JP2001265335A - 演奏情報入力装置および演奏情報入力方法 - Google Patents
演奏情報入力装置および演奏情報入力方法Info
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Abstract
を含む演奏情報を簡単に入力することができる演奏情報
入力装置/方法を実現する。 【解決手段】 キーボード5の音高キー操作にて音高が
指定され、音高キーを押下したままマウス6の左右ボタ
ンのいずれか一方または両方を押した状態で前後左右の
いずれかの方向にドラッグすることによって、操作され
るマウスボタンの種類やドラッグ操作方向に対応した音
量データおよび効果データが指定され、さらに音高キー
を押下した状態でマウスボタンを離してから所望の音符
長分の時間が経過した時点で押下中の音高キーを離すこ
とによって、1音につき音高、音符長、音量および効果
を同時に入力し得る。
Description
いて好適な演奏情報入力装置および演奏情報入力方法に
関する。
装置では、ユーザー操作により生成される演奏情報を楽
曲の進行順に内部メモリに取込む演奏情報入力装置を備
えている。この種の装置は、大別して2つの入力形態に
対応しており、その一つはリアルタイム入力と呼ばれ、
鍵盤やホイール等の演奏操作子を備えるMIDI楽器を
用いて入力したい楽曲を弾くことにより、その際の押離
鍵操作や演奏操作子の操作に応じて生成される演奏情報
(音高、音符長あるいは音量や効果等)を順次メモリ記
憶するものである。一方、ステップ入力と呼ばれる形態
では、入力したい楽曲を形成する各音毎に、少なくとも
その音符長および音高からなる演奏情報を逐次入力して
行くものである。
パーソナルコンピュータを用いたDTM(デスクトップ
ミュージック)にてシーケンサ機能を具現する形態も知
られているが、かかる形態にてMIDI楽器を使用しな
い場合には、例えばディスプレイに表示される五線譜の
所望位置に、キーボードやマウスを用いて指定した音符
(音高および音符長)を表示させる操作を行うことでス
テップ入力するようになっている。このように、キーボ
ードやマウスを用いたステップ入力では、同時に入力し
得る演奏情報が音符単位、つまり音高および音符長に限
られてしまい、それら以外の音量や効果などの楽音要素
を演奏情報として入力するには、一旦、音高および音符
長を入力した後に、対象となる音符を選択し、選択した
音符について音量や付与すべき効果種類などの楽音要素
を追加することになる結果、入力操作が煩わしく非効率
になる、という問題がある。そこで本発明は、上述した
事情に鑑みてなされたもので、音高および音符長と共に
それ以外の楽音要素を含む演奏情報を簡単に入力するこ
とができる演奏情報入力装置および楽音情報入力方法を
提供することを目的としている。
め、請求項1に記載の発明では、複数の入力キーを備え
るキー入力操作子と、複数のスイッチを備え、これらス
イッチ操作に対応した信号と変位操作に応じた信号とを
出力する位置決め操作子と、前記キー入力操作子および
位置決め操作子の組み合わせ操作に応じて、少なくとも
入力すべき音符の音高・音符長とそれ以外の楽音要素と
を同時に指定し、それらを演奏情報として記憶手段に入
力する入力手段とを具備することを特徴とする。
ーを備えるキー入力操作子と複数のスイッチを備え、こ
れらスイッチ操作に対応した信号と変位操作に応じた信
号とを出力する位置決め操作子との組み合わせ操作に応
じて、少なくとも入力すべき音符の音高・音符長とそれ
以外の楽音要素とを同時に指定し、それらを演奏情報と
して記憶手段に入力することを特徴とする。
ーを備えるキー入力操作子と、複数のスイッチを備え、
このスイッチ操作に対応した信号と変位操作に応じた信
号とを出力する位置決め操作子とを有する演奏情報入力
装置において、前記キー入力操作子に割り当てられた音
高キーの操作に応じて音高および音符長を指定する第1
の指定手段と、前記位置決め操作子のスイッチ操作態
様、変位操作の方向および変位量に応じて音量、効果付
与形態および楽音発生形態を指定する第2の指定手段
と、前記第1および第2の指定手段によって指定された
音高、音符長、音量、効果付与形態および楽音発生形態
を演奏情報として記憶手段に入力する入力手段とを具備
することを特徴とする。
ーを備えるキー入力操作子と、複数のスイッチを備え、
このスイッチ操作に対応した信号と変位操作に応じた信
号とを出力する位置決め操作子とを用いる演奏情報入力
方法であって、前記キー入力操作子に割り当てられた音
高キーの操作に応じて音高および音符長を指定する第1
の指定過程と、前記位置決め操作子のスイッチ操作態
