JP2001270668A - ガイドレールの据付精度測定装置及び据付精度測定方法 - Google Patents

ガイドレールの据付精度測定装置及び据付精度測定方法

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JP2001270668A
JP2001270668A JP2000088404A JP2000088404A JP2001270668A JP 2001270668 A JP2001270668 A JP 2001270668A JP 2000088404 A JP2000088404 A JP 2000088404A JP 2000088404 A JP2000088404 A JP 2000088404A JP 2001270668 A JP2001270668 A JP 2001270668A
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Kenji Utsunomiya
健児 宇都宮
Takashi Yumura
敬 湯村
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • B66B19/00Mining-hoist operation
    • B66B19/002Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails

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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドレールの曲がりとその垂直方向の位置
を正確かつ容易に測定できる装置と方法、またエレベー
タかごの水平方向振動の原因となったレール曲がり量と
その場所を簡単かつ短時間で特定できる装置と方法を提
供する。 【解決手段】 ガイドレールの据付精度を測定する装置
50は、昇降体14とガイドレール36との相対距離を
検出する変位計66と、昇降体14の水平方向加速度を
検出する水平加速度計68と、昇降体14の垂直方向加
速度を検出する垂直加速度計80と、これらの検出結果
をもとにガイドレール36の据付精度を演算する制御装
置84とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降路の側壁に設
けたガイドレールに沿って昇降体を昇降するエレベータ
装置において、上記ガイドレールの据付精度を自動的に
測定する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昇降路の側壁に沿って上下方向に設けた
ガイドレールで昇降体をガイドするエレベータ装置にお
いて、エレベータの乗り心地に大きな影響を及ぼす水平
方向振動は、ガイドレールの曲がりによってエレベータ
かごが強制変位加振されることにより生じる。したがっ
て、エレベータのガイドレールは、非常に高い据付精度
が要求される。そのため、ガイドレールの据付精度を正
確かつ容易に測定する装置が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような要請に応え
るため、特開平3−288780号公報に、ガイドレー
ルの据付精度を測定する装置が提案されている。この装
置は、ガイドレールに対するエレベータかごの水平方向
変位から、仮想基準線に対するエレベータかごの水平変
位を除算することで、ガイドレールの仮想基準線に対す
る変位量、すなわち、ガイドレールの据付精度を求めて
いる。しかし、この装置では、ガイドレールの水平変位
量は測定できるが、ガイドレールの垂直方向(エレベー
タかごの昇降方向)の具体的位置が測定できない。その
ため、ガイドレールのどの位置でどれだけガイドレール
が変位しているか判断できず、結果的に、ガイドレール
の手直しに多大な時間と労力を要するという問題があ
る。また、仮想基準線に対するかごの水平変位は水平方
向の加速度計により測定しているが、この際かごの傾き
によって必ず生じる、重力方向加速度誤検知に対する対
策が明記されていないので、正確な測定ができないとい
う問題がある。
【0004】また、特開平3−124683号公報に
は、別のガイドレール据付精度測定装置が開示されてい
る。この装置は、ガイドレールに対するエレベータかご
の水平方向変位から、昇降路内に垂直に張設したピアノ
線に対するエレベータかごの水平変位を除算すること
で、ガイドレールの据付精度を求めている。また、ガイ
ドレールの継目位置を検出する手段を備えており、この
