JP2001301775A - 自立性袋 - Google Patents

自立性袋

Info

Publication number
JP2001301775A
JP2001301775A JP2000097955A JP2000097955A JP2001301775A JP 2001301775 A JP2001301775 A JP 2001301775A JP 2000097955 A JP2000097955 A JP 2000097955A JP 2000097955 A JP2000097955 A JP 2000097955A JP 2001301775 A JP2001301775 A JP 2001301775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
self
bag
line
sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000097955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4811542B2 (ja
Inventor
Masafumi Shimizu
將文 清水
Yuji Sugiyama
有二 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000097955A priority Critical patent/JP4811542B2/ja
Publication of JP2001301775A publication Critical patent/JP2001301775A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4811542B2 publication Critical patent/JP4811542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製袋及び内容物の充填が容易で自立性を備
え、且つ、袋の上部に設けられた注出口部の開口性がよ
く、内容物の注出方向を下向きの一定範囲に制御でき、
安全且つ容易に内容物を移し替えることのできる自立性
袋を提供する。 【解決手段】 自立性袋100 を、底部にガセット部6を
有するスタンディングパウチ形式で形成し、上部のコー
ナー部に先端部及び両側部をヒートシールしてなる先細
り形状の注出口部10を設け、且つ該注出口部10の通液路
の両側のうち、上側を内側から先端側に向かって横方向
の直線部Aと先下がりの直線部Bとを有するシールライ
ンで形成し、下側を先端側が上方に向く直線状の下側の
シールラインCで形成すると共に、注出口部10の両側の
ヒートシール部に切り欠き部11a,11b を設けて構成す
る。前記通液路の先端部の先細り角度αは70°〜110 °
が好ましく、注出口部10の開封位置には切り取り線12等
の開封手段を設けることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体、粒状体など
流動性を有する内容物を密封包装し、使用時に内容物を
他の容器に移し替えて使用する自立性袋に関し、更に詳
しくは、内容物をボトルなど口径の小さな容器にも安全
且つ容易に移し替えられるよう、特に、注出の初期に内
容物が勢いよく飛び出すことがなく、且つ、注出の方向
が下向きの一定方向に注出されるよう注出口部の形状を
改善した自立性袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体、粒状体などの流動性を有す
る内容物を密封包装する袋としては、自立性があり立体
容器としての特徴も一部備えている所謂スタンディング
パウチ形式の袋が主に採用され、且つ、開封時に内容物
を外にこぼすことなく他の容器に安全に移し替えられる
よう、開口部を袋の上部全体ではなく、袋の上部の一部
に狭い幅の注出口部を設ける方法、或いは、プラスチッ
ク成形物などによる別体の注出口を袋の上部の一部に熱
接着して取り付ける方法などが採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チック成形物による別体の注出口を袋の上部の一部に取
り付ける方法は、製造工程が増え、注出口自体にも費用
がかかり、また、注出口を取り付けた空袋は、厚さが増
すため、保管や運搬の費用も割高となり、更に、内容物
の充填を注出口から行うため、口径の小さなノズルを備
えた特別な充填装置が必要となり、また、充填機のフィ
ーダー部への空袋のスタッキング数も大幅に減少し、オ
ペレーターが頻繁に空袋の供給を行う必要が生じるな
ど、全体としてコストアップと工程及び作業の煩雑さが
増す問題があった。
【0004】また、袋の上部の一部に狭い幅の注出口部
を設ける方法でも、内容物を他の容器に移し替える際の
操作性、安全性は、ある程度は改善できるが、内容物の
注出に際して、注出口部の口が開きにくく、また、内容
物の粘度が低い場合、注出の初期には前方に勢いよく飛
び出し、更に、残量が少なくなると、袋の注出口部が閉
じ易くなり、袋を圧迫して押し出すと、内容物が勢いよ
く飛び出して外にこぼすなど、移し替えの容易性、安全
性の点ではなお問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、成
形物などによる別体の注出口を必要とせず、通常の自立
性袋と同様な工程で生産性よく製造でき、内容物の充填
も容易で、しかも内容物の使用時には、袋の上部のコー
ナー部に設けられた注出口部の先端部を切り取って、内
容物による内圧を軽くかけるだけで、容易に注出口部を
開口させることができ、注出の途中で開口部が閉塞する
こともなく、且つ、内容物の粘度に影響されることな
く、その注出方向を下方向に安定化してスムーズに注出
することができ、口径の小さなボトルなどの容器に対し
ても、安全且つ容易に最後まで移し替えることができる
という、安価で使用適性に優れた自立性袋を生産性よく
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、前後両側の壁面フィルムと底面フィルム
とで形成され、周囲の端縁部が袋状にヒートシールされ
てなる袋において、該袋の底部が、前後の壁面フィルム
の下部の間に、底面フィルムを内側に折り込んで挿入し
