JP2003061167A - カード型送信装置及びリモートコントロールシステム - Google Patents

カード型送信装置及びリモートコントロールシステム

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JP2003061167A
JP2003061167A JP2001247107A JP2001247107A JP2003061167A JP 2003061167 A JP2003061167 A JP 2003061167A JP 2001247107 A JP2001247107 A JP 2001247107A JP 2001247107 A JP2001247107 A JP 2001247107A JP 2003061167 A JP2003061167 A JP 2003061167A
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Kazuhiro Sato
一博 佐藤
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモートコントローラの操作性向上。 【解決手段】 情報処理装置とカード型送信装置とから
なるリモートコントロールシステムを実現するにあた
り、メモリカードを記録媒体として用いる情報処理装置
のメモリカードスロットに接続可能とするために、カー
ド型送信装置の外筐形状を上記メモリカードと同一形状
とし、情報処理装置に新たな端子(スロット)を設ける
必要をなくすとともに、情報処理装置をリモートコント
ローラとして有効利用する。また、リモートコントロー
ルシステムに情報処理装置を組み込むことで、各種電子
機器の間で異なるとされる操作指示情報を自由に追加、
あるいは選択することが可能となり、この結果、本発明
のリモートコントロールシステムは、理論的にはすべて
の種類の電子機器に対応させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード型送信装置
及びリモートコントロールシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】今日、テレビジョン受像器やステレオ機
器などのAV(Audio Visual)機器や、エアーコンディ
ショナー等の多くの電子機器は、例えば赤外線でコマン
ド信号を出力するリモートコントローラ(以下単にリモ
コン)によって操作可能とされているが、通常、各機器
には専用のリモコンが設けられ、それぞれ他のリモコン
では操作することはできない。つまり、各種電子機器に
はメーカーや機種によって異なったフォーマットやコー
ド形態のコマンドコードが採用されており、他のフォー
マットのコマンドコードはその電子機器にとっては動作
制御情報としては受け付けられない。
【0003】このため、ユーザーは、例えばテレビジョ
ン受像器用コマンダ、ステレオ機器用コマンダ、エアー
コンディショナー用コマンダ等、各種多数のリモコンを
区別して操作しなければならず、かえって操作性が低下
している。
【0004】これに対しては、従来、他のリモコンのコ
マンドコードを記憶させることのできる学習機能を備え
たいわゆる学習リモコンや、あらかじめ複数の機器に対
応するコマンドコードが記憶されているいわゆるプリセ
ットリモコンなどが提案されている。これらのリモコン
によっては、ユーザーは各種多数の電子機器を1台また
は少数のリモコンで操作することが可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの学
習リモコンやプリセットリモコンでは、各種多数の電子
機器の操作に対応するために、機器に専用のリモコンと
比べて配置する操作子が増加する傾向にある。これは、
例えば、学習リモコンがテレビ、ステレオ機器、エアー
コンディショナーに対する操作が可能とされているもの
であった場合、これら機器にはそれぞれ固有の操作が存
在し、これらそれぞれの操作に対応する操作子をあらか
じめ備えていなければならないためである。
【0006】しかし、このようにリモコン上に配列され
る操作子の数が増加すると、操作子自体を小さくする
か、あるいは各操作子の間隔を詰めて配列しなければな
らなくなる。このため、ユーザーはどの操作子がどの操
作を表すものかの区別をすることが困難となったり、操
作子の押し間違えを誘発するといった結果を招いてお
り、この点でリモコンとしての操作性が低下することと
なる。
【0007】また、従来のリモコンでは、それぞれの操
作子によっては単純な操作しか指示することができず、
複雑な動作を指示する場合や、連携動作を指示する場合
には、その動作を得るに必要な操作子を順々に操作して
いかなければならなかった。このため、複雑な動作、連
携動作は1度の操作で指示することはできず、この点で
も操作性が低いということになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では以
上のような問題点に鑑みて、情報処理装置とカード型送
信装置とから成るリモートコントロールシステムを構築
すべく、その構成を以下のようにすることとした。すな
わち、上記情報処理装置を、所定形状のメモリカードを
装着可能なメモリカード接続スロットと、所定電子機器
に対する各種操作が可能な操作手段と、上記操作手段の
操作に応じた操作指示情報を上記メモリカード接続スロ
ットに装着された上記カード型送信装置に対して送信す
る操作指示情報送信手段とを備えるようにし、上記カー
ド型送信装置を、上記メモリカード接続スロットに対し
て脱着可能とされるように、外筐形状が上記メモリカー
ドと同一寸法とし、上記メモリカード接続スロットに装
着された状態で、上記情報処理装置との間でデータ通信
を行うインターフェース手段と、上記情報処理装置から
の所定電子機器に対する所定操作であることを表す操作
指示情報が上記インターフェース手段により入力された
ことに応じて、上記操作指示情報に基づいたコマンド信
号を上記所定電子機器に送信するコマンド送信手段とを
備えるようにした。
【0009】まず、カード型送信装置として上述のよう
に構成することで、情報処理装置に既存の端子(スロッ
ト)に接続することが可能となり、リモコン用に新たな
端子を設ける必要がなくなる。また、情報処理装置をリ
モコンとして有効利用できる。
【0010】また、このようなリモートコントロールシ
ステムによっては、情報処理装置の設定次第で、いかな
る機種に対するいかなる操作をも外部電子機器に対して
指示することが可能となる。さらに、操作手段として、
操作子をアイコンとして情報処理装置の表示画面上に表