継目位置検出手段から得られた情報から、垂直方向の各
位置におけるガイドレール据付精度を求めるようにして
いる。しかし、昇降路の全長に亘ってピアノ線を張設す
るのは極めて大掛かりな作業となるし、ピアノ線を全く
又は殆ど振動しない状態に保つのは非常に難しい。特
に、エレベータかごが昇降することで昇降路内に生じる
気流によりピアノ線が振動すること避けられず、ガイド
レールの据付精度を高精度に測定することはできないと
いう問題がある。
【0005】さらに、特開平1−321285号公報に
は、ガイドレールの据付精度と同時に水平方向加速度を
測定し記録する方法が記載されている。確かに、この方
法によれば、水平加速度の時間的変化から修正すべきガ
イドレールの位置を推定することはできる。しかし、エ
レベータかごは、複数のガイドレールに対応するガイド
装置を介してガイドされており、これら複数のガイドレ
ールの曲がり情報が水平加速度として同時に入力される
ので、単にガイドレール据付精度情報とエレベータかご
の加速度情報とを並べて見ただけでは、どのガイド装置
から入力されたどのガイドレールの曲がりが乗り心地に
悪影響を及ぼしているのかを正確にに把握できないとい
う問題がある。また、ガイドレールとエレベータかごと
の距離を求める測定手段に必ず含まれると思われる高周
波測定ノイズに対する解決も明示されていない。
【0006】そこで、本願発明は、ガイドレールの曲が
りとその垂直方向の位置を正確かつ容易に測定できる装
置を提供すること、また、エレベータかごの水平方向振
動の原因となったレール曲がり量とその場所を簡単かつ
短時間で特定できる装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本願の請求項1にかかるガイドレール据付精度測定
装置は、昇降路内を昇降する昇降体を案内するガイドレ
ールの据付精度を測定するもので、上記昇降体とガイド
レールとの相対距離を検出する相対距離検出手段と、上
記昇降体の水平方向加速度を検出する水平加速度検出手
段と、上記昇降体の垂直方向加速度を検出する垂直加速
度検出手段と、上記相対距離検出手段、水平加速度検出
手段、及び垂直加速度検出手段の検出結果をもとにガイ
ドレールの据付精度を演算する演算手段とを有すること
を特徴とする。
【0008】請求項2にかかるガイドレール据付精度測
定装置は、演算手段が、上記水平加速度検出手段の検出
結果を上記垂直加速度検出手段の検出結果を用いて補正
する補正手段を有することを特徴とする。
【0009】請求項3にかかるガイドレール据付精度測
定装置は、上記ガイドレールに対する昇降体の垂直方向
位置を検出する垂直方向位置検出手段を設けたことを特
徴とする。
【0010】請求項4にかかるガイドレール据付精度測
定装置は、上記垂直方向位置検出手段が、上記垂直方向
加速度検出手段で検出された垂直方向加速度から垂直方
向位置を計算する計算手段と、上記ガイドレールの特定
位置を検出する特定位置検出手段と、上記計算手段の計
算結果を上記特定位置検出手段の検出結果をもとに補正
する補正する補正手段とを有することを特徴とする。
【0011】請求項5にかかるガイドレール据付精度測
定装置は、上記昇降体を複数回昇降させて得られた複数
のガイドレールの据付精度を平均化する平均化手段を有
することを特徴とする。
【0012】請求項6にかかるガイドレール据付精度測
定装置は、上記昇降体が、エレベータかごと、エレベー
タかごの床における水平方向加速度を検出する水平方向
加速度検出手段とを有することを特徴とする。
【0013】請求項7にかかるガイドレール据付精度測
定装置は、上記演算手段で演算されたガイドレール据付
精度を表示する表示手段を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項8にかかるガイドレール据付精度測
定装置は、上記相対距離検出手段、水平加速度検出手
段、垂直加速度検出手段を上記昇降体に設けたことを特
徴とする。
【0015】請求項9にかかるガイドレール据付精度測
定方法は、昇降路内を昇降する昇降体を案内するガイド
レールの据付精度を測定する方法もので、上記昇降体と
ガイドレールとの相対距離を検出し、上記昇降体の水平
方向加速度を検出し、上記昇降体の垂直方向加速度を検
出し、上記相対距離、水平加速度、及び垂直加速度をも
とにガイドレールの据付精度を演算するものである。
【0016】請求項10にかかるガイドレール据付精度
測定方法は、上記水平方向加速度を上記垂直方向加速度
を用いて補正することを特徴とする。
【0017】請求項11にかかるガイドレール据付精度
測定方法は、上記ガイドレールの据付精度と上記ガイド