様、変位操作の方向および変位量に応じて音量、効果付
与形態および楽音発生形態を指定する第2の指定過程
と、前記第1および第2の指定手段によって指定された
音高、音符長、音量、効果付与形態および楽音発生形態
を演奏情報として記憶手段に入力する入力過程とを具備
することを特徴とする。
入力操作子と複数のスイッチを備え、これらスイッチ操
作に対応した信号と変位操作に応じた信号とを出力する
位置決め操作子との組み合わせ操作に応じて、少なくと
も入力すべき音符の音高・音符長とそれ以外の楽音要素
とを同時に指定し、それらを演奏情報として記憶手段に
入力するので、音高および音符長と共にそれ以外の楽音
要素を含む演奏情報を簡単に入力し得る。
は、シーケンサ等の自動演奏装置や自動演奏機能を備え
る電子楽器もしくはDTM装置に適用され得る。以下で
は、本発明の実施の一形態による演奏情報入力装置を備
えたDTM装置を実施例とし、これについて図面を参照
して説明して行く。 (1)構成 本実施例によるDTM装置は、図1に図示するように、
キーボード5およびマウス6を入力操作子として用いる
パーソナルコンピュータPCからなり、概略的には図2
に示す構成要素1〜6を有する。図2において、CPU
1はマウス6の操作およびキーボード5の操作に応じて
発生する演奏情報をRAM等の内部メモリに記憶する。
また、CPU1は周知の波形メモリ読み出し方式の音源
として機能し、内部メモリに記憶された演奏情報を指定
テンポに同期して再生する自動演奏を行う。
種制御プログラム等を記憶するROMと、CPU1のワ
ークエリアとして各種レジスタ・フラグデータや、キー
ボード5およびマウス6の操作に応じてCPU1が生成
する演奏情報を一時記憶するRAMとから構成される。
メモリ部2のRAMに記憶される演奏情報は、図7に図
示するように、時系列順にアドレッシングされた曲デー
タKD(1)〜KD(n)と、曲の終わりを表わす終了
データENDとから形成され、その内容は楽曲再生に応
じて歩進されるポインタレジスタADの値(読み出しア
ドレス)に従って順次読み出される。曲データKDは、
所謂、絶対時間方式によるデータ形式をなしており、具
体的にはオンイベント/オフイベントのタイミングを示
す実行時間ET、音高PB、符長LB、音量PBおよび
効果EBからなる。
る楽音信号をD/A変換した後に増幅してスピーカより
放音する。ディスプレイ4は、CPU1から供給される
表示制御信号に応じて、後述するキーボード5やマウス
6の操作により入力される演奏情報を楽譜表示したり、
動作状態を表示する。キーボード5は、通常のキー配列
を備えるものであり、例えば図3に図示する一例のよう
に、所定のアルファベットキーを音高指定する音高キー
に、シフトキーをオクターブ指定するオクターブ指定キ
ーに、ブランクバーを休符入力用のrestキーにそれ
ぞれ割り当て、それらキーの操作に応じて一音毎の音
高、音符長あるいは休符長を表す演奏情報の発生を指示
する。なお、音符長は音高キーの押下時間により指定さ
れる。
指定される演奏情報(音高、音符長)に対して、さらに
音量および効果を付与する為の操作子として用いられ
る。具体的には、図4〜図6に図示する態様で操作す
る。すなわち、図4は、上記キーボード5の操作によっ
て単数・複数音高が指定されている時に共通する操作態
様であり、マウス5の左ボタンを押下しながら後方(図
中では上方向)にドラッグした場合に「ディストーショ
ン」、前方(図中では下方向)にドラッグした場合に
「コンプレッサー」、左方にドラッグした場合に「リバ
ーブ」がそれぞれ指定され、右方にドラッグした場合に
は効果付与しない状態が指定される。また、前後左右各
方向へのドラッグ移動量に対応して音量が指定される。
って単数音高指定されている時の操作態様であり、マウ
ス5の右ボタンを押下しながら後方(図中では上方向)
にドラッグした場合に「ピッチベンド(UP)」、前方
(図中では下方向)にドラッグした場合に「ピッチベン
ド(DOWN)」、左方にドラッグした場合に「トレモ
ロ」、右方にドラッグした場合に「ビブラート」がそれ
ぞれ指定されると共に、各方向へのドラッグ移動量に対
応して音量が指定される。図6は上記キーボード5の操
作によって複数音高指定されている時の操作態様であ
り、マウス5の右ボタンを押下しながら後方(図中では
上方向)にドラッグした場合に「ポルタメント(U
P)」、前方(図中では下方向)にドラッグした場合に
「ポルタメント(DOWN)」、左方にドラッグした場
合に「アルペジオ(DOWN)」、右方にドラッグした
場合には「アルペジオ(UP)」がそれぞれ指定される
