JP2001292459A - 映像信号の変換、伝送方法及び装置 - Google Patents

映像信号の変換、伝送方法及び装置

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JP2001292459A
JP2001292459A JP2000104298A JP2000104298A JP2001292459A JP 2001292459 A JP2001292459 A JP 2001292459A JP 2000104298 A JP2000104298 A JP 2000104298A JP 2000104298 A JP2000104298 A JP 2000104298A JP 2001292459 A JP2001292459 A JP 2001292459A
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video signal
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frequency
color difference
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JP2000104298A
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Yoshio Sugimori
吉夫 杉森
Hidehiko Kikuchi
秀彦 菊地
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Nippon Television Network Corp
Original Assignee
Nippon Television Network Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 720p/30Hz(4:2:2p)(走査
線数720本、30Hzの順次走査方式)の映像信号
を、480i/60Hz(4:2:2i)(走査線数4
80本、60Hzのインタレース方式)の映像信号、に
変換する。 【解決手段】 720p/30Hz方式の輝度成分と色
差信号とから、480p/30Hz方式に必要とされる
輝度成分と、色差成分とを抽出し、前記抽出した輝度成
分と色差成分とを周波数変換後多重化して、480p/
30Hz(4:2:2p)方式の映像信号を生成し、生
成された映像信号を、順次走査方式からインタレース方
式に変換し、480i/60Hz(4:2:2i)方式
相当の映像信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号の伝送の技
術に関し、特に720p/30Hz(水平1280画
素、垂直720画素、30Hz順次走査方式)方式の相
当の映像信号を480i/60Hz(水平720画素、
垂直480画素、60Hzインタレース走査方式)方式
相当の信号形式に変換・伝送する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高画質化に伴い、多くのテレビジ
ョン方式が提案されている。これら提案されている信号
形式のうち、標準化になりつつあるものとして、720
p/30Hz方式がある。この720p/30Hz方式
は、走査線数720本、30Hzの順次走査形式の方式
であり、映画との親和性が高いため、普及の可能性を秘
めている。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら、720p/3
0Hz方式は未だ標準化の途中であり、また標準化され
ても720p/30Hz方式のインフラが整うまでには
時間がかかる。このような背景のもと、720p/30
Hz方式の映像信号を、本来持っている高画質の特質を
生かしつつ、既存の整備されたインフラでも扱える技術
が望まれていた。
【0004】そこで、本発明は上記の問題を鑑みて発明
されたものであって、その目的は上記問題点を解決し、
本来持っている高画質の特質を生かしつつ、720p/
30Hz方式(走査線数720本、30Hzの順次走査
方式)の映像信号を、インフラが既に整備されている4
80i/60Hz方式(走査線数480本、60Hzの
インタレース方式)に変換して伝送する技術を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、映
像信号の変換方法であって、720p/30Hz方式の
輝度成分から、480p/30Hz方式に必要とされる
輝度成分と、480p/30Hz方式に必要とされる輝
度成分以上の水平高域成分及び垂直高域成分とを抽出す
る工程と、720p/30Hz方式の色差成分から、4
80p/30Hz(4:2:0p)方式に必要とされる
色差成分を抽出する工程と、前記抽出した輝度の水平高
域成分及び垂直高域成分を周波数変換し、前記抽出した
色差成分に多重化し、480p/30Hz(4:2:2
p)方式の色差成分を生成する工程と、480p/30
Hz方式に必要とされる輝度成分と、輝度成分が多重化
された色差成分とから成る480p/30Hz(4:
2:2p)方式相当の映像信号を、順次走査方式からイ
ンタレース方式に変換し、480i/60Hz(4:
2:2i)方式相当の映像信号を生成する工程とを有す
ることを特徴とする映像信号の変換方法によって達成さ
れる。
【0006】尚、480p/30Hz(4:2:2p)
方式相当の映像信号を480i/60Hz(4:2:2
i)方式相当の映像信号に変換する工程は、480p/
30Hz(4:2:2p)方式相当の映像信号における
一つのフィールドの走査線を二つのインタレース方式の
フィールドに分ける工程であることが好ましい。
【0007】また、上記本発明の目的は、映像信号の変