レールに対する昇降体の垂直方向位置とを対応づけて表
示することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】I. エレベータ装置 図1は、エレベータ装置の全体構成を示す図である。こ
のエレベータ装置10は、建物の適宜個所に構築された
エレベータ昇降路12に配置された昇降体14と該昇降
体14をガイドする昇降ガイド機構16を有する。昇降
体14は、箱型のエレベータかご18と、エレベータか
ご18の外側に配置されたかご枠20を有する。かご枠
20は、エレベータかご18の側壁に沿って配置された
一対の垂直部材22と、垂直部材22の上端部を連結す
る上梁24と、垂直部材22の下端部を連結する下梁2
6を有する。垂直部材22とエレベータかご18との間
には揺れ止めゴム30が配置され、下梁26とエレベー
タかご18との間には防振ゴム30が配置されている。
上梁24は、昇降路12の適宜個所又は昇降体14に設
けた巻上機(図示せず)から繰り出されたワイヤロープ
32の端部が連結されており、巻上機の駆動に基づい
て、昇降体14が昇降路12を昇降するようにしてあ
る。
【0019】昇降体14をガイドする昇降ガイド機構1
6は、昇降路12を形成する一対の側壁34に配置され
たガイドレール36と、ガイドレール36と側壁34と
を連結するブラケット38を有する。各ガイドレール3
6は、所定の長さを有し、端部を隣接するガイドレール
に突き合せて一列に配置されている。また、ガイドレー
ル36とガイドレール36との突き合せ部には添え板4
0が当てられ、この添え板40がボルト42によってガ
イドレール36に固定されている(図3参照)。
【0020】一方、かご枠20の上部と下部には、ガイ
ドレール36に対向する場所に、ガイド装置44が設け
てあり、このガイド装置44が対応するガイドレール3
6上を走行するようにしてある。なお、ガイド装置44
は、図示するローラタイプに限るものでなく、スライド
シュータイプも含む。
【0021】このような構成を有するエレベータ装置で
は、図1に誇張して示すように、ガイドレール36が曲
がっていると、昇降体14が昇降する際に、ガイド装置
44を介してかご枠20及びエレベータかご18が強制
的に加振され、そのために乗り心地が悪くなる。そこ
で、本願は、ガイドレール36の曲がりを正確かつ容易
に測定し、乗り心地を悪化させている原因となっている
ガイドレール箇所を迅速に推定できるガイドレール据付
精度測定装置を提案するものである。
【0022】II. ガイドレール据付精度測定の前提 ガイドレール据付精度測定装置(以下、「据付精度測定
装置」という。)は、昇降体14に設置してガイドレー
ル36の据付精度を測定するものである。したがって、
ガイドレールの据付精度を測定するうえで、以下の値を
求める必要がある。
【0023】(1)かご枠の相対変位 ガイドレール36に対するかご枠20の水平変位であ
る。
【0024】(2)かご枠の絶対変位 かご枠20が水平方向にまったく変位することなく昇降
するものと仮定した場合、ガイドレール36に対するか
ご枠20の水平変位は、そのままガイドレール36の曲
がりに一致する。しかし、実際には、昇降体14は絶え
ず振動(横揺れ)しながら昇降する。したがって、ガイ
ドレール36に対するかご枠20の水平変位から、空間
上に固定された垂直基準線に対する昇降体14の水平変
位(絶対変位)を除算することにより、ガイドレールの
曲がりが求められる。
【0025】(3)水平加速度及び垂直加速度 水平変位(絶対変位)は、水平加速度計を用いて測定す
ることができる。しかし、水平変位の測定に水平加速度
計を利用する場合、水平方向の加速度を非常に高精度に
測定する必要がある。具体的に、かご枠に固定された加
速度計取付台に△θの傾きが生じたと仮定すると、加速
度計の出力には、本来検出すべき水平方向加速度(水平
成分)の他に、垂直方向加速度(重力加速度及び昇降加
速度)(垂直成分)が含まれ得る。すなわち、水平加速
度計は、この水平加速度計が水平に設置されていると
き、この水平加速度計に作用する水平加速度を正確に検
出する。しかし、水平加速度計が水平面に対して傾いて
いる場合、水平加速度計に水平加速度が作用していなく
ても、垂直加速度が作用するとこの垂直加速度のsin
△θ成分(△θ:水平加速度計の傾き角)を水平加速度
として、水平加速度計が検出する。また、傾き△θが1
°(すなわち、1〔deg〕)とすると、重力加速度成
分:9.81〔m/s2〕や昇降加速成分:1〔m/
2〕に対して、誤差成分はそれぞれ1.7×10
-1〔m/s2〕(≒9.81×sin(1°))、1.
