JP2001279814A - 木質部材の接合部の補強構造、施工方法及び施工時に用いる接着剤 - Google Patents

木質部材の接合部の補強構造、施工方法及び施工時に用いる接着剤

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JP2001279814A
JP2001279814A JP2000092315A JP2000092315A JP2001279814A JP 2001279814 A JP2001279814 A JP 2001279814A JP 2000092315 A JP2000092315 A JP 2000092315A JP 2000092315 A JP2000092315 A JP 2000092315A JP 2001279814 A JP2001279814 A JP 2001279814A
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joint
fiber sheet
adhesive
building
reinforcing
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JP2000092315A
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Junichi Tezuka
純一 手塚
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J KENCHIKU SYST KK
Kenchiku Syst Kk J
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J KENCHIKU SYST KK
Kenchiku Syst Kk J
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にかつ低コストにて、しかも信頼性高く
木質建築部材同士の接合部の補強を施す。 【解決手段】 基礎1、土台2、柱3、横架材、筋交等
の建築物の躯体を構成する建築部材同士の接合部を介し
て建築部材の表面に接着剤を塗布し、接着剤を塗布した
接着面に靱性に優れた高引張強度を有する繊維をシート
状に形成した繊維シート4を貼り付け、その後、この繊
維シート4の表面に接着剤を塗布することにより、繊維
シート4に接着剤を確実に含浸させて、建築部材と確実
に一体化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物を構成す
る各建築部材同士の接合箇所を補強する木質部材の接合
部の補強構造、施工方法及び施工時に用いる接着剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】地震等により建築物の倒壊は、建築物の
躯体を構成する建築部材自体あるいは建築部材同士の接
合箇所が破損することにより生じており、このため、特
に、既存の木造建築物の耐震・耐久性能の改善が大きな
社会的な問題となっている。このため、近年では、阪神
大震災以来、主要の建築部材及びそれらの接合箇所を、
耐震用の特殊な金物を用いて補強を行っており、特に、
住宅の新築においては、法的にも、耐震・耐久性といっ
た性能が要求されているため、柱の径を太くし、耐久性
の高い樹種を用い、筋交や火打ちに特殊な金物を用いた
り面剛性を高める構造用合板を用い、壁・床などの強度
を高めることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような補強構造にあっては、その補強に用いられる特殊
な金物が大型かつ複雑なものであるため、その取り付け
施工作業に多大な労力を要するという問題があり、特
に、既存の建築物への取り付けには、例えば、間柱、建
材、下地胴縁などの補強材との取り合いに注意を払わな
ければならなかった。しかも、金物と木材及び基礎コン
クリートとの取り合いにおいては、金物の取り付け方法
が複雑となり、施工工事に時間及び労力を要しコストア
ップを招いていた。
【0004】さらに、新築の建築物に用いられた補強金
物は、建築部材のやせによりゆるみが生じたり、過大な
応力による木材の割裂破壊により、補強効果が低下して
しまうという問題があった。また、金物を設置するため
に新たに木材の欠損が生じ、耐力低下、そして、増改築
の場合、既存部分の腐れからくる耐力低下があり、この
ような金物では、補強の用をなさないなどの問題があっ
た。しかも、この種の補強金具の場合、塩害等によって
腐食するという問題もあった。ここで、建築物の建築部
材に繊維を接着して補強する技術が考えられつつある
が、単に繊維を切り込みを入れ折り曲げて張着して貼り
