JP2001284137A - 薄型電磁誘導器 - Google Patents

薄型電磁誘導器

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JP2001284137A
JP2001284137A JP2000092276A JP2000092276A JP2001284137A JP 2001284137 A JP2001284137 A JP 2001284137A JP 2000092276 A JP2000092276 A JP 2000092276A JP 2000092276 A JP2000092276 A JP 2000092276A JP 2001284137 A JP2001284137 A JP 2001284137A
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core pieces
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Hideaki Soma
英明 相馬
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愼一 増田
Yutaka Takashige
豊 高茂
Seishi Kanbara
誠士 神原
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F2038/003High frequency transformer for microwave oven

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横寸法が大きくなることなく薄型化でき、組
立工数および部品点数を削減してコストダウンを図るこ
とのできる薄型電磁誘導器を提供する。 【解決手段】 軸方向の寸法D1が径方向の寸法D2よ
りも短い偏平な形状のボビン1に巻線が装着され、この
ボビン1の中心孔29,30に、一対のT字形コア片2
0,20の脚部22が挿入され、両コア片20,20の
アーム部21,21が巻線の径方向に延びて互いに平行
に対向している。ボビン1は軸方向に分割された複数の
ボビン片2,3を有し、各コア片20,203が対応す
る各ボビン片2,3にインサート成形で装着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてインバー
タを用いてマグネトロンを駆動する用途などに用いられ
るトランスのような薄型電磁誘導器の構成に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図11は特公平7−40465号公報に
開示されているインバータ方式の高周波加熱装置(電子
レンジ)を示すもので、商用電源61は整流回路62で
整流平滑され、インバータ63で20kHz以上の高周
波交流電流に変換されてギャップ付コアを備えたトラン
ス64の1次巻線64pに供給される。トランス64の
2次巻線64sの高周波出力電圧は、半波整流回路65
で整流平滑されて、直流高電圧としてマグネトロン66
に供給される。トランス64のヒータ巻線64hでヒー
タが駆動されるマグネトロン66は、直流高電圧の供給
を受けてマイクロ波を発生する。
【0003】図13は前記トランス64の構成を示す断
面図で、ボビン70には、1次巻線64pと2次巻線6
4sおよびヒータ巻線64hが軸方向に離間して巻回さ
れている。コの字型のコア71,71は、各々の一方の
磁脚を上記ボビン70の円筒部70s内に挿入するとと
もに、円筒部70s内に形成されている厚さGのスペー
サ70gを介して対向させることにより、各々の両磁脚
の相対向する先端面の各間にそれぞれギャップ73,7
4を有するロの字形状コア75を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記トランス64は、
1次および2次巻線64p,64sの一側方に、ロの字
形コア75の巻線を施さない磁脚が存在するために、ト
ランス64の横寸法が大きくなる。このトランス64を
偏平形状にするために、両巻線64p,64sの巻幅
(軸方向長さ)を小さくすると、所定の電圧などを得る
のに必要な巻数を確保するために、両巻線64p,64
sの巻厚さ(径方向厚さ)が大きくなるので、トランス
64の横寸法がさらに大きくなる。
【0005】また、上記トランス64では、1次および
2次巻線64p,64sの一側方(図の左側方)にのみ
磁気回路Cが形成されるだけであるから、磁気損失が大
きくなって、強い磁束を形成することができない。その
ため、所要の電圧を得るためには、1次および2次巻線