7×10-2〔m/s2〕(≒1×sin(1°))とな
る。これらの値は、昇降体14の水平方向加速度がたか
だか1×10-1〔m/s2〕オーダであることを考慮す
ると、この垂直成分の値は非常に大きな値である。そし
て、エレベータ装置では、垂直方向に発生する加速度が
水平方向に発生する加速度に比べて非常に大きいので、
僅かなかご枠の傾きが測定結果に非常に大きな誤差を生
じる原因となる。
【0026】また、多くのエレベータ装置では、昇降体
に作用する制御ケーブル等の重さによる昇降体の傾き
が、昇降路の最上階と最下階とで異なる場合がある。し
たがって、ある階床において計器取付面を垂直又は水平
に設定しても、別の階床では傾きが生じ、そのために水
平方向加速度計の計測結果に重力加速度及び昇降加速度
の垂直方向加速度が誤差として含まれてしまう。以上の
ことから、据付精度測定装置には、水平加速度計に加え
て垂直加速度計を設け、この垂直加速度計で垂直加速度
を計測する必要がある。
【0027】III. 据付精度測定装置の構成 据付精度測定装置50は複数の検出機器を備えている。
これらの検出機器は、図1に示すように、各ガイド装置
44の近傍に配置されるセンサブロック52を含む。セ
ンサブロック52は、図2(センサブロックの平面図)
と図3(センサブロックの側面図)に示すように、かご
枠20に固定された基台54を有する。基台54は、第
1から第4の計測部56、58、60、62を有する。
【0028】第1計測部56は、基台54に固定された
取付ブロック64を有し、この取付ブロック64に、一
方の側壁34のガイドレール36とこれに対向する側壁
34のガイドレール36を通る垂直平面内における水平
方向(以下、この水平方向を「X方向」という。)に関
する変位、加速度を検出する計測器が固定されている。
これら計測器には、ガイドレール36に対する昇降体1
4(かご枠20)のX方向の変位(距離)を測定するX
方向変位計66と、昇降体14のX方向加速度を測定す
るX方向加速度計68が含まれている。なお、X方向変
位計66としてはレーザ式測距センサが好適に利用で
き、このレーザ式測距センサから出力されるレーザ光
が、図2に点線70で示してある。
【0029】第2計測部58は、基台54に固定された
取付ブロック72を有し、この取付ブロック72に、X
方向に直交する水平方向(以下、この水平方向を「Y方
向」という。)に関する変位、加速度を検出する計測器
を備えている。これら計測器には、ガイドレール36に
対する昇降体14(かご枠20)のY方向の変位(距
離)を測定するY方向変位計74と、昇降体14のY方
向加速度を測定するY方向加速度計76が含まれてい
る。なお、Y方向変位計74としてはレーザ式測距セン
サが好適に利用でき、このレーザ式測距センサから出力
されるレーザ光が、図2に点線78で示してある。
【0030】第3計測部60は、垂直方向(以下、「Z
方向」という。)の加速度を検出するZ方向加速度計8
0を有する。本実施の形態では、Z方向加速度計80
は、第1計測部56の取付ブロック64に固定されてい
るが、基台54に固定してもよいし、基台54に固定し
た専用の取付ブロックに固定してもよい。
【0031】第4計測部62は、ガイドレール36とガ
イドレール36の突き合せ部に添え板40を固定してい
る各ボルト42又は特定の一個のボルト42を検出する
ための近接スイッチ82を有し、この近接スイッチ82
が取付ブロック84を介して基台54に固定されてい
る。なお、近接スイッチ82は、継目部だけでなく、ブ
ラケット部分のボルトを検出してもよい。
【0032】各センサブロック52に設けた変位計、加
速度計、近接スイッチ等は制御装置84(図4参照)に
接続されており、これら変位計等から出力された信号
は、以下に説明するように処理される。
【0033】IV. 制御装置の処理(ガイドレールの
据付精度測定) 制御装置84は、図4に示す処理ブロックに沿ってガイ
ドレール36の曲がりを演算し、記録し、表示する。な
お、以下において、X方向の据付精度測定について説明
するが、Y方向の据付精度測定も同様に行なうことがで
きる。また、以下に説明するガイドレールの据付精度測
定は、 ・ガイドレール36の曲がりを求める処理、 ・ガイドレール36の測定位置を求める処理、 ・ノイズの除去処理(平均化処理)、 ・記録・表示処理、に分けることができる。
【0034】(1) ガイドレールの曲がりを求める処
理 補正 X方向加速度計68の出力には、以下の2つの誤差が含
まれ、これらの誤差はかご枠20の絶対変位を求めるう
えで弊害となる。したがって、これら2つの誤差を、X
方向加速度計68の出力から除去する必要がある。 ・かご枠の傾きによる誤差(既述) ・加速度計が有する低周波の出力ドリフト誤差
