JP2001266098A - Icカード及び携帯端末装置 - Google Patents

Icカード及び携帯端末装置

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JP2001266098A
JP2001266098A JP2000077791A JP2000077791A JP2001266098A JP 2001266098 A JP2001266098 A JP 2001266098A JP 2000077791 A JP2000077791 A JP 2000077791A JP 2000077791 A JP2000077791 A JP 2000077791A JP 2001266098 A JP2001266098 A JP 2001266098A
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card
memory
controller
display
connector
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JP2000077791A
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Hirotaka Nishizawa
裕孝 西沢
Atsushi Shiraishi
敦 白石
Yosuke Yugawa
洋介 湯川
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載メモリに対するアクセス状況や空き容量
の状態を容易に認識可能なICカードを提供する。 【解決手段】 カード基板(1)にコントローラ(5)
を介してリード・ライト可能にされるメモリ(4)を有
し、更にコントローラによって表示制御可能なLEDの
ような発光素子(13)を有する。コントローラは、外
部から与えられるのコマンドに応答して、前記発光素子
を駆動制御して、前記メモリアクセス動作中の状態を表
示し、また、メモリのセクタ管理情報に基づいてメモリ
の空き容量の状態を表示する。これにより、アクセス中
に誤ってICカードをカードソケットから抜いてデータ
が破壊されてしまう事態の発生を低減でき、予備のメモ
リカードを予め用意する事を促せるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードの機能
拡張、更にはICカードを用いる携帯情報端末装置の利
便性を向上させる技術に関し、例えば、マルチメディア
カード(Multi Media Card)若しくはその互換メモリカ
ード等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、ディジタルネットワーク機器
間での情報の移動等を目的として、マルチメディアカー
ドのような小型軽量化及びインタフェースの簡素化を実
現したメモリカードが提供されている。マルチメディア
カードは、例えばCQ出版社発行のインタフェース(1
999年12月号)に記載されるように、外部インタフ
ェース端子として7個のコネクタ端子を有し、シリアル
インタフェースが採用さて、PCカードやハードディス
クが採用するATAインタフェースに比べてホストシス
テムの負荷を軽減でき、より簡易なシステムでも利用で
きるようになっている。また、同文献には、シリアルイ
ンタフェースを採用し、9個のコネクタ端子を有し、マ
ルチメディアカードの上位互換メモリカードとしてSD
カードが提案されている、との記載もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はマルチメデ
ィアカード等のストレージ系ICカードについて検討し
た。これによれば、ストレージ系のICカードはPCM
CIA(Personal Computer Memory Card Internationa
l Association)準拠のPCカードをはじめ前記マルチ
メディアカードも、ストレージカードとしての機能を有
するに留まっており、現状では未だ目立った機能拡張は
なされていない。特に、携帯電話機やPDA(Personal
Digital Assistants)としての携帯情報端末装置等へ
の適用を想定したとき、そのユーザは各種年齢及び階層
に亘るから、ストレージ系のICカードといえども更に
ユーザフレンドリな機能拡張の必要性が本発明者によっ
て見出された。
【0004】本発明の目的は、搭載メモリに対するアク
セス状況や空き容量の状態を容易に認識可能なICカー
ドを提供することにある。
【0005】本発明の別の目的は、メモリに格納されて
転々流通可能にされ改竄の虞もあるとき、メモリに格納
すべき情報の著作権保護、プライバシー保護の観点をよ
り、使い勝手の良好なICカードを提供することにあ
る。
【0006】本発明の更に別の目的は、インタフェース
の多様化にも対応することができるICカードを提供す
ることにある。
【0007】本発明のその他の目的は、ストレージ系の
ICカードの使い勝手を携帯端末装置側で向上させるこ
とにある。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】〔1〕本発明の最初の観点はICカードそ
れ自体に表示機能を持たせることである。第1の発明は
アクセス動作中の状態を表示可能にする。すなわち、半
導体集積回路が実装され複数個のコネクタ端子が形成さ
れたカード基板を有し、前記コネクタ端子をケーシング
から露出するICカードは、前記半導体集積回路とし
て、前記コネクタ端子に接続されたコントローラと前記
コントローラを介してリード・ライト可能にされるメモ
リとを含み、前記ケーシングから露出させて発光素子が
設けられ、前記コントローラは前記発光素子を駆動制御
して前記メモリアクセス動作中の状態を表示可能にす
る。これにより、ICカードそれ自体で内蔵メモリのア
クセス動作中の状態が識別可能になり、アクセス中に誤
ってICカードをカードソケットから抜いてデータが破
壊されてしまう事態の発生を低減させることが可能にな
る。
【0011】第2の発明はメモリの空き容量を表示可能
にする。すなわち、半導体集積回路が実装され複数個の
コネクタ端子が形成されたカード基板を有し、前記コネ
クタ端子をケーシングから露出するICカードは、前記
半導体集積回路として、前記コネクタ端子に接続された
コントローラと前記コントローラを介してリード・ライ
ト可能にされるメモリとを含み、前記ケーシングから露
出させて発光素子が設けられ、前記コントローラは前記
発光素子を駆動制御して前記メモリの空き容量の状態を
表示可能である。これにより、ICカードそれ自体でメ
モリの空き容量を識別可能になり、ライト動作の途上で
記憶領域の空きが無くなる事態に陥る前に、予備のIC
カードを予め用意することを促せるようになる。
【0012】前記空き容量の表示態様として、LED
(Light Emitting Diode)のような発光素子を用いると
き、前記コントローラは、前記発光素子の発光色の相違
と発光素子の点灯及び点滅の相違とによって前記メモリ
の空き容量の状態を表示してよい。
【0013】第3の発明は、ICカード上での表示を外
部からのコマンドに応答させるものである。すなわち、
半導体集積回路が実装され複数個のコネクタ端子が形成
されたカード基板を有し、前記コネクタ端子をケーシン
グから露出するICカードは、前記半導体集積回路とし
て、前記コネクタ端子に接続されたコントローラと前記
コントローラを介してリード・ライト可能にされるメモ
リとを含み、前記ケーシングから露出させて発光素子が
設けられ、前記コントローラは前記コネクタ端子から与
えられる所定のコマンドに応答して前記発光素子を駆動
制御する。
【0014】発光素子による表示内容が外部コマンドで
指示されるから、ICカードの内部状態若しくはICカ
ードの保有情報に従って表示内容を決定する場合には、
ICカードから必要な情報を外部に出力することを要す
る。例えば、空き容量表示のために、前記メモリはセク
タ管理情報の格納領域を有し、前記コントローラは前記
格納領域から少なくともメモリの空き容量算定に必要な
情報をリードして前記コネクタ端子から出力可能であ
る。また、メモリの格納情報に対するオーソライゼーシ
ョンの有無判定結果の表示の為には、前記メモリ又はコ
ントローラはオーソライゼーションコードの格納領域を
有し、前記コントローラは前記格納領域からオーソライ
ゼーションコードをリードして前記コネクタ端子から出
力可能である。また、暗証の正当性の認否結果を表示す