と共に、各方向へのドラッグ移動量に対応して音量が指
定される。
動作について説明する。以下では、最初に全体動作とし
て、図8を参照してメインルーチンの動作について説明
した後、モード切り替えに応じて選択的に実行される
「自動演奏処理ルーチン」および「データ入力処理ルー
チン」の動作について説明して行く。 メインルーチンの動作 さて、実施例に電源が投入されると、CPU1はメモリ
部2のROMから所定の制御プログラムを読み出して自
身にロードし、図8に示すメインルーチンを実行してス
テップSA1に処理を進め、メモリ部2のRAMに格納
される各種レジスタやフラグ類をリセットしたり初期値
をセットするイニシャライズを行う。
SA2に処理を進め、モード切り替え操作に応じた処
理、すなわち、入力モードが選択された時にはステップ
SA3に進み、キーボード5およびマウス6の操作に応
じて生成される演奏情報(曲データKD)をメモリ部2
のRAMに入力するデータ入力処理ルーチンを実行す
る。一方、演奏モードが選択された時にはステップSA
4に進み、データ入力処理にてメモリ部2のRAMに格
納した演奏情報(曲データKD)を所定テンポで再生し
て自動演奏する自動演奏処理ルーチンを実行する。そし
て、ステップSA5では、入力したデータを修正した
り、あるいは自動演奏にて再生される曲データを画面表
示する等の、その他の処理を実行し、以後、電源がオフ
される迄、ステップSA2〜SA5を繰り返すようにな
っている。
マインタラプト処理ルーチンを起動している。タイマイ
ンタラプト処理ルーチンが起動されると、CPU1はス
テップSB1に処理を進め、符長入力の状態を表すフラ
グNF(後述する)が「1」、つまり符長入力中である
かどうかを判断する。当該フラグNFが「1」となる符
長入力中であれば、判断結果が「YES」となり、ステ
ップSB2に処理を進め、符長時間をカウントする符長
カウンタの内容を1インクリメントして歩進させて本ル
ーチンを完了する。一方、符長入力中でなければ、符長
時間をカウントする必要がないので、上記ステップSB
1の判断結果は「NO」となり、この場合、何も処理せ
ずに本ルーチンを完了させる。
ついて説明する。上述したステップSA4(図8参照)
を介して自動演奏処理ルーチンが実行されると、CPU
1は図10に示すステップSC1に処理を進め、リセッ
ト指示の有無を判断する。ここで、リセット指示が無け
れば、判断結果は「NO」となり、ステップSC3二処
理を進めるが、リセット指示があると、判断結果が「Y
ES」となり、ステップSC2に処理を進め、データ読
み出しポインタ(ポインタレジスタADに格納される読
み出しアドレス)を曲の先頭にリセットしてステップS
C3に進む。
判断する。曲再生指示が無ければ、判断結果は「NO」
となり、ステップSC5に処理を進めるが、曲再生指示
があると、判断結果が「YES」となり、ステップSC
4に進み、データ読み出しポインタに対応する曲データ
KDをメモリ部2のRAMから読み出して再生する読出
再生処理を実行する。次いで、ステップSC5では、曲
停止指示の有無を判断し、曲停止指示が無ければ、判断
結果は「NO」となり、一旦、本ルーチンを完了して前
述したメインルーチン(図8参照)へ復帰する。一方、
曲停止指示があると、判断結果は「YES」となり、ス
テップSC6に進み、曲データKDの読み出しを停止さ
せてからメインルーチン(図8参照)に復帰する。
ンの動作について述べる。上述したステップSA3(図
8参照)を介してデータ入力処理ルーチンが起動される
と、CPU1は図12に示すステップSD1以降を実行
する。以下、図11(イ)〜(ニ)に図示するデータ入
力例1〜4を具体例として動作説明を進める。
を「中音量」で「効果付与無し」として入力する場合に
ついて説明する。この場合、まずキーボード5において
音高C4が割り当てられた音高キーを押下する。する
と、ステップSD1の判断結果が「YES」となり、ス
テップSD2に処理を進める。ステップSD2では、符
長入力の状態を表すフラグNFが「1」、つまり、符長
入力中であるかどうかを判断する。この場合、まだ符長
入力されていないので、判断結果は「NO」となり、ス
テップSD3に処理を進める。
プSD3に進むと、CPU1は押下されたキーが音高キ
ーのみであるか否かを判断する。この場合、音高C4が
割り当てられた音高キーが押下されるので、判断結果が
「YES」となり、ステップSD4に進む。ステップS
D4では、押下された音高キーに対応する音高データを
レジスタPBにストアする。次いで、ステップSD5で
は、休符入力用のrestキーの押下を有無を判断する
が、この場合、restキーは押下されないので、判断