示させるようにすれば、機種ごとに必要となる操作子の
みを選択的に表示することが可能となり、操作子は常に
その機種に対応する必要最低限のもので済むことにな
る。これにより、操作子を大きくしたり、十分に間隔を
空けて配列することが可能となり、どの操作子がどの操
作を表すものかの区別をすることが容易になるととも
に、誤操作を防止する効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>本発明の第
1の実施の形態としてのカード型送信装置、及びリモー
トコントロールシステムについて説明する。ここでは、
まず、本実施の形態のカード型送信装置100とともに
リモートコントロールシステムを構成する情報処理装置
についての説明をする。
【0012】本実施の形態で使用される情報処理装置の
外観例を図1に示す。この情報処理装置は、いわゆるP
DA機器として携帯に適した小型軽量の装置とされる。
また記録媒体として、後述するメモリカード70を装着
し、記録再生を行うことができるものとする。なお本発
明としては、このPDA1のような携帯型の情報処理装
置に限られず、パーソナルコンピュータをはじめとする
あらゆるタイプの情報処理装置に適用できるものとす
る。
【0013】図1(a)(b)(c)(d)はPDA1
の外観例としての平面図、右側面図、左側面図、上面図
を示している。図1(d)に示すように装置上面側には
後述するメモリカード70を装着可能なメモリスロット
7が形成されており、このPDA1は、メモリスロット
7に装着されたメモリカード70に対する各種データ
(コンピュータ用データ、音楽データ、音声データ、動
画像データ、静止画像データ、制御データなど)の記録
再生が可能とされる。なお、もちろん、形成するメモリ
スロット7の数は2つでもよいし、3つ以上でもよい。
【0014】このPDA1には、平面上に例えば液晶パ
ネルによる表示部2が形成され、アプリケーションソフ
トウエアの起動及び各種処理に伴う画像、データとして
の画像や文字、再生される音声、音楽に付随する情報、
さらには操作のガイドメッセージ、再生や編集操作等の
ためのメニュー画面などが表示される。また、この表示
部2に操作キーやアイコンの表示を行うとともに、表示
部2上でのタッチ検出機構を設け、タッチパネル操作子
を形成可能とされている。
【0015】PDA1上には、ユーザーの操作のための
各種の操作子が設けられる。例えば操作キー3a、ジョ
グダイヤル3b、プッシュダイヤル3cなどがそれぞれ
所要部位に形成される。これらの操作子によりユーザー
は、例えば電源操作、メニュー操作、選択操作、文字等
の入力操作、その他必要とされる各種の操作を行うこと
ができる。これらの操作子はもちろん一例にすぎない。
即ち配備する操作子の数、種類、位置は多様に考えられ
る。
【0016】また、PDA1上には、スピーカ4,マイ
クロホン5,撮像部6も形成され、音声の出力、入力、
撮像による画像の取込なども実行できるようにされてい
る。
【0017】また各種機器との接続のために、各種端子
が形成される。例えば図1(b)のように、ヘッドホン
端子10、ライン出力端子12、ライン入力端子11な
どが形成され、また図1(c)のようにIEEE139
4端子8、USB(universalserial bus)端子9などが
形成される。なお、これらの端子の種類、数、配置位置
も、他の例が多様に考えられる。例えば光ケーブル対応
のデジタル入出力端子を備えるようにしたり、或いはS
CSIコネクタ、シリアルポート、RS232Cコネク
タなどが形成されるようにしても良い。
【0018】図2にPDA1の内部構成を示す。図示す
るようにPDA1内には、まず中核となる部位として、
システムコントローラ21、CPU22、フラッシュR
OM23、D−RAM24が設けられる。また基本的な
ユーザーインターフェースのための部位として操作部3
5,表示制御部27,表示部2が形成される。
【0019】システムコントローラ21は操作部35か
らの操作情報や、タッチ検出部36の検出に基づいた操
作情報に応じてCPU22に割り込みをかける。この操
作部35は、図1に示した各種操作子3a、3b、3c
に相当する。また、タッチ検出部36は、表示部2上に
表示されるGUI(Graphical UserInterface)として
のそれぞれの操作子(アイコン等)のうち、押圧のあっ
た操作子を検出する。なお、本明細書において、表示部
2に表示される操作子といった場合は、アイコンなどに
よって表示部2上に表示されるリモコン操作用のボタン
を意味するものとする。
【0020】CPU22は基本ソフト(OS:Operatin
g System)やアプリケーションプログラムが動作される
部位となる。CPU22はシステムコントローラ21を
介して供給される操作情報に応じて所要の処理を実行す
る。フラッシュROM23は、基本動作プログラム、各
種処理定数、設定情報などを記憶する領域とされる。D
−RAM24は、各種処理に必要な情報の記憶、データ
のバッファリング、CPU22のワークエリアの拡張、
その他、CPU22の処理に応じて多様に使用される。
またD−RAM24にはストレージエリア(不揮発性領
域)が設けられており、そのストレージエリアにはOS
やアプリケーションソフトウエアがインストールされ
る。そしてD−RAM24にインストールされたアプリ
ケーションソフトウエアは、ユーザーからの操作に応じ
て起動され、CPU22により実行される。またアプリ
ケーションソフトウエアはユーザーインターフェース画
面を持ち、ユーザーの指示による状態遷移に基づいて、
D−RAM24に確保されたフレームバッファに描画を
行う。描画された画像データは、表示制御部27に送ら
れ、表示部2に表示される。
【0021】本実施の形態では、このアプリケーション
ソフトウエアとして、リモートコントロールシステム用
のソフトウエアもインストールされる。このリモートコ
ントロールシステム用のアプリケーションによっては、
PDA1がそのプログラムに従って動作することによ
り、各種電子機器に対応する操作子を表示部2上に表示
する動作や、各種電子機器のメーカー情報、機器の種類
の情報、及び各種操作を指示する情報から成る操作指示
情報を、後述するカード型送信装置100に対して送信
する動作が実行できるようにされているのであるが、こ
のリモートコントロールシステム用のアプリケーション
ソフトウエアによるPDA1の動作については後述す
る。
【0022】また上述したようにメモリカード70に対
するメモリスロット7が形成され、メモリカード70を
装着できるが、CPU22は、メモリカードインターフ
ェース28を介して装着されたメモリカード70に対し