るためには、前記メモリ又はコントローラは暗証コード
の格納領域を有し、前記コントローラは前記格納領域か
ら暗証コードをリードして前記コネクタ端子から出力可
能である。
【0015】メモリに格納されるデータの著作権保護の
一端をICカードで担おうとするとき、前記コントロー
ラには前記メモリにライトするデータを暗号化し、メモ
リからリードしたデータを復号する機密保護機能を設け
るとよい。
【0016】〔2〕本発明の第2の観点は、ストレージ
系等のICカードの使い勝手を携帯端末装置側で向上さ
せるというものである。この観点による第1の発明は、
ICカードのアクセス中の状態を携帯端末装置上に表示
するものである。すなわち、入力操作部、データ処理
部、表示部、及びカードソケットを有し、前記データ処
理部は、前記入力操作部からの入力に応答してデータ処
理を行い前記表示部の表示制御及びカードソケットに装
着されたICカードの制御を行う携帯端末装置におい
て、前記データ処理部はカードソケットに装着されたI
Cカード内蔵のメモリに対するアクセス動作中の状態を
前記表示部に表示可能である。前記表示部としてドット
マトリクス表示又はセグメント表示形式の液晶表示部
(LCD)或いはLEDを採用してよい。
【0017】その観点による第2の発明は、ICカード
のメモリ空き容量表示を携帯端末装置で行うものであ
る。すなわち、入力操作部、データ処理部、表示部、及
びカードソケットを有し、前記データ処理部は、前記入
力操作部からの入力に応答してデータ処理を行い前記表
示部の表示制御及びカードソケットに装着されたICカ
ードの制御を行う携帯端末装置において、前記データ処
理部はカードソケットに装着されたICカードから所定
の情報をリードし、リードした情報に基づいてメモリ空
き容量の状態を前記表示部に表示可能である。前記表示
部として、ドットマトリクス表示部を採用し、そこに表
示するアイコンの種類又はパターンの種類に応じて前記
メモリ空き容量の状態が表してよい。
【0018】ICカードの内部状態に従って表示内容を
決定する場合には、ICカードから必要な情報を外部に
出力することを要する。メモリの空き容量表示に関して
は、前記所定の情報は、カードソケットに装着されたI
Cカードが実現するファイルメモリのセクタ管理情報に
含まれる情報である。
【0019】第3の発明は、ICカードの記憶情報に応
じて表示内容を決定する携帯端末装置である。すなわ
ち、入力操作部、データ処理部、表示部、及びカードソ
ケットを有し、前記データ処理部は、前記入力操作部か
らの入力に応答してデータ処理を行い前記表示部の表示
制御及びカードソケットに装着されたICカードの制御
を行う携帯端末装置において、前記データ処理部はカー
ドソケットに装着されたICカードの所定の情報格納領
域からリードした情報に対する正当性の認否の結果を表
示可能である。このとき、前記所定の情報格納領域はオ
ーソライゼーションコード又は暗証コードの格納に割当
てられる領域である。
【0020】〔3〕本発明の第3の観点は、ストレージ
系等のICカードに対してもインタフェースの多様化に
対応できるようにするものである。すなわち、半導体集
積回路が実装され複数個のコネクタ端子が形成されたカ
ード基板を有し、前記コネクタ端子をケーシングから露
出するICカードは、前記半導体集積回路として前記コ
ネクタ端子に接続されたコントローラと前記コントロー
ラを介してリード・ライト可能にされるメモリとを含
み、新たなインタフェースとして、前記コントローラに
よって送受信制御される赤外線送受信モジュールを採用
する。
【0021】これに代わるインタフェースとして、前記
コントローラによって送受信制御される無線送受信イン
タフェースモジュールを採用してよい。
【0022】或いは送信電力を小さくする事ができる無
線通信インタフェースを採用してもよい。すなわち、半
導体集積回路が実装され複数個のコネクタ端子が形成さ
れたカード基板を有し、前記コネクタ端子をケーシング
から露出するICカードは、前記半導体集積回路は前記
コネクタ端子に接続されたコントローラと前記コントロ
ーラを介してリード・ライト可能にされるメモリとを含
み、更に、情報を送出するアンテナと、前記コントロー
ラから供給されるデータにしたがって前記アンテナを介
して無線制御する無線通信制御回路とを有する。前記コ
ントローラは、前記メモリにライトするデータを暗号化
し、前記メモリからリードしたデータを復号する機密保
護機能を有すると共に、前記コネクタ端子から与えられ
るコマンドに応答して所定の情報格納領域からリードし
た情報を前記無線通信制御回路に与える。前記所定の情
報格納領域は、例えばオーソライゼーションコード又は
暗証コードの格納に割当てられる前記メモリ又はコント
ローラ上の領域である。
【0023】
【発明の実施の形態】《表示機能付きメモリカード》図
1の(A)には本発明に係るICカードの一例であるメ
モリカードの端子面が示され、図1の(B)にはそのメ
モリカードのチップ実装面が示される。同図に示される
メモリカードMC1はマルチメディアカードに表示機能
を付加したマルチメディアカードに準拠のメモリカード
とされる。特に制限されないが、メモリカードMC1の
大きさはマルチメディアカードに準拠し、厚さが1.4
mm、平面寸法が24mm×32mmの規格に従ってい
る。
【0024】メモリカードMC1のカード基板1は、ガ
ラスエポキシ樹脂等の樹脂基板で成る基板の端子面に、
夫々同一形状で矩形のコネクタ端子2が等間隔で7個配
置され、実装面には前記コネクタ端子2に1対1対応で
接続パッド3が形成されている。接続パッド3はアルミ
ニウム、銅又は鉄合金などの導電パターンで形成され
る。コネクタ端子2はアルミニウム、銅又は鉄合金など
の導電パターンに金メッキやニッケルメッキ等が施され
て成る。接続パッド3とコネクタ端子2との接続はカー
ド基板1上の図示を省略する配線パターンとカード基板
1の表裏を導通されるスルーホールとによって行われ
る。
【0025】カード基板1の実装面には、例えば電気的
に書き換え可能なフラッシュメモリチップ4、コントロ
ーラチップ5、及びLEDモジュール13が設けられて
いる。コントローラチップ5は、コネクタ端子2を介し
て外部から与えられる指示に従って前記フラッシュメモ
リチップ4に対するリード・ライト動作を制御する。デ
ータセキュリティーを考慮する場合には、前記コントロ
ーラチップ5は更に、前記フラッシュメモリチップ4に
書込むデータに対して暗号化を行い、前記フラッシュメ
モリチップ4から読み出したデータに対して復号を行う
機密保護機能を備えるようにすればよい。また、コント
ローラチップ5は前記LEDモジュール13に対する表
示制御を行う。前記LEDモジュール13は赤色のLE
D13rと緑色のLED13gとの2個のLEDを発光
素子として有する。図22に例示されるように、前記L
ED13r、13gは、メモリカードMC1のケーシン
グ12の後端面に露出される。メモリカードMC1が図
示を省略するカードスロットに装着された状態でもLE
D13r、13gの点灯または点滅を確認することがで
きる。
【0026】前記コントローラチップ5は、前記コネク
タ端子2の配列方向に沿って縦長形状を有し、コネクタ
端子2側には当該コネクタ端子2に前記接続パッド3を
介して接続される複数個のコネクタインタフェース端子
5Piと前記メモリチップ4側には当該メモリチップ4
に接続される複数個のメモリインタフェース端子5Pj
とを有する。前記メモリチップ4はコントローラチップ
5側に当該コントローラチップ5に接続される複数個の
コントローラインタフェース端子4Pkを有する。前記
接続パッド3は前記コントローラチップ5のコネクタイ
ンタフェース端子5Piにボンディングワイヤ7で接続
される。前記コントローラチップ5のメモリインタフェ
ース端子5Pjはメモリチップ4のコントローラインタ
フェース端子4Pkにボンディングワイヤ8で接続され
る。9は中継パターンである。
【0027】更にカード基板1には、前記コントローラ
チップ5及び前記メモリチップ4にボンディングワイヤ
(又が配線パターン)11で接続するテスト端子10を
有する。カード基板1は実装面を内側に向けてケーシン
グ12に取り付け固定され、実装面はケーシング12で
覆われて保護され、端子面はケーシング12から露出さ
れる。尚、ボンディングワイヤ7,8,11による接続
は一例を図示してあり、図示を省略する端子も同様にボ
ンディングワイヤ等で接続されている。
【0028】ここで、端子面のコネクタ端子2には便宜
