JPH09328152A - 流動体用袋 - Google Patents

流動体用袋

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JPH09328152A
JPH09328152A JP8149510A JP14951096A JPH09328152A JP H09328152 A JPH09328152 A JP H09328152A JP 8149510 A JP8149510 A JP 8149510A JP 14951096 A JP14951096 A JP 14951096A JP H09328152 A JPH09328152 A JP H09328152A
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notch
bag
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JP8149510A
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Takeo Ito
武夫 伊藤
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KYORITSU RAMINEETO KK
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KYORITSU RAMINEETO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物の流出が容易かつ正確に行なえ、また
内容物の流出を途中で中断し、再使用することのできる
流動体用袋。 【解決手段】 周部22〜25が一体化し、内側部26
に流動体を保有する保有部28の形成された合成樹脂製
シートからなる流動体用袋において、保有部28と接続
した細長な導出路30が形成されていることを特徴とす
る。簡単に内容物を流出できる上、内容物を細長な導出
路の吐出部から、広がらずに線状に流出できるので、内
容物の流出制御が容易で、零れ等を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料物や液体洗剤
等の液体、または粉体などの流動体を保有する流動体用
袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジュース、清涼飲料水などの飲料物や、
液体洗剤やシャンプーなどの液体は様々な容器等に充填
された状態で利用に供されている。近年特に、資源保護
や環境問題が重要視されている。そこで、特に液体洗剤
等においては、その容器を使い捨てとせずに、内容液の
みを補充できるように、一般に図15に示すような液体
用袋10を用いた詰替え用の液体洗剤が広く市販されて
いる。図示例の詰替え用の液体洗剤の液体用袋10は、
ポリエチレン等の合成樹脂からなるシートで構成され、
四方の周部12がヒートシールによって一体化してお
り、その中央部に形成された保有部18に液体洗剤が保
有されている。使用時には、上部を(ノッチ14から)
その上辺16に沿って切断し、保有部18の上部を開放
した後、液体用袋10を逆さまにして保有部18内の液
体用洗剤を流出させて他の容器に詰替え、補充する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな液体用袋であると、容器に内容液を詰替える作業時
に、内容液の流出制御が儘ならず、内容液が容器外に零
れたりすることがあった。また、一旦、封を開けた液体
用袋は、再び密封することができないので、内容液を出
しきらなければならず、移しかえる容器内に入りきらな
かった内容液は廃棄処分するか、または転倒などによる
残存液の漏出に留意した保存処理を作業者各人で行なわ
なければならなかった。そこで、詰替え用の袋の内容量
は、一度の詰替え時に内容液を移しかえきれるように、
移しかえる容器の内容量よりも少なくして市販されてい
るのが実情である。しかしながら、そのように内容量を
少なくしなければならない制約があることは不利不便で
あった。
【0004】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、内容物の流出が容易かつ正確に行なえ、また
内容物の流出を途中で中断し、再使用することのできる
流動体用袋を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の流動体用袋は、
周部が一体化し、内側部に流動体を保有する保有部の形
成された合成樹脂製シートからなる流動体用袋におい
て、保有部と接続した細長な導出路が形成されているこ
とを特徴とするものである。この際、その導出路は、そ
の先端が保有部との接続部側よりも狭小とされているこ
とが望ましい。さらに、保有部と導出路の接続方向と、
導出路の長手方向とが不一致であることが望ましい。ま
た、導出路の先端の吐出部を開放する為のノッチが周部
に形成されていることが好ましい。さらに、導出路を挟
んで前記ノッチと対向する位置に、ノッチからの延長線