てなるガセット部を有する形式で形成され、内側に折り
込まれた底面フィルムの両側下端近傍に切り欠き部が設
けられると共に、該ガセット部が、内側が両側から中央
部にかけて凹状となるシールパターンでヒートシールさ
れて形成され、胴部が、前後の壁面フィルムの両側部の
端縁部をヒートシールして形成され、該袋の上部のコー
ナー部に、先端部と両側部がヒートシールされてなる先
細り形状の注出口部が設けられ、該注出口部の通液路の
上下両側のシールラインのうち、上側のシールライン
が、内側から先端側に向かって、横方向の直線部と先下
がりの直線部とを有するラインで形成されると共に、該
注出口部の両側のヒートシール部に切り欠き部が設けら
れていることを特徴とする自立性袋からなる。
【0007】上記において、注出口部の通液路の上側の
シールラインのうち、内側の横方向の直線部は、水平な
直線であることが好ましいが、例えば、10°程度の傾
斜を有する直線であっても構わない。また、袋底部のガ
セット部をヒートシールする内側が両側から中央部にか
けて凹状となるシールパターンは、代表的な例として、
内側が底部の中心部から両側に湾曲線状に立ち上がる形
状の船底形や、一定の幅と長さの底部から両側が外側に
傾斜直線状に立ち上がる形状の船底形のシールパターン
が挙げられるが、これらに限定されず、例えば、内側が
鈍角のV字形、或いはU字形となるシールパターンな
ど、実質的に内側が両側から中央部にかけて凹状となる
シールパターンであれば何でもよい。
【0008】このような構成を採ることにより、本発明
の自立性袋は、底部の構成により、自立性が付与され、
取扱いが容易になるほか、外観も優れたものとなり、更
に、内容物の移し替え操作も、注出の途中で立てて置く
ことができるので、容易に行うことができる。また、内
容物をボトルなど他の容器に移し替える際には、注出口
部の先端部を切り取って開封し、袋を注出口部が設けら
れている側に傾けることにより、内容物が注出口部に流
動し、その内圧により注出口部を開口させることができ
る。この時、注出口部の通液路が、上下両側のシールラ
インにより、先細りとなる形状に形成されると共に、上
側のシールラインが、内側から先端側に向かって、横方
向の直線部と先下がりの直線部とを有する形状に形成さ
れているので、内容物が注出口部から注出される際、袋
の上部へ流動した内容物が、一旦、前記上側シールライ
ンの横方向の直線部分を含む横方向の袋の上部シール部
にぶつかり、そこで流れ方向を90°変えて、先細りの
注出口部から袋の横方向に注出される。従って、内容物
の流れに圧力損失を生じ、流速が低下すると同時に、流
れ方向も、前記先細りの注出口部の上側のシールライン
の先端部の先下がりの直線部により、一層確実に下方向
に制御されるので、内容物が低粘度のものであっても、
周りに飛び散ることがなく、口径の小さな容器に対して
も、安定した流れで安全に移し替えることができる。
【0009】また、注出口部の両側のヒートシール部に
は、切り欠き部が設けられており、注出口部が、狭い幅
で突出する形状となっているので、移し替えを行う容器
の口部に注出口部を差し込み、或いは、少なくとも下側
の切り欠き部を容器の口部にあてがうようにして注出す
ることができるので、注出口部が容器の口部からずれる
こともなく、安全に内容物を移し替えることができる。
【0010】請求項2に記載した発明は、前記注出口部
の形状が、その通液路の先端部において、前記先下がり
の直線部と、下側のシールラインのなす角度が70°〜
110°の角度で収束に向かう先細り形状であることを
特徴とする請求項1記載の自立性袋からなる。
【0011】上記通液路の先端部において、上下両側の
シールラインのなす角度、即ち、前記先下がりの直線部
と、下側のシールラインとのなす角度(先細り角度α)
が70°よりも小さい場合は、内容物を注出する際、注
出口部が閉塞され易くなる傾向が出始めること、また、
一定の口径の注出口を形成するためには、注出口部の開
封位置を一層内側に設ける必要があり、それに伴って、
注出口部の両側のヒートシール部や、特に下側の切り欠
き部なども内側に深く設ける必要があり、全体として、
注出口部に係わるスペースが大きくなると同時に、内容
物の充填口に使用する袋の上部の幅、スペースが狭くな
るため好ましくない。
【0012】そして、前記先下がりの直線部と、下側の
シールラインのなす角度(先細り角度α)が110°よ
りも大きい場合は、開口性はよいが、注出口部の径が、
先端側から基部に向かって急激に大きくなり、注出口部
の突出長さを充分に取ることが難しくなる。その結果、
内容物をボトルなど他の容器に移し替える際、注出口部
を容器の口部に差し込むことが難しくなり、また、内容
物の注出方向を一定範囲に安定化させることが難しくな
るため、内容物を外にこぼしやすくなり好ましくない。
【0013】従って、上記のような構成を採ることによ
り、前記請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、
内容物を注出する際、注出口部の開口性がよく、また、
内容物の注出速度を適度に制御でき、且つ、注出方向を
下向きの一定範囲に安定化させることができるので、口
径の小さな容器にも一層安全且つ容易に内容物を移し替
えることができるようになる。
【0014】請求項3に記載した発明は、前記注出口部
を開封するための開封手段が、前記注出口部の上側部か
ら、通液路の上側のシールラインの先下がりの直線部
と、下側のシールラインの先端部寄りの位置を通って、
前記注出口部の先端部を切り取るように設けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の自立性袋か
らなる。上記開封手段は、印刷で表示された切り取り線
などの開封指示線や、開封指示マークであってもよく、
また、実際の引き裂きなどによる開封操作を容易にする
易開封性手段であってもよい。更に、これらの複数を適
宜組み合わせて設けたものであってもよい。
【0015】前記易開封性手段としては、例えば、
(イ)通常の袋でも多用されるノッチを設ける方法のほ
か、(ロ)レーザー光照射などによるハーフカット線を
設ける方法、(ハ)機械的方法によって細長くて小さな
傷痕群を袋の端部に形成する方法(その傷痕群を起点と
して、容易に引き裂きが可能となる)、(ニ)袋の積層
フィルム中に易引き裂き性フィルム、例えば一軸延伸フ