結果は「NO」となり、図13に示すステップSD15
に進み、マウスボタンの押下の有無を判断する。
付与なし」を入力すべく、マウス6の左ボタンを押しな
がら右方向へ中程度(2.3〜4.5cm)の移動量で
ドラッグすると、ここでの判断結果が「YES」とな
り、ステップSD16に進む。ステップSD16では、
レジスタPBに音高データがセットされているか否かを
判断し、この場合、既にレジスタPBには音高データが
セットされているので、判断結果は「YES」となり、
ステップSD17に処理を進める。ステップSD17で
は、マウス6の左ボタンの押下に対応した釦種別データ
をレジスタSBにストアする。次いで、ステップSD1
8では、マウス6の移動の有無を判断するが、ドラッグ
されているので、判断結果は「YES」となり、図14
に示すステップSD26に処理を進める。
トアされる移動方向と現在ドラッグされている移動方向
とが一致するか否かを判断する。この場合、レジスタD
Bには移動方向が未だストアされていないので、判断結
果は「NO」となり、ステップSD27に処理を進め
る。ステップSD27では、レジスタDBの値が「0」
かどうかを判断する。この場合、移動方向がストアされ
ていないので、判断結果は「YES」となり、ステップ
SD28に進み、レジスタDBに移動方向(右方向)を
表すデータをストアする。
された移動量(2.3〜4.5cm)をレジスタKBに
ストアし、続くステップSD30ではレジスタKBにス
トアされた移動量が1cm以上であるか否かを判断す
る。この場合、中程度(2.3〜4.5cm)の移動量
なので、判断結果は「YES」となり、ステップSD3
9に処理を進める。ステップSD39では、レジスタK
Bにストアされた移動量に対応する音量データを生成
し、それをレジスタVBにセットする。次いで、ステッ
プSD40では、レジスタPB,DB,SBにそれぞれ
ストアされた内容に応じた効果データを選択し、続くス
テップSD41では選択した効果データをレジスタEB
にセットする。なお、この一例の場合、マウス6の左ボ
タンを押しながら右方向へドラッグしたので、効果付加
しない状態(図4参照)となる。
ーザーがマウス6の左ボタンを離すと、ステップSD1
5(図13参照)の判断結果が「NO」となり、CPU
1はステップSD19に処理を進める。ステップSD1
9では、レジスタPBに音高データがストアされている
か否かを判断する。この場合、レジスタPBに音高デー
タがストアされているので、判断結果は「YES」とな
り、ステップSD20に進む。ステップSD20では、
レジスタVBに音量データがストアされているか否かを
判断する。この場合、音量データはセットされているの
で、判断結果は「YES」となり、ステップSD21に
進み、符長カウンタをゼロリセットし、続くステップS
D22ではフラグNFを「1」にセットする。これによ
り、前述したタイマインタラプト処理ルーチンにて符長
時間が計時され始める。
B,VB,EBの内容に応じた楽音を発音させる。つま
り、この例の場合、ドラッグ後にマウス6の左ボタンを
離すと、中音量で効果付与されていない音高C4の楽音
が発音され始める。こうして、発音が開始すると、CP
U1はステップSD24にてフラグMFをゼロリセット
した後、ステップSD25にてレジスタSB,DB,K
Bをクリアして一旦、本ルーチンを完了させる。そし
て、発音開始から4分音符長分の時間が経過した時点
で、ユーザーが押下中の音高キーを離すと、前述したス
テップSD1の判断結果が「NO」となり、図12に示
すステップSD7に処理を進める。
となる符長入力中であるかどうかを判断するが、この場
合、符長入力中なので、判断結果は「YES」となり、
ステップSD8に処理を進める。ステップSD8では、
符長カウンタが計時したカウンタ値に応じた符長データ
をレジスタLBにストアする。次いで、ステップSD9
では、レジスタPB,LB,VB,EBにそれぞれスト
アされた音高データ、符長データ、音量データおよび効
果データをメモリ部2のRAMに書き込むと共に、次回
の書込みに備えて書込みポインタを歩進させる。この結
果、メモリ部2のRAMには、音高C4、4分音符長、
中音量および効果付与なしの曲データKDが入力され
る。この後、ステップSD10に処理を進め、発音して
いた楽音を消音させ、続くステップSD11,12で
は、全レジスタPB,LB,VB,EB,SB,DB,
KBをゼロクリアする一方、フラグNFもゼロリセット
して本ルーチンを完了する。
符長)を「小音量」で「ピッチベンドUP」として入力
する場合について述べる。この場合、キーボード5にて
