JP2001287117A - 変速ギヤ用歯車上にクラッチギヤ歯形を成形するための方法および装置 - Google Patents

変速ギヤ用歯車上にクラッチギヤ歯形を成形するための方法および装置

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JP2001287117A
JP2001287117A JP2001033001A JP2001033001A JP2001287117A JP 2001287117 A JP2001287117 A JP 2001287117A JP 2001033001 A JP2001033001 A JP 2001033001A JP 2001033001 A JP2001033001 A JP 2001033001A JP 2001287117 A JP2001287117 A JP 2001287117A
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tool
shaping
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Uwe Tittmann
テイットマン ウベ
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    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H5/00Making gear wheels, racks, spline shafts or worms
    • B21H5/02Making gear wheels, racks, spline shafts or worms with cylindrical outline, e.g. by means of die rolls
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軸方向アンダカットと屋根形進入部形状とを
形成するクラッチギヤ歯によって歯車を製作する。 【解決手段】 歯車素材を回転運動させること、外歯形
を有するローラ、ラック歯車、または内歯形を有する中
空ローラの形態である特殊な断面形状を有する形削り工
具26,30を、歯車10に係合するように転がり接触
運動させること、それぞれ径方向または軸方向の送り動
作によって対応する形削り動作を開始させること、によ
って構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変速ギヤにおける歯
車上へのクラッチギヤ歯形(図1)の製作方法に関す
る。
【0002】そのようなクラッチギヤ歯形を有する歯車
は、たとえば手動変速のためのギヤ組において用いられ
る。原則的にこれらの歯車はギヤシャフト上に回転可能
に支持される。ギヤシャフトから、およびギヤシャフト
へのトルクの伝達は、シフトスリーブが軸方向に移動し
て、クラッチギヤ歯形に係合した場合にのみ可能であ
る。外歯形上のアンダカットにより、車両の走行中にシ
フトスリーブが離脱することを防止している。
【0003】これらの歯車上のクラッチギヤ歯形は、シ
フトスリーブとの係合を容易にするための特殊な幾何学
形状を呈するとともに、シフトスリーブから、およびシ
フトスリーブへのトルク伝達を確実にするための軸方向
アンダカットを有する外歯形も呈する必要がある。
【0004】
【従来の技術】そのような幾何学形状を有する歯形装置
を製作するためのいくつかの方法が工学分野において一
般に知られている。これらの方法においては、係合を容
易にするために歯車面上に幾何学形状を成形する一方
で、トルクの伝達を確実にするために軸方向アンダカッ
トを製作することが要求される。特にそのような幾何学
形状は、たとえばギヤ形削りなどによる切削による成形
作業によって実現することが一般的である。
【0005】ピニオンカッタなどの切削工具は、歯車の
長手軸に対して微小な角度で振動動作を行うとともに、
歯車の長手軸に向けての径方向送り動作も行う。これと
同時に、歯車と工具はこれら2つの部材が切屑を除去し
ながら転がり接触移動する際に、アンダカットを有する
要求される入り組んだ形状が生じるように回転運動を行
う。
【0006】別の方法は、そのような歯形を有する別個
の薄板金属円板を製造し、この薄板金属円板を歯車の基
体に溶接することから成る。そのような場合、歯形は普
通に精密プレスによって付けられる。
【0007】ドイツ特許DE4335505 C1から
は、転造作業によってスプール歯形を製作することが知
られており、該転造作業においては、歯付き成形用ロー
ラが回転している加工物に対して軸方向に移動され、成
形用ローラは外歯形を担持するいわゆる補助取付具によ
