JPH07327177A - テレビジョン信号デコーダ - Google Patents

テレビジョン信号デコーダ

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Publication number
JPH07327177A
JPH07327177A JP6141017A JP14101794A JPH07327177A JP H07327177 A JPH07327177 A JP H07327177A JP 6141017 A JP6141017 A JP 6141017A JP 14101794 A JP14101794 A JP 14101794A JP H07327177 A JPH07327177 A JP H07327177A
Authority
JP
Japan
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signal
circuit
output
vertical
vertical reinforcement
Prior art date
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Application number
JP6141017A
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English (en)
Inventor
Tatsuyoshi Takaguchi
達至 高口
Kenji Kubota
賢治 久保田
Sadafumi Kaneda
禎史 金田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EDTV2放送と現行放送とを共に受信でき
るテレビジョン信号デコーダに関し、回路規模を従来に
比べて大幅に削減できる装置を提供すること。 【構成】 従来VT/VH’分離回路内にあった時間軸
フィルタをフレーム間フィルタ14として、無画部を主
画面に合わせて並べ替える回路(水平伸張のためのブロ
ック6a)の前段に置く。これによって、Y/C/HH
分離回路1a内のメモリを、フレーム間フィルタ14に
必要なメモリとして共用させることが可能となり、回路
規模の小型化、低コスト化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第2世代EDTV(e
xtended definition televi
sion:通称EDTV2)放送と現行放送とを共に受
信できる(または、EDTV2受信専用の)テレビジョ
ン信号デコーダに関する。そして、この発明は特に、回
路規模を従来例に比べて大幅に削減できるテレビジョン
信号デコーダを提供することを目的としている。
【0002】
【従来の技術】EDTV2はNTSCカラーテレビジョ
ン伝送方式と両立性を有した、高精細ワイドアスペクト
テレビジョン信号の伝送方式であり、本発明の出願時点
では暫定的に方式が決まっている。
【0003】EDTV2放送では、アスペクト比16:
9のワイド画像(信号源の基本は有効走査線480本で
順次走査、以下480pと記す)をアスペクト比4:3
のNTSC画面中央に納まるように変換した画像(有効
走査線360本で飛越走査、以下360iと記す)を主
画面とし、主画面上下に無画部を設けるレターボックス
形式が採用される。(図10参照)
【0004】480pの信号源をNTSCの主画面に変
換する際に失われる成分は、各種補強信号として併せて
伝送される。補強信号のうち、有効走査線480本から
360本に変換する際に失われる垂直方向の高域成分を
補強する信号は垂直補強信号(以下VH)、また、順次
走査から飛越走査に変換する際に失われる成分を補強す
る信号は時間垂直補強信号(以下VT)と呼ばれ、共に
画面上下のマスキングした領域(無画部)を用いて伝送
される。図10にこれを模式的に示す。
【0005】VHは無画部と対応する主画面の画素が静
止状態の時に、フレーム単位に変調された形でVTと多
重されて伝送される。動画状態の時には、VTのみが伝
送される。
【0006】送信側(エンコーダ)でこのように多重さ
れて伝送されたVTとVHを、受信側(デコーダ)で分
離する部分の回路をいかに合理的に構成するかという点
が、本発明のポイントである。
【0007】ここで、送信側におけるVTとVHの多重
方法についてもう少し詳しく説明する。図7にVT/V
Hの生成、多重のための第1従来例のエンコードブロッ
クを示す。
【0008】480pの原画像から360iの主画面へ
の変換は、480pの状態から、一旦、有効走査線36
0本で順次走査(以下360pと記す)に走査線変換
(通称4:3変換)し、次に360iに飛越走査変換
(通称pi変換)する。
【0009】VHは480pの原画像を360pに走査
線変換する際に生成される。図2は走査線変換の様子を
示すものである。まず、原画像を3倍の走査線でオーバ
ーサンプリングする。原信号に無いサンプル点(走査
線)には0を挿入する。次に出力の360本に合わせて
帯域制限のLPFをかける。最後に1/4にサブサンプ
ルすることにより360pに変換する。実際には、LP
Fのタップのうちオーバーサンプリングのときに挿入し
た0に対するタップは無効であるので、図3に示すよう
に、タップ係数の方をサブサンプリングした3種類のフ
ィルタ(LPF)を、出力の走査線ごとに切り替えて用
いることで走査線変換を行う。走査線変換は垂直方向の
帯域をLPFで360本に制限するので、原画像に含ま
れていた360本から480本までの成分は失われる。
【0010】VHはこの成分を補強するもので、主画面
の走査線変換のLPFとは別にHPFにより原画像の垂
直方向の高域成分として抜き出されたものである。この
成分を走査線変換によって失われないように、垂直方向
の周波数シフト(変調)で低域に変換した上で飛越走査
化する(360iに変換する)。混同を避けるため低域
にシフトしたVHをVH’と呼ぶ。図4にVH’生成の
様子を示す。
【0011】前述したように、一旦、360pに変換さ
れた主画面は、図5に示すように、さらに360iに変
換される。この処理は主画面を飛越走査の走査線で間引
くことになるので、間引き後の画像には折り返し成分が
発生する。VTはこの成分を補強するもので、EDTV
2の暫定方式案ではSSKFと呼ばれるフィルタを用い
てVTを生成することになっている。
【0012】送信側(エンコーダ側)では信号に垂直方
向のLPFをかけた後に飛越走査化したものを主画面と
し、HPFをかけた後に飛越走査化したものをVTとす
る。受信側(デコーダ側)では主画面、VTともに0挿
入により順次走査化した後に、それぞれLPF、HPF
をかけて合成する。このエンコード、デコードに用いら
れるフィルタ特性の関係がSSKFと呼ばれる条件を満
たしている場合、デコーダの360p出力には入力側と
同じ順次走査の信号が完全に再構成される。
【0013】VTとVH’とは対応する主画面の画素の