音高F4が割り当てられた音高キーと、+1オクターブ
指定するオクターブ指定キー(oct+キー)とを押下
する。これにより、図12に示すステップSD4にて、
押下された音高キーに対応する音高データがレジスタP
Bにストアされる。そして、ユーザーが「小音量」かつ
「ピッチベンドUP効果付与」を入力すべく、マウス6
の右ボタンを押しながら後方へ小程度(1〜2.2c
m)の移動量でドラッグすると、図13に示すステップ
SD15,SD16の各判断結果は「YES」となり、
ステップSD17に処理を進め、マウス6の右ボタンの
押下に対応した釦種別データをレジスタSBにストアす
る。
D18の判断結果は「YES」となり、図14に示すス
テップSD26,SD27を介してステップSD28に
進み、レジスタDBに移動方向(右方向)を表すデータ
をストアし、続くステップSD29ではドラッグされた
移動量(1〜2.2cm)をレジスタKBにストアす
る。次いで、この例では1cm以上のドラッグ操作が行
われる為、ステップSD30の判断結果は「YES」と
なり、ステップSD39に進み、レジスタKBにストア
された移動量に対応する音量データをレジスタVBにセ
ットする。続いて、ステップSD40では、レジスタP
B,DB,SBにそれぞれストアされた内容に応じた効
果データを選択し、ステップSD41では選択した効果
データをレジスタEBにセットする。
がマウス6の右ボタンを離すと、ステップSD15,S
D19,SD20(図13参照)を介してステップSD
21に処理を進め、符長カウンタをゼロリセットした
後、続くステップSD22にてフラグNFを「1」にセ
ットする。これにより、前述したタイマインタラプト処
理ルーチンにて符長時間が計時され始める。次いで、ス
テップSD23に進むと、レジスタPB,VB,EBの
内容に応じた楽音を発音させる。つまり、ドラッグ後に
マウス6の右ボタンが離されると、小音量でビッチベン
トUP効果が付与された音高F5の楽音が発音され始め
る。
にてフラグMFをゼロリセットした後、ステップSD2
5にてレジスタSB,DB,KBをクリアして一旦、本
ルーチンを完了させる。そして、発音開始から8分音符
長分の時間が経過した時点で、ユーザーが押下中の音高
キーを離すと、前述したステップSD1,SD7(図1
2参照)を介してステップSD8に処理を進め、符長カ
ウンタ値に応じた符長データをレジスタLBにストアす
る。この後、ステップSD9を介してメモリ部2のRA
Mに、音高F5、8分音符長、小音量およびピッチベン
ドUP効果付与の曲データKDが入力される。曲データ
入力後は、ステップSD10〜SD12を経て発音中の
楽音を消音させる一方、全レジスタPB,LB,VB,
EB,SB,DB,KBおよびフラグNFをゼロリセッ
トして本ルーチンを完了する。
ボード5のrestキーを押下する。これにより、図1
2に示すステップSD5を介してステップSD6に処理
を進め、休符データをレジスタPBにストアする。そし
て、ユーザーがマウス6の左右ボタンのいずれかを押し
ながら前後左右のいずれかの方向に1cm以上の移動量
でドラッグすると、図13に示すステップSD15,S
D16の各判断結果は「YES」となり、ステップSD
17に処理を進め、ボタン押下に対応した釦種別データ
をレジスタSBにストアする。
D18の判断結果は「YES」となり、図14に示すス
テップSD26,SD27を介してステップSD28に
進み、レジスタDBに移動方向を表すデータをストア
し、続くステップSD29ではドラッグされた移動量を
レジスタKBにストアする。次いで、この例では1cm
以上のドラッグ操作が行われる為、ステップSD30の
判断結果は「YES」となり、ステップSD39に進
み、レジスタKBにストアされた移動量に対応する音量
データをレジスタVBにセットする。続いてステップS
D40では、レジスタPB,DB,SBにそれぞれスト
アされた内容に応じた効果データを選択し、ステップS
D41では選択した効果データをレジスタEBにセット
する。
ザーが押下中にあるマウスボタンを離すと、ステップS
D15,SD19,SD20(図13参照)を介してス
テップSD21に処理を進め、符長カウンタをゼロリセ
ットした後、続くステップSD22にてフラグNFを
「1」にセットする。これにより、前述したタイマイン
タラプト処理ルーチンにて符長時間が計時され始める。
次いで、ステップSD23に進むと、レジスタPB,V
B,EBの内容に応じた楽音を発音させるが、この場
合、レジスタPBには休符データがストアされているの
で、実際には発音は行われない。
符長分の時間が経過した時点で、ユーザーが押下中のr