て書込又は読み出しアクセスすることができる。メモリ
カードインターフェース28とメモリカード70との間
のインターフェース動作については後述する。CPU2
2は、装着されたメモリカード70を、拡張的なメモリ
領域として利用することができる。また、もちろんメモ
リカード70にアプリケーションプログラムが記録され
ていれば、それをD−RAM24にインストールした
り、或いはアプリケーションやデータを直接D−RAM
24に展開して所要処理を実行させることができる。ま
た、或るアプリケーションに基づいてCPU22が、作
成した文書データ、画像データ、オーディオデータ、表
計算データなどを、メモリカード70に記録することも
できる。なお、メモリスロット7にメモリカード70が
装着されたことを検出することで、メモリカード70に
対する動作が記録再生動作可能になったり、或いはメモ
リカード70に記録されているアプリケーションやデー
タが自動的にD−RAM24に展開されるなどの、いわ
ゆるホットプラグイン動作も可能である。またメモリカ
ードインターフェース28は、メモリカード70に記録
するデータについての暗号化処理や、読み出したデータ
の暗号解読処理なども可能とされる。
【0023】撮像部6は例えばCCD撮像素子及び撮像
回路系によりに形成される。撮像部6により取り込まれ
た撮像画像データは、撮像データインターフェース34
を介してD−RAM24に取り込むことができ、またC
PU22は所定のアプリケーションプログラムに基づく
動作により、撮像画像データの編集やメモリカード70
への記録等を実行できる。
【0024】オーディオインターフェース29は、上述
したスピーカ4、マイクロホン5、ヘッドホン端子1
0、ライン出力端子12,ライン入力端子11から入出
力されるオーディオデータのインターフェース部位とな
る。例えばマイクロホン5或いはライン入力端子11か
ら入力されたアナログオーディオ信号は、入力オーディ
オ処理部32でそれぞれ所定の増幅処理やフィルタリン
グが行われ、A/D変換器33でデジタルオーディオデ
ータとされてオーディオインターフェース29に供給さ
れる。オーディオインターフェース29は、入力された
デジタルオーディオデータについて、CPU22の制御
に基づいて処理や出力を実行する。例えば所要の圧縮エ
ンコード処理を行った後、メモリカードインターフェー
ス28に供給し、メモリカード70に記録させることが
できる。またオーディオインターフェース29は、例え
ばメモリカード70から読み出されるなどして供給され
たデジタルオーディオデータについて所定のデコード処
理を行い、D/A変換器30に供給する。D/A変換器
30はデジタルオーディオデータをアナログオーディオ
信号に変換する。出力オーディオ処理部31は供給され
たアナログオーディオ信号について、出力先に応じた所
定の増幅処理、インピーダンス調整などを行い、スピー
カ4,ヘッドホン端子10、ライン出力端子12に出力
する。
【0025】USBインターフェース25は、USBコ
ネクタ9に接続された外部機器との間の通信インターフ
ェースである。CPU22はUSBインターフェース2
5を介して外部のパーソナルコンピュータ或いは周辺機
器などとの間でデータ通信を行うことができる。例えば
このPDA1で扱われる制御データ、コンピュータデー
タ、画像データ、オーディオデータなどの送受信が実行
される。同様にIEEE1394インターフェース26
は、IEEE1394端子8に接続された外部機器との
間の通信インターフェースである。CPU22はIEE
E1394インターフェース26を介して外部の情報機
器との間で各種データ通信を行うことができる。
【0026】なお、この図2に示すPDA1の構成はあ
くまでも一例であり、これに限定されるものではない。
即ち、一般にパーソナルコンピュータやPDA機器で採
用されている各種構成部位を追加したり、或いは実際の
製品として不要の部位を削除することは、設計上の都合
により決められるものである。
【0027】ここで、上述したメモリカードインターフ
ェース28とメモリカード70との間のインターフェー
ス動作についての説明をする。まず図3にメモリカード
70の外形形状を示す。メモリカード70は、例えば図
3に示すような板状の筐体内部に例えば所定容量のメモ
リ素子を備える。本例としては、このメモリ素子として
フラッシュメモリ(Flash Memory)が用いられるもので
ある。図3に平面図、正面図、側面図、底面図として示
す筐体は例えばプラスチックモールドにより形成され、
サイズの具体例としては、図に示す幅W11、W12、
W13のそれぞれが、W11=50mm、W12=2
1.5mm、W13=2.8mmとなる。
【0028】筐体の正面下部から底面側にかけて例えば
10個の電極を持つ端子部72が形成されており、この
端子部72から、内部のメモリ素子に対する読出又は書
込動作が行われる。筐体の平面方向の左上部は切欠部7
3とされる。この切欠部73は、このメモリカード70
を、例えばドライブ装置本体側の着脱機構へ装填する際
などに挿入方向を誤ることを防止するためのものとな
る。また筐体上面から底面側にかけて、ラベル貼付面7
4が形成され、ユーザーが記憶内容を書いたラベルを貼
付できるようにされている。さらに底面側には、記録内
容の誤消去を防止する目的のスライドスイッチ75が形
成されている。
【0029】このようなメモリカード70においては、
フラッシュメモリ容量としては、4MB(メガバイ
ト),8MB,16MB,32MB,64MB,128
MBの何れかであるものとして規定されている。またデ
ータ記録/再生のためのファイルシステムとして、いわ
ゆるFAT(File Allocation Table)システムが用い
られている。
【0030】書込速度は1500KByte/sec〜
330KByte/sec、読出速度は2.45MBy
te/secとされ、書込単位は512バイト、消去ブ
ロックサイズは8KB又は16KBとされる。また電源
電圧Vccは2.7〜3.6V、シリアルクロックSC
LKは最高20MHzとされる。
【0031】図4に端子部72の電極構造を示す。図3
に示したように端子部72は10個の平面電極が1列に
並んだ構造とされるが、図4に示すように各電極(端子
T1〜T10)は次の通りとなる。
【0032】端子T1及びT10は検出電圧Vss端子
とされる。端子T2は、シリアルプロトコルバスステー
ト信号BSの入力端子とされる。端子T3及びT9は電
源電圧Vcc端子とされる。T4はデータ端子、つまり
シリアルプロトコルデータ信号の入出力端子とされる。
端子T5及びT7はリザーブ(予備)とされる。端子T