換方法であって、480i/60Hz(4:2:2i)
方式相当の映像信号を、インタレース方式から順次走査
方式に変換して、480p/30Hz(4:2:2p)
方式相当の映像信号に変換する工程と、480p/30
Hz(4:2:2p)方式の色差成分から、輝度の水平
高域成分及び垂直高域成分に相当する成分を抽出し、周
波数変換する工程と、前記周波数変換されて戻された輝
度の水平高域成分及び垂直高域成分を480p/30H
z方式の輝度成分に加算し、720p/30Hz相当の
輝度成分を生成する工程とを有することを特徴とする映
像信号の変換方法によって達成される。
【0008】尚、480i/60Hz(4:2:2i)
方式相当の映像信号を480p/30Hz(4:2:2
p)方式相当の映像信号に変換する工程は、480i/
60Hz(4:2:2i)方式相当の映像信号における
二つのインタレース方式のフィールドを合成し、一つの
順次走査方式のフィールドにする工程であることが好ま
しい。
【0009】また、前記抽出される輝度の水平高域成分
及び垂直高域成分は、480p/30Hz(4:2:2
p)方式における色差信号の帯域幅と480p/30H
z(4:2:0p)方式における色差信号の帯域幅との
差に相当するものであることが好ましい。
【0010】また、色差信号に多重化される輝度の水平
高域成分及び垂直高域成分、又はいずれか一方に、多重
化されていることを示す識別情報を埋め込む、または、
多重化されていることを示す識別情報を輝度信号に埋め
込むことが好ましい。
【0011】上記本発明の目的は、映像信号の伝送方法
であって、720p/30Hz方式の輝度成分から、4
80p/30Hz方式に必要とされる輝度成分と、48
0p/30Hz方式に必要とされる輝度成分以上の水平
高域成分及び垂直高域成分とを抽出する工程と、720
p/30Hz方式の色差成分から、480p/30Hz
(4:2:0p)方式に必要とされる色差成分を抽出す
る工程と、前記抽出した輝度の水平高域成分及び垂直高
域成分を周波数変換し、前記抽出した色差成分に多重化
し、480p/30Hz(4:2:2p)方式の色差成
分を生成する工程と、前記抽出された480p/30H
zの輝度成分と、前記生成された480p/30Hz
(4:2:2p)方式の色差成分とを合成し、480p
/30Hz(4:2:2p)方式相当の映像信号を生成
する工程と、前記480p/30Hz(4:2:2p)
方式相当の映像信号を、順次走査方式からインタレース
方式に変換し、480i/60Hz(4:2:2i)方
式相当の映像信号を生成し、伝送する工程とを有するこ
とを特徴とする映像信号の伝送方法によって達成され
る。
【0012】尚、伝送されてきた480i/60Hz
(4:2:2i)方式相当の映像信号を、インタレース
方式から順次走査方式に変換し、480p/30Hz
(4:2:2p)方式相当の映像信号に変換する工程
と、前記480p/30Hz(4:2:2p)方式の色
差成分から、輝度の水平高域成分及び垂直高域成分に相
当する成分を抽出し、周波数変換する工程と、前記伝送
されてきた480p/30Hz(4:2:2p)方式の
色差成分から、輝度の水平高域成分及び垂直高域成分に
相当する成分をカットし、480p/30Hz(4:
2:0p)方式の色差成分に戻す工程と、前記周波数変
換されて戻された輝度の水平高域成分及び垂直高域成分
を480p/30Hz方式の輝度成分に加算し、720
p/30Hz相当の輝度成分を生成する工程とを有する
ことが好ましい。
【0013】また、前記抽出される輝度の水平高域成分
及び垂直高域成分は、480p/30Hz(4:2:2
p)方式における色差信号の帯域幅と480p/30H
z(4:2:0p)方式における色差信号の帯域幅との
差に相当するものであることが好ましい。
【0014】また、色差信号に多重化される輝度の水平
高域成分及び垂直高域成分、又はいずれか一方に、多重
化されていることを示す識別情報を埋め込み、受信側で
前記識別情報を検出することによって、受信側で多重化
されている映像信号と多重化されていない映像信号を区
別すること、または、多重化されていることを示す識別
情報を輝度信号に埋め込み、受信側で前記識別情報を検
出することによって、受信側で多重化されている映像信
号と多重化されていない映像信号を区別することが好ま
しい。
【0015】上記本発明の目的は、映像信号のエンコー
ダであって、720p/30Hz方式の輝度成分から、
480p/30Hz方式に必要とされる輝度成分と、4
80p/30Hz方式に必要とされる輝度成分以上の水
平高域成分及び垂直高域成分とを抽出する第一の抽出手
段と、720p/30Hz方式の色差成分から、480
p/30Hz(4:2:0p)方式に必要とされる色差
成分を抽出する第二の抽出手段と、前記抽出した輝度の
水平高域成分及び垂直高域成分を周波数変換し、前記抽
出した色差成分に多重化し、480p/30Hz(4:
2:2p)方式の色差成分を生成する手段と、480p
/30Hz方式に必要とされる輝度成分と輝度成分が多
重化された色差成分とから成る480p/30Hz
(4:2:2p)方式相当の映像信号を、順次走査方式
からインタレース方式に変換し、480i/60Hz
(4:2:2i)方式相当の映像信号を生成する手段と
を有することを特徴とする映像信号のエンコーダによっ
て達成される。
【0016】尚、前記第一の抽出手段は、480p/3
0Hz(4:2:2p)方式における色差信号の帯域幅
と480p/30Hz(4:2:0p)方式における色
差信号の帯域幅との差に相当する輝度の水平高域成分及
び垂直高域成分を抽出するように構成されていることが
好ましい。
【0017】また、色差信号に多重化される輝度の水平
高域成分及び垂直高域成分、又はいずれか一方に、多重
化されていることを示す識別情報を埋め込む手段、また
は、多重化されていることを示す識別情報を輝度信号に