64p,64sの巻数を少なくできない。したがって、
上記トランス64は、偏平形状にするために、両巻線6
4p,64sの巻幅を小さくした場合、所定の電圧を得
るのに必要な巻数を確保するために、両巻線64p,6
4sの巻厚さが大きくなるので、トランス64の横寸法
が大きくなる。結局、上記構成のトランス64は、小型
化することができないので、配線基板への装着面積が大
きくなる。
【0006】また、ヒータ巻線64hは、ボビン70に
コア71,72を組付けた状態としたのちに、巻回する
のが困難であるため、予め手作業でボビン70に巻回し
ておく必要があり、製造工程が煩雑化する。さらに、上
記トランス64の組み立てに際しては、ボビン70にコ
ア71,72を組付けたのちに、コアバンドなどの固定
具を用いてコア71,72をボビン70に固定する工程
を必要とし、工数および部品点数が多くなってコスト高
となる。
【0007】さらに、上記トランス64は、1次巻線6
4pで取り囲まれる位置に、ギャップ73を形成するた
めのスペーサ70gを設け、磁脚の長さの異なるコの字
形コア71,72を使用して、各コア71,72の一方
の磁脚をボビン70の円筒部70sに挿入している。し
たがって、上記トランス64では、形状の異なる2種類
のコアが必要となるので、コアの種類が増し、製造コス
トが上がる。
【0008】本発明は、前記従来のトランスの課題を解
決して、横寸法が大きくなることなく薄型化できるとと
もに、組立工数および部品点数を削減してコストダウン
を図ることのできる薄型電磁誘導器を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1構成に係る薄型電磁誘導器は、軸方向
の寸法が径方向の寸法よりも短い偏平な形状の樹脂製の
ボビンに巻線が装着され、このボビンの中心孔に、一対
のT字形のコア片の脚部が挿入され、両コア片のアーム
部が前記巻線の径方向に延びて互いに平行に対向してお
り、前記ボビンは軸方向に分割された複数のボビン片を
有し、前記各コア片が対応する前記各ボビン片にインサ
ート成形で装着されている。ここで、T字形とは、立体
視でT字形を呈するものをいい、円盤の中央部に軸方向
に突出する脚を設けて側面視のみがT字形となるものを
含まない。
【0010】この薄型電磁誘導器では、巻線の側方にコ
ア片も、コア片に接続されて磁路を形成する磁性体から
なるヨークも存在しないので、巻線の軸方向と直交する
径方向の寸法が小さくなる。しかも、ボビンが偏平な薄
型であるから、一対のT字形のコア片のアーム部同士の
間隔が小さくなって、強い磁束が発生するので、優れた
磁気特性が確保される。また、各コア片は、対応する各
ボビン片にインサート成形により装着されてボビン片と
一体になっているので、コアをボビンに組付けたのちに
コアバンドなどで固定する工程が不要となり、その分だ
け工数および部品点数を削減してコストダウンできる。
【0011】また、本発明の第2構成に係る薄型電磁誘
導器は、軸方向の寸法が径方向の寸法よりも短い偏平な
形状の樹脂製のボビンに巻線が装着され、このボビンの
中心孔に、一対のL字形のコア片の脚部が挿入され、両
コア片のアーム部が前記巻線の径方向に延びて互いに平
行に対向しており、前記ボビンは軸方向に分割された複
数のボビン片を有し、前記各コア片が対応する前記各ボ
ビン片にインサート成形で装着されている。ここで、L
字形とは、立体視でL字形を呈するものをいい、円盤の
周縁部に軸方向に突出する脚を設けて側面視のみがL字
形となるものを含まない。
【0012】この薄型電子誘導器では、巻線の側方にコ
アも、コアに接続されて磁路を形成する磁性体からなる
ヨークも存在しないので、巻線の軸方向と直交する径方
向の寸法が小さくなる。しかも、ボビンが偏平な薄型で
あるから、一対のL字形のコア片のアーム部同士の間隔
が小さくなって、強い磁束が発生するので、優れた磁気
特性が確保される。また、各コア片は、対応する各ボビ
ン片にインサート成形により装着されてボビン片と一体
になっているので、コアをボビンに組付けたのちにコア
バンドなどで固定する工程が不要となり、その分だけ工
数および部品点数を削減してコストダウンできる。
【0013】また、本発明の第3構成に係る薄型電磁誘
導器は、軸方向の寸法が径方向の寸法よりも短い偏平な
形状の樹脂製のボビンに巻線が装着され、このボビンの
中心孔に、一対のF字形のコア片の中脚部が挿入される
とともに、外脚部が前記ボビンの外方で前記巻線の径方
向の外側に位置し、前記両コアのアーム部が前記巻線の
径方向に延びて互いに平行に対向しており、前記ボビン
は軸方向に分割された複数のボビン片を有し、前記各コ