って加工物と同期される。この方法は加工物の軸と平行
に延びる歯すじを有する外歯形の製作には適しているも
のの、本明細書中に記載する歯形を形成するのには適し
ていない。歯車全体の一体的製作を可能にする他の周知
の解決策は、プレス工具内の歯の較正であり、この解決
策においては、個々の歯付きコードラントが径方向およ
び/または軸方向の運動によって加工物中に型押しされ
る。そのようなコードラント工具は、非常に複雑かつ大
変高価であるだけでなく、耐用寿命も短い。このことは
別にしても、これらの工具を用いて、大抵は非常に狭い
許容誤差で歯を製造することは非常に難しい。
【0008】ドイツ特許DE 22 54 460に
は、係合固定手段を有するクラッチ歯車を製作するため
の方法および装置を開示されている。この方法において
は、クラッチ歯車を有する転造ホイール(rolling whee
l )によって転造作業を行わせるが、転造ホイールの軸
とクラッチ歯車の軸は平行に配列されている。転造ホイ
ールの形状は、アンダカットを除いては歯車上に形成す
べき歯形の形状と一致する。
【0009】ドイツ特許DE 198 09 039
A1も同様に、摺動スリーブ上の内歯形における個々の
歯面上にアンダカットを適用する方法を開示している。
この方法においては、金属材料は、背面側転造および/
またはプレスによる塑性変形によって、引抜防止機能を
有するサブ領域と引抜防止機能を有さないサブ領域とが
アンダカットを行おうとする個々の歯面上に予備成形さ
れるように、成形され、これに続き、アンダカットが形
成される際に、いくらかの可塑性材料が、ロック機能を
有するサブ領域部分から、内に凹んだ凹部として形成さ
れているロック機能を有さないサブ領域に押し出され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、往復形のプ
レス工具がアンダカットの形成に適していないこと、ま
たコードラント工具が高価かつ精密でないことに端を発
して、非切削製作方法によって高品質の外歯形の製作を
可能にする経済的な方法および装置を提案するという課
題に基づいてなされたものであり、前記歯形は、特殊な
側方進入部形状(entry geometry)と軸方向アンダカッ
トとによって変速ギヤにおける歯車の係合および離脱を
確実に行うのに適している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
または3に規定した特徴を用いた方法によって、あるい
は請求項11または12に規定した特徴を示す装置によ
って解決される。有益な実施形態は残りの請求項によっ
て特徴づけられる。
【0012】
【発明の実施の形態】本装置は回転可能に支持される主
軸を含み、該主軸上にチャックによって加工物が締め付
けられる。この主軸は、チャックおよび加工物とともに
回転される。外歯形を有するローラ、直線運動するよう
に構成されたラック歯車、または中空の内歯を有するホ
イールの形態である形削り工具は、加工物に係合され
て、該加工物上に転がり接触した状態で動作を行う。続
いて、加工物に向けてこれらの工具が少なくとも径方
向、場合によっては軸方向にも運動して、転がり接触移
動による加工物の形削りを開始する。軸方向送り動作ま
たは軸方向/径方向組み合わせ送り動作は、加工物の回
転軸と工具の回転軸とがアンダカットを形成するために
互いに平行に延びている場合に必要となる。この構成で
は、主軸を駆動するか、形削り工具を駆動するかのいず
れによって回転運動を行ってもよい。重要なことは、転
がり接触している歯の或る断面形状の移動と同時に形削
り工具を送ることである。本明細書中、「軸方向」とい
う用語は、加工物の回転軸に沿った工具の回転軸に平行
に延びる方向のことを指すと理解される。これに対応し
て、単に径方向という場合、工具の回転軸に対して放射
状に延びる方向を指すものとする。したがって、径方向
/軸方向組み合わせ方向は、純粋な径方向と純粋な軸方
向とによって定義される加工物の回転軸に向かう方向に
沿って工具が移動される場合に関係する。
【0013】本発明は、コードラント工具を用いずに、
形削り技術によって、歯車上にアンダカットを有する歯
を成形するという考えに基づいている。コードラント工
具は、特にセグメントを用いたプレス動作が基本的に大
きい寸法誤差につながることから、有益ではない。一
方、アンダカットがあるために、一般的な往復形プレス
を利用することができない。同時に、シフトスリーブと
の係合を容易にする特殊な幾何学形状が歯車の表面上に
形成されることになる。係合を容易にするそのような幾
何学形状は、たとえば、面の屋根形設計またはアーチ形
弯曲である。
【0014】加工物が回転運動されている状態で、工具