上端子番号#1〜#7を付してある。マルチメディアカ
ードモードでは#1はリザーブ端子(オープン又は論理
値“1”に固定)、#2はコマンド端子(コマンド入力
及び応答信号出力を行う)、#3及び#6は回路の接地
電圧(グランド)端子、#4は電源電圧供給端子、#5
はクロック入力端子、#7はデータの入出力端子として
機能される。SPI(Serial Peripheral Interface)
モードでは#1はチップセレクト端子(負論理)、#2
はデータ入力端子(ホスト装置からカードへのデータ及
びコマンド入力用)、#3及び#6は回路の接地電圧
(グランド)端子、#4は電源電圧供給端子、#5はク
ロック入力端子、#7はデータ出力端子(メモリカード
からホスト装置へのデータ及びステータス出力)として
機能される。マルチメディアカードモードは複数のマル
チメディアカードを同時に使用するシステムに好適な動
作モードであり、マルチメディアカードの識別は図示を
省略するホスト装置がマルチメディアカードに設定した
カード識別ID(相対アドレス)を用いる。SPIモー
ドは簡易で安価なシステムでの利用に最適であり、マル
チメディアカードの選択はホスト装置から#1のコネク
タ端子に供給されるチップ選択信号によって行われる。
何れの動作モードにおいても、コントローラチップ5は
ホスト装置から与えられるコマンドに応答してメモリチ
ップのアクセス制御とホスト装置とのインタフェース制
御を行う。
【0029】図2には前記メモリカードMC1の機能ブ
ロック図が示される。コントローラチップ5はインタフ
ェースコントローラ50、LCDドライバ51、フラッ
シュメモリコントローラ52、暗号化・復号回路53、
及びセキュリティー回路54を有する。インタフェース
コントローラ50は前記端子2を介して図示を省略する
ホスト装置に接続され、ホスト装置から与えられるコマ
ンドを解読して、メモリカード内部の全体的な制御とホ
スト装置とのインタフェース制御を行う。そのような制
御プログラム若しくは状態遷移制御ロジックは、特に制
限されないが、インタフェースコントローラ50の内部
に設けられている。制御プログラムをフラッシュメモリ
4に配置しておくことも可能である。
【0030】前記インタフェース制御は前記端子2を介
するマルチメディアカードモード或いはSPIモードに
よるインタフェース制御である。前記メモリカード内部
の全体的な制御は、第1に、セキュリティー回路を利用
した認証制御、第2に、フラッシュメモリチップ5に対
するライトデータの暗号化とリードデータに対する復号
を行う暗号化・復号制御、第3に、フラッシュメモリコ
ントローラ52を介するフラッシュメモリチップ4のフ
ァイルメモリとしてのアクセス制御、第4に、LCDド
ライバ51を介する表示制御である。
【0031】前記アクセス制御は、例えばセクタをデー
タ管理の基本とするようなファイルシステムとの互換を
考慮した制御である。例えばデータ若しくはファイルを
512バイトのようなセクタ単位で管理するために、フ
ラッシュメモリチップ4のメモリアレイを、1セクタに
対応する512バイト毎のデータエリアとデータエリア
毎の管理エリアに分けて利用するようになっている。管
理エリアは、対応データエリアに有効データが保持され
ているか否かというセクタの利用状態を示す情報、後続
セクタへのポインティング情報などを有する。それら管
理エリアが全体としてセクタ管理テーブル55を構成す
ることになる。アクセス制御ではアクセス対象ファイル
のセクタがフラッシュメモリチップ4の物理アドレスに
対応付けられてリード、消去、書込み、ベリファイなど
のメモリ動作が行われる。
【0032】暗号化・復号制御は、フラッシュメモリチ
ップ4にライトするデータを先ず暗号化・復号回路53
で暗号化させ、暗号化されたデータをフラッシュメモリ
チップ4に書込み可能にする処理と、フラッシュメモリ
コントローラ52でフラッシュメモリチップ4からリー
ドしたデータを暗号化・復号回路53で復号させ、復号
されたデータをインタフェースコントローラ50から外
部に出力可能にする処理とを行う。
【0033】前記認証制御について説明する。メモリカ
ードMC1が音楽情報や文学情報等の配信に利用される
ことを想定すると、そのような情報の著作権保護を考慮
する事が望ましい。また、メモリカードに預金情報、保
険情報、携帯電話の課金情報、電話番号等が格納されて
利用される場合にはそのような情報に対してプライバシ
ー保護を図ることが要求されるであろう。
【0034】著作権保護に関しては、例えば複製権に関
するオーソライゼーションコードがホスト装置から通知
されてセキュリティー回路54のオーソライゼーション
コード管理テーブル56にセットされ、そのオーソライ
ゼーションコードと対応付けられた音楽情報がホスト装
置からダウンロードされ、フラッシュメモリチップ4に
ライトされ、そのライトメモリアドレスが上記オーソラ
イゼーションコードに対応つけられてセキュリティー回
路54の前記オーソライゼーション管理テーブル56に
セットされる。インタフェースコントローラ50はホス
ト装置からのアクセス要求に対して、アクセス対象ファ
イルのメモリアドレスが前記オーソライゼーション管理
テーブル56上のオーソライゼーションコードに対応付
けられたメモリエリアであるか否かを前記オーソライゼ
ーション管理テーブル56を利用してセキュリティー回
路54に判定させる。オーソライゼーションコードに対
応付けられている場合、セキュリティー回路54は、イ
ンタフェースコントローラ50にオーソライゼーション
コードの入力を要求させ、入力されたオーソライゼーシ
ョンコードがセキュリティー回路54保有のオーソライ
ゼーションコードに一致しない限り、そのファイルアク
セスを許容させない。前記オーソライゼーションコード
管理テーブル56は電気的に書き換え可能な不揮発性メ
モリによって構成してよい。このオーソライゼーション
コード管理テーブル56は、インタフェースコントロー
ラ50又はフラッシュメモリ4に配置してもよい。
【0035】プライバシー保護に関しては、例えばホス
ト装置から暗証コードがセキュリティー回路54の暗証
コード管理テーブル57に一旦セットされると、メモリ
カードの初期化処理を終了する度に、フラッシュメモリ
チップ4に対する最初のリードアクセス要求に際して、
セキュリティー回路54は、インタフェースコントロー
ラ50に暗証コードの入力を要求し、既に暗証コード管
理テーブル57にセットされている暗証コードに一致す
る暗証コードが外部から入力されるまで、インタフェー
スコントローラ50にそのリード要求に応答するメモリ
アクセス制御を開始させない。前記暗証コード管理テー
ブル57は電気的に書き換え可能な不揮発性メモリによ
って構成してよい。このオーソライゼーションコード管
理テーブル56は、インタフェースコントローラ50又
はフラッシュメモリ4に配置してもよい。
【0036】前記表示制御は、フラッシュメモリチップ
4に対するアクセス状態表示処理、フラッシュメモリチ
ップの空き容量表示処理、前記認証制御の結果を表示す
る認証結果表示処理を行う。
【0037】前記表示制御は、特に制限されないが、コ
マンド入力待ち状態(スタンバイ状態)で入力されるコ
マンドに応答して行われる。スタンバイ状態が最初に実
現されるのは、単数又は複数個のメモリカードMC1の
初期化処理の後である。
【0038】先ず、ホスト装置によるメモリカードに対
する初期化処理を図3を参照しながら説明する。例え
ば、初期化処理は単数又は複数個のメモリカードMC1
に対する電源投入によって開始され(S1)、その後、
ホスト装置はメモリカードMC1に所定サイクル数でク
ロック信号を投入し、メモリカードMC1の内部回路を
初期化させ(S2)、その後、メモリカードMC1を選
択する(S3)。SPIモードではホストシステムがチ
ップ選択信号にてメモリカードMC1を選択する。選択
されたメモリカードMC1に対してホスト装置は、イン
タフェースコントローラ50内のカードIDレジスタが
保有するカード固有識別情報をホスト装置に出力させ
(S4)、ホスト装置はそのカード固有識別情報に対応
させて当該メモリカードMC1の相対アドレスを通知す
る(S5)。これによってメモリカードMC1にはその
相対アドレスによってその他のメモリカードと区別さ
れ、スタンバイ状態にされて(S6)、コマンド入力待
ち状態にされる。一方、初期化処理においてマルチメデ
ィアカードモードでは、コマンドにてメモリカードMC
1が選択される。選択されたメモリカードMC1は上記
同様にカード固有識別情報に対応させて当該メモリカー
