JP2001272114A - 多室形空気調和機の冷媒制御 - Google Patents

多室形空気調和機の冷媒制御

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JP2001272114A JP2000090494A JP2000090494A JP2001272114A JP 2001272114 A JP2001272114 A JP 2001272114A JP 2000090494 A JP2000090494 A JP 2000090494A JP 2000090494 A JP2000090494 A JP 2000090494A JP 2001272114 A JP2001272114 A JP 2001272114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多室形空気調和機の膨張弁制御を効率的、簡
単に行うことができる空気調和機を提供する。 【解決手段】 本願発明は、インバータ式圧縮機および
電動膨張弁により、冷媒流量制御を行う多室形空気調和
機において、インバータ式圧縮機の運転周波数および運
転している室内ユニットの能力、台数から1ユニット当
たり運転周波数を算出し、該1ユニット当たり運転周波
数に対して数値表或いは関数としてあらかじめ設定され
ている膨張弁基準開度を導出し、運転要求のあるユニッ
トの膨張弁初期開度を該膨張弁基準開度にて運転を開始
することを特徴とする空気調和機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、多室形空気調和
機の冷媒制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一室のみのインバータ式空気調和機は、
図1に示すように、室外側は、圧縮機1、室外熱交換器
2、室外ファン3、電動膨張弁4及び四方弁5で構成さ
れ、室内側は、室内熱交換器6、室内ファン7から構成
されており、これらを制御するために、室外側には、圧
縮機1の上部或いは出口パイプに配された圧縮機吐出温
度センサ8、圧縮機1の吸入側パイプに配された吸入ガ
ス温度センサ9、室外熱交換器3の冷房時出口パイプに
配された室外熱交換器温度センサ10、電動膨張弁4の
冷房時出口パイプに配された膨張弁出口温度センサ11
を具備し、室内側には、室内空気吸い込み部に配された
室内熱交換器温度センサ13を具備するとともに、室外
側、室内側にそれぞれ室外制御装置14、室内制御装置
15を具備している。
【0003】電動膨張弁4は圧縮機1の運転周波数に対
してあらかじめ設定された基準開度にて運転が開始さ
れ、冷房運転時は、吸入ガス温度センサ9で検知した吸
入ガス温度と膨張弁出口温度センサ11で検知した膨張
弁出口温度の差を過熱度として求め、該過熱度が基準過
熱度より大きい場合、膨張弁開度を大きくし、該過熱度
が基準過熱度より大きい場合、膨張弁開度を大きくし、
該過熱度が基準過熱度より小さい場合、膨張弁開度を小
さくし、過熱度が最適になるように制御する。又、圧縮
機運転周波数が変化したときは、変化した分に対応する
膨張弁基準開度の差の分だけ膨張弁開度を変化させる。
上記において、膨張弁基準開度は各種運転条件で支障な
く運転できるように、あらかじめ設定され、室外制御装
置14のマイコンに記憶されている。尚、暖房運転時
は、吸入ガス温度センサ9で検知した吸入ガス温度と室
外熱交換器温度センサ10で検知した室外熱交換器温度
の差を過熱度として求め、冷房運転時と同様に膨張弁制
御が行われる。
【0004】以上に示すように、1室の空気調和機では
圧縮機運転周波数が変化する状況でスムーズな制御が可
能である。多室形空気調和機においては、室内ユニット
の能力や運転台数の違いによって各ユニットに流れる冷
媒量が異なるので、室内ユニットの能力と運転台数の組
み合わせ全てに対して、膨張弁基準開度を設定し、膨張