付けただけでは繊維の特性である引張強度、靱性を十分
に生かすことができず、信頼性の高い補強を行うことが
困難であった。従来の補強技術として、公共物の道路、
鉄道の高架橋柱、鉄筋コンクリート造建物の柱、梁、ス
ラブ、壁、トンネル内壁などの補強材として繊維が積極
的に利用されているが、木質系建築物への利用には至っ
ていないのが現状である。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維などの高強
度繊維をシート状に形成した繊維からなる補強材の特性
を生かして、極めて容易にかつ低コストにて補強を施す
ことができる信頼性に優れた木質部材の接合部の補強構
造、施工方法及び施工時に用いる接着剤を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の木質部材の接合部の補強構造は、建
築物の躯体を構成する建築部材同士の接合部に施される
補強構造であって、前記建築部材の表面に、前記接合部
を跨いで、例えば、アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊
維等の高引張強度を有する繊維をシート状に形成した繊
維シートが、接着剤によって接着され、さらに、前記繊
維シートの表面に接着剤が上塗りされていることを特徴
としている。
【0007】このように、基礎、土台、柱、横架材、筋
交等の建築物の躯体を構成する建築部材同士の接合部を
跨いで建築部材の表面に、単に引張強度が高いだけでな
く靱性に優れたアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維な
どからなる繊維シートが接着剤によって貼り付けられて
いるので、これら建築部材同士の接合部を、高強度にか
つ柔軟に補強することができる。これにより、低コスト
にて地震時に互いの建築部材同士が外れるようなことが
なく、耐震性に優れた構造とすることができる。また、
建築部材に貼り付けられた繊維シートの表面に、接着剤
が上塗りされているので、単に接着させただけの構造と
比較して、繊維シートと建築部材との接着強度が大幅に
向上されて一体化が図られ、高強度な補強とされる。
【0008】請求項2記載の木質部材の接合部の補強構
造は、請求項1記載の木質部材の接合部の補強構造にお
いて、前記繊維シートが、複数の接合部に跨って接着さ
れて貼り付けられていることを特徴としている。
【0009】つまり、複数の接合部に跨って繊維シート
が接着されているので、複数の建築部材同士の接合部を
一括して繊維シートによって補強することができる。
【0010】請求項3記載の木質部材の接合部の補強構
造は、請求項1または請求項2記載の木質部材の接合部
の補強構造において、前記繊維シートが、前記接合部の
複数面に接着されて貼り付けられていることを特徴とし
ている。
【0011】すなわち、接合部の複数面に繊維シートが
接着されて固定されているので、接合部における補強強
度をさらに高めることができ、補強の信頼性を大幅に向
上させることができる。
【0012】請求項4記載の木質部材の接合部の補強構
造は、請求項3記載の木質部材の接合部の補強構造にお
いて、一枚の前記繊維シートが、一方の建築部材の外周
へ巻き付けられて、接合部の両面に接着されて貼り付け
られていることを特徴としている。
【0013】このように、接合部の表裏に接着された一
枚の繊維シートが一方の建築部材に巻き付けられている
ので、建築部材同士の接合部における抜け出しが確実に
防止されて、接合部においてさらに信頼性を高めること
ができる。
【0014】請求項5記載の木質部材の接合部の補強構
造は、請求項3記載の木質部材の接合部の補強構造にお
いて、一枚の前記繊維シートが、接合部における互いに
隣接した面にわたって接着されて貼り付けられているこ
とを特徴としている。
【0015】このように、接合部の角部等の互いに隣接
する面に一枚の繊維シートが接着されて貼り付けられて
いるので、建築部材同士の接合部における補強強度をさ
らに高めることができ、補強の信頼性を大幅に向上させ
ることができる。
【0016】請求項6記載の木質部材の接合部の補強構
造は、請求項1〜5のいずれか1項記載の木質部材の接
合部の補強構造において、前記繊維シートの表面側から
接合部を跨いで配設された押さえ板が固定具によって前
記建築部材に固定されていることを特徴としている。
【0017】つまり、繊維シートの表面から、接合部を
跨いで押さえ板が設けられて、建築部材に固定されてい
るので、繊維シートによる補強に加えて、さらに押さえ
板による補強も行うことができ、補強強度をさらに高め
ることができ、補強の信頼性を大幅に向上させることが
できる。
【0018】請求項7記載の施工方法は、建築物の躯体