ドMC1の相対アドレスが決定されることによってその
他のメモリカードと区別され、スタンバイ状態にされ
て、コマンド入力待ち状態にされる。
【0039】図4にはインタフェースコントローラ50
によるアクセス状態表示処理の制御フローが示される。
スタンバイ状態(S6)においてホスト装置からアクセ
ス要求があると(S7)、インタフェースコントローラ
50はそのアクセス要求を完了するまでの間に、フラッ
シュメモリコントローラ52を介してフラッシュメモリ
チップ4に、消去、書込み、リード、又はベリファイな
どの動作を指示する度に(S8)、LCDドライバ51
に対してLEDモジュールを点滅駆動させる(S9)。
例えば、その時の点滅動作は赤、緑の交互点滅である。
ステップS8、S9の処理はホスト装置からの前記アク
セス要求にすべて応答するまで繰り返される(S1
0)。メモリカードは再びスタンバイ状態に戻され(S
6)、スタンバイ状態が続く限り上記処理が繰り返され
る。
【0040】メモリアクセス動作中の状態を表示可能で
あるから、メモリカードMC1それ自体で内蔵メモリ4
のアクセス動作中の状態が識別可能になり、アクセス中
に誤ってメモリカードMC1をカードソケットから抜い
てデータが破壊されてしまう事態の発生を低減させるこ
とが可能になる。
【0041】図5にはインタフェースコントローラ50
によるフラッシュメモリチップの空き容量表示処理の制
御フローが示される。前記スタンバイ状態において(S
6)、ホスト装置から空き容量表示コマンドを受け取る
と(S11)、インタフェースコントローラ50はフラ
ッシュメモリチップ4の前記セクタ管理領域から前記セ
クタの利用状況を示す情報を読み込んで(S12)、フ
ラッシュメモリチップのデータエリアの空き容量が例え
ば、100〜70%、70〜50%、50〜20%又は
20%以下の何れに該当するかを演算する(S13)。
そしてインタフェースコントローラ50はその演算結果
にしたがってLCDドライバ51でLCDモジュールを
所定期間発光駆動する(S14)。例えば、空き容量が
100〜70%のときはLED13gを緑色に点灯さ
せ、空き容量が70〜50%のときはLED13gを緑
色に点滅させ、空き容量が50〜20%のときはLED
13rを赤色に点滅させ、空き容量が20%以下のとき
はLED13rを空く色に点灯させる。所定期間の発光
駆動後、メモリカードMC1はスタンバイ状態に戻され
る(S6)。
【0042】前記インタフェースコントローラ50は前
記LEDモジュール13を駆動制御して前記メモリ4の
空き容量の状態を表示可能であるから、メモリカードM
C1それ自体でメモリの空き容量を識別可能になり、ラ
イト動作の途上で記憶領域の空きが無くなる事態に陥る
前に、予備のメモリカードを予め用意することを促せる
ようになる。
【0043】図6にはインタフェースコントローラ50
による前記認証結果表示処理の制御フローが示される。
セキュリティー回路54が認証制御を開始するとき(S
20)、即ち、前記著作権保護に関するオーソライゼー
ションコードをインタフェースコントローラ50を介し
てホスト装置から入力させ、或いは前記セキュリティー
回路54が前記プライバシー保護に関する暗証コードを
インタフェースコントローラ50を介してホスト装置か
ら入力させるとき、セキュリティー回路54はインタフ
ェースコントローラ50にLEDドライバ51を介して
LEDモジュール13を発光駆動させる(S21)。こ
の時の発光駆動は、特に制限されないが、赤緑の同相点
滅である。セキュリティー回路54は入力したオーソラ
イゼーションコード又は暗証コードに対する正当性を判
断し、正当性の承認に呼応して(S22)、前記LED
モジュール13の点滅を停止させて(S23)、認証結
果表示処理を終了する。
【0044】上記により、認証制御の結果をメモリカー
ドMC1を介して認識することが可能になる。換言すれ
ば、メモリカードMC1に格納されて転々流通可能にさ
れ改竄の虞もあるとき、メモリに格納すべき情報の著作
権保護、プライバシー保護の観点をより、メモリカード
MC1の使い勝手が良好になる。
【0045】図7には前記LEDモジュール13の駆動
形式が数種類例示されている。図7の(A),(B),
(C)に示される駆動形式は、制御信号Sre,Sgr
でLED13r、13gを夫々単独に制御できる形態で
ある。一方、図7の(D)はLED13gと13rのア
ノードとカソードを相互に逆にして並列接続し、LED
駆動回路の駆動インバータの電源を+Vと−Vとして駆
動する形式である。駆動制御信号Scoは双方のLED
13r、13gに共通である。この駆動形式では双方の
LED13r,13gを完全並列に点灯又は点滅駆動す
る事はできないが、制御信号Scoの周波数を常時高く
してやれば、緑と赤の混合色である橙色に発光させる事
ができ、制御信号Scoを間欠的に一定レベルと高周波
に切り換えれば、赤色と橙色の交互点滅、緑色と橙色の
交互点滅を実現できる。図7の(A),(B),(C)
の代わりに図7の(D)を採用する場合には、赤と緑の
同相点滅の代わりに赤色と橙色の交互点滅を採用し、赤
と緑の交互点滅の代わりに緑色と橙色の交互点滅を採用
すればよい。
【0046】《携帯電話装置》次にメモリカードの状態
を表示する機能を備えた携帯端末装置について説明す
る。図8には携帯電話装置100のブロック図が示され
る。
【0047】音声はマイクロフォン101によりアナロ
グ音声信号として取り込まれ、A/D変換器102によ
りディジタル音声信号に変換され、データプロセッサ1
03に入力される。データプロセッサ103は、受け取
ったディジタル音声信号に対する音声符号化処理及びレ
イヤ処理としてのチャネルコーデック処理等を行い、処
理信号を送信信号として出力する。前記音声符号化処理
及びチャネルコーデック処理等は、特に制限されない
が、DSPを用いて行われる。特に図示はしないが、デ
ータプロセッサ103は、前記チャネルコーディックや
音声コーディックの為のアクセラレータを内蔵してよ
い。
【0048】データプロセッサ103で生成された送信
信号は例えばGMSK変調回路104によって変調さ
れ、更にD/A変換器105のよりアナログ信号に変換
され、高周波送信部(RF送信部)106によりアンテ
ナ107を介して送信される。
【0049】アンテナ107で受信された受信信号は、
高周波受信部(RF受信部)108によって受信され、
A/D変換器109にてディジタル信号に変換され、デ
ータプロセッサ103に取り込まれる。データプロセッ
サ103は、ビタビ復号処理、音声復号処理等を行い、
音声信号を取り出し得て出力する。ビタビ復号処理、音
声復号処理等はDSP又は図示を省略するアクセラレー
タによって行われる。
【0050】データプロセッサ103より出力された音
声信号はD/A変換器110によりアナログ音声信号に
変換され、スピーカ111から音声として出力される。
【0051】図8の携帯電話装置10においてデータプ
ロセッサ103は中央処理装置(CPU)112、ダイ
レクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)11
3、前記CPU112の動作プログラムなどを保有する
リード・オンリ・メモリ(ROM)114、前記CPU
112のワーク領域に利用されるランダム・アクセス・
メモリ(RAM)115、及び入出力ポートやシリアル
インタフェースなどの入出力回路(I/O)116を有
する。特に制限されないが、図5の携帯電話装置100
の例では、データプロセッサ103は音声符号化復号の
ための音声コーデック処理、レイヤ処理としてのチャネ
ルコーディック処理、及びシステム制御処理などの動作
プログラムは前記ROM114が保有する。DMAC1
13に対する転送制御条件の設定処理は前記ROM11
4に格納された動作プログラムをCPU112が実行し
て行うようになっている。
【0052】特に制限されないが、前記データプロセッ
サ103のI/O116には、入力スイッチ部120、
表示コントローラ121、及びカードインタフェースコ
ントローラ122が接続されている。入力スイッチ部1
20はファンクション指定によって数字及び文字等を入
力可能な多数の入力スイッチを有している。カードイン
タフェースコントローラ122はカードソケット123
に装着されたメモリカードMC2とデータプロセッサ1
03との間のインタフェース制御を行う。ここでメモリ
カードMC2は、前記メモリカードMC1に対して、L
DEモジュール13を備えず、前記インタフェースコン
トローラ50による表示制御機能、即ち前記アクセス状