ア片が対応する前記各ボビン片にインサート成形で装着
されている。ここで、F字形とは、立体視でF字形を呈
するものいい、円盤の中央部と周縁部に軸方向に突出す
る脚を設けて側面視のみがF字形となるものを含まな
い。
【0014】この薄型電磁誘導器では、両コア片の中脚
部、アーム部および外脚部を通る磁気回路に加えて、両
コア片の中脚部、アーム部および両アーム部の先端間の
空隙を通る磁気回路が形成されるため、磁気損失が従来
のロの字形コアよりも少なくなり、二つの磁気回路によ
って強い磁束が発生する。さらに、ボビンは、径方向の
寸法よりも軸方向の寸法が短い偏平な形状であるから、
一対のコア片のアーム部同士の間隔が小さくなるので、
磁気回路に発生する磁束が一層強くなる。その結果、こ
の薄型電磁誘導器は、優れた磁気特性が確保されるの
で、1次および2次巻線の巻幅(軸方向長さ)が小さい
薄型であるにも拘わらず、所定の電圧を得るのに必要な
1次および2付巻線の巻数を少なくすることができ、そ
の分だけ横寸法、つまりボビンの径方向に沿った寸法が
小さくなって小型化でき、配線基板に装着するときの装
着面積の増大を抑制できる。また、各コア片は、対応す
る各ボビン片にインサート成形により装着されてボビン
片と一体になっているので、コア片をボビンに組付けた
のちにコアバンドなどで固定する工程が不要となり、そ
の分だけ工数および部品点数を削減してコストダウンで
きる。
【0015】また、本発明の好ましい実施形態において
は、前記コア片のアーム部における脚部が形成されてい
ない頂面の少なくとも一部分が外部に露出している。こ
れにより、インサート成形によってボビン片に埋設され
ているコア片の発生熱を良好に放散させることができ
る。
【0016】さらに、本発明の好ましい実施形態におい
ては、前記巻線として、1次巻線と2次巻線が軸方向に
離間してボビンに取り付けられ、前記一対のコア片の脚
部の対向する先端面の間にギャップが形成されている。
この構成によれば、ギャップの存在により、磁気飽和し
にくい特性の薄型電磁誘導器が得られる。
【0017】好ましくは、前記1次巻線と2次巻線の結
合係数が0.6から0.8の間に設定されている。この
構成の薄型電磁誘導器をインバータ方式の高周波加熱装
置に適用することにより、2次側の高周波チョークが不
要となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面に基づいて説明する。図1は、第1実施形
態に係るマグネトロン駆動用の薄型トランスの平面図、
図2はその正面図、図3は縦断面図、図4(A)(B)
はコアの正面図および底面図、図5はトランスの一部の
平面図、図6は分解正面図である。図3に示すように、
樹脂製のボビン1は、軸方向に2分割された樹脂製の第
1のボビン片2と第2のボビン片3とにより構成されて
いる。第1のボビン片2には、円筒形の筒部14の外周
面に円盤状の三つのつば4,7,8が互いに平行な配置
で一体形成されている。第1のつば4と第2のつば7と
の間に形成された1次巻枠9には、1次巻線11が円筒
状に巻き付けられているとともに、第2のつば7と第3
のつば8との間に形成されたヒータ巻枠10には、ヒー
タ巻線13が1〜2ターン巻き付けられている。
【0019】一方、第2のボビン片3には、中央の筒部
17の外周面に円盤状のつば18が一体形成されてい
る。第1のボビン片2の筒部14内部の中心孔29と、
第2のボビン片3の筒部17内部の中心孔30とは、同
一径であって、両ボビン片2,3が後述のように連結さ
れたときに、ボビン1としての一つの中心孔となる。ま
た、第2のボビン片3の筒部17は、第1のボビン片2
の筒部14の先端開口側に形成された大径内周面15の
内径とほぼ同じ外径を有している。したがって、第2の
ボビン片3は、筒部17を第1のボビン片2の筒部14
の大径内周面15に嵌入して接着剤で接着することによ
り、第1のボビン片2に連結されるとともに、つば18
と第1のボビン片2の第3のつば8との間に、2次巻線
12が巻き付けられる2次巻枠19が形成される。
【0020】2次巻線12は、芯線である電線に熱融着
材を被覆した融着線を予め円筒状に整列巻きし、加熱融
着して固定化したものである。なお、組み立てに際して
は、第2のボビン片3を第1のボビン片2に連結するの
に先立って、第2のボビン片3の筒部17の外周面に2
次巻線12が予め装着され、この状態で筒部17が第1
のボビン片2の筒部14の外周面に嵌め込み接着され
る。なお、2次巻線12は、前記融着線を加熱融着して
固定化したものを用いる代わりに、ボビン1を組み立て
たのち、2次側巻線溝19に巻き付けてもよい。
【0021】図2に示すように、ボビン1は、軸方向の