弁制御を行う必要がある。例えば、3.5kWが1台と
2.5kWが2台の組み合わせにおいては、3台全てを
運転する場合と、どちらか1台だけを運転する場合と、
2.5kWを2台だけ運転する場合と、それぞれを1台
ずつ運転させる場合の5通りの組み合わせがあることと
なる為5通りの膨張弁基準開度を設定する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示すように、インバータ式の多室形空気調和機で圧縮機
運転周波数や運転台数が変化する状況で、効率的に冷凍
サイクルを制御するには、室内ユニットの能力と運転台
数の組み合わせ全てに対して、膨張弁基準開度を設定
し、膨張弁制御を行うために、多くのメモリ容量を必要
とし、制御方法も複雑になるという問題があった。
【0006】そこで、本願発明は、マイコンのメモリ容
量を減少できるとともに制御の簡素となる多室形空気調
和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明は、インバータ式圧縮機および電動膨張弁
により、冷媒流量制御を行う多室形空気調和機におい
て、インバータ式圧縮機の運転周波数および運転してい
る室内ユニットの能力、台数から1ユニット当たり運転
周波数を算出し、該1ユニット当たり運転周波数に対し
て数値表或いは関数としてあらかじめ設定されている膨
張弁基準開度を導出し、運転要求のあるユニットの膨張
弁初期開度を該膨張弁基準開度にて運転を開始すること
を特徴とする空気調和機である。
【0008】又、冷房運転時、各ユニットの吸入ガス管
に配された個別吸入ガス温度センサと、各ユニットの室
内熱交換器に配された室内熱交換器センサの温度を計測
し、該個別吸入ガス温度と該室内熱交換器温度の温度差
を各ユニットの過熱度として求め、該過熱度が所定の値
より大きい場合は、当該ユニットの膨張弁開度を大きく
し、該過熱度が所定の値より小さい場合は、当該ユニッ
トの膨張弁開度を小さくなるよう制御するとともに、圧
縮機運転周波数若しくは運転台数又はこれら両方が変化
した場合、変化する直前の1ユニット当たり運転周波数
に対する膨張弁基準開度と、変化した直後の1ユニット
当たり運転周波数に対する膨張弁基準開度を求め、これ
ら膨張弁基準開度の差の分だけ膨張弁開度を変化させる
ことを特徴とする空気調和機である。
【0009】又、暖房運転時、圧縮機の吸入ガス管に配
された吸入ガス温度センサと、室外熱交換器に配された
室外熱交換器温度センサの温度を計測し、吸入ガス温度
と該室外熱交換器温度の温度差を過熱度として求め、該
過熱度が所定の値より大きい場合は、当該ユニットの膨
張弁開度を大きくし、該過熱度が所定の値より小さい場
合は、当該ユニットの膨張弁開度を小さくなるよう制御
するとともに、圧縮機運転周波数若しくは運転台数又は
これら両方が変化した場合、運転中のユニットは、変化
する直前の1ユニット当たり運転周波数に対する膨張弁
基準開度を求め、これら膨張弁基準開度の差の分だけ膨
張弁開度を変化させ、運転を開始するユニットに対して
は前記運転中ユニットの変化後の膨張弁開度より容量補
正した膨張弁開度を導出し、該膨張弁開度で運転を開始
することを特徴とする空気調和機である。
【0010】又、インバータ式圧縮機の運転周波数及び
運転している室内ユニットの能力、台数から1ユニット
当たり運転周波数を算出し、該1ユニット当たり運転周
波数に対して1次関数としてあらかじめ設定されている
膨張弁基準開度を導出し、圧縮機運転周波数若しくは運
転台数又はこれら両方が変化した場合、変化する直前の
1ユニット当たり運転周波数と、変化した直後の1ユニ
ット当たり運転周波数の差を算出し、該運転周波数差に
所定の係数を乗じた値の分だけ膨張弁開度を変化させる
ことを特徴とする空気調和機である。
【0011】又、インバータ式圧縮機および電動膨張弁
により、冷媒流量制御を行う多室形空気調和機におい