態表示処理、空き容量表示処理、及び認証結果表示処理
の制御機能を有していない点が相違される。前記表示制
御は携帯電話装置100のデータプロセッサ103が、
表示コントローラ121、液晶ディスプレイ125、及
びLEDモジュール126を用いて行う。携帯電話装置
100では、前記アクセス状態、空き容量、及び認証結
果の表示制御機能の他に、データプロセッサ103は送
信電話番号、着信電話番号、通信状態、バッテリ電圧な
ど、携帯電話装置100の状態を表示コントローラ12
1を介して液晶ディスプレイ125に適宜表示制御する
機能を有している。また、データプロセッサ103はバ
ッテリ充電動作中の状態をLEDモジュール126で表
示するために、充電未完了状態において赤色のLED1
26rを点灯させ、充電完了状態において緑色のLED
126gを点灯させる。LEDモジュール126の駆動
形式は図7と同様に構成してよい。
【0053】データプロセッサ103による前記アクセ
ス状態表示処理、空き容量表示処理、及び認証結果表示
処理の制御機能について説明する。それら処理による表
示制御対象は前述と同様にLEDモジュール126であ
ってもよい。或いは液晶ディスプレイ125を用いても
よい。
【0054】データプロセッサ103によるアクセス状
態表示処理は次のように行われる。即ち、データプロセ
ッサ103は、メモリカードMC2にアクセスコマンド
を発行したとき、メモリカードMC2から応答が返され
てからアクセスの終了が通知されるまでの間、LEDモ
ジュール126を点滅駆動させる。例えば、その時の点
滅動作は赤、緑の交互点滅である。
【0055】データプロセッサ103による空き容量表
示の表示態様は、特に制限されないが、液晶ディスプレ
イ125に図9の(A)乃至(C)で代表されるアイコ
ン表示で行い、或いは図10の(A)乃至(C)で代表
されるレベルインジケータ表示で行う。アイコン表示で
はアイコン全体の大きさに対する黒い領域の面積が空き
容量を相対値として示し、黒領域の面積比が相違される
複数個のアイコンを空き容量の減少に従って選択して、
表示させるようになっている。レベルインジケータ表示
では複数個の素片の数に対する黒い素片の数が空き容量
を相対値として示し、黒素片の数は空き容量減少に従っ
て一つづつ少なくされる。空き容量表示の表示態様は前
述のLED表示であってもよい。
【0056】図11にはデータプロセッサ103による
メモリカードMC2内蔵フラッシュメモリチップの空き
容量表示処理の制御フローが示される。メモリカードM
C2のスタンバイ状態において、データプロセッサ10
3はメモリカードMC2に空き容量情報取得コマンドを
発行する(S30)。これによってメモリカードMC2
のインタフェースコントローラはフラッシュメモリチッ
プの前記セクタ管理領域から前記セクタの利用状況を示
す情報をリードして、データプロセッサ103に返す。
データプロセッサ103はセクタ利用状況を示す情報を
入力し(S31)、これに基づいてフラッシュメモリチ
ップのデータエリアの空き容量を判定し(S32)、判
定した空き容量に応答する表示データを表示コントロー
ラ121のレジスタにロードし(S33)、ロードした
表示データに従って液晶ディスプレイ125に空き容量
を表示させる(S34)。アイコン表示であればそのと
きの空き容量に対応されるアイコンデータを選択して液
晶ディスプレイ125の所定位置に表示し、レベルイン
ジケータ表示であればそのときの空き容量に対応される
数の素片を液晶ディスプレイ125上で黒く表示する。
データプロセッサ103による空き容量情報取得コマン
ドの発行はカードソケット123にメモリカードMC2
が装着されているとき、所定インターバルで繰り返し行
われ、インタバール間では直前の表示データがレジスタ
に維持されて空き容量表示を常時行う事ができるように
なっている。
【0057】図12にはデータプロセッサ103による
前記認証結果表示処理の制御フローが示される。メモリ
カードMC2のセキュリティー回路が認証制御を開始す
るとき、即ち、データプロセッサ103が前記著作権保
護に関するオーソライゼーションコードをメモリカード
MC2のインタフェースコントローラに供給し、或いは
データプロセッサ103が前記プライバシー保護に関す
る暗証コードをメモリカードMC2のインタフェースコ
ントローラを介して前記セキュリティー回路に供給する
とき(S35)、データプロセッサ103は表示コント
ローラ121を介して液晶ディスプレイ125に“認証
処理中”の表示をさせる(S36)。セキュリティー回
路は入力したオーソライゼーションコード又は暗証コー
ドに対する正当性を判断する。データプロセッサ103
は、セキュリティー回路による正当性の判定結果を受け
取ると(S37)、今度は、表示コントローラ121を
介して液晶ディスプレイ125に“認証OK”を表示
し、一定時間その標示を維持して(S38)、認証結果
表示処理を終了する。
【0058】上記により、アクセス状態表示、空き容量
表示、及び認証結果表示などのメモリカードMC2の使
い勝手を携帯電話装置100側で向上させる事が可能に
なる。
【0059】《インタフェースの多様化》次に、コネク
タ端子の他に或いはコネクタ端子に代えて非接触のイン
タフェースを備えたメモリカードについて説明する。
【0060】図13の(A)には別のメモリカードの端
子面が示され、図13の(B)にはそのメモリカードの
チップ実装面が示される。同図に示されるメモリカード
MC3は、マルチメディアカードに対してデータ端子が
8ビットとされる上位互換を実現すると共に赤外線イン
タフェースを機能を追加したメモリカードとされる。メ
モリカードMC1に対する端子面の相違は、コネクタ端
子2及び接続パッド3が13個配置される点である。前
記端子番号#1〜#7はマルチメディアカード準拠メモ
リカードMC1とレイアウト構成が同一であり、追加さ
れた6個のコネクタ端子は端子番号#8〜#13とされ
る。カード基板1Aの実装面には、フラッシュメモリチ
ップ4、コントローラチップ5A、及び赤外線送受信
(IrDA)モジュール14が設けられている。IrD
Aモジュールは赤外線発光ダイオード14trと赤外線
フォトダイオード14rcとによって構成される。
【0061】前記#1〜#7のコネクタ端子2はカード
基板1Aに対して第1列目のコネクタ端子列を構成し、
追加された前記#8〜#13のコネクタ端子2は第1列
目のコネクタ端子列に対して離間配置された第2列目の
コネクタ端子列を構成する。#9〜#12のコネクタ端
子2の大きさは他のコネクタ端子2の大きさと同じであ
る。第1列目のコネクタ端子列と第2列目のコネクタ端
子列とはコネクタ端子の列方向配置が列方向で相互にず
れている。コネクタ端子2の端子間領域に着目すれば、
第1列目のコネクタ端子列の端子間領域の配列と第2列
目のコネクタ端子列の端子間領域の配列とが列方向で相
互にずれている。要するに、第1列目と第2列目のコネ
クタ端子は列相互間で千鳥状に配置されている。
【0062】このメモリカードMC3は、端子#2〜#
7がマルチメディアカード準拠メモリカードMC1のマ
ルチメディアカードモードと同一機能に割り当てられ、
当該マルチメディアカードモードにおいてリザーブ端子
であった端子#1は第4ビット目のデータ端子DATA
3、追加された端子#8、#9、#10、#11、#1
2、#13は順次第2ビット目のデータ端子DATA
1、第5ビット目のデータ端子DATA4、第7ビット
目のデータ端子DATA6、第8ビット目のデータ端子
DATA7、第6ビット目のデータ端子DATA5、第
2ビット目のデータ端子DATA1とされる。第1ビッ
ト目のデータ端子DATA0はマルチメディアカードモ
ードと同じ端子#7である。従ってこのメモリカードM
C3は、前記メモリカードMC1のマルチメディアカー
ドモードにおいてデータ入出力が8ビット並列で可能に
される点で前記メモリカードMC1と相違される。
【0063】更にこのメモリカードMC3は、前記マル
チメディアカード準拠メモリカードMC1に対して下位
互換モードを備える。即ち、コントローラチップ5A
は、前記8ビットのデータ用端子#1、#7〜#13の
内の1ビット#7を用いる1ビットモードと、前記8ビ
ットのデータ用端子#1、#7〜#13の内の4ビット
#1、#7、#8、#13を用いた4ビット並列入出力
を行う4ビットモードと、前記8ビットのデータ用端子
#1、#7〜#13を用いた8ビット並列入出力を行う
8ビットモードとを有する。
【0064】前記動作モードの設定は所定のコネクタ端