を構成する建築部材同士の接合部に補強構造を施す施工
方法であって、前記接合部を介して前記建築部材の表面
に、接着剤を塗布し、該接着剤を塗布した接着面に、ア
ラミド繊維をシート状に形成した繊維シートを貼り付
け、その後、前記繊維シートの表面に接着剤を上塗りす
ることを特徴としている。
【0019】このように、建築部材同士の接合部を介し
て建築部材の表面に接着剤を塗布し、この接着剤を塗布
した接着面に靱性に優れたアラミド繊維をシート状に形
成した繊維シートを貼り付け、その後、この繊維シート
の表面に接着剤を上塗りすることにより、繊維シートに
接着剤を確実に含浸させて、建築部材と確実に一体化さ
せることができ、建築部材の接合部を極めて高強度にか
つ柔軟に補強することができる。これにより、地震時に
互いの建築部材同士が外れるようなことがなく、耐震性
に優れた構造とすることができる。また、繊維シートと
接着剤とによって施工するので、補強金具を用いた場合
と比較して、その施工作業を大幅に簡略化させることが
でき、短い作業時間にて、低コストにて高強度な補強を
施すことができる。
【0020】請求項8記載の施工方法は、請求項7記載
の施工方法において、前記繊維シートの接着後に、この
繊維シートの表面から前記接合部を跨いで押さえ板を配
設し、該押さえ板を固定具によって前記建築部材へ固定
することを特徴としている。
【0021】すなわち、繊維シートを接着剤によって建
築部材へ接着して接着剤を上塗りした後に、繊維シート
の表面側から接合部を跨いで押さえ板を固定具によって
固定することにより、繊維シートによる補強に加えて押
さえ板による補強も行われた補強構造を得ることがで
き、躯体の信頼性を大幅に向上させることができる。
【0022】請求項9記載の接着剤は、請求項7または
請求項8記載の施工方法において、前記建築部材の表面
及び前記繊維シートの表面にそれぞれ塗布される接着剤
であって、柔軟な袋と、該袋を二つの収容部に分割する
着脱可能なクリップと、該クリップによって分割された
二つの収容部内にそれぞれ収容された溶剤とを有し、前
記溶剤は、前記クリップを取り外して、二つの収容部同
士を連通させて互いに混合されることにより硬化を開始
する2液性硬化樹脂からなり、前記収容部同士の溶剤を
混合させた後に、前記袋の一部を開口させて、その開口
部から絞り出されて塗布されることを特徴としている。
【0023】つまり、クリップを外して袋の収容部を連
通させた状態にて、袋を握る等によりそれぞれの収容部
に収容させた溶剤を混合させることにより、極めて容易
に、2液性硬化樹脂からなる接着剤の硬化を開始させる
ことができる。そして、その後、袋を開口して接着剤を
絞りして建築部材の表面に、混合されて硬化が開始され
た2液性硬化樹脂からなる接着剤を容易に塗布し、さら
に繊維シートを接着剤によって建築部材の接合部に貼り
付け、その後、繊維シートの表面に再び接着剤を塗布す
る施工作業に用いて極めて好適である。
【0024】ここで、互いに混合させることにより硬化
を開始する2液性硬化樹脂からなる接着剤は、高強度な
接着力を得ることができるが、その混合させる手間を要
するばかりか、2液の溶剤の配分に気を使うが、クリッ
プによって分割された袋の収容部にそれぞれ予め適量を
収容しておくことにより、配分に気を使うことなく、し
かも容易に2液を混合させて硬化を開始させることがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の木質部材の接合部
の補強構造、施工方法及び施工時に用いる接着剤の実施
の形態例を図面を参照して説明する。
【0026】(土台と柱との接合部の補強)図1におい
て、符号1は、布基礎であり、この布基礎1には、その
上面に、土台2が固定され、さらに、この土台2の上面
に、柱3が立設されている。そして、この土台2と柱3
との接合部には、面一とされた表裏の面の一方に接着剤
によって繊維シート4が接着されて貼り付けられてい
る。
【0027】この繊維シート4は、例えば、アラミド繊
維、炭素繊維あるいはガラス繊維等の高引張強度を有す
るとともに靱性に優れた繊維をシート状に形成したもの
で、土台2側及び柱3側に、それぞれ所定寸法(約10
0mm)以上の長さ寸法分貼り付けられている。また、
接着剤によって接着された繊維シート4には、その表面
に、接着剤が上塗りされている。
【0028】次に、この補強構造を施工する場合につい
て説明する。図2において、符号11は、内部に接着剤
が収容されている接着剤収容袋(袋)であり、この接着
剤収容袋11には、その内部に、例えば、エポキシ系接
着剤等の二液性の接着剤の溶剤が収容されている。この
接着剤収容袋11は、例えば、ポリエチレンやビニール
等の柔軟な合成樹脂から形成されている。
【0029】この接着剤収容袋11には、その中間部分
における幅方向に、プラスチック等の合成樹脂から形成
されたクリップ12が設けられており、このクリップ1
2によって、接着剤収容袋11が幅方向にわたって二つ
の収容部13に分割されている。そして、これら収容部
13には、混合されることにより、硬化を開始する2液
性硬化樹脂である溶剤がそれぞれ収容されている。つま
り、上記接着剤収容袋11は、クリップ12によって、
溶剤の2液が混合しないように、分割されている。
【0030】そして、上記の接着剤を用いて補強構造を
施工する場合は、まず、接着剤収容袋11のクリップ1
2をスライドさせることにより取り外す。このようにす
ると、クリップ12によって分割されていた収容部13
同士が繋がった状態とされる。
【0031】この状態において、作業者は、図3に示す
ように、接着剤収容袋11を握る等によりその内部に分
割されていた溶剤同士を混合させる。このようにする
と、これら溶剤からなる接着剤が硬化を開始する。
【0032】2液の溶剤を十分に混合させたら、図4に
示すように、接着剤収容袋11の角部を切り取って開口
させ、この開口部から、混合させた接着剤Sを絞り出
し、柱3及び土台2の繊維シート4を貼り付ける接着面
に満遍なく接着剤Sを塗布し、その後、ローラやゴムへ
らなどを用いて接着剤Sをのばして平滑にする。
【0033】このように、接着面に接着剤Sを十分に塗
布したら、この接着剤Sが塗布された接着面に、繊維シ
ート4を、柱3及び土台2のそれぞれの建築部材に、所
定寸法以上の長さ寸法分が重なるように貼り付けて、繊
維シート4に接着剤Sを含浸させ、その後、さらに、こ
の繊維シート4の表面に接着剤Sを上塗りする。
【0034】そして、このように、接着剤Sによって繊
維シート4を貼り付けることにより、土台2と柱3との
接合部分が靱性に優れた繊維シート4によって極めて高
強度かつ柔軟に補強される。
【0035】そして、この場合も、接着剤Sによって接
合箇所に貼り付けられた靱性に優れた繊維シート4によ
ってその接合箇所が高強度にかつ柔軟に補強され、これ
により、地震時に土台2と柱3とが外れるようなことが
なく、耐震性に優れた構造とすることができる。なお、
上記の例では、土台2と柱3との接合部における一方側
の面だけに繊維シート4を貼り付けたが、繊維シート4
を両面に貼り付けることにより、さらに高強度に補強す
ることができるのは勿論である。
【0036】図5に示すものは、土台2と柱3との接合
部において、その表裏両面に繊維シート4を貼り付けた
もので、さらに、この例では、一枚の繊維シート4を、
土台2の底面に通して、接合箇所の両面に貼り付けてい
る。そして、このように、接合箇所の両面にしかも、土
台2の底面に通して繊維シート4を貼り付けることによ
り、さらに高強度に補強することができる。
【0037】なお、土台2と柱3との接合部における補
強は、図6に示すように、建築物の角部に施工しても良
く、この場合は、角部を介して互いに隣接する2面に一
枚の繊維シート4が貼り付けられている。この場合、出
隅の補強を示しているが、入隅の補強もすることができ
るのは勿論である。
【0038】次に、他の補強構造を順に説明する。 (基礎と土台及び土台と柱との接合部の補強)図7に示
すものは、繊維シート4によって、基礎1と土台2との
接合部及び土台2と柱3との接合部を一括して補強した
もので、図8に示すものは、その角部を一枚の繊維シー
ト4によって補強したものである。
【0039】図に示すように、繊維シート4は、基礎1
から土台2を介して柱3まで貼り付けられている。そし
て、この場合も、接着剤Sによって接合箇所に貼り付け
られた靱性に優れた繊維シート4によってその接合箇所
が基礎1を含めた一体補強となり、耐震性が増し、高強
度にかつ柔軟に補強され、耐震性に優れた構造とするこ
とができる。
【0040】(柱と梁、胴差、桁等の横架材との接合部
の補強)図9に示すものは、繊維シート4によって、柱
3と横架材5との接合部を補強したもので、図10に示
すものは、一枚の繊維シート4を横架材5の上面を通し
て接合箇所の両面に貼り付けたもので、さらに、図11
に示すものは、その角部を一枚の繊維シート4によって
補強したものである。そして、この場合も、接着剤Sに
よって接合箇所に貼り付けられた靱性に優れた繊維シー
ト4によってその接合箇所が高強度にかつ柔軟に補強さ
れ、耐震性に優れた構造とすることができる。
【0041】(上下階の間における柱と梁、胴差、桁等
の横架材との接合部の補強)図12に示すものは、繊維
シート4によって、上下階の柱3と横架材5との接合部
を補強したもので、図13に示すものは、その角部を一
枚の繊維シート4によって補強したものである。そし
て、この場合も、接着剤Sによって接合箇所に貼り付け
られた靱性に優れた繊維シート4によってその接合箇所
が高強度にかつ柔軟に補強され、耐震性に優れた構造と
することができる。
【0042】(土台、梁、胴差等の横架材同士の接合部
の補強)図14に示すものは、土台、梁、胴差等の横架
材5同士の接合部(継手)における側面に繊維シート4
が貼り付けられて補強されたもので、特に、図15に示
すものは、梁からなる横架材5同士の継手である接合部
を補強したものである。そして、この場合も、接着剤S
によって接合箇所に貼り付けられた靱性に優れた繊維シ
ート4によってその接合箇所が高強度にかつ柔軟に補強
され、耐震性に優れかつ曲げ強度に優れた構造とするこ
とができる。この場合は、側面の補強を示しているが、
両側面及び上下面を補強することができるのは勿論であ
る。なお、この接合部の構造としては、かま継ぎとさ
れ、上方側は、ほぞ21、溝22を有するほぞ溝嵌合と
されているが、その他の継手に補強することができるの
は勿論である。
【0043】(筋交の接合部における補強)図16に示
すものは、繊維シート4によって、筋交6の接合部を補
強したものである。ここで、この筋交6は、上下階の柱
3と横架材5との接合部における上階の柱3と横架材5
との隅部に接合されており、繊維シート4は、筋交6の
表面から柱3と横架材5との接合箇所の表面にわたって
貼り付けられている。また、ここでは、繊維シート4
が、上下階の柱3と横架材5との接合部にも貼り付けら
れて、この接合部の補強も施されている。
【0044】そして、この場合も、接着剤Sによって接
合箇所に貼り付けられた靱性に優れた繊維シート4によ
ってその接合箇所が高強度にかつ柔軟に補強され、耐震
性に優れた構造とすることができる。
【0045】(柱と梁、胴差、土台等の横架材との接合
部における隅部の補強)図17に示すものは、繊維シー
ト4によって、上下階の柱3と横架材5との接合部にお
ける隅部を補強したものである。ここで、繊維シート4
は、接合部における隅部に沿って接着剤Sによって貼り
付けられており、さらに、隅部には、繊維シート4の上
からL型形状の押さえ板23が、釘、ネジ釘等の固定具
によって固定されている。そして、この場合も、接着剤
Sによって接合箇所に貼り付けられた靱性に優れた繊維
シート4によってその接合箇所における隅部が高強度に
かつ柔軟に補強され、さらには、押さえ金具23による
補強も加わり、耐震性に優れた構造とすることができ
る。さらに、横架材5側に取り付く押さえ金具23を巻
き込む、つまり、押さえ金具23の上部から押さえ金具
23に交差させるように横架材5に巻き付けるように
(図17中破線にて示す)、さらに一枚の繊維シート4
で補強することも可能であり、このようにすると、特
に、大きな引き抜き力が加わる柱に適した補強とするこ
とができる。なお、この場合は、上下階の柱と横かざい
5との接合部における隅部を示しているが、柱頭と横架
材5あるいは横架材5同士の隅部など全てに対して同様
の補強を施すことができるのは勿論である。
【0046】以上、説明したように、上記の補強構造に
よれば、基礎1、土台2、柱3、横架材5、筋交6等の
建築物の躯体を構成する建築部材同士の接合部を跨いで
建築部材の表面に、単に強度が高いだけでなく靱性に優
れたアラミド繊維からなる繊維シート4が接着剤Sによ
って貼り付けられているので、これら建築部材同士の接
合部を、高強度にかつ柔軟に補強することができる。こ
れにより、低コストにて地震時に互いの建築部材同士が
外れるようなことがなく、耐震性に優れた構造とするこ
とができる。
【0047】また、建築部材に貼り付けられた繊維シー
ト4の表面に、接着剤Sが上塗りされているので、単に
接着させただけの構造と比較して、繊維シート4と建築
部材との接着強度が大幅に向上されて一体化が図られ、
高強度な補強とされる。
【0048】しかも、複数の接合部に跨って繊維シート
4を接着させることにより(図7、図8、図12、図1
3参照)、複数の建築部材同士の接合部を一括して繊維
シート4によって補強することができる。
【0049】さらには、接合部の表裏面や角部を介した
互いに隣接する面に一枚の繊維シート4を接着させて固
定させることにより(図5、図6、図8、図10、図1
1、図13参照)、接合部における補強強度をさらに高
めることができ、補強の信頼性を大幅に向上させること
ができる。
【0050】特に、接合部の表裏に接着させた一枚の繊
維シート4を一方の建築部材に巻き付けることにより
(図5、図10参照)、建築部材同士の接合部における
抜け出しが確実に防止されて、接合部においてさらに信
頼性を高めることができる。
【0051】また、繊維シート4の表面から、接合部を
跨いで押さえ板23を固定具によって建築部材に固定す
ることにより(図17参照)、繊維シート4による補強
に加えて、さらに押さえ板23による補強も行うことが
でき、補強強度をさらに高めることができ、補強の信頼
性を大幅に向上させることができる。
【0052】また、このような補強構造を施工する施工
方法によれば、建築部材同士の接合部を介して建築部材
の表面に接着剤Sを塗布し、この接着剤Sを塗布した接
着面に靱性に優れたアラミド繊維をシート状に形成した
繊維シート4を貼り付け、その後、この繊維シート4の
表面に接着剤Sを塗布することにより、繊維シート4に
接着剤Sを確実に含浸させて、建築部材と確実に一体化
させることができ、建築部材の接合部を極めて高強度に
かつ柔軟に補強することができる。これにより、地震時
に互いの建築部材同士が外れるようなことがなく、耐震
性に優れた上記構造の補強構造を施すことができる。
【0053】また、繊維シート4と接着剤Sとによって
施工するので、補強金具を用いた場合と比較して、その
施工作業を大幅に簡略化させることができ、短い作業時
間にて、低コストにて高強度な補強を施すことができ
る。
【0054】さらに、施工時に用いる接着剤Sによれ
ば、クリップ12を外して袋11の収容部13を連通さ
せた状態にて、袋11を握る等によりそれぞれの収容部
13に収容させた溶剤を混合させることにより、極めて
容易に、2液性硬化樹脂からなる接着剤Sの硬化を開始
させることができる。
【0055】そして、その後、袋11を開口して接着剤
Sを絞りして建築部材の表面に、混合されて硬化が開始
された2液性硬化樹脂からなる接着剤Sを容易に塗布
し、さらに、繊維シート4を接着剤によって建築部材の
接合部に貼り付け、その後、繊維シート4の表面に再び
接着剤Sを塗布する施工作業に用いて極めて好適であ
る。
【0056】ここで、互いに混合させることにより硬化
を開始する2液性硬化樹脂からなる接着剤Sは、高強度
な接着力を得ることができるが、その混合させる手間を
要するばかりか、2液の溶剤の配分に気を使うが、クリ
ップ12によって分割された袋11の収容部13にそれ
ぞれ予め適量を収容しておくことにより、配分に気を使
うことなく、しかも容易に2液を混合させて硬化を開始
させることができる。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の木質部
材の接合部の補強構造、施工方法及び施工時に用いる接
着剤によれば、下記の効果を得ることができる。請求項
1記載の木質部材の接合部の補強構造によれば、基礎、
土台、柱、横架材、筋交等の建築物の躯体を構成する建
築部材同士の接合部を跨いで建築部材の表面に、単に引
張強度が高いだけでなく靱性に優れたアラミド繊維、炭
素繊維、ガラス繊維などからなる繊維シートが接着剤に
よって貼り付けられているので、これら建築部材同士の
接合部を、高強度にかつ柔軟に補強することができる。
これにより、低コストにて地震時に互いの建築部材同士
が外れるようなことがなく、耐震性に優れた構造とする
ことができる。また、建築部材に貼り付けられた繊維シ
ートの表面に、接着剤が上塗りされているので、単に接
着させただけの構造と比較して、繊維シートと建築部材
との接着強度が大幅に向上されて一体化が図られ、高強
度な補強とされる。
【0058】請求項2記載の木質部材の接合部の補強構
造によれば、複数の接合部に跨って繊維シートが接着さ
れているので、複数の建築部材同士の接合部を一括して
繊維シートによって補強することができる。
【0059】請求項3記載の木質部材の接合部の補強構
造によれば、接合部の複数面に繊維シートが接着されて
固定されているので、接合部における補強強度をさらに
高めることができ、補強の信頼性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0060】請求項4記載の木質部材の接合部の補強構
造によれば、接合部の表裏に接着された一枚の繊維シー
トが一方の建築部材に巻き付けられているので、建築部
材同士の接合部における抜け出しが確実に防止されて、
接合部においてさらに信頼性を高めることができる。
【0061】請求項5記載の木質部材の接合部の補強構
造によれば、接合部の角部等の互いに隣接する面に一枚
の繊維シートが接着されて貼り付けられているので、建
築部材同士の接合部における補強強度をさらに高めるこ
とができ、補強の信頼性を大幅に向上させることができ
る。
【0062】請求項6記載の木質部材の接合部の補強構
造によれば、繊維シートの表面から、接合部を跨いで押
さえ板が設けられて、建築部材に固定されているので、
繊維シートによる補強に加えて、さらに押さえ板による
補強も行うことができ、補強強度をさらに高めることが
でき、補強の信頼性を大幅に向上させることができる。
【0063】請求項7記載の接合部の施工方法によれ
ば、建築部材同士の接合部を介して建築部材の表面に接
着剤を塗布し、この接着剤を塗布した接着面に靱性に優
れたアラミド繊維をシート状に形成した繊維シートを貼
り付け、その後、この繊維シートの表面に接着剤を塗布
することにより、繊維シートに接着剤を確実に含浸させ
て、建築部材と確実に一体化させることができ、建築部
材の接合部を極めて高強度にかつ柔軟に補強することが
できる。これにより、地震時に互いの建築部材同士が外
れるようなことがなく、耐震性に優れた構造とすること
ができる。また、繊維シートと接着剤とによって施工す
るので、補強金具を用いた場合と比較して、その施工作
業を大幅に簡略化させることができ、短い作業時間に
て、低コストにて高強度な補強を施すことができる。
【0064】請求項8記載の施工方法によれば、繊維シ
ートを接着剤によって建築部材へ接着して接着剤を上塗
りした後に、繊維シートの表面側から接合部を跨いで押
さえ板を固定具によって固定することにより、繊維シー
トによる補強に加えて押さえ板による補強も行われた補
強構造を得ることができ、躯体の信頼性を大幅に向上さ
せることができる。
【0065】請求項9記載の接着剤によれば、クリップ
を外して袋の収容部を連通させた状態にて、袋を握る等
によりそれぞれの収容部に収容させた溶剤を混合させる
ことにより、極めて容易に、2液性硬化樹脂からなる接
着剤の硬化を開始させることができる。そして、その
後、袋を開口して接着剤を絞りして建築部材の表面に、
混合されて硬化が開始された2液性硬化樹脂からなる接
着剤を容易に塗布し、さらに繊維シートを接着剤によっ
て建築部材の接合部に貼り付け、その後、繊維シートの
表面に再び接着剤を塗布する施工作業に用いて極めて好
適である。
【0066】ここで、互いに混合させることにより硬化
を開始する2液性硬化樹脂からなる接着剤は、高強度な
接着力を得ることができるが、その混合させる手間を要
するばかりか、2液の溶剤の配分に気を使うが、クリッ
プによって分割された袋の収容部にそれぞれ予め適量を
収容しておくことにより、配分に気を使うことなく、し
かも容易に2液を混合させて硬化を開始させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造を説明する接合部の斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造の施工方法及び施工時に用いる接着剤を説明する
接着剤の斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造の施工方法を説明する接着剤の斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造の施工方法を説明する接合部及び接着剤の斜視図
である。
【図5】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造を説明する接合部の斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図7】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図9】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の補
強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の
補強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図11】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の
補強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図12】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の
補強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図13】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の
補強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図14】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の
補強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図15】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の
補強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図16】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の
補強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【図17】 本発明の実施の形態の木質部材の接合部の
補強構造を説明する他の接合部の斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎(建築部材) 2 土台(建築部材) 3 柱(建築部材) 4 繊維シート 5 横架材(建築部材) 6 筋交(建築部材) 11 接着剤収容袋(袋) 12 クリップ 13 収容部 23 押さえ板 S 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DG01 DH39 EA09 FA01 FA02 FA21 FA71 GA12 GA24 GA63 HA33 HC01 JA22 JA29 LA04 2E125 AA03 AA13 AA32 AB12 AC23 AG20 BB03 BB37 BC06 BD03 BD04 BE02 BF01 CA81 EA14 EA17 2E176 AA09 BB29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の躯体を構成する建築部材同士の
    接合部に施される補強構造であって、 前記建築部材の表面に、前記接合部を跨いで、高引張強
    度を有する繊維をシート状に形成した繊維シートが、接
    着剤によって接着され、さらに、前記繊維シートの表面
    に接着剤が上塗りされていることを特徴とする木質部材
    の接合部の補強構造。
  2. 【請求項2】 前記繊維シートが、複数の接合部に跨っ
    て接着されて貼り付けられていることを特徴とする請求
    項1記載の木質部材の接合部の補強構造。
  3. 【請求項3】 前記繊維シートが、前記接合部の複数面
    に接着されて貼り付けられていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の木質部材の接合部の補強構
    造。
  4. 【請求項4】 一枚の前記繊維シートが、一方の建築部
    材の外周へ巻き付けられて、接合部の両面に接着されて
    貼り付けられていることを特徴とする請求項3記載の木
    質部材の接合部の補強構造。
  5. 【請求項5】 一枚の前記繊維シートが、接合部におけ
    る互いに隣接した面にわたって接着されて貼り付けられ
    ていることを特徴とする請求項3記載の木質部材の接合
    部の補強構造。
  6. 【請求項6】 前記繊維シートの表面側から接合部を跨
    いで配設された押さえ板が固定具によって前記建築部材
    に固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項記載の木質部材の接合部の補強構造。
  7. 【請求項7】 建築物の躯体を構成する建築部材同士の
    接合部に補強構造を施す施工方法であって、 前記接合部を介して前記建築部材の表面に、接着剤を塗
    布し、該接着剤を塗布した接着面に、アラミド繊維をシ
    ート状に形成した繊維シートを貼り付け、その後、前記
    繊維シートの表面に接着剤を上塗りすることを特徴とす
    る施工方法。
  8. 【請求項8】 前記繊維シートの接着後に、この繊維シ
    ートの表面から前記接合部を跨いで押さえ板を配設し、
    該押さえ板を固定具によって前記建築部材へ固定するこ
    とを特徴とする請求項7記載の施工方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の施工方法
    において、前記建築部材の表面及び前記繊維シートの表
    面にそれぞれ塗布される接着剤であって、 柔軟な袋と、該袋を二つの収容部に分割する着脱可能な
    クリップと、該クリップによって分割された二つの収容
    部内にそれぞれ収容された溶剤とを有し、前記溶剤は、
    前記クリップを取り外して、二つの収容部同士を連通さ
    せて互いに混合されることにより硬化を開始する2液性
    硬化樹脂からなり、前記収容部同士の溶剤を混合させた
    後に、前記袋の一部を開口させて、その開口部から絞り
    出されて塗布されることを特徴とする接着剤。
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