の径方向/軸方向組み合わせ動作が加工物に対して行わ
れるように、送り手段上に形削り工具を適用することに
より、一体型歯車の軸方向アンダカット部分内に軸方向
アンダカット歯面を有する歯形を形成することができ
る。加工物の軸と形削り工具の軸とは互いに平行か、も
しくは互いに0°より大きい角度αを成して延び、加工
物および形削り工具の両方によって各軸周りの回転運動
が行われることとは別にしても、少なくとも径方向に工
具送り動作が行われることが必要不可欠である。径方向
運動に加えての軸方向送り動作は、工具の回転軸と加工
物の回転軸とが違いに平行に延びない場合には省略して
もよい。工具は、回転軸と送り動作方向とによって定義
される面に垂直な方向に追加の運動を行うこともでき
る。
【0015】もちろん、互いに平行な回転軸を有し、同
様の送り動作を行ういくつかの工具を同時に使用するこ
ともできる。加工物の軸と工具の軸とが互いに平行でな
い構成においては、いくつかの工具の回転軸も同様に角
度を成して配置してもよい。上述のような構成により、
アンダカット部分とアンダカット部分内の軸方向アンダ
カット歯面とを有する歯車を、一体物から形削り動作に
よって製造することが可能になる。この形削り動作に
は、原理上は係合幾何学形状とアンダカット外歯形とを
形成するために単一の形削り工具だけで十分である。し
たがって、従来の作業による第1の外歯の成形に続いて
歯車上に寸法誤差の小さい歯形を設けることができる。
【0016】したがって、好ましい実施形態に対応する
と、装置上には第1の形削り工具に加えて、少なくとも
1つの別の形削り工具を設けることができる。第2の形
削り工具とも呼ぶ追加の形削り工具は、たとえば屋根形
などの特殊な進入部形状を歯面上に形成する目的を果た
す。
【0017】代替実施形態によれば、たとえば、軸方向
アンダカットと進入部形状とを適用する際に第1の形削
り工具を支持することができる。この特殊な進入部形状
は、シフトスリーブの係合を容易にする。もちろん、こ
れら第2の工具は1つだけでなく、必要に応じていくつ
か設けることもできる。
【0018】本実施形態において、第2の工具は第1の
形削り工具と同時に使用してもよいが、第1の工具の時
間的に前または後に使用してもよい。その結果、第2の
形削り工具がたとえば進入部形状を形どるために用いら
れる場合、この進入部形状がアンダカット歯面の形削り
と同時に形削りされるか、あるいは、これらの動作が連
続した異なる動作として行われることになる。形削り動
作の過程において、たとえば屋根形などの幾何学形状を
適用するための工具は、等しい回転軸周りの回転運動を
行う。回転軸は、原則として歯車の素材の回転軸に対し
て0°より大きい相対角度で、進入部形状に応じて延び
ている。さらに、上記形削り工具は、原則として径方向
の追加の送り動作も行う。進入部形状を形成するための
形削り方法において、直線に沿った均一運動成分は、第
2の形削り工具によって行われる送り動作の一部をな
し、前記均一直線運動は、歯車素材の回転軸と平行に行
われる。
【0019】好ましい実施形態に対応して、外歯形がア
ンダカット歯縁を呈する軸方向アンダカット部分を有す
る歯車の製作方法は、最終形削り作業に先立ってアンダ
カット部分内に歯を予備成形する作業を含んでいてもよ
い。歯形を大まかに予備成形しておくことにより、最終
形削りの複雑さが緩和され時間も短縮できることから、
この規定は有益である。これは別にしても、上述の形削
り方法において大まかな予備成形とそれに続く最終形削
りを行うことにより、原則的に、予備成形されていない
円形素材からアンダカット部分に歯の最終形削りを行う
場合に比べて費用がかからない。
【0020】本装置は、歯車素材が加工される間に駆動
手段が該素材を駆動するように設計されることが好まし
い。この設計は通常、締付け取付具が回転運動され、こ
れにより該締付け取付具上に締付けられた歯車素材が上
記運動に沿って搬送されるようにして行われる。締付け
取付具が駆動されると、歯車素材は転がり接触移動によ
って工具の平行受動運動を誘導することができる。した
がって、少なくとも工具の回転運動に関する限り、各工
具に対して独立した駆動装置を設ける必要はない。しか
しながら、工具または工具が固定されている送り手段
は、本発明の方法において必要とされる少なくとも径方
向の運動と、場合によっては軸方向の運動とを行うこと
が可能でなければならない。
【0021】一方、他の有益な実施形態に従えば、形削
り工具に対して駆動手段が設けられる。ここで原理上の
2つの可能性が考えられる。すなわち、第1の可能性
は、締付け取付具に対する、従って加工物に対する駆動
手段に加えて、形削り工具に対する駆動手段が設けられ
ることであり、第2の可能性は、締付け取付具に対する