【0035】a. かご枠の傾きによる誤差の補正 かご枠20の傾きによる誤差は、補正演算器86で除去
される。この補正演算器86で行なわれる演算につい
て、昇降体を最下階から最上階まで走行して据付精度を
測定する場合を想定して以下に説明する。
【0036】(i) 最上階と最下階でかご枠20が停
止する際に計測されるX方向加速度計68の出力
bot、atopから、数式(1)、(2)を用いて、最上
階と最下階でのかご枠20の傾きθbot、θtopを求め
る。 ここで、g:重力加速度、E(x):xの平均値であ
る。
【0037】(ii) 昇降中のかご枠20の傾きは、
かご枠20の位置に応じて線形補完する。つまり、かご
枠20のZ方向の位置(高さ)をzとすると、位置zに
おける傾きθは以下の数式(3)で与えられる。
【0038】(iii) X方向加速度計68の出力を
a、Z方向加速度計80の出力をazとすると、X方向
補正籠加速度ax trueは、数式4により算出される。
【0039】なお、上述したZ方向位置における傾き
は、演算を簡略化するために線形補完したが、かご枠2
0に傾き測定手段を設け、この測定手段で求めてもよ
い。傾き測定手段としては、例えば、ジャイロ式の傾き
センサを利用できる。また、図9に示すように、昇降体
14の下部に別のX方向もしくはY方向加速度計88を
設け、予めかご上部に設けられたX方向加速度計68、
もしくはY方向加速度計76との出力の差から、かご枠
20の傾きを演算してもよい。この場合、上部の加速度
計68,76と下部の加速度計88との距離が長いほ
ど、正確な傾きが得られる。ところで、別途傾き測定手
段を設けると、かご枠20の傾きを連続的に検知でき、
より正確な補正が可能である。
【0040】b. 低周波ドリフト誤差の補正 低周波ドリフト誤差は、ハイパスフィルタ(HPF)9
0によって除去する。この場合、カットオフ周波数は、
例えば、0.5Hzである。このカットオフ周波数は、
かご枠の一次固有振動数より十分低く設定する必要があ
る。このように設定すれば、ハイパスフィルタ90によ
って濾波された成分は、昇降体14の振動にあまり影響
を及ぼさないので、乗り心地の改善という観点から、濾
波されることに問題はない。
【0041】 X方向絶対変位 補正演算器86とハイパスフィルタ90で補正して得ら
れた信号は、二回積分器92で積分され、これにより、
かご枠20のX方向絶対変位が得られる。
【0042】 X方向変位計の出力の濾波 X方向変位計66の出力を、上述したハイパスフィルタ
90と同じ特性の別のハイパスフィルタ94で濾波す
る。このハイパスフィルタ94は、X方向変位計66の
出力からノイズを除去するためのものでない。これは、
X方向変位計66の出力は積分しないので、低周波の微
小ドリフト誤差は問題にならないからである。むしろ、
ハイパスフィルタ94の目的は、このハイパスフィルタ
94から出力される信号の同一性を確保することであ
る。すなわち、ハイパスフィルタ94が無い場合、ガイ
ドレール36の曲がりを測定中(昇降中)にかご枠20
の振動状態が変化すると、同一のガイドレール36の曲
がりを測定しているにも拘わらず、測定結果が毎回(測
定ごとに)違って出力される。これは、0.5Hz以下
のガイドレール36の曲がり成分において、濾波される
成分と、濾波されない成分とが存在するために生じる。
【0043】 除算 除算器96は、ハイパスフィルタ94からの出力(かご
枠20の相対変位)から、二回積分器92の出力(かご
枠20の絶対変位)を除算し、ガイドレール36の曲が
り(据付精度)を求める。
【0044】(2) ガイドレール36の測定位置を求
める処理 垂直方向位置の演算 かご枠18の垂直方向位置は、Z方向加速度計80の出
力を利用して演算される。ところで、かご枠18の垂直
方向位置を測定する別の手段として、昇降路頂部の機械
室等に設けたエンコーダ(共に図示せず)の出力を利用
する方法が考えられる。しかし、この方法は、エンコー
ダの出力を昇降体14の制御装置84に送信する手段が
必要となり、構成が複雑になる。これに対し、実施の形
態のようにZ方向加速度計80を利用すれば、昇降体1
4上の装置だけで垂直方向位置が演算できるので、非常
に作業効率が良い。
【0045】具体的に,Z方向加速度計80で、Z方向
のかご枠の加速度が検出される。検出されたZ方向の加
速度は、二回積分器98で二回積分されてZ方向のかご
枠20の移動量、つまり対応するガイドレール36のZ
方向位置が計算される。
【0046】 補正演算 Z方向加速度計80の出力も、低周波ドリフト誤差を含
む。したがって、測定時間が長くなると、Z方向位置の
計算結果にも、無視できない程度の積分誤差が現れる。
なお、測定時間が比較的短い場合は、昇降行程に対して
無視できる程度であるかもしれない。しかし、Z方向の