寸法D1が径方向の寸法D2よりも短く、偏平な薄型形
状になっている。ここで、前記軸方向の寸法D1は、ボ
ビン1の両端のつば4,18を含む各巻線11〜12が
装着される部分の軸方向長さであり、径方向の寸法D2
は、複数のつば4,7,8,18の最大外径である。
【0022】図3に示すように、コアCRを構成する一
対の同一形状および同一寸法のT字形のコア片20,2
0は、それぞれインサート成形によって第1および第2
のボビン片2,3内に埋設されている。すなわち、各コ
ア片20,20は、各々のアーム部21,21が、対応
するボビン片2,3の外側となる中空円盤状の端枠部2
3,24内に埋設され、各々の脚部22,22が、対応
するボビン片2,3の筒部14,17内に埋設されてい
る。
【0023】各コア片20は、図4に示すように、直方
体形状のアーム部21の中央部に、アーム部21の幅と
ほぼ同一の外径を持つ円柱状の脚部22を形成してT字
形としたものである。両コア片20,20のアーム部2
1,21は、図3に示す各巻線11〜13の径方向に延
在して互いに平行に対向している。第1のボビン片2に
埋設されたコア片20は、その脚部22の先端が大径内
周面15の始端部に一致している。第2のボビン片3の
筒部17には、図5に示すように、その先端開口縁部か
ら径方向内方に向け突出した突片からなる四つのスペー
サ27が90°の等間隔の配置で一体形成されており、
この筒部17の長さとスペーサ27の厚みとの和は、第
1のボビン片の大径内周面15の軸方向の長さに一致す
るよう設定されている。
【0024】したがって、第2のボビン片3の筒部17
が第1のボビン片2の筒部14の大径内周面15内に完
全に嵌入されたときには、図3に示すように、各スペー
サ27が両コア片20,20の各々の脚部22,22の
先端面間に介在して、スペーサ27の厚みによって設定
されたギャップGが形成される。こうして、1次巻線と
2次巻線12の結合係数は0.6〜0.8に設定されて
おり、これにより、2次巻線12側にリーケージインダ
クタンスを持たせ、従前のマグネトロン用インバータ回
路に必要であった2次側の高周波チョークを不要として
いる。上記ギャップGは、両ボビン片2,3における1
次および2次巻線11,12が施されている筒部14,
17の内方に位置している。なお、ギャップGの大きさ
は適宜設定されるが、ゼロ、つまり脚部22,22の先
端面同士を接触させてもよい。
【0025】また、各ボビン片2,3の各々の端枠部2
3,24における外端面には、複数個の放熱用孔28が
形成されて、コア片20の一部、すなわち、アーム部2
1における脚部22が形成されていない頂面21aの一
部分が、放熱用孔28を通じて外部に露出している。ト
ランス100の駆動時には、各コア片20,20の発生
熱が放熱用孔28を通じてボビン片2,3の外部に良好
に放散されるようになっている。
【0026】図2に示す1次巻線11は、図1に2点鎖
線で示す巻き始めの引出し線11aが、第1のボビン片
2における径方向に延びた切欠溝からなる引出し部31
から引き出されて、第1のボビン片2に一体形成された
係止部32に係止されているとともに、巻き終わりの引
出し線11bが、上記引出し部31から引き出されて、
第1のボビン片2に一体形成された係止部33に係止さ
れている。巻き始めの引出し線11aの端末には旗形端
子34が取り付けられ、巻き終わりの引出し線11bの
端末には丸形端子37が取り付けられている。なお、上
記とは逆に、丸形端子37を巻き始めの引出し線11a
の端末に、且つ旗形端子34を巻き終わりの引出し線1
1bの端末に、それぞれ取り付けてもよい。
【0027】一方、図2に示すように、2次巻線12の
引出し線12a,12bは、第2のボビン片3に差込み
固定されて軸方向に突出する一対のピン端子38,39
に巻き付けられて、半田付けにより接続されている。ま
た、ヒータ巻線13は、両端末にそれぞれピン端子4
0,41が取り付けられて、図3のヒータ巻枠19に1
ターン巻き付けられている。
【0028】このトランス100の組み立てに際して
は、図6に示すように、インサート成形によってコア片
20,20が埋設された一対のボビン片2,3にそれぞ
れ1次巻線11および2次巻線12を巻装したのちに、
上述したように、第2のボビン片3の筒部17を第1の
ボビン片2の筒部14の大径内周面15に嵌入して接着
する手順で行われる。したがって、従来トランスのよう
にコアをボビンに組み付ける工程およびコアバンドなど
の固定具を用いてコアをボビンに固定する工程が不要と
なるので、工数を削減できるとともに組立作業が容易と
なり、固定具などの部品点数を削減できる。