estキーを離すと、前述したステップSD1,SD7
(図12参照)を介してステップSD8に進み、符長カ
ウンタ値に応じた符長データをレジスタLBにストアす
る。この後、ステップSD9を介してメモリ部2のRA
Mに4分休符データが入力される。データ入力後は、ス
テップSD10〜SD12を経て全レジスタPB,L
B,VB,EB,SB,DB,KBおよびフラグNFを
ゼロリセットして本ルーチンを完了する。
4、4分音符長)を「大音量」で「ディストーションお
よびアルペジオUP効果付与」として入力する場合につ
いて説明する。この場合、キーボード5において音高C
4,E4,G4が割り当てられた各音高キーを押下する。
これにより、図12に示すステップSD4にて、押下さ
れた各音高キーにそれぞれ対応する音高データがレジス
タPBにストアされる。そして、「大音量」かつ「ディ
ストーションおよびアルペジオUP効果付与」を入力す
べく、マウス6の左右両ボタンを押しながら後方へ大程
度(4.6cm以上)の移動量でドラッグすると、図1
3に示すステップSD15,SD16の各判断結果は
「YES」となり、ステップSD17に処理を進め、マ
ウス6の両ボタンの押下に対応した釦種別データをレジ
スタSBにストアする。
D18の判断結果は「YES」となり、図14に示すス
テップSD26,SD27を介してステップSD28に
進み、レジスタDBに移動方向(後方)を表すデータを
ストアし、続くステップSD29ではドラッグされた移
動量(4.6cm以上)をレジスタKBにストアする。
この場合、1cm以上のドラッグ操作が行われる為、ス
テップSD30の判断結果は「YES」となり、ステッ
プSD39に進み、レジスタKBにストアされた移動量
に対応する音量データをレジスタVBにセットする。次
いで、ステップSD40では、レジスタPB,DB,S
Bにそれぞれストアされた内容に応じた効果データを選
択し、続くステップSD41では選択した効果データを
レジスタEBにセットする。
与すべく、マウス6の左右両ボタンを押しながら右方向
へ1cm以上ドラッグさせる。そうすると、図13に示
すステップSD15,SD16の各判断結果は「YE
S」となり、ステップSD17に処理を進め、マウス6
の両ボタンの押下に対応した釦種別データをレジスタS
Bにストアする。この後、ステップSD18を介して図
14に示すステップSD26に進み、レジスタDBにス
トアした移動方向と、今回ドラッグされた移動方向とが
同一であるかを判断するが、この場合、異なる移動方向
なので、判断結果は「NO」となり、ステップSD27
に進む。
DBの値は「0」ではない為、判断結果が「NO」とな
り、ステップSD31に処理を進め、今回新たにドラッ
グされた移動方向を表すデータをレジスタDBにストア
する。次いで、ステップSD32では、レジスタVBに
音量データがストア済みであるかどうかを判断し、この
場合、既に音量データがセットされているから、判断結
果は「YES」となり、ステップSD33に進み、フラ
グMFに「1」をセットして音量設定済みの旨を表す。
この後、ステップSD34ではドラッグされた移動量を
レジスタKBにストアし、続くステップSD35では1
cm以上のドラッグ操作であるか否かを判断するが、こ
の場合、1cm以上のドラッグ操作が行われる為、判断
結果は「YES」となり、ステップSD40,SD41
を介して、ドラッグ操作に対応した効果データをレジス
タEBにセットする。
た各音高キーを押したままの状態でユーザーがマウス6
の左右両ボタンを離すと、ステップSD15,SD1
9,SD20(図13参照)を介してステップSD21
に処理を進め、符長カウンタをゼロリセットした後、続
くステップSD22にてフラグNFを「1」にセットす
る。これにより、前述したタイマインタラプト処理ルー
チンにて符長時間が計時され始める。次いで、ステップ
SD23に進むと、レジスタPB,VB,EBの内容に
応じた楽音を発音させる。つまり、ドラッグ後にマウス
6の左右両ボタンが離されると、大音量でディストーシ
ョンおよびアルペジオUP効果が付与された音高C4,
E4,G4の楽音(和音)が発音され始める。
にてフラグMFをゼロリセットした後、ステップSD2
5にてレジスタSB,DB,KBをクリアして一旦、本
ルーチンを完了させる。そして、発音開始から4分音符
長分の時間が経過した時点で、ユーザーが押下中の各音
高キーを離すと、前述したステップSD1,SD7(図
12参照)を介してステップSD8に処理を進め、符長
カウンタ値に応じた符長データをレジスタLBにストア
する。この後、ステップSD9を介してメモリ部2のR