子の状態又は所定のコネクタ端子からのコマンド入力状
態に応答して設定すればよい。例えば、メモリカードM
C3をマルチメディアカード準拠メモリカードMC1の
カードソケットに装着したとき前記端子#8〜#13は
フローティングになるから、電源投入時にコントローラ
チップ5Aが前記4ビットモードとの相違を認識できる
データ端子DATSA1,DATA2の双方又は一方の
コネクタ端子2のフローティング状態をソフト的又はハ
ード的に(ソフトウェアを専ら利用し又はハードウェア
的な構成を専ら利用して)検出することにより、当該メ
モリカードMC3に前記1ビットモードを設定すればよ
い。
【0065】また、前記メモリカードMC3をそれ専用
のカードソケットに装着したとき前記端子#9〜#12
はカードソケットのソケット端子に導通されるから、電
源投入時にコントローラチップ5Bが少なくともデータ
端子DATSA4〜DATA7の全部又は一部にホスト
装置から特定の信号若しくはコマンドが供給されるのを
検出することによって当該メモリカードMC3に前記8
ビットモードを設定すればよい。
【0066】コントローラチップ5Aは接続パッド3に
接続されるデータ入出力端子の数が8個である点で前記
コントローラチップ5と相違する。その他の構成は図1
と同様であり、同一機能を有する回路要素には同一符号
を付してその詳細な説明を省略する。
【0067】図14には前記メモリカードMC3の機能
ブロック図が示される。コントローラチップ5Aはイン
タフェースコントローラ50A、IrDAコントローラ
51A、フラッシュメモリコントローラ52、暗号化・
復号回路53、及びセキュリティー回路54を有する。
インタフェースコントローラ50Aは前記端子2を介し
て図示を省略するホスト装置に接続され、ホスト装置か
ら与えられるコマンドを解読して、メモリカード内部の
全体的な制御とホスト装置とのインタフェース制御を行
う。前記メモリカード内部の全体的な制御は、メモリカ
ードMC1と同様であり、セキュリティー回路を利用し
た認証制御、フラッシュメモリチップ4に対する暗号化
・復号制御、フラッシュメモリコントローラ52を介す
るフラッシュメモリチップ4のファイルメモリとしての
アクセス制御である。メモリカード内部の全体的な制御
やホスト装置とのインタフェース制御のための制御プロ
グラム若しくは状態遷移制御ロジックは、特に制限され
ないが、インタフェースコントローラ50Aの内部に設
けられている。制御プログラムをフラッシュメモリ4に
配置しておくことも可能である。
【0068】前記インタフェース制御として、前記メモ
リカードMC1と同様の前記端子2を介するマルチメデ
ィアカードモード或いはSPIモードによるインタフェ
ース制御、更に、IrDAモジュール14を用いた赤外
線インタフェース制御を有する。IrDAコントローラ
51Aによる赤外線インタフェース制御のための動作プ
ログラムは例えばフラッシュメモリ4又はインタフェー
スコントローラ50Aに格納されている。前記赤外線イ
ンタフェース制御は、例えば赤外線データ協会(Infrar
ed Data Association)で標準化された2.4〜11
5.2Kbpsの中低速度の公知の通信規格に準拠し、
偏重方式にRZ(Return to Zero)方式を採用し、パル
ス幅を1.6μ秒からビット時間の16分の3まで可変
可能にされているものである。
【0069】前記メモリカードMC3は図15で代表さ
れるように例えば前記携帯電話装置100のカードスロ
ットに装着される。IrDAコントローラ51Aに対す
る通信制御条件の設定や通信動作の指示はデータプロセ
ッサ103からインタフェースコントローラ50Aを介
してコマンドで与えられる。
【0070】携帯電話装置100に搭載されたメモリカ
ードMC3は例えば図16に例示されるよう赤外線通信
機能を有するパーソナルコンピュータ200と赤外線通
信を行う事ができる。相互に電話帳データを転送するよ
うな利用形態だけでなく、パーソナルコンピュータ20
0に携帯電話用モデム回路若しくは携帯電話用モデムカ
ードが装着されているとき、当該モデムの通信ターミナ
ルとして前記携帯電話装置100を利用し、そのとき、
携帯電話装置100とパーソナルコンピュータ200と
の間のデータ通信を赤外線で行うことが可能である。
【0071】前記赤外線通信機能を搭載したICカード
は前述のメモリカードMC3に代表されるストレージ系
ICカードに限定されない。例えばモデムカードに赤外
線通信機能を付加して、携帯電話装置に装着可能にすれ
ば、パーソナルコンピュータ200に携帯電話対応モデ
ムを用意しなくても、携帯電話装置100を通信ターミ
ナルとしてパーソナルコンピュータ200を用いてデー
タ通信を行うことができる。
【0072】また、前記メモリカードMC3若しくはI
Cカードは赤外線を用いた無線LAN(Local Area Net
work)に適用することも可能であり、そのための通信プ
ロトコルをIrDAコントローラ51A若しくはインタ
フェースコントローラ50AにROMなどで保持させれ
ばよい。
【0073】図17には無線LANの別の例として電波
(電磁波)LANをサポートするメモリカードMC4の
ブロック図が示される。メモリカードMC4はカード基
板に電波LANインタフェースモジュール16及びアン
テナ17を有すると共に、FRAM(登録商標)と称さ
れるような強誘電体メモリチップ4B及びコントローラ
チップ5Bを有する。コントローラチップ5Bと電波L
ANインタフェースモジュール16とは1チップで構成
しても良い。
【0074】前記強誘電体メモリチップは記憶素子とな
るキャパシタに例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)
等の強誘電体材料を用いたメモリで、強誘電体材料の持
つ分極現象を利用し、自発分極の二つの安定した状態に
論理値1,0を対応させて記憶するものであり、不揮発
性RAMを実現する。強誘電体メモリチップはフラッシ
ュメモリなどの不揮発性メモリに比べて高速書換え及び
低消費電力などの特徴を有する。
【0075】電波LANインタフェースモジュール16
はインタフェースコントローラ50Bから与えられた送
信信号を高周波信号としてアンテナ17から送信し、ア
ンテナ17で入信した高周波信号を検波し、検波した信
号成分を増幅し且つ量子化してインタフェースコントロ
ーラ50Bに与える。インタフェースコントローラ50
Bはホスト装置から与えられる無線送受信コマンドにし
たがって、送信すべきデータを無線LANインタフェー
スモジュール16に与え、無線LANインタフェースモ
ジュール16からの受信データを入力して処理する。無
線LANインタフェースモジュール16は、前記認証制
御のための暗証コードの入出力に用いたり、或いは前記
アクセス制御に際してオーソライゼーションコードの出
力等に用いてもよい。
【0076】電波LAN等の無線LANの周波数帯は
2.4GHz帯、19GHz帯などである。無線LAN
の通信範囲は携帯電話装置による通信エリアに比べて狭
いのが通例であるから、送信電力も小さく、また、携帯
電話網を用いないので通信コストも低い。この意味にお
いて、無線LANによるインタフェース手段を備えたメ
モリカードMC4のようなICカードを携帯電話装置2
00A、200Bに搭載して、図18のように相互にデ
ータ通信を行う事には、低消費電力及び通信コストの低
減というメリットがある。
【0077】尚、52Bで示される強誘電体メモリコン
トローラと4Bで示される強誘電体メモリチップの代わ
りにEEPROMコントローラ及びEEPROMチップ
を使用してもよい。
【0078】図19及び図20には前記アンテナ17の
具体例が示される。図19の例は端子2を有する端子面
にのみ導電パターンが形成される1層配線基板を用いた
ときの例でありる。アンテナ17は端子面に導電パター
ンとして形成される。電波LANインタフェースモジュ
ール16は配線基板の実装面に設けられ、アンテナ17
の両端は基板の開口17Aを介して実装面に露出され、
その部分がボンディングワイヤ17Bによって電波LA
Nインタフェースモジュール16のボンディングパッド
に接続される。図では強誘電体メモリ4Bは図示を省略
してある。
【0079】図20の例は端子面と実装面の双方に導電
パターンが形成される2層配線基板を用いたときの例で
ある。アンテナ17は端子面に導電パターンとして形成
される。電波LANインタフェースモジュール16は配
線基板の実装面に設けられ、アンテナ17の両端はスル
ーホール17Cを介して実装面の配線パターン17Dに