【0029】上述のように組立てられたトランス100
は、例えば、図11に示した高周波加熱装置におけるマ
グネトロン66の駆動用に用いられるが、その場合、以
下のような手順て高周波加熱装置に組み込まれる。すな
わち、トランス100は、図11に示すような回路パタ
ーンが形成された配線基板に設けられている接続孔に、
図2のピン端子38,39を挿入して半田付けし、旗形
端子34と丸形端子37とを上記配線基板に設けられて
いる接続台にそれぞれ差込みおよびねじ止めにより接続
し、ピン端子40,41を上記配線基板に設けられてい
る接続端子に差込み接続することで、インバータ回路の
配線基板に接続状態に取り付けられる。なお、上記配線
基板には、図11の半波整流回路65に代えて、図12
の全波整流回路42が形成されていても、上記トランス
100を接続状態に取り付けることができる。
【0030】上記構成によれば、図2に示す各巻線11
〜13の側方にコアも、コアに接続されて磁路を形成す
る磁性体からなるヨークも存在しないので、その分だけ
トランス100の横方向の寸法,つまりボビン1の径方
向に沿った寸法D2が小さくなる。
【0031】しかも、ボビン1が偏平な形状で、1次お
よび2次巻線11,12の巻幅が小さく、薄型であるた
めに、一対のT字形のコア片20,20のアーム部2
1,21同士の間隔が小さくなるので、図3に示す脚部
22,22とアーム部21,21を通る磁気回路C1,
C2に発生する磁束が強くなる。しかも、二つの磁気回
路C1,C2が形成されるので、この点からも強い磁束
が発生する。したがって、巻線11,12の巻数の増加
が抑制され、トランス100を小形化できる。また、両
コア片20,20は同一形状および同一寸法であるか
ら、共通の成形型を用いて成形できる。ただし、両コア
片20,20は互いに異なる形状または寸法としてもよ
く、特に、脚部22,22の長さを互いに異ならせて、
ギャップGの位置を調整してもよい。
【0032】また、このトランス100は、上述のよう
に巻線11〜13の側方にコアもヨークも存在しないの
で、両ボビン片2,3を連結してボビン1を組み立てた
のちに、ヒータ巻線13をヒータ巻枠19に巻き付けて
取りつけることができる。このように、ヒータ巻線13
は、自動巻きされる1次および2次巻線11,12とは
別工程において巻き付けできるので、組み立てが容易と
なる。
【0033】さらに、通常太い導線で形成されている1
次巻線11は、通常太い導線で形成されるので、ボビン
1に固定されたピン端子にからげることは容易でない
が、本発明の実施形態では、1次巻線11のリード線
(端線)は、その先端に取り付けた端子34,37を配
線基板に装着した端子台にねじ止めまたは差し込むこと
により、配線基板に容易に取り付けることができる。ま
た、通常細い導線で形成される2次巻線12の端部は、
ボビン1に固定されたピン端子38,39に接続されて
いるので、高電圧となる2次巻線12の端部が配線基板
への取り付け時に不測に揺れ動いて、周囲の導体に接触
するおそれがなくなる。
【0034】図7は本発明の第2実施形態に係るトラン
ス200を示す縦断面図であり、同図において、図3と
同一もしくは同等のものには同一の符号付して、その説
明を省略する。このトランス200では、第1実施形態
のトランス100に用いたT字形のコア片20に代え
て、一対のL字形のコア片43を用いてコアCRを構成
しており、その他の構成は第1実施形態とほぼ同様であ
る。このコア片43は、図8(A),(B)に示すよう
に、円柱状の脚部45を、平面長方形、つまり直方体形
状を持つアーム部44の基端部に形成したものであり、
前記T字型コア片20のアーム部21の半分を割愛した
ものに相当する。脚部45の外径とアーム部44の幅は
ほぼ同一である。これらコア片43,43のアーム部4
4,44が、図7に示すように、インサート成形によっ
てボビン片2,3の各々の端枠部48,49内に埋設さ
れ、脚部45が筒部14内に埋設されている。
【0035】コア43のアーム部44の先端は、各巻線
11〜13の外径部よりも径方向外方に位置している。
このトランス200も、1次巻線11と2次巻線12の
結合係数は0.6〜0.8に設定されている。また、両
コア片43,43は、やはり同一形状および同一寸法と
されているが、互いに異なる形状または寸法としてもよ
く、特に脚部45,45の長さを互いに異ならせてもよ
い。
【0036】このL字形のコア片43,43を用いたト
ランス200によっても、1次および2次巻線11,1
2の側方にコアもヨークも存在しないが、コア片43,
43の脚部45,45、アーム部44,44および両ア
ーム部44,44の先端間の空隙を通る磁気回路C1に