埋め込む手段を有することが好ましい。
【0018】上記本発明の目的は、映像信号のデコーダ
であって、480i/60Hz(4:2:2i)方式相
当の映像信号を、インタレース方式から順次走査方式に
変換して、480p/30Hz(4:2:2p)方式相
当の映像信号に変換する手段と、480p/30Hz
(4:2:2p)方式の色差成分から、輝度の水平高域
成分及び垂直高域成分に相当する成分を抽出する抽出手
段と、前記抽出した成分を周波数変換し、480p/3
0Hz(4:2:0p)方式以上の輝度の水平高域成分
及び垂直高域成分に変換する変換手段と、前記周波数変
換された輝度の水平高域成分及び垂直高域成分を480
p/30Hz方式の輝度成分に加算し、720p/30
Hz相当の輝度成分を生成する生成手段とを有すること
を特徴とする映像信号のデコーダによって達成される。
【0019】また、前記色差成分に埋め込まれた識別情
報を検出する検出手段と、前記検出手段により前記識別
情報が検出された場合には前記抽出手段は抽出処理を行
い、前記識別情報が検出されなかった場合には前記抽出
手段は抽出処理を行わないように構成されていること、
または、前記輝度成分に埋め込まれた識別情報を検出す
る検出手段と、前記検出手段により前記識別情報が検出
された場合には前記抽出手段は抽出処理を行い、前記識
別情報が検出されなかった場合には前記抽出手段は抽出
処理を行わないように構成されていることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。まず、本実施の形態における多重化方法
を説明する。図1は本実施の形態の多重化方法を説明す
るための図である。
【0021】一般に720p/30Hz(4:2:2
p)方式の映像信号の輝度成分の出力は、水平1280
画素、垂直720画素である。ここで、上述の720p
/30Hz(4:2:2p)の映像信号の輝度成分を図
1に示すと、水平1280Lpw、垂直720Lphで
囲まれる長方形の領域が720p/30Hzの輝度成分
である。そして、水平720Lpw、垂直480Lph
で囲まれる長方形の領域が480i/60Hz(4:
2:2i)方式(480p/30Hz(4:2:2i)
方式も同様)の規格で必要な輝度成分である。
【0022】ところで、映像において高解像度の要求は
高まるばかりであり、伝送信号中に多くの輝度成分の情
報を持つことが有利である。しかしながら、720p/
30Hz方式のインフラが現状では整備されておらず、
720p/30Hz方式の映像信号を活用することがで
きない。一方、480i/60Hz方式は、現在主流の
信号方式であり、インフラが十分に整備されている。
【0023】また、人間の目は、色成分の高域成分が多
少失われた画像であっても、それを感知し難いという特
性を持っている。
【0024】そこで、720p/30Hz(4:2:2
p)方式の輝度成分を生かし、かつインフラが十分整っ
た480i/60Hz(4:2:2i)方式の信号形式
に変換して伝送可能とするため、720p/30Hz
(4:2:2p)方式の信号に対して以下の信号処理を
行う。 (1) 720p/30Hz(4:2:2p)の輝度信
号中、水平720Lpw以下でかつ垂直480Lph以
下の輝度成分(480p/30Hz(4:2:2p)方
式の輝度成分相当)を切り取る。 (2) 720p/30Hz(4:2:2p)の輝度信
号中、水平360Lpw以下でかつ垂直480Lph以
上の垂直高域成分(VH)と、水平720Lpw以上1
080Lpw以下でかつ垂直240Lph以下の水平高
域成分(HH)とを切り取る。 (3) 720p/30Hz(4:2:2p)の色差信
号中、480p/30Hz(4:2:0p)方式相当の
色差成分Cb,Cr(水平360Lpw以下でかつ垂直
240Lph以下)を切り取る。 (4) 切り取った垂直高域成分(VH)と水平高域成
分(HH)とを周波数変換し、周波数変換された垂直高
域成分(VH)と水平高域成分(HH)とを色信号C
b,Crの垂直高域に重畳する。
【0025】(5) (1)〜(4)の工程(エンコー
ド)を経ることにより生成された信号は、信号形式とし
ては480p/30Hz(4:2:2p)方式の信号形
式をしている。そこで、上記工程を経て生成された信号
(480p/30Hz(4:2:2p)方式の信号)を
走査線変換、すなわち、図2に示す如く、順次走査方式
の1フィールド当りの走査線を二つのインタレース方式
のフィールドに分けることにより、480i/60Hz
(4:2:2i)方式の信号形式に変換する。尚、上述
の如くエンコードされた画像信号は、上述の逆の処理が
行われてデコードされる。
【0026】次に、上述の多重化方法を実現する装置
(エンコーダ)について説明する。図3は本実施の形態
における多重化方法を実施するエンコーダのブロック図
である。
【0027】図3中、21は720p/30Hz(4:
2:2p)の輝度信号のうち垂直720Lph以上の成
分をカットするローパスフィルタ、22はローパスフィ
ルタ21の出力から水平1080Lpw以上の成分をカ
ットするローパスフィルタ、23はローパスフィルタ2
2の出力から水平360Lpw以上の成分をカットする
ローパスフィルタ、24はローパスフィルタ23の出力
から垂直480Lph以上の成分をカットするローパス
フィルタ、25はローパスフィルタ23の出力とローパ
スフィルタ24との出力を加算する加算器、26は加算
器25の出力を低域側にシフトする垂直周波数変換部で
ある。
【0028】また、27はローパスフィルタ22の出力
から水平720Lpw以上の成分をカットするローパス
フィルタ、28はローパスフィルタ27の出力から垂直
480Lph以上の成分をカットするローパスフィルタ
である。
【0029】また、29はローパスフィルタ22の出力
とローパスフィルタ27の出力とを加算する加算器、3
