JP2001297989A - 半導体基板及びその製造方法並びに半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体基板及びその製造方法並びに半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オートドーピングのみならず反りも抑制しう
る半導体基板を得る。 【解決手段】 酸化膜4が半導体基板1の内部で、即ち
主表面1aからはもちろん、裏面1bからも離れた位置
に形成される。酸化膜4は裏面1bから見て例えば20
0nm以遠において、400〜1000nmの厚さで半
導体基板1の全体に亘って設けられている。かかる酸化
膜4は、裏面1bからの酸素のイオン注入を行い、また
アニールすることで形成できる。
る半導体基板を得る。 【解決手段】 酸化膜4が半導体基板1の内部で、即ち
主表面1aからはもちろん、裏面1bからも離れた位置
に形成される。酸化膜4は裏面1bから見て例えば20
0nm以遠において、400〜1000nmの厚さで半
導体基板1の全体に亘って設けられている。かかる酸化
膜4は、裏面1bからの酸素のイオン注入を行い、また
アニールすることで形成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体基板にエピ
タキシャル成長を行う際の、いわゆるオートドーピング
を抑制する技術に関する。
タキシャル成長を行う際の、いわゆるオートドーピング
を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体基板、例えばシリコン基
板の表面に薄いエピタキシャル層、例えば数百nm程度
の厚さのシリコンを形成する技術が提案されている。そ
してこのシリコン基板はその不純物濃度が比較的に高く
設定される場合があった。例えばシリコン基板としてP
型を採用し、エピタキシャル層もP型のシリコンを形成
する場合には、シリコン基板の硼素濃度は1×1018c
m-3程度に設定される。
板の表面に薄いエピタキシャル層、例えば数百nm程度
の厚さのシリコンを形成する技術が提案されている。そ
してこのシリコン基板はその不純物濃度が比較的に高く
設定される場合があった。例えばシリコン基板としてP
型を採用し、エピタキシャル層もP型のシリコンを形成
する場合には、シリコン基板の硼素濃度は1×1018c
m-3程度に設定される。
【0003】一方、エピタキシャル成長の技術において
は、いわゆるオートドーピングと呼ばれる汚染が問題と
なっていた。これはエピタキシャル成長の際、あるいは
更にエピタキシャル層を用いて半導体素子を製造する工
程の際の熱処理によって、半導体基板に含まれていた不
純物が半導体基板の外部へと拡散し、これがエピタキシ
ャル層へと混入する汚染である。例えばエピタキシャル
成長の際には、そのソースガスへとシリコン基板の不純
物が導入されてしまう現象が生じていた。
は、いわゆるオートドーピングと呼ばれる汚染が問題と
なっていた。これはエピタキシャル成長の際、あるいは
更にエピタキシャル層を用いて半導体素子を製造する工
程の際の熱処理によって、半導体基板に含まれていた不
純物が半導体基板の外部へと拡散し、これがエピタキシ
ャル層へと混入する汚染である。例えばエピタキシャル
成長の際には、そのソースガスへとシリコン基板の不純
物が導入されてしまう現象が生じていた。
【0004】かかる汚染を抑制すべく、エピタキシャル
層を設ける側とは反対側で半導体基板を覆う手法が提案
されていた。図5はこのような従来の技術を示す断面図
である。半導体基板1の裏面、例えば鏡面仕上げされて
いない面に酸化膜3が形成され、酸化膜3が形成されて
いる面とは反対側の面(以下「主表面」と称す)にエピ
タキシャル層2が形成されている。かかる構造によれ
ば、酸化膜3が半導体基板1の裏面からの不純物の拡散
を抑制するので、オートドーピングも抑制される。この
ように酸化膜3を半導体基板1の裏面に対して付設する
技術は、例えば特開平9−266145号公報に例示さ
れており、スピンオングラス膜を採用したり、常圧化学
気相成長によって形成する技術が開示されている。
層を設ける側とは反対側で半導体基板を覆う手法が提案
されていた。図5はこのような従来の技術を示す断面図
である。半導体基板1の裏面、例えば鏡面仕上げされて
いない面に酸化膜3が形成され、酸化膜3が形成されて