動きによって、多重方法が切り替えられる。VTは画素
の動きに関係なく常に多重され、VH’は静止画部のみ
に多重される。多重の様子を図6に示す。画像が静止し
ている場合、そのスペクトルはVT、VH’とも時間
(フレーム)周波数0Hz上にのみ存在している。従っ
て、2つの成分のうちどちらかを時間方向に周波数シフ
トすれば多重できる。EDTV2暫定案ではVH’をフ
レーム毎に反転し、15Hzで変調(即ち時間方向に周
波数シフト)する。VTは特に動画部において画質への
寄与度が高く、また静止画部においてもVTによる折り
返しの除去を行わずにVHを補強しても効果が薄いの
で、VTは常に多重される。VHは動画部においては画
質への寄与度が低いので、静止画部のみに15Hzに変
調されて多重される。
【0014】以上のようにして生成されたVT及びV
H’(VT/VH’と記すこともある)を水平方向に帯
域制限して並べ替え、上下無画部に多重する。(全体の
流れは図7参照)
【0015】EDTV2暫定案ではこのほかに、上下無
画部に多重されているVT/VH’が現行TVの視聴者
に与える画質上の妨害を考慮して、更に主画面との相関
をとったり、色副搬送波(fsc)で変調したり、振幅
方向に非線形特性を与えたりする妨害対策がとられてい
る。このうちfscで変調した場合、fscは時間周波
数が15Hzであることから変調前の0Hzと15Hz
が逆転する。即ち、上下無画部に多重されている状態で
は、静止状態のVTが15Hz、同じくVH’が0Hz
上に分布していることになる。
【0016】受信機側(デコーダ側)では、このように
多重されたVT/VH’をより小さなハード規模で効率
的に分離してそれぞれの復調回路に与える構成をとらな
ければならない。多重されたVT/VH’を分離する回
路を含む第1従来例のデコーダを図8に示す。
【0017】主画面に関しては、動き検出回路2の動き
検出結果に基づいて、3次元Y/C/HH分離回路1に
おいて3次元YC分離を行う。EDTV2放送ではVT
/VH’のほかに水平方向の解像度を補強する水平補強
信号(HH)も主画面内の3次元ホールを用いて伝送す
るので、このブロック1においてYC分離のほかにHH
成分の分離も行う。分離されたHHはHH復調回路3に
おいて復調された後、合成器4でY信号と合成され水平
解像度の補強に用いられる。C信号は色復調・走査線変
換回路5にて復調され、垂直方向の引き延ばし処理であ
る走査線変換が行われ、ワイドアスペクトの480pに
変換される。
【0018】無画部はVT/VH’が多重されているの
で、YC分離のための回路1を通過せずにブロック6に
おいて、fscによる変調を復調、妨害対策に対する補
正処理、主画面に合わせた信号の並べ替え(水平伸張)
が行われた後、ブロック7においてVT/VH’分離が
行われる。
【0019】VT/VH’分離回路7では動き適応で多
重されたVT/VH’を動き検出回路8の動き検出結果
に基づいて分離する。VT/VH’分離回路7の詳細を
図9に示す。ブロック71の時間軸BPFで抽出した1
5Hz成分に対し、ブロック72の乗算器において動き
検出回路8(図8参照)からの動き係数kを1から減算
した値を乗算する。時間軸BPF71への入力からこの
乗算器72の出力をブロック73の減算器で減算した信
号がVT信号となる。乗算器72の出力はブロック74
の符号切り替え器にも与えられ、ここでエンコード側で
15Hzに変調されたときと同じキャリアにより復調さ
れ、VH’として出力される。このキャリアはライン毎
に反転、フレーム毎に反転(いずれも時間周波数は15
Hz)などエンコーダ側での変調方法を予め決めてお
き、デコーダ側では適当なタイミングで再生する。対象
となる主画面の画素が動画状態の時(動き係数k=
1)、乗算器の出力は0となるので、入力信号の全帯域
がVTとして出力され、符号切り替え器74の入力及び
出力VH’は無信号となる。逆に対象となる画素が静止
画状態の時(k=0)、VT出力は入力信号から時間軸
BPF成分(即ち15Hz)が減算された信号となる。
また、符号切り替え器74の入力には15Hz成分が現
れる。これを符号切り替え器74で復調するのでVH’
が0Hzに復調され、VTとVH’が分離されて出力さ
れる。
【0020】時間軸BPF71は、例えばフレームメモ
リ711、減算器712により構成される。1フレーム
前の信号と原信号とを減算することにより15Hz成分
が取り出せる。
【0021】図8に戻って、VT/VH’分離回路7か
ら出力されたVT信号は、エンコード側での飛越走査化
の時に失われた成分を補う信号として、主画面の順次走
査化・VT合成回路9にて、主画面と合成される。V
H’信号は、走査線変換・Vシフト回路10により走査
線変換と垂直方向の高域への周波数シフトが施され、本
来のVHに復調される。復調されたVHは、走査線変換
回路11にて480pに変換された主画面輝度信号と、
合成器12にて合成される。
【0022】合成器12の出力信号は、マトリクス回路
13にて色差信号I,Qとのマトリクス演算が施され、
補強信号がデコードされた高精細ワイドアスペクト信号
として出力される。
【0023】次に、上下無画部に多重されているVT/
VH’が現行TV受像機の視聴者に与える画質上の妨害
を考慮して、VT/VH’と主画面との相関をとる対策
の施された従来例(第2従来例)について説明する。
(第1従来例と第2従来例との相違点はこの主画面相関
処理のみである。)
【0024】第2従来例のエンコード側ブロック構成を
図14に示し、第2従来例のデコード側ブロック構成を
図15に示す。第1従来例と同一の部分には同一の符号
を付した。第2従来例のデコード側は、第1従来例に主
画面相関抽出器21と合成器(加算器)22とを追加し
たものである。
【0025】エンコーダ側での主画面相関処理は、イン
ターレースに間引かれている前フィールドの主画面の走
査線からVTに似た成分を取り出し、これをVT/V
H’から減算して、補強信号のエネルギーを弱めようと
するものである。VTは順次走査画面から垂直のHPF
を通して飛越走査に間引いたものであるのに対し、相関
成分は飛越走査に間引いたものを垂直のHPFに通した
もので、両者は相関が高い。また、相関成分は主画面の
みから生成されるので、デコーダ側でも主画面から再び
相関成分を作り、これをVT/VH’に加算して補正す
る。上記した主画面相関処理の回路構成と動作の概念を
図13に示す。
【0026】デコーダ側では、図15に示すように、合
成器4から出力される輝度信号に対し、図13で説明し
た構成の主画面相関抽出器21において、エンコーダ側
でかけられたのと同じフィルタを前フィールドの信号に
かけ、合成器22でブロック6の出力と主画面相関抽出
器21の出力とを加算する。合成器22の出力をブロッ
ク7においてVT/VH’分離する。
【0027】次に、第3従来例について説明する。この
第3従来例は、第1従来例のエンコード側でのVH’の
フレーム反転を、その一手法である時間垂直変調で行う
ものであり、さらに、第1従来例ではフレーム反転より