0は加算器29の出力から垂直240Lph以上の成分
をカットするローパスフィルタ、31はローパスフィル
タ30の出力を水平低域側にシフトする水平周波数変換
部であり、32は水平周波数変換部31の出力を垂直高
域側にシフトする垂直周波数変換部である。
【0030】また、33は720p/30Hz(4:
2:2p)の色差信号Cbから水平360Lpw以上の
成分をカットするローパスフィルタ、34はローパスフ
ィルタ33の出力から垂直240Lph以上の成分をカ
ットするローパスフィルタである。
【0031】また、35は720p/30Hz(4:
2:2p)の色差信号Crから水平360Lpw以上の
成分をカットするローパスフィルタ、36はローパスフ
ィルタ35の出力から垂直240Lph以上の成分をカ
ットするローパスフィルタである。
【0032】また、37は垂直周波数変換部26の出力
信号を、720p/30Hz方式の信号から走査線及び
水平画素を間引きして、480p/30Hz方式の信号
にダウンコンバートするダウンコンバータである。38
はローパスフィルタ28の出力信号を、720p/30
Hz方式の信号から走査線及び水平画素を間引きして、
480p/30Hz方式の信号にダウンコンバートする
ダウンコンバータである。39は垂直周波数変換部32
の出力信号を、720p/30Hz方式の信号から走査
線及び水平画素を間引きして、480p/30Hz方式
の信号にダウンコンバートするダウンコンバータであ
る。40はローパスフィルタ34の出力信号を、720
p/30Hz方式の信号から走査線及び水平画素を間引
きして、480p/30Hz方式の信号にダウンコンバ
ートするダウンコンバータである。41はローパスフィ
ルタ36の出力信号を、720p/30Hz方式の信号
から走査線及び水平画素を間引きして、480p/30
Hz方式の信号にダウンコンバートするダウンコンバー
タである。
【0033】また、42はダウンコンバータ37の出力
とダウンコンバータ40の出力とを加算する加算器、4
3はダウンコンバータ39の出力とダウンコンバータ4
1の出力とを加算する加算器である。そして、44は、
加算器42の出力と、ダウンコンバータ38の出力と、
加算器43の出力とを多重化する多重化回路である。
【0034】45は、480p/30Hz(4:2:2
p)方式の信号の走査線を、図2に示す如く変換し、4
80i/60Hz(4:2:2i)方式の信号にする走
査線変換部である。
【0035】このような構成においてエンコーダは以下
のように動作する。まず、720p/30Hz(4:
2:2p)の画像信号のうち輝度信号Yが、ローパスフ
ィルタ21に入力される。ローパスフィルタ21では入
力された輝度信号のうち垂直720Lph以上の成分が
カットされる。ローパスフィルタ21の出力は、ローパ
スフィルタ22に入力され、水平1080Lpw以上の
成分がカットされる。そして、ローパスフィルタ22の
出力は、ローパスフィルタ23、ローパスフィルタ27
及び加算器29に入力される。
【0036】ローパスフィルタ23では、ローパスフィ
ルタ22の出力信号のうち水平360Lpw以上の成分
がカットされ、ローパスフィルタ24及び加算器25に
出力される。ローパスフィルタ24では、ローパスフィ
ルタ23の出力信号のうち垂直480Lph以上の成分
がカットされ、加算器25に出力される。そして、加算
器25により、ローパスフィルタ23の出力(水平36
0Lpw以下、かつ垂直720Lph以下の輝度成分)
とローパスフィルタ24の出力(水平360Lpw以
下、かつ垂直480Lph以下の輝度成分)とが減算さ
れ(ローパスフィルタ23の出力信号−ローパスフィル
タ24の出力信号)、水平0〜360Lpw、かつ垂直
480〜720Lphの輝度成分、すなわち図1のVH
に相当する輝度成分が加算器25より出力される。さら
に、加算器25の出力信号は、垂直周波数変換部26に
入力され、入力された水平0〜360Lpw、かつ垂直
480〜720Lphの信号を、水平0〜360Lp
w、かつ垂直240〜480Lphの帯域に周波数変換
する。この周波数変換は、入力された信号に240Lp
hのキャリアをかけることにより行われる。そして、垂
直周波数変換部26の出力は、ダウンコンバータ37に
より、720p/30Hz方式の信号から480p/3
0Hz方式の信号にダウンコンバートされる。
【0037】一方、ローパスフィルタ27では、ローパ
スフィルタ22の出力信号のうち水平720Lpw以上
の成分がカットされ、ローパスフィルタ28及び加算器
29に入力される。ローパスフィルタ28では、ローパ
スフィルタ27の出力信号のうち垂直480Lph以上
の成分がカットされ、水平0〜720Lpw、かつ垂直
0〜480Lphの輝度成分、すなわち図1のYに相当
する輝度成分が出力される。そして、ローパスフィルタ
28の出力は、ダウンコンバータ38により、720p
/30Hz方式の信号から480p/30Hz方式の信
号にダウンコンバートされる。
【0038】また、加算器29では、ローパスフィルタ
22の出力(水平0〜1080Lpw以下、かつ垂直0
〜720Lph以下の輝度成分)とローパスフィルタ2
7の出力(水平0〜720Lpw以下、かつ垂直0〜7
20Lph以下の輝度成分)とが減算され(ローパスフ
ィルタ22の出力信号−ローパスフィルタ27の出力信
号)、水平720〜1080Lpw、かつ垂直0〜72
0Lphの輝度成分が出力される。そして、加算器29
の出力は、ローパスフィルタ30により垂直240Lp
hの成分がカットされ、水平720〜1080Lpw、
かつ垂直0〜240Lphの輝度成分、すなわち図1の
HHに相当する信号成分が出力される。さらに、ローパ
スフィルタ30の出力信号は、水平周波数変換部31に
入力され、入力された水平720〜1080Lpw、か