6は検出端子とされ、ドライブ装置側(PDA1のメモ
リカードインターフェース)がメモリカードの装着検出
に用いる。端子T8は、シリアルクロックSCLKの入
力端子とされる。
【0033】また図4にはメモリカード70の内部構成
も示している。メモリカード70の内部は、コントロー
ルIC80とフラッシュメモリ81が設けられている。
コントロールIC80はフラッシュメモリ81に対する
書込/読出動作を実行する部位となる。図からわかるよ
うに、コントロールIC80に対しては、端子T2から
のシリアルプロトコルバスステート信号BS、端子T8
からのシリアルクロックSCLKが供給される。書込動
作時には、コントロールIC80は、これらのシリアル
プロトコルバスステート信号BS、シリアルクロックS
CLKに従って、端子T4から供給されるデータのフラ
ッシュメモリ81への書込を行う。また読出時には、シ
リアルプロトコルバスステート信号BS、シリアルクロ
ックSCLKに従って、フラッシュメモリ81からデー
タを読み出し、端子T4からドライブ装置側に出力す
る。
【0034】また検出電圧Vssは、検出端子T6に供
給されており、ドライブ装置側では、図示するように抵
抗Rによって検出端子T6の端子電圧を検出すること
で、このメモリカード70が装着部(メモリスロット
7)に接続されているか否かを検出できるようにされ
る。
【0035】以上がPDA1とこれに接続されるメモリ
カード70についての説明であるが、本実施の形態で
は、図5に示すようにしてこのPDA1のメモリスロッ
ト7にカード型送信装置100が装着され、各種電子機
器に対する各種操作信号の送信を可能とするリモートコ
ントロールシステムが実現される。以下、本実施の形態
としてのこのカード型送信装置100についての説明を
する。
【0036】カード型送信装置100の外観図を図6に
示す。このカード型送信装置100の外形形状は、図3
で説明したメモリカード70と同一外形形状とされてい
る。すなわち、図6に平面図、正面図、側面図、底面図
として示す筐体のサイズは、図に示す幅W11、W1
2、W13のそれぞれが、W11=50mm、W12=
21.5mm、W13=2.8mmとなる。また、図示
する端子部102も、図3で説明した端子部72と同一
形状、同一構成とされている。ただし、このカード型送
信装置100には、図示するように、PDA1に対する
接続方向とは逆に位置する面、つまり接続端子の備えら
れる面と対抗する面に赤外線コマンドコードを送信する
ための赤外線LED(Light Emitting Diode)105が
備えられている。
【0037】このカード型送信装置100の内部構成を
図7に示す。なお、この図に示すT1〜T10までの各
電極は図4において説明したものと同一構成で、同様の
動作を行うものであるので、ここでは同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0038】この図におけるカード型送信装置100
は、コントロールIC110、リモコンIC111、赤
外線LED105によって構成される。コントロールI
C110には端子T2からのシリアルプロトコルバスス
テート信号BS、端子T8からのシリアルクロックSC
LKが供給される。コントロールIC110は、これら
のシリアルプロトコルバスステート信号BS、シリアル
クロックSCLKに従って、PDA1からのデータを端
子T4(DIO)から受信する。そして、受信したデー
タを図示するようにリモコンIC111に供給する。
【0039】リモコンIC111は、コントロールIC
110から供給されるデータに基づいて赤外線LED1
05を駆動させる。PDA1からコントロールIC11
0を経て供給されるデータが赤外線コマンド信号のフォ
ーマットに対応している場合には、リモコンIC111
はそのままこのデータに従って赤外線LED105を駆
動させる。また、PDA1からコントロールIC110
を経て送信されるデータが赤外線コマンド信号のフォー
マットに対応していない方式が採用される場合には、こ
のリモコンIC111には、供給されるデータのそれぞ
れの内容に対応づけた赤外線コマンド信号生成用のデー
タが書き込まれるデータテーブルが備えられる。そし
て、リモコンIC111は、コントロールIC110か
らデータの供給を受けるとこのデータテーブルを参照
し、この供給されたデータに対応する赤外線コマンド信
号生成用のデータに基づいて赤外線LED105を駆動
させる。なお、本実施の形態では、このように赤外線L
ED105を設けて外部機器に対して赤外線コマンド信
号を送信する方法を例に挙げたが、この他にも、例えば
電波などによる送信する方法であってもかまわない。
【0040】以上が本実施の形態のPDA1とカード型
送信装置100の構成についての説明であるが、これら
PDA1とカード型送信装置100によって構成される
本実施の形態としてのリモートコントロールシステムで
は、以下のような動作が得られることとなる。
【0041】まず、図8に本実施の形態のリモートコン
トロールシステムによるユーザーの操作に応じた赤外線
コマンド信号送信までの動作の遷移を示す。なお、この
図においては、図2で説明したPDA1内のD−RAM
24にインストールされるリモートコントロールシステ
ム用のアプリケーションソフトウエアにより、すでに、
図9に示すように所定電子機器の各種操作を表した操作
子がGUIとして表示部2上に表示されていることを前
提とする。また、ユーザーは、ある特定の電子機器に対
応するソフトウエアを、あらかじめメモリカード70か
ら、または、IEEE1394インターフェース26等
を介して外部機器から随時PDA1にインストールする
ことにより、このように現在操作を行おうとする外部電
子機器に対応する操作子を、選択的に表示部2上に表示
させることができる。あるいは、ある程度の種類の機種
分の操作子の情報とそれに対応する操作指示情報が設定
されているソフトウエアをあらかじめインストールする
ことなどによっても、現在操作を行おうとする外部電子
機器に対応する操作子を、選択的に表示部2上に表示す
ることができる。
【0042】まず、図8のステップS101において
は、図9に示すような操作子としてのGUIが表示部2
上に表示されている。この表示部2上に表示される各G
UIには、それぞれ図10に示すような、16ビットの
データから成る操作指示情報がそれぞれ対応づけられて
いる。この操作指示情報は、例えば全16ビットのう
ち、上位4ビットには図10(a)示すように電子機器
がどのメーカー製であるかの区別をするための情報が割
り当てられる。図示するように、例えば「0000」に
はA社製品の電子機器であるという情報が設定され、