後段で行っていたVTとVH’との並べ替え(水平圧
縮)を、時間垂直変調よりも前段で行うようにしたもの
である。それに伴なって、第3従来例のデコード側も、
第1従来例のデコード側と多少異なったものとなる。第
3従来例のエンコード側ブロック構成を図20に示し、
第3従来例のデコード側ブロック構成を図21に示す。
また、図18に静止画部分における時間垂直領域で見た
VTとVH’との合成の状態を示す。
【0028】第1従来例のエンコード側でのフレーム反
転は、VH’をフレーム毎に反転し15Hzで変調する
ものである。この15Hzを時間垂直領域で考えてみる
と、VH’をライン単位で反転した場合でも、同じ走査
線はフレーム単位で反転されることになり、時間周波数
15Hzが実現できる。(このような空間周波数とし
は、いわゆる3次元ホール、色副搬送波等の時間垂直周
波数が考えられる。)
【0029】そこで、まず、VT、VH’を図19に示
す通り、上下無画部に納まるように水平方向に帯域制限
して画素数を1/3に圧縮し、3ライン分の補強信号を
上下無画部の1ラインとしてから(並べ替え処理)、V
H’に対し上記のような時間垂直変調をかけ、VH’の
フレーム反転を実現する。他のエンコード動作は、第1
従来例と同様である。
【0030】デコーダ側(図21参照)では、ブロック
7で分離された時間周波数15HzのVH’は、ブロッ
ク29にて時間垂直復調される。ブロック29は符号切
り替え器で構成され、エンコード側で15Hzに変調さ
れたときと同じキャリアにより復調を行う。このキャリ
アは暫定案では3次元ホールの空間周波数を持つ。復調
は、無画部の1ライン(1/3圧縮する前の補強信号3
ライン分(図19参照))ごとに反転して、VH’を時
間周波数0Hzに復調する。次段のブロック28、30
では、分離されたVT、VH’を主画面と同じ画像数と
なるように3倍伸張して並べ替える。他のデコード動作
は、第1従来例と同様である。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
[第1、第2従来例について]従来技術によるデコーダ
の構成での、各部の時間軸フィルタに用いられるメモリ
の使い方に着目してみる。まず、3次元Y/C分離を行
う部分であるが、1フレーム差をC、1フレーム和をY
とするタイプでは1フレーム分のメモリが必要である。
また、2フレーム間で動き検出を行ったり、3次元ホー
ルを抜き出そうとするタイプでは2フレーム分のメモリ
が必要になる。EDTV2放送を受信している場合には
主画面(走査線360本分)についてだけY/C/HH
分離を行えばよいが、通常のアスペクト比4:3の映像
(現行のNTSC信号)を受信する場合には走査線48
0本分の有効画面全体(これは、EDTV2放送受信時
の主画面と無画部との全体に相当する)についてY/C
分離処理をしなければならず、結局走査線480本分の
有効画面に対応できる分のメモリを用意しておかなけれ
ばならない。
【0032】次に、VT/VH’分離部に関してである
が、図8に示す従来例1のブロック6で水平伸張した後
にブロック7で時間軸フィルタ71をかけるので、時間
軸フィルタ71に主画面と同じだけの画素数(当然、実
際の上下無画部の画素数よりも大きな画素数)で1フレ
ーム分という大規模なメモリが必要になる。しかも、こ
のメモリはEDTV2放送以外の現行放送を受信すると
きには不要である。
【0033】このように、従来構成では、EDTV2放
送受信時にはY/C分離部分のメモリの内、上下無画部
に対応する部分のメモリは使用されず、一方、現行放送
受信時にはVT/VH’分離部の時間軸フィルタのメモ
リが使用されない。
【0034】以上のことから、EDTV2放送と現行放
送とを共に受信できる従来のデコーダは、どちらか一方
の放送受信時のみにしか使用されないメモリが多く、さ
らには、VT/VH’分離のために大規模なメモリが必
要であるので、回路規模とコストとの大幅な増加を招い
ていた。また、EDTV2放送受信専用機として考えた
場合でも、Y/C分離用のメモリと、VT/VH’分離
用のメモリとを別々に設けているので、大型化、コスト
アップにつながっていた。
【0035】[第3従来例について]第3従来例も、上
記第1、第2実施例と同様、Y/C分離部と、VT/V
H’分離部とで、どちらか一方の放送受信時のみにしか
使用されないメモリが多く、さらには、VT/VH’分
離のために大規模なメモリが必要であるので、回路規模
とコストとの大幅な増加を招いていた。
【0036】さらに、第3従来例は、VTと分離された
VH’(15Hz)に対して、3倍伸張を行う前に時間
垂直復調処理を行っている。従って、VT/VH’分離
動作時に、主画面から検出した動き検出結果を無画部に
あわせて並べ替えなければならない。このためには並べ
替えのためのメモリが必要であり、そのメモリはEDT
V2放送以外の現行放送を受信するときには不要なもの
である。
【0037】この発明が解決しようとする課題は、従来
技術による回路構成でみられる、どちらか一方の放送受
信時のみにしか使用されないメモリを減少させ、EDT
V2放送を受信したときにも現行放送を受信したときに
も無駄のない回路構成を実現し、さらには、VT/V
H’分離のために必要なメモリの容量を減少させ、これ
によって、回路規模の小型化、低コスト化が図れるテレ
ビジョン信号デコーダを提供することである。
【0038】また、メモリの削減を図っても、主画面相
関処理によるVT信号、VH’信号の補正が正しく行え
るテレビジョン信号デコーダを提供することも課題であ
る。
【0039】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、NTSCカラーテレビジョン伝送
方式と両立性を有して伝送される高精細ワイドアスペク
トテレビジョン信号であり、前記NTSCカラーテレビ
ジョン伝送方式の画面サイズよりもワイドアスペクトな
画像を主画面とすると共に、前記主画面の上下に、画像
が静止画状態の時には周波数変調されて異なる周波数分
布とされた時間垂直補強信号及び垂直補強信号が伝送さ
れ、画像が動画状態の時には時間垂直補強信号のみが伝
送される上下無画部を設けてレターボックス形式で伝送
された前記高精細ワイドアスペクトテレビジョン信号を
デコードするテレビジョン信号デコーダにおいて、供給
される前記高精細ワイドアスペクトテレビジョン信号の
前記主画面に相当する期間では、前記高精細ワイドアス
ペクトテレビジョン信号をホール信号と主画面信号であ
る輝度信号と色信号とに分離して出力する、遅延線とし
てメモリを用いたY/C分離回路と、前記Y/C分離回
路内の前記メモリにより異なる遅延を受けた複数の信号
が供給され、前記上下無画部に相当する期間では、前記
高精細ワイドアスペクトテレビジョン信号を2つの異な
る時間軸周波数成分に分離して出力する、乗算器と合成
器とを備えた特性固定の時間軸フィルタと、前記時間軸
フィルタの2つの出力信号の内、各一方の出力信号が供
給され、その信号を対応する主画面と同じ画素位置に並