駆動手段を設けることなく、形削り工具に対する駆動手
段が設けられることである。第1の場合には、追加の有
益な様式によって同期化手段が設けられ、これにより工
具と歯車素材が相互に同期して回転運動することが可能
かつ確実になる。第2の場合には、工具と加工物の間の
転がり接触移動によって加工物が受動的に搬送されても
よい。2つの独立した駆動手段を設けることにより、送
り動作を行うための同一の駆動手段を介して送り手段を
駆動してもよいという利点が生まれる。しかしながら、
この場合、加工物と工具の間での同期回転運動を確保す
る必要がある。工具または加工物のいずれかが、それぞ
れ他方の要素によって受動的に搬送される場合には、同
期化手段を設ける必要はない。
【0022】第1の形削り工具は、便宜的に或る外側断
面形状(external profile)を有するローラである。上
記の或る外側断面形状は、所望の歯の断面形状と一致す
る相対物として設計される。特殊な断面形状を有する形
削りローラは、まず第1に製作が容易であり、第2に適
当な取付具内への取り付けが容易である。歯切りローラ
(toothing roll )としても知られている特殊な断面形
状を有するローラを用いた場合、同時に、たとえば進入
部形状を形成するために、特殊な断面形状ローラの形態
であってもよい第2の形削り工具をさらに取り付けるこ
とができ、加工物を両方の工具を用いて同時に加工する
ことができる。各ローラの回転軸はそれぞれ、加工物の
回転軸に対して平行に延びていても、角度を成して延び
ていてもよい。
【0023】他の好ましい実施形態に対応して、第1の
形削り工具は中空ローラである。この場合、中空ローラ
は、対応する所望の歯形が確実に歯車素材内に押し込ま
れるように、その内面上に或る断面形状を有している。
【0024】しかしながら、中空ローラを用いた場合に
は、第2の工具と同時に加工物を加工することができな
い。さらに、中空ローラを適用した場合には、加工所要
時間に影響を及ぼす数個の第1の工具を取り付けること
は得策ではない。中空ローラを用いることにより、加工
物の軸と工具の軸とが互いに平行に延びていない場合に
は、加工物と工具の軸配置によって進入部形状を都合よ
く形成することができる。
【0025】内周面上に或る断面形状を有する中空ロー
ラと、外周面上に或る断面形状を有する回転ローラのい
ずれも、形削り時において、歯車素材の回転軸に平行な
軸周りの回転運動を行うのに対し、第1および/または
第2の形削り工具に対して特殊な断面形状のラック歯車
が用いられた場合には、工具の運動は実質的に直線的な
振動運動となる。しかしながら、ラック歯車は低コスト
で製造が容易であるという点では有益である。その場
合、工具の回転軸はラック歯車の直線に沿った一方向へ
の変位に置き換えられる。
【0026】<実施例>添付の図面を参照して、以下の
例示的実施例によって本発明を説明する。図1は、一体
型クラッチギヤ歯形(14)を有する一体型歯車に沿っ
た断面図である。図2の側面図において、そのようなク
ラッチギヤ歯形における歯の形状が明確に示されてい
る。右側を頂上とする屋根形がシフトスリーブとの係合
を可能にしている。歯(アンダカット)は、左側に向け
て先細になっており、これによりシフトスリーブを車両
の移動時に安全に保持することができる。「右」および
「左」という用語は図面を参照するものであり、限定的
な意味ではなく、単なる説明のためのものであることが
理解される。
【0027】図3は、歯が先細になっているクラッチギ
ヤ歯形における歯の形状を拡大して示した図である。2
つの異なる進入部形状、特に弯曲した歯面と屋根形の歯
面とが示されている。
【0028】図4は、図1および図2に示した幾何学的
形状を呈する歯車を成形するための装置の例示的実施形
態を示している。
【0029】装置は、軸Xの周りに回転可能に支持され
た主軸22と、心押し台24とを備え、これらの部品は
協動して歯車素材10の締め付けに用いられる締付け取
付具を構成する。第1の工具26は、ローラ着座手段に
よって軸Y1周りに回転可能に支持されている。図示さ
れていない送り手段によって、この組立物を加工物に対
して径方向に移動させることができる。軸Y1は回転軸
Xと実質的に平行に延びる。工具26は、加工物上の外
歯形、特にそのアンダカット部分を成形するのに適した
外周面上の或る断面形状を呈するローラとして構成され
ている。
【0030】図4はさらに、ローラ着座手段32上に支
持され、図示されていない送り手段が設けられた第2の
工具30を示している。工具の回転軸は、主軸の回転軸
に対して角度αを成して配置されている。工具26およ
び30の送り動作は、径方向と軸方向との両方向で行う
ようにしてもよい。加工物と工具とを、被動主軸と被動