つ垂直0〜240Lphの輝度成分を、水平0〜360
Lpw、かつ垂直0〜240Lphの帯域に周波数変換
される。この周波数変換は、入力された信号に720L
pwのキャリアをかけることにより行われる。そして、
水平周波数変換部31の出力信号は、垂直周波数変換部
32により、水平0〜360Lpw、かつ垂直240〜
480Lphの輝度成分に周波数変換される。この周波
数変換は、入力された信号に240Lphのキャリアを
かけることにより行われる。そして、垂直周波数変換部
32の出力は、ダウンコンバータ39により、720p
/30Hz方式の信号から480p/30Hz方式の信
号にダウンコンバートされる。
【0039】一方、色差信号Cbは、ローパスフィルタ
33により、信号のうち水平360Lpw以上の成分が
カットされ、さらにローパスフィルタ34により、信号
のうち垂直240Lph以上の成分がカットされ、水平
0〜360Lpw、かつ垂直0〜240Lphの帯域の
色差信号Cbとなる。そして、ローパスフィルタ34の
出力は、ダウンコンバータ40により、720p/30
Hz方式の信号から480p/30Hz方式の信号にダ
ウンコンバートされる。
【0040】また、色差信号Crは、ローパスフィルタ
35により、信号のうち水平360Lpw以上の成分が
カットされ、さらにローパスフィルタ36により、信号
のうち垂直240Lph以上の成分がカットされ、水平
0〜360Lpw、かつ垂直0〜240Lphの帯域の
色差信号Crとなる。そして、ローパスフィルタ36の
出力は、ダウンコンバータ41により、720p/30
Hz方式の信号から480p/30Hz方式の信号にダ
ウンコンバートされる。
【0041】加算器42では、ダウンコンバータ37に
よりダウンコンバートされた輝度成分VH(水平0〜3
60Lpw、かつ垂直240〜480Lph)と、ダウ
ンコンバータ38の出力信号(色差信号Cb)とが加算
(多重)される。加算器43では、ダウンコンバータ3
9によりダウンコンバートされた輝度成分HH(水平0
〜360Lpw、かつ垂直240〜480Lph)と、
ダウンコンバータ41の出力信号(色差信号Cr)とが
加算(多重)される。
【0042】そして、多重化回路44により、輝度信号
Yと、輝度成分VHが多重化された色差信号Cbと、輝
度成分HHが多重化された色差信号Crとが多重化され
て480p/30Hz(4:2:2p)方式相当の映像
信号が出力される。
【0043】続いて、480p/30Hz(4:2:2
p)方式相当の映像信号は走査線変換部45に入力さ
れ、入力された映像信号は、図2に示される如く、1フ
ィールドが二つのインタレース方式のフィールドに変換
されて480i/60Hz(4:2:2i)方式相当の
映像信号となる。
【0044】尚、上記説明においては理想的なローパス
フィルタを用いた場合で説明したが、実際には急峻なロ
ーパスフィルタは実現不可能なので、通過させる帯域に
ついてある程度余裕を持って対処する必要がある。
【0045】また、本実施の形態では、輝度成分VHを
色差信号Cbに、輝度成分HHを色差信号Crにそれぞ
れ多重したが、輝度成分VHを色差信号Crに、輝度成
分HHを色差信号Cbにそれぞれ多重しても良い。
【0046】続いて、上述エンコーダにより多重された
映像信号をデコードするデコーダについて説明する。図
4はデコーダのブロック図である。
【0047】図4中、50は二つのインタレース方式の
フィールドを合成してひとつの順次走査方式のフィール
ドにすることにより、480i/60Hz(4:2:2
i)方式相当の映像信号を480p/30Hz(4:
2:2p)方式相当の映像信号に変換する走査線変換
部、51は色差信号Cbのうち垂直240Lph以上の
成分をカットするローパスフィルタ、52はローパスフ
ィルタ51と色差信号Cbとを加算する加算器、53は
加算器52の出力(480p/30Hz方式の信号)に
走査線及び水平画素を挿入して、720p/30Hz方
式の信号にアップコンバートするアップコンバータ、5
4はアップコンバータ53の出力を垂直高域側にシフト
する垂直周波数変換部、55は色差信号Crのうち垂直
240Lph以上の成分をカットするローパスフィル
タ、56はローパスフィルタ55と色差信号Crとを加
算する加算器、57は加算器56の出力(480p/3
0Hz方式の信号)に走査線及び水平画素を挿入して、
720p/30Hz方式の信号にアップコンバートする
アップコンバータ、58はアップコンバータ57の出力
を垂直高域側にシフトする垂直周波数変換部、59は垂
直周波数変換部58の出力を水平高域側にシフトする水
平周波数変換部である。そして、60,61及び62
は、480p/30Hz方式の信号から走査線及び水平
画素を挿入して、720p/30Hz方式の信号にアッ
プコンバートするアップコンバータ、63は垂直周波数
変換部54の出力、水平周波数変換部59の出力及びア
ップコンバータ62の出力を加算する加算器である。
【0048】次に、上述の構成におけるデコーダの動作
を説明する。まず、480i/60Hz(4:2:2
i)方式相当の映像信号は、走査線変換部50に入力さ
れる。そして、二つのインタレース方式のフィールド毎
に合成されてひとつの順次走査方式のフィールドにされ
ることにより、480i/60Hz(4:2:2i)方
式相当の映像信号から480p/30Hz(4:2:2
p)方式相当の映像信号に変換される。
【0049】続いて、ローパスフィルタ51,55は、
480p/30Hz(4:2:2p)方式相当の映像信
号のうち色差信号Cb及び色差信号Crから垂直240
Lph以上の成分をカットする。加算器52,56で
は、入力された色差信号Cb及び色差信号Crからロー
パスフィルタ51,55の出力信号を減算する。そし
て、加算器52,56の出力は、アップコンバータ5
3,57により、480p/30Hz方式の信号から7