べ替える第1及び第2の並べ替え回路と、前記Y/C分
離回路の輝度信号出力から画像の動きを検出する動き検
出回路と、前記第1及び第2の並べ替え回路の出力信号
の混合率を、前記動き検出回路の動き検出信号に従って
変化させることにより、前記第1及び第2の並べ替え回
路の出力信号を前記時間垂直補強信号と垂直補強信号と
に分離し、その垂直補強信号については周波数復調を行
って出力する分離回路と、前記Y/C分離回路より出力
された色信号を復調して色差信号を出力する色復調回路
と、前記色復調回路より出力された色差信号を垂直方向
に伸張する第1の垂直伸張回路と、前記分離回路より出
力された時間垂直補強信号と前記Y/C分離回路より出
力された輝度信号とを合成すると共に順次走査化を行う
倍速変換回路と、前記倍速変換回路より出力された輝度
信号を垂直方向に伸張する第2の垂直伸張回路と、前記
分離回路より出力された垂直補強信号を垂直高域信号に
復調する垂直補強信号復調回路と、前記垂直補強信号復
調回路により復調された垂直補強信号と前記第2の垂直
伸張回路より出力された輝度信号とを合成する合成回路
とを設けたことを特徴とするテレビジョン信号デコーダ
を提供するものである。
【0040】
【実施例】本発明になるテレビジョン信号デコーダの第
1実施例(第1従来例での問題を解決したもの)を図1
に示す。なお、従来例と同一の部分には同一の符号を付
し、その部分の具体的説明は省略する。
【0041】この実施例は、EDTV2信号無画部にお
けるVT/VH’分離処理のための回路構成が従来例と
大きく異なる(他の部分はほぼ従来例と同様)。従来V
T/VH’分離回路内にあった、特性固定の時間軸フィ
ルタ(フレーム間フィルタ14)を、無画部を主画面に
合わせて並べ替える回路(水平伸張のためのブロック6
a)の前段に置く。これによって、Y/C/HH分離回
路1a内の信号遅延のためのメモリを、VT/VH’分
離のための特性固定の時間軸フィルタ(フレーム間フィ
ルタ14)に必要なメモリとして共用させることが可能
となる。(従来例では無画部を水平伸張した後にVT/
VH’分離のための時間軸フィルタをかけるので、VT
/VH’分離処理時点での無画部の遅延量が主画面と異
なってしまい、メモリを共用することができなかっ
た。)
【0042】従って、本実施例は、メモリの共用によ
り、VT/VH’分離処理用に新たにメモリを設ける必
要がなく、EDTV2放送と現行放送とのどちらか一方
の放送受信時のみにしか使用されないメモリを大幅に減
少させることができ、回路規模の小型化、低コスト化が
図れる。
【0043】まず、図1内のVT/VH’分離処理に関
するブロック14,6a,7aについて図11を用いて
詳しく説明する。ブロック14のフレーム間フィルタと
ブロック7aのVT/VH’分離回路の組み合わせによ
り、図11(a),(b)に示す2種類の構成例が考え
られる。
【0044】同図(a)に示す構成例では、フレーム間
フィルタ14の中に時間軸BPF141と時間軸BEF
142との2種類のフィルタを用意し(後述するが、こ
のBPF141,142内のメモリとして、Y/C/H
H分離回路1a内のメモリを共用)、無画部信号を15
Hz成分とそれ以外の成分とに分離する。この無画部信
号はfsc復調する前の状態であり、静止画部では時間
軸BPF141の出力に15Hzを中心としたVTが、
時間軸BEF142の出力には0Hzを中心としたV
H’が現れる。(静止画部でVTが15Hz、VH’が
0Hzというのは、図6に示したVTとVH’との関係
とは逆であるが、これは、段落番号0015で説明した
ように、送信側で妨害対策として、VTとVH’を色副
搬送波(fsc)で変調しているためであり、デコーダ
側でfsc復調前の状態では、VTが15Hz、VH’
が0Hz上に分布していることになる。)一方、動画部
ではVH’は多重されていないので(図6参照)、BP
F141,BEF142の出力共にVTが現れる。
【0045】fsc復調・妨害対策・水平伸張処理回路
6aの中には、従来例でも用いたfsc復調、妨害対
策、水平伸張の処理回路がブロック61(第1の並べ替
え回路),ブロック62(第2の並べ替え回路)と2つ
用意してある。BPF141の出力がブロック61に供
給され、BEF142の出力がブロック61に供給され
る。各ブロックの中のfsc復調により、静止画部にお
いては、VTは0HzにVH’は15Hzに復調され
る。次に、水平伸張処理によりVTとVH’とを主画面
と同じ画素位置に並べ替える。動画部においては、ブロ
ック61,62の2つの出力を合成すれば全帯域VTと
なる。なお、送信側での妨害対策として、VTとVH’
のfsc変調が行われていない場合には、図6に示す時
間周波数関係でVTとVH’が伝送されてくるので、B
PF141,BEF142とブロック61,62との接
続は逆となり、もちろんブロック61,62でのfsc
復調は不要となる。
【0046】次段のVT/VH’分離回路7aでは、動
き検出回路8からの動き係数kにより2つの成分を演算
してVTとVH’に分離する。乗算器71でブロック6
2の出力(静止画でのVH’、動画でのVT15Hz)
に動き係数kを乗じて、合成器72でブロック61の出
力(静止VT、動VT0Hz)と合成する。対象となる
主画面の画素が動画状態の時(動き係数k=1)、合成
器72の出力はブロック61の出力とブロック62の出
力が合成されたものとなるので、入力信号の全帯域がV
Tとして出力される。逆に対象となる画素が静止画状態
の時(k=0)、乗算器71の出力は0となるので、合
成器72からは静止画のVT(0Hz)がVTとして出
力される。結果として、VT出力は入力信号から時間軸
BPF成分(即ち15Hzの静止画VH’成分)が減算
された信号となる。
【0047】一方、乗算器73においてはブロック62
からの出力に対し動き係数kを1から減算した値を乗算
する。主画面の画素が動画状態の時(動き係数k=
1)、乗算器73の出力は0となり、符号切り替え器7
4の入力及び出力は無信号となる。逆に対象となる画素
が静止画状態の時(k=0)、符号切り替え器74には
ブロック62からの静止画VH’(15Hz成分)がそ
のまま与えられる。
【0048】符号切り替え器74の入力には15Hz成
分が現れる。この入力を符号切り替え器74で復調する
ので、0Hzに復調されたVH’が、符号切り替え器7
4から出力される。復調キャリアの生成方法は従来例と
同じである。以上の処理により、動き検出の結果によっ
てVTとVH’が分離されて出力される。
【0049】次に、図11(b)に示す構成例では、フ
レーム間フィルタ14の出力として、時間軸BEF14
2を介したものと入力をそのまま出力するものとの2つ
を用意する。フレーム間フィルタ14への入力は、前述
したように上下無画部をfsc復調する前の状態であ
り、静止画部では時間軸BEFブロックの出力に0Hz
を中心としたVH’が現れる。何も処理しない方の出力
は全帯域の信号であり、動画部ではVTであり、静止画