いる面とは反対側の面(以下「主表面」と称す)にエピ
タキシャル層2が形成されている。かかる構造によれ
ば、酸化膜3が半導体基板1の裏面からの不純物の拡散
を抑制するので、オートドーピングも抑制される。この
ように酸化膜3を半導体基板1の裏面に対して付設する
技術は、例えば特開平9−266145号公報に例示さ
れており、スピンオングラス膜を採用したり、常圧化学
気相成長によって形成する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように半
導体基板1の裏面に対して酸化膜3を付設した場合、得
られた新たな半導体基板10はその反りが顕著であると
いう問題があった。
導体基板1の裏面に対して酸化膜3を付設した場合、得
られた新たな半導体基板10はその反りが顕著であると
いう問題があった。
【0006】本発明はかかる観点に鑑み、オートドーピ
ングのみならず半導体基板の反りも抑制しうる技術を提
供することを目的とする。
ングのみならず半導体基板の反りも抑制しうる技術を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは半導体基板であって、第1及び第2の面
と、前記第1及び第2の面から離れて全体に亘って設け
られた酸化膜とを備える。
にかかるものは半導体基板であって、第1及び第2の面
と、前記第1及び第2の面から離れて全体に亘って設け
られた酸化膜とを備える。
【0008】この発明のうち請求項2にかかるものは、
請求項1記載の半導体基板であって、前記酸化膜と前記
第2の面との間の距離は、前記半導体基板の厚さの10
-3のオーダーの厚さを有する。
請求項1記載の半導体基板であって、前記酸化膜と前記
第2の面との間の距離は、前記半導体基板の厚さの10
-3のオーダーの厚さを有する。
【0009】この発明のうち請求項3にかかるものは、
請求項1又は請求項2記載の半導体基板であって、前記
酸化膜の膜厚は400〜1000nmである。
請求項1又は請求項2記載の半導体基板であって、前記
酸化膜の膜厚は400〜1000nmである。
【0010】この発明のうち請求項4にかかるものは、
請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の半導体基
板であって、前記第1の面において形成されたエピタキ
シャル層を更に備える。
請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の半導体基
板であって、前記第1の面において形成されたエピタキ
シャル層を更に備える。
【0011】この発明のうち請求項5にかかるものは、
半導体装置であって、請求項4記載の半導体基板のエピ
タキシャル層に形成された半導体素子を備える。
半導体装置であって、請求項4記載の半導体基板のエピ
タキシャル層に形成された半導体素子を備える。
【0012】この発明のうち請求項6にかかるものは、
半導体基板の製造方法であって、(a)第1及び第2の
面を有する半導体基板を準備する工程と、(b)前記第
1及び第2の面から離れて全体に亘って設けられた酸化
膜を形成する工程とを備える。
半導体基板の製造方法であって、(a)第1及び第2の
面を有する半導体基板を準備する工程と、(b)前記第
1及び第2の面から離れて全体に亘って設けられた酸化
膜を形成する工程とを備える。
【0013】この発明のうち請求項7にかかるものは、
請求項6記載の半導体基板の製造方法であって、前記工
程(b)は(b−1)前記第2の面から前記半導体基板
へと酸素イオンを導入する工程と、(b−2)前記工程
(b−1)の後に熱処理を行う工程とを有する。
請求項6記載の半導体基板の製造方法であって、前記工
程(b)は(b−1)前記第2の面から前記半導体基板
へと酸素イオンを導入する工程と、(b−2)前記工程
(b−1)の後に熱処理を行う工程とを有する。
【0014】この発明のうち請求項8にかかるものは、
請求項7記載の半導体基板の製造方法であって、(c)
前記工程(b)の後に、前記第1の面にエピタキシャル
層を形成する。
請求項7記載の半導体基板の製造方法であって、(c)
前記工程(b)の後に、前記第1の面にエピタキシャル
層を形成する。
【0015】この発明のうち請求項9にかかるものは、
半導体装置の製造方法であって、請求項6記載の半導体
基板の製造方法の前記工程(a)乃至工程(c)と、