位置を求めるためにはDC成分が必要であるので、かご
枠20の水平方向変位を求めるために用いたハイパスフ
ィルタ90などの低周波成分除去手段は利用できない。
そこで、本実施の形態では、補正演算器100を用い
て、Z方向の位置補正を行なう。補正演算は、以下の
(a)第1工程から(d)第4工程を含む。
【0047】(a) 第1工程 近接スイッチ82により、ガイドレール36に添え板4
0を固定している特定のボルト42のボルト頭を検出す
る。
【0048】(b) 第2工程 記憶部102に予め記憶されているガイドレール36の
据付情報(どれだけの長さのガイドレールが、どの順番
で配置されているか、ブラケット位置を示す情報)と、
近接スイッチ82によりボルト42が検出された時のZ
方向の位置を比較し、各ガイドレール36の継目位置で
の誤差成分を計算する。
【0049】(c) 第3工程 複数のガイドレール継目位置での誤差成分を累計し、全
測定時間における誤差成分を推定する。例えば、誤差成
分を測定時間に対する低次の多項式として近似する。
【0050】(d) 第4工程 Z方向加速度計80の出力の二回積分値から、第3工程
で求めた誤差成分を除算する。
【0051】以上の演算処理により、Z方向のガイドレ
ール位置が算出される。算出されたZ方向のかご枠位置
の一例を図5に示す。この図において、線104がZ方
向加速度計80の出力を二回積分して算出された補正前
のZ方向位置を示し、線106が補正演算器100で補
正後のZ方向位置を示す。図示するように、ガイドレー
ル継目部分検出点108におけるZ方向位置が、記憶部
102に記憶された据付情報に位置するように補正さ
れ、精度の高いZ方向位置が算出される。
【0052】このように、Z方向加速度計80と、継目
検出手段である近接スイッチ82を用いることにより、
昇降体14上の装置だけで精度の高いZ方向位置を求め
ることができる。
【0053】(3) 平均化処理 以上のようにしてガイドレール36のZ方向位置とガイ
ドレール36の曲がり・据付精度が演算されるが、通
常、X方向変位計66の出力には高周波のノイズが含ま
れる。このノイズを除去する手段としてローパスフィル
タが考えられる。しかし、ローパスフィルタを用いた場
合、高周波ノイズだけでなく、実際のガイドレール36
に含まれる高周波成分(例えば、ガイドレール継目部分
における段差や、くの字形の曲がり等)をも除去してし
まう。
【0054】そこで、制御装置84では、昇降体14を
複数回昇降させて得られた複数の測定データを平均化回
路110により平均化し、これによりノイズ成分だけを
低減する方法を採用している。ただし、この方法では、
Z方向位置を正しく検出できないと、適正な平均化処理
が行なわれない。
【0055】これについて図6を参照して説明する。い
ま、グラフ112に示す高周波の成分を含む変位をセン
サで測定したとする。また、センサの出力にノイズが乗
り、グラフ114に示す信号が出力されたとする。この
場合、ローパスフィルタを用いると、濾波された後の信
号は、グラフ116に示すように、センサノイズは除去
されるが、もともと含まれていた高周波成分も除去さ
れ、違った波形となる。また、Z方向の位置検出が正確
にできなかった場合、平均化後の波形は、グラフ118
に示すように、もともとの波形と著しく違った形とな
る。そして、Z方向の位置検出を正確に行なったうえで
平均化処理を行なった場合のみ、グラフ120に示すよ
うに、グラフ112に示すもともとの波形と同一の波形
を有する出力結果(波形)が得られる。
【0056】(4) 記録・表示処理 以上のようにして計算されたレール据付精度と垂直方向
位置は、記録・表示装置122に記録され、両者が対応
した状態で表示される。同時に、近接スイッチ82で検
出したガイドレールの継目の場所と、ガイドレール36
のブラケット38に対する固定位置を同時に記録し表示
してもよい。また、記憶部102に記憶されているガイ
ドレール36の据付情報と階床情報も同時に表示しても
よい。
【0057】記録・表示装置122に記録され表示され
る情報は、エレベータかご18に生じた振動とガイドレ
ール36の曲がりとの関係が明瞭であるのが好ましい。
そのためには、エレベータかご18の底部(例えば、
床)に水平方向加速度計(X方向加速度計とY方向加速
度計)を設け、この水平方向加速度計124で計測した
水平方向加速度とガイドレール36の曲がりとの関係を
同時に記録し表示する。
【0058】ただし、ある時刻において、水平方向加速
度の測定高さと、ガイドレール36の曲がりの測定高さ
は異なる。つまり、水平方向加速度124はエレベータ
かご18の床で測定される。これに対し、ガイドレール
36の曲がりは、昇降体14の上部と下部に設けたセン
サブロック52の高さで測定される。したがって、記録