「0001」にはB社製品であるという情報が設定され
る。続く中位4ビットには、図10(b)に示すよう
に、例えばCD(Compact Disk)プレイヤ、MD(Mini
Disk)プレイヤ等の電子機器の種類を区別するための
情報が割り当てられる。そして、下位8ビットには、図
10(c)に示すように各種操作を区別するための情報
が割り当てられる。例えば、「00000000」には
再生動作指示が設定され、「00000111」にはエ
ンター、つまり外部電子機器に対して数字や文字入力等
を行った際の入力確定操作の指示が設定される。
【0043】本実施の形態では、この下位8ビットの
「00011111」までこのような各種操作が割り当
てられ、以降の「00100000」からは、図11に
示すような文字等の入力操作指示用のアスキーコードを
割り当てている。
【0044】図11は操作指示情報のうちのアスキーコ
ードを示す表である。なお、表中の数字は16進法で示
しており、「20」から「F0」は2桁目の数を示し、
「00」から「0F」は1桁目の数を示している。ま
ず、アスキーコードが割り当てられる最初の数「001
00000」は、この表の「2000」にあたる。本実
施の形態では、この「2000」には、図示するように
スペース、つまり空白入力指示が設定されている。ま
た、続く「2001」、すなわち「00100001」
には「!」の入力指示が設定されている。そして、この
ような文字等の入力操作指示用のアスキーコードが、
「D00F」、つまり「11011111」まで設定さ
れている。
【0045】PDA1では、このような電子機器の種類
及び各種操作指示、または文字等の入力操作指示用のア
スキーコードを表す16ビットのデータからなる操作指
示情報が、表示部2上の各GUIに対応づけられてい
る。これにより、PDA1では、押圧されたGUIに対
応する操作指示情報をカード型送信装置100に送信す
ることが可能となっている。
【0046】そして、PDA1は、ステップS101に
おいて、タッチ検出部36の検出によりGUIの押圧を
検知すると、このGUIに対応づけられた操作指示情報
をカード型送信装置100に送信するために、続くステ
ップS102において、カード型送信装置100のコン
トロールIC110に対して、この操作指示情報の受信
を要求するデータ受信コマンドを送出する。
【0047】このデータ受信コマンドは、図12に示す
ようなデータ送信方法において、コントロールIC11
0に対して操作指示情報を受信することを要求するコマ
ンドである。すなわち、本実施の形態では、PDA1か
らコントロールIC110へのデータ送信方法として、
一般的な調歩同期式シリアル通信を採用しており、PD
A1は、図7に示した各電極のうち、端子T2から供給
するシリアルプロトコルバスステート信号BSの立ち上
がりにあわせて、このデータ受信コマンドをデータ端子
である端子T4(DIO)から送出し、コントロールI
C110に対して操作指示情報としてのデータを受信す
ることを要求する。そして、その後PDA1は、シリア
ルプロトコルバスステート信号BSの立ち下がりにあわ
せて、コントロールIC110に対して操作指示情報を
端子T4を介して送信する。また、これに対応してコン
トロールIC110は、このデータ受信コマンドを受信
すると、シリアルプロトコルバスステート信号BSの立
ち下がりから、端子T8のクロックSCLKのタイミン
グに合わせて、端子T4を介して送信される操作指示情
報を受信するものである。また、このデータの授受は、
図示するように1連のクロックの立ち下がりまでで1バ
イト、さらに次の1連の立ち下がりまででさらに1バイ
ト行われ、1回のデータ送信コマンドの送出で2バイト
分の授受が行われる。
【0048】このようにして、PDA1は、図8のステ
ップS102においてコントロールIC110に対して
データ受信コマンドを送出し、続くステップS103に
おいて押圧されたGUIに対応づけられる操作指示情報
をデータとしてコントロールIC110に送信する。
【0049】コントロールIC110は、ステップS1
04においてこのように受信したデータをリモコンIC
111に送信する。そして、リモコンIC111は、ス
テップS105において、このデータに基づいた赤外線
コマンド信号を赤外線LED105に発光させる動作を
行う。
【0050】この赤外線コマンド信号は、例えば図13
に示すようになる。すなわち、図示するように、赤外線
コマンド信号は、信号の先頭を表すガイドパルスに続い
て、所定ビット長のデータコードと所定ビット長のカテ
ゴリーコードによって変調された信号によって構成され
ており、これらの変調信号と無信号部から成る1フレー
ムの信号が赤外線LED105から繰り返し出力される
ものである。カテゴリーコードは、上述した全16ビッ
トの操作指示情報のうち上位4ビットおよび中位4ビッ
トに対応するもので、その赤外線コマンド信号が対応す
る機器のコードを示すものであり、そして、データコー
ドは、操作指示情報のうち下位8ビットに対応するもの
であり、例えば「再生」、「停止」などのその赤外線コ
マンド信号の実際のコマンド内容を示すコードとされる
ものである。
【0051】リモコンIC111は、このステップS1
05において、ステップS104でコントロールIC1
10から送信されたデータがこの赤外線コマンド信号の
波形フォーマットに対応したものである場合には、その
ままこのデータに基づいて赤外線LED105を駆動さ
せ、赤外線コマンド信号を電子機器に送信させる。ま
た、このデータが赤外線コマンド信号のフォーマットに
対応したものでない場合には、図7で説明したようにリ
モコンIC111に備えられる赤外線コマンド信号を生
成するためのデータが書き込まれるテーブルを参照し
て、このデータを赤外線コマンド信号のフォーマットに
変調して赤外線LED105を駆動させることになる。
【0052】このようにして、赤外線LED105は操
作指示情報に応じた赤外線コマンド信号を発光すること
となり、この結果、PDA1の表示部2上において押圧
されたGUIに対応する操作指示が外部機器としての電
子機器に対して行われることとなる。
【0053】以上が第1の実施の形態の説明である。上
述もしたように本実施の形態では、メモリカード70を
記録媒体として用いるPDA1のメモリカードスロット
7に接続可能とするために、カード型送信装置100の
外筐形状をメモリカード70と同一形状とするものであ
る。これにより、本実施の形態のリモートコントロール
システムを実現するにあたっては、PDA1に既存の端
子(スロット)を使用することが可能となるため、PD