が交差する切欠線が形成されていることが好ましい。
尚、本発明において、流動体とは、定形性をもたない流
動性材料のことをいい、気体または液体に限られるもの
ではなく、粒状物などの微細なものであれば固体も含む
ものとする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の流動体用袋は、内容物に
対する耐性、すなわち、内容物が水溶液であるならば防
水性、耐水性を有する合成樹脂からなり、内側部に流動
体を保有できる空間を形成するように周部が一体化され
てなる袋である。本発明の一例を図1を参照して説明す
る。この例の流動体用袋20は、2枚の合成樹脂製シー
トが、互いの周部22〜25がヒートシールされること
により一体化しており、その周部で囲まれる内側部26
に、2枚のシートで囲まれた保有部28が形成されてい
る。そして、本発明においては、その内側部に、内容物
が通過することのできる細長な導出路30が形成されて
いる。この図示例においては、導出路30はその一端で
ある接続部32が連接部36によって保有部28と接続
されており、他端の吐出部34は周部23にて封止され
ている。即ち、保有部28と導出路30とは連接部36
を除いて分離部38によって分離され、且つそれぞれの
形状に形成される。したがって、この流動体用袋20に
おいては、保有部28と導出路30とで閉鎖系が形成さ
れ、そこに内容物が密封、保有される。
【0007】このような流動体用袋を製造するには、例
えば、2枚の合成樹脂製シートの周部の3方をヒートシ
ール等の貼着手段などにより一体化して袋状としておい
て、一体化されていない部分から内容物を充填した後
に、その充填の為に開放していた部分を一体化して内容
物を袋内に密封すると共に、保有部28と導出路30と
を連接部36を除いて分離するように、周部と同様にヒ
ートシール等の一体化手段により分離部38を形成すれ
ばよい。または、例えば、1枚の合成樹脂製シートを折
曲げ、その折曲げた部分を周部25とし、両側方をヒー
トシール等により一体化した周部23,24として袋状
とした後に、上記同様に、内容物の充填、分離部38の
形成による保有部28及び導出路30の形成を行なうよ
うにしてもよい。
【0008】上述した流動体用袋20を使用するには、
手または鋏を使用して導出路30の吐出部34近傍を周
部22から切断し、図2に示すように吐出部34を開放
すれば良く、その後、図3に示すように、保有部28を
押圧すれば、保有部28内の内容物が導出路30を経由
してその先端から流出する。本発明の流動体用袋は、軟
包装材料からなるので、簡単に押圧することができる
上、使用後には、小さく丸めて、収納ないし廃棄処分と
することができる。また、合成樹脂製シートは、用途ま
たは内容物に応じて適宜、複数枚または複数種からなる
多層体で構成することができる。また、1種類の樹脂材
料のみで作製することもできるので、廃棄処分が容易で
あり、またリサイクルを図ることも容易である。また、
弾力性のある袋であるので、複数の流動体用袋を積み重
ねて保管することも可能である。さらに、本発明の流動
体用袋は、合成樹脂からなる可撓性を有するものなの
で、保有部28を単に押圧するだけでなく、図4に示す
ように、流動体用袋の導出路30以外の箇所から巻回す
る等によっても保有部28内の内容物を流出させること
もでき、内容物をほぼ完全に流出することができ、内容
物が粘性を有するものや粉体であっても適用できる。
【0009】このような流動体用袋20であると、内容
物は一定の箇所、すなわち、細長な導出路30の吐出部
34から流出し、しかも広がらずに線状に流出するの
で、内容物の流出制御が容易となる。また、目標に向か
って内容物を飛ばして流出させることができるので、導
出路の吐出部34を目標に接触させずに使用することも
できる。したがって例えば、内容物が飲料物のときに、
複数人が共用する際にも、各人の口が導出路の吐出部3
4に触れることなく、飲用に供することができる。
【0010】また、導出路は、その吐出部34のある先
端側が保有部28との接続部側よりも狭小とされている
ことが望ましい。即ち、図1において、幅dは幅Dより
も小さいことが望ましい。このように先端側を狭小とす
ることにより、その先端の吐出部34からの流出圧力を
より高めることができ、内容物が広がることなく纏まっ
て線状に流出し、流出制御がより行ない易くなる。した
がって、口径の小さい容器に対しても内容物を移し変え
やすくなる。また、保有部28と導出路30の接続方向
(図1中、矢印A)と、導出路30の長手方向(図1
中、矢印B)とは一致していない方が好ましい。このよ
うにすることで、保有部28内の内容物が導出路30の
吐出部34から流出する際の流動方向が途中で変換され
ることになり、内容物の流出制御が容易になる他、流動
体用袋全体をあまり大きくせずとも導出路30の長さを
長く採ることが可能となり、コンパクト化を図ることが
できる。尚、この保有部28と導出路30の接続方向A
と、導出路30の長手方向Bは、図1に示すような90
゜に限られるものではない。
【0011】また、流動体用袋には、その導出路の吐出