AMに、音高C4,E4,G4、4分音符長、大音量およ
びディストーションおよびアルペジオUP効果を付与し
た曲データKDが入力される。曲データ入力後は、ステ
ップSD10〜SD12を経て発音中の楽音を消音させ
る一方、全レジスタPB,LB,VB,EB,SB,D
B,KBおよびフラグNFをゼロリセットして本ルーチ
ンを完了する。
は、キーボード5の音高キーを押下しつつマウス6の左
右ボタンのいずれか一方または両方を押した状態で前後
左右のいずれかの方向にドラッグすると、音高データと
共に、操作されるマウスボタンの種類やドラッグ操作方
向に対応した音量データおよび効果データが指定され
る。そして、音高キーを押下した状態でマウスボタンを
離せば、その指定された音高データ、音量データおよび
効果データを備える楽音、つまり入力しようとする楽音
が各データに基づいて実際に発音される。次いで、所望
の音符長分の時間が経過した時点で押下中の音高キーを
離すと、その楽音を消音させる一方、音高キーの離鍵に
応じて、指定された音符長データ、音高データ、音量デ
ータおよび効果データがメモリ部2のRAMにストアさ
れるので、キーボード5やマウス6を用いた場合でも音
高および音符長以外の演奏情報を簡単に入力し得るよう
になっている。
4)では言及していないが、マウス6のドラッグを一旦
止めてから再び同方向へドラッグする場合、前述したス
テップSD26(図14参照)の判断結果が「YES」
となり、ステップSD36に処理を進め、再ドラッグに
よる移動量をレジスタKBに加算する。そして、加算後
の移動量が1cm以上あれば、次のステップSD37の
判断結果が「YES」となり、ステップSD38に処理
を進め、ここでフラグMFが「1」、つまり、音量デー
タが決定されている状態にあるかどうかを判断し、音量
データが未決定である時には、ステップSD39に処理
を進め、再ドラッグによる移動量に対応した音量データ
を設定し得るようになっている。
キーボード5の音高キー操作にて音高が指定され、音高
キーを押下したままマウス6の左右ボタンのいずれか一
方または両方を押した状態で前後左右のいずれかの方向
にドラッグすることによって、操作されるマウスボタン
の種類やドラッグ操作方向に対応した音量データおよび
効果データが指定され、さらに音高キーを押下した状態
でマウスボタンを離してから所望の音符長分の時間が経
過した時点で押下中の音高キーを離すことによって、1
音につき音高、音符長、音量および効果を同時に入力す
ることが可能になっている。
グ量にて音量を指定するようにしたが、これに替えて、
マウスドラッグ量に応じて、ドラッグされる方向に割り
当てられる効果の「深さ」を指定するようにしても良
い。また、キーボード5およびマウス6の操作にて音
高、音符長、音量および効果を指定する態様は、上述し
た実施例に開示したものに限らず、種々変形が可能であ
る。例えば、1回の音高キー押下あたりの音符長を所定
単位(例えば32分音符長)に設定しておき、音高キー
の押下回数で音高および音符長を指定したり、マウスの
ドラッグ&ドロップ操作にてドラッグ量に対応した音量
レベルを、マウスボタンをダブルクリック後にドラッグ
&ドロップ操作して、ドラッグ方向に対応した効果種類
とドラッグ量に対応した効果深さとを指定する態様とし
ても良く、このようにしても音高および音符長以外の演
奏情報を簡単に入力することが可能になる。
数の入力キーを備えるキー入力操作子と複数のスイッチ
を備え、これらスイッチ操作に対応した信号と変位操作
に応じた信号とを出力する位置決め操作子との組み合わ
せ操作に応じて、少なくとも入力すべき音符の音高・音
符長とそれ以外の楽音要素とを同時に指定し、それらを
演奏情報として記憶手段に入力するので、音高および音
符長と共にそれ以外の楽音要素を含む演奏情報を簡単に
入力することができる。請求項3,4に記載の発明で
は、キー入力操作子に割り当てられた音高キーの操作に
応じて音高および音符長を指定すると共に、位置決め操
作子のスイッチ操作態様、変位操作の方向および変位量
に応じて音量、効果付与形態および楽音発生形態を指定
し、これら指定された音高、音符長、音量、効果付与形
態および楽音発生形態を演奏情報として記憶手段に入力
するので、音高および音符長と共にそれ以外の楽音要素
を含む演奏情報を簡単に入力することができる。
る。
ある。
る。
る。
る。
ある。
フローチャートである。
ャートである。
チャートである。
チャートである。
チャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の入力キーを備えるキー入力操作子
と、 複数のスイッチを備え、これらスイッチ操作に対応した