ィルムを積層する方法(この場合、一軸延伸フィルム
は、その延伸方向が袋の開封方向と一致するように用い
ることにより、容易に一定方向に引き裂いて開封できる
ようになる)、(ホ)カットテープなどを貼着する方法
など種々の方法があり、前記開封指示線などの開封手段
を含めて、これらの中から、一種を選択し、または二種
以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0016】尚、上記ノッチは、一字形やV字形のノッ
チが多く採用されているが、その形状に制限はなく、引
き裂き方向に向かって尖った部分を有する形状であれば
何でもよい。ハーフカット線についても、連続する線状
のハーフカット線に限らず、ミシン目状など断続的なハ
ーフカット線であってもよい。このようなハーフカット
線は、一本でもよいが、引き裂き方向がずれた場合を想
定して、中心のハーフカット線の両側に各1本、または
各2本など複数のハーフカット線を、平行または中心の
ハーフカット線に収斂する形状などに設けることができ
る。
【0017】このような構成を採ることにより、前記請
求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、注
出口部先端部のヒートシール部を切り取って開封する
際、正しい位置、即ち、注出口部の先端部に通液路の上
側のシールラインの先下がりの直線部が確実に残る位置
で容易に開封することができる。従って、内容物を注出
する際、その流れ方向を一層確実に下方向の一定範囲に
制御でき、安全且つ容易に内容物を移し替えられるよう
になる。また、開封手段として、ノッチやハーフカット
線などの前記易開封性手段を単独、または他の開封手段
と組み合わせて設けることにより、鋏などの道具を必要
とせず、手だけで容易に引き裂いて前記位置で開封でき
るようになる。
【0018】請求項4に記載した発明は、前記注出口部
を開封するための開封手段が、前記注出口部の上側部か
ら、通液路の上側のシールラインの先下がりの直線部と
交差し、且つ通液路の上側のシールラインよりも下側の
シールラインを長く切り取るように設けられていること
を特徴とする請求項1または2に記載の自立性袋からな
る。
【0019】上記開封手段自体は、前記請求項3に記載
した発明の項で説明した通りであり、このような構成を
採ることにより、前記請求項1または2に記載した発明
の作用効果に加えて、前記開封手段で注出口部を開封し
た時、注出口部は、通液路の上側のシールラインの先下
がりの直線部の一部が確実に残され、通液路の下側のシ
ールラインよりも上側のシールラインが長く残された形
状になると共に、注出口部の上部側が、横方向に長く突
き出て尖った形状となる。従って、内容物を注出する
際、上側のシールラインにより、内容物の流れが一層確
実に下方向の一定範囲に制御され、また、注出口部の上
部側が突き出て尖った形状であるため、口径の小さな容
器に対しても、注出口部を容器の口部にスムーズに差し
込むことができ、内容物を一層安全且つ容易に移し替え
ることができる。また、開封手段として、ノッチやハー
フカット線などの前記易開封性手段を単独、または他の
開封手段と組み合わせて設けることにより、鋏などの道
具を必要とせず、手だけで容易に引き裂いて所定の位置
で開封できるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の自立性袋の製造に
用いるフィルム、および自立性袋の製造方法など発明の
実施の形態について説明する。本発明の自立性袋の製造
に用いるフィルムは、主にプラスチックを主体とする積
層フィルムが用いられるが、特に限定はされず、例え
ば、各種液体用パウチなどに用いられている公知の積層
フィルムは、いずれも使用することができる。これらの
中から、包装する内容物の種類や充填後の加熱処理の有
無など使用条件に応じて適するものを自由に選択して使
用することができる。
【0021】好ましく使用できる積層フィルムの構成の
代表的な例として、以下のような構成が挙げられる。 (1) ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シ
ーラント層) (2) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸H
DPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (3) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸P
Pフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラン
ト層) (4) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸P
Pフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・L
DPEフィルム(シーラント層) (5) ONフィルム(シリカまたはアルミナ蒸着層)/接
着剤/一軸延伸または二軸延伸PPフィルム/接着剤/
L・LDPEフィルム(シーラント層) (6) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層は
L・LDPE層) (7) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/LDPE層)/接着剤/L・LDP
Eフィルム(シーラント層) (8) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (9) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (10)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (11)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (12)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着
剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラン
ト層) などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができ
る。
【0022】上記において、ONフィルムは2軸延伸ナ
イロンフィルム、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチ
レン、HDPEは高密度ポリエチレン、LDPEは低密
度ポリエチレン、PPフィルムはポリプロピレンフィル
ム、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物フィルム、CPPフィルムは無延伸
ポリプロピレンフィルムを示すものである。各層の間の
接着剤は、通常、その積層がドライラミネーション法で
行われるため、2液硬化型ポリウレタン系接着剤などの
ドライラミネーション用接着剤が用いられる。また、ア
ンカーコートは、押し出しコーティングで樹脂を積層す
る際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予め
コーティングするものでプライマーコートの一種であ
る。
【0023】前記の積層フィルムの構成において、ON
フィルム、PETフィルムは、基材フィルムとして袋に
機械的強度や印刷適性を付与し、中間層に用いた一軸延
伸HDPEフィルム、一軸延伸PPフィルムは、その延
伸方向を袋の注出口部を開封する際の引き裂き方向と一
致するように用いることにより、引き裂きの方向性を一
層安定化させることができる。また、中間層に二軸延伸
HDPEフィルム、二軸延伸PPフィルムを用いた場合
は、積層フィルムの厚さを増し、その剛性や機械的強度
を高めると共に、水蒸気バリヤー性なども向上させるこ
とができる。そして、アルミニウム箔、シリカまたはア
ルミナ蒸着層、EVOHフィルムなどは、各種のガスバ
リヤー性を付与するために積層するものである。
【0024】また、最内層のシーラント層としては、L
・LDPEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙
げたが、L・LDPEフィルムは、ヒートシールの安定
性や耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレス
クラッキング性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱
性、低臭性に優れており、これらの性能を必要とする内
容物の包装用に適している。
【0025】シーラント層には上記のほか、充填される
内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイ
オノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用
することができる。
【0026】特に、エチレン・αオレフィン共重合体で
メタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合
したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定し
ているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優
れており、本発明の自立性袋のように、ヒートシール部
にフィルムの重なりの差による段差のある袋のシーラン
ト層には、シール抜けによるピンホールの発生を防止で
きる点で適している。更に、前記共重合体にオレフィン
系エラストマーをブレンドしたものを用いることによ
り、シーラント層の熱流動性が改善され、前記段差によ
るピンホールの発生も一層効果的に防止することができ
る。
【0027】次に、以上のような積層フィルムを用いて
製造する本発明の自立性袋の製造方法について説明す
る。本発明の自立性袋は、底部をガセット形式で形成し
て自立性を付与した形態であるため、基本的には、従来
のスタンディングパウチ用の製袋機を利用して製造する
ことができる。
【0028】只、通常のスタンディングパウチとは下記
の点で異なっている。 袋の上部のコーナー部に、その先端部と両側部をヒー
トシールしてなる先細りとなる形状の注出口部を設けて
いる点。 前記注出口部の両側のヒートシール部に、内容物を他
の容器に移し替える際に、注出口部を容器の口部に固定
し易くし、また、注出口部を狭い幅で突出させるなどの
目的で切り欠き部を設けている点。 前記注出口部にノッチ、ハーフカット線などの易開封
性手段を設けている点である。
【0029】従って、上記〜に記載した追加構成部
分を設けるための加工装置、即ち、注出口部、切り欠き
部、易開封性手段などを設けるためのトリミング装置、
打ち抜き装置、ヒートシール装置、レーザー光照射装置
などを適宜スタンディングパウチ用製袋機に追加付設、
もしくは部分改造することにより、容易に製造すること
ができる。
【0030】また、本発明の自立性袋の構成において、
注出口部の先細り形状、即ち、通液路の上下両側のシー
ルラインの形状は、上側のシールラインを内側から先端
側に向かって、横方向の直線部と先下がりの直線部とを
有するラインで形成し、これを基準として、下側のシー
ルラインを、前記先下がりの直線部と下側のシールライ
ンとのなす先細り角度が所望の角度、好ましくは70°
〜110°となるように設定して形成することができ
る。
【0031】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に
説明する。但し、本発明は、これらの図面に限定される
ものではない。また、図面に付した符号は、異なる図面
においても同じ名称の部分には同じ符号を用いた。図1
〜図5は、それぞれ本発明の自立性袋の一実施例の構成
を示す正面図である。但し、図1、図2、図3に示した
自立性袋100、200、300は、いずれもその基本
構成は同一であるが、注出口部の先端部の先細り角度α
を、より好ましい範囲の中で、小さいもの、中間的なも
の、大きいもの、の3種類に分けて、それぞれの注出口
部の形状の一例を示したものである。そして、図4に示
した自立性袋400は、図1に示した自立性袋100の
構成において、注出口部に設けた切り取り線の位置を変
更し、これに対応して注出口部の両側の切り欠き部の形
状、位置を適宜調整すると共に、ノッチを追加して構成
したものであり、また、図5に示した自立性袋500
は、同様に、図3に示した自立性袋300の構成におい