部を開放する為のノッチ40が形成されていることが好
ましい。即ち、図1に示すように、ノッチ40をそのノ
ッチ40から延長される切断線が導出路30の吐出部3
4と交差するような位置に形成することで、鋏などの器
具を使用せずともノッチ40から引裂くことで、導出路
30の吐出部34を極めて簡易に開放することができ
る。さらに、導出路30を挟んでノッチ40と対向する
位置に、ノッチ40から延長させた延長線が交差する切
欠線44を形成しておくことが好ましい。この切欠線4
4を形成しておくことにより、ノッチ40から引裂いて
できる切断線42は自ずと切欠線44でとまり、切断線
42が不必要に長く形成されてしまう事態を防止でき
る。さらに、この切欠線44の延長線上であって周部2
3に切欠線用ノッチ46を形成しておくことが望まし
い。そのようなものであると、切欠線用ノッチ46から
切欠線44と繋がるまで引裂くと共に、ノッチ40から
切欠線44まで引裂いて導出路30の吐出部を開放する
ことにより、切断線42と、切欠線44及び又は切欠線
44と切欠線用ノッチ46を結ぶ引き裂かれた線とで囲
まれる部分48が取り除かれる。
【0012】また、切欠線44を形成しておくと、切欠
線44の長さに応じてその切欠線44に沿った部分の導
出路30が流動体用袋20に対して自在に動かせるよう
になり、流出作業が行ないやすくなる。以下、図2に示
すように、開放された導出路30の吐出部34から切欠
線44に沿った部分であって、導出路30及びその隣接
した一体化部分(周部22及び分離部38の一部)を流
出操作部50と称する。この自在に向き等を動かすこと
のできる流出操作部50を形成したものであると、例え
ば、内容物を容器に移し変える際には、その流出操作部
50のみを容器の口部の中に差し込んた状態で内容物を
流出することができ、流動体の移し変え作業の失敗を防
止できる。尚、流出作業時に切欠線用ノッチ46から切
欠線44に向けて引裂くことの他に、予め切欠線44を
周部23の縁まで繋がったものとしておいても同様の効
果を得ることができる。しかしながら、そのものである
と、流出作業前から、流出操作部50が自由に動き回る
ので収りが低下する。また、流動体用袋20の導出路3
0の長手方向に沿った周部において導出路30の吐出部
34近傍に、その周部の幅を狭くしたカット部52を形
成しておくことが望ましい。このカット部52を形成し
ておくことにより、流出操作部50の先端部分を細くす
ることができ、容器の口部内などに挿入しやすくなる。
【0013】また、本発明の流動体用袋においては、内
容物を常に一定量づつ流出させることが容易となる。即
ち、導出路30の内容量を任意の所定の大きさとしてお
けば、保有部28を押圧し、内容物を導出路30内に充
填したところで、図5に示すように、連接部36を指等
で抑えて保有部28と導出路30とを遮断した状態で導
出路30内にある内容物を流出させるようにすること
で、導出路30の内容積分に応じた所定量の内容物を流
出させることができる。従って、一定量づつ次々と内容
物を必要とする際にも、計量カップ等を必要としない。
さらに、導出路に目盛をふっておくことにより、数種の
定量の流出を行なうこともできる。
【0014】また、本発明の流動体用袋であると、図6
に示すように、流出操作部50を折り曲げることによ
り、またはさらにその折り曲げた箇所をクリップ54や
テープ等の係止手段で留めることにより内容物の流出を
簡単に防止できる。そして、再び内容物を流出させるに
は、係止手段を取り外し、流出操作部50を真っ直ぐに
したところで保有部28を押圧すればよい。このように
流出操作部50に極めて簡単な処置を施すことで、保有
部28によほど大きな押圧力を加えない限り内容物が導
出路30の吐出部から漏れ出すことはなく、不注意によ
る、または転倒程度によっては内容物が流出してしまう
事故は生じない。したがって、吐出部34を開放し、内
容物の一部を流出させた後においても、使用を中断し、
保管することができ、内容物を一度に出しきる必要はな
く、必要時に必要な量だけ内容物を流出させ、その後に
他の容器に移し変えること等ができる。その為、詰替え
用の流動体用袋に適用したとしても、保有部の内容量を
移し変える容器の内容量よりも少なくしなければならな
い必要はない。また、飲用する際にも、一度に飲みきる
必要がなく、しかも導出路の吐出部に飲用者の口を接触
することなく飲用することもできて清潔なので、間をお
いて他者が飲用に供することもできる。
【0015】また、本発明の流動体用袋においては、そ
の用途、内容物の種類、内容物の流出作業の容易性、デ
ザイン等に応じて、その内容積ならびに全体の大きさは
勿論のこと、導出路30の長さ、切欠線44の長さ(流
出操作部50の長さ)、幅D、幅d、保有部28の角の
角度θ1や、連接部36での角度θ2等は適宜調整され
る。また、流動体用袋を構成する材料も、ポリプロピレ
ンやポリエチレン等の他、目的に合せて種々のものが使
用できる。たとえば、冷蔵用、冷凍用とすることの他、
レトルト袋とすることもできる。また、真空包装するこ
ともできる。また、複数個のガラスビン等を外袋、例え