連通され、この配線パターン17Dの端部がボンディン
グワイヤ17Bによって電波LANインタフェースモジ
ュール16のボンディングパッドに接続される。図では
強誘電体メモリ4Bは図示を省略してある。
【0080】図21には送信電力を小さくする事ができ
る無線通信制御回路を採用したメモリカードMC5が示
される。メモリカードMC5はカード基板に無線通信制
御回路18及びアンテナ19を有すると共に、フラッシ
ュメモリチップ4及びコントローラチップ5Cを有す
る。コントローラチップ5Cと無線通信制御回路18と
は1チップで構成してもよい。無線通信制御回路18は
前記インタフェースコントローラ50Cから供給される
データにしたがって前記アンテナ19へ搬送波の情報を
のせた方式で送信または受信を行うものである。前記所
定の情報格納領域は、例えばオーソライゼーションコー
ド又は暗証コードの格納に割当てられたてーブル56,
57、或いはフラッシュメモリ4のデータエリアであ
る。
【0081】例えば、前記アンテナ19はダイポールア
ンテナであり、カード基板に導電パターンとして形成さ
れ、例えば外部から照射される電波の半波長の電流分布
が生ずるような形状にされている。無線通信制御回路1
8は、例えばアンテナ制御として、ダイポールアンテナ
の間に配置されて開閉可能なスイッチングトランジスタ
を有し、スイッチングトランジスタを閉じる事によって
アンテナ19を短絡し、開く事によってアンテナ19の
特性インピーダンスを所定値にする。スイッチングトラ
ンジスタのスイッチング制御信号はインタフェースコン
トローラ50Cから与えられる論理値1又は0の送信信
号である。したがって、ダイポールアンテナ19の終端
抵抗は送信すべき信号応じて0又は所定値にされる。ダ
イポールアンテナ19の放射インピーダンスと負荷イン
ピーダンスが等しいときは最大の受信電力が得られる
が、負荷インピーダンスが0であれば、アンテナ端子に
出力される受信電圧は0になり、アンテナ自身に流れる
電流の定在波比が増大して再放射電力が増加する。即
ち、このときダイポールアンテナ19は反射器として動
作し、外部からダイポールアンテナ19に一定所定周波
数の信号が放射されていれば、外部ではその反射波を受
信する事ができる。外部において、経時的に変化される
その反射波を受信すれば、当該受信信号はダイポールア
ンテナ19のインピーダンス変化に応じて変調された信
号、換言すればインタフェースコントローラ50Cが送
信した信号と見なすことができる。このようにダイポー
ルアンテナ19は送信電力を必要としないから低消費電
力を実現してもよい。
【0082】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0083】例えば、ICカードはメモリカード又はモ
デムカードに限定されず、メモリカード機能とモデムカ
ード機能を備えた複合カードにも本発明は適用可能であ
る。メモリチップは不揮発性メモリに限定されず揮発性
のRAMであってもよい。また、カード基板の大きさ、
コネクタ端子の数、及びコネクタ端子の機能などは上記
説明に限定されず、適宜変更可能である。また無線通信
制御は、上述のようにアンテナの特性インピーダンス変
換を行うようなアンテナ制御に限定されない。
【0084】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0085】すなわち、ICカードに搭載されたメモリ
に対するアクセス状況やICカードに搭載されているメ
モリの空き容量の状態を容易に認識可能にすることがで
きる。
【0086】ICカードのメモリに格納されて転々流通
可能にされ改竄の虞もあるとき、メモリに格納すべき情
報の著作権保護、プライバシー保護の観点をより、使い
勝手の良好なICカードを実現する事ができる。
【0087】ICカードのインタフェースの多様化にも
対応することができる。更に、ストレージ系等のICカ
ードの使い勝手を携帯端末装置側で向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るICカードの一例であるメモリカ
ードの端子面とチップ実装面を示す説明図である。
【図2】第1の例に係るメモリカード機能ブロック図で
ある。
【図3】ホスト装置によるメモリカードに対する初期化
処理をフローチャートである。
【図4】インタフェースコントローラによるアクセス状
態表示処理を示すフローチャートである。
【図5】インタフェースコントローラによるフラッシュ
メモリチップの空き容量表示処理を示すフローチャート
である。
【図6】インタフェースコントローラによる前記認証結
果表示処理を示すフローチャートである。
【図7】LEDモジュールの駆動形式を例示する説明図
である。
【図8】携帯電話装置の一例を示すブロック図である。
【図9】データプロセッサによる空き容量表示をアイコ
ン表示で行う場合の表示態様を例示する説明図である。
【図10】データプロセッサによる空き容量表示をレベ
ルインジケータ表示で行う場合の表示態様を例示する説
明図である。
【図11】データプロセッサによるメモリカード内蔵フ
ラッシュメモリチップの空き容量表示処理を示すフロー
チャートである。
【図12】データプロセッサによる前記認証結果表示処
理を示すフローチャートである。
【図13】第2の例に係るメモリカードを端子面とチッ
プ実装面で示す説明図である。
【図14】図13のメモリカードの機能ブロック図であ
る。
【図15】携帯電話装置のカードスロットに図13のメ
モリカードを装着する状態を示す斜視図である。
【図16】携帯電話装置に搭載されたメモリカードとパ
ーソナルコンピュータとの間で赤外線通信を行う状態を
例示する斜視図である。
【図17】電波LANをサポートする第3の例に係るメ
モリカードMC4のブロック図である。
【図18】無線LANによるインタフェース手段を備え
たメモリカードMC4を用いた通信状態を示す斜視図で
ある。
【図19】メモリカードの1層配線基板の導電パターン
で形成したアンテナを例示する説明図である。
【図20】メモリカードの2層配線基板の導電パターン
で形成したアンテナを例示する説明図である。
【図21】送信電力を小さくする事ができるアンテナ制
御回路を採用した第4の例に係るメモリカードのブロッ
ク図である。
【図22】メモリカードの後端面からLEDが露出され
た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
MC1 メモリカード 1 カード基板 2 コネクタ端子 5 コントローラチップ 4 フラッシュメモリチップ 13 LEDモジュール 50 インタフェースコントローラ 51 LEDドライバ 52 フラッシュッメモリコントローラ 53 暗号化・復号回路 54 セキュリティー回路 55 セクタ管理テーブル 56 オーソライゼーションコード管理テーブル 57 暗証コード管理テーブル MC2 メモリカード 103 データプロセッサ 121 表示コントローラ 122 カードインタフェースコントローラ 123 カードソケット 125 液晶ディスプレイ 126 LEDモジュール MC3 メモリカード 14 IrDAモジュール 5A コントローラチップ 50Aインタフェースコントローラ 51A IrDAコントローラ MC4 メモリカード 4B 強誘電体メモリチップ 5B コントローラチップ 16 電波LANインタフェースモジュール 17 アンテナ 50B インタフェースコントローラ 52B 強誘電体メモリコントローラ MC5 メモリカード 5C コントローラチップ 18 無線通信制御回路 19 アンテナ 50C インタフェースコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 敦 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 湯川 洋介 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B035 AA00 AA06 BA02 BA09 BB09 BC00 CA23 CA25 CA38 5B058 CA01 CA13 KA02 KA06 KA08 KA33 KA35 YA20 5K027 AA11 BB01 FF01 FF22 MM03 MM15

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (アクセス状態表示)半導体集積回路が
    実装され複数個のコネクタ端子が形成されたカード基板