部ではVTとVH’が多重されている状態の信号であ
る。
【0050】fsc復調・妨害対策・水平伸張処理回路
6aの構成は同図(a)と同じである。ブロック61の
出力には動画部ではVT、静止画部ではVTとVH’の
双方が現れる。また、ブロック62の出力には静止画部
ではVH’が動画部では(この信号は使わないが)VT
15Hz成分が現れる。
【0051】次段のVT/VH’分離回路7aでは、動
き係数kにより供給される2つの成分を演算してVTと
VH’に分離する。乗算器71ではブロック62からの
出力に対し動き係数kを1から減算した値を乗算する。
この出力は符号切り替え器74に供給されると共に、合
成器(減算器)72においてブロック61の出力から減
算される。対象となる主画面の画素が動画状態の時(動
き係数k=1)、乗算器71の出力は0となるので、合
成器72からは入力信号の全帯域がVTとして出力さ
れ、符号切り替え器74の入力及び出力は無信号とな
る。逆に対象となる画素が静止画状態の時(k=0)、
VT出力は入力信号から静止画VH’成分(すなわち1
5Hz)が減算されたVTのみの信号となり、符号切り
替え器74入力には15Hz成分(すなわちVH’)が
現れる。これを符号切り替え器74で復調するのでV
H’が0Hzに復調され、VTとVH’が分離されて出
力される。以上の処理により、動き検出の結果によって
VTとVH’が分離されて出力される。
【0052】図1にもどって、分離されたVTは従来例
と同様に順次走査化・VT合成回路9(倍速変換回路)
に与えられ、分離されたVH’は従来例と同様に走査線
変換・Vシフト回路10(垂直補強信号復調回路)に与
えられ、その後従来例と同様の処理により補強信号がデ
コードされた高精細ワイドアスペクト信号が得られる。
色復調・走査線変換回路5(第1の垂直伸張回路)、走
査線変換回路11(第2の垂直伸張回路)、合成回路1
2、マトリクス回路13は従来と同様の回路である。
【0053】上述ように、従来VT/VH’分離回路内
にあった、特性固定の時間軸フィルタをフレーム間フィ
ルタ14として、無画部を主画面に合わせて並べ替える
回路(水平伸張のためのブロック6a)の前段に置くこ
とによって、Y/C/HH分離回路1a内の信号遅延の
ためのメモリを、VT/VH’分離のためのフレーム間
フィルタ14に必要なメモリとして共用させることが可
能となる。これは、前述したように、Y/C/HH分離
回路1aに供給される主画面の信号と、フレーム間フィ
ルタ14に供給される無画部の信号との時間的ずれがな
くなるためである。
【0054】メモリの共用方法について図12を用いて
以下に詳しく説明する。図12は、本実施例でのY/C
/HH分離回路1aと、時間軸フィルタであるフレーム
間フィルタ14とのメモリを共用させた回路201の構
成を示すものである。
【0055】一般的に、時間軸フィルタは遅延線として
用いるメモリと乗算器、合成器から構成される。ここ
で、異なった特性のフィルタが必要なときでも遅延量の
組み合わせ(タップ)が同じであれば、乗算器での係数
と合成器に異なったものを用意すれば、各フィルタでメ
モリ部を共用することができる。
【0056】図12において、202はY/C/HH分
離回路にもともと備えられていたメモリ群、203はメ
モリの所定出力にタップ係数を乗算し合成を行う乗算・
合成回路、204はY/C分離のための動き適応処理及
びHH信号の分離を行う3次元Y/C/HH分離部であ
る。乗算・合成回路203は、記載してある数字がタッ
プ係数であり、例えば、主画面静止Y信号処理では、
(1/4)a+(1/2)d+(1/4)gが3次元Y
/C/HH分離部204に出力される。
【0057】共用回路201のうち、メモリ群202,
乗算・合成回路203の203b部分,及び3次元Y/
C/HH分離部204が図1に示すY/C/HH分離回
路1aに相当し、また、共用回路201のうち、メモリ
群202及び乗算・合成回路203の203a部分が図
1に示すフレーム間フィルタ14に相当する。(なお、
メモリ群202,乗算・合成回路203の203b部
分,及び3次元Y/C/HH分離部204からなるY/
C/HH分離回路と、乗算・合成回路203の203a
部分からなるフレーム間フィルタ部とを別体としてもよ
い。また、メモリ群202をフレーム間フィルタ部側に
設け、Y/C/HH分離回路側を乗算・合成回路203
の203b部分、及び3次元Y/C/HH分離部204
により構成してもよい。)
【0058】主画面のYC分離については、静止画部で
は図に示したような係数をそれぞれのタップ出力に乗じ
て合成すればよい。動画部ではフレーム間の演算が使え
ないので、1フィールドの画像からYC分離を行う。ま
た、この係数の場合の静止画CにはHHが多重されてい
るホールも含まれているので必要に応じてCからホール
を減算したものを改めてCとする。このような各時間軸
フィルタからの成分を画像の動きによって合成したり、
あるものを使用しなかったりすることにより3次元Y/
C/HH分離(この分離処理は従来と同様)が行われ
る。
【0059】無画部においても、やはり異なるタップ係
数の組み合わせを準備することにより、2つの特性の異
なるフィルタ(BPFとBEF)を準備することができ
る。無画部における動き適応処理は、後段のVT/V
H’分離回路7aにおいて行うので、この段階では時間
軸フィルタの特性は固定である。
【0060】EDTV2の主画面と無画部は時間的に切
り替えて扱われるので、図12のメモリには主画面と無
画部が自動的に切り替わって記憶される。従って、タッ
プ係数も主画面と無画部とで切り替えて使えばよい。
【0061】また、EDTV2ではない通常の現行放送
を受信するときには、図12のフィルタをすべて主画面
用のフィルタとして扱えばよく、EDTV2放送と現行
放送とのどちらか一方の放送受信時のみにしか使用され
ないメモリがなくなり、メモリを有効に利用できる。
【0062】このように、第1実施例は、VT/VH’
分離のための時間軸フィルタに用いるメモリを、Y/C
/HH分離のためのメモリと共用できるようにしたの
で、VT/VH’分離処理用に独立して大規模なメモリ
を設ける必要がなく、EDTV2放送と現行放送とのど
ちらか一方の放送受信時のみにしか使用されないメモリ
を大幅に減少させることができ、回路規模の小型化、低
コスト化が図れる。
【0063】もちろん、EDTV2放送受信専用のテレ
ビジョン信号デコーダとして考えた場合でも、Y/C/
HH分離のためのメモリとVT/VH’分離処理のため
のメモリとの共用により、十分に小型化、低コスト化が
図れる。
【0064】メモリを共用させることに伴って、上下無
画部を水平伸張するための回路は2個(図11のブロッ
ク61と62との2個)必要となるが、そのための大型
化、コストアップはメモリの削減効果に比べて十分に小
さいものである。
【0065】さらに、本実施例は、メモリをY/C/H
H分離と共用化したことで、EDTV2放送受信時と現
行放送受信時とで、無画部の処理を行うか否かを切り替
えるだけでよく、切り換え処理が簡略化される。
