JP2001297925A - コイルボビンおよびそれを用いたチョークコイルおよびトランス - Google Patents

コイルボビンおよびそれを用いたチョークコイルおよびトランス

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JP2001297925A
JP2001297925A JP2000113311A JP2000113311A JP2001297925A JP 2001297925 A JP2001297925 A JP 2001297925A JP 2000113311 A JP2000113311 A JP 2000113311A JP 2000113311 A JP2000113311 A JP 2000113311A JP 2001297925 A JP2001297925 A JP 2001297925A
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JP
Japan
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coil
coil bobbin
pin
terminal block
groove
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JP2000113311A
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English (en)
Inventor
Sadakatsu Sakuma
定勝 佐久間
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線とコアとの間の絶縁特性を改善し
た、信頼性の高いコイルボビンおよびそれを用いたトラ
ンス、チョークコイルを得る。 【解決手段】 端子台7には、複数のピン1,2が、端
子台7の平面方向と垂直方向に植設されており、端子台
7の平面方向をXY平面方向と定義し、前記複数のピン
の配列方向をY方向と定義し、ピンの長手方向を、Z方
向と定義したとき、端子台7の2本のピンの封着部の間
隔内に、Z方向に貫通する断面がコの字型の第1の溝5
が設けられ、また、Z方向に空間開放部を有しXY平面
が底面となる第1の段差3が、前記第1の溝5と隣接し
て設けられ、前記第1の段差3にまたがって、Y方向に
貫通する断面がコの字型の第2の溝6が、前記第1の段
差3に近い側のピン2の封着部近傍に設けられ、更に前
記ピン2の封着部近傍に、第2の段差4が設けられたコ
イルボビンとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、トラン
ス、チョークコイル、およびそれらを構成する絶縁材料
からなるコイルボビンのリード引き出し溝部の構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のコイルボビンの一例を拡
大した斜視図である。絶縁材料からなるコイルボビン
は、コイル巻芯部16に、ピン1,2を植設した端子台
14,15を設け、そのピン端子台間もしくは、ピン間
には溝51を設けていた。巻枠に巻回されたリード線
は、溝51を介して、ピン1にからげられる。
【0003】図6は、図5の従来のコイルボビンにて、
外側のピン1にリード線17端末をからげる場合を示す
図である。図6に示すように、図5の従来のコイルボビ
ンにて、外側のピン1にリード線17をからげる場合、
リード線17とコア12の間のI沿面距離が取れない
ため、コイルの性能として要求されているリード線とコ
アの間の絶縁性能の規格を満たせないケースが発生する
という問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、リード線とコアとの間の絶縁特性を改善した信頼性
の高いコイルボビンおよびそれを用いたトランス、チョ
ークコイルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコイルボビン
は、リード線とコアの沿面距離を確保し、リード線とコ
イル間の絶縁性能の規格を満たせるために、ピン端子が
植設されたピン端子台に複数の方向に段差と溝を設け、
ピン端子が植設されたピン端子台間の溝に加えて、ピン
端子が植設されたピン端子台にも溝を設けるものであ
る。
【0006】これにより、リード線とコアの沿面距離を
確保し、要求されるリード線とコイル間の絶縁性能の規
格を満足させる。
【0007】即ち、本発明は、筒状のコイル巻芯部と、
該巻芯部の外表面に配設した複数の端子台と、該端子台
に植設した複数のピンとで構成されるコイルボビンにお
いて、前記端子台の少なくとも一つには、二つ以上の突
起が形成されており、前記二つ以上の突起と、前記端子
台の隣り合う端子台とによって、それぞれ複数の段差お
よび複数の溝が形成されたコイルボビンである。
【0008】また、本発明は、前記コイルボビンと、磁
性体コアと、巻線とで構成され、前記巻線の端部が前記
複数の溝、および複数の段差のうちの少なくとも2個所
以上を通過して、前記ピンに巻きつけられたチョークコ
イルである。
【0009】また、本発明は、前記コイルボビンと、磁
性体コアと、巻線とで構成され、前記巻線の端部が前記
複数の溝、および複数の段差のうちの少なくとも2個所
以上を通過して、前記ピンに巻きつけられたトランスで
ある。
【0010】
【実施例】本発明の実施例によるコイルボビンおよびそ
れを用いたトランス、チョークコイルについて、以下に
説明する。
【0011】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よるコイルボビンの斜視図である。図1にて端子台7
