
容物の充填処理時において除去され、最終製品に混入す
ることはない。例えば、接合テープにアルミ箔などの金
属基材を用いれば、この接合部除去処理において金属検
知センサを利用して、確実にウェブ接合部を検出するこ
とも容易である。
固着した回動アームをストッパでウェブ支持アームに係
止しているが、ウェブ接合装置の質量が大きい場合は、
ショックアブソーバやエアーダンパを併用し、係止時の
ショックを軽減するように構成してもよい。さらに、回
動アームの反対側に、ウェブ接合装置の質量とバランス
させるための重りバランサを付加し、回動時の操作性を
向上してもよい。
動体を上下動するために、エアシリンダを用いたが、可
動体の回動軸にカムを設けることにより、回動体の回転
にともなって、回動体が上下動するように構成してもよ
い。また、回動体の回転操作や、可動ウェブ保持台の回
動操作を手で行なうように構成したが、電動モータやエ
アーモータ、エアシリンダなどを用いた動力駆動方式で
構成してもよい。
のウェブ支持軸12と同一の軸心位置から延びる回動ア
ーム3の先端部に、ウェブ接合装置2を装着したが、他
の装着方式も可能である。例えば、ウェブ加工機1のウ
ェブガイドローラ14と同一の軸心位置から延びる回動
アームの先端部に、ウェブ接合装置2を装着することも
できる。その場合は、ウェブ支持軸12に装填するウェ
ブの最大外周径の範囲外において、退避位置と接合作業
位置との間をウェブ接合装置2が回動するように配設す
ればよい。
ェブ接合装置は、請求項1に示したように、ウェブ走行
方向と直交する方向へ伸びるカット溝を備えたウェブカ
ット面と、ウェブ接合用テープを仮着するためのテープ
保持面とを周面に備えた回動体と、回動体の下流に設け
られ、ウェブ走行方向と直交する方向へ伸び、上面にウ
ェブを吸着保持するためのウェブ保持面を備えた固定ウ
ェブ保持台と、回動体の上流に設けられ、ウェブ走行方
向と直交する方向へ伸び、上面にウェブを吸着保持する
ためのウェブ保持面を備えた可動ウェブ保持台とで構成
されており、簡単な構成で作業性の良好な接合装置を得
られる。
ウェブを弛ませながら裏返す必要がないので、作業中に
ウェブが床と接触することもなく、ほこりや汚れが付着
せず衛生管理面からもより好ましい。また、本ウェブ接
合装置におけるウェブ保持台は、下流側と上流側にそれ
ぞれウェブ保持台を設けているので、被接合ウェブの終
端、および継ぎ足す接合ウェブの始端をそれぞれ確実に
保持し、絵柄の同調を崩すことなく、迅速確実に接合作
業を行なうことができる。
動体は、請求項2に示したように、ウェブカット面がウ
ェブ保持面と平行になる位置と、テープ保持面がウェブ
保持面と平行になる位置との間で、回動可能に構成され
ているので、簡便確実、かつ短時間に、ウェブの切断作
業とウェブ裏面への接合テープ貼着作業を、切り替える
ことができる。
回動体は、請求項3に示したように、ウェブ保持台に吸
着保持されているウェブと離接可能に構成されているの
で、回動体を回転中にウェブを傷つけたり、汚したりす
ることがない。
流側の可動ウェブ保持台は、請求項4に示したように、
回動体のテープ保持面を露出または閉鎖するよう、開閉
可能に構成されているので、接合テープの仮着作業が容
易であるとともに、仮着した接合テープの粘着面が露出
しないので、ウェブ接合作業における、粘着テープによ
る不測の障害を防止することができる。
に示したように、ウェブ加工機に供給するウェブの始端
と、加工中のウェブの終端とを継ぐために、請求項1〜
請求項4のいずれかに記載のウェブ接合装置をウェブ供
給部に設けたので、熟練者でなくても簡便迅速かつ正確
に、ウェブの接合作業を行なうことができ、ウェブ加工
の生産性が向上する。
である。
斜視図である。
斜視図である。
側面図である。
加工機の側面図である。
ェブ接合装置を示す。
プ保持面に接合テープをセットした状態を示す。
た状態を示す。
機の側面図である。
きの状態を示す。
状態を示す。
した状態を示す。
回動した状態を示す。
状態を示す。
した状態を示す。
を示す加工機の側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ウェブ走行方向と直交する方向へ伸びる
カット溝を備えたウェブカット面と、ウェブ接合用テー
プを仮着するためのテープ保持面とを周面に備えた回動
体と、回動体の下流に設けられ、ウェブ走行方向と直交
する方向へ伸び、上面にウェブを吸着保持するためのウ
ェブ保持面を備えた固定ウェブ保持台と、回動体の上流
に設けられ、ウェブ走行方向と直交する方向へ伸び、上
面にウェブを吸着保持するためのウェブ保持面を備えた
可動ウェブ保持台とで構成されていることを特徴とする
ウェブ接合装置。 - 【請求項2】 前記回動体は、ウェブカット面がウェブ
保持面と平行になる位置と、テープ保持面がウェブ保持
面と平行になる位置との間で、回動可能に構成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のウェブ接合装置。 - 【請求項3】 前記回動体は、ウェブ保持台に吸着保持
されているウェブと離接可能に構成されていることを特
徴とする請求項1または2に記載のウェブ接合装置。 - 【請求項4】 上流側の可動ウェブ保持台は、回動体の
テープ保持面を露出または閉鎖するよう、開閉可能に構
成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載のウェブ接合装置。 - 【請求項5】 ウェブ加工機に供給するウェブの始端
と、加工中のウェブの終端とを継ぐために、請求項1〜
請求項4のいずれかに記載のウェブ接合装置をウェブ供
給部に設けたことを特徴とするウェブ加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000112867A JP4202580B2 (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | ウェブ接合装置および同装置を備えたウェブ加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
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