て、注出口部に設けた切り取り線の位置を変更し、これ
に対応して注出口部の両側の切り欠き部の形状、位置を
適宜調整すると共に、ノッチを追加して構成したもので
ある。
【0032】図1に示した自立性袋100は、その底部
と胴部が、通常のスタンディングパウチと同様な形式で
形成されており、底部2が、前後両側の壁面フィルム
1、1′の下部の間に、底面フィルムを内側に折り返し
て、底面フィルム折り返し部3まで挿入してなるガセッ
ト部6を有する形式で形成され、内側に折り込まれた底
面フィルムの両側下端近傍には、この場合、半円形の底
面フィルム切り欠き部4、4が設けられ、ガセット部6
が、内側が底部の中心部から両側に湾曲線状に立ち上が
る形状の船底形のシールパターン、即ち、底部シール部
5でヒートシールして形成され、胴部が、前後両側の壁
面フィルム1、1′の両側端縁部を側部シール部7、7
でヒートシールして形成されている。
【0033】そして、自立性袋100の上部のコーナー
部(図において左側のコーナー部)には、先端部と両側
部が注出口部シール部8でヒートシールされてなる先細
り形状の注出口部10が設けられ、且つ、注出口部10
の通液路の上下両側のシールラインのうち、上側のシー
ルラインが、内側から先端部に向かって、横方向の直線
部Aと先下がりの直線部Bとを有するシールラインで形
成され、下側のシールラインが、内側から先端部に向か
って、斜め上方に向く直線状の下側のシールラインCで
形成されている。尚、本発明において、前記通液路の上
側のシールラインの横方向の直線部Aと先下がりの直線
部B、および、直線状の下側のシールラインCは、いず
れも内容物の流れ方向の制御に支障がなければ、直線に
限らず、多少の反りや曲がりを有するラインであっても
よい。
【0034】この場合、注出口部10は、その通液路の
先端部において、前記先下がりの直線部Bと、下側のシ
ールラインCとのなす先細り角度αは70°で収束に向
かう先細り形状である。また、この場合、先細り角度α
の二等分線Mが、水平方向に向くように前記先下がりの
直線部Bと、下側のシールラインCの角度が設定されて
いるが、必ずしもこの二等分線Mは水平方向である必要
はなく、例えば、前記先下がりの直線部Bの先下がり形
状が維持される範囲であれば、その先下がり角度を浅く
して、前記二等分線Mが斜め上方を向くように注出口部
10を形成してもよい。
【0035】そして、更に、注出口部10の両側のヒー
トシール部には、切り欠き部11a、11b が設けら
れ、また、上側の切り欠き部11a は、注出口部の先端
側の下側部の角部が鋭角の尖った形状に形成され、この
部分が易開封性手段としてのノッチの機能を有すると共
に、その先端部から下方に向けて、注出口部10の先端
部を切り取って開封するための開封手段として切り取り
線12が設けられて構成されている。
【0036】尚、上記切り取り線12の部分には、更
に、これに沿ってハーフカット線などの易開封性手段を
設けてもよく、それにより一層正確且つ容易に切り取り
線に沿って引き裂いて開封できるようになる。そして、
自立性袋100の上部端縁部の上部シール部9は、内容
物の充填口に使用するため、内容物の充填前は未シール
の開口部とし、内容物の充填後にヒートシールして密封
するものである。また、図では上部シール部9の下側ラ
インが、注出口部10の通液路の上側のシールラインの
横方向の直線部Aと連続する形状に示したが、上部シー
ル部9は内容物の充填後にヒートシールされるため、例
えば、上方などにずれていても構わない。上記の点は、
以下の図2〜図5に示す自立性袋200、300、40
0、500についても同様である。
【0037】また、注出口部10を開封するための切り
取り線12の位置やその角度、そして、注出口部10の
両側の切り欠き部11a 、11b の形状および大きさな
どは、特に限定はされず、前記通液路の上下両側のシー
ルラインの形状と内容物の粘度に応じて、注出口部10
の先端部に適度の大きさの開口部を形成すると共に、切
り取り線12で切り取った後、注出口部10の両側の切
り欠き部11a 、11b により、注出口部10が適度の
長さに突出した形状となるように適宜に設計することが
できる。
【0038】このような構成を採ることにより、自立性
袋100への内容物の充填は、未シールの上部シール部
9が充分な幅を有しているので、この部分から容易に行
うことができ、例えば、液状の内容物を充填し、上部シ
ール部9を脱気シールして密封した袋100は、底部の
ガセット部6の構成により自立性が付与され、取り扱い
易く、外観にも優れている。そして、充填された内容物
をボトルなど他の容器に移し替える際には、注出口部1
0の先端部を、上側の切り欠き部11a の下側部の尖っ
た角部を利用して、切り取り線12に沿って下方に引き
裂くことにより、容易に注出口部10を開封することが
できる。
【0039】開封された袋100は、その注出口部10
の両側に切り欠き部11a 、11bが設けられており、
また、注出口部10の通液路が、先細りの形状に形成さ
れており、且つ、その上側のシールラインが、内側から
先端側に向かって横方向の直線部Aと先下がりの直線部
Bとで形成され、下側のシールラインCが先端側が上方
に向く直線状で、通液路の先端部の先細り角度αがこの
場合70°で、しかも、先細り角度αの二等分線Mが水
平方向(袋の横方向)に向くように形成されている。
【0040】従って、袋100の胴部を手で支えて注出
口部10をボトルの口部に向けて傾けることにより、内
容物が注出口部側に流動し、その内圧により注出口部1
0が開口する。そして、開口した注出口部10をボトル
の口部に差し込み、その切り欠き部11a 、11b を、
ボトルの口部にあてがいながら内容物を注出することが
できるので、注出口部10がボトルの口部に安定した状
態で固定され、且つ、内容物の注出方向も、注出口部1
0の通液路の先細り角度αの二等分線Mの延長線の方向
に確実に制御され、粘度の低い内容物でも外にこぼすこ
となく、安全且つ容易に移し替えることができる。
【0041】また、前記内容物の注出に際して、袋10
0を注出口部側に傾けた時、袋の上部へ流動した内容物
が、一旦、前記通液路の上側のシールラインの横方向の
直線部Aを含む横方向の上部シール部9にぶつかり、そ
こで流れ方向を90°変えて先細り形状の注出口部10