20p/30Hz方式の信号にアップコンバートされ
る。
【0050】一方、ローパスフィルタ51,55の出力
は、アップコンバータ60,61により、480p/3
0Hz方式の信号から720p/30Hz方式の信号に
アップコンバートされ、720p/30Hz方式の色差
信号Cb及び色差信号Crに変換される。
【0051】垂直周波数変換部54では、アップコンバ
ータ53の出力(水平0〜360Lpw、垂直240〜
480Lph)を、垂直方向に周波数変換して水平0〜
360Lpw、垂直480〜720Lphの帯域に変
換、すなわち図1のVHに相当する信号成分に変換され
る。
【0052】また、垂直周波数変換部58では、アップ
コンバータ57の出力(水平0〜360Lpw、垂直2
40〜480Lph)を、垂直方向に周波数変換して水
平0〜360Lpw、垂直0〜240Lphの帯域に変
換する。さらに、この信号を水平周波数変換部59によ
り、水平720〜1080Lpw、垂直0〜240Lp
hの帯域に変換、すなわち図1のHHに相当する信号成
分に変換される。
【0053】加算器63では、アップコンバータ62に
より、480p/30Hz方式の信号から720p/3
0Hz方式の信号にアップコンバートされた輝度信号Y
(水平0〜720Lpw、垂直0〜480Lph)と、
垂直周波数変換部54の出力(水平0〜360Lpw、
垂直480〜720Lph)と、水平周波数変換部59
の出力(水平720〜1080Lpw、垂直0〜240
Lph)とが加算され、720p/30Hz相当の輝度
信号を得る。
【0054】尚、上記説明においては理想的なローパス
フィルタを用いた場合で説明したが、実際には急峻なロ
ーパスフィルタは実現不可能なので、通過させる帯域に
ついてある程度余裕を持って対処する必要がある。
【0055】上述の実施の形態では、水平方向の高域成
分、垂直方向の高域成分とも色差信号に多重したが、状
況により、水平方向の高域成分又は垂直方向の高域成分
のいずれか一方のみを多重するようにしても良い。この
場合には、デコードする側も、多重化された一方のみの
信号成分のみ抽出する構成とすれば良い。
【0056】第二の実施の形態について説明する。第二
の実施の形態は、信号方式は480i/60Hz(4:
2:2i)方式であるが、色差信号に輝度成分が多重化
されて720p/30Hz方式の信号であることを示す
パイロット信号(識別信号)を、信号中に挿入すること
を特徴とする。
【0057】図5は第二の実施の形態のブロック図であ
る。尚、第一の実施の形態と同様なものについては同じ
番号を付し、説明を省略する。図5中、100及び10
1は本信号が輝度成分の一部が色差成分に多重化されて
いることを示すパイロット信号を発生するパイロット信
号発生回路である。このパイロット信号発生回路100
及び101は、図6に示す如く、相反する信号、例えば
+Xと−Xの信号を順番に発生するものである。そし
て、パイロット信号発生回路100及び101で発生さ
れたパイロット信号は、加算器37及び38に入力され
て、色信号Cb及び色信号Crに多重される。
【0058】多重されるパイロット信号は、画素、ライ
ン、フレーム全ての方向で反転しており、各方向で最高
周波数となる。従って、映像としてパイロット信号が目
立たず、パイロット信号の挿入方法としては最適であ
る。
【0059】一方、デコード側では、パイロット信号を
検出することにより、入力された映像信号が多重化され
た信号であるかを判断することが出来、適切な処理が可
能となる。
【0060】尚、第二の実施の形態では、パイロット信
号を色信号Cb及び色信号Crに多重したが、輝度信号
Yに多重しても良い。この場合、図7に示されるように
ローパスフィルタ28の後段にパイロット信号を加算す
る加算器200を新たに設け、この加算器にパイロット
信号発生回路100のパイロット信号を入力して、輝度
信号Yにパイロット信号を多重する。このように構成し
ても、上述の場合と同様な効果を得ることが出来る。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、720p/30Hz
(4:2:2p)方式の信号を最小限の画質の劣化に押
さえつつ、480i/60Hz(4:2:2i)方式の
信号に変換することが可能となる。その結果、十分にイ
ンフラが整備されていない720p/30Hz(4:
2:2p)方式の信号であっても、インフラ整備されて
いる480i/60Hz(4:2:2i)方式のインフ
ラを用いることにより、信号処理や、伝送が出来るとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本実施の形態の多重化方法を説明するた
めの図である。
【図2】図2は本実施の形態の多重化方法を説明するた
めの図である。
【図3】図3は本実施の形態における多重化方法を実施
するエンコーダのブロック図である。
【図4】図4は本実施の形態における多重化方法を実施
するデコーダのブロック図である。
【図5】図5は第二の実施の形態におけるブロック図で
ある。
【図6】図6は第二の実施の形態におけるパイロット信
号を説明する為の図である。
【図7】図7は第二の実施の形態における他の実施の形
態を説明する為の図である。
【符号の説明】
21〜24 ローパスフィルタ 25 加算器 26 周波数変換部 39 多重化回路 40 ダウンコンバータ 45 走査線変換部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 BA11 BB00 BB02 CE01 EA02 EA06 EA07 EB02 ED02 ED04 ED06 GC01 GJ00 5C063 AB05 AB20 AC10 BA03 BA04 CA21 DA07 DA20 5C066 AA00 AA02 BA08 CA21 CA25 DD02 DD04 EE01 GA02 GA05 GA13 GA14 KC02 KE02 KF06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の変換方法であって、 720p/30Hz方式の輝度成分から、480p/3