A1に新たな端子を設ける必要がないという利点があ
る。
【0054】また、本実施の形態では、リモートコント
ロールシステムに情報処理装置としてのPDA1を組み
込むことにより、PDA1にインストールされるソフト
ウエアの設定次第で、各種電子機器の間で異なるとされ
る操作指示情報を自由に追加あるいは選択することが可
能となり、この結果、本実施の形態のリモートコントロ
ールシステムは、理論的にはすべての種類の電子機器に
対するあらゆる操作に対応することが可能となる。
【0055】さらに、外部電子機器に対する操作を行う
ための操作子を、本実施の形態のようにPDA1の表示
部2上にGUIとして表示するようにすれば、現在操作
を行っている電子機器に必要な操作子のみを選択的に表
示させることが可能となる。これにより、操作子を比較
的大きく表示すること、あるいは各操作子の間隔を十分
にあけて表示することが可能となる。
【0056】なお、本実施の形態では、電子機器に対す
る操作を行うための操作子を表示部2上に表示する方法
を採るものとしたが、これに代えて、例えばPDA1の
操作キー3a、ジョグダイヤル3b、プッシュダイヤル
3cなどの各操作キーに対し、必要な各種操作を割り当
てて操作を実行するという方法を採るものであっても構
わない。
【0057】また、さらに本実施の形態では、リモート
コントロールシステムを構成する情報処理装置としてP
DA1を例に挙げたが、これ以外にも、例えばパーソナ
ルコンピュータ、あるいは携帯電話などのメモリカード
スロットを有する情報処理装置であれば構わない。な
お、PDA1に代えてパーソナルコンピュータを使用す
る場合には、一般的にパーソナルコンピュータにはキー
ボードが付属されるので、外部電子機器に対して文字入
力操作を行うことが容易となる。また、PDA1に代え
て携帯電話を使用する場合には、携帯電話に対して、必
要なソフトウエアをJAVA(登録商標)script
によって書き込んでおくようにして、PDA1と同等の
機能を実現できるようにさせておく必要がある。
【0058】また、本実施の形態のリモートコントロー
ルシステムの変形例として、以下のようなものがあげら
れる。すなわち、本実施の形態におけるPDA1のD−
RAM24にインストールされるリモートコントロール
システム用のソフトウエアにより、例えばTV番組欄の
各欄と、その欄に表記されるTV番組の放映される時間
帯、放送局の局番、録画操作等からなるいわゆるタイマ
録画予約操作の操作指示情報を対応づけておく。このよ
うにすることで、ユーザーは、例えばビデオテープレコ
ーダ、あるいは録画可能なDVD(Digital Versatile
Disk)レコーダに対して、パーソナルコンピュータの表
示画面上に表示されるTV番組欄のうち、録画したい欄
をマウス等で選択するという1タッチのみの操作によっ
て、容易にタイマ録画操作をすることが可能となる。す
なわち、タイマ録画予約操作という比較的複雑な操作も
1度の操作で容易に行うことが可能となるのである。な
お、この例は、上述したPDA1に代えて各情報処理装
置を使用する場合においてももちろん応用できるもので
ある。
【0059】<第2の実施の形態>本発明における第2
の実施の形態は、第1の実施の形態におけるカード型送
信装置100に受信機能を新たに加えるものである。す
なわち、図14に示すように、リモコンIC111に赤
外線信号受光用のフォトダイオード205を新たに接続
し、所定データの送信が可能な外部電子機器から、所定
データの受信が可能となるカード型送受信装置200を
実現しようとするものである。そして、このカード型送
受信装置200をリモートコントロールシステムに組み
込むことによっては、例えば外部機器が、所定データを
送信することが可能なステレオ機器である場合におい
て、このステレオ機器からトラックナンバー、トラック
ネームなどからなる楽曲データを受信し、これをPDA
1に供給して表示部2にこれをGUIとして表示させる
ことが可能となる。この結果、ユーザーはトラックネー
ムを手元で見ながら容易に再生させるトラックを選択す
ることが可能となる。
【0060】なお、本実施の形態におけるPDA1は、
第1の実施の形態におけるPDA1とその基本的な構成
は同様であるが、本実施の形態では、D−RAM24に
インストールされたリモートコントロールシステム用の
アプリケーションソフトウエアにより、電子機器から受
信した表示用データを表示部2にGUIとして表示する
こと、および表示された各GUIに対し、それぞれの表
示内容に対応する操作指示情報を対応づけ、押圧された
GUIの内容に応じた操作指示情報をカード型送受信装
置200に送信することが可能とされているものとす
る。
【0061】図14は、カード型送受信装置200内部
の構成を示すブロック図である。なお、このカード型送
受信装置200は、先に図7で説明したカード型送信装
置100の構成と同様となるので、すでに説明した部分
については同一の符号を付して説明を省略する。まず、
上述もしたように、このカード型送受信装置200には
リモコンIC111に赤外線信号受信用のフォトダイオ
ード205が接続される。このフォトダイオード205
は、受光素子であり、外部電子機器から送信される赤外
線信号の受光が可能とされる。
【0062】フォトダイオード205で受光された赤外
線信号はリモコンIC111に供給される。リモコンI
C111は赤外線信号が供給されるとこれに基づいた表
示用データを生成し、これをコントロールIC110に
送信する。
【0063】コントロールIC110には、図示するよ
うに内部にメモリ210が備えられ、コントロールIC
110はリモコンIC111から表示用データが送信さ
れると、これをメモリ210に順次バッファリングして
いく。また、コントロールIC110は、PDA1から
送出されるデータ受信コマンドに応じて、バッファリン
グした表示用データをシリアルプロトコルバスステート
信号BS、シリアルクロックSCLKに従って端子T4
(DIO)からPDA1へ送信する
【0064】このように構成されるカード型送受信装置
200と、PDA1とにより構成される本実施の形態に
おけるリモートコントロールシステムの動作としては、
以下のような動作が得られることになる。
【0065】まず、このPDA1とカード型送受信装置
200からなるシステムにおける、受信データの表示ま
での動作遷移を図15に示す。この図15では、外部機
器が、所定データを送信することが可能とされるステレ
オ機器である場合で、送信されるデータは、例えば装填
されているCD、MD等のメディアに収録されている楽
曲等についてのトラックナンバー、トラックネームなど
の楽曲データである場合が例としてあげられている。ま