よって比較的強い磁束が発生し、第1実施形態で説明し
たと同様の効果が得られる。
【0037】図9は本発明の第3実施形態に係るトラン
ス300を示す縦断面図であり、同図において、図3お
よひ図7と同一もしくは同等のものには同一の符号付し
て、その説明を省略する。このトランス300では、一
対のF字形のコア片50,50を用いてコアCRを構成
し、1次巻線11として、2次巻線12と同様に、芯線
である電線に熱融着材を被覆した融着線を予め円筒状に
整列巻きし、加熱融着して固定化したものを使用してい
る。その他の構成は第1および第2実施形態とほぼ同様
である。このコア片50は、図10に示すように、直方
体形状のアーム部51のほぼ中央部に円柱状の中脚部5
2が、一端部に四角以上の多角柱状または円柱状の外脚
部53が、それぞれ同一方向に平行に延びるように突設
されたF字形状になっており、中脚部52の外径および
外脚部53の幅は、アーム部51の幅とほぼ同一であ
る。
【0038】これらコア片50,50のアーム部51,
51が、図9に示すように、インサート成形によってボ
ビン片2,3の各々の端枠部54,57内に埋設され、
中脚部52が筒部14内に埋設され、外脚部53が、端
枠部54,57の一端部から軸方向に突設された被覆部
58,59内に埋設されている。第2のボビン片3の被
覆部59の先端部には、筒部17と同様に四つの突片か
らなるスペーサ60が形成されている。両被覆部58,
59の各々の先端部は互いに突き合わされて、その間に
介在するスペーサ60によって、中脚部52,52の間
に形成されるのと同様のギャップGが形成される。
【0039】上記トランス300は、両コア片50,5
0の中脚部52,52、アーム部51,51および外脚
部53,53を通る磁気損失の少ない磁気回路C1に加
えて、両コア50の中脚部52,52、アーム部51,
51および両アーム部51,51の他端間の空隙を通る
磁気回路C2が形成される。そのため、このトランス3
00は、二つの磁気回路C1,C2が形成されることに
よって、磁気損失が少なくなり、それだけ中脚部52を
通る磁束、つまり両巻線11,12の内側を通る磁束か
強くなる。これに加えて、上記トランス300は、その
ボビン1が偏平な形状であるから、一対のコア片50,
50のアーム部51,51同士の間隔が小さくなるの
で、磁気回路C1,C2に発生する磁束がさらに強くな
る。
【0040】その結果、上記トランス300は、優れた
磁気特性が確保されるので、1次および2次巻線11,
12の巻幅を小さくして薄型とした場合においても、所
定の電圧を得るのに必要な1次および2次巻線11,1
2の巻数を少なくすることができ、その分だけトランス
300の横寸法、つまりボビン1の径方向に沿った寸法
が小さくなって小形化できる。したがって、このトラン
ス300は、配線基板に装着するときの装着面積の増大
を抑制できる。さらに、このトランス300は、第1お
よび第2実施形態と同様に、コア片50をボビン片2,
3にインサート成形で装着したことによる組立作業性の
向上とコストダウンとの効果を得ることかできる。
【0041】なお、本発明はトランスのほか、チョーク
コイル、リアクトルなど、他の電磁誘導器にも適用でき
る。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る薄型電磁誘導器は、一対の
T字形、L字形またはF字形のコア片を用いてコアを構
成したので、巻線の側方にコア片も、コア片に接続され
て磁路を形成する磁性体からなるヨークも存在しないの
で、巻線の軸方向と直交する径方向の寸法が小さくな
る。しかも、ボビンが偏平な薄型であるから、一対のコ
ア片のアーム部同士の間隔が小さくなって、強い磁束が
発生するので、優れた磁気特性が確保される。また、一
対のコア片が対応する各ボビン片にインサート成形で装
着されている構成としたので、コア片をボビンに組付け
たのちにコアバンドなどで固定する工程が不要となり、
その分だけ工数および部品点数を削減してコストダウン
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る薄型電磁誘導器を
示す平面図である。
【図2】同実施形態の正面図である。
【図3】同実施形態の縦断面図である。
【図4】(A)は同実施形態のコアを示す正面図、
(B)は同底面図である。
【図5】同実施形態の一部の平面図である。
【図6】同実施形態の分解正面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る薄型電磁磁誘導器
を示す縦断面図である。
【図8】(A)は同実施形態のコアを示す正面図、