(d)前記エピタキシャル層を用いて半導体素子を製造
する工程とを備える。
半導体装置の製造方法であって、請求項6記載の半導体
基板の製造方法の前記工程(a)乃至工程(c)と、
(d)前記エピタキシャル層を用いて半導体素子を製造
する工程とを備える。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の一実施の
形態にかかる半導体基板の製造方法を工程順に示す断面
図である。
形態にかかる半導体基板の製造方法を工程順に示す断面
図である。
【0017】まず、主表面1a及び裏面1bを有する半
導体基板1を準備する。半導体基板1は例えばシリコン
ウェハであり、例えば1×1018〜1×1020cm-3の
濃度で硼素が含まれている。また主表面1aはエピタキ
シャル成長が施される面であり、裏面1bは主表面1a
と反対側の面である。
導体基板1を準備する。半導体基板1は例えばシリコン
ウェハであり、例えば1×1018〜1×1020cm-3の
濃度で硼素が含まれている。また主表面1aはエピタキ
シャル成長が施される面であり、裏面1bは主表面1a
と反対側の面である。
【0018】図1に示されるように、公知の手法によっ
て裏面1b側から全面に酸素イオン(O2 +)9を注入す
る。このようにして得られた構造に対して、アニールを
施す。アニールは例えば水素またはアルゴン雰囲気中に
おいて、1300〜1400℃で1時間行う。
て裏面1b側から全面に酸素イオン(O2 +)9を注入す
る。このようにして得られた構造に対して、アニールを
施す。アニールは例えば水素またはアルゴン雰囲気中に
おいて、1300〜1400℃で1時間行う。
【0019】図2はここまでの工程によって得られた半
導体基板21の構造を示す。酸化膜4が半導体基板1の
内部で、即ち主表面1aからはもちろん、裏面1bから
も離れた位置に形成される。酸化膜4は裏面1bから見
て例えば200nm以遠において、400〜1000n
mの厚さで半導体基板1の全体に亘って設けられてい
る。上記のイオン注入の条件を制御して、かかる位置に
酸化膜4を設けることができる。例えばエネルギー15
0〜170keV、ドーズ量1.7×1018cm -3に設
定される。
導体基板21の構造を示す。酸化膜4が半導体基板1の
内部で、即ち主表面1aからはもちろん、裏面1bから
も離れた位置に形成される。酸化膜4は裏面1bから見
て例えば200nm以遠において、400〜1000n
mの厚さで半導体基板1の全体に亘って設けられてい
る。上記のイオン注入の条件を制御して、かかる位置に
酸化膜4を設けることができる。例えばエネルギー15
0〜170keV、ドーズ量1.7×1018cm -3に設
定される。
【0020】その後、主表面1aにエピタキシャル成長
を行ってエピタキシャル層2を形成する。例えばエピタ
キシャル層2はp型のシリコンである。図3はこのよう
にして得られた半導体基板20の構造を示す。なお主表
面1aの鏡面仕上げは半導体基板21が得られてからエ
ピタキシャル成長前に行っても良いし、上記アニールの
前に行っても良い。
を行ってエピタキシャル層2を形成する。例えばエピタ
キシャル層2はp型のシリコンである。図3はこのよう
にして得られた半導体基板20の構造を示す。なお主表
面1aの鏡面仕上げは半導体基板21が得られてからエ
ピタキシャル成長前に行っても良いし、上記アニールの
前に行っても良い。
【0021】図2を用いて説明したように酸化膜4は半
導体基板21の内部に設けられるので、半導体基板20
の反り量は、裏面1bに酸化膜を付設した場合よりも軽
減できる。例えば厚さが720μmで20.3cm径の
シリコンウェハでは、裏面に酸化膜を300nm付設す
ると、その反り量は45〜50μmであるのに対し、本
発明では反り量は30〜35μmであった。
導体基板21の内部に設けられるので、半導体基板20
の反り量は、裏面1bに酸化膜を付設した場合よりも軽
減できる。例えば厚さが720μmで20.3cm径の
シリコンウェハでは、裏面に酸化膜を300nm付設す
ると、その反り量は45〜50μmであるのに対し、本
発明では反り量は30〜35μmであった。
【0022】また、半導体基板20,21には酸化膜4
と裏面1bとの間には半導体基板1の部分5が存在す
る。しかし、その厚さは上述のことからおよそ200n
m程度であり、通常は数百μm程度である半導体基板1