    0Hz方式に必要とされる輝度成分と、480p/30
    Hz方式に必要とされる輝度成分以上の水平高域成分及
    び垂直高域成分とを抽出する工程と、 720p/30Hz方式の色差成分から、480p/3
    0Hz(4:2:0p)方式に必要とされる色差成分を
    抽出する工程と、 前記抽出した輝度の水平高域成分及び垂直高域成分を周
    波数変換し、前記抽出した色差成分に多重化し、480
    p/30Hz(4:2:2p)方式の色差成分を生成す
    る工程と、 480p/30Hz方式に必要とされる輝度成分と、輝
    度成分が多重化された色差成分とから成る480p/3
    0Hz(4:2:2p)方式相当の映像信号を、順次走
    査方式からインタレース方式に変換し、480i/60
    Hz(4:2:2i)方式相当の映像信号を生成する工
    程とを有することを特徴とする映像信号の変換方法。
  2. 【請求項2】 480p/30Hz(4:2:2p)方
    式相当の映像信号を480i/60Hz(4:2:2
    i)方式相当の映像信号に変換する工程は、480p/
    30Hz(4:2:2p)方式相当の映像信号における
    一つのフィールドの走査線を二つのインタレース方式の
    フィールドに分ける工程であることを特徴とする請求項
    1に記載の映像信号の変換方法。
  3. 【請求項3】 映像信号の変換方法であって、 480i/60Hz(4:2:2i)方式相当の映像信
    号を、インタレース方式から順次走査方式に変換して、
    480p/30Hz(4:2:2p)方式相当の映像信
    号に変換する工程と、 480p/30Hz(4:2:2p)方式の色差成分か
    ら、輝度の水平高域成分及び垂直高域成分に相当する成
    分を抽出し、周波数変換する工程と、 前記周波数変換されて戻された輝度の水平高域成分及び
    垂直高域成分を480p/30Hz方式の輝度成分に加
    算し、720p/30Hz相当の輝度成分を生成する工
    程とを有することを特徴とする映像信号の変換方法。
  4. 【請求項4】 480i/60Hz(4:2:2i)方
    式相当の映像信号を480p/30Hz(4:2:2
    p)方式相当の映像信号に変換する工程は、480i/
    60Hz(4:2:2i)方式相当の映像信号における
    二つのインタレース方式のフィールドを合成し、一つの
    順次走査方式のフィールドにする工程であることを特徴
    とする請求項3に記載の映像信号の変換方法。
  5. 【請求項5】 前記抽出される輝度の水平高域成分及び
    垂直高域成分は、480p/30Hz(4:2:2p)
    方式における色差信号の帯域幅と480p/30Hz
    (4:2:0p)方式における色差信号の帯域幅との差
    に相当するものであることを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載の映像信号の変換方法。
  6. 【請求項6】 色差信号に多重化される輝度の水平高域
    成分及び垂直高域成分、又はいずれか一方に、多重化さ
    れていることを示す識別情報を埋め込むことを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の映像信号の
    変換方法。
  7. 【請求項7】 多重化されていることを示す識別情報を
    輝度信号に埋め込むことを特徴とする請求項1から請求
    項5のいずれかに記載の映像信号の変換方法。
  8. 【請求項8】 映像信号の伝送方法であって、 720p/30Hz方式の輝度成分から、480p/3
    0Hz方式に必要とされる輝度成分と、480p/30
    Hz方式に必要とされる輝度成分以上の水平高域成分及
    び垂直高域成分とを抽出する工程と、 720p/30Hz方式の色差成分から、480p/3
    0Hz(4:2:0p)方式に必要とされる色差成分を
    抽出する工程と、 前記抽出した輝度の水平高域成分及び垂直高域成分を周
    波数変換し、前記抽出した色差成分に多重化し、480
    p/30Hz(4:2:2p)方式の色差成分を生成す
    る工程と、 前記抽出された480p/30Hzの輝度成分と、前記
    生成された480p/30Hz(4:2:2p)方式の
    色差成分とを合成し、480p/30Hz(4:2:2
    p)方式相当の映像信号を生成する工程と、 前記480p/30Hz(4:2:2p)方式相当の映
    像信号を、順次走査方式からインタレース方式に変換
    し、480i/60Hz(4:2:2i)方式相当の映
    像信号を生成し、伝送する工程とを有することを特徴と
    する映像信号の伝送方法。
  9. 【請求項9】 伝送されてきた480i/60Hz
    (4:2:2i)方式相当の映像信号を、インタレース
    方式から順次走査方式に変換し、480p/30Hz
    (4:2:2p)方式相当の映像信号に変換する工程
    と、 前記480p/30Hz(4:2:2p)方式の色差成
    分から、輝度の水平高域成分及び垂直高域成分に相当す
    る成分を抽出し、周波数変換する工程と、 前記伝送されてきた480p/30Hz(4:2:2
    p)方式の色差成分から、輝度の水平高域成分及び垂直
    高域成分に相当する成分をカットし、480p/30H