(B)は同底面図である。
【図9】本発明の第3実施形態係る薄型電磁誘導器を示
す縦断面図である。
【図10】(A)は同実施形態のコアを示す正面図、
(B)は同底面図である。
【図11】本発明の薄型電磁誘導器を適用できる高周波
加熱装置を示す回路図である。
【図12】他の高周波加熱装置を示す要部の電気回路図
である。
【図13】従来のトランスを示す断面図である。
【符号の説明】
1…樹脂製のボビン、2,3…ボビン片、11…1次巻
線、11a,11b…引出し線(リード線)、12…2
次巻線、20…T字形のコア片、21…T字形のコア片
のアーム部、22…T字形のコア片の脚部、29,30
…ボビンの中心孔、34…旗形端子(端子)、37…丸
形端子(端子)、38,39…ピン端子、43…L字形
のコア片、44…L字形のコア片のアーム部、45…L
字形のコア片の脚部、50…F字形のコア片、51…F
字形のコア片のアーム部、52…F字形のコア片の中脚
部、53…F字形のコア片の外脚部、G…ギャップ、D
1…軸方向の寸法、D2…径方向の寸法。
フロントページの続き (72)発明者 相馬 英明 大阪市西淀川区御幣島1丁目12番20号 田 淵電機株式会社内 (72)発明者 増田 愼一 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ 株式会社内 (72)発明者 高茂 豊 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ 株式会社内 (72)発明者 神原 誠士 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ 株式会社内 Fターム(参考) 3K086 AA02 BA08 DB11 FA02 FA06 FA09 5E070 AB01 BA04 CA12 DB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の寸法が径方向の寸法よりも短い
    偏平な形状の樹脂製のボビンに巻線が装着され、このボ
    ビンの中心孔に、一対のT字形のコア片の脚部が挿入さ
    れ、両コア片のアーム部が前記巻線の径方向に延びて互
    いに平行に対向しており、前記ボビンは軸方向に分割さ
    れた複数のボビン片を有し、前記各コア片が対応する前
    記各ボビン片にインサート成形で装着されている薄型電
    磁誘導器。
  2. 【請求項2】 軸方向の寸法が径方向の寸法よりも短い
    偏平な形状の樹脂製のボビンに巻線が装着され、このボ
    ビンの中心孔に、一対のL字形のコア片の脚部が挿入さ
    れ、両コア片のアーム部が前記巻線の径方向に延びて互
    いに平行に対向しており、前記ボビンは軸方向に分割さ
    れた複数のボビン片を有し、前記各コア片が対応する前
    記各ボビン片にインサート成形で装着されている薄型電
    磁誘導器。
  3. 【請求項3】 軸方向の寸法が径方向の寸法よりも短い
    偏平な形状の樹脂製のボビンに巻線が装着され、このボ
    ビンの中心孔に、一対のF字形のコア片の中脚部が挿入
    されるとともに、外脚部が前記ボビンの外方で前記巻線
    の径方向の外側に位置し、前記両コアのアーム部が前記
    巻線の径方向に延びて互いに平行に対向しており、前記
    ボビンは軸方向に分割された複数のボビン片を有し、前
    記各コア片が対応する前記各ボビン片にインサート成形
    で装着されている薄型電磁誘導器。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかにおいて、前
    記コア片のアーム部における脚部が形成されていない頂
    面の少なくとも一部分が外部に露出している薄型電磁誘
    導器。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかにおいて、前
    記巻線として、1次巻線と2次巻線が軸方向に離間して
    ボビンに取り付けられ、前記一対のコア片の脚部の対向
    する先端面の間にギャップが形成されている薄型電磁誘
    導器。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記1次巻線と2次
    巻線の結合係数が0.6から0.8の間に設定されてい
    る薄型電磁誘導器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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