の全体の厚さから見るとわずかに10-3のオーダーであ
る。従って、部分5から拡散される不純物量は非常に少
ない。
と裏面1bとの間には半導体基板1の部分5が存在す
る。しかし、その厚さは上述のことからおよそ200n
m程度であり、通常は数百μm程度である半導体基板1
の全体の厚さから見るとわずかに10-3のオーダーであ
る。従って、部分5から拡散される不純物量は非常に少
ない。
【0023】それどころか、例えば厚さが720μmで
20.3cm径のシリコンウェハでは、裏面に酸化膜を
300nm付設すると、エピタキシャル層の硼素量は
8.3×1012cm-3程度であるのに対し、本発明では
7.0×1012cm-3程度であり、改善されている。
20.3cm径のシリコンウェハでは、裏面に酸化膜を
300nm付設すると、エピタキシャル層の硼素量は
8.3×1012cm-3程度であるのに対し、本発明では
7.0×1012cm-3程度であり、改善されている。
【0024】これは、本発明ではウェハのエッジをも酸
化膜4が覆っており、ここからの硼素の拡散が大きく軽
減され、部分5からの不純物の拡散による増大を補償す
らしているためと考えられる。
化膜4が覆っており、ここからの硼素の拡散が大きく軽
減され、部分5からの不純物の拡散による増大を補償す
らしているためと考えられる。
【0025】以上のようにして本発明によれば、オート
ドーピングのみならず半導体基板の反りも抑制し得る。
但し、酸化膜4の厚さが400nmよりも薄いと不純物
の拡散を防止する機能が不十分であり、1000nmよ
りも厚いと反りが大きくなってしまう。
ドーピングのみならず半導体基板の反りも抑制し得る。
但し、酸化膜4の厚さが400nmよりも薄いと不純物
の拡散を防止する機能が不十分であり、1000nmよ
りも厚いと反りが大きくなってしまう。
【0026】なお、半導体基板21を採用してエピタキ
シャル層2を形成する際に、このエピタキシャル層に不
純物がオートドープすることも抑制できるし、半導体基
板20を採用してエピタキシャル層2に半導体素子、例
えばトランジスタを形成する際におけるオートドープを
抑制することもできる。従って、半導体基板20,21
を採用して半導体装置を製造する方法は、半導体装置へ
のオートドーピングのみならず半導体基板の反りも抑制
する効果がある。特に半導体基板の反りの抑制は、マス
クアライメント工程において有益である。
シャル層2を形成する際に、このエピタキシャル層に不
純物がオートドープすることも抑制できるし、半導体基
板20を採用してエピタキシャル層2に半導体素子、例
えばトランジスタを形成する際におけるオートドープを
抑制することもできる。従って、半導体基板20,21
を採用して半導体装置を製造する方法は、半導体装置へ
のオートドーピングのみならず半導体基板の反りも抑制
する効果がある。特に半導体基板の反りの抑制は、マス
クアライメント工程において有益である。
【0027】もちろん、上記の半導体装置の製造方法を
用いて得られた半導体装置も、本発明の及ぶところであ
る。オートドーピングの少ないエピタキシャル層を採用
して半導体素子を製造するので、所望の特性を得やす
い。
用いて得られた半導体装置も、本発明の及ぶところであ
る。オートドーピングの少ないエピタキシャル層を採用
して半導体素子を製造するので、所望の特性を得やす
い。
【0028】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかる半導体
基板及び請求項6にかかる半導体基板の製造方法によれ
ば、第1または第2の面に半導体素子を形成する際、半
導体装置へのオートドーピングを抑制し、かつ半導体基
板の反りを抑制することができる。
基板及び請求項6にかかる半導体基板の製造方法によれ
ば、第1または第2の面に半導体素子を形成する際、半
導体装置へのオートドーピングを抑制し、かつ半導体基
板の反りを抑制することができる。
【0029】この発明のうち請求項2にかかる半導体基
板によれば、酸化膜と第2の面との間に存在する半導体
の量が少なく、オートドーピングの量を無視できる。
板によれば、酸化膜と第2の面との間に存在する半導体
の量が少なく、オートドーピングの量を無視できる。
【0030】この発明のうち請求項3にかかる半導体基
板によれば、オートドーピングを抑制する効果を失うこ
となく、反りが抑制される。
板によれば、オートドーピングを抑制する効果を失うこ