【0066】従って、本実施例の構成を用いると、V
T、VH’の動き適応15Hz変調多重のデコードがY
/C/HH分離のためのメモリを用いて可能となり、安
価で高画質な高精細ワイドアスペクトテレビジョン受像
機が構成できる。
【0067】次に、第2実施例について説明する。この
実施例は第2従来例の改良に関するものであり、第1実
施例との相違点は、上下無画部に多重されているVT,
VH’が現行TV受像機の視聴者に与える画質上の妨害
を考慮して、VT,VH’と主画面との相関をとる対策
を行っている点である。Y/C/HH分離のためのメモ
リとVT/VH’分離処理のためのメモリとの共用等は
第1実施例と同様であるので、ここでは、主画面との相
関処理について詳しく説明する。図16に第2実施例の
構成を示し、図17に主画面相関のスペクトル分布を示
す。
【0068】第2実施例では、主画面相関抽出回路2
1、加算器22(補正合成回路)での主画面相関による
補正は、VT/VH’分離後のVTに対してのみ行うよ
うに従来例から変更している。この変更について説明す
る。
【0069】VTとVH’の多重はエンコーダ側で主画
面の動きに適応して行われている。図17に示すよう
に、主画面の動領域では補強信号はすべてVTであり、
そのスペクトルは時間方向に広がっている。また、主画
面のスペクトルも同様に時間方向に広がって存在してい
る。従って、動領域では主画面相関が取られるのはVT
に対してのみである。次に、静止領域ではVH’も多重
されていることを考慮しなければならない。VTのスペ
クトルは0Hz上に存在している。VH’は時間軸方向
に変調され15Hz上に存在している。また、主画面は
静止領域であるので0Hz上に存在している。従って、
ここでも主画面と相関が取られるのは同じ0Hz上に存
在しているVTに対してのみである。以上のことから、
主画面相関の補正は分離後のVTに対してのみ行えばよ
く、これにより、VT/VH’分離処理の最初に、フレ
ーム間フィルタ14により無画部を異なった時間周波数
成分に分離できることになり、メモリの共用が可能とな
る。
【0070】以上の通り、第2実施例は、第1実施例と
同様の効果の他に、メモリの共用により小型化、低コス
ト化しても主画面相関による補正を正確に行えるという
効果を有する。
【0071】次に、第3実施例について説明する。図2
2に第3実施例のブロック構成を示す。この実施例は第
3従来例の改良に関するものである。第3従来例との第
1の相違点は、従来VT/VH’分離回路内にあった、
特性固定の時間軸フィルタ(フレーム間フィルタ14)
を、無画部処理の最初に置いた点である。これによっ
て、Y/C/HH分離回路1a内の信号遅延のためのメ
モリを、VT/VH’分離のための特性固定の時間軸フ
ィルタ(フレーム間フィルタ14)に必要なメモリとし
て共用させる(このメモリ共用は第1実施例と同様)。
第2の相違点は、このメモリ共用を可能とするために、
ブロック28、30の3倍伸張をVT/VH’分離を行
う前のフレーム間フィルタ14の出力(無画部における
2つの異なる時間周波数成分)に対して行う点と、VT
/VH’分離後のVH’に対する時間垂直復調方法であ
る。
【0072】図23にVT/VH’分離処理に関するブ
ロック構成を示す。最終段のVT/VH’分離回路7b
内に符号切り替え器(復調器)がない点以外は第1実施
例と同一であるので、ここでは説明を省略する。
【0073】次に、図22に示すVH’に対する時間垂
直復調処理を行う回路29aについて説明する。入来す
るVH’(15Hz)は、既に3倍伸張回路30により
主画面にあわせて3倍伸張されており、無画部での1ラ
インが3ラインになっている。従って、復調のキャリア
を1ライン毎に反転するエンコーダと同じキャリアでは
なく、図24に示すように3ライン毎に反転するキャリ
アを、時間垂直復調回路29a中で生成して復調する。
その処理により、エンコーダ側で1/3に圧縮した後に
受けた変調に対する復調を、デコーダ側で3倍に伸張し
た後に行うことができる。従来例では時間垂直復調は1
ライン毎の反転処理で行うので、VH’が3倍伸張され
る前の無画部に配置されたままでないと復調できなかっ
た。しかし、本実施例では上述したように、3ライン毎
の反転処理により3倍伸張後に時間垂直復調することが
可能となった。従って、従来必要であった、VT/V
H’分離動作時に、主画面から検出した動き検出結果を
無画部にあわせて並べ替えるためのメモリが不要とな
り、VT/VH’分離のためのメモリをより削減でき
る。
【0074】このように、第3実施例は、第1実施例と
同様の効果(メモリ共用による効果)の他に、VH’の
時間垂直復調を3倍伸張のあとに3ライン単位で行える
ので、VT/VH’分離のためのメモリをより削減でき
る。
【0075】なお、上記したテレビジョン信号デコーダ
をワイドアスペクト比の表示部を有するテレビジョン受
像機に内蔵させてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上の通り、本発明になるテレビジョン
信号デコーダは、次の効果を有する。 (イ)VT/VH’分離のための時間軸フィルタに用い
るメモリを、Y/C/HH分離のためのメモリと共用で
きるようにしたので、VT/VH’分離処理用に独立し
て大規模なメモリを設ける必要がなく、EDTV2放送
と現行放送とのどちらか一方の放送受信時のみにしか使
用されないメモリを大幅に減少させることができ、回路
規模の小型化、低コスト化が図れる。もちろん、EDT
V2放送受信専用のテレビジョン信号デコーダとして考
えた場合でも、Y/C/HH分離のためのメモリとVT
/VH’分離処理のためのメモリとの共用により、十分
に小型化、低コスト化が図れる。メモリを共用させるこ
とに伴って、上下無画部を水平伸張するための回路(並
べ替え回路)は2個必要となるが、そのための大型化、
コストアップはメモリの削減効果に比べて十分に小さい
ものである。また、本発明は、メモリをY/C/HH分
離と共用化したことで、EDTV2放送受信時と現行放
送受信時とで、無画部の処理を行うか否かを切り替える
だけでよく、切り換え処理が簡略化される。従って、本
発明の構成を用いると、VT、VH’の動き適応15H
z変調多重のデコードがY/C/HH分離のためのメモ
リを用いて可能となり、安価で高画質な高精細ワイドア
スペクトテレビジョン受像機が構成できる。
【0077】(ロ)さらに、請求項2記載のテレビジョ
ン信号デコーダは、上記(イ)の効果に加えて、メモリ
の共用により小型化、低コスト化しても主画面相関によ
る補正を正確に行えるという効果を有する。
【0078】(ハ)また、請求項3記載のテレビジョン
信号デコーダは、上記(イ)の効果に加えて、VH’の
時間垂直復調をVH’がエンコーダ側で受けた変調とは
異なる搬送波で複数の走査線毎に行える(例えば、3倍
伸張のあとに3ライン単位で行える)ように構成したの