ず、図示するステップS201において、ステレオ機器
からトラックナンバー、トラックネームなどからなる曲
データが赤外線信号として送信されると、続くステップ
S202で、カード型送受信機200のフォトダイオー
ド205を介してこの信号がリモコンIC111によっ
て受信される。そして、リモコンIC111は、ステッ
プS203において、この赤外線信号のフォーマットの
曲データをPDA1に送信するためのメモリカード用フ
ォーマットに変換して、これをコントロールIC110
に送信する。コントロールIC110は、ステップS2
04において、このように送信された曲データを、内蔵
するメモリ210に順次バッファリングしていく。
【0066】続くステップS205では、PDA1によ
って、メモリ210内の曲データを受信するため、コン
トロールIC110に対するデータ送信を要求するデー
タ送信コマンドの送出が行われる。すなわち、先に図1
2で説明した方法と同様に、この場合も調歩同期式シリ
アル通信によるデータの授受が行われるものである。こ
のコントロールIC110とPDA1とによるデータの
授受を図16を用いて説明する。
【0067】図16はコントロールIC110とPDA
1との間におけるデータ送受信方法を説明する図であ
る。まず、PDA1は、図14の各電極のうち、端子T
2に供給するシリアルプロトコルバスステート信号BS
の立ち上がりにあわせて、データ送信コマンドをデータ
端子である端子T4(DIO)からコントロールIC1
10に対して送出し、コントロールIC110に対して
曲データを送信することを要求する。そして、これに対
応してコントロールIC110は、このデータ送信コマ
ンドを受信すると、シリアルプロトコルバスステート信
号BSの立ち下がりから、端子T8のクロックSCLK
のタイミングに合わせて、端子T4を介してPDA1に
曲データを送信する。また、このデータの授受は、図示
するように1連のクロックの立ち下がりまでで1バイ
ト、さらに次の1連の立ち下がりまででさらに1バイト
行われ、1回のデータ受信コマンドの送出で2バイト分
の授受が行われる。このようにして、図15のステップ
S205において、コントロールIC110からPDA
1への曲データの授受が行われることとなる。
【0068】また、この曲データは、図17に示すよう
に構成され、PDA1側でこの曲データが1トラックご
とに正しく認識できるようにされている。すなわち、図
示するように、データの先頭にはまずアスキーコードで
あるトラックナンバーの情報、続いてトラックネームの
情報、さらに次には特定データ値としての「FF」(=
11111111)が続く。この場合「FF」は、1ト
ラックの終わりを示す情報と規定されており、これによ
り1トラックの情報がどこまでかを認識するこことが可
能とされているのである。
【0069】このように構成される曲データがPDA1
により受信されると、図15のステップS206におい
て、リモートコントロールシステム用のソフトウエアに
よりこの曲データに基づいた1トラックごとからなる曲
情報がGUIとして表示部2に表示されることとなる。
この曲情報のGUIとしては、例えば図18に示すよう
にトラックナンバー、およびトラックネームを示したも
のが表示されることとなる。
【0070】また、PDA1においては、上述もしたよ
うにリモートコントロールシステム用のソフトウエアに
より、表示部2上に表示されるこれらトラックネームの
示されたGUIのそれぞれに、図10で示した電子機器
を識別する情報および図11で示したアスキーコードか
らなる操作指示情報が対応づけられることとなる。そし
て、これらのGUIのうち、押圧のあったGUIに対応
する操作指示情報(この場合はトラックナンバーのアス
キーコード)は、第1の実施の形態と同様の各部の動作
により、カード型送受信装置200を経てステレオ機器
に送信され、ステレオ機器は、この操作指示情報の指定
するトラックナンバーの曲を再生することとなる。これ
により、ユーザーは、再生したいトラックネームの示さ
れたGUIを押圧することで、そのトラックをステレオ
機器に再生させることが可能となるのである。
【0071】以上が第2の実施の形態の説明である。上
述もしたように、本実施の形態におけるカード型送受信
装置200は、フォトダイオード205を備え、ステレ
オ機器等の外部電子機器からデータを受信することが可
能とされている。これにより、ステレオ機器等から送信
される、例えばトラックナンバーおよびトラックネーム
などの曲データを受信し、これに基づいた曲情報をPD
A1の表示部2にGUIとして表示すことが可能となる
この結果、ユーザーはトラックネーム等の曲情報を手元
で見ながら容易に再生させるトラックを選択することが
可能となる。
【0072】なお、本実施の形態では、外部電子機器の
例としてステレオ機器をあげたが、これに限定されるも
のではない。また、表示部2に表示されるGUIの表示
形態もほんの一例であり、これに限定されるものではな
い。
【0073】また、本実施の形態では、曲データのみを
受信してこの情報を表示部2に表示させたが、この他に
も、例えばディスクネーム、あるいはアルバムタイトル
の情報を受信して、これを表示することも可能である。
さらに、この際、カード型送受信装置200において、
CDなどのアルバムタイトルに加え、アルバムのジャケ
ット写真をデータ化したものを外部電子機器から受信す
るようにすれば、PDA1のリモートコントロールシス
テム用のソフトウエアにより、この写真をサムネールと
して表示部2に表示することを可能としておくことで、
ユーザーはジャケットの写真を手元で見ながら再生させ
るアルバムを選択することが可能となる。
【0074】
【発明の効果】このように本発明では、メモリカードを
記録媒体として用いる情報処理装置のメモリカードスロ
ットに接続可能とするために、カード型送信装置の外筐
形状を上記メモリカードと同一形状とするものである。
これにより、情報処理装置をリモコンとして有効利用す
ることができるとともに、本発明のリモートコントロー
ルシステムを実現するにあたっては、情報処理装置に既
存の端子(スロット)を使用することが可能となるた
め、情報処理装置に新たな端子(スロット)を設ける必
要がないという利点がある。
【0075】また、本発明では、リモートコントロール
システムに情報処理装置を組み込むことによって、情報
処理装置にインストールされるソフトウエアの設定次第
で、各種電子機器の間で異なるとされる操作指示情報を
自由に追加あるいは選択することが可能となり、この結
果、本発明のリモートコントロールシステムは、理論的
にはすべての種類の電子機器に対するあらゆる操作に対