て、冷房運転時、各ユニットの吸入ガス管に配された個
別吸入ガス温度センサと、各ユニットの室内熱交換器に
配された室内熱交換器温度センサの温度を計測し、該個
別吸入ガス温度と該室内熱温度の温度差を各ユニットの
過熱度として求めるとともに、インバータ式圧縮機の運
転周波数および運転している室内ユニットの能力、台数
から1ユニット当たり運転周波数に対して数値表又は関
数としてあらかじめ設定されている基準過熱度を求め、
上記計測した過熱度が該基準過熱度より大きい場合は、
当該ユニットの膨張弁開度を大きくし、上記計測した過
熱度が該基準過熱度より小さい場合は、当該ユニットの
膨張弁開度を小さくなるよう制御することを特徴とする
空気調和機である。
【0012】又、あらかじめ室内ユニットの容量ごとに
能力係数を設定し、1ユニット当たり運転周波数が、
【0013】
【式1】
【0014】のごとく、運転している室内ユニットの能
力係数と台数から算出されることを特徴とする空気調和
機である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、本願発明を実施する多室
形空気調和機の構成を示す。室外側には、圧縮機21、
室外熱交換器22、室外ファン23、Aユニット用電動
膨張弁24、Bユニット用電動膨張弁25、Cユニット
用電動膨張弁26、四方弁27、油分離器28および油
分離器用キャピラリーチューブ29で構成され、室内側
は、Aユニット用室内熱交換器30、Aユニット用室内
ファン31、Bユニット用室内ファン33、Cユニット
用室内熱交換器34、Cユニット用室内ファン35で構
成されている。又、室外側には、圧縮機21の上部或い
は出口パイプに配された圧縮機吐出温度センサ36、圧
縮機21の吸入側パイプに配された吸入ガス温度センサ
37、室外熱交換器22の冷房時出口パイプに配された
室外熱交換器温度センサ38、冷房時の各ユニットの吸
入パイプに配されたAユニット用吸入ガス温度センサ3
9、Bユニット用吸入ガス温度センサ40、Aユニット
用吸入ガス温度センサ41及び室外制御装置42を具備
しており、室内側には、室内空気吸い込み側に室内温度
センサ43、44、45と、前記室内熱交換器30、3
1、32のパイプに配された室内熱交換器温度センサ4
6、47、48及び室内制御装置49、50、51とを
具備している。
【0016】ここで、請求項1記載の空気調和機の制御
について、図2の制御フローをもとに示す。冷房或いは
暖房を行うとき、室内ユニットにリモコンなどによって
設定温度、運転要求が入ると、室温センサにより検出さ
れた室温と設定温度との差に応じて、要求能力コードが
室内制御装置48、49、50から室外制御装置42へ
伝送され、室外制御装置42で各室内ユニットの要求能
力コードを総合して、圧縮機の運転周波数Ftが決めら
れ圧縮機の運転が行われる。ここで、室内ユニットの能
力、運転台数をもとに1ユニット当たり圧縮機の運転周
波数F1、F2、F3を求める。例えば、運転ユニット
の能力、台数に応じて表1のように分配修正係数をあら
かじめ与えておき、該分配修正係数を圧縮機運転周波数
Ftに乗じて1ユニット当たり運転周波数F1、F2、
F3を得ることができる。
【0017】
【表1】
【0018】或いは、1ユニット当たり運転周波数を、
式1から算出するようにしても良い。1ユニット当たり
の運転周波数に対して、室内ユニットの能力ごとに、あ
らかじめ数値表あるいは関数として膨張弁基準開度が設
定されている。表2に数値表の例を示す。
【0019】
【表2】
【0020】膨張弁基準開度を1ユニット当たりの運転
周波数の関数として近似式を作ることによりメモリ容量
の減少、プログラムの簡素化が可能となる。特に、次式
のように1次式の関数で近似するとプログラムは更に簡
素化になる。
【0021】X1=A1XF1+B1 X2=A2XF2+B2 ここで、X1:第1能力(3.5kW)ユニットの膨張