ば、鞄に入れて運搬すると、それらがぶつかり合って破
損したりするおそれがあるが、本発明の流動体用袋であ
ると、互いに衝突し合っても破損したりすることがな
い。
【0016】また、より狭い容器の口部に内容物を移し
変える際や、保有部28を押圧しても内容物を流出させ
にくいときには、図7に示すように、導出路30内に、
ストロー等の細管55を差し込むことによって、これら
を改善することができる。この場合、本発明の流動体用
袋であると、導出路30が細長く形成されているので、
細管55を安定して配備させやすい。特に、導出路30
の先端を接続部側よりも狭小とすることで細管55の飛
出しを抑制できる。また、細管55を導出路内に密着挿
入した状態で、保有部28を拡げると、外部から流動体
用袋内に流動体を吸引することもできる。
【0017】また、細管55は、使用時に外部から導出
路30内に挿入して使用することができるが、使用前か
ら予め細管55を導出路30内に備え付けておき、使用
時に細管の先端を吐出部34から抜き出して使用するこ
ともできる。細管としては、側面視が直方形状のものば
かりでなく、図16に示すように、先端部80を他端部
82よりも細くなるように傾斜させて側面視が台形状と
したもの、または図17に示すように、傾斜したテーパ
ー部84を形成して先端部80を他端部82よりも細く
なるようにしたもの等も適用できる。このように細管の
太さを先端部80と他端部82とで異なるようにしたも
のであると、先端部80が吐出部34側になるように細
管を導出路内に配備し、細管を導出路の接続部側から吐
出部に向けて移動させた際に、導出路の大きさと細管の
太さが一致する位置で、細管の移動が停止し、細管の先
端部80が導出路の吐出部から突き出た状態で細管が導
出路にさらに密着固定するようになり、かつ細管が飛び
出てしまうことがない。また、このように、先端部80
側を細くすることで、流動体を流出させるように流動体
用袋を押圧することにより、導出路内に配備した細管が
導出路の吐出部側に移動するようになる。また、細管
は、使用前においてはその先端部80が密閉されてお
り、使用時に開封できるようなものが好ましい。先端部
80が密閉されたものであると、流動体を流出させるよ
うに流動体用袋を押圧することにより、細管を導出路の
吐出部側に移動させ易くなるからである。また、細管の
片端もしくは両端に、図18に示すように、拡径部8
6,88を形成したものも、細管の導出路内での移動の
容易性と、細管の所定位置での停止の確実性とを高める
ことができる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明するが、本発明
がこれらに限定されるものでないことは勿論のことであ
る。 〔実施例1〕図8に示す本発明の一例の流動体用袋56
が図1で示した流動体用袋20と主として異なるのは、
保有部の1つの角の角度θ1を90゜とし、さらに角度
θ2を270゜とした他、θ3を270゜よりも小さくし
て、導出路58をその接続部32から吐出部34にかけ
て次第に狭小としたことにある。このように、導出路5
8や分離部38の形状、角度θ1〜θ3の大きさなどを変
えることによって、内容物の流出し易さ、残存物の低減
などを向上させることができる。 〔実施例2〕図9に示す実施例2の流動体用袋60は、
所謂、スタンディングタイプといわれるもので、四方の
うちの一辺に底面62を形成し、自立するようにしたも
のである。スタンディングタイプであると、場所を採ら
ず、収納性が向上する。 〔実施例3〕図10に示す実施例3の流動体用袋64
は、実施例2と同様のスタンディングタイプの流動体用
袋において、角度θ1を90゜よりも大きくしたもので
ある。 〔実施例4〕図11に示す実施例4の流動体用袋66
は、その全体形状を細長くしたものである。 〔実施例5〕図12に示す実施例5の流動体用袋68
は、実施例4の流動体用袋66と比較して、θ1を90
゜よりも小さくすると共に、保有部の一辺69、導出路
の一辺70、切欠線71とを略平行にしたものである。 〔実施例6〕図13に示す実施例6の流動体用袋72
は、保有部73の長手方向と導出路74の長手方向とが
殆ど平行になるように保有部73と導出路74とを形成
したもので、このようなものであると、流動体用袋72
全体をあまり大きくせずとも導出路74の長さを長く採
ることができる。また、このものであると、切欠線76
を分断し、複数本の切欠線77,78で構成している。
このようにすることで、使用前における流動体用袋の形
状の保持、安定性を損なうことなく、使用時には、切欠
線77と切欠線78とが結線するように引裂くことで、
長い流出操作部79を形成することができる。流出操作
部を長くすることで、操作性が向上し、特に、口径が小
さく細長い首部を有する容器等に移し変えやすくなる。 〔実施例7〕本発明の流動体用袋においては、上述した
ように、矩形状のものである必要は全くなく、例えば、
図14に示すように、全体形状や保有部などが楕円形状
等からなるものであっても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明の流動体用袋であると、簡単に内