信号と変位操作に応じた信号とを出力する位置決め操作
子と、 前記キー入力操作子および位置決め操作子の組み合わせ
操作に応じて、少なくとも入力すべき音符の音高・音符
長とそれ以外の楽音要素とを同時に指定し、それらを演
奏情報として記憶手段に入力する入力手段とを具備する
ことを特徴とする演奏情報入力装置。 - 【請求項2】 複数の入力キーを備えるキー入力操作子
と複数のスイッチを備え、これらスイッチ操作に対応し
た信号と変位操作に応じた信号とを出力する位置決め操
作子との組み合わせ操作に応じて、少なくとも入力すべ
き音符の音高・音符長とそれ以外の楽音要素とを同時に
指定し、それらを演奏情報として記憶手段に入力するこ
とを特徴とする演奏情報入力方法。 - 【請求項3】 複数の入力キーを備えるキー入力操作子
と、複数のスイッチを備え、このスイッチ操作に対応し
た信号と変位操作に応じた信号とを出力する位置決め操
作子とを有する演奏情報入力装置において、 前記キー入力操作子に割り当てられた音高キーの操作に
応じて音高および音符長を指定する第1の指定手段と、 前記位置決め操作子のスイッチ操作態様、変位操作の方
向および変位量に応じて音量、効果付与形態および楽音
発生形態を指定する第2の指定手段と、 前記第1および第2の指定手段によって指定された音
高、音符長、音量、効果付与形態および楽音発生形態を
演奏情報として記憶手段に入力する入力手段とを具備す
ることを特徴とする演奏情報入力装置。 - 【請求項4】 複数の入力キーを備えるキー入力操作子
と、複数のスイッチを備え、このスイッチ操作に対応し
た信号と変位操作に応じた信号とを出力する位置決め操
作子とを用いる演奏情報入力方法であって、 前記キー入力操作子に割り当てられた音高キーの操作に
応じて音高および音符長を指定する第1の指定過程と、 前記位置決め操作子のスイッチ操作態様、変位操作の方
向および変位量に応じて音量、効果付与形態および楽音
発生形態を指定する第2の指定過程と、 前記第1および第2の指定手段によって指定された音
高、音符長、音量、効果付与形態および楽音発生形態を
演奏情報として記憶手段に入力する入力過程とを具備す
ることを特徴とする演奏情報入力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072393A JP3781167B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 演奏情報入力装置および演奏情報入力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001265335A true JP2001265335A (ja) | 2001-09-28 |
JP3781167B2 JP3781167B2 (ja) | 2006-05-31 |
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ID=18590815
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3781167B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010160655A (ja) * | 2009-01-07 | 2010-07-22 | Mitsubishi Electric Corp | 情報処理装置およびオブジェクト設定方法 |
JP2012083564A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-04-26 | Yamaha Corp | 楽曲編集装置およびプログラム |
JP2012103654A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-05-31 | Yamaha Corp | 音声合成装置及びプログラム |
CN106409274A (zh) * | 2016-12-12 | 2017-02-15 | 北京化工大学 | 一种基于单片机程序的小型鼠标状发声乐器 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072393A patent/JP3781167B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3781167B2 (ja) | 2006-05-31 |
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