で、VT/VH’分離のためのメモリをより削減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のブロック構成図である。
【図2】走査線変換の原理を説明するための図である。
【図3】走査線変換の実動作を説明するための図であ
る。
【図4】垂直補強信号(VH’)生成の説明図である。
【図5】時間垂直補強信号(VT)生成の説明図であ
る。
【図6】補強信号(VT,VH’)の時間軸多重を説明
するための図である。
【図7】EDTV2エンコーダのブロック構成図であ
る。
【図8】EDTV2デコーダの第1従来例のブロック構
成図である。
【図9】第1従来例の補強信号分離部分のブロック構成
図である。
【図10】EDTV2放送の概要を説明するための図で
ある。
【図11】第1実施例の補強信号分離部分のブロック構
成図である。
【図12】実施例の時間軸フィルタのメモリ共用を説明
するための図である。
【図13】主画面相関処理の動作説明図である。
【図14】EDTV2エンコーダのブロック構成図であ
る。
【図15】EDTV2デコーダの第2従来例のブロック
構成図である。
【図16】第2実施例のブロック構成図である。
【図17】主画面相関のスペクトル分布を説明するため
の図である。
【図18】補強信号(VT,VH’)の合成を説明する
ための図である。
【図19】補強信号(VT,VH’)の圧縮伸張を説明
するための図である。
【図20】EDTV2エンコーダのブロック構成図であ
る。
【図21】EDTV2デコーダの第3従来例のブロック
構成図である。
【図22】第3実施例のブロック構成図である。
【図23】第3実施例の補強信号分離部分のブロック構
成図である。
【図24】垂直補強信号(VH’)の時間垂直復調を説
明するための図である。
【符号の説明】
1a 3次元Y/C/HH分離回路(Y/C分離回路) 2,8 動き検出回路 3 HH復調回路 4,12 合成回路 5 色復調・走査線変換回路(色復調回路と第1の垂直
伸張回路) 6a fsc復調・妨害対策・水平伸張回路(第1及び第
2の並べ替え回路) 7a VT/VH’分離回路(分離回路) 9 順次走査化・VT合成回路(倍速変換回路) 10 走査線変換・Vシフト回路(垂直補強信号復調回
路) 11 走査線変換回路(第2の垂直伸張回路) 13 MATRIX回路 14 フレーム間フィルタ(時間軸フィルタ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NTSCカラーテレビジョン伝送方式と両
    立性を有して伝送される高精細ワイドアスペクトテレビ
    ジョン信号であり、前記NTSCカラーテレビジョン伝
    送方式の画面サイズよりもワイドアスペクトな画像を主
    画面とすると共に、前記主画面の上下に、画像が静止画
    状態の時には周波数変調されて異なる周波数分布とされ
    た時間垂直補強信号及び垂直補強信号が伝送され、画像
    が動画状態の時には時間垂直補強信号のみが伝送される
    上下無画部を設けてレターボックス形式で伝送された前
    記高精細ワイドアスペクトテレビジョン信号をデコード
    するテレビジョン信号デコーダにおいて、 供給される前記高精細ワイドアスペクトテレビジョン信
    号の前記主画面に相当する期間では、前記高精細ワイド
    アスペクトテレビジョン信号をホール信号と主画面信号
    である輝度信号と色信号とに分離して出力する、遅延線
    としてメモリを用いたY/C分離回路と、 前記Y/C分離回路内の前記メモリにより異なる遅延を
    受けた複数の信号が供給され、前記上下無画部に相当す
    る期間では、前記高精細ワイドアスペクトテレビジョン
    信号を2つの異なる時間軸周波数成分に分離して出力す
    る、乗算器と合成器とを備えた特性固定の時間軸フィル
    タと、 前記時間軸フィルタの2つの出力信号の内、各一方の出
    力信号が供給され、その信号を対応する主画面と同じ画
    素位置に並べ替える第1及び第2の並べ替え回路と、 前記Y/C分離回路の輝度信号出力から画像の動きを検
    出する動き検出回路と、 前記第1及び第2の並べ替え回路の出力信号の混合率
    を、前記動き検出回路の動き検出信号に従って変化させ
    ることにより、前記第1及び第2の並べ替え回路の出力
    信号を前記時間垂直補強信号と垂直補強信号とに分離
    し、その垂直補強信号については周波数復調を行って出
    力する分離回路と、 前記Y/C分離回路より出力された色信号を復調して色
    差信号を出力する色復調回路と、 前記色復調回路より出力された色差信号を垂直方向に伸
    張する第1の垂直伸張回路と、 前記分離回路より出力された時間垂直補強信号と前記Y
    /C分離回路より出力された輝度信号とを合成すると共
    に順次走査化を行う倍速変換回路と、 前記倍速変換回路より出力された輝度信号を垂直方向に
    伸張する第2の垂直伸張回路と、 前記分離回路より出力された垂直補強信号を垂直高域信
    号に復調する垂直補強信号復調回路と、 前記垂直補強信号復調回路により復調された垂直補強信
    号と前記第2の垂直伸張回路より出力された輝度信号と
    を合成する合成回路とを設けたことを特徴とするテレビ
    ジョン信号デコーダ。
  2. 【請求項2】NTSCカラーテレビジョン伝送方式と両
    立性を有して伝送される高精細ワイドアスペクトテレビ
    ジョン信号であり、前記NTSCカラーテレビジョン伝
    送方式の画面サイズよりもワイドアスペクトな画像を主
    画面とすると共に、前記主画面の上下に、画像が静止画
    状態の時には周波数変調されて異なる周波数分布とされ
    た時間垂直補強信号及び垂直補強信号が伝送され、画像
    が動画状態の時には時間垂直補強信号のみが伝送される
    上下無画部を設けてレターボックス形式で伝送された前
    記高精細ワイドアスペクトテレビジョン信号をデコード
    するテレビジョン信号デコーダにおいて、 供給される前記高精細ワイドアスペクトテレビジョン信
    号の前記主画面に相当する期間では、前記高精細ワイド
    アスペクトテレビジョン信号をホール信号と主画面信号
    である輝度信号と色信号とに分離して出力する、遅延線
    としてメモリを用いたY/C分離回路と、 前記Y/C分離回路内の前記メモリにより異なる遅延を
    受けた複数の信号が供給され、前記上下無画部に相当す
    る期間では、前記高精細ワイドアスペクトテレビジョン
    信号を2つの異なる時間軸周波数成分に分離して出力す
    る、乗算器と合成器とを備えた特性固定の時間軸フィル
    タと、 前記時間軸フィルタの2つの出力信号の内、各一方の出
    力信号が供給され、その信号を対応する主画面と同じ画
    素位置に並べ替える第1及び第2の並べ替え回路と、 前記Y/C分離回路の輝度信号出力から画像の動きを検
    出する動き検出回路と、 前記第1及び第2の並べ替え回路の出力信号の混合率