弁基準開度(ステップ) X2:第2能力(2.5kW)ユニットの膨張弁基準開
度(ステップ) F1:第1能力(3.5kW)ユニットの1ユニット当
たりの運転周波数(Hz) F2:第2能力(2.5kW)ユニットの1ユニット当
たりの運転周波数(Hz) A1、A2:定数(一次式の傾き) B1、B2:定数(一次式の切片) 上記にて膨張弁基準開度X1、X2、X3を導出した
後、電動膨張弁を基準開度に駆動し、圧縮機を所定の運
転周波数で運転する。
【0022】次に、請求項2記載の空気調和機の制御に
ついて、図3に制御フローを示す。通常、電動膨張弁を
用いてシステムでは、冷凍サイクルの効率化のために最
適過熱度になるように膨張弁制御を行う。冷房運転時、
運転中の各ユニットの吸入ガス管に配された個別吸入ガ
ス温度センサ39、40、41と、各ユニットの室内熱
交換器に配された室内熱交換器温度センサ45、46、
47の温度を計測し、該個別吸入ガス温度Ts,1、T
s,2、Ts,3と該室内熱交換器温度Te,1、T
e,2、Te,3の温度差を各ユニットの過熱度SH
1、SH2、SH3として求め、該過熱度SH1、SH
2、SH3が所定の値よりも大きい場合は、当該ユニッ
トの膨張弁開度を大きくし、該過熱度が所定の値より小
さい場合は、当該ユニットの膨張弁開度を小さくなるよ
うに制御する。ここでは、過熱度SH1、SH2、SH
3と基準過熱度SH0の差Dsh,1、Dsh,2、D
sh,3を計算し、この差の積算値ΣDsh,1、ΣD
sh,2、ΣDsh,3が設定値以上のときは膨張弁開
度を大きくし、設定値以下のときは膨張弁開度を小さく
するという積分制御を用いている。又、圧縮機運転周波
数若しくは運転台数又はこれら両方が変化した場合、変
化する直前の1ユニット当たり運転周波数F1(t
0)、F2(t0)、F3(t0)に対する膨張弁基準
開度X1(t0)、X2(t0)、X3(t0)と、変
化した直後の1ユニット当たりの運転周波数F1(t
1)、F2(t1)、F3(t1)に対する膨張弁基準
開度X1(t1)、X2(t1)、X3(t1)を求
め、これら膨張弁基準開度の差DX1、DX2、DX3
だけ膨張弁開度を変化させる。
【0023】上記において、請求項4に示すように、1
ユニット当たりの運転周波数に対して1次関数としてあ
らかじめ膨張弁基準開度を設定することにより、圧縮機
運転周波数若しくは運転台数又はこれら両方が変化した
場合、変化する直前の1ユニット当たりの運転周波数
と、変化した直後の1ユニット当たりの運転周波数の差
を算出し、該運転周波数差に所定の係数、即ち1次関数
の傾きを乗じることにより、式2のごとく、膨張弁変更
開度を算出でき、メモリの減少、プログラムの簡素化が
図れる。
【0024】
【式2】
【0025】次に、請求項3の空気調和機の制御につい
て、図4に制御フローを示す。暖房運転時、圧縮機21
の吸入ガス管に配された吸入ガス温度センサ37と、室
外熱交換器22の暖房時入口に配された室外熱交換器温
度センサ33の温度を計測し、吸入ガス温度Tsと室外
熱交換器温度Thの温度差を過熱度SHとして求め、該
過熱度が所定の値より小さい場合は、当該ユニットの膨
張弁開度を大きくし、該過熱度SHが所定の値より小さ
い場合は、当該ユニットの膨張弁基準開度を小さくなる
よう制御する。冷房と同様に、過熱度SHと基準過熱度
SH0の差Dshを計算し、この差の積算値ΣDshが
設定値以上のときは膨張弁開度を大きくし、設定値以下
のときは膨張弁開度を小さくするという積分制御を用い
ている。圧縮機運転周波数Ft若しくは運転台数又はこ
れらの両方が変化した場合、運転中のユニットは、変化
する直前の1ユニット当たりの運転周波数F1(t
0)、F2(t0)、F3(t0)に対する膨張弁基準
開度X1(t0)、X2(t0)、X3(t0)と、変
化した直後の1ユニット当たりの運転周波数F1(t
1)、F2(t1)、F3(t1)に対する膨張弁基準
開度X1(t1)、X2(t1)、X3(t1)を求