・表示装置122では、水平方向加速度とガイドレール
36の曲がりは、共通の時間軸上で、しかしそれぞれに
対応したZ方向位置に表示する。
【0059】具体的に、図7は、X方向のガイドレール
36の曲がりと、エレベータかご18の水平加速度(X
方向加速度)とを同時に表示した図であり、符号130
で示す曲線が左側下部のセンサブロック52にあるセン
サブロック位置で検出されたガイドレールの曲がり、符
号132で示す曲線が右側下部のセンサブロック位置で
検出されたガイドレールのX方向曲がり、符号134で
示す曲線がエレベータかご18の床で測定したX方向加
速度、符号136で示す横軸がセンサブロックのZ方向
位置、符号138で示す横軸が水平加速度計124の設
置されているZ方向位置である。したがって、エレベー
タかご18に大きな水平加速度が発生したときに通過し
たガイドレール曲がりを容易に特定できる。
【0060】また、図7に示すように、記録・表示装置
122では、ガイドレールの曲がり等と共に、記憶部1
02に予め記憶しておいた階床情報、継目情報、近接ス
イッチ82によって検出された継目位置(図中の「+」
記号)も同時に表示するのが好ましい。これらの表示情
報により、ガイドレール36の曲がりを修正すべき箇所
が、例えば「30階のすぐ上の継目部分」というように
容易に判断できる。そのため、ガイドレールの曲がり修
正に要する時間が大幅に短縮される。
【0061】さらに、図7では、横軸にZ方向位置を示
したが、図8に示すように、横軸に時間を表示してもよ
い。この場合、エレベータかご18の振動、ガイドレー
ル曲がりの周波数を容易に確認できる。
【0062】さらにまた、図7と図8では、X方向に関
し、下側のガイド装置44から入力されるガイドレール
曲がりとエレベータかご18の振動を同時に表示してい
るが、上側のガイド装置44から入力されるガイドレー
ル曲がりも同時に表示することもできるし、Y方向につ
いても同様に下側又は上側若しくはそれらの両方のガイ
ド装置44から入力されるガイドレール曲がりとエレベ
ータかご18の振動を同時に表示できる。
【0063】以上、本発明を実施するための装置の一実
施例を説明したが、本発明を実施するために用いる装
置、機器等は上述したものに限るものでない。例えば、
ガイドレール36の継目部分を検出する手段は近接スイ
ッチに限るものでなく、別に設けた変位計、接触式セン
サでもよいし、ガイドレールとかご枠との相対距離を測
定する変位計はレーザ方式以外のものでもよい。
【0064】また、昇降体とガイドレールとの相対距離
を測定する変位計、昇降体の各部の加速度を測定する加
速度計のように、現場で直接測定結果を得なければなら
ない装置は昇降体に取り付けなければならない。しか
し、これら変位計、加速度計の検出結果を利用する制御
装置は、昇降体の外部に設けてもよい。この場合、各変
位計、加速度計の測定結果を同時に適宜媒体に記録して
おき、後に記録された測定結果を利用して制御装置で表
示してもよい。ただし、上記説明のように制御装置も昇
降体に設ける場合、送受信装置等が不要になる。
【0065】さらに、昇降体と昇降路にそれぞれ送信機
と受信機を設け、変位計や加速度計の検出結果を送信機
から受信機に有線又は無線で送信し、受信機で受信した
検出結果を制御装置で演算し表示してもよい。
【0066】要するに、請求の範囲に記載した発明の概
念に含まれる技術手段であって、当業者において置換可
能なものは、すべて本発明の範囲に含まれるものであ
る。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかるガイドレール据付精度測定装置及び方法によれ
ば、昇降路内を昇降する昇降体を案内するガイドレール
の据付精度を簡単かつ容易に、しかも正確に測定でき
る。したがって、エレベータ装置の乗り心地に悪影響を
及ぼすとガイドレール箇所を正確かつ容易に特定し、該
当箇所を修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるガイドレール据付精度測定装
置を搭載したエレベータ装置の全体構成を示す断面図。
【図2】 本発明にかかるガイドレール据付精度測定装
置のセンサブロックの平面図。
【図3】 本発明にかかるガイドレール据付精度測定装
置のセンサブロックの正面図。
【図4】 本発明にかかるガイドレール据付精度測定装
置の制御装置の構成を示すブロック図。
【図5】 本発明にかかるガイドレール据付精度測定装
置及び方法における垂直方向位置補正を説明するグラ
フ。
【図6】 本発明にかかるガイドレール据付精度測定装
置における平均化処理を説明する図。
【図7】 本発明にかかるガイドレール据付精度測定装
置による表示結果の一例を示す図。
【図8】 本発明にかかるガイドレール据付精度測定装