    を、前記動き検出回路の動き検出信号に従って変化させ
    ることにより、前記第1及び第2の並べ替え回路の出力
    信号を前記時間垂直補強信号と垂直補強信号とに分離
    し、その垂直補強信号については周波数復調を行って出
    力する分離回路と、 前記Y/C分離回路より出力された色信号を復調して色
    差信号を出力する色復調回路と、 前記色復調回路より出力された色差信号を垂直方向に伸
    張する第1の垂直伸張回路と、 前記Y/C分離回路の輝度信号出力から、前記無画部で
    伝送される前記時間垂直補強信号及び前記垂直補強信号
    との相関成分を取り出す主画面相関抽出回路と、 前記主画面相関抽出回路の出力信号と前記分離回路より
    出力された時間垂直補強信号とを加算して主画面相関を
    補正する補正合成回路と、 前記補正合成回路により補正された時間垂直補強信号と
    前記Y/C分離回路より出力された輝度信号とを合成す
    ると共に順次走査化を行う倍速変換回路と、 前記倍速変換回路より出力された輝度信号を垂直方向に
    伸張する第2の垂直伸張回路と、 前記分離回路より出力された垂直補強信号を垂直高域信
    号に復調する垂直補強信号復調回路と、 前記垂直補強信号復調回路により復調された垂直補強信
    号と前記第2の垂直伸張回路より出力された輝度信号と
    を合成する合成回路とを設けたことを特徴とするテレビ
    ジョン信号デコーダ。
  3. 【請求項3】NTSCカラーテレビジョン伝送方式と両
    立性を有して伝送される高精細ワイドアスペクトテレビ
    ジョン信号であり、前記NTSCカラーテレビジョン伝
    送方式の画面サイズよりもワイドアスペクトな画像を主
    画面とすると共に、前記主画面の上下に、画像が静止画
    状態の時には周波数変調されて異なる周波数分布とされ
    た時間垂直補強信号及び垂直補強信号が伝送され、画像
    が動画状態の時には時間垂直補強信号のみが伝送される
    上下無画部を設けてレターボックス形式で伝送された前
    記高精細ワイドアスペクトテレビジョン信号をデコード
    するテレビジョン信号デコーダにおいて、 供給される前記高精細ワイドアスペクトテレビジョン信
    号の前記主画面に相当する期間では、前記高精細ワイド
    アスペクトテレビジョン信号をホール信号と主画面信号
    である輝度信号と色信号とに分離して出力する、遅延線
    としてメモリを用いたY/C分離回路と、 前記Y/C分離回路内の前記メモリにより異なる遅延を
    受けた複数の信号が供給され、前記上下無画部に相当す
    る期間では、前記高精細ワイドアスペクトテレビジョン
    信号を2つの異なる時間軸周波数成分に分離して出力す
    る、乗算器と合成器とを備えた特性固定の時間軸フィル
    タと、 前記時間軸フィルタの2つの出力信号の内、各一方の出
    力信号が供給され、その信号を対応する主画面と同じ画
    素位置に並べ替える第1及び第2の並べ替え回路と、 前記Y/C分離回路の輝度信号出力から画像の動きを検
    出する動き検出回路と、 前記第1及び第2の並べ替え回路の出力信号の混合率
    を、前記動き検出回路の動き検出信号に従って変化させ
    ることにより、前記第1及び第2の並べ替え回路の出力
    信号を前記時間垂直補強信号と垂直補強信号とに分離し
    て出力する分離回路と、 前記Y/C分離回路より出力された色信号を復調して色
    差信号を出力する色復調回路と、 前記色復調回路より出力された色差信号を垂直方向に伸
    張する第1の垂直伸張回路と、 前記分離回路より出力された時間垂直補強信号と前記Y
    /C分離回路より出力された輝度信号とを合成すると共
    に順次走査化を行う倍速変換回路と、 前記倍速変換回路より出力された輝度信号を垂直方向に
    伸張する第2の垂直伸張回路と、 前記分離回路より出力された垂直補強信号を、垂直補強
    信号が送信側で受けた変調とは異なる搬送波を用いて、
    複数の走査線毎に極性を切り替える符号切り替え動作に
    より周波数復調する、搬送波発生器を備えた時間垂直復
    調回路と、 前記時間垂直復調回路より出力された垂直補強信号を垂
    直高域信号に復調する垂直補強信号復調回路と、 前記垂直補強信号復調回路により復調された垂直補強信
    号と前記第2の垂直伸張回路より出力された輝度信号と
    を合成する合成回路とを設けたことを特徴とするテレビ
    ジョン信号デコーダ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の内のいずれかに記載のテレ
    ビジョン信号デコーダにおいて、 上記時間軸フィルタを帯域通過フィルタと、その帯域通
    過フィルタの通過帯域を除外帯域とする帯域除外フィル
    タとで構成し、 上記第1の並べ替え回路は、前記帯域通過フィルタの出
    力信号が供給され、色副搬送波による復調を行うと共に
    並べ替えを行い、 上記第2の並べ替え回路は、前記帯域除外フィルタの出
    力信号が供給され、色副搬送波による復調を行うと共に
    並べ替えを行い、 上記分離回路において、上記動き検出回路によって静止
    画状態と判断された時には、前記第1及び第2の並べ替
    え回路の出力信号の混合率を零として、前記第1の並べ
    替え回路の出力信号を時間垂直補強信号、前記第2の並
    べ替え回路の出力信号を垂直補強信号とし、上記動き検
    出回路によって動画状態と判断された時には、前記第1
    及び第2の並べ替え回路の出力信号同士を加算し、その
    加算した信号を時間垂直補強信号とすることを特徴とす
    るテレビジョン信号デコーダ。
  5. 【請求項5】請求項1〜3の内のいずれかに記載のテレ
    ビジョン信号デコーダにおいて、 上記時間軸フィルタを帯域除外フィルタと、入力信号を
    そのまま通過させ出力させる信号通過線とで構成し、 上記第1の並べ替え回路は、前記信号通過線の出力信号
    が供給され、色副搬送波による復調を行うと共に並べ替
    えを行い、 上記第2の並べ替え回路は、前記帯域除外フィルタの出
    力信号が供給され、色副搬送波による復調を行うと共に
    並べ替えを行い、 上記分離回路において、上記動き検出回路によって静止
    画状態と判断された時には、前記第1の並べ替え回路の
    出力信号から前記第2の並べ替え回路の出力信号を減算
    した信号を時間垂直補強信号、前記第2の並べ替え回路
    の出力信号を垂直補強信号とし、上記動き検出回路によ
    って動画状態と判断された時には、前記第1の並べ替え
    回路の出力信号を時間垂直補強信号とすることを特徴と
    するテレビジョン信号デコーダ。
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