め、これら膨張弁基準開度の差DX1、DX2、DX3
だけ膨張弁開度を変化させる。又、停止状態から運転を
開始するユニットに対しては、前記運転中ユニットの変
化後の膨張弁開度から室内ユニット容量で補正した膨張
弁開度を導出して、該膨張弁開度で運転を開始する(同
じ容量の室内ユニットの場合、同じ膨張弁開度で運転を
開始する)。これにより、運転継続のユニットと、停止
状態から運転を開始するユニットとの冷媒の分配が適正
に行われる。
【0026】次に、請求項5の空気調和機の説明を示
す。前記に示すように、冷房運転時、各ユニットの吸入
ガス管に配された個別吸入ガス温度センサと、各ユニッ
トの室内熱交換器に配された室内熱交換器温度センサの
温度を計測し、該個別吸入ガス温度と該室内熱交換器温
度の温度差を各ユニットの過熱度として求めている。こ
こで、圧縮機運転周波数及び運転している室内ユニット
の能力、台数から1ユニット当たりの運転周波数を算出
するが、基準過熱度が1ユニット当たりの運転周波数に
対して数値表又は関数としてあらかじめ設定されてい
る。表3に1例を示す。
【0027】
【表3】
【0028】これにより、基準過熱度を求め、上記計測
した過熱度が該基準過熱度より大きい場合は、当該ユニ
ットの膨張弁開度を大きくし、上記計測した過熱度が該
基準過熱度より小さい場合は、当該ユニットの膨張弁開
度を小さくなるよう制御する。
【0029】
【発明の効果】本願発明の多室形空気調和機は、インバ
ータ式圧縮機の運転周波数及び運転している室内ユニッ
トの能力、台数から1ユニット当たり運転周波数を算出
し、該1ユニット当たり運転周波数に対して数値表又は
関数としてあらかじめ設定されている膨張弁基準開度に
て運転を行う。運転周波数、運転台数が変化した場合、
1ユニット当たり運転周波数の変化量に対応する膨張弁
基準開度の差を求め、膨張弁開度を変更する。基準過熱
度を1ユニット当たりの運転周波数に対して設定してい
る。
【0030】以上により、少ないメモリ容量で、簡単な
制御方法で効率的な運転制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を実施した空気調和機の構成図であ
る。
【図2】本願発明を実施した空気調和機の制御方法を示
すフローチャートである。
【図3】本願発明の他の実施例の空気調和機の制御方法
を示すフローチャートである。
【図4】本願発明の他の実施例の空気調和機の制御方法
を示すフローチャートである
【図5】従来の空気調和機の構成図である。
【符号の説明】
21 圧縮機 22 室外熱交換器 24,25,26 電動膨張弁 27 四方弁 28 油分離器 30,32,34 室内熱交換器 37 吸入ガス温度センサ 38 室外熱交換器温度センサ 39,40,41 個別吸入ガス温度センサ 42 室外制御装置 43,44,45 室温センサ 46,47,48 室内熱交換器温度センサ 49,50,51 室内制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ式圧縮機および電動膨張弁に
    より、冷媒流量制御を行う多室形空気調和機において、
    インバータ式圧縮機の運転周波数および運転している室
    内ユニットの能力、台数から1ユニット当たり運転周波
    数を算出し、該1ユニット当たり運転周波数に対して数
    値表或いは関数としてあらかじめ設定されている膨張弁
    基準開度を導出し、運転要求のあるユニットの膨張弁初
    期開度を該膨張弁基準開度にて運転を開始することを特
    徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 冷房運転時、各ユニットの吸入ガス管に
    配された個別吸入ガス温度センサと、各ユニットの室内
    熱交換器に配された室内熱交換器センサの温度を計測
    し、該個別吸入ガス温度と該室内熱交換器温度の温度差