から注出される。従って、内容物の流れは、方向転換の
際と先細りの注出口部から排出される際との二度に渡っ
て圧力損失を生じ、注出の初期、或いは、内圧を加えた
場合でも流速が緩和され、周りに飛び散ることなく適度
の流れでスムーズに注出される。そして、注出口部10
の先端部の先細り角度αが70°〜110°の範囲(こ
の場合70°)に設定されているので、注出口部10に
内容物による内圧がかかった時、注出口部10は自動的
に開口すると共に、途中で閉塞するようなこともない。
従って、内容物を外にこぼすことなく、最後まで安全且
つ容易に移し替えることができる。
【0042】図2に示した自立性袋200は、前記図1
に示した自立性袋100の構成において、上部のコーナ
ー部に設けた注出口部10の通液路の先端部の先細り角
度αを70°から90°に大きくすると共に、これに伴
って注出口部10の上下の切り欠き部11a 、11b の
幅や切り込み深さが若干小さくなるように調整して構成
したものであり、袋200の底部および胴部は、図1に
示した自立性袋100と同様に構成したものである。
【0043】また、図3に示した自立性袋300は、前
記図1に示した自立性袋100の構成において、上部の
コーナー部に設けた注出口部10の通液路の先端部の先
細り角度αを70°から、図2に示した自立性袋200
の場合よりも更に大きく、110°に変更して形成する
と共に、これに伴って注出口部10の上下の切り欠き部
11a 、11b の幅や切り込み深さが若干小さくなるよ
うに調整して構成したものであり、袋300の底部およ
び胴部は、図1に示した自立性袋100と同様に構成し
たものである。
【0044】前記図2および図3に示した自立性袋20
0、300は、いずれも図1に示した自立性袋100と
同様、その注出口部10の通液路の先端部の先細り角度
αが70°から110°の範囲に形成されており、ま
た、注出口部10の上下の切り欠き部11a 、11b
も、その幅や切り込み深さが若干変更されて形成されて
いるが、その基本構成は同一であるため、このような構
成を採った場合も、前記図1に示した自立性袋100で
説明した作用効果と同様な作用効果を奏する。
【0045】次に、図4に示した自立性袋400は、前
記図1に示した自立性袋100の構成において、注出口
部10に設けた開封手段、即ち、切り取り線12を、図
示したように、注出口部10の上側部から、通液路の上
側のシールラインの先下がりの直線部Bと交差し、且つ
通液路の上側のシールラインよりも下側のシールライン
Cを長く切り取るように、角度を垂直よりも外側に傾け
た形状に変更して設けると共に、これに対応して、上側
の切り欠き部11a を、注出口部10の先端側に広げて
その左側下端の角部が切り取り線12の上端につながる
ように形状を変え、また、切り取り線12の下端にノッ
チ13を追加して設けた他は、総て自立性袋100と同
様に形成して構成したものである。
【0046】このような構成を採ることにより、自立性
袋400は、充填された内容物を注出する際、例えば、
上側の切り欠き部11a の左側下端の角部から、切り取
り線12に沿って引き裂いて注出口部10を開封するこ
とにより、注出口部10は、通液路の上側のシールライ
ンの先下がりの直線部Bの一部が確実に残され、通液路
の下側のシールラインCよりも上側のシールラインが長
く残された形状になると共に、注出口部10の上部が横
方向に長く突き出て尖った形状になる。従って、内容物
を注出する際、上側のシールラインにより、内容物の流
れが一層確実に下方向の一定範囲に制御され、また、注
出口部10の上部側が突き出て尖った形状であるため、
口径の小さな容器に対しても、注出口部を容器の口部に
スムーズに差し込むことができ、内容物を一層安全且つ
容易に移し替えることができる。また、前記変更点以外
は、図1に示した自立性袋100と同じ構成であるた
め、図1の自立性袋100で説明した作用効果と同様な
作用効果を得ることができる。
【0047】図5に示した自立性袋500は、前記図3
に示した自立性袋300の構成において、注出口部に設
けた開封手段、即ち、切り取り線12を、図示したよう
に、注出口部10の上側部から、通液路の上側のシール
ラインの先下がりの直線部Bと交差し、且つ通液路の上
側のシールラインよりも下側のシールラインCを長く切
り取るように、角度を垂直よりも外側に傾けた形状に変
更して設けると共に、これに対応して、上側の切り欠き
部11a を、注出口部10の先端側に広げてその左側下
端の角部が切り取り線12の上端につながるように形状
を変え、また、下側の切り欠き部11b はその中間部の
内側への切り欠きが更に深く入るように形状を変え、更
に、切り取り線12の下端にノッチ13を追加して設け
た他は、総て自立性袋300と同様に形成して構成した
ものである。
【0048】このような構成を採ることにより、自立性
袋500は、前記自立性袋400と同様、充填された内
容物を注出する際、例えば、上側の切り欠き部11a の
左側下端の角部から、切り取り線12に沿って引き裂い
て注出口部10を開封することにより、注出口部10
は、通液路の上側のシールラインの先下がりの直線部B
の一部が確実に残され、通液路の下側のシールラインC
よりも上側のシールラインが長く残された形状になると
共に、注出口部10の上部が横方向に突き出て尖った形
状になる。従って、内容物を注出する際、上側のシール
ラインにより、内容物の流れが一層確実に下方向の一定
範囲に制御され、また、注出口部10の上部側が突き出
て尖った形状であるため、口径の小さな容器に対して
も、注出口部を容器の口部にスムーズに差し込むことが
でき、内容物を一層安全且つ容易に移し替えることがで
きる。また、前記変更点以外は、図3に示した自立性袋
300と同じ構成であるため、図3の自立性袋300で
説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、
通常の自立性袋と同様な製造工程で生産性よく製造で
き、内容物の充填も容易で、内容物を充填シールした自
立性袋は、優れた自立性を有すると共に、形態安定性、
外観もよく、取扱いも容易であり、更に、内容物をボト
ルなど他の容器に移し替える際には、袋の上部のコーナ
ー部に設けられた注出口部の先端部を容易に切り取って
開封することができ、また、注出口部に内容物による内
圧がかかることにより、容易に注出口部が開口し、粘度