置による表示結果の他の例を示す図。
【図9】 昇降体の下部に垂直方向加速度計を設けたガ
イドレール据付精度測定装置の他の形態を示す断面図。
【符号の説明】
10 エレベータ装置、 12 昇降路、 14 昇降
体、 36 ガイドレール、 50 据付精度測定装
置、 66 X方向変位計、 68 X方向加速度計、
74 Y方向変位計、 76 Y方向加速度計、 8
0,88 X方向又はY方向加速度計、 124 水平
加速度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F069 AA02 AA52 AA99 BB12 BB25 BB40 DD15 DD25 EE22 GG04 GG41 GG63 HH07 HH09 HH11 JJ06 JJ25 NN03 NN06 NN26 QQ05 3F305 BD01 DA18 DA21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内を昇降する昇降体を案内するガ
    イドレールの据付精度を測定する装置であって、 上記昇降体とガイドレールとの相対距離を検出する相対
    距離検出手段と、 上記昇降体の水平方向加速度を検出する水平加速度検出
    手段と、 上記昇降体の垂直方向加速度を検出する垂直加速度検出
    手段と、 上記相対距離検出手段、水平加速度検出手段、及び垂直
    加速度検出手段の検出結果をもとにガイドレールの据付
    精度を演算する演算手段とを有することを特徴とするガ
    イドレール据付精度測定装置。
  2. 【請求項2】 上記演算手段は、上記水平加速度検出手
    段の検出結果を上記垂直加速度検出手段の検出結果を用
    いて補正する補正手段を有することを特徴とする請求項
    1に記載のガイドレール据付精度測定装置。
  3. 【請求項3】 上記垂直加速度検出手段の検出結果から
    上記昇降体の垂直方向位置を計算する計算手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のガイドレール据付精
    度測定装置。
  4. 【請求項4】 上記ガイドレールの特定位置を検出する
    特定位置検出手段と、上記垂直方向位置計算手段の計算
    結果を上記特定位置検出手段の検出結果をもとに補正す
    る補正手段とを有することを特徴とする請求項3に記載
    のガイドレール据付精度測定装置。
  5. 【請求項5】 上記昇降体を複数回昇降させて得られた
    複数のガイドレールの据付精度を平均化する平均化手段
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一
    に記載のガイドレール据付精度測定装置。
  6. 【請求項6】 ガイドレールの据付精度を測定する手段
    と、 昇降体かご床の水平方向加速度を測定する手段と、 上記ガイドレール据付精度測定結果と上記水平方向加速
    度を、水平方向加速度が生じたタイミングとガイドレー
    ルの曲がりが昇降体を案内するガイド装置から入力され
    たタイミングが同期するように演算及び表示する手段と
    を備えることを特徴とするガイドレール据付精度測定装
    置。
  7. 【請求項7】 上記演算手段で演算されたガイドレール
    据付精度を表示する表示手段を設けたことを特徴とする
    請求項1から6のいずれか一に記載のガイドレール据付
    精度測定装置。
  8. 【請求項8】 上記相対距離検出手段、水平加速度検出
    手段、垂直加速度検出手段を上記昇降体に設けたことを
    特徴とする請求項1から7のいずれかのガイドレール据
    付精度測定装置。
  9. 【請求項9】 昇降路内を昇降する昇降体を案内するガ
    イドレールの据付精度を測定する方法であって、 上記昇降体とガイドレールとの相対距離を検出し、 上記昇降体の水平方向加速度を検出し、 上記昇降体の垂直方向加速度を検出し、 上記相対距離、水平加速度、及び垂直加速度をもとにガ
    イドレールの据付精度を演算するガイドレール据付精度
    測定方法。
  10. 【請求項10】 上記水平方向加速度を上記垂直方向加
    速度を用いて補正することを特徴とする請求項9に記載
    のガイドレール据付精度測定方法。
  11. 【請求項11】 上記ガイドレールの据付精度と、上記
    ガイドレールに対する昇降体の垂直方向位置とを、対応
    づけて表示することを特徴とする請求項9または10の
    いずれか一に記載のガイドレール据付精度測定方法。
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