    を有し、前記コネクタ端子をケーシングから露出するI
    Cカードであって、 前記半導体集積回路は前記コネクタ端子に接続されたコ
    ントローラと前記コントローラを介してリード・ライト
    可能にされるメモリとを含み、 前記ケーシングから露出させて発光素子が設けられ、 前記コントローラは前記発光素子を駆動制御して前記メ
    モリアクセス動作中の状態を表示可能であることを特徴
    とするICカード。
  2. 【請求項2】 (空き容量表示)半導体集積回路が実装
    され複数個のコネクタ端子が形成されたカード基板を有
    し、前記コネクタ端子をケーシングから露出するICカ
    ードであって、 前記半導体集積回路は前記コネクタ端子に接続されたコ
    ントローラと前記コントローラを介してリード・ライト
    可能にされるメモリとを含み、 前記ケーシングから露出させて発光素子が設けられ、 前記コントローラは前記発光素子を駆動制御して前記メ
    モリの空き容量の状態を表示可能であることを特徴とす
    るICカード。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは、前記発光素子の発
    光色の相違と発光素子の点灯及び点滅の相違とによって
    前記メモリの空き容量の状態を表示可能であることを特
    徴とする請求項2記載のICカード。
  4. 【請求項4】 (コマンド応答で表示)半導体集積回路
    が実装され複数個のコネクタ端子が形成されたカード基
    板を有し、前記コネクタ端子をケーシングから露出する
    ICカードであって、 前記半導体集積回路は前記コネクタ端子に接続されたコ
    ントローラと前記コントローラを介してリード・ライト
    可能にされるメモリとを含み、 前記ケーシングから露出させて発光素子が設けられ、 前記コントローラは前記コネクタ端子から与えられる所
    定のコマンドに応答して前記発光素子を駆動制御可能で
    あることを特徴とするICカード。
  5. 【請求項5】 (セクタ管理情報)前記メモリはセクタ
    管理情報の格納領域を有し、前記コントローラは前記格
    納領域から少なくともメモリの空き容量算定に必要な情
    報をリードして前記コネクタ端子から出力可能であるこ
    とを特徴とする請求項4記載のICカード。
  6. 【請求項6】 (オーソライゼーションコード)前記メ
    モリ又はコントローラはオーソライゼーションコードの
    格納領域を有し、前記コントローラは前記格納領域から
    オーソライゼーションコードをリードして前記コネクタ
    端子から出力可能であることを特徴とする請求項4記載
    のICカード。
  7. 【請求項7】 (暗証コード)前記メモリ又はコントロ
    ーラは暗証コードの格納領域を有し、前記コントローラ
    は前記格納領域から暗証コードをリードして前記コネク
    タ端子から出力可能であることを特徴とする請求項4記
    載のICカード。
  8. 【請求項8】 前記コントローラは前記メモリにライト
    するデータを暗号化し、メモリからリードしたデータを
    復号する機密保護機能を有するものであることを特徴と
    する請求項1乃至7の何れか1項記載のICカード。
  9. 【請求項9】 (携帯端末・アクセス表示)入力操作
    部、データ処理部、表示部、及びカードソケットを有
    し、前記データ処理部は、前記入力操作部からの入力に
    応答してデータ処理を行い前記表示部の表示制御及びカ
    ードソケットに装着されたICカードの制御を行う携帯
    端末装置であって、 前記データ処理部はカードソケットに装着されたICカ
    ード内蔵のメモリに対するアクセス動作中の状態を前記
    表示部に表示可能であることを特徴とするデータ処理端
    末装置。
  10. 【請求項10】 前記表示部はドットマトリクス表示部
    又はLEDであることを特徴とする請求項9記載の携帯
    端末装置。
  11. 【請求項11】 (携帯端末・空き容量表示)入力操作
    部、データ処理部、表示部、及びカードソケットを有
    し、前記データ処理部は、前記入力操作部からの入力に
    応答してデータ処理を行い前記表示部の表示制御及びカ
    ードソケットに装着されたICカードの制御を行う携帯
    端末装置であって、 前記データ処理部はカードソケットに装着されたICカ
    ードから所定の情報をリードし、リードした情報に基づ
    いてメモリ空き容量の状態を前記表示部に表示可能であ
    ることを特徴とする携帯端末装置。
  12. 【請求項12】 前記表示部はドットマトリクス表示部
    であって、前記ドットマトリクス表示部に表示するアイ
    コンの種類又はパターンの種類に応じて前記メモリ空き
    容量の状態が表されるものであることを特徴とする請求
    項11記載の携帯端末装置。
  13. 【請求項13】 (セクタ管理情報)前記所定の情報
    は、カードソケットに装着されたICカードが実現する
    ファイルメモリのセクタ管理情報に含まれる情報である
    ことを特徴とする請求項11記載の携帯端末装置。
  14. 【請求項14】 (オーソライゼーション)入力操作
    部、データ処理部、表示部、及びカードソケットを有
    し、前記データ処理部は、前記入力操作部からの入力に
    応答してデータ処理を行い前記表示部の表示制御及びカ
    ードソケットに装着されたICカードの制御を行う携帯
    端末装置であって、 前記データ処理部はカードソケットに装着されたICカ
    ードの所定の情報格納領域からリードした情報に対する
    正当性の認否の結果を表示可能であることを特徴とする
    携帯端末装置。
  15. 【請求項15】 前記所定の情報格納領域はオーソライ
    ゼーションコード又は暗証コードの格納に割当てられる
    領域であることを特徴とする請求項14記載の携帯端末
    装置。
  16. 【請求項16】 (IrDA)半導体集積回路が実装さ
    れ複数個のコネクタ端子が形成されたカード基板を有
    し、前記コネクタ端子をケーシングから露出するICカ
    ードであって、 前記半導体集積回路は前記コネクタ端子に接続されたコ
    ントローラと前記コントローラを介してリード・ライト
    可能にされるメモリとを含み、 前記コントローラによって送受信制御される赤外線送受
    信モジュールを有して成るものであることを特徴とする
    ICカード。
  17. 【請求項17】 (無線)半導体集積回路が実装され複
    数個のコネクタ端子が形成されたカード基板を有し、前
    記コネクタ端子をケーシングから露出するICカードで
    あって、 前記半導体集積回路は前記コネクタ端子に接続されたコ
    ントローラと前記コントローラを介してリード・ライト
    可能にされるメモリとを含み、 前記コントローラによって送受信制御される無線送受信
    インタフェースモジュールを有して成るものであること
    を特徴とするICカード。
  18. 【請求項18】 (PD可能)半導体集積回路が実装さ
    れ複数個のコネクタ端子が形成されたカード基板を有
    し、前記コネクタ端子をケーシングから露出するICカ
    ードであって、 前記半導体集積回路は前記コネクタ端子に接続されたコ
    ントローラと前記コントローラを介してリード・ライト
    可能にされるメモリとを含み、 情報を送受信するアンテナと、前記コントローラから供
    給されるデータにしたがって前記アンテナを介して無線
    制御する無線通信制御回路とを有し、 前記コントローラは、前記メモリにライトするデータを
    暗号化し、前記メモリからリードしたデータを復号する
    機密保護機能を有すると共に、前記コネクタ端子から与
    えられるコマンドに応答して所定の情報格納領域からリ
    ードした情報を前記無線通信制御回路に与えるものであ
    ることを特徴とするICカード。
  19. 【請求項19】 前記所定の情報格納領域はオーソライ
    ゼーションコード又は暗証コードの格納に割当てられる
    前記メモリ又はコントローラ上の領域であることを特徴
    とする請求項18記載のICカード。
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