応させることが可能となる。
【0076】さらに、情報処理装置においては、外部電
子機器に対する操作を行うための操作子を、現在操作を
行っている電子機器にのみ必要な最小限の操作子に選択
的に設定することが可能となる。これにより、操作子の
数は従来の学習リモコンなどよりも比較的少数で済むこ
ととなり、この結果、リモコンとしての操作性の向上が
図られる。
【0077】さらに、上述したカード型送信装置に受信
機能を備え、カード型送受信装置となるようにすれば、
外部電子機器からデータを受信することが可能となる。
これにより、外部電子機器から送信される、例えばトラ
ックナンバーおよびトラックネームなどの曲データを受
信し、これに基づいた曲情報を情報処理装置の表示部に
GUIとして表示すことが可能となるこの結果、ユーザ
ーは、例えばトラックネーム等の曲情報を手元で見なが
ら容易に再生させるトラックを選択することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明、第1の実施の形態における情報処理装
置の外観図である。
【図2】上記情報処理装置の内部構成を示すブロック図
である。
【図3】上記情報処理装置が記録媒体として用いるメモ
リカードの外観図である。
【図4】上記メモリカードの内部構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明、第1の実施の形態としてのリモートコ
ントロールシステムの概要を説明する図である。
【図6】本発明、第1の実施の形態としてのカード型送
信装置の外観図である。
【図7】上記カード型送信装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明、第1の実施の形態としてのリモートコ
ントロールシステムの動作を説明する図である。
【図9】上記リモートコントロールシステムにおける操
作画面の例を示す図である。
【図10】上記リモートコントロールシステムにおける
操作指示情報の構成を説明する図である。
【図11】上記操作指示情報のアスキーコードを説明す
る図である。
【図12】上記情報処理装置と上記カード型送信装置の
間におけるデータ送信方法を説明する図である。
【図13】赤外線コマンド信号を説明する図である。
【図14】本発明、第2の実施の形態としてのカード型
送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
【図15】本発明、第2の実施の形態としてのリモート
コントロールシステムの動作を説明する図である。
【図16】本発明、第2の実施の形態における情報処理
装置と上記カード型送受信装置との間におけるデータ送
受信方法を説明する図である。
【図17】外部電子機器から送信されるデータの構成を
説明する図である。
【図18】上記リモートコントロールシステムにおける
操作画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1 PDA、2 表示部、7 メモリスロット、22
CPU、24 D−RAM、25 USBインターフェ
ース、26 IEEE1394インターフェース、28
メモリカードインターフェース、36 タッチ検出
部、100 カード型送信装置、102 端子部、10
5 赤外線LED、110 コントロールIC、111
リモコンIC、200 カード型送受信装置、205
フォトダイオード、210 メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリカード接続スロットを有して所定
    形状のメモリカードを装着可能な情報処理装置の、上記
    メモリカード接続スロットに対して脱着可能とされるよ
    うに、外筐形状が上記メモリカードと同一寸法とされ、 上記メモリカード接続スロットに装着された状態で、上
    記情報処理装置との間でデータ通信を行うインターフェ
    ース手段と、 上記情報処理装置からの所定電子機器に対する所定操作
    であることを表す操作指示情報が上記インターフェース
    手段により入力されたことに応じて、上記操作指示情報
    に基づいたコマンド信号を上記所定電子機器に送信する
    コマンド送信手段と、 を備えることを特徴とするカード型送信装置。
  2. 【請求項2】 外部の電子機器から送信される所定デー
    タを受信するデータ受信手段をさらに備え、 上記インターフェース手段により、上記受信手段におい
    て受信した上記所定データを上記情報処理装置に送信す
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載のカード型送信装置。
  3. 【請求項3】 情報処理装置とカード型送信装置とから
    成るリモートコントロールシステムであって、 上記情報処理装置は、 所定形状のメモリカードを装着可能なメモリカード接続
    スロットと、 所定電子機器に対する各種操作が可能な操作手段と、 上記操作手段の操作に応じた操作指示情報を上記メモリ
    カード接続スロットに装着された上記カード型送信装置
    に対して送信する操作指示情報送信手段とを備え、 上記カード型送信装置は、 上記メモリカード接続スロットに対して脱着可能とされ
    るように、外筐形状が上記メモリカードと同一寸法とさ
    れ、 上記メモリカード接続スロットに装着された状態で、上
    記情報処理装置との間でデータ通信を行うインターフェ
    ース手段と、 上記情報処理装置からの所定電子機器に対する所定操作
    であることを表す操作指示情報が上記インターフェース
    手段により入力されたことに応じて、上記操作指示情報
    に基づいたコマンド信号を上記所定電子機器に送信する
    コマンド送信手段と、 を備えたことを特徴とするリモートコントロールシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記カード型送信装置は、 電子機器から送信される所定データを受信するデータ受
    信手段をさらに備え、上記インターフェース手段によ
    り、上記データ受信手段において受信した上記所定デー
    タを上記情報処理装置に送信し、 上記情報処理装置は、 上記インターフェース手段より受信した上記所定データ
    を処理し、上記所定データに基づいた画像を表示画面上
    に表示出力させるデータ処理手段をさらに有する、 ことを特徴とする請求項3に記載のリモートコントロー
    ルシステム。
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