工具の両方によって回転運動を行うように駆動すること
ができる。
【0031】図示した実施形態においては、第1の形削
り工具と第2の形削り工具とが設けられている。指定さ
れた歯の幾何学形状に応じて、第1または第2のタイプ
から数個の工具を用いてもよいし、あるいは第1または
第2のタイプからただ1個の工具を用いてもよい。
【0032】図4に示した実施形態においては、両方の
工具が或る外側断面形状を呈するローラとして構成され
ている。もちろん同様に、他の適切な工具を用いること
も可能である。そのような工具の例が図5〜7に示され
ている。
【0033】図5および図6は、加工物の回転軸Xと平
行に延びる回転軸Y3周りの回転運動を行う内歯車を示
している。代替実施形態によれば、回転軸は相対的に0
°<α<360°の角度で配置することができる。
【0034】内歯車34はその内周面上に或る断面形状
35を呈し、形削りによって加工物1上に所望の歯形が
形成されるという効果に実質的に寄与する。この場合、
送り動作は本質的にそれぞれ回転軸X又はY3に対して
径方向に沿って行われる。
【0035】図7は本発明の装置の一部の他の実施形態
を示す。ここにはラック歯車の形態で設計された工具3
6が示されている。このラックは直線振動運動を行い、
その動きベクトルは歯車素材10の回転軸X上に実質的
に垂直に延びる面に含まれている。加工物に向けてのラ
ック歯車の径方向送りと組み合わせて、歯車素材の回転
運動とこれに同期したラック歯車の直線運動が行われる
ため、歯の成形と同時に転がり接触による形削りを行う
動作が達成される。
【0036】加工物を支持し、製造効率を高めるため
に、第1のラックに対向して第2のラック歯車38を使
用することもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明の方法および本発明の装置の本質
的局面は、実際のところ、同時に径方向送りとともに、
特殊な断面形状を有する工具を転がり接触移動させるこ
とにより、変速ギヤに必要な傾斜した進入面とアンダカ
ットを有する歯形を簡単な工具の利用によって低コスト
で製作できることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋根形の進入部形状と軸方向アンダカットとを
呈する歯車の断面図。
【図2】軸方向アンダカット歯形を呈する一体型歯車の
側面図。
【図3】アンダカット歯形上の2つの異なる進入部形状
を示す図。
【図4】本発明に係る一体型クラッチギヤ歯形を有する
一体型歯車を製作するための装置の図。
【図5】本発明の一実施形態に係る形削り工具の図。
【図6】図5に従う工具の断面図。
【図7】ラック歯車を有する形削り工具の実施形態を示
す図。
【符号の説明】
1 加工物 10 歯車素材 22 主軸 24 心押し台 26 第1の工具 30 第2の工具 32 ローラ着座手段 34 内歯車 35 断面形状 38 ラック歯車

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持された加工物上に外歯形
    を製作するための方法であって、 形削りによって加工物上に軸方向アンダカットを有する
    外歯形を形成することを含み、少なくとも1つの特殊な
    断面形状を有する形削り工具が、前記加工物に対する転
    がり接触移動と、前記加工物に対する少なくとも径方向
    の送り動作を行い、前記加工物の回転軸と前記工具の回
    転軸とが、相対的に0°<α<360°の角度を成すこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記工具は、前記加工物に対して軸方向
    および径方向の組み合わせ送り動作を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 回転可能に支持された加工物上に外歯形
    を製作するための方法であって、 形削りによって加工物上に軸方向アンダカットを有する
    外歯形を形成することを含み、少なくとも1つの特殊な
    断面形状を有する形削り工具が前記加工物に対する転が
    り接触移動と、前記加工物に対する少なくとも軸方向お
    よび径方向の組み合わせ送り動作を行うことを特徴とす
    る方法。
  4. 【請求項4】 前記加工物の回転軸と前記工具の回転軸
    とが、相対的に0°<α<360°の角度を成すことを
    特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 形削りによって前記加工物の表面上に進
    入部形状を適用する工程をさらに含むことを特徴とする
    前出の請求項のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記アンダカットを形成するための前記