の高い内容物はもとより、粘度の低い内容物でも、その
注出方向を、下向きの一定範囲に制御することができ、
注出の途中で注出口が閉塞することもなく、口径の小さ
なボトルなどの容器に対しても、注出口部を容器の口部
に差し込みやすく、内容物を外にこぼすことなく安全且
つ容易に最後まで移し替えることができるという安価で
使用適性に優れた自立性袋を生産性よく提供できる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自立性袋の第1の実施例の構成を示す
正面図である。
【図2】本発明の自立性袋の第2の実施例の構成を示す
正面図である。
【図3】本発明の自立性袋の第3の実施例の構成を示す
正面図である。
【図4】本発明の自立性袋の第4の実施例の構成を示す
正面図である。
【図5】本発明の自立性袋の第5の実施例の構成を示す
正面図である。
【符号の説明】
1、1′壁面フィルム 2 底部 3 底面フィルム折り返し部 4 底面フィルム切り欠き部 5 底部シール部 6 ガセット部 7 側部シール部 8 注出口部シール部 9 上部シール部 10 注出口部 11a 、11b 切り欠き部 12 切り取り線 13 ノッチ A 上側のシールラインの水平な直線部 B 上側のシールラインの先下がりの直線部 C 下側のシールライン α 先細り角度 M 先細り角度αの二等分線 100、200、300、400、500 自立性袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AB25 BA17 BA27 BA28 BA29 BA30 BA36 BA46 BA54 BA55 BA60 BB03 BC01 BC08 BC15 BC18 EA06 EA07 EA17 EA18 EA23 FA04 FA06 GA01 HA06 HB05 HM01 HN06 HP01 HP02 HP03 HP05 HS05 3E067 AA03 AA04 BA13A BB12A BB14A BB15A BB16A BB25A BC03A CA05 CA24 EA09 EB07 EE40 FA01 FC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後両側の壁面フィルムと底面フィルムと
    で形成され、周囲の端縁部が袋状にヒートシールされて
    なる袋において、該袋の底部が、前後の壁面フィルムの
    下部の間に、底面フィルムを内側に折り込んで挿入して
    なるガセット部を有する形式で形成され、内側に折り込
    まれた底面フィルムの両側下端近傍に切り欠き部が設け
    られると共に、該ガセット部が、内側が両側から中央部
    にかけて凹状となるシールパターンでヒートシールされ
    て形成され、胴部が、前後の壁面フィルムの両側部の端
    縁部をヒートシールして形成され、 該袋の上部のコーナー部に、先端部と両側部がヒートシ
    ールされてなる先細り形状の注出口部が設けられ、該注
    出口部の通液路の上下両側のシールラインのうち、上側
    のシールラインが、内側から先端側に向かって、横方向
    の直線部と先下がりの直線部とを有するラインで形成さ
    れると共に、該注出口部の両側のヒートシール部に切り
    欠き部が設けられていることを特徴とする自立性袋。
  2. 【請求項2】前記注出口部の形状が、その通液路の先端
    部において、前記先下がりの直線部と、下側のシールラ
    インのなす角度が70°〜110°の角度で収束に向か
    う先細り形状であることを特徴とする請求項1記載の自
    立性袋。
  3. 【請求項3】前記注出口部を開封するための開封手段
    が、前記注出口部の上側部から、通液路の上側のシール
    ラインの先下がりの直線部と、下側のシールラインの先
    端部寄りの位置を通って、前記注出口部の先端部を切り
    取るように設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の自立性袋。
  4. 【請求項4】前記注出口部を開封するための開封手段
    が、前記注出口部の上側部から、通液路の上側のシール
    ラインの先下がりの直線部と交差し、且つ通液路の上側
    のシールラインよりも下側のシールラインを長く切り取
    るように設けられていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の自立性袋。
JP2000097955A 2000-02-18 2000-03-31 自立性袋 Expired - Fee Related JP4811542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097955A JP4811542B2 (ja) 2000-02-18 2000-03-31 自立性袋

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-41836 2000-02-18
JP2000041836 2000-02-18
JP2000041836 2000-02-18
JP2000097955A JP4811542B2 (ja) 2000-02-18 2000-03-31 自立性袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001301775A true JP2001301775A (ja) 2001-10-31
JP4811542B2 JP4811542B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=26585699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000097955A Expired - Fee Related JP4811542B2 (ja) 2000-02-18 2000-03-31 自立性袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4811542B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004067246A (ja) * 2002-06-14 2004-03-04 Futaba Kagaku:Kk 内容物を収納した軟質容器体