    を各ユニットの過熱度として求め、該過熱度が所定の値
    より大きい場合は、当該ユニットの膨張弁開度を大きく
    し、該過熱度が所定の値より小さい場合は、当該ユニッ
    トの膨張弁開度を小さくなるよう制御するとともに、圧
    縮機運転周波数若しくは運転台数又はこれら両方が変化
    した場合、変化する直前の1ユニット当たり運転周波数
    に対する膨張弁基準開度と、変化した直後の1ユニット
    当たり運転周波数に対する膨張弁基準開度を求め、これ
    ら膨張弁基準開度の差の分だけ膨張弁開度を変化させる
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 暖房運転時、圧縮機の吸入ガス管に配さ
    れた吸入ガス温度センサと、室外熱交換器に配された室
    外熱交換器温度センサの温度を計測し、吸入ガス温度と
    該室外熱交換器温度の温度差を過熱度として求め、該過
    熱度が所定の値より大きい場合は、当該ユニットの膨張
    弁開度を大きくし、該過熱度が所定の値より小さい場合
    は、当該ユニットの膨張弁開度を小さくなるよう制御す
    るとともに、圧縮機運転周波数若しくは運転台数又はこ
    れら両方が変化した場合、運転中のユニットは、変化す
    る直前の1ユニット当たり運転周波数に対する膨張弁基
    準開度を求め、これら膨張弁基準開度の差の分だけ膨張
    弁開度を変化させ、運転を開始するユニットに対しては
    前記運転中ユニットの変化後の膨張弁開度より容量補正
    した膨張弁開度を導出し、該膨張弁開度で運転を開始す
    ることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 インバータ式圧縮機の運転周波数及び運
    転している室内ユニットの能力、台数から1ユニット当
    たり運転周波数を算出し、該1ユニット当たり運転周波
    数に対して1次関数としてあらかじめ設定されている膨
    張弁基準開度を導出し、圧縮機運転周波数若しくは運転
    台数又はこれら両方が変化した場合、変化する直前の1
    ユニット当たり運転周波数と、変化した直後の1ユニッ
    ト当たり運転周波数の差を算出し、該運転周波数差に所
    定の係数を乗じた値の分だけ膨張弁開度を変化させるこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3記載の空気調和
    機。
  5. 【請求項5】 インバータ式圧縮機および電動膨張弁に
    より、冷媒流量制御を行う多室形空気調和機において、
    冷房運転時、各ユニットの吸入ガス管に配された個別吸
    入ガス温度センサと、各ユニットの室内熱交換器に配さ
    れた室内熱交換器温度センサの温度を計測し、該個別吸
    入ガス温度と該室内熱温度の温度差を各ユニットの過熱
    度として求めるとともに、インバータ式圧縮機の運転周
    波数および運転している室内ユニットの能力、台数から
    1ユニット当たり運転周波数に対して数値表又は関数と
    してあらかじめ設定されている基準過熱度を求め、上記
    計測した過熱度が該基準過熱度より大きい場合は、当該
    ユニットの膨張弁開度を大きくし、上記計測した過熱度
    が該基準過熱度より小さい場合は、当該ユニットの膨張
    弁開度を小さくなるように制御することを特徴とする空
    気調和機。
  6. 【請求項6】 あらかじめ室内ユニットの容量ごとに能
    力係数を設定し、1ユニット当たり運転周波数が、 【式1】 のごとく、運転している室内ユニットの能力係数と台数
    から算出されることを特徴とする請求項1乃至請求項5
    記載の空気調和機。
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