    z(4:2:0p)方式の色差成分に戻す工程と、 前記周波数変換されて戻された輝度の水平高域成分及び
    垂直高域成分を480p/30Hz方式の輝度成分に加
    算し、720p/30Hz相当の輝度成分を生成する工
    程とを有することを特徴とする請求項8に記載の映像信
    号の伝送方法。
  10. 【請求項10】 前記抽出される輝度の水平高域成分及
    び垂直高域成分は、480p/30Hz(4:2:2
    p)方式における色差信号の帯域幅と480p/30H
    z(4:2:0p)方式における色差信号の帯域幅との
    差に相当するものであることを特徴とする請求項8又は
    請求項9に記載の映像信号の伝送方法。
  11. 【請求項11】 色差信号に多重化される輝度の水平高
    域成分及び垂直高域成分、又はいずれか一方に、多重化
    されていることを示す識別情報を埋め込み、受信側で前
    記識別情報を検出することによって、受信側で多重化さ
    れている映像信号と多重化されていない映像信号を区別
    することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれ
    かに記載の映像信号の伝送方法。
  12. 【請求項12】 多重化されていることを示す識別情報
    を輝度信号に埋め込み、受信側で前記識別情報を検出す
    ることによって、受信側で多重化されている映像信号と
    多重化されていない映像信号を区別することを特徴とす
    る請求項8から請求項10のいずれかに記載の映像信号
    の伝送方法。
  13. 【請求項13】 映像信号のエンコーダであって、 720p/30Hz方式の輝度成分から、480p/3
    0Hz方式に必要とされる輝度成分と、480p/30
    Hz方式に必要とされる輝度成分以上の水平高域成分及
    び垂直高域成分とを抽出する第一の抽出手段と、 720p/30Hz方式の色差成分から、480p/3
    0Hz(4:2:0p)方式に必要とされる色差成分を
    抽出する第二の抽出手段と、 前記抽出した輝度の水平高域成分及び垂直高域成分を周
    波数変換し、前記抽出した色差成分に多重化し、480
    p/30Hz(4:2:2p)方式の色差成分を生成す
    る手段と、 480p/30Hz方式に必要とされる輝度成分と輝度
    成分が多重化された色差成分とから成る480p/30
    Hz(4:2:2p)方式相当の映像信号を、順次走査
    方式からインタレース方式に変換し、480i/60H
    z(4:2:2i)方式相当の映像信号を生成する手段
    とを有することを特徴とする映像信号のエンコーダ。
  14. 【請求項14】 前記第一の抽出手段は、480p/3
    0Hz(4:2:2p)方式における色差信号の帯域幅
    と480p/30Hz(4:2:0p)方式における色
    差信号の帯域幅との差に相当する輝度の水平高域成分及
    び垂直高域成分を抽出するように構成されていることを
    特徴とする請求項13に記載の映像信号のエンコーダ。
  15. 【請求項15】 色差信号に多重化される輝度の水平高
    域成分及び垂直高域成分、又はいずれか一方に、多重化
    されていることを示す識別情報を埋め込む手段を有する
    ことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の映
    像信号のエンコーダ。
  16. 【請求項16】 多重化されていることを示す識別情報
    を輝度信号に埋め込む手段を有することを特徴とする請
    求項13又は請求項14に記載の映像信号のエンコー
    ダ。
  17. 【請求項17】 映像信号のデコーダであって、 480i/60Hz(4:2:2i)方式相当の映像信
    号を、インタレース方式から順次走査方式に変換して、
    480p/30Hz(4:2:2p)方式相当の映像信
    号に変換する手段と、 480p/30Hz(4:2:2p)方式の色差成分か
    ら、輝度の水平高域成分及び垂直高域成分に相当する成
    分を抽出する抽出手段と、 前記抽出した成分を周波数変換し、480p/30Hz
    (4:2:0p)方式以上の輝度の水平高域成分及び垂
    直高域成分に変換する変換手段と、 前記周波数変換された輝度の水平高域成分及び垂直高域
    成分を480p/30Hz方式の輝度成分に加算し、7
    20p/30Hz相当の輝度成分を生成する生成手段と
    を有することを特徴とする映像信号のデコーダ。
  18. 【請求項18】 前記色差成分に埋め込まれた識別情報
    を検出する検出手段と、前記検出手段により前記識別情
    報が検出された場合には前記抽出手段は抽出処理を行
    い、前記識別情報が検出されなかった場合には前記抽出
    手段は抽出処理を行わないように構成されていることを
    特徴とする請求項17に記載の映像信号のデコーダ。
  19. 【請求項19】 前記輝度成分に埋め込まれた識別情報
    を検出する検出手段と、前記検出手段により前記識別情
    報が検出された場合には前記抽出手段は抽出処理を行
    い、前記識別情報が検出されなかった場合には前記抽出
    手段は抽出処理を行わないように構成されていることを
    特徴とする請求項17に記載の映像信号のデコーダ。
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KR101618298B1 (ko) * 2009-10-23 2016-05-09 삼성전자주식회사 고감도 영상 생성 장치 및 방법

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