    形削り工具は、進入部形状を形成するための工具と同一
    であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 進入部形状を形成するための追加の形削
    り工具が設けられることを特徴とする請求項5に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 進入部形状は屋根形または弯曲であるこ
    とを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記加工物は、円形の断面を有する素材
    であるか、あるいは軸方向に一定の断面を有する予備成
    形された歯を呈することを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 形削り工具は、特殊な断面形状をした
    ローラ、中空ローラ、またはラック歯車であることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 加工物上にクラッチギヤ歯形を成形す
    るための装置であって、成形は形削りによって行われ、
    前記装置は、 加工物素材を回転軸(X)周りに回転可能に支持する締
    付け取付具(22,24)と、 少なくとも1つの形削り工具(26)を適用するための
    少なくとも1つの送り手段であって、該手段は前記締付
    け取付具の回転軸(X)に対して少なくとも径方向送り
    動作を行うのに適しており、 前記加工物のアンダカット部分内に歯形を形削りする少
    なくとも第1の形削り工具(26)と、 前記加工物および/または前記工具を回転させるための
    少なくとも1つの駆動手段とを含み、前記加工物の回転
    軸と前記工具の回転軸とが、相対的に0°<α<360
    °の角度を成すことを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 加工物上にクラッチギヤ歯形を成形す
    るための装置であって、成形は形削りによって行われ、
    前記装置は、 加工物素材を回転軸(X)周りに回転可能に支持する締
    付け取付具(22,24)と、 少なくとも1つの形削り工具(26)を適用するための
    少なくとも1つの送り手段であって、該手段は前記締付
    け取付具の回転軸(X)に対して少なくとも径方向およ
    び軸方向の組み合わせ送り動作を行うのに適しており、 前記加工物のアンダカット部分内に歯形を形削りする少
    なくとも第1の形削り工具(26)と、 前記加工物および/または前記工具を回転させるための
    少なくとも1つの駆動手段とを含むことを特徴とする装
    置。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つのさらなる形削り工具
    (30)を適用するための少なくとも1つのさらなる送
    り手段であって、前記締付け取付具の回転軸(X)に対
    して径方向および/または軸方向の送り動作を行うのに
    適した手段と、加工物上に弯曲または屋根形の進入部形
    状を形削りするための少なくとも1つの第2の形削り工
    具(30)とをさらに含むことを特徴とする請求項11
    または12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 駆動手段が前記歯車素材(10)を駆
    動することを特徴とする請求項11〜13のいずれかに
    記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記駆動手段は前記形削り工具(2
    6,30)を駆動することを特徴とする請求項11〜1
    3のいずれかに記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記駆動手段を同期化するための手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項14又は15に記
    載の装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の形削り工具(26)および
    /または第2の形削り工具(30)は、少なくとも1つ
    の特殊な断面形状を有するローラ、中空ローラまたはラ
    ック歯車であることを特徴とする請求項11〜16のい
    ずれかに記載の装置
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