は、複数の端子台のうちの一つを図示しており、前記端
子台7には、少なくとも4個の突起が出ている。前記4
個の突起と他の端子台との間隔によって複数の段差と複
数の溝が形成されている。ここで、図1のコイルボビン
では、端子台7に、第1の段差3と、第2の段差4と、
第1の溝5と、第2の溝6が形成されている。ここで、
リード線9aをピン1にからげる場合に、図1のよう
に、リード線9aを第2の段差4から第2の溝6を通し
てから第3の段差3を通過させ、第1の溝5を通してか
らピン1にからげる。このように、リード線9aを処理
すると、コア12とリード線9a間の沿面距離lを再
現性よく、所定の距離を確保することができ、従来より
高い絶縁性能を得ることができる。
【0012】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
よるコイルボビンの斜視図である。本発明のコイルボビ
ンは、先の実施例1のコイルボビンにて、更に、ピン2
と平行方向に、第3の溝8を設けたものである。リード
線9bをピン1に、リード線10をピン2にからげる場
合、リード線9bは、第3の溝8を通り、第2の溝6を
通り、更に第1の溝5を通り、ピン1にからげる。一
方、リード線10は、端子台間の溝11を通り、端子台
の下側を通り、直接ピン2にからげる。こうすれば、異
なるリード線9bおよび10が、近接したピン1と2に
からげられる場合であっても、同じ溝を通すことを防ぐ
ことができるので、コア12とリード線9b間の沿面距
離l、およびリード線9b,10間の沿面距離l
同時に確保することができ、より高い絶縁性能を得るこ
とができる。
【0013】(実施例3)図3は、実施例1あるいは実
施例2によるコイルボビンを組み込んだトランスの上面
図であり、図4は、図3の正面図である。本発明による
コイルボビンを用いることで、コアとリード線間の沿面
距離を確保することができる。これによって、コイル−
リード線間の絶縁性能の規格を満たすことができるよう
になった。また、リード線の巻回状態を変更することに
より、例えば、巻線を一つのみとすれば、同一の構造で
チョークコイルが得られる。
【0014】このように、異なるリード線を近接したピ
ンにそれぞれからげる場合においても、段差と溝を組み
合わせることで、リード線間の沿面距離を確保する事が
でき、リード線間の絶縁性能の規格を満たすことができ
るようになった。
【0015】
【発明の効果】以上、本発明によれば、リード線とコア
との間の絶縁特性を改善した、信頼性の高いコイルボビ
ンおよびそれを用いたトランス、チョークコイルを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるコイルボビンの斜視
図。
【図2】本発明の実施例2によるコイルボビンの斜視
図。
【図3】本発明のコイルボビンを組み込んだトランスの
上面図。
【図4】本発明のコイルボビンを組み込んだトランスの
正面図。
【図5】従来のコイルボビンの斜視図。
【図6】図5の従来のコイルボビンの外側のピンに、リ
ード線をからげた状態の斜視図。
【符号の説明】
1,2 ピン 3 第1の段差 4 第2の段差 5 第1の溝 51 溝 6 第2の溝 7 端子台 8 第3の溝 9a,9b,10,17 リード線 11 端子台間の溝 12 コア 13 巻コイル 14,15 端子台 16 コイル巻芯部 l1〜l リード線と端子台との間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 37/00 H01F 31/00 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のコイル巻芯部と、該巻芯部の外表
    面に配設した複数の端子台と、該端子台に植設した複数
    のピンとで構成されるコイルボビンにおいて、前記端子
    台の少なくとも一つには、二つ以上の突起が形成されて
    おり、前記二つ以上の突起と、前記端子台の隣り合う端
    子台とによって、それぞれ複数の段差および複数の溝が
    形成されたことを特徴とするコイルボビン。
  2. 【請求項2】 前記コイルボビンと、磁性体コアと、巻
    線とで構成され、前記巻線の端部が前記複数の溝、およ
    び複数の段差のうちの少なくとも2個所以上を通過し
    て、前記ピンに巻きつけられたことを特徴とするチョー
    クコイル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコイルボビンと、磁性体
    コアと、巻線とで構成され、前記巻線の端部が前記複数
    の溝、および複数の段差のうちの少なくとも2個所以上
    を通過して、前記ピンに巻きつけられたことを特徴とす
    るトランス。
JP2000113311A 2000-04-14 2000-04-14 コイルボビンおよびそれを用いたチョークコイルおよびトランス Withdrawn JP2001297925A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005101570A (ja) * 2003-08-26 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd フライバックトランス
CN100545964C (zh) * 2004-03-18 2009-09-30 Ckt有限公司 变压器线轴
JP2021002590A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 Njコンポーネント株式会社 コイル部品、およびボビン

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