JP2006298438A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Dainippon Printing Co Ltd 自立袋
JP2009090992A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Dainippon Printing Co Ltd 注出口部付き自立袋
JP2010013150A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Rengo Co Ltd 詰替パウチ
US8992085B2 (en) * 1999-06-24 2015-03-31 Alan D. Olin Self-supporting storage bag with resealable pour spout
JP7519872B2 (ja) 2020-10-23 2024-07-22 小林製薬株式会社 詰替え容器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01141235U (ja) * 1988-03-18 1989-09-27
JPH09328152A (ja) * 1996-06-11 1997-12-22 Kyoritsu Ramineeto Kk 流動体用袋
JPH11321883A (ja) * 1998-05-14 1999-11-24 Dainippon Printing Co Ltd 詰め替え用パウチ
JPH11321885A (ja) * 1998-05-20 1999-11-24 Dainippon Printing Co Ltd パウチ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01141235U (ja) * 1988-03-18 1989-09-27
JPH09328152A (ja) * 1996-06-11 1997-12-22 Kyoritsu Ramineeto Kk 流動体用袋
JPH11321883A (ja) * 1998-05-14 1999-11-24 Dainippon Printing Co Ltd 詰め替え用パウチ
JPH11321885A (ja) * 1998-05-20 1999-11-24 Dainippon Printing Co Ltd パウチ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8992085B2 (en) * 1999-06-24 2015-03-31 Alan D. Olin Self-supporting storage bag with resealable pour spout
JP2004067246A (ja) * 2002-06-14 2004-03-04 Futaba Kagaku:Kk 内容物を収納した軟質容器体
JP2006298438A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Dainippon Printing Co Ltd 自立袋
JP2009090992A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Dainippon Printing Co Ltd 注出口部付き自立袋
JP2010013150A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Rengo Co Ltd 詰替パウチ
JP7519872B2 (ja) 2020-10-23 2024-07-22 小林製薬株式会社 詰替え容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4811542B2 (ja) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001018989A (ja) 詰め替え用パウチ
JP3883632B2 (ja) スタンディングパウチ
JP4060943B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP4811542B2 (ja) 自立性袋
JP2001341755A (ja) 自立性袋
JP4676597B2 (ja) 自立性袋
JP2002211595A (ja) 係止部付き袋
JP2001002089A (ja) 詰め替え用パウチ
JP4139820B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2001114298A (ja) 複合容器
JP2000190991A (ja) 易開封性パウチ
JP4270635B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2004338760A (ja) 詰め替え用パウチ
JP3935540B2 (ja) スタンディングパウチ
JP3984375B2 (ja) 詰め替え用パウチ
KR200427807Y1 (ko) 자립성 파우치
JP4028083B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP4268255B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2001018990A (ja) 詰め替え用パウチ
JP4303841B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2000247342A (ja) 自立性パウチ
JP4043617B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP4781506B2 (ja) 自立性袋
JP4028324B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP4549565B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110516

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees