JP2001272520A - カラーフィルタ着色装置 - Google Patents

カラーフィルタ着色装置

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JP2001272520A
JP2001272520A JP2000084617A JP2000084617A JP2001272520A JP 2001272520 A JP2001272520 A JP 2001272520A JP 2000084617 A JP2000084617 A JP 2000084617A JP 2000084617 A JP2000084617 A JP 2000084617A JP 2001272520 A JP2001272520 A JP 2001272520A
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substrate
mounting table
color filter
coloring
substrate mounting
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JP2000084617A
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English (en)
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Masaaki Nonaka
賢明 野中
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板を基板載置台上に供給する際及び該基板載
置台上から搬出する際に、基板に瑕疵の発生がなく、信
頼性の高いカラーフィルタ着色装置を提供する。 【解決手段】インク滴をノズルから吐出する1つ以上の
インクジェットヘッド120と、該インクジェットヘッ
ド120から吐出されるインク滴により着色されるカラ
ーフィルタ用基板1を載置する基板載置台140と、前
記インクジェットヘッド120と前記基板載置台140
との位置を相対的に移動させる相対移動手段とを備えた
カラーフィルタ着色装置100において、基板1を前記
基板載置台140上に自動受納し、且つ該基板載置台1
40上から自動排出する基板受納排出手段160を該基
板載置台140に設けたことを特徴とするカラーフィル
タ着色装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルタ着色
装置に関し、詳しくは、基板を基板載置台上に搬入する
際及び該基板載置台上から搬出する際の瑕疵の発生をな
くし、信頼性を向上させたカラーフィルタ着色装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターの急速
な発達に伴い、カラー液晶ディスプレイの需要が増加す
る傾向にある。同時に装置のコストダウンも要求され、
とりわけカラー液晶ディスプレイにおいてコスト的に比
重の高いカラーフィルタのコストダウンの要求が高まっ
ている。
【0003】カラー液晶ディスプレイに使用されるカラ
ーフィルタは、ブルー(B)、グリーン(G)、レッド
(R)の各色のフィルタにより各画素を形成し、それら
3色の画素を適当に配列して作製される。一つの画素が
形成するセルの大きさは、60〜100μm×180〜
300μm程度であり、各画素セル(フィルタエレメン
ト)は表面反射を防ぐために基板上に設けられた高さ1
〜2μmの黒い隔壁(ブラックマトリックス)により囲
まれている。
【0004】かかるカラーフィルタを製造するために
は、従来から、染色法、顔料分散法、電着法、印刷法等
の種々の製造法が提案されているが、いずれもB、G、
Rの3色を着色するために同一工程を3回繰り返す必要
があり、工程数が多く、それだけ歩留まりも低下し、コ
スト増となる等の問題を有しており、低コストで高品位
な満足のいくカラーフィルタを製造し得るには至ってい
ない。そこで、これら製造法の欠点を補うべく、近時、
インクジェット方式を用いた製造法が提案されている。
【0005】インクジェット方式を用いた製造法は、イ
ンクジェットヘッドのノズルからB、G、Rの各色を基
板上に吐出させて着色層を形成する。この方法によれ
ば、必要な場所に必要な量のインクを必要な時に付着さ
せることができるので、インクが無駄にならず、また、
B、G、Rの各着色層を同時に形成できるので、製造プ
ロセスが短縮化され、大幅なコストダウンが可能になる
ため、上記従来方法に代わる新たな製造方法として注目
されている。
【0006】インクジェット方式に用いられるカラーフ
ィルタの着色装置は、1つ以上(通常B、G、Rの3つ
以上)のインクジェットヘッドとカラーフィルタ用基板
を載置する基板載置台との位置をXY方向に相対的に移
動させることにより、ブラックマトリックスが形成され
た基板に向けて、インクジェットヘッドのノズルから格
子状のフィルタエレメント内にインク滴を次々に吐出さ
せるようになっている。
【0007】カラーフィルタの一層のコストダウン化を
図るためには、如何に効率良く製造するかが重要であ
り、このためインクジェット方式を用いた製造方法にお
いても、製造工程を自動化させて工程時間の短縮化を図
ることが望まれ、従来では、ベルトコンベアを用いて基
板を着色装置に搬入させたり(特開平1−217302
号)、ロボットの操作により基板を着色装置の基板載置
台上に搬入させたり(特開平9−62371号、特開平
10−268127号)することにより、上記の要望を
満足するように努めている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カラーフィルタを形成
するための基板には一般にガラス基板が用いられている
が、基板は薄膜状であるため、その取り扱いは慎重に行
われなくてはならず、特に、ベルトコンベア等を用いて
基板を着色装置の基板載置台上に搬入する際及び該基板
載置台上から搬出する際に、基板に搬送スベリ痕が付く
等の瑕疵の発生が懸念される。とりわけ、基板が大型の
ものになると、かかる問題は一層顕著である。
【0009】しかし、上記従来の技術では、基板をベル
トコンベアやロボットを用いて搬送することが開示され
ているだけで、着色前の基板を着色装置の基板載置台上
に搬入する際及び着色済みの基板を基板載置台上から搬
出する際に懸念される基板の瑕疵の発生について何ら対
策が講じられていない。
【0010】そこで、本発明は、基板を基板載置台上に
供給する際及び該基板載置台上から搬出する際に、基板
に瑕疵の発生がなく、信頼性の高いカラーフィルタ着色
装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、インク滴をノズルから吐出する1つ
以上のインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッ
ドから吐出されるインク滴により着色されるカラーフィ
ルタ用基板を載置する基板載置台と、前記インクジェッ
トヘッドと前記基板載置台との位置を相対的に移動させ
る相対移動手段とを備えたカラーフィルタ着色装置にお
いて、基板を前記基板載置台上に自動受納し、且つ該基
板載置台上から自動排出する基板受納排出手段を該基板
載置台に設けたことを特徴とするカラーフィルタ着色装
置である。
【0012】請求項2記載の発明は、前記基板受納排出
手段は、基板載置台表面から突出可能な3ケ以上のリフ
トピンによる基板押し上げ機構からなることを特徴とす
る請求項1記載のカラーフィルタ着色装置である。
【0013】請求項3記載の発明は、前記基板受納排出
手段は、基板載置台表面から突出可能な複数の回転体の
回転により基板を搬送させる基板搬送機構からなること
を特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ着色装置で
ある。
【0014】請求項4記載の発明は、前記相対移動手段
により前記インクジェットヘッドからのインクが前記基
板上に格子状に設けられたフィルタエレメント内に吐出
着色せしめるよう前記基板の水平方向の角度を回転調整
する基板回転調整手段を備えたことを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載のカラーフィルタ着色装置であ
る。
【0015】請求項5記載の発明は、前記基板載置台は
前記インクジェットノズル面と平行であり、前記基板を
前記基板載置台上に密着支持させる基板密着手段を備え
たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカ
ラーフィルタ着色装置である。
【0016】 〔発明の詳細な説明〕以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明に係るカラーフィルタ着色
装置の一実施形態を示す構成概要図である。
【0018】図1において、100はカラーフィルタ着
色装置、1はカラーフィルタを形成するためのカラーフ
ィルタ用基板である。このカラーフィルタ用基板1とし
ては、一般にガラス基板が用いられるが、液晶用カラー
フィルタとして必要とされる特性、例えば透明性、平滑
性、機械的強度等の諸特性を満足するものであれば、必
ずしもガラス基板に限定されない。
【0019】また、110は装置架台、120はインク
ジェットヘッド、130はインクジェットヘッド120
が移動するX軸ガイドレール、140は基板1を載置す
る基板載置台、150は基板載置台140が移動するY
軸ガイドレールである。
【0020】インクジェットヘッド120は、図示しな
いインク供給機構から供給されるインクをノズルからイ
ンク滴として吐出させ、基板1表面のブラックマトリッ
クスにより囲まれた格子状のフィルタエレメント内に付
着させて着色層を形成するものであり、装置架台110
上方に横架されたX軸ガイドレール130に、インク滴
を吐出するノズルを下方に向けて取付けられており、該
X軸ガイドレール130に沿って図示しない駆動機構に
よりX方向に移動しながらインク滴を吐出するようにな
っている。
【0021】このインクジェットヘッド120は、通
常、カラーフィルタを構成するB、G、Rの3色に対応
した3つのヘッド有するが、いずれか1つのヘッドを有
するものでもよい。また、着色工程の時間短縮を図るた
めに、4つ以上のヘッドを有するものであってもよく、
ヘッドの数は1つ以上であれば任意である。更に、イン
クジェットヘッド120にはインクの目詰まりを回復さ
せる機能を備え、一定間隔毎に目詰まりの回復動作を行
うようにしてもよい。
【0022】基板載置台140は、装置架台110上に
おいて上記X軸ガイドレール130と直交する方向に沿
って設けられたY軸ガイドレール150に取付けられ、
該Y軸ガイドレール150に沿って図示しない駆動機構
によりY方向に移動するようになっている。従って、X
軸ガイドレール130とY軸ガイドレール150は、イ
ンクジェットヘッド120と基板載置台14とを互いに
直交する方向に相対的に移動させる相対移動手段を構成
している。
【0023】上記基板載置台140は、その上面がイン
クジェットヘッド120のノズル面と平行に配置されて
おり、Y方向の端部における基板受納排出位置(装置架
台110上の図示右端位置)において、搬送されてきた
基板1を自動的に受け取り、その上に載置する。この基
板1を受け取る際の基板載置台140には、基板1に瑕
疵の発生なく自動的に受納及び排出できるようにするた
め、基板受納排出手段が設けられる。
【0024】なお、本明細書において、基板の「受納」
とは、基板載置台上に搬入された基板を該基板載置台上
に密接した載置状態とすることをいい、基板の「排出」
とは、基板載置台上に載置されている基板が搬出のため
に該基板載置台上から離れて密接した載置状態が解除さ
れることをいう。
【0025】図1では、基板受納排出手段が、基板載置
台140表面から突出可能な4ケのリフトピン160に
よる基板押し上げ機構からなる場合を示している。各リ
フトピン160は、上昇動作することにより基板載置台
140表面から突出して、その先端で基板1を押し上げ
て該基板1を基板載置台140上から自動的に排出し
(図2(a))、下降動作することにより基板載置台1
40内に没入して、リフトピン160で押し上げられて
いた基板1が基板載置台140の上面に載置されて基板
1を基板載置台140上に自動的に受納する(図2
(b))。
【0026】各リフトピン160の上昇により基板載置
台140表面と各リフトピン160によって押し上げら
れた基板1との間に後述する基板搬送ロボット200の
アーム210が侵入するに十分なスペースを形成し得る
ようにするため、少なくとも基板搬送ロボット200の
アーム210が侵入する側のリフトピン160は、アー
ム210が侵入し得るだけの間隔をあけて設けられてい
る。
【0027】また、各リフトピン160は、上記基板搬
送ロボット200のアーム210が侵入し得るように、
基板載置台140上から5mm以上、好ましくは10m
m以上の突出高さを有している。
【0028】リフトピン160の昇降動作は、図示しな
いが、各リフトピン160を固定している基盤の下面側
に偏芯カムを当接させ、ステッピングモータの駆動によ
り偏芯カムを回転させることにより、全てのリフトピン
160を同時に昇降動作させるようにしたり、また、油
圧又は空気圧を利用したリフト機構を用いて各リフトピ
ン160を同時に昇降動作させるようにすることができ
る。
【0029】基板1が当接するリフトピン160の先端
は、基板1との接触面積を小さくするために、曲面状に
形成されることが好ましく、基板1に対する損傷を防止
するために、軟質合成樹脂やゴム等の軟質部材により少
なくとも被覆されることが更に好ましい。
【0030】リフトピン160の数は、基板1をその下
面から支持して昇降させることができるように3ケ以上
必要であるが、基板1を安定して支持することができる
ようにするため、4ケ以上あることが好ましい。
【0031】また、基板載置台140には、図3に示す
ように、基板1の水平方向の角度θを回転調整するため
の基板回転調整手段140aを備えており、前記相対移
動手段によってインクジェットヘッド120及び基板載
置台14を相対的に移動させながらインクジェットヘッ
ド120からのインク滴を基板1上に格子状に設けられ
たフィルタエレメント内に吐出させた際に適正な位置に
着色せしめるよう、基板1上に格子状に設けられたフィ
ルタエレメントの縦列がX方向と直交するように基板1
の水平方向の角度を調整する。
【0032】基板1の水平方向の角度を調整するには、
基板載置台140上に載置される基板1のみを回転調整
させるようにしてもよいが、本実施形態に示すように、
基板載置台140を基板回転調整手段140aによって
Y軸ガイドレール150に取り付け、該基板回転調整手
段140aの駆動によって基板載置台14自体を回転調
整可能とすることが好ましい。
【0033】また、基板載置台140には、リフトピン
160の下降動作によって基板載置台140上に載置さ
れた基板1に対してインクジェットヘッド120による
着色作業を行っている間中、基板1を基板載置台140
上でずれることなく載置しておくことができるようにす
るための基板密着手段を備えている。
【0034】この基板密着手段としては、基板1の下面
側を吸引して基板載置台140上面に密着させる真空吸
着手段や、基板載置台140上面に、例えば軟質塩化ビ
ニル系樹脂等からなる自己粘着性プラスチックシートを
貼設して、該シートの粘着性を利用して基板1を基板載
置台140上面に密着させる手段、等を採用することが
できるが、なかでも、基板1を確実に基板載置台140
上に密着させることができると共に基板1自体に密着の
ための機械的な外力を直接及ぼすことがなく、基板1の
排出時には密着状態を速やかに解除して排出できるよう
にするため、真空吸着手段を採用することが好ましい。
【0035】本実施形態に用いられる真空吸着手段は、
図1に示すように、基板載置台140表面に適宜数開穿
された直径2mm程度の真空吸着用の孔170から、図
示しない吸引ポンプを駆動させて空気を吸引することに
より、基板1を基板載置台140上面に吸着させ密着さ
せるようにしている。この真空吸着手段は、リフトピン
160の昇降動作に連動させ、リフトピン160が下降
して基板1が基板載置台140上に載置された時に吸引
を開始して基板1を該基板載置台140上に密着させ、
着色作業終了後、リフトピン160が上昇する直前に吸
引を終了させて、基板1がリフトピン160の上昇動作
により基板載置台140上から速やかに排出されるよう
にする。
【0036】図1において200は基板搬送ロボットで
あり、カラーフィルタ着色装置100への基板1の搬入
及び搬出は、この基板搬送ロボット200により自動的
に行われる。基板搬送ロボット200は、カラーフィル
タ着色装置100の基板受納排出位置側に配置されてお
り、上部に水平方向に回動可能及び垂直方向に昇降可能
で、且つ前後に伸縮可能なアーム210を備えている。
アーム210には真空吸着手段を備え、このアーム21
0に基板1の下面を吸着支持して搬送するようにするこ
とが好ましい。本実施形態では円筒座標系のロボットを
使用しているが、他の方式のロボットを用いてもよい。
【0037】この基板搬送ロボット200による基板1
の搬入及び搬出は、カラーフィルタの製造ラインにカラ
ーフィルタ着色装置100を組み入れ、搬送ライン(図
示せず)を搬送されてくる着色前の基板を、該基板搬送
ロボット200によってカラーフィルタ着色装置100
に搬入し、着色済みの基板を該着色装置100から搬出
して同一の搬送ライン又は別の搬送ラインに戻すように
したり、着色前の基板を多段状に収容した収容棚(図示
せず)から該基板搬送ロボット200によって1枚ずつ
取り出してカラーフィルタ着色装置100に搬入し、着
色後の基板を該着色装置100から再度同じ収容棚又は
別の収容棚に搬出するようにすることができるが、カラ
ーフィルタの一連の製造工程を自動化、高速化させる観
点から、前者の態様が好ましい。
【0038】次に、かかるカラーフィルタ着色装置10
0の動作を、基板搬送ロボット200により搬送ライン
(図示せず)から基板1を搬入及び搬出させる場合につ
いて説明する。以下に説明する動作は、カラーフィルタ
着色装置100、基板搬送ロボット200及び基板を搬
送する搬送ラインを統括して制御する制御装置(図示せ
ず)によって制御される。
【0039】まず、初期の状態では、カラーフィルタ着
色装置100の基板載置台140がY方向端部の基板受
納排出位置に位置し、基板搬送ロボット200のアーム
210に載せられて搬送されてきた基板1を受納すべ
く、基板載置台140に設けられたリフトピン160
を、基板搬送ロボット200のアーム210が侵入する
のに十分な高さまで上昇させて待機する。
【0040】基板搬送ロボット200のアーム210に
載せられて基板載置台140上方まで搬入されてきた基
板1が、該アーム210の下降により基板載置台140
上のリフトピン160先端に接触し、更にアーム210
が下降することにより、基板1がアーム210上から離
れてリフトピン160によって支持されるようになる
と、アーム210が基板載置台14と基板1との間から
退出し、そのアーム210の退出動作完了に連動してリ
フトピン160を下降させる。これにより基板1は基板
載置台140上に載置され、自動的に受納される。更に
リフトピン160の下降完了に連動して孔170から吸
引を開始することにより基板1は基板載置台140上に
吸着されて密着する。
【0041】次いで、基板載置台140上に密着状に載
置された基板1を、マークや基板切り欠き等の位置決め
手段により位置を把握して、該基板1上に格子状に設け
られたフィルタエレメントの縦列がX方向と直交するよ
うに基板回転調整手段140aを駆動させることによっ
て、基板載置台140の水平方向の角度θが調整され、
インクジェットヘッド120による着色動作が開始され
る。
【0042】インクジェットヘッド120は、角度調整
された基板1上のフィルタエレメントの開口位置にノズ
ルが合致するように、X軸ガイドレール130に沿って
X方向に移動し、続いて基板載置台140がY軸ガイド
レール150に沿って移動し、基板1がY方向に移動す
るタイミングに合わせるようにノズルからインク滴が吐
出制御され、基板1上に対してY方向に着色していく。
Y方向の最初の列の着色が終了すると、次いでインクジ
ェットヘッド120はX方向に移動し、Y方向の次の列
の着色が開始され、更にX方向のインクジェットヘッド
120の移動、Y方向の基板載置台140の移動及びイ
ンク滴の吐出制御を所定数繰り返すことにより、基板1
全面に亘る着色作業が終了する。
【0043】なお、以上の着色作業は、基板上に、該基
板の縦列(Y方向)に沿ってB、G、Rの各色が列状に
着色される場合であるが、基板上に着色されるB、G、
Rの配列パターンはこれに限定されず、基板の横列(X
方向)に沿ってB、G、Rの各色が列状に着色されるよ
うに配列されてもよいし、また、例えば各色が千鳥状に
配色されるようにしてもよく、インクジェットヘッドと
基板載置台の位置を相対的に移動させることにより、任
意の配列及び配色パターンの着色を行うことができる。
【0044】着色作業が終了すると、基板載置台140
はY方向に移動して基板受納排出位置まで復帰し、その
復帰動作完了に連動して真空吸着用の孔170からの基
板1の吸着を解除する。次いで、基板1の吸着解除動作
に連動してリフトピン160を上昇させ、基板1を基板
載置台140上面から押し上げ、同時に、基板載置台1
40と基板1との間に基板搬送ロボット200のアーム
210の侵入スペースを形成して待機する。これにより
基板1は基板載置台140上から自動的に排出される。
基板搬送ロボット200は、上記侵入スペースにアーム
210を侵入させ、アーム210を上昇させて該アーム
210上面に基板1を載置させ、カラーフィルタ着色装
置100から基板1を搬出する。
【0045】カラーフィルタ着色装置100からの基板
1の搬出終了後は、基板載置台140を基板受納排出位
置において次の基板1を自動的に受納するべく、吸着を
解除状態にし、リフトピン160を上昇させた状態で待
機する。
【0046】このカラーフィルタ着色装置100によれ
ば、リフトピン160からなる基板受納排出手段によっ
て、基板載置台140と基板1との間に基板搬送ロボッ
ト200のアーム210が侵入するのに十分なスペース
を形成することができ、そのリフトピン160の昇降動
作により基板載置台140上への基板1の受納及び基板
載置台140上からの基板1の排出を自動で行うことが
できるので、基板搬送ロボット200による基板1の自
動搬入及び搬出作業が円滑に行われ、工程の完全自動化
により単位時間当たりの製造速度を向上させることがで
き、工程時間の短縮化を図ることができると共に、大型
の基板1であっても、基板載置台14上に搬入された基
板1を該基板載置台140上に載置させて受納するた
め、基板1の反り等の変形を生ずることなく、基板1と
インクジェットヘッド120のノズル面とが互いに平行
を維持した状態で着色作業を実施でき、高品位なカラー
フィルタを製造することができる。
【0047】なお、図1に示すカラーフィルタ着色装置
100の説明では、該着色装置100に基板1を搬送す
る基板搬送ロボット200を、着色装置100のY方向
の一端側に配置し、基板載置台140の基板受納排出位
置が該基板搬送ロボット200が配置されている側にな
るように設定されているが、図4に示すように、もう一
台の基板搬送ロボット201を着色装置100を挟んで
基板搬送ロボット200と反対側に配置し、基板載置台
140の基板受納位置をY方向における基板搬送ロボッ
ト200の配置側端部(図4における実線位置)とし、
基板排出位置をY方向における基板搬送ロボット201
の配置側端部(図4における点線位置)として、着色前
の基板を基板搬送ロボット200によって上記基板受納
位置において着色装置100に搬入させ、着色済みの基
板を基板搬送ロボット201によって上記基板排出位置
において着色装置100から搬出させるようにしてもよ
い。この場合、着色済みの基板1を基板載置台140か
ら搬出した後、リフトピン160を下降させた状態で基
板載置台140を基板排出位置までY方向に移動させ、
リフトピン160を再度上昇させた状態で次の基板1を
基板載置台140上面に受納すべく待機させるようにす
る。
【0048】図5は、カラーフィルタ着色装置の別の実
施形態を示す構成概要図である。図1と同一構成につい
ては同一符号を付してある。
【0049】この実施形態に示すカラーフィルタ着色装
置101に備えられた基板載置台141は、基板受納排
出手段を、図1のリフトピン160に代えて、複数の回
転体161により基板1を搬送させる基板搬送機構によ
り構成している。
【0050】回転体161は、基板載置台141の両側
部において、それぞれY方向に沿って該基板載置台14
1表面から突出可能に複数設けられている。各回転体1
61は、上昇動作して基板載置台141表面からその一
部が突出することにより基板1を押し上げて基板1を基
板載置台141上から自動的に排出し(図6(a))、
下降動作して基板載置台141内に没入することにより
基板1を基板載置台141上に載置し自動的に受納する
(図6(b))。
【0051】各回転体161の昇降動作は、図1、2に
示すリフトピン160と同様、偏芯カムをステッピング
モータの駆動により回転させて昇降動作させる態様、油
圧又は空気圧を利用したリフト機構を用いて昇降動作さ
せる態様等のいずれによるものでもよい。
【0052】また、回転体161は、上昇することによ
り基板1を基板載置台141上から排出した後、図示し
ない駆動手段により回転することで、基板1をY方向に
沿って搬送し、基板載置台141上から自動的に搬出す
ることができるようになっている。
【0053】これら回転体161は、上昇動作した時
に、基板1をその下面から支持し得るように基板載置台
141表面にY方向に沿って配列されている必要がある
が、特に、搬送による基板1の着色領域への損傷防止を
図る観点から、基板1のY方向に沿う両側縁からそれぞ
れ30mm以内、好ましくは15mm以内の位置を支持
し得るように基板載置台141に配列されることが好ま
しい。
【0054】基板1が当接する各回転体161の表面
は、基板1との接触面積を小さくするために、曲面状に
形成されることが好ましく、基板1に対する損傷を防止
するために、少なくとも回転体161表面を軟質合成樹
脂やゴム等の軟質部材により形成することが更に好まし
い。
【0055】なお、本実施形態に示す基板載置台141
も、図1に示す態様と同様、基板載置台141の水平方
向の角度θを調整する基板回転調整手段を介してY軸ガ
イドレール150に取付けられている。
【0056】この実施形態に示すカラーフィルタ着色装
置101によれば、回転体161による基板搬送機構か
らなる基板受納排出手段自体によって、基板載置台14
1上への基板1の自動搬入及び基板載置台141上から
の基板1の自動搬出が可能である。このため、必ずしも
図1に示すような基板搬送ロボット200を配置させて
基板1の搬入及び搬出作業を行う必要がなく、それだけ
製造ラインの簡略化を図ることが可能である。従って、
例えば図5に示すように、このカラーフィルタ着色装置
101を基板の搬送ラインと直結させることも可能であ
る。同図において301は着色前の基板の搬送コンベ
ア、302は着色済みの基板の搬送コンベアである。
【0057】この態様に基づいて図5に示すカラーフィ
ルタ着色装置101の動作について説明する。なお、以
下に説明する動作は、カラーフィルタ着色装置101、
搬送ラインを統括して制御する制御装置(図示せず)に
よって制御される。
【0058】まず、初期の状態では、カラーフィルタ着
色装置101の基板載置台141がY方向端部の基板受
納位置(図5における右端位置)に位置し、搬送コンベ
ア301によって搬送されてきた基板1を基板載置台1
41上まで自動搬入すべく、基板載置台141に設けら
れた回転体161を上昇させ、該回転体161を回転さ
せて待機する。
【0059】搬送コンベア301を搬送されてきた着色
前の基板1が、該搬送コンベア301から基板載置台1
41上まで移動してくると、回転体161の回転により
基板載置台141上に自動的に搬入される。基板1が所
定位置までくると、回転体161の回転を停止させ、回
転停止に連動して該回転体161を下降させる。これに
より基板1は基板載置台141上に載置され、自動的に
受納される。更に回転体161の下降動作完了に連動し
て真空吸着用の孔170から吸引を開始することにより
基板1は基板載置台141上面に吸着されて密着する。
【0060】次いで、基板載置台141上に密着状に載
置された基板1を、マークや基板切り欠き等の位置決め
手段により位置を把握して、該基板1上に格子状に設け
られたフィルタエレメントの縦列がX方向と直交するよ
うに基板回転調整手段を駆動させることによって、基板
載置台141の水平方向の角度が調整され、インクジェ
ットヘッド120による着色動作が開始される。
【0061】インクジェットヘッド120は、角度調整
された基板1上のフィルタエレメントの開口位置にノズ
ルが合致するように、X軸ガイドレール130に沿って
X方向に移動し、続いて基板載置台141がY軸ガイド
レール150に沿って移動し、基板1がY方向に移動す
るタイミングに合わせるようにノズルからインク滴が吐
出制御され、基板1上に対してY方向に着色していく。
Y方向の最初の列の着色が終了すると、次いでインクジ
ェットヘッド120はX方向に移動し、Y方向の次の列
の着色が開始され、更にX方向のインクジェットヘッド
120の移動、Y方向の基板載置台141の移動及びイ
ンク滴の吐出制御を所定数繰り返すことにより、基板1
全面に亘る着色作業が終了する。
【0062】なお、以上の着色作業は、基板上に、該基
板の縦列(Y方向)に沿ってB、G、Rの各色が列状に
着色される場合であるが、基板上に着色されるB、G、
Rの配列パターンはこれに限定されず、基板の横列(X
方向)に沿ってB、G、Rの各色が列状に着色されるよ
うに配列されてもよいし、また、例えば各色が千鳥状に
配色されるようにしてもよく、インクジェットヘッドと
基板載置台の位置を相対的に移動させることにより、任
意の配列及び配色パターンの着色を行うことができる。
【0063】着色作業が終了すると、基板載置台141
は基板排出位置(図5における左端位置)まで移動し、
その移動動作完了に連動して孔170からの基板1の吸
着を解除する。次いで、基板1の吸着解除動作に連動し
て回転体161を上昇させ、基板1を基板載置台141
上面から押し上げる。これにより基板1は基板載置台1
41上から自動的に排出される。
【0064】回転体161の上昇動作完了に連動させて
該回転体161を回転させ、着色済みの基板を基板載置
台141上から搬送コンベア302へ移動させ、カラー
フィルタ着色装置101から基板を自動的に搬出する。
カラーフィルタ着色装置101からの基板の搬出終了後
は、基板載置台141を基板受納位置まで復帰させ、次
の基板1を受納するべく、吸着を解除状態にし、回転体
161を上昇させ、回転させた状態で待機する。
【0065】このカラーフィルタ着色装置101によれ
ば、基板1の搬入、受納、排出、搬出の一連の作業を、
基板搬送ロボットを介することなく、基板1の搬送ライ
ンから又は搬送ラインへ直接搬送できるようになり、単
位時間当たりの製造速度の一層の高速化を図ることがで
き、工程時間のより一層の短縮化が可能である。
【0066】このカラーフィルタ着色装置101におい
て、基板載置台141に近接して配設した搬送コンベア
から着色前の基板を自動搬入し、着色済みの基板を再度
同じ搬送コンベアへ自動搬出するようにして、基板受納
位置と基板排出位置とを同一位置としてもよいことはも
ちろんである。
【0067】なお、以上説明したカラーフィルタ着色装
置100、101では、相対移動手段によってインクジ
ェットヘッド120をX方向に移動させ、基板載置台1
40、141をY方向に移動させるようにしたが、両者
が相対的に移動可能であればこれに限定されず、例えば
インクジェットヘッド120を固定させ、基板載置台1
40、141をXY方向に移動させることにより相対的
に移動させるようにしてもよい。
【0068】次に、カラーフィルタ着色装置100、1
01を用いた製造ラインの態様を図7〜図9に例示す
る。但し、本発明に係るカラーフィルタ着色装置10
0、101を用いた製造ラインは、以下の態様に何ら限
定されるものではないことはもちろんである。
【0069】カラーフィルタを製造するための一連の製
造工程のなかで、基板の着色工程は他の工程に比較して
最も時間がかかるため、複数台のカラーフィルタ着色装
置を使用し、それらを並行して運転させることにより、
他の工程とのバランスをとるようにすることが好まし
い。ここでは3台のカラーフィルタ着色装置100又は
101を図示しているが、台数はこれに限定されない。
【0070】図中、300は基板の搬送コンベア、30
1は着色前の基板を搬送する搬送コンベア、302は着
色済みの基板を搬送する搬送コンベア、303は基板を
着色装置100又は101まで供給するための搬入コン
ベア、304は基板を着色装置100又は101から搬
出するための搬出コンベアであり、いずれもベルトコン
ベア、ローラーコンベア等、基板を安全に搬送し得る任
意のコンベアが使用可能である。また、305は旋回コ
ンベアである。なお、図中の矢印は基板の搬送方向を示
している。
【0071】図7(a)は、着色前の基板と着色済みの
基板とを同一の搬送コンベア300によって共用させて
搬送させる場合であり、搬送コンベア300を搬送され
てくる着色前の基板を旋回コンベア305によって搬入
コンベア303に移送し、基板搬送ロボット200の搬
入動作によって着色装置100に搬入する。着色装置1
00によって所定の着色作業が終了した後、基板搬送ロ
ボット200の搬出動作によって着色済みの基板を搬出
コンベア304に移送し、旋回コンベア305によって
搬送コンベア300に戻される。
【0072】この態様では、着色前の基板と着色済みの
基板とを同一の搬送コンベア300によって共用させて
搬送させるため、搬送系の簡略化が図れる。なお、着色
前の基板と着色済みの基板とが同一の搬送コンベア30
0によって搬送されるが、製造ラインの一連の動作は、
制御装置(図示せず)によって統括して制御されるた
め、同一コンベア上に着色前の基板と着色済みの基板と
が混在していても混同を生ずることはない。
【0073】図7(b)は、着色前の基板の搬送と着色
済みの基板の搬送とを別のコンベアによって搬送させる
場合であり、着色前の基板のみを搬送している搬送コン
ベア301を搬送されてくる基板を旋回コンベア305
によって搬入コンベア303に移送し、基板搬送ロボッ
ト200の搬入動作によって着色装置100に搬入す
る。着色装置100によって所定の着色作業が終了した
後、基板搬送ロボット200の搬出動作によって着色済
みの基板を搬出コンベア304に移送し、旋回コンベア
305によって着色済みの基板のみを搬送している搬送
コンベア302に返送する。搬送コンベア301と30
2の搬送方向は図示する同一方向に限らず、互いに反対
方向でもよい。
【0074】この態様では、着色前の基板と着色済みの
基板とが同一搬送ライン上を搬送されることがなく、明
確に区別されるため、搬送ライン上での区別を考慮する
必要がなく制御が行える。
【0075】図8(a)は、図7(a)において、着色
装置100を挟んで基板搬送ロボット200と201と
を配置させた場合であり、搬送コンベア300上を搬送
されている着色前の基板を旋回コンベア305によって
搬入コンベア303に移送し、一方の基板搬送ロボット
200の搬入動作によって着色装置100に搬入する。
着色装置100によって所定の着色作業が終了した後、
他方の基板搬送ロボット201の搬出動作によって着色
済みの基板を搬出コンベア304に移送し、旋回コンベ
ア305によって再度搬送コンベア300に戻される。
【0076】この態様では、図7(a)の態様が有する
効果に加え、基板搬送ロボット200及び基板搬送ロボ
ット201は着色装置100への基板の搬入又は搬出の
いずれかの作業のみを受け持つだけでよいため、例えば
着色前の基板の搬入を行う基板搬送ロボット200は、
基板の搬入動作完了の後、次の基板を着色装置100に
搬入するべく、そのアーム上に基板を載置させて待機さ
せておくことができるので、基板載置台が基板受納位置
に移動した時点で速やかに次の基板の搬入作業を行うこ
とができ、工程時間の一層の短縮化に寄与することがで
きる。
【0077】図8(b)は、図7(b)において、着色
装置100を挟んで基板搬送ロボット200と201と
を配置させた場合であり、着色前の基板のみを搬送して
いる搬送コンベア301を搬送されてくる基板を旋回コ
ンベア305によって搬入コンベア303に移送し、一
方の基板搬送ロボット200の搬入動作によって着色装
置100に搬入する。着色装置100によって所定の着
色作業が終了した後、他方の基板搬送ロボット201の
搬出動作によって着色済みの基板を搬出コンベア304
に移送し、旋回コンベア305によって着色済みの基板
のみを搬送している搬送コンベア302に返送する。搬
送コンベア301と302の搬送方向は図示する同一方
向に限らず、互いに反対方向でもよい。
【0078】この態様では、図7(b)の態様が有する
効果に加え、基板搬送ロボット200及び基板搬送ロボ
ット201は着色装置100への基板の搬入又は搬出の
いずれかの作業のみを受け持つだけでよいため、上記同
様、例えば着色前の基板の搬入を行う基板搬送ロボット
200は、基板の搬入動作完了の後、次の基板を着色装
置100に搬入するべく、そのアーム上に基板を載置さ
せて待機させておくことができるので、基板載置台が基
板受納位置に移動した時点で速やかに次の基板の搬入作
業を行うことができ、工程時間の一層の短縮化に寄与す
ることができる。
【0079】図9は、着色前の基板の搬送と着色済みの
基板の搬送とを別のコンベアによって搬送させる搬送ラ
インに、着色装置101を組み込んだ場合であり、着色
前の基板のみを搬送している搬送コンベア301を搬送
されてくる基板を旋回コンベア305によって搬入コン
ベア303に移送し、該搬入コンベア303から基板を
そのまま着色装置101に搬入し、基板載置台上面に受
納する。着色装置101によって所定の着色作業が終了
した後、着色済みの基板を基板載置台から搬出コンベア
304にそのまま搬出し、旋回コンベア305によって
搬送コンベア302に返送される。搬送コンベア301
と302の搬送方向は図示する同一方向に限らず、互い
に反対方向でもよい。
【0080】この態様では、着色前の基板と着色済みの
基板とが同一搬送ライン上を搬送されることがなく、明
確に区別されるため、搬送ライン上での区別を考慮する
必要がなく制御が行える上に、搬入コンベア303から
基板をそのまま基板載置台上に搬入して受納し、また、
そのまま基板載置台上から搬出コンベア304へ搬出す
ることができるため、基板搬送ロボットを用いる場合に
比べ、単位時間当たりの工程作業がより高速化できる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、基板を基板載置台上に
供給する際及び該基板載置台上から搬出する際に、基板
に瑕疵の発生がなく、信頼性の高いカラーフィルタ着色
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーフィルタ着色装置の一実施形態を示す構
成概要図
【図2】図1に示す基板載置台のリフトピンの昇降動作
を示す断面図
【図3】基板載置台の構成を示す斜視図
【図4】カラーフィルタ着色装置と基板搬送ロボットと
の配置関係を示す平面図
【図5】カラーフィルタ着色装置の他の実施形態を示す
構成概要図
【図6】図5に示す基板載置台の回転体の昇降動作を示
す断面図
【図7】図1に示すカラーフィルタ着色装置を組み込ん
だ製造ラインを示す説明図
【図8】図1に示すカラーフィルタ着色装置を組み込ん
だ製造ラインを示す説明図
【図9】図5に示すカラーフィルタ着色装置を組み込ん
だ製造ラインを示す説明図
【符号の説明】
1:基板 100、101:カラーフィルタ着色装置 110:装置架台 120:インクジェットヘッド 130:X軸ガイドレール 140、141:基板載置台 140a:基板回転調整手段 150:Y軸ガイドレール 160:リフトピン(基板受納排出手段) 161:回転体(基板受納排出手段) 170:真空吸着用の孔 200、201:基板搬送ロボット 210:アーム 300、301、302:搬送コンベア 303:搬入コンベア 304:搬出コンベア 305:旋回コンベア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク滴をノズルから吐出する1つ以上の
    インクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドから
    吐出されるインク滴により着色されるカラーフィルタ用
    基板を載置する基板載置台と、前記インクジェットヘッ
    ドと前記基板載置台との位置を相対的に移動させる相対
    移動手段とを備えたカラーフィルタ着色装置において、
    基板を前記基板載置台上に自動受納し、且つ該基板載置
    台上から自動排出する基板受納排出手段を該基板載置台
    に設けたことを特徴とするカラーフィルタ着色装置。
  2. 【請求項2】前記基板受納排出手段は、基板載置台表面
    から突出可能な3ケ以上のリフトピンによる基板押し上
    げ機構からなることを特徴とする請求項1記載のカラー
    フィルタ着色装置。
  3. 【請求項3】前記基板受納排出手段は、基板載置台表面
    から突出可能な複数の回転体の回転により基板を搬送さ
    せる基板搬送機構からなることを特徴とする請求項1記
    載のカラーフィルタ着色装置。
  4. 【請求項4】前記相対移動手段により前記インクジェッ
    トヘッドからのインクが前記基板上に格子状に設けられ
    たフィルタエレメント内に吐出着色せしめるよう前記基
    板の水平方向の角度を回転調整する基板回転調整手段を
    備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のカラーフィルタ着色装置。
  5. 【請求項5】前記基板載置台は前記インクジェットノズ
    ル面と平行であり、前記基板を前記基板載置台上に密着
    支持させる基板密着手段を備えたことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載のカラーフィルタ着色装置。
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Cited By (3)

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