容物を流出できる上、内容物を細長な導出路の吐出部か
ら、広がらずに線状に流出できるので、内容物の流出制
御が容易で、零れ等を防止できる。また、無重力下にお
いても使用できる。特に、導出路の先端を保有部との接
続部側よりも狭小とすることで、流出圧力をより高める
ことができ、流出制御がより行ない易くなる。したがっ
て、口径の小さい容器に対しても内容物を移し変えやす
くなる。また、保有部と導出路の接続方向と、導出路の
長手方向とを不一致としたものであると、内容物の流出
制御がより容易になる上に、流動体用袋全体をあまり大
きくせずとも導出路の長さを長く採ることが可能とな
り、コンパクト化を図ることができる。また、導出路の
吐出部を開放する為のノッチを形成することで、鋏など
の器具を使用せずともノッチから引裂くことで、導出路
の吐出部を極めて簡易に開放することができる。さら
に、ノッチからの延長上に、これと交差する切欠線を形
成したものであると、切断線を不必要に長くしてしまう
ことがなく、また、使用時に不要な部分を取り除くこと
ができる。
【0020】また、自在に向き等を動かすことのできる
流出操作部を形成すれば、流出操作部のみを容器の口部
の中に差し込んた状態で内容物を流出することができ、
流動体の移し変え作業の失敗をより防止できる。また、
本発明の流動体用袋においては、内容物を常に一定量づ
つ流出させることが容易である。
【0021】また、本発明の流動体用袋であると、内容
物の一部を流出させた後においても、使用を中断し、保
存、保管し、再使用することができ、内容物を一度に出
しきる必要はなく、必要時に必要な量だけ内容物を流出
させることができる。従って、その後に他の容器に移し
変えたり、飲用する際にも、一度に飲みきる必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流動体用袋の一例を示す正面図であ
る。
【図2】同流動体用袋の使用時を示す正面図である。
【図3】流動体用袋の使用例を示す正面図である。
【図4】流動体用袋の使用例を示す正面図である。
【図5】流動体用袋の使用例を示す正面図である。
【図6】流動体用袋の使用例を示す正面図である。
【図7】流動体用袋の使用例を示す正面図である。
【図8】実施例1の流動体用袋の正面図である。
【図9】実施例2の流動体用袋の正面図である。
【図10】実施例3の流動体用袋の正面図である。
【図11】実施例4の流動体用袋の正面図である。
【図12】実施例5の流動体用袋の正面図である。
【図13】実施例6の流動体用袋の正面図である。
【図14】実施例7の流動体用袋の正面図である。
【図15】従来例の液体用袋を示す斜視図である。
【図16】細管の一例を示す斜視図である。
【図17】細管の一例を示す斜視図である。
【図18】細管の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10・・・液体用袋 12・・・周部 18
・・・保有部 20・・・流動体用袋 22・・・周部 23
・・・周部 24・・・周部 25・・・周部 26
・・・内側部 28・・・保有部 30・・・導出路 32
・・・接続部 34・・・吐出部 36・・・連接部 38
・・・分離部 40・・・ノッチ 42・・・切断線 44
・・・切欠線 46・・・切欠線用ノッチ 50・・・流出操作部 52
・・・カット部 55・・・細管 56・・・流動体用袋 58
・・・導出路 60・・・流動体用袋 66・・・流動体用袋 68
・・・流動体用袋 71・・・切欠線 72・・・流動体用袋 73
・・・保有部 74・・・導出路 76・・・切欠線 77
・・・切欠線 78・・・切欠線 79・・・流出操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周部が一体化し、内側部に流動体を保有
    する保有部の形成された合成樹脂製シートからなる流動
    体用袋において、 前記保有部と接続した細長な導出路が形成されているこ
    とを特徴とする流動体用袋。
  2. 【請求項2】 導出路は、その先端が保有部との接続部
    側よりも狭小とされていることを特徴とする請求項1記
    載の流動体用袋。
  3. 【請求項3】 保有部と導出路の接続方向と、導出路の
    長手方向とが不一致であることを特徴とする請求項1記
    載の流動体用袋。
  4. 【請求項4】 導出路の先端の吐出部を開放する為のノ
    ッチが周部に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の流動体用袋。
  5. 【請求項5】 導出路を挟んで前記ノッチと対向する位
    置に、ノッチからの延長線が交差する切欠線が形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の流動体用袋。
JP8149510A 1996-06-11 1996-06-11 流動体用袋 Pending JPH09328152A (ja)

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