となく、反りが抑制される。
【0031】この発明のうち請求項4にかかる半導体基
板によれば、第2の面からの不純物拡散が抑制されるの
で、エピタキシャル層に導入される不純物量は少ない。
板によれば、第2の面からの不純物拡散が抑制されるの
で、エピタキシャル層に導入される不純物量は少ない。
【0032】この発明のうち請求項5にかかる半導体装
置によれば、オートドーピングの少ないエピタキシャル
層を採用して形成されるので、所望の特性を得やすい。
置によれば、オートドーピングの少ないエピタキシャル
層を採用して形成されるので、所望の特性を得やすい。
【0033】この発明のうち請求項7にかかる半導体基
板の製造方法によれば、請求項1記載の半導体基板を製
造することができる。
板の製造方法によれば、請求項1記載の半導体基板を製
造することができる。
【0034】この発明のうち請求項8にかかる半導体基
板の製造方法によれば、第2の面からの不純物拡散が抑
制されるので、工程(c)においてエピタキシャル層を
形成しても不純物の導入は低減される。
板の製造方法によれば、第2の面からの不純物拡散が抑
制されるので、工程(c)においてエピタキシャル層を
形成しても不純物の導入は低減される。
【0035】この発明のうち請求項9にかかる半導体装
置の製造方法によれば、オートドーピングの少ないエピ
タキシャル層を採用して半導体装置を製造するので、所
望の特性の半導体装置を得やすい。
置の製造方法によれば、オートドーピングの少ないエピ
タキシャル層を採用して半導体装置を製造するので、所
望の特性の半導体装置を得やすい。
【図1】 本発明の一実施の形態にかかる半導体基板の
製造方法を工程順に示す断面図である。
製造方法を工程順に示す断面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態にかかる半導体基板の
製造方法を工程順に示す断面図である。
製造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】 本発明の一実施の形態にかかる半導体基板の
製造方法を工程順に示す断面図である。
製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】 本発明の一実施の形態にかかる半導体装置の
製造方法を示す断面図である。
製造方法を示す断面図である。
【図5】 従来の技術を示す断面図である。
1,20,21 半導体基板、1a 主表面、1b 裏
面、2 エピタキシャル層、4 酸化膜、10 半導体
素子。
面、2 エピタキシャル層、4 酸化膜、10 半導体
素子。
Claims (9)
- 【請求項1】 第1及び第2の面と、 前記第1及び第2の面から離れて全体に亘って設けられ
た酸化膜とを備える半導体基板。 - 【請求項2】 前記酸化膜と前記第2の面との間の距離
は、前記半導体基板の厚さの10-3のオーダーの厚さを
有する、請求項1記載の半導体基板。 - 【請求項3】 前記酸化膜の膜厚は400〜1000n
mである、請求項1又は請求項2記載の半導体基板。 - 【請求項4】 前記第1の面において形成されたエピタ
キシャル層を更に備える、請求項1乃至請求項3のいず
れか一つに記載の半導体基板。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体基板のエピタキシ
ャル層に形成された半導体素子を備える、半導体装置。 - 【請求項6】 (a)第1及び第2の面を有する半導体
基板を準備する工程と、 (b)前記第1及び第2の面から離れて全体に亘って設
けられた酸化膜を形成する工程とを備える、半導体基板
の製造方法。 - 【請求項7】 前記工程(b)は (b−1)前記第2の面から前記半導体基板へと酸素イ
オンを導入する工程と、 (b−2)前記工程(b−1)の後に熱処理を行う工程
とを有する、請求項6記載の半導体基板の製造方法。 - 【請求項8】 (c)前記工程(b)の後に、前記第1
の面にエピタキシャル層を形成する、請求項7記載の半
導体基板の製造方法。 - 【請求項9】 請求項6記載の半導体基板の製造方法の
前記工程(a)乃至工程(c)と、 (d)前記エピタキシャル層を用いて半導体素子を製造
する工程とを備える、半導体装置の製造方法。
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